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『マスターズ・オブ・ホラー』チョコレート

2006-08-27 11:53:50 | マスターズ・オブ・ホラー/13thirteen
 アメリカのケーブルTVが製作したホラーアンソロジー「マスターズ・オブ・ホラー」、まず、最初に見たエピソードは、ミック・ギャリス監督の「チョコレート」。楽しみは、取っておく方なので、まずは、あまり期待してない作品から見ます。(あ、ミック・ギャリスのファンの方、すいません

 『チョコレート』CHOCOLATE
 監督、脚本 ミック・ギャリス
 出演 ヘンリー・トーマス、ルシー・ロリエ

 ■ストーリー■
 シカゴのクーガー食品研究所で、人工フレーバーを研究するジェイミーは、ある日、チョコレートの味を感じるのだった。その日以来、ジェイミーは、白昼夢で違う人間の感覚を感じるようになるのだった。そして、それが自分好みの美人の感覚あることを知るのだった。白昼夢のシーンから、女性がいるのがバンクーバーだと知ったジェイミーは、バンクーバーに向かうのだが…。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 ミック・ギャリスが、自らのショートストーリーを映像化したのが今作。
 
 ある日、見知らぬ女性の感覚を感じるようになった男の話なんですけど、見終わった感想は、

 「だから、何なんだ??」って感じのエピソードでした。

 精神感応かなにかで、白昼夢で、殺人シーンを見てしまう主人公が、連続殺人事件に巻き込まれるなんていうのは、映画でも小説でも、良く良く出てくる要素なんで、今さら、そんなことをメインテーマに見せられても何とも思わないです!
 それに、今作で主人公が見るのは連続殺人鬼の視線じゃないし。ただの女性だし。あまり盛り上がらないです!
 ストーリーが面白ければ、まだ、良いですけど、ストーリーもごくごく普通!ジェイミーが、離婚しているエピソードや、同僚が趣味でロッカーをやっっているエピソードも、全然、本編と関ってないし!そういうエピソードがすべて時間のムダのような気が!
 
 30分くらいの、エピソードを60分に水増ししたような感じが否めないです!って言うより、今作って“ホラーなの??”
 ホラー映画っていうより、サスペンス映画に近い感じ!

 なんで、ほんとに、この作品を映像化したんだろう??不思議です。

 1エピソード100万ドルの予算で何を映像化しても良い!って、それで、この作品??なんで??
 
 監督のミック・ギャリスは、スティーブン・キングのお気に入りの監督で、キングの作品をいくつか監督してます。まぁ、特に特長のない監督だと思うんですけどネ~。大作『ザ・スタンド』(94年)やキューブリック版が気に入らなかったのでリメイクした『シャイニング』(97年)などTVムービー(ミニシリーズなのかな??)などが、1番有名ですかネ??

 その他にも、『スリープウォーカーズ』(92年)や最近では『ライディング・ザ・ブレッド』(04年)を監督してました。

 でも、こんな作品を見せられると、「なんで、ミック・ギャリスが“ホラー映画のマスター”なんだろう??」って思っちゃいます!でも、そんなこと思っちゃダメでした!!!この「マスターズ・オブ・ホラー」の企画、製作総指揮してるんだから、しょうがないです。

 でも、企画と製作総指揮でなかったら、監督してないかも。今作を見ると、そんな風に感じてしまうデキです。結局、ケナシテます!
 タイトルの“チョコレート”も大して意味がないし。大体、殺人を犯した見知らぬ女性を追い求めてもネ!自分だったら無視しますよ。
 女性の方も、逆に主人公ジェイミーの感覚を感じるようになっているのかと思ったみたいですけど、そんなことありえないです!おとなしく、普通にシカゴで暮らした方が良いです!どうしても会いたかったら、とりあえず、バンクーバーに行きますけど、彼女から、ヘンタイ扱いされた段階で、シカゴにすぐ帰りますよ。
 
 「あれ~、それじゃ、主人公ジェイミーのまわりで事件が起きない!」
それじゃ、映画にならない!
 どうせだったら、もっと盛り上がる作品を映像化して欲しかったです! 
コメント (4)
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