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「超訳 ニーチェの言葉」という本はとてもオススメ!

2012年09月28日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「超訳 ニーチェの言葉」の購入はコチラ

 ドイツの哲学者ニーチェは、1844年生まれで1900年まで生き、24歳でスイスのバーゼル大学教授となりますが、教職にあったのはわずか10年ほどで、その後は病気療養のためにヨーロッパ各地を旅しながら独特の著述と思索を続けたようです。

 特にこの世における真理、善、道徳こそ大切だと強く唱えたようです。

 また、ニーチェの著作の中で有名なのは「ツァラトゥストラはかく語りき」で、この名前と同じ曲は、映画「2001年宇宙の旅」のテーマソングでもあります。

「超訳 ニーチェの言葉」という本は、その様々なニーチェの著作の中から、現代人にも役立つ言葉を選んだものです。

 ニーチェといえば言葉が難しいのではないかと思いましたが、この本では平易な言葉で1ページごとに232項目に分けて分かりやすく書いてあるので安心です。一家に一冊いかがでしょうか?

とてもオススメな本です!

なお、「超訳 ニーチェの言葉」を読んだきっかけは、以前このブログで紹介した「心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣(長谷部 誠)」に紹介されていたためです。そちらも良かったらどうぞ読んでみてください。

 以下はこの本のポイント等です。

・誰だって、他人から自分がどう思われているか知りたいものだ。よく思われていたいし、少しは立派だと思われたいものだし、大切な人間の部類に入れてほしいものだ。だからといって、自分への評価を気にするばかりに、聞き耳を立てるのはよくない。なぜなら、人間というのは間違った評価をされるのがふつうのことだからだ。自分が思うように、自分が望むように評価してくれることなんかほとんどない。そういうのとはぜんぜん違う評価をされてるのがまったくふつうだからだ。だから、腹を立てないためには、自分の評判や評価など気にしてはいけない。他人がどう思っているかなんてことに関心を向けては絶対にいけない。そうでないと、本当は嫌われているのに、部長だの社長だの先生だのと呼ばれることに一種の快感や安心を覚えるような人間になってしまう。

・どんな人にも一芸がある。その一芸は、その人だけのものだ。それを早くから知っていて、充分に生かして成功する人もいる。自分の一芸、自分の本領が何であるか、わからないままの人もいる。それを自分の力のみで見出す人もいる。世間の反応を見ながら、自分の本領が何だろうかと模索し続ける人もいる。いずれにしても、くじけず、たくましく、果敢に挑戦を続けていけば、自分の一芸がわかってくるはずだ。

・不機嫌になる大きな理由の一つは、自分のなしたこと、自分の産んだことが人の役に立っていないと感じることだ。だから、不機嫌な老人がいる。一方で輝く青春のまっただ中にいる若い人たちが不機嫌なのは、自分が社会の中で生産的な存在になることがまだなかなか難しいからでもある。したがって、いつも機嫌よく生きていくコツは、人の助けになるか、誰かの役に立つことだ。そのことで自分という存在の意味が実感され、これが純粋な喜びになる。

・一日のよいスタートで始めたいと思うなら、目覚めたときに、この一日のあいだに少なくとも一人の人に、少なくとも一つの喜びを与えてあげられないだろうかと思案することだ。その喜びは、ささやかなものでもかまわない。そうして、なんとかこの考えが実現するように努めて一日を送ることだ。この習慣を多くの人が身につければ、自分だけが得をしたいという祈りよりも、ずっと早く世の中を変えていくことだろう。

・知らない土地で漫然と行程を消化することだけが旅行だと考える人がいる。買い物だけをして帰ってくるのが旅行だと思っている人もいる。旅行先のエキゾチックさを眺めるのをおもしろがる旅行者もいる。旅行先での出会いや体験を楽しみにする旅行者もいる。一方、旅行先での観察や体験をそのままにせず、これからの自分の仕事や生活の中に生かして豊かになっていく人もいる。人生という旅路においてもそれは同じだ。そのつどそのつどの体験や見聞をそのとき限りの記念品にしてしまえば、実人生は決まりきった事柄の繰り返しになってしまう。そうではなく、何事も明日からの毎日に活用し、自分を常に切り開いていく姿勢を持つことが、この人生を最高に旅することになるのだ。

