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「成功者3000人の言葉(上阪徹)」という本はとてもオススメ!

2014年05月30日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「成功者3000人の言葉(上阪徹)」の購入はコチラ

 「成功者3000人の言葉」という本は、社会的に成功した俳優やテレビタレント、作家、アスリート、映画監督、漫画家、科学者、ミュージシャン、コンサルタント、大学教授、医師、起業家や上場企業経営者など3000人を20年以上にわたってインタビューして、その成功者に共通する心構えなどを99にまとめたものです。

 その成功者に共通することは、自分を成長させようという意識を持ち、上を向いて、目の前のことに一生懸命に、誠実に、相手を気遣い、時間厳守し、いつも感謝の気持ちをもち、社会のために、誰かのために、そして正しく生きることのようです。

 特に以下については共感しましたね。

・大変な努力や苦労をしているが、本人は大した努力や苦労と思っていない
・明日のことは考えず、目の前にあることを一生懸命やることが大切
・報道には何かのバイアスがかかっていると考える
・日常こそを大事にする(規則正しい生活、礼儀正しい態度、相手への気遣い、相手の立場を想像、寛容の精神を持つ、広い心で物事を眺める、時間を守る、いつも感謝)
・個人の夢ではなく志を持つこと
・アイデアは、ディスカッションなどの会話から出てくる
・とりあえずやってみることが大切
・仕事の達人は、想像以上の練習をこなしている
・やらされ仕事こそ気を引き締めなければならない
・人としての寛容さや豊かさ、教養や文化性、感性や五感が必要
・辛抱と向上心が必要
・自分ではなく誰かのために仕事を一生懸命臨むこと
・目標やゴールを公言すること
・もともと人生は苦しいものだという厳しい認識があること
・苦しいことがあるから楽しさを判定できる
・謙虚は重要
・叱られることに感謝すること
・人に対する思いやりや気遣い、情けをかけることは、巡り巡って自分に戻ってくる
・思い通りにならなくてなかなか前に進めないからこそ人生は面白い
・正しくないことをしてうまくいった事例はない
・生きていることに感謝が必要
・お金は後からついてくるもの
・あえて苦労しそうなほうを選ぶと、そのほうが成長でき、人の役に立つ

 「成功者3000人の言葉」という本は、人生をよりよくするヒントがたくさん書かれていて、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・たとえば、何か苦しいことがあったとき、人は思ってしまいがちです。「どうして自分だけ、こんな目に遭わなければいけないのか。こんなに努力をしているのに、どうして結果が出ないのか・・・」しかし、もし「そもそも人生は不公平で不平等で極めて厳しいもので、ラクな道など、もともとない、ありえない」と認識していたとしたら、どうでしょうか。取材した多くの方に感じたことがありました。みなさん大変な努力や苦労をしている。だからこそ、大きな成功を手にしているわけですが、本人たちはそれを大した努力や苦労と思っていないのです。生きていくのはそもそも大変、ラクをして生きられるなんてありえない、努力が必ずしも報われるとは限らない・・・。そう思うようになれば、そのつもりで行動するようになる。自分に納得できるようになる。認識が言動を変え、結果をも大きく変えるのです。世の中に期待しない。その覚悟だけでも、人生は変わります。

・明日、何が起こるかなど誰にもわからない。にもかかわらず、人は明日、もっといえば、来月や来年や10年後を知ろうとする。しかし、その行為そのものに意味がないと気づかねばなりません。そうはいっても、「どうすればいいですか」は聞きたい、ですね。私もそうでした。取材は私の仕事です。叱られながらも食らいついて、たくさんの高齢の方に聞きました。答えは極めてシンプルでした。「明日のことなんて考えない。とにかく目の前のあることを一生懸命やる」これは30代以降の私の行動原理のひとつになりました。わからない未来にばかり目を向けて、目の前の今に一生懸命になれていない人が山ほどいるのです。実はこれこそが、問題。年輩の方々からの強烈なメッセージでした。

・不況だ、就職がない、中小企業が大変なことになっている・・・。こうした情報が一方的に流され、不安感ばかりが広がる。しかし、本当にそうなのか。ちなみにバブル崩壊後、中小企業といえば苦境のニュースばかりが聞こえていました。その頃、私は外車を何台も所有し、過去最高益を出し続けていた中小企業を何社も取材していました。しかし、そういう景気のいい話は大きなメディアではなかなか報じられない。そんな中でメディアが報じる話だけを信じてしまっていたとしたら・・・。報道には何かのバイアスがかかっているのではないか、といった陰謀論のようなものが語られることもありますが、それも含めて疑ってかかることです。報じられていることを鵜呑みににしない。情報の一部としてインプットする。実は外国の人たちに聞けば、当たり前の発想でした。日本にその感覚がないことに、驚かれます。

・特別なときでなく、日常をこそ大事にしている。そう語っていた成功者は少なくありませんでした。規則正しい生活を送る。礼儀正しい態度を心がける。相手を気づかい、相手の立場を常に想像する。寛容の精神を持ち、広い心で物事を眺める。時間を守る。いつも感謝の気持ちを持つ・・・。そえこそ小学校で教えられるような基本的なことです。しかも、家族の前でも、友人の前でも、他人の前でも、顧客の前でも態度は変わらない。しかし、こうした基本をしっかりしようと意識している人が、実は驚くほど少ないのだ、と成功者は口を揃えます。もし自分を変えたい、自分を変えようと考えるなら、日常から変える必要があります。日常にこそ、すべては宿っている。日常と違う自分を出そうとしても、知らず知らずのうちに、日常の自分が出てきてしまうのです。

・「君は”夢”と”志”の違いを知っているか。”夢”というのは、漠然とした個人の願望。ピアノを買いたい、車を買いたい、家を買いたいというのは、みんな夢だ。でも、そんな個人の願望をはるかに超えて、多くの人々の願望、夢を叶えてやろうじゃないかという気持ちを”志”と言う。だから、志と夢では、まったく次元が違う。夢を追う程度の男になってはいかん。志を高く持て」当時20代で駆け出しの経営者だった彼にとって、この話は衝撃的だったと言います。以来、ベンチャー企業を大成功させ、今なお人々が驚く積極果敢なチャレンジを続けています。他にも志の重要性を語る経営者は多くいました。たかだか自分レベルの小さい夢のために働くのではなく、もっと大きなスケールで、自分はこれで社会に貢献するんだ、という志をこそしっかり持て。社会のため、日本のために働きなさい、と。志を持つ利点は、仕事をする目的に迷ったら原点に戻っていけることです。もし、お金やモノが目的なら、それを得た瞬間に立ち戻る場所はなくなってしまう。誘惑に負けてしまいかねない。そして志は、人を、さらには仕事を惹きつけてくれます。いったい誰が個人の夢の実現のために頑張ってくれるのでしょうか。共感した志があるからこそ、部下も仕事仲間も、ついてきてくれるのです。

・「アイディアは会話から出てくるんですよ」何人もディスカッションに加わり、アイディアはチームで出す、と言うのです。どうしてコミュニケーションが必要なのか。その理由はこうでした。もともと人間の脳の中には、いいアイディアの素が潜んでいる。ところが、それは、そう簡単には取り出すことはできず、自分で取り出そうにも、脳のどこにあるのかも、わからない。それが、何人ものスタッフで、ああでもない、こうでもない、といろいろな角度から話をしているうちに、思ってもみなかったキーワードが出てきたり、過去のエピソードを思い出したり、ハッとするようなイメージが浮かんできたりする、と。ひとりでうなっていても出てこなかったことが、コミュニケーションによって取り出せる。考えてみれば、たしかにそうです。しゃべろうと思って出てくることと、聞かれて出てくることは、まったくレベルが違う話になることはよくあります。聞かれるからこそ、脳の奥底から出てくる話、というものがあるのです。私はこの話に、思わず目からウロコが落ちたのでした。要は、ひとりでウンウンやっていても限界がある、ということ。大勢で話したり、誰かに聞いてもらうことで脳が活性化されるのです。

・できるかできないか、で判断をしてしまったら、できることしかやらなくなってしまう。しかし、とりあえずやってみるのだ、と決めてしまえば、できなくてもやるしかなくなる。こうやって自分を追い込んでいく、というわけです。これが、大きな成長をもたらすのです。

・「このくらいやらないと、オリンピックには出られないだろう」と素人が想像するその何倍もの練習を、多くのアスリートたちはこなしているのです。いろいろな「本番」でなかなかうまくいかない、と嘆く人たちがいます。でも、それは当然だと思います。それだけの「練習」や「準備」をしていない、ということです。必ずしもトップアスリートと同基準で考える必要はないと思います。ただ、タフな交渉も常に勝ち切ってしまう人や、行列ができる店の料理人・・・どんな人でも構いませんが、あなたから見て「身体が勝手に動いている」と思えるような仕事の達人たちは、どれほどの努力と引き換えにそれを手に入れたのか。そこに想像を巡らす必要があります。

・やらされ仕事と思えるような仕事も、間違いなく人生における何らかの意味があるのです。そのときは意味が理解できなくても、後に理解できたりする。もとより、せっかく仕事をするのなら、楽しくするほうがいいに決まっています。クサって仕事をしたところで、誰もトクをしない。人はよく見ているものなのです。「こいつに仕事を頼んだら、どんな反応をするのかな。どんな行動を取るだろう・・・」と。やらされ仕事と思ったときほど、むしろ気を引き締めなければいけません。

・仕事に必要なものを”スキル”と”マインド”に分けて解説してくれたコンサルタントがいました。多くの人はスキルを強く意識するが、実はスキルだけでは限界がある。大切なのは、マインドも同時に強化していくことだ、と。マインドとは、人間性であり、人としての寛容さや豊かさであり、教養や文化性、感性や五感といったもの。経営トップはそうしたマインドも重視したいのです。

・そもそも力があるのに、運をつかめた人と、つかめなかった人。果たして何が違うのか。ひとつは、辛抱の違い。いくら力があったとしても、すぐにいい思いができるわけではない。そこでじっと我慢しなければならないのに、脱落してしまう人が多い。これでは、大きなものは手に入らない。そしてもうひとつ、重要なのが向上心です。常に自分を上向かせようという意志。それが努力を生み、実力をさらにアップさせる。自分の才能を過信したら、これはできません。運をつかめる人には、ちゃんと理由があるのです。

・多くの成功者に共通する考え方に、「誰かのために」があります。顧客のため、だけではありません。同僚のために、事務所のスタッフのために、仕事のパートナーのために・・・。成功している人たちは、こうした姿勢を持って仕事に臨んでいる人ばかりでした。「すべてはオレのためだ」と思っている人を見て、まわりの人たちは何とかしてあげよう、と考えるのでしょうか。その人のために、一生懸命尽くして仕事をしようと思うでしょうか。逆に、誰かのために頑張っている人は、応援したくなる。手を差し伸べたくなるものです。また働く側も、誰かのためになっている、と思えるからこそ、自分の仕事に愛情が持てる。自分の行動が好きになれる。懸命に頑張れるわけです。

・人生や仕事をテーマにした取材が多かったこともあり、どうしてチャンスをつかむことができたのですか、と直球ど真ん中な質問をすることも少なくありませんでした。そこで多くの方が語っていたのが、「目標やゴール、自分が求めているものを公言していた、人に伝えていた」ということです。チャンスはどこからやってくるのかと考えてみれば、多くは人からやてくるわけです。人に伝えることによって、何がしかの変化が起きていく。そこから何かが変わっていくことがある。もしかしたらうまくいかないかもしれない。そんなことになったら恥ずかしい。だから、目標やゴールは人に言いたくない、という人も多いかもしれません。しかし、それでは誰にも目標やゴールがわからない。誰も携わりようがないのです。

・「人は泣きながら生まれてくる。なぜだろう」かなり古い広告ですが、この言葉は私の何かに突き刺さりました。どうして人は泣きながら生まれてくるのか。母親の体内にいれば、ぬくぬくと安心して過ごしていられたのに、厳しい現世に顔を出さなければいけなかったから。それでも生きることを楽しもうではないか、というのが、このキャッチコピーの意味するところではないかと思います。現実の世の中は極めて厳しく、生きていくのは苦しいものだ。うまくいく人の多くが、そうした世界観をはっきりと持っている、と感じています。不安はあって当たり前。もともと人生は苦しいものだ、という厳しい認識があるのです。だから、苦しさに直面しても、強い。このくらいの苦しさは、当然あるものと考えている。簡単にへこたれたりしない。逃げることなく、真正面から立ち向かえる。のちに調べてみると、コピーの前半部分の「人は泣きながら生まれてくる」は、シェイクスピアの「リア王」に出てくるフレーズでした。400年以上前から語り継がれてきたということ。時代が変わっても変わることのない人間の本質のようなものは、古典にたくさん眠っていそうです。ちなみに「終わりよければ、すべてよし」も、シェイクスピアの戯曲の題名のひとつです。

・苦しいことや嫌なことがまったくなかったとしたら、楽しさやうれしさをどう判定するのか。苦しさや嫌なことがあるからこそ、楽しさやうれしさが浮き立ってくる。もし、楽しいことやうれしいことばかりだったら、きっとそれを楽しいとかうれしいとか、と感じたりはしない。感じることもできない。人間とは、そういうものだ、と。これは真理を突いている、と思いました。楽しいこと、自分の好きなことだけをやろうとしても、結果的に楽しさやうれしさを感じられるとは限らないのです。そうではない思いが混ざるからこそ、喜びは大きくなる。だとするならば、あえて苦しい思いに飛び込んでいったほうが、むしろ楽しさやうれしさは大きくなるかもしれない。

・こんな人でさえ、こんなに謙虚なのか・・・。もし取材に同席していたら、間違いなく驚く人が多いと思います。芸能界の方から、上場会社の経営者まで、高い社会的地位がありなが、本当に謙虚な方が多いからです。もちろん、例外もなかったわけではありません。しかし、そうした方は長くその地位にとどまることはできませんでした。もしかしたら、謙虚であることも、成功するための重要な条件ではないか、と私は思うようになっていきました。

・口うるさくなくて、ときどき心地いいことを言ってくれる上司や先輩は、若いときにはありがたいもの。しかし、これは一見やさしい対応に見えて、実は残酷な対応です。なぜなら、それでは後輩がちっとも成長できないから。そして上司や先輩にしてみれば、適当にやさしくしていたほうがラクです。うっとうしいと思われたり、嫌われたりすることもないし、自分がイライラすることもありません。逆に、叱り飛ばすとなれば、どうか。叱るほうは、実は大変なのです。叱られる側が想像しなければいけないのは、叱るのにいかにパワーが必要か、ということです。大きなパワーをかけてまで、わざわざ叱ってもらっている、そのありがたさに気づく必要があります。愛情があるからこそ、叱れるのです。愛情がなければ、誰も叱ってなどくれない。むしろ、叱ってもらえなくなったときや、叱ってもらえない会社こそ、心配すべきです。

・「情けは人のためならず」説明するまでもありませんが、人に対する思いやりや気づかい、情けをかけることは、巡り巡って自分に戻ってくる、という意味です。もとより、情けをもらって嫌な顔をする人はいません。誰も損をする人はいない、ということ。そして見る人は実にしっかり見ているのです。

・もし、何もかもが思う通りになってしまったとしたら、それは面白い人生と言えるのか。大した努力もせずに物事を達成してしまえたら、それは本当にうれしいことか。むしろ、思い通りにならなくて、なかなか前に進めないからこそ、人生は面白い。そこから、どうやって自分なりに突き進もうかと考えることが、人生の醍醐味を生む。うまくいかないこともひっくるめて、人生を楽しんでしまおう、と。もとより人生は、矛盾だらけ、なのです。頑張った人が報われるとは限らない。正しいことをした人がうまくいくとは限らない。一生懸命に生きていても、思わぬところで足をすくわれたりする。しかし、嘆いていたところで、どうにかなるわけではない。ならば、矛盾を含めて受け入れてしまう。人生をしたたかにとらえる。そこから始まるのです。

・人は意外なほどに人の行動をよく見ているものです。また、正しくない行いは、顔つきに出る、と語っていた人がいました。いずれその代償を別の形で支払わなければいけない可能性は高い、ということです。ある経営者は言いました。歴史に学ぶとするなら、正しくないことをしてうまくいった事例はない。仮にそのときはうまくいったとしても、末代まで正しくない行いをしたことを非難し続けられることになる。そして、今も残っているのは、正しいことをせよ、という教えである、と。

