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『サイレントヒル』人気ゲーム映画化

2006-08-09 01:06:25 | ホラー
サイレントヒル
SILENT HILL(2006年フランス、カナダ、アメリカ、日本)
 監督    クリストフ・ガンズ
 脚本    ロジャー・エイヴァリー
 出演    ラダ・ミッチェル、ショーン・ビーン
        ローリー・ホールデン、デボラ・カーラ・アンガー
        キム・コーツ

 ■ストーリー■
 ローズとクリストファーの夫婦は、夢遊病の娘シャロンがときおり口にする“サイレントヒル”という単語を気にしていた。ある日、ローズは、現実にゴーストタウン“サイレントヒル”という町が存在することを知り、シャロンを連れサイレントヒルに向かうのだった。シャロンは深い霧の中、サイレントヒルへ向かう途中、事故にあって道路上の車の中で気絶しまうのだった。ローズが目覚めると、娘のシャロンがいなくなっていた。ローズはシャロンを探すため、サイレントヒルの町へと入っていくのだった。

□■□ネタバレあり!未見の人は読まないように!□■□

 ■感想■
 コナミの人気ビデオゲーム「サイレントヒル」を、鬼才のクリストフ・ガンズ監督が映画化した傑作ホラー。
 
 「観よう!観よう!」と思っているうちに、時間が過ぎてしまい今週末(金曜)までの公開ということで、レイトショーに行って今日(正確には昨日)観てきました!
 自分の大好きな監督、クリストフ・ガンズ監督の作品なんで、すごく期待してました。
 
 高い期待度にも関わらず、面白く観れました!
 クリストフ・ガンズ監督の『クライングフリーマン』(1995年)、『ジェヴォーダンの獣』(2001年)の2作とも、自分的に大好きな作品ですから、今回も期待度★★★★★でした!
 原作のコミックがあった『クライングフリーマン』は、映画のジャンルでも「アクション映画」の分類に入る正統派のアクション映画でしたけど、『ジェヴォーダンの獣』は、どのジャンルに入れるのか迷うような、どのジャンルにも入らないような傑作でした!
 『ジェヴォーダンの獣』は、伝説の怪物を描いた動物パニック映画として始まって、アクション物、剣劇物、歴史物とどんどん展開していくんでビックリした覚えがあります。

 今作『サイレントヒル』は、人気ビデオゲームの映画化作品なんですけど、ゲームで見覚えのあるシーンや、要素を散りばめながら、アドヴェンチャーゲーム系のノリから、オカルト映画、ミステリー映画、スプラッター系ホラー映画へと展開していきます!

 もう、色んなジャンルの映画の要素を入れ過ぎて、ビデオゲームの映画化作品という枠を超えて大傑作ホラー映画になっています!

 原作のビデオゲーム同様、1度見たら忘れられないような不気味なクリーチャーが、これでもかと出てきます!ビデオゲーム版の「サイレントヒル」をやったことある人は、クリーチャーやら、サイレントヒルの町並みを見て
 「見たことあるある!」
 みたいな感じでニヤニヤしながら観れるでしょう。
 
 今作は、原作のゲーム同様、アクション重視のノリじゃないんで、主人公のヒロイン、ラダ・ミッチェルは武器を持ってクリーチャーと戦うんじゃなくて、クリーチャーから逃げながら、あくまでも謎を解きながら娘シャロンを探し続けていきます。
 
 カギの束を見つけたり、懐中電灯見つけたり、次に行く場所への手がかりを発見したり、隠された部屋を発見したりして、まさにビデオゲームのノリで見れます!
 “ゲームの映画化で、こういう演出方法もあったのか!”って思っちゃいました。 
 ドンドン、次へ次へとサクサク進んで行っちゃう「トゥームレイダー」の映画版のララ・クロフトもこれくらい見習って欲しいです!

 映画の半分くらいまでの展開は、それこそゲームの映画化作品のノリなんですけど、ヒロインのローズたちが迷い込んだサイレントヒルの町の住人が出てくるあたりから、正統派オカルト映画になっていきます。
 そして、すべての謎が解けたあとの教会のシーン!!
 “すさまじいです!!”
 血みどろな1大スプラッター絵巻なシーンが繰り広げられます!!!

 結局、クリストフ・ガンズ監督は、クライマックスの、このシーンを演出したかったのかな??って思っちゃうほどインパクトがあって、力の込もっているシーンになってます。

 でも、そのあとの最後の展開にも、ビックリ!!
 事件が解決してハッピーエンドと思っていると、そうなりません!!
 「ハッピーエンディングじゃ無いのかッ!!」
 思わずスクリーンに向かって突っ込んじゃいました。
 ハリウッド的じゃないこのラストの展開には、少し引きました!観客を置き去りにしたような、1970年代ホラー映画のノリです! 
 ランニングタイム126分の映画で、このラスト!
 せいぜい100分の映画での、ちょっとヒネリを効かせたようなラストなら分かりますけど、この大作で堂々と持ってきちゃうなんて最高です!