・今のこの人生を、もう一度そっくりそのまま繰り返してもかまわないという生き方をしてみろ。

・脱皮しない蛇は破滅する。人間もまったく同じだ。古い考えの皮をいつまでもかぶっていれば、やがて内側から腐っていき、成長することなどできないどころか、死んでしまう。常に新しく生きていくために、わたしたちは考えを新陳代謝させていかなくてはならないのだ。

・いつものように毅然としていられなくなったら、疲れている証拠だ。疲れていると、わたしたちはため息をつき、愚痴を口にし、後悔を口にし、ぐるぐると似たようなことを考え、そのうち憂鬱なことや暗いことが頭の中を勝手に動き回るようになる。それは毒を吸うようなことだから、疲れたと感じたら、考えることをやめ、休んだり寝たりするに限る。そして、また毅然として活動できるように明日に向かって備えよう。

・自分自身と友人に対しては、いつも誠実であれ。敵に対しては勇気を持て。敗者に対しては、寛容さを持て。その他あらゆる場合については、常に礼儀を保て。

・自分の本業の仕事に力をそそぎ、充分に成果を得ている人は、同じような仕事をする人や商売がたきに対しては寛容で、理解ある広い態度を示すものだ。しかし、自分の仕事を充分になしきってない人、お金目当てだけで渋々働いているような人は、商売がたきに対してあらぬ恨みや憎しみを抱く。同じように、自分の人生をまともに生きていない人は、他人に憎悪を抱くことが多い。

・天高くそびえようとする樹木。そういう木々が成長するために、ひどい嵐や荒れる天候なしにすますことができるだろうか。稲が実るために、豪雨や強い陽射しや台風や稲妻はまったく必要ないのだろうか。人士の中でのさまざまな悪や毒。それらはないほうがましで、ないほうが人は健全に強く育つのだろうか。憎悪、嫉妬、我執、不信、冷淡、貪欲、暴力。あるいは、あらゆる意味での不利な条件、多くの障がい。これらはたいていうとましく、悩みの種になるものだが、まったくないほうが人は強い人間になれるのだろうか。いや、それら悪や毒こそが、人に克服する機会と力を与え、人がこの世を生きていくために強くしてくれるものなのだ。

・雑踏の中へ入れ。人の輪の中へ行け。みんながいる場所へ向かえ。みんなの中で、大勢の人の中で、きみはもっとなめらかな人間になり、きっちりとした新しい人間になれるだろう。孤独でいるのはよくない。孤独はきみをだらしなくしてしまう。孤独は人間を腐らせてだめにしてしまう。さあ、部屋を出て、街へでかけよう。

・愛するとは、若く美しい者を好んで手に入れたがったり、すぐれた者をなんとか自分のものにしようとしたり、自分の影響下に置こうとすることではない。愛するとはまた、自分と似たような者を探したり、嗅ぎ分けたりすることでもないし、自分を好む者を好んで受け入れることでもない。愛するとは、自分とはまったく正反対に生きている者を、その状態のままに喜ぶことだ。自分とは逆の感性を持っている人をも、その感性のままに喜ぶことだ。愛を使って二人のちがいを埋めたり、どちらかを引っ込めさせるのではなく、両者のちがいのままに喜ぶのが愛することなのだ。

・古代ギリシアがあれほど高度な文化を保ち、長い間にわたって繁栄したのは、外国の文化と教養をすべて吸収したあげく、さらに発展させからだ。その土台は、豊かな学習だった。模倣のための学習ではなく、外国文化を教養として自分たちの栄養とするための学習だった。それは今の時代にも通じることで、抜け目のない利潤追求のみの経済活動だけが繁栄と発展への道ではないのだ。

・きちんと考える人になりたいのであれば、最低でも次の3条件が必要になる。人づきあいをすること。書物を読むこと。情熱を持つこと。これらのうちのどの一つを欠いても、まともに考えることなどできないのだから。

