2月と8月、にっぱちは売れ行きが悪く閑古鳥が鳴くという話ではありません。
正式にはパレートの法則といわれる2・8法則です。
身近な例では、働きアリは皆一生懸命働いているようだけれど、実際は8割が働らいておらずウロウロしてるだけ。
そこでその働きアリ2割を別にすると、残りの8割からまた2割が働きアリに変身するという。
19世紀のイギリスにおける所得と資産分布を調査したところ、
20%の富裕層にイギリス全体の資産総額の80%が集中し、
この現象は継続して繰返されることを発見した、
イタリアのパレートという経済学者にちなんで「パレートの法則」といわれています。
この前の日曜朝、旅先でいつもより早起きしていたので、TV番組で「コメ兵」の戦略を見ました。
コメ兵はたしか名古屋の質屋さんだっと思いますが、リサイクルブランドショップとして大チェーンを展開しています。
そこでは8・2の法則というのがあるそうです。
商品買取で、すべての客から買い取ったとすると、それは買取価格が高かったからで、ほとんどの客から買取が成功しない場合は、値段が安すぎて他店へ流れたということ。
それで目安は1日に訪れる買取希望者と8割の成功率を目指しているそうです。
また買い取った商品を販売するとき、あっという間に全部売れるというのは値段設定が安すぎたということで、また逆にぜんぜん売れないのは、高すぎるということ。
そこでここでも8・2の法則。
一定期間に2割売れて、売れ残りは2割づつ値下げしていくとか。
こうした20%目安というのは、いろんなところでみられますね。
すべて満遍なく力を注ぐのではなく、特化したところに攻勢をかけた営業だったり宣伝だったり・・・
戦後日本の義務教育は、皆平等という思いにとらわれすぎたのかもしれません。
生物界には2・8の法則のようなものが数々みられるし、
投入資源と成果の間には,アンバランスがあるのが当たり前だから。