 でも、このラストじゃ、続編は少し厳しいですかね??でも、続編を作ったら観ますからネ!もし、続編を作るならクリストフ・ガンズ監督で続編作ってネ。
 
 監督のクリストフ・ガンズが、どうしても監督したかった作品だけあって、もう『ジェヴォーダンの獣』以上に、思い入れたっぷりな作品になっています!
 でも、ホントに教会のシーンのインパクトが強すぎです!あのシーンしか印象に残らないくらいです!
 クリストフ・ガンズ監督の次回作にも期待してます! 75点

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『ポゼッション』傑作スウィディッシュ・ジャッロ風!

2006-08-08 01:03:55 | スウェーデン映画
ポゼッション
STRANDVASKAREN(2004年スウェーデン)
 監督    ミカエル・ハフストローム
 脚本    ミカエル・ハフストローム
        ヴァサ・ハフストーム
 出演    レベッカ・ヘムセ、ジェニー・ウルビン、ジェスパー・サレン
        ピーター・エガース、ダニエル・ラーソン

 ■ストーリー■
 ヘルスタッド高校で、レベッカという女学生がいじめを苦に自殺した。1年後、女学生サラは、論文のテーマに町に伝わる高校のそばの湖に伝わる伝説“湖の亡霊”について書くことにしていた。100年前に湖のそばに住む農夫が、男子学生をカマで殺したあと行方不明になっていて、幽霊となっているという伝説があったのだ。
 一方、そのころレベッカを溺愛しすぎて、妻まで殺したレベッカの父親が精神病院から脱走した。ヘルスタッド高校ではおりしも創立百周年記念日のダンスパーティが開かれていたが、パーティで連続殺人事件が発生するのだった!

□■□超ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 珍しいスウェーデン製のスリラー映画!それもミステリー映画系の!!
 もう完全に正統派スリラー映画になってます!ランニングタイム100分をしっかり使って、ちゃんとしたミステリー映画に仕上げてます!!

 もう、ノリは、イタリア製ジャッロ映画のノリです!
 ジャッロっていうより、ハリウッドの『スクリーム』(1996年)系のティーン向けスリラーと言った方が良いですかね??でも、正統派スリラー映画として十分面白いです!
 イタリア製ジャッロ映画の影響というよりは、ハリウッドのネーヴ・キャンベル主演のスリラー映画『スクリーム』から始まったティーン向けスラッシャー映画のジャンルからの影響が大きいんでしょうけど、製作したのがスウェーデンっていうこともあって、雰囲気が、ヨーロッパ映画の雰囲気が漂っててイタリア映画っぽいです!


 面白い!面白すぎます!ジャッロ映画ファン必見!

 それにしても、日本のタイトルはヒドイです!たまたまビデオレンタル屋で
「借りたい作品無いなぁ~」と思って、つい手に取ってパッケージを読んで「もしかしたら、ホラー映画(オカルト)じゃなくてスリラー映画(ミステリー)かも??」と思って借りてみたら、案の上、ミステリー映画でした!
 
 日本語吹き替えまでつけて、ちゃんと発売してるのに、タイトルが“ポゼッション”だなんて!てっきり、アメリカ製のC級オカルト映画だとばかり思ってて、今までパッケージにも触れてませんでした!!

 もっと内容が伝わる良いタイトルあったでしょ!

 “美人学生襲撃!”とか
 “殺しのダンスパーティ”とか
 “論文は知っている”とかとか…。
 「あれ、全部、パクリだ~」すいません!

 すいません、@KOBAも偉そうなコト言っててもセンス無いですネ!

 でも、それにしても、この日本版タイトルは、もったいない!絶対に!!!
 
 この『ポゼッション』のタイトルとビデオパッケージのせいで見てない人が大勢いると思うんですけどネ!

  
 音楽は、ちょっとジョン・カーペンター監督の『ハロウィン』(1978年)みたいですけど、そこも、ご愛嬌です!
 許す!許す!音楽が少し(かなり)似てても。でももしかすると、確信犯で、わざと似させたのかもしれないですネ。スラッシャームービー風の雰囲気をかもし出すためにネ!
 