・理想を捨てるな。自分の魂の中にいる英雄を捨てるな。誰でも高みを目指している。理想や夢を持っている。それが過去のことだったと、青春の頃だったと、なつかしむようになってはいけない。今でも自分を高くすることをあきらめてはならない。いつのまにか理想や夢を捨ててしまったりすると、理想や夢を口にする他人や若者を嘲笑する心根を持つようになってしまう。心がそねみや嫉妬だけに染まり、濁ってしまう。向上する力や克己心もまた、一緒に捨て去られてしまう。よく生きるために、自分を侮蔑しないためにも、理想や夢を決して捨ててはならない。

・「どこから来たか」ではなく、「どこへ行くか」が最も重要で価値あることだ。栄誉は、その点から与えられる。どんな将来を目指しているのか。今を越えて、どこまで高くへ行こうとするのか。どの道を切り拓き、何を創造していこうとするのか。過去にしがみついたり、下にいる人間と見比べて自分をほめたりするな。夢を楽しそうに語るだけで何もしなかったり、そこそこの現状に満足してとまどったりするな。絶えず進め。より遠くへ。より高みを目指せ。

<目次>
Ⅰ己について
001 初めの一歩は自分への尊敬から
002 自分の評判など気にするな
003 一日の終わりに反省しない
004 疲れたらたっぷり眠れ
005 自分を現す3つの形
006 誰にも一芸がある
007 自分の主人となれ
008 自分の「なぜ」を知れば道が見える
009 自分の行為は世界に響いている
010 自分を知ることから始めよう
011 自分は常に新しくなっていく
012 自分を遠くから見てみる
013 信頼が欲しければ行動で示せ
014 解釈のジレンマ
015 自分自身を見つけたい人に
016 いつも機嫌よく生きるコツ
017 注目されたいのに注目されない理由
018 好奇心に振り回されない
019 恐怖心は自分の中から生まれる
020 「~のために」行うことをやめる
021 努力を続ける
022 友人を求める前に自分自身を愛する
023 自分の家を建てる場所は
024 無限の豊かさは自分にある
Ⅱ喜について
025 喜び方がまだ足りに
026 満足が贅沢
027 朝起きたら考えること
028 誰もが喜べる喜びを
029 仕事はよいことだ
030 一緒に生きていくこと
031 楽しんで学ぶ
032 人を喜ばせると自分も喜べる
033 心にはいつも喜びを
034 この瞬間を楽しもう
035 精神が高まるほど繊細なものを喜べる
Ⅲ生について
036 始めるから始まる
037 人生を最高に旅せよ
038 生に強く向かうものを選べ
039 高まるために捨てる
040 少しの悔いもない生き方を
041 断言すると賛同してくれる
042 安易な人生を送りたいなら
043 脱皮して生きていく
044 職業がくれる一つの恵み
045 計画は実行しながら練り直せ
046 生活を重んじる
047 子供に清潔観念を与える
048 生活をデザインする
049 所有欲に征服されるな
050 目標にとらわれすぎて人生を失うな
051 いつかは死ぬのだから
052 人間であることの宿命
Ⅳ心について
053 軽やかな心を持つ
054 心に光があるから希望の光がわかる
055 風景が心に与えるもの
056 日々の歴史をつくる
057 視点を変えたり、逆手いとったりする
058 心の生活習慣を変える
059 平等の欲望
060 長所の陰に隠されているもの
061 勝利に偶然はない
062 おじけづいたら負ける
063 心は態度に現れている
064 事実が見えていない
065 反対する人の心理
066 永遠の敵
067 虚栄心の狡獪さ
068 魂が贅沢の水を好む
069 飽きるのは自分の成長が止まっているから
070 活発だからこそ退屈を感じる
071 疲れたと感じたら、考えない、思わない
072 快・不快は考え方から生まれる
073 なぜ自由な人はスマートか
074 精神の自由をつかむためには
Ⅴ友について
075 友人をつくる方法
076 友人と話そう
077 4つの徳を持て
078 親友関係が成り立つとき
079 信頼関係があれば、べたべたしなくていい
080 自分を成長させる交際を求める
081 土足で入る人とはつきあわない
082 必要な鈍さ
083 同類からのみ理解される
084 友情の才能が良い結婚を呼ぶ
Ⅵ世について
085 世間を超えて生きる
086 安定志向が人と組織を腐らせる
087 あらゆる人から好かれなくていい
088 自分の生きた意見を持つ
089 見かけにだまされない
090 責める人はみずからをあらわにする
091 つまらないことに苦しまない
092 多くの人の判断に惑わされない
093 人が認める理由
094 二種類の支配
095 批判という風を入れよ
096 組織をはみだす人