・誰もが、思わぬ事故で不測の事態に陥る可能性が潜んでいるのです。「だから、感謝しないといけない。今日も生きていられた。何事もなく平穏無事に過ごせた。その気持ちを、今の人たちは忘れている」戦争を生き抜いた人たちには、壮絶な生への意識があります。生きているだけで、どれだけ幸せか、毎日ご飯が食べられることがいかに喜ぶべきことか。戦争が終わった今でも、生きていくことは、実は本当に大変なことなのです。だから、毎日、生きていることに感謝する。一日を大事にしようとする。人生を大事にしようとする。それだけで、世の中も、人生も違って見えてきます。明日が、明後日が、必ずあるとは限らない。それは、本当の話なのです。

・意外だったのは、成功してお金をたくさん持っている人たちの多くが、ほとんどお金に関心を持っていなかったことです。少なくとも、それが頑張る主目的だという人はいない印象でした。そうではなく、お金は後からついてくるもの、それはこちらから追いかけるものではない、という声が多く聞こえてきました。面白いことを言っていたのは、ある起業家でした。「お金は楽しいところが好き。だから、楽しんでいないところには、お金は来ない。楽しむ姿勢が大事」考えてみれば、お金はツールなのです。何かを楽しむための道具です。お金それ自体があったところで、楽しもうとすることがなければ役には立たないことになります。つまり、自分のしたい楽しいライフスタイルがあって、そこに必要になるのが、自分が求めるべきお金であるということ。

・極めて興味深かったのは、あえてネガティブに思えるほうを選ぶ、と答えていた人が少なくなかったことです。もちろん、失敗するとわかっている選択肢はもちろん選びませんが、あえて大変なほうを選ぶ。面倒なほうを選ぶ。苦労しそうなほうを選ぶ。報酬が少ないほうを選ぶ。人が行きたがらないほうを選ぶ・・・。なぜか、と尋ねると、よく返ってくるのはこんな答えでした。そのほうが面白そうだから。そのほうが、成長できるから。そのほうが、人の役に立てるから。なかなかできることではない、と思います。ただ、そこにはひとつの真理が詰まっている、と私は感じました。それは、一見こっちを選んだほうがトクだ、と思えるものが、必ずしもそうではない、ということです。トクだと思ったことが、後で大きなソンをもたらしたり、ソンだと思ったことが、長期的に見れば大きなトクになるかもしれない。ソンな行動を選んだことで周囲に評価される可能性もある。

・上を向かない人生はうまくいかない可能性が高い、ということです。人間として成長しなくていい、という選択は生き物としてないと私は思っています。ダラダラとラクをして生きられる方法もない。それは、正しくないから。誰からも必要とされないから。社会の役に立てないから。逆にいえば、少しでもいいから自分を成長させようという意識を持ち、上を向いて、目の前のことに一生懸命に、誠実に、社会のために、誰かのために生きようとするだけで、必ずいつか報いは来ると私は思っています。それは、正しいことだから。そしてそんなところにこそ、大きな充実感が、そして幸せ感が、潜んでいるのではないかと思うのです。

<目次>

はじめに
第1章 社長は社長をやれ。
 1 社長は高く「旗」を掲げろ。
  社長とは「社長業」をやる人
  仕事で命まではとられない
  過去を全面否定できるのは、社長だけ
  社長の武器は「言葉」だ
 2 社長はバカになって、「本気」を伝えろ。
  「イヤなことをやる」のが社長だ
  バカになるのも芸のうち
  物事はすぐには動かない
  社長業とは「忍耐業」だ
  「捨てる」のは社長の仕事
 3 あえて角番に立って、クソ度胸を出せ。
  ナンバーワンにならなければ、生き残れない
  世界は戦国時代だ
  会議をやるから、つまらないものしか生まれない
  お客様の感性に訴える
  「成功体験」を捨てろ
 4 経営は歴史に学べ。
  競合が仕掛けた安値競争
  ヒトラーは、挑発に乗ったから負けた
  経営とは戦争そのものだ
 5 社長は大ボラを吹け。
  衆知を集めるから、間違える
  考え抜けば、アイデアと出会う
  CMは投資である
  ホラも本気で吹けば、現実になる
 6 「運」と「勘」と「度胸」を磨け。
  最後の最後は、社長の「思い」の強さ
  「これは行ける!」
  博打に勝った者が、「成功者」となる
第2章 社長はカッコつけるな。
 7 社長は、綺麗事を言うな。
  徹底したリアリストであれ
  生き残るのは甘くない
  道徳主義のカッコよさを捨てろ
 8 暴走できるくらいの権力をもて。
  民主主義経営、その実態は無責任経営
  独裁でなければ、スピード経営はできない
  革命は、社長にしか起こせない
  独裁にもチームワークは必要だ
  暴走を止めるブレーキも仕込む
 9 まず、怖れられろ。慕われるのは、その後だ。
  社長は舐められたら終わり
  遠きと交わり、近きを攻める
  ただし、憎まれてはならない
 10 社長は常に「最悪」を考えろ。
  備えもなしにホラを吹くのは、本物のバカ
  「いくら得する?」より「いくら損する?」
  命がけの博打はしない
  「最悪」に備えるから、笑ってられる
第3章 社長は「人間」を知り尽くせ。
 11 社長は「常識」をひっくり返せ。
  「成熟市場」は、アイデア一発でひっくり返る
  「聞いてわかる、見てわかる、使ってわかる」が、開発ポリシーだ
  メーカーではない、感動創造企業だ
  「常識」をひっくり返した者が勝つ
 12 社長は「営業のプロ」であれ。
  年間1兆円以上を売り上げる営業マン
  「しゃべり上手」で成功するヤツはいない
  「商品」ではなく「人間」を売る
  相手に関心をもてば、自然と道は拓かれる
  土下座、ウソ泣き、なんでもやる!
  社長は、営業部隊を掌握せよ
  急所をつかんだら、鷹揚に構える
  社長の営業力は、会社力そのもの
 13 数字から「現実」をつかみ出せ。
  社長は自ら数字を読め
  数字から「現実に起きていること」を読む
  ビジネスは「勘」の勝負だ
  30分でイカサマは見破れる
  「人間」がわからなければ、「数字」は読めない
 14 働き一両、考え五両、見切り千両。
  「見切り千両」はビジネスの鉄則
  リストラでは会社は立ち直らない
  撤退作戦で心身ともにボロボロ
  「成功」を見切るのが、一流の社長
  無欲萬両
 15 反省はするな、よく寝ろ。
  真面目じゃ社長は務まらない
  社長は眠れなくなったら負けだ
  絶対に反省などしない
  率先垂範は必ず管理限界になる
  大将は物見塔のてっぺんでボーッとする
  イケシャーシャーで図太く生きる
 16 会社には「シンボル」が必要だ。
  会社の存在意義とは何か?
  社員と家族と会社の一体感を生む
  お客様に感動を届ける
第4章 社長は心意気をもて。
 17 バカでなくて大将が務まるか。
  大将がビクビクすると、パニックになる
  社長が現場に出ると、大局を誤る
  大将がニコニコしていれば、たいていはうまくいく
  心意気が試されるとき
 18 社長は群れるん、逆を行け。
  俺たちは日本のメーカーだ、死んでもここから動かない
  負けてたまるか!
  元気がなくなれば、日本中がダメになる
  鎮魂歌とエールを送れ
  ミゲルの歌声で、心の霧が晴れた
  「逆張り」が幸運を引き寄せる
 19 いつでも、顔を高いところに向ける。
  いちばん大事なのは、人間が元気でいることだ
  日本のためだ、文句があるか?
  福島のための商品は、福島でつくる
  算盤だけでは、会社はうまくいかない
 20 変わり続けなければ、生き残れない。
  社員からの「手紙」で病院にかつぎ込まれた
  みんな家族を守るために必死だ
  会社のフォーメーションを変える
  社長からパートまで脳を同期化させる
  「自己否定」こそイノベーターの証
あとがき

面白かった本まとめ(2013年下半期)

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「さかえや(日光市)」の「揚げゆばまんじゅう」はとてもオススメ!

2014年05月28日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 日光観光協会のホームページの「飲食・物産店」を見ていると、「さかえや」の「揚げゆばまんじゅう」が、「王様のブランチ」「恋するハニカミ」など多くのメディアに掲載され有名なようなので、日光東照宮へ行った際に寄ってみることにしました。

 場所は、東武日光駅のバス乗り場の前となります。
小さなお店ですが、駅前ですし、「あげゆばまんじゅう」の金色の文字の看板が目立ちます。
さすが有名店で結構にぎわっていましたね。

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↑店構え

 「さかえや」は1958年(昭和33年)創業の老舗で、日光名物のゆばを使用した「揚げゆばまんじゅう」「日光ゆばまんじゅう」がオススメとのことです。

 特に、「揚げゆばまんじゅう」は、薄く衣をつけて植物性油のみを使用してカラッと揚げたもので、衣のサクサクとした触感と甘みを味わえるものです。
 しかも「保存料・着色料・防腐剤」を使用していないというのは、とても嬉しいです!
 また、「とちぎフロンティア企業認証商品」「経営革新支援法取得商品」でもあるとのことです。

 さっそく1つ200円の「揚げゆばまんじゅう」を買い求めます。
ほどよい大きさの白い紙袋に包んでくれ、その場で「揚げゆばまんじゅう」を食べられるのは嬉しいですね。

 お店の方はかなり優しく声をかけてくれ、しかもおじちゃんが小学生の息子にサービスだと言って、「ゆばまんじゅう」をポイッと1つ投げてくれたのは嬉しかったですね!

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↑揚げゆばまんじゅう

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↑ゆばまんじゅう

 さっそくその「揚げゆばまんじゅう」食べてみましたが、アツアツで、餡は塩味が効いているので、さらに甘みを感じ、これは美味しいです!!
あまりに美味しくて、ついついバクバクと食べてしまいますね。
想像以上の美味しさで、これには感動しました。
ぜひぜひ、特に東武鉄道を利用して日光へ行った際には、駅前ですので、立ち寄ることをオススメします!

 「さかえや」は、お店の方もとても優しいですし、「保存料・着色料・防腐剤」を使用していない「揚げゆばまんじゅう」がとても美味しいので、とてもオススメです!


美味しかったものまとめ(2013年下半期)

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さかえや

昼総合点★★★☆☆ 3.6
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関連ランキング:和菓子 | 東武日光駅日光駅

 

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LEDシーリングライト(NEC HLDCD1233)はとてもオススメ!

2014年05月26日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

「LEDシーリングライト(NEC HLDCD1233」の購入はコチラ

 居間の蛍光灯は約14年も使い、かなりボロボロと哀れな状態^_^;)となってしまったので、LED照明を買ってみました!
 条件としては、省電力のLEDであること、そして明るさが調節できる「調光機能」と照明の色を変えることができる「調色機能」があるもので、なるべく明るく、そして安価なものとなります。
 日立やPanasonicなどと比較したのですが、NEC製のHLDCD1233がAmazonで約1.4万円と安かったのでこの製品を買いました!

 明るさは10段階変更でき、3つのあかりモードを搭載(アクティブ(青系)、ナチュラル(白系)、リラックス(暖色系))し、もちろんほんの少しだけ照らすLED保安球もあり、しかも消灯時にほのかに残光する"ホタルック"機能が搭載されているのは嬉しいですね。
また、リモコンもあり、壁に専用のホルダーを取り付ければそのリモコンの置き場にも困りません。

 取り付けはとても簡単でしたが、「ふた」と本体を合わせる「警告印」がどれか分かるのに少し時間がかかりました。
しかし本体も軽いし、LED自体が薄い薄い!!

そしてさっそく、点灯してみますが、おぉぉ想像以上に明るい!
リモコンで10段階に明るさを調整できるのはとても嬉しいですね。
また暖色系の色にすると、かなり落ち着きがありムードがあります^_^;)
そして、明かりを消すと少しフェードオフするのはセンスがありますね。

それから、あまり使うことはないかと思いますが、スリープタイマー(30分・60分)機能もあります。

LEDシーリングライト(NEC HLDCD1233)は、居間に先進的な明るさや雰囲気をもたらし、もちろん省エネでとてもオススメですね!


<仕様>

サイズ:61.0×61.0×13.0cm
本体重量:2.3Kg
素材・材質:乳白色アクリルグローブ
調光タイプ:調光・調色タイプ(ホタルック機能付)
消費電力:57W
器具情報:防虫ガイド(カバーの取付が簡単で虫が入りにくい構造)
付属品:調光・調色 リモコン RE0202
商品仕様1:光源 LED(昼光色+電球色)
商品仕様2:固有エネルギー消費効率:94.7lm/W(5,400lm・57W)(ナチュラル設定時)
商品仕様3:モジュール寿命 40,000時間(光束維持率:70%)
年間電気代目安:2510円(税込)
年齢と畳数の目安:20代 ~12畳、40代 ~10畳

お勧めなお話(2013年下半期)
自動車保険を安く!

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「ユダヤの訓え「大物」になる勉強法(加瀬英明)」という本はとてもオススメ!

2014年05月23日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ユダヤの訓え「大物」になる勉強法」の購入はコチラ

 「ユダヤの訓え「大物」になる勉強法」という本は、多くのユダヤ人の友人を持つ著者が、そのユダヤ人の文化や生活態度から学んだ良い習慣などをまとめたものです。

 具体的には、ユダヤ人の歴史や、その歴史から教育を重視し生涯をかけて己を磨くこと、疑問を持ち自己主張すること、知識だけでなく知恵が重要であること、自分を見つめる時間を持つこと、結婚観、ユーモアや慈善も大切などについて、具体的な例を用いてとても分かりやすく書かれています。

 人生を前向きにより良くするヒントがたくさん書かれていて、とても参考になりますね。

 特に、死ぬまで日々学習して知恵をつけ、そして自分を見つめる時間をいつも設けて軌道修正を行い、そしてユーモアを持って明るく生きることが大切だなぁと思いましたね。

 また、ユダヤ人は世界の人口の0.2%に過ぎないのですが、その教育や習慣から、世界トップの400人の億万長者の15%を占めているとは驚きました。

 「ユダヤの訓え「大物」になる勉強法(加瀬英明)」という本は、とてもオススメです!