 今作は、スペイン製のティーン向けスリラー映画『殺しのセレナーデ』(01年)より、全然面白いです!『殺しのセレナーデ』は、穴だらけのストーリーなのに、確か“ダリオ・アルジェント・ミーツ・スクリーム”と評された作品だったですけどネ。ビデオリリースされたときに、ほんのちょっと話題になりませんでしたっけ??でも“ダリオ・アルジェント meets “SCREAM””はホメスギ!
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 今作『ポゼッション』に話題を戻すと、こういうミステリー映画風のスラッシャームービーや、ジャッロ映画が好きなファンは必見の1本です!
 種明かしのシーンの8mmが映ってるシーンなどは、もう見ながらニヤニヤして見ちゃいました!8mmの種明かしなんて、なんか『サスペリア2000』(1996年)みたいで…。その実、全然、種明かしになってないところも似てます!
 でも、出来たら、犯人が映ってる8mmフィルムに、ちゃんと犯人がわかるように映ってたら良かったのにネ!まぁ、確かに、コンマ数秒、映ってはいるんですけど、全然見えません!まぁ、見えても、小さいころの姿なんで犯人が分かるわけじゃないんですけどね。
 
 監督のミカエル・ハフストロームは、要チェックです!でもスウェーデン映画って、公開されないんですよネ!
 アンデルス・ニルション監督、ヤコブ・エルクンド主演のシリーズも『ゼロトレランス』(99年)、『エクゼクティブプロテクション』(01年)と2作はビデオ公開されたのに、3作目の“Tredje vågen, Den ”(THE THIRD WAVE)(03年)は、未だ公開されてないですもんネ~。ビデオ公開で良いので、どこかのメーカーさん出してくれないかなぁ~。

 スウェーデン映画のエンタメ作品、面白すぎ!80点
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ジェスパー・サレン,レベッカ・ヘムセ,ジェニー・ウルビング,ピーター・エガース,ダニエル・ラーソン,レベッカ・ファーガソン,フラン・ウィクランド,カースティン・ステインバッハ,アンダース・エクボルグ,クエル・ベルグゥィスト,ハンス・ロナハーデン,ミカエル・ハフストーム,ヴァサ・ハフストーム,ピーター・モクロシンスキー
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『ブラックキス』 日本製スリラー

2006-08-07 00:31:36 | 日本映画

ブラックキス
(2006年日本)
 監督          手塚 眞
 脚本          手塚 眞
             森吉 治予
             田中 浩司
 原案          手塚 眞
 出演          橋本 麗香
             川村 カオリ
             松岡 俊介
             安藤 政信
             奥田 瑛二
             小島 聖

 ■ストーリー■
 モデルを目指して上京してきたアスカは、元モデルの黒木かすみと知り合い部屋に居候していた。ある日、アスカは部屋から向かいのホテルでの殺人事件を目撃してしまうのだった。その後、異常な連続殺人がが発生していくのだった。その犯人は黒いキスマークを被害者に残していくのだった。
 
 ■感想■
 手塚眞監督の連続殺人事件を描くスリラー映画です。
 事件の舞台は、モデル業界!
 謎の猟奇的な連続殺人事件!
 もうこの設定だけで最高です!

 観はじめて思ったのは、もしかしたら、これは大傑作かも!

 でも、登場人物の区別がつかないです。
 イタリア人の俳優さんよりも、区別がつかないです!
 若いモデルのコたちの顔が覚えられないうちにドンドン殺されていっちゃいます。
 最近の若いコは全員、同じ顔にみえちゃいます…。

 「う~、年齢を感じちゃいます」

 ジャッロ映画風のスリラー映画としては、日本映画としては、十分及第点あげられます!
 
 でも、でも、でも、ランニングタイム132分は、いくらなんでも長すぎ!
 
 あと12分カットして!
 オダギリ・ジョーのキャラクターとか要らなかったかも。
 いや、20分くらいカットしても良かったかも!

 でも、今の日本映画で、こんな正統派スリラー映画を作れるなんて!すばらしいです!手塚眞監督って、サスペンス映画が好きなんですかネ!
 
 あの異常な殺し方は、イタリア映画風ですよね!
 こういう作品を、たくさん見てる人ほど、手塚眞監督のミスディレクションに引っかかっちゃいます!犯人にはビックり!
 
 自分は観はじめて30~40分で、
 
 「犯人がわかった」って思っちゃいました。

 でも、結局間違いで「金田一耕助」シリーズの等々力警部状態でした!

 いや~、でも、俳優さんの顔が覚えられないんで、最後のキャビンアテンダントの思わせぶりな登場の仕方も意味がわかりませんでした!
 でも、DVDで、手塚眞監督のコメント聞いて、やっと意味が!

 日本の俳優さんって、よっぽど有名な人しかわからないです!ゴメンナサイ

 ところで、今作の続編のこと、手塚眞監督が言ってましたけど、ぜひ観たいです!
 でも、次もスリラー映画として作って欲しいです。
 スリラー映画ファン必見! 80点

ブラックキス [DVD]
橋本麗香,川村カオリ
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『スリープレス』本格ミステリー!