097 規則は多くを変える
098 料理と力
099 悪人には自己愛が足りない
100 攻撃する者の内的理由
101 つごうのいい解釈
102 狐よりもずるいのは
103 ニセ教師の教えること
104 危険なとき
105 悦楽をどこに探すのか
106 政治家に気をつけろ
107 贈り物はほどほどに
108 ニセの決断
109 借りたものは多く返す
110 だまされた人の悲しみ
111 勢力者と権力者の実態
Ⅶ人について
112 心理を考えて伝える
113 人のことをあれこれ考えすぎない
114 人間の自然性を侮蔑しない
115 人間の2タイプ
116 偉人は変人かもしれない
117 真に独創的な人物とは
118 カリスマ性の技術
119 体験だけでは足りない
120 勝つなら圧倒的に勝て
121 自分の弱さと欠点を知っておく
122 約束の本当の姿
123 勝手に行為の大小を決めつけない
124 人生を行くときの手すり
125 夢に責任を取る勇気を
126 切れ者でありながら鈍くさくあれ
127 自分の人柄を語るな
128 人の欲しがるもの
129 笑い方に人間性が表れる
130 早すぎる成功は危険だ
131 まともに生きていない人の心理
132 自己コントロールは自由にできる
133 小心者は危ない
134 人をはずかしめることは悪だ
135 持論に固執するほど反対される
136 お喋りな人は隠している
137 テクニック以前の問題
138 強くなるための悪や毒
139 エゴイストの判断には根拠がない
140 怠惰から生まれる信念
141 人の高さを見る眼を
142 多く持ちたがる人々
143 女の大胆さ
144 短気は人生を厄介なものにする
145 待たせるのは不道徳
146 意外な礼儀
147 善悪判断のエゴイズム
148 街へ出よう
149 所有の奴隷
150 危険に見えることには挑みやすい
Ⅷ愛について
151 そのままの相手を愛する
152 愛の病には
153 愛をも学んでいく
154 愛し方は変わっていく
155 愛は雨のように降る
156 愛の眼と求め
157 新しく何か始めるコツ
158 愛が働く場所
159 愛の成長に体を合わせる
160 ずっと愛せるか
161 恋人が欲しいと思っているのなら
162 男たちから魅力的と思われたいなら
163 結婚するかどうか迷っているなら
164 より多くの愛を欲しがるうぬぼれ
165 夢の実現に責任を持て
166 女を捨てた女
167 愛は喜びの橋
168 女の愛の中に含まれる愛
169 愛と尊敬は同時にはもらえない
170 愛は赦す
171 真実の愛に満ちた行為は意識されない
172 最大のうぬぼれ
173 愛することを忘れると
174 愛する人は成長する
175 愛する人の眼が見るもの
Ⅸ知について
176 本能という知性が命を救う
177 本質を見分ける
178 視点を変える
179 人間的な善と悪
180 勉強はよく生きることの土台となる
181 心理の論拠
182 本を読んでも
183 読むべき書物
184 施設や道具からは文化は生まれない
185 古典を読む利益
186 真の教育者は解放する
187 繁栄のヒント
188 物事の完成まで待つ忍耐を持つ
189 理想への道筋を見つける
190 学ぶ意志のある人は退屈を感じない
191 力を入れすぎない
192 プロフェッショナルになりたいなら
193 後始末を忘れない
194 求めるものはここにある
195 最短の道は現実が教えてくれる
196 離れて初めて把握できる
197 自分の哲学を持つな
198 きみの精神はどのレベルか
199 賢さを見せつける必要はない
200 自分に才能を与える
201 徹底的に体験しよう
202 考えは言葉の質と量で決まる
203 遠くから振り返れ
204 冷静さには二種類ある
205 賢さは顔と体に表れる
206 話し合いの効用
207 心をもっと大きくする
208 原因と結果の間にあるもの
209 合理性で判断しない
210 独創的になるためには
211 低い視点から眺めてみる
212 現実と本質の両方を見る
213 よく考えるために
214 表現は素直に
Ⅹ美について
215 理想や夢を捨てない
216 自分の中にある高い自己
217 若い人たちへ
218 絶えず進んでいく
219 対比によって輝かせる
220 美しく見る眼を持つ
221 きょう持を持て
222 自分の眼で見よう
223 木に習う
224 自然のやさしさ
225 献身は目に見えないこともある
226 偉大なる労働者
227 人を育てるには拒絶しないこと
228 老練の域に達した技
229 知的で美しい人を探すなら
230 感覚を愛しなさい
231 良いことへの道
232 自分しか証人のない試練

