秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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閉業のお知らせ

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楽園の水都・蘇州

2007-11-20 | 旅・中国&韓国

これは寒山寺境内のろうそく。
日本のと違って赤くて大きてちょっと驚き。

寒山寺の夜半の鐘の音は有名です。
除夜に鐘の音を聞き新年を迎える行事には、日本から多くの観光客が詰めかけます。
この大晦日の入山料は普段6元(1000円程度)が7500円に跳ね上がるらしい。
唐、宋代には蘇州で夜半に鐘をつく習慣があり、その余韻は朝まで続いたそうです。
 
晩唐の詩人張継が詠んだ<楓橋夜泊>
月落ち烏啼き霜天に満つ、江楓漁火愁眠に対す、
姑蘇城外寒山寺、夜半の鐘客船に到る


蘇州一帯は太古の時代は海、今も無数の湖沼と河川に囲まれています。
蘇州は水と切り離せません。
蘇の漢字には魚と穀物の稲のつくりが入っています。
江南が豊作であれば天下が潤うとされ、糧食が都に運ばれました。
水は蘇州に、中国でも有数の豊かな物産と独特の雅な文化をもたらしました。

昼の遊覧
夜の遊覧

数年前から川沿いのライトアップで、観光客が激増。
経費がどれぐらいかかり、観光客がどれぐらい増えたか聞いたとき、メモしなかったのですっかり忘却のかなたです。

 

蘇州は中国で最も多くの科挙合格者、文人士大夫を輩出した土地で、中国の文化をもリードした彼らによって、繊細で淡雅な文化が育まれました。

明清時代の経済・文化の中心だったので、中国の文化・芸術、哲学の結晶として古典庭園は今なお世界遺産として数多く残されています。