2006-08-06 19:22:17 | イタリア映画
スリープレス』NON HO SONNO(SLEEPLESS)(01年イタリア)
 監督 ダリオ・アルジェント
 出演 ステファノ・ディオジニ、マックス・フォン・シドー、キアラ・カゼッリ、ロベルト・ジベッティ、ロッセラ・ファルク

 ■ストーリー■
 イタリア、娼婦が慌てて帰るときに誤って、客の持ち物を持っていってしまう。しかし、その持ち物は17年前の連続殺人事件の証拠が入っていたのだった。娼婦は犯人に惨殺されてしまう。17年前の事件の担当の刑事だったモレッティは、被害者の息子だったジャコモに犯人を絶対に捕まえると当時、誓ったのだった。モレッティはジャコモと事件の調査を始めるのだった。

 ■感想■
 イタリアのサスペンス映画のベテラン、ダリオ・アルジェント監督のジャッロ映画です。
 製作総指揮は、クラウディオ・アルジェント。原案や脚本でダリオ・アルジェントと組んでいることが多いフランコ・フェリーニが、今作でも、原案、脚本でダリオ・アルジェントと組んでいます。
 
 ダリオ・アルジェント監督が『スタンダール・シンドローム』(96年)以来に監督したジャッロ映画ということで今作が公開された02年当時、アルジェント監督のファンやジャッロ映画のファンの間で話題になった作品です。
 
 音楽もゴブリンということで、本格ジャッロの雰囲気がばっちりです!もう、最初の娼婦が犯人から追われるシーンから、超盛り上がります!
 なんか、執拗にそのシーンを描くんで、娼婦ももっと重要なキャラクターかと思いきや、延々と逃げまどうシーンを描いておいて、あっさり殺されちゃいます!
 
 さすがダリオ・アルジェント!!

 結局、若くてキレイな女性が殺されるシーンが描きたかっただけなのネ。ミステリー映画としての構成がもう少し壊れてます!ランニングタイム117分なのに、こんなに時間使っちゃって!
 大体、日本版のビデオ(DVD)のパッケージのキレイなお姉さんが、この人です!単に被害者Aみたいな役なのに、パッケージに、ビッグに載ってます!
 だから、アルジェント映画大好き!

 今回は、いつものアルジェント映画と違って明確な探偵役として、名優マックス・フォン・シドーが登場してます。マックス・フォン・シドーも、今作のモレッティ役がけっこう気に入ってたみたいで、アルジェント監督に
 「モレッティを主人公にしてシリーズ化したいね」と言ったとか言わないとか。
 その案は、断られたみたいですけどネ。(理由は映画本編を見て下さいネ

 やっぱり、アルジェント監督は、スリラー映画ですネ。『サスペリア』(77年)、『インフェルノ』(80年)に続く魔女物の第3弾“THE MOTHER OF TEARS”も作るみたいですけど、自分はアルジェント監督にはスリラー映画を撮ってもらいたいです!
 あ、もちろん“THE MOTHER OF TEARS”だって公開されたら見に行きますヨ!

 
 で、今作に話題を戻すと、

 「すご~く、面白いです!いや、本当に面白い!」

 ダリオ・アルジェント監督の超ウルトラ傑作ジャッロ『サスペリアPART2』(75年)には遠く及びませんけど、かなり面白いです!
 ここ数年のダリオ・アルジェント監督の作品では、かなり上位に来るんじゃないのかな??って感じました!

 犯人も、見ている間、誰かわからなかったし!
本当は、ストーリーが余りにも面白すぎて、「犯人が誰か」分かろうとも努力して見てなかったけど…。
 
 もう、ダリオ・アルジェント監督のスリラー映画が見れてるだけで、幸せな117分でしたからネ!
 犯人の動機もアルジェント映画らしく、かなり逝っちゃってます!そんな~っ!わかるわけ無いです!
 最後の、あっけない展開も、「もう犯人も犯人の動機も分かったから、どうでも良いでしょ!」状態ですもんネ!

 アルジェント監督の新作“DO YOU LIKE HICTCHCOCK ?”も楽しみです。90点
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『JIGSAW ジグソー』イタリアンスリラー

2006-08-05 13:07:40 | イタリア映画/ミステリー・スリラー

JIGSAW ジグソー
OCCHI DI CRISTALLO(2004年イタリア、スペイン、イギリス)
 
 監督:エロス・バグリエリ
 脚本:フランコ・フェリーニ
    エロス・バグリエリ
    ガブリエラ・ブラッシ
 原作:ルカ・ディ・ファルビオ
 出演:ルイジ・ロ・カーショ
    デシスラヴァ・テネケディエヴァ
    サイモン・アンドリュー
    カルメロ・ゴメス
    ルチア・チメネ

