こんな封書が届きました。
重要なお知らせですので必ずご開封下さいって。
検察審査会制度候補者?
なにそれ、でしょう。
調べてみて分かったこと。
検察審査会は戦後60年余にわたって続いており、刑事司法への市民参加としては裁判員制度の先輩格だそうだ。
今まで身近な人から聞いたこともなかったし、TVや新聞で取り上げられたことに記憶もない。
自分にかかわりがない興味がないことは自動的に脳がスルーしてたのかもしれませんが。
検察官が起訴相当、あるいは不起訴相当と判断したものに異議を唱えることができる仕組みが検察審査会です。
検察官が不起訴処分とした事件を審査した事件はすでに13万件もあったのでした。
サリドマイド薬禍事件・水俣病事件・羽田沖日航機墜落事件・日航ジャンボジェット墜落事件・薬害エイズ事件…
地裁や地裁支部を拠点として全国に201の審査会があり、過去45万人が体験済みでした。
衆議院議員の選挙権者の中からくじで、検察審査員候補者の予定者選定、
そこからさらに選ばれた市民11名が半年の任期となります。
この検察審査会検察審査会の制度が今年5月の裁判員制度の施行と同時に変更したそうだ。
→
こちらから
そのことについて書かれた
ホリエモンのブログもヒットしました。
どこが変わったをピックアップさせてもらうと、
「2度不起訴相当、あるいは起訴相当の議決が出た場合、それに法的拘束力があるようになる。
つまり、起訴相当だった場合、かならず起訴をされることになる。
この場合、検察官でなく裁判所に指名された弁護士が捜査を引き継ぎ、起訴・公判を担当することになる」
「戦後すぐGHQが米国流の司法制度を持ち込んだ際に、日本の法務官僚に骨抜きにされてしまった制度が60年たってやっと本来の能力を取り戻した」
裁判員制度をあれだけ取り上げたマスコミは、検察審査会制度についても、もっと触れるべきだと書かれていました。
今回たまたまこういう封書が届いたことによって私も初めて知りました。
何度かTVで取り上げられていたら、記憶の片隅に残っていただろうと思うんですけどね。