『HUNTERS ハンターズ』
THE HUNTERS(2011年フランス、ルクセンブルグ、ベルギー)
監督 クリス・ブライヤント
脚本 マイケル・レーマン
出演 クリス・ブライヤント
スティーヴン・ウォディントン
トニー・ベッカー
ダイアナ・アグロン
■ストーリー■
田舎町に赴任してきた元軍人の警官ルセイントは、重要な事件の証人と待ち合わせをするが、待ち合わせの町で事件が発生し、ゴーベン要塞で会うことにするのだった。上司からは、事件が多発しているので、ゴーベン要塞では会わない様に言われていたのだが、とっさにその場所を指定してしまったのだ。ゴーベン要塞では、5人の男たちが、週末、人間狩りを行っていたのだった。銃で武装する男たちを見たルセイントたちは、逃げようとするが、門は閉められ、人間狩りの標的にされてしまうのだった。
■感想■
人間狩りテーマのスリラー映画。
何で今さら?って感じもしますが、このテーマも根強いですから、しょうがないですね。
でも、でも、ランニングタイム112分は長すぎでしょう!
狩られる獲物が、今作の主人公のように刑事ではなくて、ある種の実験で謝って大量のガンマー線を浴びて、怒りを覚えると、緑色の巨人になってしまう体質の旅人だったらもっと面白かったのに。
あとは、狩られる獲物が、行方不明の父親を探す娘のために、調査にやってきたマーシャルアーツの達人の元海兵隊員だったとかでもいいですけどね。
あとは、ラストで突然、以前の事件の被害者の父親ウィリアム・ホールデンが出てきて、犯人たちを皆殺しにしちゃうとか・・・。
そんな変則的な作品が、TVドラマや、劇場映画になっているのにも関わらず、今作は2011年の作品なのに、素直なヒネリのないストレートな“人間狩り”映画。
今作は、妙に犯人側の描写があるんですよね。犯人側の描写はあまりいらない気がするんですけどね~。その分、10分でも20分でも短い方がテンポが良くなって良いのに。
元軍人という設定の主人公ですけど、その設定も活かされているかと聞かれると、かなり疑問符がついちゃいます。
シルヴェスター・スタローンの「ランボー」みたいな元特殊部隊のキャラクターや、「リーサル・ウェポン」のマーティン・リッグスみたいなキャラクター(こっちも元特殊部隊でした・・・)が、狩られる側だとかだと盛り上がるんですけどね。
でも、狩る方で無く、狩られる獲物側のキャラクターが、実は、すごく強いとかいう変則的な設定の作品もすでに、ジョン・ウー監督で、ジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の『ハード・ターゲット』(1993年)で,すでに、やっちゃってますもんね。
まぁ、ジャン=クロード・ヴァン・ダム出演料だけで、今作が10本くらい制作できそうな低予算作品ていうのもあるんでしょうjけど。でも低予算なら、低予算で、アイデアのあるストーリーで勝負して欲しかったですね。
すごく面白いってわけではないんですけど、でも、すごく否定するほど、つまらないって感じでもないんですよね。とにかく、中途半端!テンポも112分という長さもあって少しダラダラ。
まぁ、人間狩りテーマのスリラー映画が好きな映画ファンだったら、観ても良いかもしれないですね。 60点
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