 ■ストーリー■
 
 野原でカップルと老人が殺された。死体の処理の丁寧さから、担当の刑事ジャコモ・アマルディはイヤな予感を感じるのだった。
 その後、古物商の女性が同一犯と思われる犯人に殺されるのだった。殺人現場に残された謎の言葉から犯人が言葉を使ったゲームをしていることを知るのだった。

 
 
 ■感想■
 
 正統派のイタリア製ジャッロ映画です。
 
 正確には、スペイン、イギリスとの合作です。1970年代のジャッロ映画でも、スペインとかの合作とかあったから、本当に正統派のジャッロ映画です。
 
 もちろん日本劇場未公開!こういう作品のリリースは、すごくウレシイですね!!
 
 冒頭、主人公の刑事ジャコモの性格を表わすためか、女性に乱暴しようとしていた犯人の足を拳銃で撃っちゃいます!
 
 ジャコモが、クリント・イーストウッドかブロンソンみたいな“ダーティハリー”みたいな暴力的な刑事なんだな!とか思って見てると、かつて恋人を乱暴され殺されたということが後でわかります!
 それで、女性に乱暴しようとした犯人に
 
 「当然のむくいだ!」

 とかいって、足を撃ったんですネ!

 ダーティハリーの銀行強盗のシーンみたいに、主人公の荒っぽい性格を描写するために、そのシーンを持ってきたわけじゃないんですネ。
 まぁ、キャラクターの性格を描写するためといえば、同じような目的ですが、、、。

 最初、3人の犠牲者を出したときは、本格的なシリアルキラー物!!!と期待させますけど、その後は殺しの場面は、あんまり多くないです。

 どちらかと言えば、90分前後のエンタメ系の作品が多いイタリア映画では少し長めのランニングタイム108分の作品です。
 でも、こんなに面白いなら108分でも、120分でも何分でもOKですよ!!

 イタリア映画のジャッロ映画ですから!!

 今作の脚本は監督のエロス・バグリエリとガブリエラ・ブラッシとフランコ・フェリーニです。 
 フランコ・フェリーニといえば日本公開した作品で、主に脚本で関わった作品をいくつかあげると、 
 『フェノミナ』(1984年)(脚本)
 『白い肌にひそむ罠 』(1986年)(監督、脚本)
 『オペラ座 血の喝采 』(1988年)(脚本)
 『トラウマ 鮮血の叫び』(1992年)(原案)
 『スリープレス』(2001年)(原案、脚本)
 『デス・サイト』(2004年)(脚本)
 と、イタリアスリラー映画ファンが大喜びの作品に多数関わってるんで、今作も見る前から期待度がマックス状態でした!
  
 とにかく、劇場未公開のイタリア製のジャッロ映画が観れただけで、大満足です!!
 ミステリーとしての「犯人は誰??」っていうのは、あんまり盛り上がらなかったですけどね…。
   
 でも、イタリアのジャッロだけあって、雰囲気は最高ですネ。
 音楽やちょっとした小道具、剥製とかが雰囲気を盛り上げてくれます!
 
 ジャッロ度   ★★★★★
 ミステリー度  ★★★
 スリラー度   ★★


 今作の場合、ストーカー被害にあっている女子大生のヒロインが、最初、ストーリーに関わってこないんで「あれ??」って感じでした。
 彼女のルームメイトなんて、本当に事件に関わってきませんから!ダリオ・アルジェントの作品だったら、確実に殺されてます!

 ところで、今作の犯人って誰か、わかった人っています??あまりにもベタで分かりませんでしたヨ!

 でも、ジャッロだけあって、今作は、犯人の殺人を始める動機つけとかは、ちゃんと説明されてます。意味も無く突然、連続殺人を始めるわけじゃないところが、たとえ、それが突っ込みどころありまくりの理由でも用意されています。 
 でも、とにかく、今作はイタリアのスリラー映画だ!っていうこと自体を1番に楽しむのが正しい見方ですよね!
 もう2004年のイタリア製スリラー映画が見れただけで大満足です~。
 
 雰囲気A級!
 殺人シーンB級!
 ストーリーB級!
 でも、今作は「観れた」ということが1番のポイントです!!
 イタリアのスリラー映画ファンは必見の1本!

