『カタコンブ 地下墓地の秘密』
DEEP FEAR(2022年フランス、ベルギー)
監督:グレゴリー・ベガン
脚本:ニコラ・タキアン
出演:ソフィア・ルサーフル
ヴィクトール・ムーテレ
カシム・ミースターズ
ジョゼフ・オリヴェネス
ブレセ・アフォンソ
■ストーリー■
1989年、カタコンブにいた若者スポーンが何者かに襲われる。1991年パリ、ソニアは兵役に行くアンリを楽しませるためにドラッグの売人ラミに相談して、地下に広がるカタコンブに行くことにする。気乗りしないアンリ、マックスだったがいやいやカタコンブへと行くことに。カタコンブの中では地下愛好家たちがパーティを開いていた。
アンリはそこで2年前に弟スポーンが地下で行方不明になったラミアと知り合うのだった。ソニア、ラミ、アンリ、マックスの4人その後カタコンブの奥へ進んでいくのだった。奥へ進むとそこにいたネオナチに襲われるがソニアがラミの持っていた拳銃で反撃、その場を逃げ出すことに成功する。
その後、地下愛好家の仲間ファウスト、ラミアたちと合流したラミたちは、最近発見された謎の空間だった空白地帯に向かうことにするのだが、、、。
■感想■
フランスの地下に広がるカタコンブ(カタコンベ)を舞台にしたホラー映画。
同じくカタコンブを舞台にした2007年のアメリカ映画『カタコンベ』がありました。
2014年にはアメリカ映画『地下に潜む怪人』が、、。
正確には『カタコンベ』はホラー度がまるっきりなく、ほとんどサスペンス映画。
『地下に潜む怪人』も冒険物みたいな作品でした。
でも、今作は完全なホラー映画です。
ホラーです、ホラー!!
しかも、ナチスの残党のような兵士(将校)がゾンビのように暴れまくり!!
でも、それは、主人公たちがカタコンブの中で、違う若者のグループとワイワガヤガヤやったり、ネオナチともめたり色々あった後に出てくるので、時間配分がオカシい感じに、、。
せっかく魅力ある怪人を登場させるのに、!!
まるで打ち切りが決まって急に路線変更したコミックのような展開。
しかも、今作のランニングタイムは84分しかない!!もう始まって15分くらいで登場人物の紹介が終わって、このナチスの将校が暴れ始めないと、、、。
時間配分がおかしい度 ★★
ナチスの生き残りが暴れる度 ★★★★★
ホラー映画度 ★★★★
もう少し冒頭からホラー映画度全開のしてくれたら良かったのに、、。
こういう映画を観ると、1980年代にブームになったスラッシャー映画ってけっこう面白かったのかも??と思っちゃいます。
最初から、殺人鬼が森や女子寮や炭鉱や廃屋で暴れまくりで90分近くそれだけで楽しませてくれましたからね。
カタコンブが舞台の映画が好きな映画ファンは観ても良いかも??
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