三木市にある兵庫県防災センターとE-Defense、そしてキリンビール工場見学に行ってきました。
地域の公民館運営委員会主催の環境施設見学会で、先着40名の参加です。
朝8時半出発した時は雨が降っていて、三木市に着いたら霧雨でけぶってました。
この建物がある三木総合防災公園は、陸上競技場やテニスコート、野球場などとして使っていますが、災害に備えた備蓄倉庫でもあります。
食料をはじめ、毛布、テント、仮設トイレなどが陸上競技場バックスタンド下に備蓄されてます。
ヘリポートもあり、有事の際には防災拠点となり、実働部隊の駐屯地機能も整備されています。
10時よりガイダンスを受けました。
一般的に、災害時は公的機関に助けてもらうのが当然みたいな感じがあります。
もし東南海地震で壊滅的な被害が出た場合、その範囲はあまりに広く、自衛隊もすべての市町村に派遣はできません。
各地域の警察や消防といえども人員に限りがあります。
自分の命は自分で守る、これが危機管理の7割を占めます。
危機管理の第1は自助であることをもっと真摯に受け止めなければならないと。
続いて2割が共助、地域の安全は地域で守るという意識。
阪神大震災のとき、建物など瓦礫の下敷きになり自分で這い出せなかった数万人のうち、95%が家族、友人、ご近所さんに助けられたそうです。
あらためてご近所の底力を学びました。
そして最後に公助が1割で、広範囲での復旧活動となります。
30分ほど映像などを交えたお話を聞いてから、煙非難体験をさせてもらいました。
兵庫県消防学校でもあるので、多くの消防隊員がいろんな訓練されてます。
訓練の場の一部を一般に体験型学習に開放されているのです。
ほんとの煙ではなくてボイラーによる水蒸気です。
しかし部屋は暗く迷路のようになっていて、かなり怖かったです。
落ち着いて、濡れタオルなどで鼻と口をガードし、姿勢を低くして壁沿いに逃げる。
これが一酸化炭素をも含む煙であって、よく知らない場所であってもちゃんとできるかなぁ…
続いて同じ敷地内で、今度は国の施設「実大三次元震動破壊実験施設」E-Defense
ここでもやはり映像を見ながらのガイダンスを受けてから、実験施設等の見学。
建物破壊の時などは多くの見学者が訪れるそうです。
実際の地震と同じ複雑な3次元の揺れを作り出す震動台。
サイズは15×20mで、この台の1日の使用料金は600万円だって。
今日は地盤検査用のセットが載せられていました。
12時40分、また防災センターに戻り食堂で予約されてたお弁当を食べました。
想像以上に量も多くて美味しかった。
そして2時からキリンビール神戸工場で見学
そして待ちに待った試飲。
いろいろ勉強になったし、わずか1500円の会費で大満足な大人の社会見学でした。