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『堕天使のパスポート』トトゥのパスポート

2006-08-04 01:04:43 | ドラマ
堕天使のパスポート
DIRTY PRETTY THINGS(2002年イギリス)
 監督 スティーブン・フリアーズ
 出演 キウェテル・イジョフォー、オドレイ・トトゥ、セルジ・ロペス、ソフィー・オコネドー、ベネディクト・ウォン

 ■ストーリー■
 ホテルで働くオクウェは、同じホテルで働くトルコからの滞在者のシェナイと同居していた。オクウェは、ある日、ホテルの部屋のトイレで捨てられた心臓を発見するのだった。しかし、責任者は問題にするなと言われるのだった。そんなとき、イギリスにやってきて半年経っていないシェナイは部屋を貸してはいけなかったため、移民管理局に目をつけられてしまうのだった。オクウェは心臓の件が気になり独自に調査を始めるのだが…。

 
□■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 色々な映画祭で賞を受賞したりノミネートされたサスペンス調のドラマ。オドレイ・トトゥがヒロインで出演してるので、当然、日本でメジャーな俳優が出演してないこともあって、当然オドレイ・トトゥ映画のように公開されました。
 監督は『殺し屋たちの挽歌』(84年)、『グリフターズ詐欺師たち』(90年)のスティーブン・フリアーズ。『スナッパー』(93年)や『ハイ・フェデリティ』(00年)も監督してました。

 受賞したり、ノミネートされた各映画賞は
 
 2004年 アカデミー賞のオリジナル脚本賞ノミネート
 
 2003年 英国インディペンデント映画賞では、最優秀作品賞、最優秀主演男優賞
最優秀監督賞、最優秀脚本賞。
 同じ賞ではノミネートは、助演男優賞、助演女優賞、新人賞。

 2002年 ヴェニス国際映画祭、セルジオ・トラサッティ賞受賞、金獅子賞ノミネート。

 2003年 ロンドン批評家協会賞 脚本賞受賞。

 2003年 サンディエゴ批評家協会賞 作品賞・主演男優賞受賞。

 2003年 イヴニングスタンダード英国映画賞 作品賞・主演男優賞受賞。

 2003年 ナショナル・ボード・オブ・レビュー 表現の自由賞。

 2003年 英国アカデミー賞 英国映画賞・脚本賞ノミネート。

 2003年 ヨーロピアン映画賞 作品賞・主演男優賞・脚本賞・撮影賞ノミネート

 2004年 エドガー・アラン・ポー賞 映画脚本賞ノミネート

 2004年 オンライン映画批評家協会賞 敢闘賞(俳優部門)ノミネート

 2004年 米脚本組合賞 ノミネート
 
 あ~、すごい、こんなに色んな映画賞や映画祭でノミネートや賞を受賞して!

 って言うより、こんなにたくさんマジメな映画賞取ってる作品は、あんまり見ないんで緊張しちゃいます~。サスペンス映画だと思って見たら、普通のドラマでした。ホテルの部屋のトイレから心臓が出てきたときは

 「おう、これは面白いかも…」って期待したんですけど、サスペンスはそこ止まり!って感じかな??

 アフリカ人のオクウェが主人公で、トルコ人シェナイを演じるオドレイ・トトゥはどちらかと言えばサブキャラクターです。ヒロインといえばヒロインですけどネ。オドレイ・トトゥ主演みたいな感じの日本版のDVDのパッケージですけど、まぁ、しょうがないですネ。
         
 自分もオドレイ・トトゥが出演してるから見たんですからね~。オドレイ・トトゥ、相変わらずキレイです。
 って海外ポスターのデザインも、オドレイ・トトゥがメインになってました!

 臓器売買を扱ってますけど、イギリス映画だけあって、ストーリーが地味に、地味に展開していきます!サスペンス映画やら、ホラー映画、アクション映画が好きな@KOBAには、この地味なストーリーは、少し物足りなかったかな??
 主人公のオクウェとヒロインのシェナイって、事件に巻き込まれるんじゃなくて、自ら、首を突っ込んでいくって感じなのも、サスペンス映画としてちょっと物足りない原因なのかな??
 やっぱり、サスペンス映画は“巻き込まれ型”が基本でしょ!(あれ、違ったかな??)
 ランニングタイムが97分なんで、映画としてはちょうど良い長さなんで退屈しませんけどネ。

 サスペンス調のドラマが好きな人にはいいかも…。でもサスペンス映画としては、淡々としてて盛り上がらないので覚悟してネ。でもドラマとしては、十分面白いですヨ!55点 
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『ALIENSエイリアンズ』ジェイク・ウェスト監督

2006-08-03 00:17:22 | SF
ALIENSエイリアンズ』JAKE WEST'S EVIL ALIENS(05年イギリス)
 監督 ジェイク・ウェスト
 出演 クリス・アダムソン、エミリー・ブース、サム・バトラー

 ■ストーリー■
 低視聴率にあえぐ宇宙人番組“超自然界”のTVキャスター、ミッシェル・フォックスは、宇宙人の子を妊娠したというウワサを聞いて、番組を作るため、宇宙人オタクのゴーマンと放送スタッフを連れ、地元の人から悪魔の斧と呼ばれるウェールズの孤島スカレムへと向かうのだった。スカレムは代々ウィリアム家が守ってきた島だった。

■ネタバレあり!■
 ■感想■
 ジェイク・ウェスト監督のコメディタッチのSFスリラーです!!
 ジェイク・ウェスト監督の名前で「ピーンッ!」って来た人は、かなりマニアックなB級ムービーファンですネ!
 吸血鬼モノの映画が、自国で作られていないっていうことで『レザーブレイド』(98年)を作っちゃった監督さんです。『レザーブレイド』でも製作、脚本もしてました!今回は、脚本と監督です。
 しばらくぶりに、名前を聞いたんで(正確には、ビデオパッケージを見たんで、です)速攻でレンタルしました!

