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『ノンフィクション』未公開傑作ホラー

2007-05-21 00:19:09 | ホラー
ノンフィクション
SUR LE SEUIL(2003年カナダ)
 監督 エリック・テシエ
 脚本 パトリック・セネカル、エリック・テシエ
 出演 ミッシェル・コテ、パトリック・ユアール、カトリーヌ・フロラン

 ■ストーリー■
 昼間、教師と路上を歩いていた11人の小学生が、ルイ・アーシャンボーという警官に突然発砲される事件が起きる。10人が死亡し、1人が重傷になる。今まで正常だったアーシャンボーがなぜ突然こんな事件を起こしたのか原因は不明だった。そんなとき、精神科医ポール・ラカスが勤める病院に、自殺未遂で、ホラー作家のトマ・ロアが入院してくるのだった。ロアは、指を切断し窓から飛び降りようとしたのだ。何の反応も無いロアに手を焼いているポールのもとに「週間スター」の記者シャルル・モネットが近づいてくるのだった。シャルルが持ってきたロアのスクラップブックには、この20年間に起こった37件の残虐な事件の記事が載っていた。ロアの書いた12作の小説が、この事件を題材にしていたことが分かるのだった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 カナダ製のサスペンス映画です。「作家の書いたことが現実になる」なんていう内容と、パッケージから見て“なんかB級かC級、D級のホラー映画みたい”な作品かな??って思ったんですけど、良く良くDVDのパッケージを見たら、フランス映画ってあったんで、ちょっと面白そうかな??と思って鑑賞しました。で、調べたら、フランス映画でなくカナダ映画でした。

 すごく緊張感が張りつめた作品です!でも緊張感がありすぎて、ランニングタイム99分は少し長すぎかな!あと10~15分くらい短かったらもっともっと面白かったのに!
 どんなトリックの作品なんだろう??って思って観てたら、サスペンス映画でなくてホラー映画でした!ホラー映画なんだから、オカルトチックな展開にしちゃうんだから、本当にあと15分カットして欲しかったです。今作が75~80分だったら、大傑作だったのに!もったいないです。

 大した事件も起きないで、CGもなくて、ここまで怖い映画を作るのはさすがです!未公開のDVDスルーですけど、今作は「かなりのめっけ物」かも!
 「ノンフィクション」ってタイトルと、「SAW」系のDVDパッケージっで、かなり損してるかも!

 ジョン・カーペンター監督の大傑作ホラー映画『マウス・オブ・マッドネス』(94年)とまでは行かないですけど、今作もかなり面白いですよ!(あ、これは完全にホメすぎでした!すいません。未公開のDVDスルーのマイナー作品としては面白い!って意味ですよ)
マウス・オブ・マッドネス<dts版>

松竹

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 今作は、作家が主人公じゃなくて、事件を調査する精神科医が主人公っていうところも、『マウス・オブ・マッドネス』と比べてB級ぽくていいです。
 カナダ映画なんて、あまり小まめにチェックしてないですけど、こういう作品があるから、あなどれないですね!最後の展開も、「あれ、これで終り??」って感じなのもB級ぽくて良いです!
 結局、「悪」って、どういう存在なの??観てても良く分からなかったです!だって、トマ・ロアって、悪いことをしてる自覚が無かったでしょ!あくまでも、惨劇のイメージが湧いてくるだけですからね。最後の展開は「う~ん、ちょっと消化不良」って感じかな。

 世界中にゾンビがあふれるイメージとか、大都市に人工衛星が墜落してくるイメージとか、そういう終末観あふれるイメージが思い浮かんで終わるとかだったら、けっこうスゴイことになるのに!最後はアレですもんね!36歳の誕生日って!マイナス10点です!68点
ノンフィクション

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