秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

閉業のお知らせ

質店は2021年8月に閉店いたしました。 昭和21年9月創業で75年間にわたりご愛顧賜りありがとうございました。

呉越同舟・無錫市

2007-11-17 | 旅・中国&韓国

錫恵公園にある寺院・恵山寺の龍の形をした菊はちょうど見ごろ。
それはそれは見事でした。
枚方の菊人形しか見たことないので、中国の菊作りに畏敬の念をいだいたくらい。
 
この門をくぐってすぐに、こうした菊が見れるとは思いもよりませんでした。

 

境内外の東屋みたいなところ、名前は忘れたけど、
ここで二胡の演奏を聞くことができました。

年配の方なら「無錫旅情」という歌でお馴染みの無錫は、揚子江デルタ中部の太湖が市内のほとんどを占めます。
無錫は中国の呉の時代の都で、3000年の歴史を持つ古い町です。

無錫はかつては有錫と呼ばれたぐらい錫の産地だったそうです。
青銅器は銅と錫の合金でできるので、呉の民が住む無錫へ越の民がやってきて争いとなった。
やがて和平を結び「呉越同舟」、有錫は無錫と名を変えたらしい。

呉服の語源は呉の国の服。
呉越戦争の後、呉の民がたくさん日本に帰化したり海を渡ってきたのでしょう。
古い家々や景色が日本の原風景とよく似ていました。

越に比べると呉はのどかでやさしい感じ。
平和を愛する民のような気がする。

農家の屋根の形も異なり、越の方は子供が男か女かが分かる仕掛けになっています。
三角にとがった屋根は家を継ぐ男の子がいるが、台形は嫁にもらって欲しい女の子の家。
分かりやすいといえばそうなんだけど・・・