『眠れぬ夜のカルテ』
催眠大師 THE GREAT HYPNOTIST(2014年中国)
監督:レスト・チェン
脚本:レン・ペン
レスト・チェン
出演:シュー・ジェン
カレン・モク
フー・ジン
ルー・ゾン
デヴィッド・ワン
■ストーリー■
精神科医シゥ・ルイニンは催眠療法を施し患者を治療していた。ある日、ファン教授からある患者を診て欲しいと依頼される。患者の名前はニン・シャウヤン。彼女の症状は数年前から見え始めた霊視だったが、以前診断した香港の医者シェン・リーによれば会話が明瞭であるということに驚いていた。早速、治療を始めたシゥだったが、、。
□■□ネタバレあり□■□
直接的でないですけど、間接的にネタバレしています。ネタバレなしで観た方が1,000倍面白いので、観てから読んで下さい!
■感想■
レスト・チェン監督の描くミステリー系映画。
主演は、シュー・ジェンとカレン・モク。
レスト・チェンは、日本のTVドラマ「101回目のプロポーズ」をリメイクした『101回目のプロポーズ ~SAY YES~』(2012年)の監督です。
2014年の中国の作品ですが、香港映画ファンが観ても十分楽しめる作品です。中国映画と言われなければ香港映画だと思っちゃうくらいです。
ランニングタイム101分の作品で、オチが重要になってくるミステリー作品ですが開始17分でオチがわかっちゃいました。正確には、その前からうすうす感じていました、、、。
あまりにも早くオチがわかっちゃったので、以前観たことがあるのでは??」
とも、思ったんですが、ソフトが発売されたり、レンタルされていたコトもなさそうなので本当に分かっちゃたみたいです、、(悲しいですー)
映画の本数を観すぎるのも、けっこう察しちゃうので弊害がありますよねー。
びっくりしたかったー。
自分が今まで観た作品でびっくりしたのはTVムービーでは、「刑事コロンボ」のクリエイター、ウィリアム・リンクとリチャード・レヴィンソンが脚本を書いたTVムービー『殺しのリハーサル』(1982年)、ロベルト・トーマの舞台劇の映画化作品『ハネムーン・クライシス 新妻蒸発』(VHS題:『他人の向う側 私の家に見知らぬもう一人の妻がいる』)(1975年)。エドガー賞受賞のミステリー『解剖室殺人事件』(VHS題:『キルジョイ』)(1981年)などなど。
劇場映画では、トンデモおちの『フォーガットン』(2004年)、インド映画のドラマ『女神は二度微笑む』(2012年)等々。これくらいでないと驚けない、、。
普通のオチでは驚けないし、途中で気づくこともしばしばで映画を楽しめなくて悲しい、、。
やっぱり、映画は新作(その人にとって初めて観る作品)を年間100本くらい観るのが映画を楽しむコツ??
30年間観ても3,000本くらいですからね。
あまり観すぎると、関連している作品に気づいてしまいますからね。
ところで、今作はアメリカのある映画にそっくりでした(自分にとって)。
観る人によってはそう思わないかもしれないですけど、。
その作品名をあげるとネタバレになるので、今作に興味を持った方は記事を読まないで下さい。たびたび書きますが、オチがわからずに観た方が面白い作品です。
オチが途中で分からないと面白い度 ★★★★★
ミステリー映画度 ★★★
香港映画が観たくなる度 ★★★
その作品とは、ホルヘ・ドラド監督の2013年のマーク・ストロング、タイッサ・ファーミガ出演のサスペンス映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』です。
『記憶探偵と鍵のかかった少女』がちらついて、冒頭から、今作の主人公が行う診察自体を疑って観ちゃいました、、。
『記憶探偵と鍵のかかった少女』を観てなければ良かったのに、。
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