 なお、この本は「ユダヤの力」という本を再編集のうえ加筆しているとのことです。

以下はこの本のポイントなどです。

・ユダヤ人は独自の哲学として「知識」や「知恵」といった目に見えないものを、土地や財産などの実際に目に見えるものと同様に大切にしてきた。彼らがビジネスなどの実生活に即した分野だけでなく、医学や経済学といった学術的な分野でも輝かしい業績を残している秘密は、ここにある。というよりも、ユダヤ人は自然科学や人文科学、芸術の世界で抜きん出た業績を収めているからこそ、ビジネスの世界でも優れているというべきだろう。人生を生きる上で不可欠なこの「知識」や「知恵」は、すべて、「タルムード」をはじめとするユダヤの聖典を、こどものうちから家庭、学校でみっちり教え込まれることによって得られるもので。日本の家庭教育や、学校教育と比べてみると、実に興味深い。そしてもう一つ、ユダヤ人の強さの秘密として挙げることができるのが、彼らの時間の使い方だ。歴史を振り返ってみると、世界中のあらゆる民族は、土地や自然など「空間」を支配することに努めてきた。そのようななかで、ユダヤ人は目に見えない「時間」を神聖なものとして崇めてきた唯一の民族である。だから、ユダヤ人は時間の使い方が抜きんでてうまい。

・ユダヤ人は、最近の調査によると全世界に1300万人いると言われている。現在の世界人口約66億人から見れば、その割合は0.2%
にしかすぎない。しかし、そのわずかな人口で、彼らは有史以来数多くの創造的な人材を生み出し、世界の歴史を動かしてきた。たとえば、ノーベル賞一つとっても、1901年から2006年の間では、受賞者の23%がユダヤ人であり、アメリカ人受賞者の37%に当たった。同じ時期に、ユダヤ人は経済で38%、生理学および医学で28%、物理で26%、化学で19%、文学で13%、平和で9%の受賞者がいる。人口比から考えると、本来ならノーベル賞を1つもとれなくてもおかしくはない。2002年にアメリカの著名な経済雑誌の「フォーブス」が「世界トップの400人の億万長者」のリストを発表したが、ユダヤ人がその15%に当たった。またアメリカにおいて最近行われた調査によると、アメリカのユダヤ人世帯当たりの所得は、全国平均の2倍以上であることがわかった。ユダヤ人はアメリカの人口の2%にしかすぎないのに、富豪の上位400家族のうち23%を占め、これが上位40家族ともなると、なんと40%がユダヤ人になる。

・ユダヤ人は、あらゆる人種から成り立っているという、一見矛盾した特徴を持つ民族なのである。これは、紀元70年に自国が滅亡して以来、彼らが国土を持たない民族として、世界各国へ離散していったことに端を発している。国を滅ぼされ、各地へ逃げ延びていったユダヤ人たちは、各々その土地の人間と交わりながら、母国から持ち込んだユダヤ教の教えを自分たちの子孫へと厳格に伝え続けた。そのような配合が何十世代にもわたって行われたため、外見がその国々の民族そっくりのユダヤ人が生まれるようになった。

・ユダヤ民族の歴史について簡単に見てみよう。人類の黎明時代の文明はチグリス・ユーフラテス川とナイル川の間で栄えた。ユダヤ人はチグリス・ユーフラテス川の河口で発祥した小さな部族の中の一つであったとされている。ユダヤ人の始祖アブラハムが部族を率いて、今日のバクダットの南東にあったウルから、今日のイスラエルがあるカナンの地にやってきたのは、紀元前18世紀ごろだったと推定される。その後、いくつものユダヤ国家が興っては滅ぼされた。ユダヤ人はその合間に、飢饉から逃れるためにエジプトへ移って奴隷となったり、今日のイラクにあったバビロニアへ連行されて、捕囚生活を送ったりした。ユダヤ人は紀元70年に最後のユダヤ国家がローマ軍によって滅ぼされてから、全世界に四散した。そしてユダヤ王国が滅びてから1878年後の1948年、イスラエルが建国されるまで、異郷においてしばしば、言い尽くせないような迫害をこうむった。古い歴史を持つ民のなかで、ユダヤ人ほど荒波に翻弄されてきた民族はほかにいない。

・イエスが生まれたころのユダヤ王国には、当時の記録によれば約300万の人が住んでいた。このうちユダヤ人は250万人あまりで、残りがギリシャ人やサマリア人などの異邦人だった。そして、このころから国外で生活するユダヤ人のほうが多かった。ローマ帝国の領土には400万人のユダヤ人がいたし、バビロニアには百万人のユダヤ人が居住していた。本国に住むユダヤ人の、実に2倍以上が国外で生活していた。ユダヤ人は”約束の地”パレスチナ(カナン)に執着する一方、多くの人々が異郷に住むといういささか矛盾した国民性を、このころから持っていた。迫害によるユダヤ人の離散を「ディアスポラ」と言うが、彼らはそれ以前か、世界に散らばっていたのだ。

・西暦初年度のユダヤ人人口は、ゆうに800万人を超えていた。一方、そのころの日本の人口は、おそらく百万人に満たなかったはずだ。では、おおざっぱに今から2000年前にユダヤ人が800万人いて、日本人が百万人いたとしよう。その2000年後に、日本人は100倍以上の1億2000万人に増えたが、ユダヤ人は2倍に満たない1300万人にとどまっている。単純に比較すれば、今日、ユダヤ人が少なくとも1億人以上いたとしても、不思議ではないはずだ。ユダヤ人が増えなかったのは、この間にキリスト教徒やイスラム教徒の手によって、多くの人々が殺されるか、迫害から逃れるために改宗することによって、現地の社会に吸収されたからだった。

・ユダヤ教の「聖書」とは、現在一般的に読まれているキリスト教聖書の前半部分、つまり「旧約聖書」を指す。キリスト教の聖書は、ユダヤ民族と神との契約について述べられた「旧約」と、キリスト個人の伝道の記録を中心とした「新約」から成っているが、ユダヤ教では、イエスが救世主であることを認めていないから、新約は聖典とみなしていない。

・どの大帝国をとっても長く続かなかったのは、他民族の征服や、民族からの収奪を第一の目的とし、力で国を治めようとしたからである。それに対しユダヤでは、ユダヤ教による精神的な統治が図られた。力によって成り立った国は、国自体が滅びてしまえば後には何も残らない。しかし思想によって治められた国は、たとえ国がなくなっても、その精神性が存続し続ける。ユダヤ人は、物理的な富より精神的な崇高さを充実させ、広めたことによって、現代まで発展してこれたのである。

・戒律は、ユダヤ人の全生活を律する「トラ」に記されている。「トラ」は、古代ユダヤ国家の国語であったヘブライ語で「律令」という意味であり、聖書の中の最初の五書から成り立っている。五書とは、「創世記」「出エジプト記」「レビ記」「民数記」「申命記」である。この五書は、ユダヤ人の歴史書でもある。

・日本人とユダヤ人はともに民族として世界史の中で、孤立してきた。この2つの民族は部族的で、一つにまとまろうとする傾向が強い。それでいながら、外界に対して燃えるような好奇心を持って、よいものを常に吸収していこうとする。進取の気性に富む民族だ。白人・キリスト教徒でない民のなかで、これほど近代化に成功して、キリスト教とと肩を並べる力を持つようになった民族はない。だから、ユダヤ人と日本人はキリスト教徒から警戒されて、いまだに心の中で排斥されている。ユダヤ人苛めと、ジャパン・バッシングの手口は共通している。そして日本人も、ユダヤ人も自分たちが神によって祝福された人々だと思っている。二つの民族は、清潔なものを好む習性がある。物理的な清潔さにおいて、これほど気を遣う民族はいない。教育大国でもある。日本人とユダヤ人は、世界一教育熱心といってよい国柄だ。このほかにも、多くの相似点がある。日本では明治維新とともに市民平等となり、庶民がはじめて姓を名乗ることを許された。同じくユダヤ人もこの時期に、ヨーロッパではほとんどの人が姓を持つようになった。ユダヤ人は姓を名乗るようになるまでは、自分の職業によって、シュナイダー(洋服屋)、カンター(歌手)、ラビノビッツ(ラビ)、シュピーゲル(鏡屋)、ゴールドシュミット(金細工師)とか、住んでいr場所によってワルシャフスキー(ワルシャワ)、トケイヤー(ハンガリーのトーケイ)とか、あるいは外見上の特徴かクライン(ちっぽけ)、グロス(大男)、シュヴァルツ(浅黒い)といった言葉が、姓の代わりを務めていた。自分の父親の名の下に息子を表すSONをつけたサミュエルソン、メンデルスゾーン、ヤコブソンといったものもあった。あれはユダヤ人の名前だということが、しばしば言われるが、かつての時代の名残である。姓を持てるようになったとはいえ、誰もが自分の好きな名前を名乗れたわkではん。多くの国がユダヤ人から収奪することに熱心だったから、名前を売ったのだった。当然、よい名前は高く、悪い名前は安かった。高価な名前には、花や貴金属の名がついた。ローゼンタール(バラ)、ゴールドシュタイン、ゴールドバーグ(黄金)、グリンバーグ(緑)、シルババーグ(銀)、シュタール(鋼鉄)、アイゼンバーグ(鉄)といった名が高価だった。当時、ユダヤ人のほとんどが貧しかった。そこで安い名前だ用意されていたが、ウォルフ(オオカミ)とか、ウォルフソンなど、動物名がついたものがそれである。

・ユダヤ人はなにも、生まれたときから優秀であるわけではない。生まれてからの「教育」によって、優秀になるのである。ユダヤ人は古代から、なによりも教育を重視してきた。ユダヤ人こそ、歴史を通じてもっとも教育熱心な民であったといってよい。子どもたちに義務的な初等教育を施す(ただし、男児にかぎる)ことを、古代においてはじめて制度化したのも、ユダヤ人だった。このためユダヤ人の男性には、無学な人はいても、文盲はいなかった。

・ユダヤ人の子どもが7、8歳になったときに、必ず母親からたずねられるなぞなぞがある。「もし、坊やが住んでいる町がキリスト教徒に襲われて、身体一つで逃げなければならないときには、なにを持って逃げたらよろしいかしら?」すると、子どもは金とか、ダイヤモンドを持って逃げる、と答える。「坊や、違うわ。それは教育です。金やダイヤモンドは奪われてしまいます。だけど、教育さえ残っていれば、また一から出直すことができます」教育こそ、流浪の民ユダヤ人にとって財産であった。というのも、教育はどこへでも持ち運びすることができる、唯一確実なものだったからである。

・思考力を養うためには、どのような学習を心掛ければよいのだろう。それも、ユダヤ民族の生活の中にしっかりと組み込まれている。思考力をつける最も効果的な方法は、常に自分なりの疑問点を持つことだ。つまり、疑問を持つということは、それだけその人が思考したことの証明になるのである。ある対象について何でもいい、とりあえず考えなければ、疑問は湧いてこない。そこで、ユダヤ人の子どもは小さなころからとにかく質問することをしつけられる。自分なりに考え、意見を持たなければ、質問はできない。それで子どもは自然に”考えること”を身につけるようになる。

・ユダヤ人は引っ越す際のいちばん大事な地理的条件として、近所によい学校があること、を挙げるそうだ。

・ユダヤ人の教えの一つに、「人はよく学ぶべきである。しかし、受け身で習うという姿勢をとってはならない」という戒めがある。「勉強する」、「学ぶ」という言葉を和英辞書でひくと、「learn」と「study」という二つの訳語が出てくる。「learn」は「習う」という意味であり、「study」は「究める」という意味だ。どうも日本の教育は「受け身で習う」ことに終始しているように思える。日本人は「learn」するが、ユダヤ人はもう一歩進んで「study」しているのである。受け身で学んでいるかぎり、人は生来備わっている創造力が、圧殺されてしまう。

・今日でも、ユダヤ人の父親は息子の教育について、全責任を負っている。ユダヤ人の父親にとって子どもの教育は、日々の糧を稼ぐ仕事よりも重要であるとさえ、いわれている。子どもの教育は、神から与えられた聖なる義務のなかで、最も大切なものなのだ。

・学ぶためには、身を低くしなければならない。学問は人よりも高い。学問は身を低くしなければ、人のほうへ流れない。目下の人から多く学ぶことができる。質問は真実を引き出すカギだ。私は教師から学び、学友から学んだ。しかし、生徒の質問から最も多くを学んだ。人を教え、しつける立場になる人はすべからく、このような「自ら学ぶ姿勢」を持ち続けなければならない。

・ユダヤ教では、人が生涯を通じて学び続けることも義務づけている。とにかく教えを学ぶことが祈りに通じるのだから、年齢は関係ないのだ。ユダヤ人にとっては、学ぶことが人生の目的とされた。そのため、ユダヤ人は自分が死ぬその日まで学習をやめることあない。

・ユダヤ民族は天高くのぼろうとするロマンチシズムをいだきながら、知恵という大地にしっかりと足をつけてきた。だからユダヤ人には、人生の失敗者が少ない。ユダヤ人は今日でもキリスト教とと比べて、離婚率から少年の非行率、アルコール中毒者の比率まで、はるかに低い。

・ユダヤ人は大昔から、自由な論争を尊んできた。今日でも、相手の意見に反対しなかったらユダヤ人ではないと言われる。これも、彼らの大きな力の源となっている。常に反対意見が言えるのは、自分の考えをきちんと持っているからで、それにはまず、いつも頭を働かせていなければならない。つまりユダヤ人は反対意見を言うために、いつも頭のエンジンをフル回転させているのである。

・聖書のなかに、「急に得た財産は減るが、働いて集めた物は、それを増す」という言葉がある。この一節を、ラビたちは「この言葉がいうように、一夜漬けの勉強は博打によって大金を得たようなもので、身につかない。しかし努力して少しずつ勉強したことは、生涯、その人を守る財産となる」と解釈した。

・ユダヤの教えでは、権威に対して次のような注意をうながしている。
・偉人を過大に評価してはならない。同じように、小人を過小に評価してはならない。
・私たちは権威ある先人たちの教えから多くのことを学ぶべきだが、といって背に大量の本を積んだロバになってはならない。
この言葉は、知識をいくら集めても、自分なりの発想ができなければ意味がないということを教えている。ユダヤ人にとって知恵は、知識よりも重要なものだ。知恵を身につけなければ、知識をいくら集めたとことで、正しい選択はできない。知識は時代によって変わる。しかし知恵は、何十代もの世代を重ねて得た体験から生まれるものだ。だから、知恵を重んじれば、人生で失敗することは少ない。代々伝えられてきた民族の知恵が、ユダヤ人を支えてきた。知識はいくら集めても、知恵に変えることができないかぎり価値がない。

・賢人は7つの特徴を備えている。
○長老や、目上の人から話を始めさせる。
○人が話している途中で、割り込むことがない。
○話すときに、事前によく考える
○あわてて答えない。
○質問するときも、答えるときも、できるだけ簡潔にする
○話の筋道を立てる。はじめに話すべきことを、はじめに話し、後で話すべきことは後に回す。
○自分の知らないことや過ちを素直に認める

・ユダヤ人のことわざに、「影が濃くなれば、それだけ光が近いことを教えている」というのがある。あるいは「恐れをともなわない希望はないし、希望をともわない恐れはない」ともいう。迫害を被っても、希望を捨ててはならない。剣の鋭い刃を首筋に当てられても、最後まで諦めたり、祈ることをやmたりしてはならない。笑いの精神もまた、楽観主義と同じようにユダヤ人を守る甲冑となってきた。彼らにとっては強さも弱さも、同じように笑いの種となった。ユダヤ人は逆境すら笑うことができた。苦しみは、かえって人々を笑わせた。だから、彼らはくじけることがなかった。

・ユダヤ人はこれら”知恵の言葉”が自分のものとなるまで、繰り返し繰り返し学び続ける。そして祈り学びながら、自分を見つめ直すのである。自分はこの教えを忠実に実践しているか、間違ったことをしていないか-忙しい毎日のなかでも、わずかな祈り、学習、反省の時間を持つことで、自分と対話するのだ。そうすることでユダヤ人は、自分の歩むべき道に修正を加えつつ進んでゆけるのである。

・ユダヤ教が禁欲的ではないということも、優れた商人を生み出す原因となった。「タルムード」は、世俗的な快楽を求めることや、金銭欲を持つことを、けっして禁じていない。「食事をするのは笑うため。ブドウ酒は人生を楽しませる。金銭はあらゆる必要に応じる」という教えは、いかにもユダヤ人らしい。

・ユダヤ人は紙幣を作って広く流通させた。とにかく、いつ迫害が始まって逃げなければならないか、わからなかったから、重たいコインよりも、軽くて高額の紙幣は便利だった。これは近代経済の発展を促すのにユダヤ人が寄与した、最大の功績だとも言われる。また手形や小切手を作り出したのもユダヤ人であるといわれている。ユダヤ人社会はヨーロッパから中東にわたる広い領域に、多くの小さな点となって存在していた。そしてユダヤ人は同胞として、国境を越えて、商売や金融の分野で助け合った。そこで、現金を持ち運ぶことなしに、信用状や手形によって貸し借りができるようにし、持参人払いの小切手を考案した。当時の世界では、現金を持ち運ぶことは、大きな危険がともなったのである。このような理由で、ユダヤ人は持ち運びやすい紙幣や有価証券を歓迎した。

・ユダヤ人は差別、迫害によってビジネスの舞台から締め出されては、そのつど新しい商売を思いつき、挑戦し続けた。そしてその発想力でもって、常にビジネス界のパイオニアとして新時代を築き上げてきたのである。彼らのこの”打たれ強さ”は、現代のユダヤ商人にも綿々と受け継がれている。

・ユダヤ人は休日に出かけるということを、まずしない。休日は家にいて家族と過ごす。そして何より”自分と”過ごす。ユダヤ人にとって休日は、静かに自分を見つめ直すための時間なのだ。ユダヤ教では紀元前の昔から「内省」することの重要性を教え続けてきた。人間は、内省なしに成長することはあり得ない。静かに自分と向き合い、反省し、課題を見つけ、それをこなすことで少しずつ伸びていける。「タルムード」には、「自分にとって最もよい先生は、自分だ。これほどよく生徒を知っており、これほど深く生徒に同情し、これほど強く生徒を励ます先生はいない」という言葉がある。