 普通、気がつかないですヨ~!
“レザーブレイド”のジェイク・ウェスト監督作!って宣伝してくれないと!

                
 『レザーブレイド』も、ウェズリー・スナイプスの『ブレイド』(98年)系の吸血鬼アクション映画と思いきや、見てるうちにトンでもない方向にストーリーが展開したんで、脱力感を感じたんですけど、それなりに楽しめたんで、今作も違った意味で期待しちゃいました!

 エイリアンが出てくるのが早いです!もう冒頭から、エイリアンの宇宙船もエイリアン登場です!
 コメディタッチですけど、エイリアン物としては、かなりマジメな作りになってます。実際、エイリアンが現れたら、こんなもんでしょ!警察だって、電話したって信じてくれそうにないしネ!怪力で、変わった形の武器を使うエイリアンです。ちょっと、プレデター似!
 もっと、強いのかと思いきや、けっこう簡単にやられちゃいます!そこが今作のエイリアンの面白いところですけどネ。それに、最初、3人だったエイリアンが、いるわ、いるわでドンドン登場してきちゃいます!大して強くないエイリアンですけど、これだけいるとやっぱり怖いです!
 
 イギリス映画なんで、当然舞台もウェールズで、みんな武器なんか持ってません!これが、アメリカの南部でも舞台にしていようもんなら、住民がみんな銃を家に持っていそうですもんネ!
 『レザーブレイド』も最後、かなりあっけにとられる展開でしたけど、今作も、最後の展開はあ然となります!こっちの方が、ブラックで、ちゃんと映画的ですけど。
 あ、そうそう、今作なんですけど、低予算だと思うんですけど、VFXはかなりレベルが高いです!ハリウッドの超大作とは比べないでネ。あくまでも、イギリスの低予算Sci-Fi映画としては、良く出来てる。って意味ですから!

 今作のエイリアンの目的も良く分からないですけど、侵略しにやってきたわけじゃなくて良かったです!!近所にやってきたらイヤですけど…。ところで、エイリアンの宇宙船って、レーダーに引っかからないようになってるんですか??イギリス軍のかけらも出てこないですけど。
 でも、後日、あの島にやってきた人が見たら、大騒ぎだと思うんですけど。まぁ、そんなにマジメな作品じゃないから良いのかな??でも、SF映画ファンは必見ですからネ!70点
エイリアンズ

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『オドレイ・トトゥ 氷の海で眠りたい』フランス製ミステリー

2006-08-02 00:22:18 | ミステリー
オドレイ・トトゥ 氷の海で眠りたい』BOITEUX:LE BABY BLUES(99年フランス)
 監督 ポール・ザジェルマン
 出演 ヴァンサン・ウィンターアルター、フランソワ・ベルルアン、オドレイ・トトゥ
 
 ■ストーリー■
 フランスの田舎町で、暖房を取り付けようとして地下を掘っていた郊外のピアンセ家から子どもの骸骨が発見された。捜査に当たった刑事のデブールは、家の持ち主の父親である市長が絡んだ事件に行き当たるのだった。

 ■感想■
 パスカル・バセ=シェルコ原作「ベイビー・ブルース」(新潮文庫)を映像化したフランスのTVムービー!原作は第一回パトリシア・ハイスミス賞を受賞した作品です。
 続編は、2000年に“LE BAPTEME DU BOITEUX”が同じくTVムービーとして映画化されてます。

 主人公の刑事デブールは、片足が不自由な設定なんですけど、その足が不自由になるエピソードはオープニングでちょっとだけ語られるだけで、映画本編には全然関係ありません!
 なら、この銃撃戦のシーンを入れなくても良かっただろうに!ただ、この銃撃戦で足を撃たれて足が不自由になったことが、夢のシーンやら何やらで、主人公のトラウマになってるんで、ハードボイルド的なキャラクター設定に必要だったのかな??
 でも、やっぱり、その設定があまり、活きていない気が…。
まぁ、原作どおりの足の不自由な設定なんで、そこを文句言ってもしょうがないですけど…。でも、今作の主人公の1番の特徴が、足が不自由ってことなんで、やっぱり、銀行強盗のシーンは無いとダメですかネ??

