昨今はテレビでもエアコンでも不用となったら回収してもらうのにお金がかかります。
普通は買い換えるときに電気店にて支払い新品と交換で持ち帰ってもらいます。
我が家の衣類乾燥機はすでに15年以上使い、この1年動きはしても温風が出なくなったようで何十分使っても乾燥できなくなっていました。
買い換えるほど使用頻度は高くないし、そのうち洗濯機を買い替える時乾燥機能がついたものすればいいと、そのまま置いた状態が続いていました。
しかしかさばる無用な長物は目に余る。
かといって不用品回収に出すと有料なのもしゃくだし…
こうしてあっという間に1年が過ぎたのでした。
不用電気製品回収アナウンスが聞こえたので、外に出てみた。
このときは少しでも安く引き取ってもらうのが先決で撮影に気がまわらなかった。
荷台をど派手な看板で覆っていて、画像は別の時に撮影したもので異なります。
たまたま後ろに郵便物とは異なるDMや雑誌を配達する自転車も一緒に写っています。
声をかけて止まってもらい交渉が始まりました。
中年男性が二人乗っていて、どちらも日本人ではないのにまず驚いた。
日本語は上手ですがどうやら中国人でした。
衣類乾燥機持って行ってほしい、というと最初2500円と提示された。
そんなに高いのだったらやめとくわ。
「では2000円!」
無料で回収してくれるというビラを以前見たことあるので、その回収車が分からなかったら電話かけるから、また来てよ。
「電話をもらってわざわざ来るのは経費がかかる。
今は巡回している途中なのでその経費がかからない。
だから特別に1000円にする」
そのかわりに2階のベランダに置いてるから外まで運んでね。
1000円で交渉成立。
たぶんヒーター部分を少し修理するだけでまた使えると思うけれど、中国へ渡った衣類乾燥機はいくらで販売されるんだろう。
もし修理不可能だったとしても、鉄などの材料として分解して捌くのでしょうね。
すでに1000円とっているのだから損はない。
言葉も巧みで、外国に来て回収している中国人のたくましさはあっぱれでした。