面白かった本まとめ(2012年上半期)

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久”留米 大龍ラーメンはとてもオススメ!

2012年09月26日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

~人は故郷のラーメンが一番美味しく感じる~
そんな格言を思い出させました・・・

 思い出すのは福岡県久留米市に住んでいた小学校3年生の頃・・・

めずらしくお昼時に母親と外食があり、店に入ったのが少し小汚い!?ラーメン屋。
当時はラーメン1杯250円が相場だったような気がします・・・
生まれて初めて食べたラーメンは、とてもアツアツで、舌をやけどしながらも、独特の濃いとんこつスープが旨くて感動した記憶があります。
子どもには麺の量が多く、全部食べるのが大変でしたね。
また当時は外食がほとんどなかったのでラーメン屋がめずらしく、周りをキョロキョロ見回していました・・・

そんなことを思い出させてくれたのが、福岡空港近くにある久”留米 大龍ラーメンです。

1img_3479
↑店構え

 「久留米」と書いて、普通は「くるめ」と読みますが、このお店では「久”留米」となっていて「ぐるめ」と読むようです。
シャレが効いている^_^;)と、少し笑みが広がります。

店内は、テーブル席と座敷があり、かなり広いです。
メニューを見て、チャーシュー・キクラゲ・ネギ・海苔入りの並ラーメン(530円)に、ぎょうざとライスがセットとなっている「ごはんセット」(+210円)を注文します。

地獄ラーメン(900円)が気になりますが、かなり辛いようです。
1丁目→2番地→エンマ→大魔界とだんだんと辛くなるようです。

2img_3480
↑メニュー

さっそくラーメンが運ばれてきて、「白ごま」をたくさんふりかけます。
九州のラーメンはこの「白ごま」をたくさんかけられるのが嬉しいですね~。

3img_3484
↑並ラーメン+ごはんセット

スープが懐かしい・・・。
これこれ!このとんこつスープは久留米ラーメンの味です。
博多ラーメンとは少し違いクセがある感じです。
そして、舌がヤケドするほどとてもアツアツなのが嬉しい!

麺は中細で自分にとっては程よい太さです。
麺の固さは指定でき、自分は固めをお願いしました。
美味しすぎで、替玉をしたくて堪りませんでしたが、後味やカロリーを考えてぐっと我慢^_^;)

想像以上の美味しさで、大満足でしたね!
やっぱり久留米ラーメンは好きだなぁ。
久”留米 大龍ラーメンはとてもオススメです!

お店はこのほか、福岡県久留米市に2店、佐賀県鳥栖市に1店あります。

久”留米 大龍ラーメン 空港東店
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関連ランキング:ラーメン | 福岡空港駅



美味しかったものまとめ(2012年上半期)

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硬式テニスの上達や楽しむためには「JOP TENNIS .COM」登録による大会参加がオススメ!

