確かムリーさんてお名前だったと思います。
一見エルサレムのユダヤ教徒的ですが、冗談の好きなガイドさんでした。
基本的に古代ローマ遺跡の建築物はすごいんだけれど、廃墟だし壊れてるしで、私はあまり感動するということはない。
ただし水の扱い方、遠くから上水を引いてくる水道橋とか、入浴施設とか、下水処理とかは感心させられます。
ドゥッガのローマ・ビザンチン複合遺跡、水洗の公衆トイレです。
下に水が流れているんだそうです。
以前トルコ・エフェソス遺跡でも同じような公衆トイレ見学しました。
ゆりちゃん、懐かしいでしょう。
あの時も驚愕したものでした。
ローマから時代は進み、その後の中世ヨーロッパのトイレって最悪だったんですよね。
桶にためた排泄物を2階から捨てた時に、下を歩く人の頭にかからないよう帽子が考案されたとか。
お風呂もめったに入らないから香水が発達したとか。
中国江南地方を旅したときのガイドさんは上海生まれの40代男性でした。
その方は子供の頃、桶に溜まった排泄物を捨てに行くのが毎朝の仕事だったと話されてました。

カルタゴ・ビュルサの丘にはローマ時代の多くの彫像も立っていますが、頭部がない。
皇帝が変わるたびに頭だけ付け替えていたそうです。
今回のツアーは男性わずか5名という珍しい構成比率でなんと一行40名!
人数が多いと、ついつい説明も適当にはしょって聞いてたりするし、
尋ねたいことがあってもそれっきりになったりする。

カルタゴ博物館の門をくぐって建物を撮影したショットです。
遠すぎてわかりにくいですが、柱前にボーリングの玉より少し大きい丸い石が積み上げられています。
何だろうと気になったけど聞くチャンスがなかったし、拡大画像もありません。
今回ネットでいろいろ調べていてわかりました!
カルタゴを徹底的に破壊したローマの投石機で放たれた石の球だったのでした。