オランダ人の食事は毎食ハムとチーズとパン、そして珈琲。
ハレの日もケの日も、お客さんが来ても家族だけでもそうなんだと、現地ガイドさんから聞きました。
その割には、体格がでかいし、サッカーも強い。
街もきれいし、デザインも素敵だし、食べ物とは関係ないのかな。
最初の画像と、この画像はオランダの政治的な都市ハーグです。
マウリッツハウス美術館でフェルメールを見た帰りに撮影しました。
国際的な子の奪取の民事面に関するハーグ条約で、ハーグと耳にするたびにこの街の静かなたたずまいを思い出しています。
オランダはオランダ語でネーデルランド、低い土地の国という意味です。
国土の4分の1が海面より低いと聞いたような…(正確な数字ではありません)
運河が縦横にはりめぐらされ、子供達は服を着て泳ぐ練習をすると昔聞いたことがあります。
アムステルダムでの最終日、1時間ほど船で遊覧しました。
確かに運河の周りに、柵のないところがほとんどだった。
これならうっかり落ちることもあるだろう。
そして自転車だらけだ。
今晩NHKの番組でオランダの教育を取り上げていたのを興味深く視聴した。
オランダも日本同様、割り算とかができない落ちこぼれが増えてどうしようもなくなり、今から40年前に教育改革が英断されたそうです。
昔は、ある年齢になれば小学校に上がり、教室で机を並べ一斉授業を受ける形態だった。
しかし今は違う。
4歳になれば、いつでも小学校に入学できて、全員が一緒ではない。
人それぞれ個性があり、能力も違えば、習熟度も異なるからだ。
自分で選んだ時に自分が選んだ学校に上がり、自分の決めたカリキュラムで、自分のペースで学ぶ。
卒業する時には一定のレベルに達していないといけないので、留年もある。
そして自らの意思でも留年することができる。
自分で選ぶことは責任を伴う。
自立がオランダの教育の基本理念であるらしい。
このオーダーメイド教育により、子供達は生き生きとし始め、ストレスはなくなったそうだ。
宿題もないし、塾もない。
9割の子供が学校が好きで楽しんでいるという。
それでいてレベルが落ちたわけではなく世界のトップレベルなんだそうだ。
小学校を卒業する12歳までに、将来どのような職業につきたいかを考えて、それに見合った進路をセレクトし、成就に向けて努力する。
教師や家族はそれを見守り、サポートする。
自らの意思で動機付けができれば、自ずから学ぶようになるのだという。
16世紀頃からの建物が今なお使用されているオランダ。
隣り合わせの建物がお互いを支えているのだそうだ。
自転車道といい、美術館のあり方といい、いろいろ考えさせられますね。