秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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瑠璃の花園 珊瑚の宮 古い伝えの竹生島♪

2012-08-19 | 古代史のミステリー
帰りの高速船より竹生島(ちくぶしま)を撮影しました。
琵琶湖周航の歌の4番
♪瑠璃の花園 珊瑚の宮 古い伝えの竹生島
仏の御手(みて)に 抱(いだ)かれて
眠れ乙女子 やすらけく

メロディーといい歌詞といいそそられますでしょう。

竹生島は古来、信仰の対象となった島で、神の棲む島とも言われています。

しかし近畿圏で暮らしてても行くのはちょっと面倒。
奥琵琶湖にある小島なので船で渡らないと行けません。
遠隔地のかたは興味がないと生涯訪れるチャンスがそうそうあるものでもないでしょう。
ということで、ちょっと詳しくレポートしておきます。






今朝8時に守口を出発、第二京阪から京滋バイバスを経由して北陸道・長浜ICで降りました。
竹生島クルーズの船は10:15発の30分前には長浜港に到着しました。



約30分ぐらいの乗船で、往復2980円はちょっと高い。
JAFカードを提示すると1割引です。

長浜の港を出航して、白いホテルなどの建物左側に長浜城。
地図から判断して、城後ろに見える山がおそらく金糞岳。
白い建物群の右後ろが伊吹山、竹生島の由来する山山ゆえ次回で触れます。



琵琶湖は竹生島あたりが最深部で約120メートルぐらい。
水の色も神秘的です。

昨日ネットサーフィンしてたら、「竹生島の恐怖」というタイトルで、
このあたりは水深80mぐらいに水平に回流する流れがあるという。
水難事故に遭うと水死体が上がらない場合、この回流に取りこまれぐるぐる廻ってるんだと。
水温が低いので腐敗もしないで、半永久的に。
ところが台風などで琵琶湖が荒れた場合、この回流が乱れ時に死体が浮上してくる云々。

この水の色を見てたらありえそうでちょっと怖かった。

さらに検索してると、
「北の葛籠尾崎との間には湖底遺跡があり、水深70mほどの湖底から多数の土器が引き揚げられている。
この土器は非常に古く、且つ時代の幅も大きいもので、縄文時代早期から弥生時代、果ては中世にまで及ぶと考えられている。
このような遺跡は世界でも類がなく、沈積原因は今なお大きな謎に包まれている」


やっぱり歌詞にあるとおり「古い伝えの竹生島♪」

いよいよ上陸  ←クリックで拡大

土産物屋さん数軒並ぶ参道を行くと、入島料400円を払う関所があります。




鳥居左手に瑞祥水があります。

御本尊大弁才天様の御託宣により平成14年11月に掘られた霊泉です。
一枚岩盤の島で、湖中の小島での井戸工事は前例が無いところの難工事であったにもかかわらず、
水深100mよりさらに130m深い湖底地中より涌き出るそうです。



竹生島入島記念チケットの裏には島内案内図と
琵琶湖八景「竹生島」について以下一文が印刷されています。

奥琵琶湖の湖面に伝説とロマンに満ちた島影をなげかけた竹生島は
謡曲「竹生島」に
緑樹影沈んで 魚木に登る気色あり
月海上に浮かんでは 兎も波を奔(カケ)るか 面白の島の景色や

とあるように、島全体が緑につつまれ遠望すると、
まるでマリモを湖中に浮かべたような感がある。
島は周囲2km、海抜197.6m 全山花崗岩でその上を亜熱帯性のかつ葉樹が覆っている。



謡曲「竹生島」のあらすじ
「竹生島参詣に出かけた人物が琵琶湖湖畔で、老人と女の乗った舟に同乗させてもらって、春の湖上を眺めながら竹生島へ着くが、老人と女は人間ではなく、琵琶湖の龍神と竹生島の弁才天だった。
弁才天は神徳を説き、龍神は宝珠を授ける。」


続く