2012年09月24日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

 JOP TENNIS .COMとは、特に硬式テニスの日本国内公認大会に参加する選手を対象に、ランキング情報の提供や大会情報の提供を行なっているサイトです。

 JTA(日本テニス協会)公認です。

 「一般大会」「ジュニア大会」「ベテラン大会」の3つに分かれ、ランキング情報や全国の大会情報を閲覧するだけなら、会員登録不要で無料で利用できます。

 ランキング情報を見ると、もちろん「一般大会」の男子シングルス ランキングでは、錦織圭選手が一位になっていますね^_^)

 ランキングは、以下の分類で閲覧することができます。
10歳以下の子供からプロ、80歳以上のベテランまで参加できるのはとても良いと思います。

一般大会:男子シングルス、男子ダブルス、女子シングルス、女子ダブルス

ジュニア大会:男子or女子シングルス(10歳以下、12歳以下、14歳以下、16歳以下、18歳以下、全年齢)

ベテラン大会:男子シングルス・orダブルス(35歳以上、40歳以上、・・・5歳刻みで80歳以上まで)
         女子シングルス(40歳以上、45歳以上、・・・5歳刻みで70歳以上まで)
         女子ダブルス(40歳以上、45歳以上、・・・5歳刻みで75歳以上まで)

 無料での会員登録をすると、大会エントリーの受付とエントリー費の決済サービスが利用できるようになります。

ただ気をつけて頂きたいのは、大会エントリーには費用がかかり、それとは別にジュニアの場合はランキング登録料として年間4200円が必要となることです。このランキング登録料は、最初の大会エントリー費支払いの際に同時に支払います。

 支払い方法は簡単で、コンビニや銀行、郵便局等を利用できます。

 ジュニアの大会エントリー費としては大会にもよりますが、2600円、3600円、6000円など様々です。

またこれとは別にエントリー手数料として210円や515円等が必要なようです。

 費用についてまとめると、以下の3つとなります。

 (1)試合のエントリー(登録)費(例えば2600円、3600円、6000円など大会毎に必要)
 (2)エントリー手数料(210円、515円など大会毎に必要)
 (3)ランキング登録料(年4200円一括払い)


 会員には、各大会の開催案内やランキング速報などのメールサービスのほか、 自分の過去の戦績、仲間・ライバルの大会エントリー情報・戦績なども参照できます。

 特に仲間やライバルの戦績を見るのが楽しく、その試合状況から対策を練ることも可能かと思います。

 ジュニアでも大会毎にポイントが決まっていて、勝ち進む毎にポイントが加算され、ATPやWTAと同じように週に1度ランキングが発表されるのは嬉しいサービスですね。

試合に参加して自分のランキングが上がるのは、モチベーションアップをもたらします!

それから下位の大会で優勝すると、上位の全国大会の出場権を得られるというのも面白いし、やる気がでますね。


 なお、ジュニアで初めて試合に参加する方は、まず「ビギナージュニア」に参加することをオススメします!

「ビギナージュニア」では、懇切丁寧に準備運動から挨拶、声の出し方、試合の進め方、注意事項等を教えてくれます。
また、10ポイント先取ですが少なくとも3試合に出場でき、4人の中で優勝すればTOMUSカップなど年に一度開催される全国大会の出場権を得ることもできます。
 まず、この「ビギナージュニア」で自信をつけることが大切かと思います。

わが家で失敗したのですが、いきなり「オープンジュニア」に参加すると、0:6で無残な号泣!?の結末を迎える可能性が大きいです^_^;)

 それから、大会を観戦すると、いろんなプレースタイルや上手い選手がいて、自分のテニスにとても役立ちます。

硬式テニスの上達や楽しむためには「JOP TENNIS .COM」登録による大会参加がとてもオススメです!


お勧めなお話(2012年上半期)
自動車保険を安く!

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「なぜ「これ」は健康にいいのか?(小林弘幸)」という本はとてもオススメ!