・ユダヤ教は人間の金銭欲を容認している珍しい宗教だが、そこには、金はたんに生活するための道具にすぎないという考えがある。よって金儲けを否定はしないが、一方で、それに執着しすぎることのないように厳しくいさめているのだ。人間にとって金は、数ある道具のうちの一つにすぎない。それにこだわりすぎるようでは、やがて生活全般のバランスが崩れてしまう。個人も社会も、世界はすべてバランスによって平和を保たれている。したがって、それを乱す”行き過ぎ”には目を光らせなければならない。

・ユダヤ人は慈善を世界に先駆けて制度化した。ユダヤ人は古代から、貧者には施しを受ける権利があることを認めた。聖書は、「寄る辺のない者に施しをするのは、神に貸すことだ」と説いている。そして聖書時代から、収入の10分の1を貧者のために差し出すことを義務づけた。ユダヤ人は今日のイスラエルがあるパレスチナの地に定着するまでは、遊牧民であった。中東の砂漠の環境は過酷なものだ。慈善を義務化したのは、生活環境が厳しかったのが大きな理由だったろう。

<目次>
はじめに
●その鋭い頭脳と莫大な富-
驚くべき「人生成功率」を生むユダヤ人の生活術
1章 世界最高の”成功者集団”の秘密
 -ユダヤの”頭脳パワー”はどこから生まれるのか
 1人類驚異の成功者集団-ユダヤ人
  世界最高の頭脳と大富豪を生み出し続けるユダヤ人の秘密
  ユダヤ人は”少数精鋭”にならざるを得なかった
  世界を股にかけたユダヤ式ビジネス「大発展」のからくり
 2成功者を量産する「戒律」の正体
  実に「うなじ」のこわい民
  五千年間ユダヤ人を縛り続けた、この凄い戒律
  将来「本物のユダヤ人」はいなくなる?民族の抱える未来への危機感
 3現代に根をおろす”黄金の知恵”
  アメリカン・ドリームを続々かなえるユダヤ人たち
  日本人とユダヤ人の意外な接点
2章 なぜユダヤ人は「ずばぬけて優秀」なのか
 -”驚異の人材”を育て上げる彼ら独特のノウハウ
 1ユダヤ流の「頭の鍛え方」入門
  ”最高にして最強”の人材を作り出す「ユダヤの教育法」
  ユダヤ教は「祈る」宗教ではんく「学ぶ」宗教だ
  反復と復唱を主とする徹底教育
 2勉強、努力をまったく苦にしないユダヤ人
  ユダヤ人にとって勉強は「蜜の味」がする
  人生の落伍者を出さない、この”民族の知恵”
  ユダヤ人男子が名実ともに”一人前”になる日
 3父親主導の”人間を鍛え上げる”教育
  男の甲斐性は「どんな子どもを育てたか」で決まる
  「学ぶ」姿勢からして日本人とは大違い
  常に「夢」を追い求めるユダヤ人の家庭教育
3章 なぜユダヤの処世術は「無敵」なのか
 -人生のあらゆる問題の解き方を教える”知恵の書”
 1五千年にわたり生かされてきた”ユダヤの知恵袋”
  驚異の人生成功率はこうして生まれる
  ユダヤ流逆転の発想「自分の最も大事な部分を触る前に・・・」
  「タルムード」の白いページに隠された”成功への扉”
 2ユダヤ式処世術-”人生の落とし穴”はこうして避ける!
  「人の意見に反対しない人はユダヤ人ではない!」
  「権力」とのつき合い方-頼るな、すがるな、信用するな
  ”なめらかな人間関係”をどう築くか
 3ユダヤ人の”今日一日の活力源”
  この”心の甲冑”こそ打たれ強さの秘密
  新しいものを生み出す「頭」、正しいことを選び取る「眼」
4章 なぜユダヤ商法は巨富を築くのか
 -その”緻密な計算”と”徹底した誠実さ”
 1 なぜユダヤの商法に「負けはない」のk
  ”勝ち戦”の秘訣はこの柔軟性・適応力にあり
  身体一つで巨富を築き上げるユダヤ商法の秘密
  「カネがカネを生む」ユダヤ人の金銭哲学
 2ユダヤ独特の”時流を読み切る眼”
  こうしてユダヤ人たちの「大進撃」が始まった
  常に新機軸を打ち出す「タルムード的発想」とは?
  18歳で日本行きの片道切符をもらい、”一つの貝殻”から大石油会社を築き上げた男
 3商売に勝つ者が、人生に勝つ
  この”後味のよさ”こそ商売繁盛の絶対条件
  ユダヤ商人の”助太刀”が日本の運命を大きく変えた
  この打たれ強さ、したたかさがユダヤ人最大の”身上”
5章 ユダヤ人の「自己鍛錬」法
 -この”休日の過ごし方”が彼らの知恵のすべてだ!
 1休日は自己”再生産”のためにのみ費やす
  「勤勉さ」だけなら日本人、だが「効率のよさ」なら断然ユダヤ人
  ユダヤ人の休日は”自分と過ごす”のが大原則
  モーセの十戒よりもはるかに重要なユダヤ最強の「掟」
 2自分と向き合い、自分に打ち勝つ技術
  ユダヤの教え「人間の価値は”休み”によって計られる」
  誰もが「王様」になれる日
  ユダヤ人の合理的精神を育てた「ヘブライ」とは
 3ユダヤ精神の「たくましさ」と執念
  ユダヤ人は「古代」と「現代」が見事に一体になっている
  たった一日の”祭り”にこめられた、これだけの意味
  権威に尻込みしない「強さ」は、この日を境に培われる
6章 ユダヤ人の人間観・結婚観・人生観
 -きわめて、”合理的にして楽観的”、だから何をやっても失敗がない!
 1ユダヤ人の恋愛と結婚観
  なぜユダヤ人は”恋愛”に冷や水を浴びせるのか
  恋愛は”事故”だが、結婚は”知恵”だ
  このたくましき「伴侶」を見よ
 2欲望をうまく生かすのがユダヤ流
  この”楽観主義”こそ貴重な財産!
  セックスにもきわめて積極的なユダヤの知恵の書「タルムード」
 3ユダヤ流”無理をしないで人生を謳歌する”法
  ユダヤの辞書に「清貧」などという言葉はない
  金が大好きなユダヤ人が金に踊らされないための「バランス術」
  ユダヤ人にとって「天国」とはこの世にしかない
7章 ユダヤ人の「したたかな精神」と「創造」のエネルギー
 -逆境、試練をものともしない”打たれ強さ”の秘密
 1ユダヤ人の「独創力」の原点!
  なぜ”切れ者”ぞろいなのか-ユダヤ人の頭を磨く屈強な「砥石」
  「悲劇」を「喜劇」に変えてしまう”発想の転換”
  あらゆる逆境からユダヤ人を守ってきた”最強の武器”
 2「現実から逃避しない人」だけが味わう美酒
  ユダヤ人の「強さ」の象徴-第三の眼と第三の耳
  子どものときから徹底的に教え込まれる”生きていく知恵”
  人生のいかなる状況をも切り開く、この”たくましき精神”

面白かった本まとめ(2013年下半期)

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和み茶屋(栃木県日光市)のゆば懐石はとてもオススメ!

2014年05月21日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 日光東照宮へ行った際にランチに日光名物のゆばを食べたいと思い、食べログの評価が高かったので和み茶屋へ行って来ました!

場所は、日光東照宮近くの神橋から東武日光駅方面への日光ロマンチック街道沿い右側にあります。

日光東照宮の大駐車場から約500mですね。

駐車場は、日光ロマンチック街道を中心にすると店と反対側にありますのでご注意ください。

お店から日光ロマンチック街道を東武日光方面へ少し向かって左側の酒屋奥の角からかなり狭い道を左折して、すぐ左側に7台分あり、現場に行けば看板もありすぐ分かります。

お店は、黒色と白色を基調とした新和風で、さすが人気なだけはあり清潔感があります。

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↑店構え

祝日の12時過ぎに店に到着したのですが、すでに通路のところでイスに座って待っている方がいましたね。
ロマンチック街道沿いは閑散としていましたが、さすが人気店ですね。

15分ほど待って、テーブル席に案内されます。
店に入って右側がテーブル席で、4人×2つ、二人×1つありました。
店に入って左側が座敷席となっていました。
座敷席は4人×4つほどでしょうか。

店内は、和風ですが、裸電球や和風照明はお洒落で、京風?雛飾りがされていて、とても清潔感があります。
とても心地よい空間ですね。
人気店ということに納得します。

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↑店内の座敷席方面

 さっそくメニューを見ますが、ゆば付ランチが2500円(税抜)で、ゆばなしランチが1500円(税抜)の2種類となります。
もちろんゆば付ランチを注文します。

ゆばが苦手な方ようにゆばなしランチがあるのは素晴らしいと思いましたが、待っている際に女子大生4人組が「1500円はゆばなしか~と大きな声で残念がっていました・・・^_^;))

デザートが「黒糖の羊羹生くりぃむ」「豆乳の杏仁とうふ」の2種類から選べます。

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↑メニュー

さっそく、先付として「ひきあげゆば」が運ばれますが、さすが美しぃ~!芸術性を感じます。
「ゆば」はひんやりして、かなり薄く、そしてそのまま食べても濃厚で旨い!
大豆の旨さと、ほんのり甘さを感じます。

それから、ちょこんと「ゆば」の中心に置かれた生姜を少しつまんでその薄い「ゆば」と一緒に、小皿に注がれている醤油に付けて食べますが、これが醤油にもとても合って旨い!!
ついつい口に運んでしまいます。

東照宮で歩き疲れたせいか、この「ゆば刺身」には想像以上に旨さを感じ、とても感動しましたね。
ちなみに、このお店の「ゆば」は、老舗の「海老屋」のものを使用しているとのことです。

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↑ひきあげゆば

それから、小吸物として「筍と平ゆばの清し仕立」が運ばれます。
小さな椀で運ばれますが、ふたを開けると美しい宇宙が広がっていましたね。
旬の筍がとても美味しく、そしてアツアツでとても嬉しいです。
先付のひんやりに対して、この吸物のアツアツが対照的で、これも美味しさを引き立てるのでしょう。

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↑小吸物

そして前菜として、「春キャベツのお浸し」「菜の花抽出汁ゼリー掛」「厚焼玉子「大根なます・蚕豆」「WASABI漬」が運ばれます。
どれも少量ですが、上質感があり嬉しいですね。
WASABI漬はもちろん山葵漬けのことですが、2枚のクラッカーの間に山葵がクリームのように入っていてツーンとして美味しいです。
クラッカーとは斬新ですよね。

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↑前菜

それから酢の物が運ばれます。
「焼蛍烏賊」「焼帆立」「わさび菜」「豌豆」「パプリカ」「焼油揚」「人参」「加減酢」が入ったもので、これは色合いが美しい!
赤色・黄色・緑色・オレンジ色・白色があって色彩がよく、とても美しいです!
旬の蛍烏賊も可愛く2つちょこんと乗せられていて、そして美味しく嬉しいですね。

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↑酢の物

それから煮物が運ばれますが、この「揚巻ゆば含め煮」が甘くてアツアツで、汁がほとばしり、そして出汁がかなり利いていてかなり旨い!
この旨さには感動しましたね!
このゆば懐石のコースでは「ひきあげゆば」とこの「揚巻ゆば含め煮」にはとても感動しました。

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↑煮物

それから揚物として「桜海老真丈」「新馬鈴薯」「ゆば衣揚」が運ばれますが、これらはサクサク、アツアツでさすがの美味しさです。
ご飯とみそ汁にも合います。
ご飯は春にふさわしく桜ご飯で、味噌汁は麦味噌とのことでした。

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↑揚物

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↑揚物、飯椀、汁椀

そして、最後にデザートとして甘味が運ばれます。
「豆乳の杏仁豆腐」を食べたのですが、この杏仁豆腐は甘さ控え目でそしてかなり上質さがありとても驚きました。
こんなに美味しい杏仁豆腐は初めて食べましたね!
これにも感動しました。
また「黒糖の羊羹生くりぃむ」も上質そうで、十分な量でしたね。

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↑豆乳の杏仁豆腐

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↑黒糖の羊羹生くりぃむ

和み茶屋は上質な和風空間で、そして美味しい「ゆば懐石」を堪能できてとてもオススメです!
お店の方も優しくて良かったですね。

美味しかったものまとめ(2013年下半期)

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和み茶屋

昼総合点★★★★ 4.3
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家庭用放射線測定器「エアカウンターS」はとてもオススメ!

2014年05月19日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

「エアカウンターS」の購入はコチラ

 エステー株式会社の会長が著者の「社長は少しバカがいい」という本に、エステーで放射線測定器を家庭用として安価に発売したと書かれていたので、さっそく「エアカウンターS」を買ってみました。
確かにAmazonでは4600円ほどと格安で、この値段であれば安心ですね。

 大きさは幅約2cm×長さ約17cmで、体温計のようなスティック形をしています。
重さは単三乾電池1本を含んで約60gと軽量で、片手で持てます。
電池は付属していて、エネループも使用できるとのことです。
1日1時間使用で約2ヶ月も使用できます。

放射線検出器はシリコン半導体センサー方式で、誤差は±20%とのことです。

 使い方はとても簡単で、地表から1m離して水平に構え、本体にあるスライドスッチを横にずらしてONにするだけです。
秒数がカウントダウンされ、35秒待つと放射線量がデジタル数字で測定され始めます。
約2分後には予測測定が完了し赤ランプが消灯し、確定値が表示されます。
以降は10秒毎に表示が更新されます。
特に測定開始直後や、ガンマ線を検出した直後の数値は高めに表示されますが、測定時間が経過するに従い、平均化されていきます。

数値は大きく見やすいですね。
また、放射線を検知すると音が鳴るようにすることもできます。
それからRESETボタンをもう一度押すと、再測定できます

 この測定器はガンマ線を測定でき、単位はμSv/hです。
たとえば0.06μSv/hであれば、年換算値で0.5mSv/年となります。

 さっそく、家の周りで芝生や土、側溝、雨樋の下などで測定しましたが、0.05~0.15μSv/hと低い値でしたね。
年換算で0.4~0.14mSv/年でしょうか。
日本における自然放射線平均が約1.5mSv/年ですので、全然問題ありませんね。

確かに測定開始直後は若干高めになることがありますが、その後は平均化されて落ち着きます。
なお千葉県内や栃木県の日光でも計測しましたが0.05~0.15μSv/hと低い値でした。

福島原発事故の影響が心配でしたがまったく影響がないことが分かり、とても安心しましたね。
まあ原発事故から3年経ちますので、さすがにセシウムなどが飛んできていたとしても雨などで流されてしまったのでしょう。

とはいえ、今後何が起きるかわかりませんので、家庭用に放射線測定器「エアカウンターS」があれば、いつでも手軽に計測できるので、一家に一台あると安心かと思います。

「エアカウンターS」は、安価でお手軽に放射線が測定でき、とてもオススメです!!


お勧めなお話(2013年下半期)
自動車保険を安く!

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「社長は少しバカがいい。(鈴木喬)」という本はとてもオススメ!

