『去年の冬、きみと別れ』
(2018年日本)
監督:瀧本 智行
脚本:大石 鉄也
原作:中村 文則「去年の冬、きみと別れ」(幻冬舎文庫)
出演:岩田 剛典
山本 美月
斎藤 工
浅見 れいな
土村 芳
北村 一輝
■ストーリー■
最愛の女性との結婚を控えるフリーの記者の耶雲恭介はスクープをとるためにある事件を追っていた。その事件とは、天才カメラマン木原坂雄大が容疑者となった1年前に起きた目の不自由な女性が焼死した事件だった。
□■□ネタバレなし□■□
日本映画、ミステリー映画をバカにしているのか?と思われる記事なので、日本映画ファン、ミステリー映画ファン、今作のファンの方、関係者の方は今回は読まないで下さい。
■感想■
中村文則原作のミステリー小説の映画化作品。
今作のオフィシャルサイト上で”全編《罠》だらけの予測不能!サスペンス”とか”すべての人がこの罠にはまる”とか謳っていて、すごーく気になっていた作品です。
原作は叙述形式らしく、映像化不可能と言われていた作品だったそうです。映画にするために登場人物の設定とかも変更しているみたいです(原作は未読です)。
素直に言って「面白い」です!!普通に面白い!!
日本映画でも、ミステリーならこんな面白い映画が作れるんですねー。
映画のうたい文句が煽りすぎで、とてつもないドンデン返しを考えちゃいました!!
なぜ、自らハードルを上げるんでしょうか??ハードルを上げる意味が分からないですけど、一応、楽しく観れるレベルのオチでした。
観る前(観ている間)のドンデン返しオチをいくつか考えたので書いてみます。
①実は主人公の記者耶雲が犯人(連続殺人鬼)だった。
②誰も死んでいなかった。
③犯人は主人公記者耶雲の婚約者、百合子だったのを白状させるため、全員で大芝居をしていた。
④容疑者のカメラマン木原坂は悪魔を殺すために霊界から戻ってきた人間だった。
⑤主人公の記者耶雲は、無実の木原坂を助けるためにやってきた未来から来た木原坂の子どもだった。
等々、、。
④や⑤にいたっては、ミステリー映画でなく、ホラー映画やSci-Fi映画になっちゃってます。
それも中学生でも考えられるレベルでした、、すいません。
普段、ドンデン返し系の作品に対して、オチがすぐにわかった!と書いてるくせに、自分ではこんなレベルしか考えられない、、、。
真剣に今作を観ようかどうしようかと思って記事を読んでいる方がいたらすいません、、。
ランニングタイム119分と少しだけ長めの作品ですが、テンポも良くだれることなく面白く観れました。日本映画もこういうミステリー映画がたくさん作られると良いのに、、。
ミステリー映画度 ★★★★
オチにびっくり度 ★★★
もう一度観なおしたい度 ★★★
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