20歳代半ばの頃のアルバム、1978年12月のものを撮影しました。
パリとジュネーブの2都市をめぐる旅で、パリで3連泊し
日帰りでロワール古城めぐりした時のものです。
帰国後写真を見たら、どの城がどれだったか分からなくなった。
何度もフランスへ行かれてる超詳しい方に写真を見てもらうと
いとも簡単に城の名前を答えると共に地図を書いて下さったのでした。
なんで、こんな古い写真を出してきたかというと、
34年も前の旅や、単なる歴史的単語として記憶していたものが
それぞれ断片的であったものがやっと今回繋がったのです。
前回の記事でサンブノワ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/67/62/c742ae5d5fea407ac190888c41160784_s.jpg)
という水についてレポートすると書きました。
調べだすとイモヅル式にどんどん深まっていき収拾がつかなくなるほどでした。
まずペットボトルに書かれてある説明文から
「サンブノアの源泉は、ジャンヌ・ダルクにゆかりのある、フランス・オレルアンの森と
ロワール河のソローニュ地区(ロワール河とシェール川い挟まれた一帯)の間にあって
フランスのほぼ中央に位置します。
石灰岩や砂利等が交互に複雑に形成された地層により、
ゆっくりと時間をかけてろ過された広大な地下水帯にあります。
EUの厳重な製造基準に沿って、殺菌・除菌を行なわずに容器詰めをしています」
サンブノアの採水地となるサン・マルタン・ダバは、
ロワール河とシェール河に挟まれたソローニュ地区。
まさにロワール古城めぐりをした土地ではありませんか。
ここにはオルレアンの森があり、百年戦争「オルレアンの解放」のあった場所。
旅してたあの当時知ってたのか、いやたぶん知らなかったと思う。
日本の中世の戦国時代のように、同じく14~15世紀はフランスもイギリスと長く戦闘状態が続きました。
のちに「百年戦争/1338ー1453年」と呼ばれます。
「オルレアンの解放」の中心人物として後世に語り継がれることになり、
「オルレアンの乙女」とも呼ばれるフランスの国民的英雄
ジャンヌ・ダルク(1412-1431)が群集の先頭に立って駆け抜けた森です。
取水地サンマルタンダバのすぐ近くにサン・ブノワ・シュール・ロワール修道院があります。
聖ベネディクトゥスの遺体を安置することで有名なフルリ修道院で、
サン・ベネディクトのフランス語読みがサンブノアだそうです。
中世から続いているサンブノア修道院を中心に、古くから、この地は銘水の街として栄えてきました。
ジャンヌダルクは、ここに2回立寄っているそうです。
聖ベネディクトゥス。
ローマ近郊に生まれ、ローマで勉学。
529年モンテカシノに修道院を設立し、教派ベネディクト会を開く。
修道士の規範となる「ベネディクトゥス戒律」を定め、無所有、純潔、服従を説く。
これは中世にわたってほぼ全ての修道院における規範として採用される。
サンブノワはやや硬水・アルカリ性・低ナトリウムで飲みやすく体にやさしいのが特徴です。
SAINT BENOIT サンブノア
採水国:フランス
採水地:サン・マルタン・ダバ
硬度:132
PH:7.65
炭酸の有無:炭酸あり
成分(/1000mL)
ナトリウム:6.3mg
カルシウム:46.1mg
マグネシウム:4.3mg
カリウム:3.5mg
その他特筆すべき成分:サルフェート4mg
これだけ知ると、最初「まずっ」と思えた水も美味しくなるもんです。