2014年05月16日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「社長は少しバカがいい。(鈴木喬)」の購入はコチラ

「社長は少しバカがいい。」という本は、現エステー会長が著者で、日本生命保険では法人営業本部を初めて立ち上げ年間1兆円以上の企業保険契約を受注するなど活躍し、エステー社長就任後には、リストラ及び選択と集中で会社を立ち直らせた内容や、社長の心構え等を明るく説明したものです。 

 特に以下については共感しましたね。

・価格競争は続けられない。
・挑発は「する」ものであって、「乗る」ものではない
・偉大な事業を起こして自らをたぐいまれな模範として示すこと以上に、君主の名声を高めるものはない
・会社が潰れることを避けることを第一番に考える
・「世にないこと」をやれば、世界もひっくり返る
・営業は相手に気持ちよく話してもらうのが基本
・営業は度胸と愛嬌が大切
・社長は財務諸表が読めなきゃダメだが「勘」をつかめば簡単
・勝った瞬間に、危機は忍び寄ってくる
・愛嬌があれば、人間関係が生まれる
・社長業は人物鑑定業
・数知れず騙されてきたから、勘が磨かれ、武器になった
・働き一両、考え五両、見切り千両、無欲万両
・8時間は寝る。それが社長業
・イケシャーシャーが大事。引きずらないことが大切
・変わらなければ生き残れない
・歴史を振り返ればずっと危機が普通

 また、本書は著書が世の中の実相や人間の実相を己の目で見つめる徹底的なリアリストという視点で書いているので、とても納得できる内容です。
 しかも、明るく書かれているのが素晴らしいですね。

それから、エステーでは、エアカウンターという放射線測定装置を販売しているとは驚きましたね。
今度買ってみたいと思います。


 「社長は少しバカがいい。」という本は、社長の心構えだけでなく、人生をよりよくするヒントが分かりやすくたくさん書かれていて、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・ウチも売上が減って、一時期は大打撃を受けたけど、結局、シェアも変わらず、価格もほとんどそのままだった。やっぱり、無謀なんだ。よっぽど自分のとこのコストが安くならに限り、価格競争は続けられない。時間がたてばたつほど、苦しくなる。おかげさまで、今でもウチの防虫剤が圧倒的にシェアトップだ。やはり、挑発は「する」ものであって、「乗る」ものではない。それを教えてくれた歴史に感謝している。僕は、あんまり経営書は読まない。役に立つのは歴史だ。特に、戦争の歴史にはヒントがたくさんつまってる。なぜなら、経営の一番凝縮した局面というのは、戦争そのものだからだ。社長を目指すのなら、歴史を学ぶのがいいと思う。

・「偉大な事業を起こしてみずからを類稀な模範として示すこと以上に、君主の名声を高めるものはない」。これは、マキャベリの「君主論」の一節だ。まさに、その通りだと思う。単に社長という職位に任命されたからといって、「社長」になれるわけではない。周囲を圧倒するような「結果」を出して、はじめて「社長」になれるのだ。経営には、常に博打の要素がある。どんなに理屈で考えても決断できない選択を迫られることがある。ここで尻尾を巻いて逃げてるようでは「結果」は出せない。必要なのは「縛才」だ。成功者というのはだいたい博打ウチだということだ。要所要所で博打に勝った者が、成功者となる。難しい顔をして考えていたって博打には勝てない。いくら本を読んで勉強しても博打には勝てない。むしろ、勉強は身体に悪い。社長に必要なのは、「運」と「勘」と「度胸」なのだ。

・会社にとって最悪の事態とは、会社が潰れることだ。それを、避けることを第一番に考える。ちょっとやそっとの失敗では揺るがないだけの財務基盤を築き上げるのだ。万全の備えをしているからこそ、大胆な博打が打てるというものだ。そのためには、まず借金をしない。これから先どうなるかはわからないが、これまで僕は無借金経営を続けてきた。僕らの業界のめーかーは、日銭が入ってくるからなかなか潰れないものだ。金が回っている限り、会社が潰れることはない。ただし、銀行が「もう貸さない」と言ったら、その瞬間にグシャッとなる。だから、絶対安全圏にいたいのならば、借金をしないことだ。それができれば、怖いものは何もない。次に、在庫を最小に抑える。在庫というのは、だいたいインチキだ。不良在庫は資産に計上されるが、その実態は「赤字」の固定化。BSもPLも見栄えはよくなるが、何かのきっかけで実現損を出した途端に経営実態が白日のもとに晒される。銀行は一斉に引き上げる。それでお陀仏になった会社はヤマほどある。だから資産はできるだけ圧縮する。これが基本だ。もっとも重要なのはキャッシュだ。赤字で会社は潰れない。キャッシュが尽きたときに潰れるのだ。そして、キャッシュを持っていれば、いちばん強い。「キャッシュ・イズ・キング」である。その指標となる自己資本比率は約65%。おかげさまで、エステーの財務内容は極めて健全である。

・ウォークマンにとって替わったiPodを見ればわかる。従来の常識をひっくり返せば、市場もひっくり返る。それと同じことが脱臭剤というニッチ市場でも起こった。1年半後に「脱臭炭」はシェア50%を突破。現在では、70%までになった。グローバルにも展開。ウォルマート約3800店舗にも置いてある。円高など関係ない。「世にないこと」をやれば、世界もひっくり返るのだ。ただ、僕は今の状況をあまり歓迎していない。ひとり勝ちは危険だ。慢心が生まれる。そして、価値創造を怠るようになる。いつ何時、ひっくり返されるかわからない。勝った瞬間に、危機は忍び寄ってくるのだ。

・営業で重要なのは、準備だ。これで、ほとんど勝負は決まる。日本生命時代には、お客様を訪問する前に、徹底的にその会社のことを研究した。有価証券報告書、新聞・雑誌の記事などを10年分みっちり読み込んで、相手の困っていることを調査するのだ。その会社の社員よりも、その会社のことに詳しくなるくらいじゃないと通用しない。会ってくれる相手のことも、学歴、職歴、家族、趣味などをとことん調べつくす。そして、準備万端整えてから面会に向かう。営業はしゃべっちゃダメだ。数多くの営業マンに会ってきたが、立て板に水のように話す営業マンで成功している人は見たことがない。なまじ勉強してるヤツがいちばんダメ。「教えてやろう」なんてしゃべり出すからね。勉強は身体に悪いんだ。相手に気持ちよく話してもらうー。これが営業の基本だ。そのために大切なのが「質問力」だ。ここで、準備が生きる。人間誰しも、誰かに自分の話を聞いてもらいたいと願っている。いい質問とは、「相手の話したいこと」を引き出す質問だ。準備をしていれば、そんなのはワケない。相手が少しずつ心を開いて話してくれるようになったら、ニコニコしながら相づちを打つ。そして、最初の勝負は一言で決まる。相手が言ってほしいことを言うのだ。

・人間は、度胸と愛嬌だ。物怖じせずに、強いヤツにぶつかっていく。そこに愛嬌があれば、心がホットラインで繋がる。こうして、人間関係をつくっていく。これが営業だ。大事なのは笑顔だよ。無理に笑っても気持ち悪いだけ。そんなことじゃなく、相手を喜ばせることを考えればいい。相手が喜んでくれたら、こっちも嬉しい。自然と笑顔になる。愛嬌が生まれるんだ。そのためには、相手に関心をもつことだ。相手に関心をもてば、自然と道は拓けていく。はじめは恐る恐るやってても、そのうち人間が好きで好きでたまらなくなる。そこまでいけば、営業は天職になる。

・「運」も実力のうち、なんて言うが、僕は違うと思う。「運」こそ実力なのだ。どんなに勉強ができても、「運」の悪いヤツは結果が出ない。だいたい、「運」のないヤツっていうのは、口をとがらせて理屈ばっかり言ってるね。違うんだ。ニコニコ笑うんだよ。愛嬌があれば、人間関係が生まれる。そして、「運」とは人間関係の綾のなかに隠されているんじゃないかと思う。

・社長は財務諸表が読めなきゃダメだといわれるが、「勘」をつかめば簡単なことだ。僕の場合は、月次決算を24ヶ月分ほどザーッと並べて、次系列で追っていく。メーカーであれば、「売上」と「在庫」に注目する。売上が上がって、在庫も増えてるのはまぁいい。しかし、売上が下がっているのに、在庫が増えていれば要注意だ。不良在庫が積み上がってる可能性が高い。しかも、それで利益が出ていたら、粉飾を疑うべきだ。期末に月次の売上が異常に増えてるのもあやしい。期末に卸に押し込んでるのかもしれないし、帳簿を操作しているのかもしれない。チョロマカシの方法がわかっていれば、数字を見ているだけでも「勘」が働く。「危険なサイン」を見つけたら実態調査をする。ほとんど間違えることはないね。

・社長業とは、「人物鑑定業」である。「人間」がわからなければ、「数字」に騙される。ビジネスとは、最後の最後は「人間」なのだ。これは、100%「勘」の世界だ。僕は、これまで数知れず騙されてきた。授業料は高かったが、おかげで「勘」が磨かれた。そして、これが、僕の「武器」となっているのだ。

・働き一両、考え五両、見切り千両。かの上杉鷹山の言葉だそうだ。さすが、破綻寸前の米沢藩を再建した名君だけある。株式投資の教訓として使われることの多い言葉だが、これはビジネスの鉄則でもある。ダメな事業はできるだけ早く撤退する-。その「見切り」ができるかどうかで、社長の器がわかる。「見切り」が遅いと、撤退の代償は大きくなる。ヘタをすると命取りになることもある。僕は、エクセル社の社長になったときに、このことを痛いほど思い知らされた。

・僕は、どんなときでも8時間は寝る。会社に遅刻しようと、地震が起きようと8時間は寝る。それが社長業の基本だと心得ている。

・人生、イケシャーシャーが大事だ。生きていれば、失敗もすれば、間違ったこともする。批判を受けることもある。間違ったことをすれば頭を下げる。失敗すれば原因を明らかにする。だけど、いちいち引きずらない。自分をいたずらに責めない。イケシャーシャーと笑う。心の状態がよければ、判断を大きく間違えることはない。苦境に立たされても活路を見出すことができる。これが”非”真面目の真骨頂だろう。

・変わらなければ生き残れないー。これは、僕の経営哲学だ。強い者が生き残るのではない。変わることができる者が生き残るのだ。変わり続けることこそ強さなのだ。変わるためには、自己否定をしなければならない。それまでの成功を捨て去る勇気も必要だ。それこそ、イノベーターたる所以だ。

・この世に、あまりびっくりするようなことはないー。長く生きてきて、そう思う。ところが、やたらと人を驚かせようとする人が多いね。「危機だ、危機だ」「日本崩壊だ」などと煽り立てる。そして、「昔はよかった」などと寝言を言う。賢そうな学者がそんなこと言うもんだから、みんな真に受けて暗い顔をしている。だから、勉強は身体に悪いんだ。バカ言ってるんじゃない。歴史を振り返れば、ずっと危機だ。それが普通なんだ。江戸時代なんてずっと寒くて、寛永、享保、天明、天保の大飢饉をはじめ凶作や飢饉の連続だった。地震や噴火も多かった。明治時代に入っても、日清日露、第一次世界大戦などの軍需景気はあったものの、それ以外はほとんどが不景気だ。第一次世界大戦が終わってからあ、戦後恐慌、関東大震災による震災恐慌、アメリカ発の金融恐慌と危機の連続。そのまま第二次世界大戦に突入して、日本は焼け野原になった。僕の爺さまや親父は、この時代の波をもろにかぶって生きてきた。戦後日本は貧しかったけれど、みんな一生懸命でいい時代だったという人がいる。そんなの嘘っぱちだ。戦後はそんなに綺麗じゃなかった。もっともっと悲惨だった。ちょっと外に出れば、傷痍軍人はいるし、物貰いはいるし、浮浪児はいる。10歳そこそこの僕は、その有様を目に焼き付けて育った。

<目次>

はじめに 成功した人たちは、なぜ成功できたのか
第1章 世の中と、どう向き合うか
 そもそも世の中は理不尽で不平等である
 人に聞くな
 世の中に「絶対」はない
 人間は、愚かで弱い生き物だ
 「すべての人に正しい」選択などない
 あえて逆を行く人が、未来の王道を行く
 メディアが言うほど世間は悪くない
 「国」と「国家」は違う
 自分はまだ成功していない
 今はいい時代だ
 充実させるべきは今日
第2章 毎日をどう過ごすか
 勝負は日常が決める
 人は挨拶でわかる
 誰にも見られていない時間こそ人生
 普段、気の利かない人間は、本番でも気が利かない
 受かると思って行かない面接は落ちる
 毎日必ず「ひとりの時間」をつくる
 「何も持っていないこと」が武器になる
 自分の弱さを人に伝えよ
 ”五感”で選べ
 Cool Head,Warm Heart
第3章 仕事を、どう捉えるか
 誰かの役に立つことを、仕事と言う
 誰かのために仕事をすれば、結果が変わる
 ”夢”と”志”は違う
 「好きなこと」を探すな
 それを好きになりなさい
 「70点主義」で行く
 危機はラッキー
 第一志望の会社に入るな
 アイディアは「会話」から生まれる
 できるかできないか、ではなく、やるかやらないか
 自分の上司は自分
 人と戦うな、自分と戦え
 ”成果”ではなく”納得”を追う
 頭が真っ白になっても、身体が動いた
 向き不向きなんて、ない
 「私は頑張った」と言わない
 成功のカギは、「やらされ仕事」にある
 ”スキル”より”マインド”
 すぐには役に立たないことを大切にする
第4章 幸運をどうつかむか
 実力1割、運9割
 世界は自分の意識が作っている
 下積みは楽しい
 日本人は、「人のため」で力が出る
 「どうせ社交辞令だろう」と思わない
 チャンスはすでに始まっている
 「ビッグチャンス」より「小さなチャンス」を探せ
 目標やゴールを公言する
 ロジックだけで判断しない
 「キャリアプラン」はいらない
 偶然には意味がある
 自分の運を信じる
第5章 不安なとき、苦しいときにどうするか
 人は泣きながら生まれてくる
 失敗を増やせ
 仕事を食わずぎらいしない
 ”苦しい”がないと”楽しい”はない
 人生は喜怒哀楽の総和で決まる
 人生のリターンは、取ったリスクに比例する
 不安はなくならない
 弱ったら文字にする
 あなたの苦労は、みんな知っている
 悲観的に準備し、楽観的に対処する
 「本当の苦しみ」に思いを馳せる
第6章 人と、どう付き合うか
 他人は変えられない
 人が自分と同じであるはずがない
 ひとりではできない
 謙虚であることは、成功モデルである
 ”役割”を意識する
 肩書きを聞いてもすぐ忘れろ
 叱られたら感謝せよ
 話す前にまずは聞け
 静かな人でも、話したいことがある
 友達は「顔つき」で選べ
 気づかいは人のためならず
 「想像力」を働かせる
 してほしくないことを、人にしない
 匿名発言には近づかない
第7章 人生をどう見つめるか
 「思い通りにならない」を楽しむ
 うまくいったときこそ、変化を求める
 予習しすぎない
 ちょっとずつ、ちょっとずつ
 家族との時間を犠牲にしない
 「文系」と「理系」を分けない
 ヒーローインタビューを受けられるか
 若いときに憧れたゴールは間違っている
 正しいことをする
 「誠実」は最大の武器
 今、生きていることに感謝する
第8章 幸福をどう定義するか
 「いい暮らし」が幸せではない
 「いい加減な日本語」に注意する
 目指すべきは、地位ではなく、幸せ
 お金は後からついてくる
 ないものを数えず、あるものを数える
 あえてネガティブを選べ
 幸せになれない人がいる
 幸せは「プロセス」にある
 どうなりたいか、より、どうありたいか
 人は生きているのではなく、生かされている
 人生はビスケットの缶
おわりに 人生には答えはない。いろんな人生があっていい


面白かった本まとめ(2013年下半期)

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インド料理シタール(千葉市)でカレー等を堪能しました!

2014年05月14日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 クレジットカードの会報誌で千葉市の特集を行っていて、インド料理シタールが紹介されていたので行ってみました!
シタールは1981年創業の老舗で、食べログではTOP1000に選ばれるほど、好評なお店です。

東京九段「印度料理アジャンタ」出身のオーナーシェフやインド人シェフが店を切り盛りしているようです。

 お店は、てっきり千葉市中心地にあると思っていましたが、千葉市中心地から少し離れた幕張の近くの京成検見川駅から徒歩約3分の所にあり、近くには検見川神社があります。

 平日のランチの時間に行ったのですが、店の前にはかなり行列ができていて驚きました。
駐車場も20台用意されていて、さすが人気店なんだなぁと思いましたね。

1img_3385
↑店構え

 外で並んでいる時にメニューを見て、何を注文するか考えます。

2img_3373
↑メニュー

ランチタイムメニューとしては、「シタールランチセット」1274円と「タンドーリランチセット」1382円の2種類があります。
「シタールランチセット」はカレー2種類とラッサムスープ・ライス(+100円でナンに変更可)・デザートが楽しめ、「タンドーリランチセット」はカレー1種類とアチャールサラダ・パパド・タンドーリローストチキン・タンドーリチキンティッカ・半ライス・ハーフナン・デザートが楽しめます。
ライスは日本米またはインドのバスマティ米を選べるのは嬉しいですね。
また、カレーはチキン(★★★)、マトン(★★★)、バターチキン(★)、ベジタブル(★)から選べます。
★は甘さ控え目、★★は中辛、★★★は辛口です。

タンドーリチキンが食べたかったので、「タンドーリランチセット」を注文しましたが、他のお客さんもほとんどこれを注文しているようでしたね。
カレーはベジタブルにし、ライスはバスマティ米を選びました。

 それから驚いたのですが、くじ引きがあり、50円引きが当たりました^_^)
他の方はスープが当たったりしたのかな?