 はっきり言って、刑事が主人公のハードボイルド作品で、オドレイ・トトゥは完全な脇役です。脇役としては、重要な役ですけど、タイトルに“オドレイ・トトゥの”ってつけるような感じじゃないです。
 「多分、そうなのかな??」とは思ってはいたんですけど、ここまでサブキャラクターだとは…。

 フランスのTVムービーだけあって、フランス人が喜びそうな、ユルユルな音楽がただでさえ大したこと無いストーリーを、より一層、だらけさせてます。
 日本の2時間サスペンスなみのデキです。でも、日本の2昔前の2時間サスペンスくらいには良く出来てます!

 まぁ、原作がしっかりあるんで、そんなにつまらなくなりようが無いですけどネ。
 ミステリーとしては、謎解きの要素は、ホントに大したコト無いです。日本の2時間サスペンスと、ほとんど変らない謎解きです。イヤ、それよりヒドイかも…。
 謎を解くきっかけ自体も検死官が見つけちゃうし。大体、怪しそうな登場人物も少ないしネ。
 ミステリーって言うよりも探偵モノ(刑事モノ)として、ハードボイルドな主人公の生き方に共感して、楽しめ!って感じですかネ??

 それにしても、日本版のタイトル『オドレイ・トトゥ氷の海で眠りたい』って何とかならないの??オドレイ・トトゥファン向けってことなのかな??
 でも、『アメリ』(01年)のオドレイ・トトゥみたさに、今作を見たら

 「あれ、オドレイ・トトゥが完全な脇役!騙された!」って思っちゃいます!

 でも、フランスのTVムービーのユルユルミステリーだから、ミステリーとして謳っても、中途半端だしネ。宣伝する方も大変かな??
 
 でも、こういうわけのわからないタイトルをつけてでも、見れただけで十分です。オドレイ・トトゥがキレイだったし、プラス10点オマケで55点
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『忘れえぬ想い』香港ラブストーリー

2006-08-01 00:13:43 | 香港映画
忘れえぬ想い』LOST IN TIME 忘不了(03年香港)
 監督 イー・トンシン
 出演 セシリア・チェン、ラウ・チンワン、ルイス・クー

 ■ストーリー■
 ミニバスの運転手マンは、交通事故で死んでしまう。婚約者シウワイは、マンの連れ子のロロを育てながらミニバスの運転手としてやっていくことにするのだった。事故現場にかけつけたマンの同僚ファイは、仕事に慣れないシウワイに見かねて、仕事や私生活の手伝いを始めるのだった。
  
 ■感想■
 セシリア・チャン、ラウ・チンワン主演のラブストーリー。
 監督は『つきせぬ想い』(93年)、『ダブルタップ』(00年)、『ワンナイト・イン・モンコック』(04年)のイー・トンシン。
 恋愛映画は見ない@KOBAですけど、、、香港映画なのでつい見ちゃいました。(“つい”じゃないですけど…)
 
 ところで、今作で重要な要素になってる香港のミニバスって??

 「組合に入れなきゃ、流しでやれば~」とか言われて、流しで運転手してましたけど、どういうシステムなの??同じく香港映画の『スウィート・シンフォニー』(97年)を見たときも不思議に思ったんですけどネ。
 流しのバスって??

 香港の家賃って??映画とはいえ、ラウ・チンワンが、おしゃれな大きい部屋に住んでましたけど。いやいや、生活に苦しいセシリア・チャンも、かなり良い部屋に。セシリア・チャンの部屋の家賃の件は、映画の中で語られますけどネ。

って、思ったら、ラウ・チンワンが、けっこうキレイで大きい部屋に住んでいるのにも理由がありました。セシリア・チャンも家賃を滞納してるし…。

 早とちり、早とちり、早とちりでした!部屋ネタは、ちゃんとストーリーで活きてきました!

 イヤ~、苦手なジャンルの恋愛映画なのに、感動しちゃいました!知り合ってすぐヤっちゃうような展開じゃないのも良いです!出会ってすぐHじゃ、情緒もへったくれも無いですからネ。それに映画やTVの影響は大きいので、映画の主人公たちがHしまくりじゃね。

 でも、映画のキャラクターとはいえ、セシリア・チャン演じるシウワイって、キレイですけど、怒りっぽくて、感情的でイヤな女性だなぁ~。
 ラウ・チンワンが手助けしたのも、結局、セシリア・チャンがキレイだったからでしょ!こんなこと言ったら、身もふたも無いですけど。

あ、もちろん、自分だって、セシリア・チャンだったら、子連れでも当然、手助けしちゃいますけどネ。自分もキレイなコには甘いです。65点
コメント (2)
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