 それから、このお店は食材にはかなりこだわりがあるようでした。
メニューにはスパイスやお米、塩、水、小麦粉、マンゴー、紅茶のこだわりと人工的な添加物を使用していないということが書かれていて、とても嬉しかったですね。

3img_3371
↑お店のこだわり

 店内はそんなに広くはなくカウンターに座りましたが、厨房にはインド人の方が1名と日本人が3名、フロアには接客の女性が4名と、かなりの人数がいて、それぞれお互いがオーダーの確認などをしていて、結構慌しかったです・・・^_^;)
カウンター席の奥に座ったのは慌しくて失敗だったかもしれません^_^;)

 しばらくして、「タンドーリランチセット」のプレートが運ばれました。

4img_3376
↑「タンドーリランチセット」のプレート

 大きな丸いナンの上に、大きなチキンが3つも置かれています。
その下には、細長いインドのバスマティ米がたっぷりあるとともに、アチャールサラダとパパドと言う豆のおせんべいがありました。
チキンにはレモンをかけ、ナンにはテーブルの上に置かれている「野生黒蜂蜜」や「ジャム」を付けてもいいとのことでした。

5img_3381
↑野生黒蜂蜜

6img_3382
↑ジャム

まず、パパドを食べてみますが、パリパリではなく意外としっとりとしていて、まろやかで美味しい~!
このまろやかさには驚きましたね。
そして、チキンが旨い旨い!
十分味が付いていてそしてしっかりとジューシーに焼かれていて、これは旨いです!
そして十分なボリューム!
また、ナンの上にジューシーなチキンを置くのは、両方の味を楽しめてグッドアイデアだと思いましたね。

そして、ナンは熱くほんのり甘く焼かれていて、さらに甘い「野生黒蜂蜜」や「ジャム」が想像以上に美味しい!
確かに野生の蜂蜜という感じで濃厚で、この野生黒蜂蜜は素晴らしかったですね。
野菜カレーも適度なコクと辛さでナンやバスマティ米ともとても合って美味しいのですが、ちょっとカレーの量が少ないのが残念でしたね・・・
カレー屋なので、もう少しカレーを食べたかったですね・・・
ナンには「野生黒蜂蜜」や「ジャム」を使う理由が分かりました・・・

それからサラダもさぱりして美味しいのですが、卓上の黄色いタマネギはサラダのタマネギと違って、かなり辛くて驚きました^_^;)

それから、最後にデザートのマンゴープリンが運ばれます。

7img_3384
↑マンゴープリン

このマンゴーが、想像以上に濃厚でとても美味しかったですね!
このマンゴーはインド産なのでしょうか?

「印度料理シタール」は、想像以上の人気店で、特にパパドやタンドーリチキン、カレーだけでなく、「野生黒蜂蜜」や「ジャム」、マンゴープリンなども美味しく、とてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2013年下半期)

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印度料理シタール

昼総合点★★★☆☆ 3.6
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「日光’てくてく’歩道」は、散策にとてもオススメ!

2014年05月12日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 日光東照宮に行った際に、足を伸ばして中禅寺湖の脇を通り「戦場ヶ原」を目指しましたが、その近くにあった「日光’てくてく’歩道」での散策がとても良かったので、紹介したいと思います。
 
 場所は中禅寺湖の北西部にあり、「戦場ヶ原」の東端の赤沼駐車場で車を停めます。
 駐車料金は無料で、この赤沼駐車場には低公害バス発着所もありました。
 4月下旬でしたが駐車場脇にはかなりの高さの雪がまだ積もっていましたね。
2月の大雪の影響でしょう。

 また、目の前には標高2484m男体山(なんたいさん)が雄大にそびえ立っていましたね。
素晴らしい景色です!
ちなみに男体山は火山のようです。

1img_3702
↑男体山

 実は恥ずかしながら、今回は「戦場ヶ原」の湿原を見るのが目的だったのですが、そこにあった案内図を見誤ってしまい、反対方向の湯川沿いの「日光’てくてく”歩道」を歩いてしまいました^_^;)
この歩道の辺りが「戦場ヶ原」と勘違いしたのです。

2img_3703
↑戦場ヶ原近くの案内

 そうとは知らずにカラマツ林の中にある小道を湯川沿いに、まさに「てくてく」歩きます。
カラマツ林の地面には、辺り一面に笹が生い茂っていましたね。
今の季節は、湿原に笹が生い茂るのかと勝手に解釈していましたが、そこで間違いに気づかなくてはいけません。
そもそもこんなカラマツ林では、カラマツが邪魔になって戦場になりませんね^_^;)

 しかし、この日は曇りながらも気温は適度で、散策にはとても気持ち良かったです!
あたり一面カラマツ林の中の小道を歩くのは、普段体験しないだけに、想像以上にとても気持ちが良いのです。

3img_3707
↑カラマツ林の小道

4img_3715
↑カラマツ林

 200mほど歩くと道標があり、竜頭の滝(りゅうずのたき)まで1.4km、小田代原まで2.1km、湯滝まで4.0kmと書かれていて、一番近くの竜頭の滝を目指すことにします。

5img_3709
↑道標

「湯川」という川に沿って歩くことになります。
その下流に竜頭の滝があるためです。

 ちなみにこの湯川には、明治35年に初めてカワマスの卵が放流され、外国要人の避暑地として釣りが行われたようです。
現在は5月1日~9月30日に釣りができますが、キャッチ&リリースで、魚の持ち帰りは禁止とのことです。
「カワマス」「ヒメマス」「ホンマス」が釣れるようです。

 川沿いには、所々小さな滝があって、近くに寄ることができます。
川の水はきれいで、冷たそうで、とても気持ちが良いです!
何だか心が洗われますね。

6img_3744
↑小さな滝

 しばらく歩くと、「シカ侵入防止柵」があるのには驚きました!
日光では1984年以降にシカが急増し、戦場ヶ原の花がだんだん減ったので、この防止柵を作ったようです。
また、熊や猿の生息地でもあるので、注意が必要なようでした。
鈴を鳴らしながら散策しなければいけませんね。

7img_3724
↑シカ侵入防止柵の案内

8img_3726
↑シカ侵入防止柵

 そしてようやく「竜頭の橋」に到着し、滝を見ることができます。
この橋から川上を見ると滝があるので、てっきりこれが「竜頭の滝」だと思いましたが、ここでなんと、第二の間違いを犯してしまいます^_^;)
実は、これは「竜頭の滝」ではないのです。

9img_3733
↑竜頭の橋から川上にある滝

 実は、「竜頭の滝」はこの「竜頭の橋」から上流ではなく下流に向かって帯状に延々幅10m、長さ210mに渡って流れる部分を指し、大岩を噛んで流れる姿を竜の頭に例えて「竜頭の滝」と呼ばれるようです。
しかもこの滝に沿った歩道により、滝下まで約15分歩けるようです。

ここで道を戻って帰ってしまいましたが、もっと下流まで歩けば良かったです。
残念です!
なお、この無念の事実を知ったのは、家に帰って案内の写真を見ていた時ですね。

10img_3734
↑竜頭の滝

11img_3736
↑竜頭の滝の案内

 しかしながら、「日光’てくてく”歩道」は広大なカラマツ林の中をきれいな川沿いに歩け、想像以上に気持ちがよく、とてもオススメです!
おそらく夏の避暑には最適ですね。

 次回は、「戦場ヶ原」と「竜頭の滝」は間違いなくしっかりと見たいと思います^_^;)

お勧めなお話(2013年下半期)
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「一流役員が実践している仕事の哲学(安田正)」という本はとてもオススメ!

2014年05月09日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「一流役員が実践している仕事の哲学(安田正)」の購入はコチラ

 「一流役員が実践している仕事の哲学」という本は、コンサルタントや講師として一般社員5万人、部長以上1000人と接してきた著者が、一般社員、課長、部長、それ以上の役職者で、それぞれ共通点が異なるということを発見し、それらをまとめたものとなります。

 平社員、部長、役員と分けてそれぞれの行動について書かれていて、とても興味深いですね^_^)

 それぞれの差は紙一重とのことなので、この本を参考にぜひ良い習慣を身につけ、よりよい人生を送って頂ければと思います。

 特に以下については共感を覚えましたね。

・役員は3分以内にメールを返信する
・出社時間は、遅くとも始業の1時間前には来ている
・役員は100%朝7時にお礼メールが来る
・役員は、相手に合わせた完璧なタイミングでお酒を注ぐ
・おみやげは、役員は包装紙で決める
・一流は健康オタクである
・一流は国語が得意でした
・運動は一流は数十年やり続けている
・一流は何でもスマートに食事を平らげる
・一流は、師を仰ぎ、師を越えようとする
・一流は手に入れるまで絶対にあきらめない
・出世している人の机は、新品のように美しい
・役員まで行く人は、コンプレックスをバネにする
・役員まで行く人は、仕事と同じくらい趣味を極めようとする
・役員まで行く人は自分を磨き続けている
・役員まで行く人は、一時も自分に甘えない
・どんな場所でも活躍できるビジネスパーソンは、歯が美しい
・伸び続ける人間は、伝説を更新し続ける

 「一流役員が実践している仕事の哲学」という本は、人生をより良くするヒントがたくさん書かれていてとてもオススメです!

以下はこの本のポイントなどです

・最初に、会社の役員クラスの方たちに共通していることを挙げるとすれば、それはメールのレスポンスが速い。驚くほど速いことが特徴です。あなたもメールなどのやりとりをして感じたことがあるかもしれません。超多忙な人ばかりなのに、どうやって即レスすることができるのでしょうか?これは根本的に思考のまとめ方と習慣によるものだと言えます。つまり、メールのレスポンスが速いというのは、「思考をまとめるのが速い」。書くのに時間がかかrのは、「思考をまとめるのが遅い」からなのです。その点、役員クラスの人たちは常に物事を考え、処理しなければならないので、結論を出すのが速く、ポイントの絞り方が上手いのです。そのためメールの返信も、たとえば「YESかNOか決める」。そして、「その理由説明する」。YESかNOで答えられるものでなければ、「どうするのか?」という解決方法を提示するといった処理をしています。彼らは、日頃から考えや基準が明確です。

・接待などの約束で役員の方たちと待ち合わせていると、たいてい、遅くても1時間近く前には到着しています。これが、本当にどの方も一様に早いのです。ですから、私も常に約束の1時間前には着くようにしています。というのも、私は車で移動をすることがほとんどなのですが、車の場合、渋滞などで遅れてしまう可能性が出てきます。ですから、かなり早めに出て、車内や、もし近くにカフェがあればそこで彼らが到着するのを待っています。まるで刑事の張り込み状態ですが、アポイント、接待などは絶対に遅れられません。なぜならば、先方も約束の時間に遅れることが「絶対ない」からです。

・なぜ役員の方たちは時間を厳守するのでしょうか?それは、遅刻は「他人に迷惑をかける」ということもさることながら、「遅刻する自分が許せなくて」できないからなのです。それは物理的な問題というよりも、自分の「ビジネスパーソン」としてのプライドなのでしょう。

・役員の方々との接待が18時から18時半の間に始まる理由は、終わる時間にあります。その時間に始まると、終わるのはたいてい21時半とか22時。出世している人たちにとってはこの時間帯は結構遅い時間です。なぜなら、彼らは皆、朝の4時や5時に起きているからです。そして、7時か、遅くとも7時半には仕事をスタートさせます。しかも、元気な状態です。その起床時間に帳尻を合わせるとなると、必然的に夜は早く寝なくてはなりません。

・これまで仕事をしてきて感じることですが、部長止まりの人と、さらに役員まで出世する人との差がどこに出るかというと、接待の次の日の朝です。あなたは、ごちそうしてもらった相手にお礼メールを送っているでしょうか?いろいろな人の話や私の経験を合わせて考えてみても、一般社員からは、ほとんどメールが来ることはありません。メールをくれるのは、せいぜい10%くらいの人たちです。そして、大手企業の部長クラスの人たちでさえ、お礼メールが返ってくるのは20%がいいところなのです。ところがです。これが役員クラスの人になると、どうでしょうか。間違いなく100%の人からお礼メールをいただきます。しかも(ここが重要なのですが)お礼メールをいただく時間が、皆さん揃いも揃って朝7時台なのです。なぜその時間なのか?役員クラスの人たちは、実はその時間にしかお礼メールを出せないからです。皆さん、超多忙です。朝8時から早速ミーティングなどが始まり、日中は息つく暇がありません。そして夕方からは接待。ですから自由になる時間は朝しかないのです。そのため、自分の時間が取れる時間に、サッとお礼メールを済まさざるをえない状況だから、その時間に送っているのです。自由な時間が少ないからこそ、それを有効に活用する。それが「お礼メールは朝7時」の理由なのです。

・著者の行きつけのお店は以下の通り
 ・アジアンパーム(渋谷区本町2-14-4)
 ・柳橋美家古鮨(新宿区西新宿5-8-1)
 ・サントリーラウンジ昴(新宿区新宿3-25-9)
 ・京王プラザホテル 五穀亭(新宿区西新宿2-2-1)
 ・皆美(中央区日本橋1-4-1)

・心の中でいくら気を配ったりしていても、相手のことを思ったりしていても、相手には伝わりません。それを表に出して表現しないと、他からは見えません。ここで必要なのが「表現する力」です。しかし、いかにも「気配りしていますよ」ということが出過ぎてもダメ。出世している人は、ほどよさ、相手が心地よいと感じる気配りの表し方を本当に心得ている方々ばかりです。とはいえ、なぜ、このような細かい、面倒くさい気配りを彼らは自然にできるようになるのか?出世した人は単純な事実に気づいているのだと思います。その事実とは、「人に気配りをすると、その努力を評価してもらえる」ということです。

・出世された方は手みやげにはこだわる人が多い。しかも、こだわるポイントが自分だけのこだわりポイントということはありません。一般的に誰もが認め、なおかつ自分独自のこだわりも見えてくるものなのです。それが「三越デパートの羊羹」であったり「高島屋のモナカ」であったりするのです。さらに、老舗デパートのものだったら何でもいいわけではなく、こだわって「羊羹」や「モナカ」なのです。そのデパート選びやお菓子選びから、その人の個性が出てしまうほどこだわって選んでいます。手みやげを使った「セルフブランディング」と言ってもいいかもしれません。自分の周辺を飾るものは、手みやげ一つを取っても自分のブランディングになると考えている、だからこそこだわっている、そんなふうに思えてなりません。このこだわりこそが、仕事でのこだわり、執着心になり成功につながっているのだと思います。

・一流の人は、どんな時も仕事人としての顔を持っています。それは、「言い訳をしない」ということを肝に銘じて実践しているかではないかと私は思います。

・役員の方たちには、「実は若い頃、大病をしまして・・・」と、おっしゃる方が多いことも共通点の一つです。今もその持病があって、疲れた時などに症状が出やすい・・・。お話をしていると、そんな話題が上がることがあります。ですから、皆さん、健康が何より大事。何より最優先なのです。

・役員の方には、朝しか自由な時間がありません。毎晩接待や会食があるので、夜はなかなか自由な時間を持てないのです。ですから、彼らは朝の時間を十分に活用しようとします。朝4時5時に起きてウォーキングなどのトレーニング、その後朝風呂、そしてしっかり朝食を取り、7時からエンジン全開で仕事を始めます。仕事を最高のコンディションにもっていくようにすると、必然的にこのようなスケジュールになります。1日の疲れを取るための夜の風呂ではなく、自分が目指すべきゴールにもっていくための朝風呂なのです。

・役員の皆さんと会話している時の明快さ、あるいは指示の正確さ、それからメールのやり取りでのクリアさは、この国語力、言語力の賜物だと感じずにいられません。皆さん、本当に国語力・言語力が高いのです。そして、この国語力は思考力とも関係が深いのです。物事を理解したり、考えることは言語によって行われるわけです。つまり、言語力は思考力そのものとも言えます。思考力を高めるためには言語を駆使して、考えを構築していかなければなりません。役員の皆さんの相手をハッとさせるような思考の明快さはここに由来しているのでしょう。

・仕事のできる人たちというのは、食べっぷりがいい!いかにも美味しそうにペロッと食べるのが皆さんの特徴です。かといって「ガツガツ食べる」というわけでもないのです。食事をしていて「ちょっと胃腸の調子が悪くて・・・」「これ苦手で、食べられないんです・・・」などといった言葉を聞いたことがありません。たくさん食べるというより、むしろ好き嫌いなく何でもサラリと食べる、というのがポイントかもしれません。まず、食欲は生きるエネルギーそのものですから、それがあるだけで元気、エネルギーがある、といえます。特に、出世した人たちを見ているとそう感じます。

・もともとそれほどお金持ちでなかったとしても、皆さん一様に「育ちの良さ」「品の良さ」、そして「人の良さ」を感じさせるのです。一流の人というのは、ただ仕事ができる、ということだけでなく、「人の良さ」「品格または人格」というものも兼ね備えていないとなれないのだ、と会食中の皆さんの所作を見るにつけて感じます。

・役員の方々に「なぜ、出世したんですか?」と聞くと、「運が良かったから」という答えが圧倒的に多いのです。謙遜もあるのでしょうが、その様子からは本心あkらそう信じている感じが伝わってきます。たいてい皆さん「出会った人たちが良かったから」「周りの人たちに支えられて、ここまで来れた」と付け加えます。そして、「本当に運が良かったんです」と言うのです。もちろん、運だけで大企業の役員にまで大出世することはできません。恐らくそこまで行ったのは、努力して、努力して、努力して、たどり着いた果てに「もう、運だ」と思うしかないくらい努力した人だったからなのでしょう。それからもう一つ、「自分は運がいい」と信じられる前向きさや、ある種の楽観性もあると思います。

・人は、「出世する」とか「成功する」という言葉だけの、抽象的なものを目標にしてもやる気が出るわけではないのです。私たちはもっと属人的な身近な上司、先輩という存在からこそ、自分の可能性に実感が持てるのだと思います。たとえばテニスなら、フェデラーのような一流選手のプレイを見て、「あんなサーブが打てるようになりたい」などと憧れ、そのうちにテニスにのめり込んでいくわけです。フェデラーを夢見ているからこそ、地味な、繰り返しの練習も耐えられます。辛い筋トレであっても黙々と取り組めます。「あんなふうになりたい!」という人が具体的にいるだけで、辛い練習であっても、それがむしろ一歩一歩その人に近づいている、という喜びにも帰ることができるわけです。

・仕事ができない人の机はたいてい乱れています。机が乱れているだけでミスが増え、書類を探す時間も取られ、その分仕事が滞るわけですから、仕事の段取りやスピードが遅くなってしまうのです。私の経験からもそれは真実だと思います。机を見れば、その人の仕事っぷりがわかるといっても過言ではないでしょう。まずは、机の整理整頓から出世への道は始まるのかもしれません。

・コンプレックスは、向上心があるからこそ生まれます。出世した人たちはこれがあったからこそ、出世できた、私はそう感じてなりません。

・出世している人と普通の人と見た目で何が違うか?その見極めのポイントは「歯」です。出世した人は皆「歯がキレイ」なのです。

・もう、仕事に生きる。仕事がすべて。と決めたのなら、定年までは人生のエネルギーを仕事にかけようと腹をくくっています。腹をくくってみると、皆ができていて自分ができなくても、皆がこだわっていることでも案外気にしなくなるのです。それが、割り切りとか優先順位が決まっていないと、目先のことから手当たり次第にやっていき、「忙しくて家庭に気持ちがいかなかった」「ああ、もっと趣味に時間を費やしていたのに、忙しくてできない」などと後悔するのではないでしょうか。人生のストレスや後悔を少なく生きるためには、目的をはっきりさせて優先順位を明確にすることが重要になってきます。

<目次>
はじめに
第1章 平社員と部長と役員の違い
01 メールの返信
  平社員は、5分考えたあげく、あと回しにする
  部長は、空いた時間にまとめて返す
  役員は、3分以内に返信する
02 出社時間
  平社員は、始業5分前
  部長は、15分前
  役員は、遅くとも1時間前には来ている
03 会食
  平社員は、20時スタートが標準
  部長は、早めに切り上げて19時から
  役員は、きっかり18時から
04 お礼
  平社員では、90%がメールすらしない
  部長でも、80%の人がお礼を言わない
  役員は100%朝7時にお礼メールが来る
05 お店
  平社員は、食べログで話題のお店
  部長は、ミシュラン掲載のお店
  役員は、「行きつけ」の5軒から選ぶ
06 お酒
  平社員は、好きなものを飲む
  部長は、ワインのうんちくを語る
  役員は、最終的に焼酎に行きつく
07 気配り
  平社員は、コップが空になってから注ぐ
  部長は、半分くらいになったら注ぐ
  役員は、相手に合わせた完璧なタイミングで注ぐ
08 宴会芸
  平社員は、自分の好きな歌を歌う
  部長は、自分の得意な歌を歌う
  役員は、皆が歌える歌を歌う
09 首元
  平社員は、安物やファッション性の高いもの
  部長は、奥さんに選んでもらっている
  役員は、たいてい長いネクタイをしている
10 足元
  平社員は、カカトを潰しても気にしない
  部長は、靴ベラを使ってサッと履く
  役員は、必ずひもを結び直して履く
11 手元
  平社員は、オシャレを重視する
  部長は、値段やブランドで選ぶ
  役員は、王道を好む
12 おみやげ
  平社員は、道すがら買う
  部長は、有名ブランドの銘菓
  役員は、包装紙で決める
13 休日
  平社員は、憂鬱度MAXで過ごす
  部長は、憂鬱にはもう慣れた
  役員は、「○曜日」という概念がない
第2章 三流の仕事、二流の仕事、一流の仕事
14 仕事とプライベート
  三流は、仕事にプライベートを持ち込む
  二流は、仕事とプライベートを明確に分ける
  一流は、いつでも仕事の顔をしている
15 体調管理
  三流は、体調不良で休む
  二流は、体調不良でも休まない
  一流は、健康オタクである
16 疲労回復
  三流は、シャワーを浴びるだけ
  二流は、しっかりと湯船につかる
  一流は、朝風呂を浴びる
17 学問
  三流は、「体育が得意でした」と言う
  二流は、「数学が得意でした」と言う
  一流は、「国語が得意でした」と言う
18 運動
  三流は、3日で挫折する
  二流は、数年で飽きる
  一流は、数十年やり続けている
19 活力
  三流は、偏食家である
  二流は、美食家である
  一流は、何でもスマートに平らげる
20 所作
  三流は、テーブルマナーを知らない
  二流は、一応の知識を持っている
  一流は、自然に完璧な振る舞いができる
21 学習
  三流は、TOEIC700点を目指す
  二流は、ビジネス英会話に通う
  一流は、あえて勉強しない
22 意識と無意識
  三流は、思いつきで終わる
  二流は、無難なことしか考えられない
  一流は、革新的で実現可能なアイディアをひらめくことができる
23 仮説力
  三流は、仮説を立てない
  二流は、仮説を立てて満足する
  一流は、一瞬で「当たる」仮説を立てる
24 自意識
  三流は、卑屈である
  二流は、自分の力を過信する
  一流は、運を味方につける
25 憧れ
  三流は、誰の教えも請わない
  二流は、優秀な人に憧れる
  一流は、師を仰ぎ、師を越えようとする
26 オーラ
  三流は、オーラの意味がわからない
  二流は、オーラを出そうと必死になる
  一流は、一流のオーラを感じ取ることができ、自らも、自然とオーラを発している
27 執着
  三流は、欲しいものを見つけられない
  二流は、欲しいものをあきらめる
  一流は、手に入れるまで絶対にあきらめない
28 家庭
  三流は、尻に敷かれまくっている
  二流は、亭主関白
  一流は、あえて尻に敷かれている
第3章 平社員で終わる人、部長止まりの人、役員まで行く人
29 机
  出世できない人の机は、雑然としていて汚い
  出世している人の机は、新品のように美しい
30 劣等感
  平社員で終わる人は、コンプレックスに潰される
  部長止まりの人は、コンプレックスを抑制する
  役員まで行く人は、コンプレックスをバネにする
31 趣味
  平社員で終わる人には、趣味がない
  部長止まりの人は、趣味を遊びだと捉えている
  役員まで行く人は、仕事と同じくらい趣味を極めようとする
32 モテる秘訣
  平社員で終わる人は、部下からも異性からもモテない
  部長止まりの人は、ちょっとモテて満足してしまう
  役員まで行く人は、自分を磨き続けている
33 集中力
  平社員で終わる人には、緊張感がない
  部長止まりの人には、隙がある
  役員まで行く人は、一時も自分に甘えない
34 世界標準
  仕事ができるのに出世できない人は、歯が汚い
  どんな場所でも活躍できるビジネスパーソンは、歯が美しい
35 伝説
  伸びない人間は、過去の栄光にしがみつく
  伸び続ける人間は、伝説を更新し続ける
36 仕事と人生
  「家」が好きな人は、よくて部長止まりである
  役員になる人は、電子レンジの使い方も知らないほど「仕事」を愛している
おわりに

面白かった本まとめ(2013年下半期)

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埼玉屋(東十条)の「焼きとん」はとてもオススメ!

2014年05月07日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 「悶々ホルモン」という本で紹介されていたので、2年ほど前に「焼きとん」の埼玉屋へ行ったのですが、とても美味しくて忘れられなかったので、今度は連れを引き連れて再び「埼玉屋」へ行って来ました^_^)

 場所は、JR東十条駅南口から徒歩約5分のところにあります。
近くには、同じく「焼きとん」で有名な新潟屋もありますね。
「地名+屋」のお店は、どこも美味しい気がします・・・
たとえば、浜松町の秋田屋などもありますね。

 食べログを見ると埼玉屋では写真撮影が禁止のようなので、撮影は断念しまた。
従ってこれからは写真抜きでの説明になることをご了承ください。

 2年ほど前は土曜日の15時30分位から並んで、16時開店になんとか入店できたという苦い経験があったので、今回も15:30には到着したのですが、平日木曜で雨だったいうこともあり、誰も並んではいませんでした^_^;)
平日は16時~17時に行けば大丈夫なようです。
しかし17時前からは続々とサラリーマンが入ってきました。
一体どうやって仕事を切り上げてきたのだろうかと不思議ですが、人のことは言えませんね^_^;)
美味しいお店には、どんな時間や場所であろうとも、人は集まるようです。

 前回は大将が開店の16時から元気いっぱいに顔を出していましたが、今回は若大将が案内してくれました。
おそらく息子さんではないかと思います。
 席は好きなところでいいよ~と優しく笑顔で声を掛けていただきますが、奥に陣取っているおばちゃんが「人が増えると席移動するのが大変だから、右奥から詰めたほうがいいよ!」と力強く言うので、従順に従います^_^;)

 おばちゃんは元気がよく、そしてウエストにまったく贅肉がないのには驚いたのですが最近痩せたとのことです。
またよく見ると美人で、孫がいるとは到底思えません。
当初女将かと思いましたが、雇われているようです。

 客が来る度に大きな荷物は棚に入れるように説明し、大きな声で「サラダ~」と厨房に連絡します。
 サラダとは、クレソンと大根のサラダで、さっそく食べますが、新鮮でこれがまた美味しい!
 「焼きとん」屋でクレソンが出てくるというのは斬新ですよね。

 また、おばちゃんは生レモンハイを作る手さばきが敏速で、素晴らしい働きをします^_^;)
 しゃべりも大将を立てつつ、大将がカバーできない客を明るくきちんとカバーしていて、接客のプロさを感じさせます^_^;)(ちょっと褒めすぎかな?)
とにかく、おばちゃんもかなり存在感があり強烈でした^_^;)

 その生レモンハイを注文しますが、一升瓶に入った焼酎は凍っているようで、シャカシャカとその一升瓶を振って、凍った焼酎をシャーベット状にして、たっぷり3つほどレモンが入ったコップにその焼酎を注ぎます。
その生レモンハイが想像以上に美味しくてビックリ!
そのさっぱり感が、「焼きとん」と妙に合うんですね。

 そして、若大将が次々と「焼きとん」を焼いてくれます。
ちなみに、この店は「焼きとん」をおそらく常連以外は注文することはできず、おまかせとなります。
逆に言うと、次々と焼いてくれるので、注文を悩まずに済みます。
1本150円で、一人当たり9本焼かれるようです。
どれも肉が新鮮で、そしてほど良い焼き加減でこりゃぁうまい!

 最初はおそらく「アブラ」だと思いますが、軽く焼いてあるだけなので、ジューシーでとても旨いです!
感動!
シロ、ツレなど続きます。
どれも本当にオイシくて感動です!

 そして開店から40分ほどして元気よく大将が登場です!
(若大将はさりげなく奥の調理場に消えます。)
常連客に挨拶し、そして来店2回目の我々にも話しかけてくれます。
追加注文したものにオリーブオイルが使われているのですが、パンに付けて食べたほうが良いというのでパンを追加します。
家でもパンにオリーブオイルを付けて食べていると言うと、嬉しそうでしたね。
 
 また、「焼きとん」を焼く前に必ずその生の「焼きとん」を見せてくれるのですが、色合いが素晴らしいです!
肉にかなり自信を持っているようです。
芝浦の市場から仕入れているとのことでした。

 大将はフレンチやイタリア料理にも興味を持って研究しているようで、だからクレソンやオリーブオイルを出したりしているようです。
フレンチは少し塩辛いと言うので、それは保存のためだからですよね~と言うと、そうそう!と話が盛り上がりました。
 最近はドイツのミュンヘンにも行って、味を研究しているようです。
絶えず、味を追求するというのは素晴らしいと思いますね。

追加で煮込みも注文しますが、これがすごく煮込まれていて、想像以上に旨い!!
黒毛和牛を使っているというのにも驚きました。
大将はこれは赤字だと言っていましたね^_^;)
その肉の量と質からはそうかもしれません。

 それから、最後に「すき焼き」を注文しましたが、これは大将自ら調理するようで、しかもサービスだと言って赤身の肉も上に追加してくれました。
 この「すき焼き」の肉も十分煮込まれていて、また生卵と合い、最高に美味しかったですね!
味付けも素晴らしい!

 他のお客さんを見ると、みんなニコニコ顔で食べていて、料理が旨いとみんなニコニコになるんだなぁと感心しました。

 「埼玉屋」はとてもオススメですので、東十条へ行った際には、ぜひ行ってみることをオススメいたします!


美味しかったものまとめ(2013年下半期)

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埼玉屋

夜総合点★★★★ 4.3
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関連ランキング:焼きとん | 東十条駅王子神谷駅十条駅



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TOPVALU(トップバリュ)のジュースミキサーが安くてとてもオススメ!

2014年05月05日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

 長年毎朝ジュースミキサーを使って野菜ジュースを作り、健康的に飲んでいたのですが、つい台所でミキサーを落として割ってしまったので、ミキサーを買うことにしました。^_^;)

 今までは確か約2万円と高価なジューサー&ミキサー(Panasonic MJ-M31)を使用していたのですが、実はジューサーはカスを自動的に取り除いた水分追加不要の100%ジュースを飲めて良い反面、けっこう面倒くさくてほとんど利用していなかったので、今回はミキサーだけを買うことにします。

 家電量販店をいくつか訪ねたのですが、安くてもミキサーは5000円以上で、しかも容量が700mlや500mlと容量が1リットルあるものがありませんでした。

 しかし、イオンでTOPVALU(トップバリュ)のジュースミキサーTV-G20-GRを発見し、、容量が1リットルあって税込1980円とかなり安かったので買ってみることにしました!

1980円とは激安でビックリです!

Img_3569
↑TOPVALU(トップバリュ)のジュースミキサーTV-G20-GRの箱

 値段がかなり安いので、品質が悪いのではないかと危惧していましたが、逆に簡単お手入れで掃除がしやすく、しかも「強」「弱」のほかに「フラッシュ」ボタンもあって中身に応じて回転などを選択でき、しかも1年間ではなく2年間保証があって素晴らしいです!

 さっそく使ってみましたが、「強」はかなり力強く回転して、全然問題ありませんね!
今までは安全装置が働き過ぎて、なかなかスクリューせずに困っていたので、この力強さには感心です。
美味しく野菜ジュースをいただけましたね。

 それから特に掃除がしやすくてとても便利です!
以前の機種はカビが付きやすいところがあったのですが、そのあたりを簡単に掃除できるのが嬉しいですね。

 また、もちろんガラス容器をホルダーに取り付けないと作動しない安全機能がありますし、ニオイ移りがしにくいガラス容器であり、容器を逆さにしてコンパクト収納ができるというのも嬉しいですね!

 TOPVALU(トップバリュ)のジュースミキサーTV-G20-GRは、容量が1リットルもあり、掃除がしやすく力強く、しかも税込1980円とかなり安くて2年保証もあり、とてもオススメです!!


お勧めなお話(2013年下半期)
自動車保険を安く!

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「路上から武道館へ(宮崎奈穂子)」という本はとてもオススメ!

2014年05月02日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「路上から武道館へ(宮崎奈穂子)」の購入はコチラ

 この「路上から武道館へ」という本は、どこにでもいる普通の女の子が、路上ライブを愚直に行って武道館サポーターズファミリー1万5000人を集め、夢である武道館単独ライブを叶えた著者が、あきらめずに自分の可能性に向かって必死にがんばれば、ありえない夢を叶えることができるということについて自らの体験を踏まえて書かれたものです。

シンガーソングライターの宮崎奈穂子さんが著者です。

 毎朝、手書きのチラシを配り、池袋や渋谷を中心に夏も冬も雨も雪でもほぼ毎日路上ライブを行い、辛いこともたくさんありながらも、応援してくれる人が少しずつ増え、以下のこと等に気づきながら、武道館単独ライブをついに叶えます。

・自分の可能性を信じて、試しきったと思うまで、動き続けることが大切
・夢があることが大切
・自分の意思で行った行動にムダなことは一つもない
・辛いことは、必ず将来の自分にとって意味があることだとポジティブな気持ちでいることが大切
・夢の実現に突き進んでいると応援してくれる人が次々と現れる
・夢に近づくためのキーワードは次の3つ
 1自分の可能性を信じ続けること
 2行動を続けること
 3ご縁を大切にすること
・普通で欠点があるからこそ、それを補う努力をし、他人がやらないことをするので、劣等感は夢を実現する原動力となる
・これまでやったことのない「いばらの道」を選ぶことは自分の可能性を広げてくれる
・等身大の自分を曲に表現しなければ、多くの人の心には響かない
・手を抜いたら、手を抜いた分の縁や未来しかつながらない
・笑顔であれば、同じように笑顔の人が集まる
・ネガティブなことを使わず、ポジティブな言葉を言うようにすること
・具体的な数字目標は、行動を起こしたり、継続したりする際の原動力になる
・お礼状で感謝の気持ちを伝えることは大切
・出会いというのは、「出」るから「会」える
・恩返しできない方には、恩送りをする

 特に、ポジティブに考え、回りに感謝することが、とても大切だと思いましたね。
 「路上から武道館へ」という本は、人生の夢について考えさせられ、その夢を叶えるヒントがたくさんあり、とてもオススメですね!

以下はこの本のポイント等です。

・どんなに成功の可能性が低くても、ほんの少しでも可能性があれば、すべて神さまから与えられたチャンス-。こう考えてチャレンジすることを、私は大切にしています。オーディションは全敗でしたが、可能性の一つとしてチャレンジしていた仮歌のアルバイトがきっかけで、CDの発売という成果を得ることができました。夢はどういう形で実現するかわかりません。チャンスをがむしゃらにつかもうとする人には、チャンスの神様がほほえんでくれるのではないでしょうか。私は、シンポジウム等で講演をさせてもらうことがあります。就活生など、若い方に向けてお話しすることが多いのですが、そうした場でいつも話すのは、「信じ切ること」「試し切ること」「動き続けること」の大切さです。「自分の可能性を信じて、試しきったと思うまで動き続けてください」「やめたい」「どうせ無理だ」と思う瞬間は誰にでもあります。でも、誰にでも可能性はあります。どんなに小さなチャンスでも「試しきった」と腑に落ちるところまでやってみる。それを試す前に、自分の可能性を閉ざすのはもったいないと思います。

・「路上から武道館へ」を路上で歌っていると、パリッとしたスーツを着たお姉さんが、「会社員にも武道館があるんです」と言って、泣きながら聞いてくれました。おそらくご自身の夢を重ね合わせて聴いてくれたのだと思います。私にとって武道館が夢へと突き進む大きな原動力であるように、みなさんにも原動力となる夢があるはずです。その夢を大事にすることで、どんな困難も乗り越えられるのではないでしょうか。

・仕事をしたり、夢を追いかけたりしている途上では、「こんなことをして意味があるのかな」「今日はついてないことばかりだった」と嘆きたくなる日があります。私も路上ライブが全然うまくいかないとき、こんな気持ちになったことが何度もありました。しかし、武道館ライブの夢を達成した今、「自分の意思で行った行動に、ムダなことは一つもない」と私は確信しています。すべては夢や目標につながっているのです。

・多くの人は「ああすればよかった、こうすればよかった」と悩み続けます。ネガティブに考えすぎるのはよくありません。一生懸命にやった結果であれば、絶対にその経験はムダになりません。つらいときこそ、どういう心持ちで対処するか、人間の資質が問われるのではないでしょうか。私はそんなときこそ、「今日はつらかったけど、これも必ず将来の自分にとって意味があることだ」というように、ポジティブな気持ちでいることを心がえています。

・夢に向かって、がむしゃらにがんばるのはステキなことです。最初は、一人きりだと感じるかもしれません。でも、夢の実現に突き進んでいると、応援してくれる人が次々とあらわれます。そうすると、一人ではできなかったことが実現したり、思わぬサポートをしていただくことがあります。私は路上ライブを通じて、そうした人の縁の広がりを体感してきました。人生は順風満帆ではありません。うまくいかないと、自身を失って自分の可能性を信じられなくなるときもあります。でも、たとえ自分のことを信じられなくても、自分を信じて応援してくれる人がいれば、自分の可能性を信じることができます。私は、何度もまわりの方々に勇気づけられ、自分の可能性を信じ続けることができました。だから、私にとって、路上ライブを通じてつなあったご縁は、大切な宝物なのです。

・なぜ、私みたいにたいした取り柄もない普通の女の子が、こんな大きな夢を実現することができたのでしょうか。今になって自分がやってきたことを振り返ってみると、次の3つが夢に近づくためのキーワードではないかと思います。
 ・自分の可能性を信じ続けること
 ・行動を続けること
 ・ご縁を大切にすること
こうして書き出してみると、当たり前のことのように感じるかもしれません。でも、私は特別なことをしたつもりはありません。そんな才能も技術もありません。自分ができる当たり前のことを日々積み重ねてきただけです。それが武道館ライブという奇跡につながりました。裏を返せば、当たり前のことを続ければ、誰でも大きな夢を叶えることができるはずです。

・私は普通で、欠点があったからこそ、それを補う努力をしてきたのかもしれません。他人がやらないことを続けてきたからこそ、今があると思っています。高校生のころ、私はマンドリン部に所属していました。私はどちらかというと、リズム感がないほうなので、他の部員のほがどうしても上達が早い。それが悔しいから、他の部員よりも1時間早く来て、練習していました。「技術で負けるなら、練習時間でカバーする」というのが、私の学生時代からのモットー。努力すれば必ず報われるという経験を何度もしてきました。路上ライブも同じです。私は、音楽のあらゆる面で一流の人よりも劣っていたので、他の人がやらないことをすることを決めました。とにかく長時間、路上に立ち続けて、できるだけ多くの人に聴いてもらうしか、自分より優れた人に対抗する手段がなかったのです。もし私が美人で、歌がうまかったら、きっとそうした欠点を補う努力をすることはなかったと思います。コネがあったら、安易にそのコネに飛びついていたかもしれません。もしたしたら、そうした才能だけで、歌手になることはできたかもしれませんが、きっと今の人生とは、まったく違うものになっていたはずです。武道館に立つというチャンスも得られなかったかもしれません。長い目で見れば、劣等感は夢を実現する原動力になります。

・「僕は普通の人間だから」「私には才能がないから」というのは、自分の可能性をつぶしています。そんなの、もったいない!「普通の人だからこそできること」もあると私は信じています。どんな人でも夢や目標を実現する可能性があるのです。

・「できないものをできると言い張る」のは、ほめられることではありません。私の場合も、たまたま曲が完成したからよかったものの、もし約束を守れなかったら、CDデビューの話は立ち消えになっていたかもしれません。しかし、この体験で学んだことは、「これまでやったことのない「いばらの道」を選ぶことは自分の可能性を広げてくれる」ということです。実際に、2週間で11曲も作詞・作曲できたことは、そのクオリティーは別にしても、自分にとって大きな自信となりました。シンガーソングライターとしてやっていく可能性が広がったという感覚もありました。今は、リスクを避けることや効率ばかりが優先されがちな風潮があるように感じます。しかし、あえてリスクをとったり、高い壁に挑んだりすれば、それだけ得るものは大きくなりますし、自分自身の可能性が広がることにもつながります。私は、人生の選択に迷ったときは、楽な道ではなく、リスクをとる道を選ぶ人生を送りたいと思っています。

・5年間、路上ライブを続けてきてわかったことは、「等身大の自分を曲に表現しなければ、多くの人の心には響かない」ということ。実際に、私が路上で歌っていて、いちばん反響のある曲は「路上から武道館へ」です。これは自分の気持ちをストレートに吐露した曲で、フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアでシェアしていただくことが多いのもこの曲です。路上で涙を流しながら聴いてくれる人も少なくありません。「武道館へたどり着くまでに、いっぱいつらい思いをしたけれど、それでも私は歌いたい」「武道館は、私だけでなく、たくさんの出会ってきてくださった方々の夢でもある」「これまで数多くの人に支えてもらったおかげで、私は武道館に立てる」といった自分の素直な気持ちが整理され、迷いを吹っ切るきっかけにもなりました。そうした過程を経てつくられた等身大の曲だからこそ、多くの方に共感していただけるのだと思います。

・路上ライブに出るようになり、武道館への挑戦をするようになってからは、なおさら「手を抜かないことの大切さ」を痛感するようになりました。手を抜いたら、手を抜いた分の縁しかつながりません。毎日のように路上ライブを続けていると、ときには「今日は疲れているから、路上はやめておこうかな」という気分になることもあります。でも、そんな気持ちを脇に追いやり、がんばって路上に出ると、そういうときこそ、歌を聴いてくれる人や、応援してくれる人と出会えるのです。路上ライブは、自分の努力やがんばりが如実に結果となってあらわれます。路上に出れば出るほど、すてきな出会いがあります。でも、サボれば確実に、つながれるはずだった人とご縁を結ぶことができなくなります。だから、私は10分でも空いている時間があれば、路上に出たい-。ライブイベントが23時に終わったときも、「終電まで時間がある」と言って、路上で歌ったこともあります。「今日くらい休んだら?」と言う人もいるけれど、サボろうとうすると、私の夢を支えてくれている方々の顔が浮かんできます。ほんの少しでもファンの方と出会える時間があるのなら、そのチャンスを逃したくないのです。

・「手を抜いたら、手を抜いた未来しか待っていない」というのは、仕事でも就職活動でも同じだと思います。未来は自分でつくるものー。今、自分が動かないと、未来の自分は必ず後悔することになります。

・私が正直な気持ちを話すと、プロデューサーはおもむろに口を開きました。「効率など考えなくていい。宮崎は不器用なんだから、おごってはダメだ。不器用なことを恥じることはない。今できることを必死でやればいいんだ」「でも、私にできることは、路上でがんばっているところを見てもらうぐらいしかありません」「それせいいじゃないか。普通の女の子が、夢に向かってがむしゃらにがんばっている。その姿そのものが、メッセージを伝えることになるのではないか」私はこの言葉を聞き、濃い霧がパーッと晴れたような気分になりました。今から急に歌がうまくなるわけでも、器用な人間になれるわけでもありません。必死にがんばっている姿を見てもらえばいいんだー。そう思うと、武道館に向けてあがいている自分自身を肯定できるようになりました。

・みなさんのまわりにも「笑顔がステキだな」と思う人がいると思います。いつも笑顔でいる人のそばには、同じように笑顔の人が集まり、こちらも何だか、おだやかで楽しい気分になっていきますよね。不思議なことに、路上ライブをやっていても、こちらがポジティブな気分で、楽しそうに歌っていると、ステキな笑顔で聴いてくださる方が集まってきます。反対に私がネガティブな気持ちのまま歌っていると、ちゃかすような態度をとる人が寄ってきたり、警察に通報されて演奏を止められたりするものです。私は路上で、笑顔の大切さを知りました。

・「脳は、誰が言った言葉であるかを区別できない」という話を聞いたことがあります。たとえば、誰かに対して「嫌い」という言葉を言うと、自分の脳の中に「嫌い」というネガティブな感情が残ってしまうそうです。それを聞いてから私は、うまくいかないときでも、できるだけネガティブな言葉を使わず、ポジティブな言葉を言うようにしています。タレントのベッキーさんは「疲れた」とは言わずに、「今日も一日充実していた」と言っているそうです。路上ライブでイヤなことがあって、「悲しい・・・」と思っても、「今日も徳を積むことができた」と感謝の言葉に変換するようにしています。前向きな言葉を使っていると、自然と心も切り替わり、前向きになっていくような気がしています。

・具体的な数字目標は、行動を起こしたり、継続したりする際の原動力になります。1日の目標に達していなければ、「もっと路上に出る回数を増やそう」「もう1時間、がんばってみよう」「違う方法で私の曲を知ってもらおう」といった次の行動とやる気に結びつきます。夢は、具体的な目標に落とし込まないと、何から手をつけたらいいかわかりません。武道館の挑戦も、武道館という夢を1万5000人という数字に落とし込んでもらえたから、背中を押され、がんばることができました。もしも具体的な目標がなければ、「うまくいかないから、もういいや」と簡単にあきらめていたかもしれません。

・路上以外では、お礼状を感謝の気持ちを伝えるためのツールとして活用しています。イベントでお世話になった人、ご縁をつないでくれた人、チケットを広めるのをお手伝いしてくれた人などには、必ずお送りするようにしています。最近はメールでお礼を済ますことが多い世の中ですから、手書きのお礼状をもらうとうれしいですし、感謝の気持ちがストレートに伝わるような気がします。

・「出会いというのは、「出」るから「会」える」自分の足で積極的に外に出ていくからつながれる。閉じこもっていたら、つながるべき人おも出会えないー。これは、まさに路上ライブをしてきて、私も強く感じていたことです。

・「恩返し」だけでh、これまでいただいてきた恩をすべて返せそうにありません。おそらく一生かかっても、すべての恩は返せないー。そえほどの恩を受けてきました。さらには、直接、恩を返したくても、返せない人もたくさんいます。たとえば、デビュー当初にCDを買ってきてくれてから、それっきりお会いしていない人や、一度しかお会いできていない人、インターネット上の私が及び知らないところでサポートをしてくれた人などには、お礼を言いたくてもなかなかチャンスがありません。だから、そういう方たちには「恩送り」をする必要があると思っています。

<目次>
はじめに
第1章 夢を叶える
 年間300日の路上ライブから武道館の単独公演を実現するまで
 01 夢は「最初の一歩」を踏み出さないと、いつまでも夢のまま
 02 妥協したら、必ず後悔する
 03 夢を実現するための「実績」づくり
 04 可能性のあることはすべてやってみる
 05 つらいことも、夢があるから乗り越えられる
 06 すべての行動は「夢」につながっている
 07 努力する人は応援される
 08 夢を叶える3つの方法-信じること、動き続けること、ご縁を大切にすること
第2章 信じ続ける
 自分の可能性を信じれば必ず道はひらける
 01「普通」であることも才能
 02 コンプレックスは力に変わる
 03 毎日続ければ、確実に未来の自分に近づく
 04 追い込まれたときに、可能性が広がる
 05 「等身大の自分」で勝負する
 06 ターニングポイントは苦しいときにあらわれる
第3章 動き続ける
 一つの小さなアクションが大きな変化を生む
 01 すべては一つのアクションからはじまる
 02 手を抜いたら、手を抜いた未来しか待っていない
 03 迷ったとき、苦しいときこそ「とりあえず動く」
 04 笑顔は最大の武器。自分から思いっきり笑いかける
 05 うまくいかないときはこう切り替える
 06 具体的な目標があるから続けられる
第4章 ご縁を大切にする
 「応援される」から夢は実現できる
 01 自分が自分自身のいちばんの営業マン
 02 相手に響くかは、感情が伝わるかどうかで決まる
 03 「出」るから「会」える
 04 それぞれの「立場」があることを理解する
 05 「恩返し」と「恩送り」を大切に
おわりに
「路上から武道館へ」
「Birthday Eve」 

面白かった本まとめ(2013年下半期)

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