2012年09月21日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「なぜ「これ」は健康にいいのか?(小林弘幸)」の購入はコチラ

 この「なぜ「これ」は健康にいいのか?(小林弘幸)」という本は、自律神経の働きが私たちの健康に大きな影響を及ぼし、特に「副交換神経系」の働きを良くすることが健康につながることについて書かれています。

 そして、その「副交換神経系」の働きを良くするコツについて具体的に分かりやすく説明したものです。

 特にこの本をまとめると以下の通りで、私もこれら習慣として取り入れたいと思います!

・交換神経系は加齢による変化は見られないが、副交換神経系については男性は30歳、女性は40歳をすぎると急降下する。
・ウォーキングがジョギングより良い
・背筋を伸ばしてゆっくり歩くとよい
・深くゆっくりした呼吸がよい
・交感神経と副交換神経の両方が高い状態にあるときがベスト
・免疫力という視点からも自律神経のバランスが必要
・血管系の面からも自律神経のバランスが必要
・血流が悪いことは身体に悪い
・便秘治療には整腸剤のビフィズス菌などが良い
・腸内環境が良くなると自律神経のバランスがよくなる
・時間に余裕を持つことは心の余裕につながり副交感神経が高まる
・朝は自律神経のバランスが良いので能力が高い
・良質の睡眠を充分に取り、前日の夜に翌朝すべきことを決めておくこと
・万が一朝寝坊してしまったときは歯磨きをゆっくりして自律神経を整える
・お酒の飲み過ぎは良くない
・深酒をしてしまった場合は朝起きたときにコップ1杯の水を飲むこと
・お酒を飲んだら風呂には入らないこと
・子供と高齢者はこまめな水分補給が必要
・便秘に悩む人は朝一番にコップ一杯の水を飲むこと
・食事の前にコップ1杯の水を飲むと良い
・朝・昼・晩と1日3回の食事をとること
・早寝早起きし、日中はアクティブに夕方以降はリラックスして過ごすこと
・ダイエットでオススメなのは昼の食事を中心として朝と夜の摂取カロリーを大幅に減らすこと
・朝の運動は勧めない。夕食後から寝る1時間前までに30分から1時間ほどゆっくり歩くことが理想
・「ゆっくり深い呼吸」をするにはゆっくり1数える長さで息を吸い、その倍の時間をかけて息を吐くこと
・作業をするとき等は息を止めないこと。呼吸のリズムに合わせること
・朝に頭を使う仕事をすること
・緊張したときは肩の力を抜くより手を開くこと
・意識的に広角を上げ、笑うこと
・怒れば怒るほど体内では血液がドロドロに汚れてよくない
・「お先にどうぞ」の精神を持つこと
・周りのチームも一緒に自律神経を整えること
・何事も充分準備し余裕をもつこと

 この本を読んで、対症療法ではなく自律神経という体の根本を整えなければ真の健康を得られないということがよく理解できましたし、とても納得しました。

 とてもオススメな本です!!

以下はこの本のポイント等です。

・自律神経は、「交感神経系」と「副交感神経系」の二種類に大別されます。自立神経は内蔵や血管の機能をコントロールする神経で、交感神経が体を支配すると体はアクティブな状態になり、副交感神経が支配すると体はリラックスした状態になります。私たち人間の体は、活発的な日中は交感神経が支配し、夜、リラックスするときには副交感神経が支配するというように、相反する働きを持った2つの自律神経が、交互に体を支配することで身体機能が保たれているのです。これまでは、自律神経の働きについて、このように説明されるのが一般的でした。これも間違いではないのですが、この言い方だと、私たちの体は交感神経と副交感神経がきれいにスイッチングすることで動かされているような印象を受けます。でも、実際はそうではありません。体がもっともよい状態で機能するのは、実は、交感神経も副交感神経も両方高いレベルで活動している状態のときだったのです。もちろん、両方高レベルといっても、アクティブな状態では「交感神経がやや優位」、リラックスした状態では「副交感神経がやや優位」、というような、バランスのシーソー状態が生じています。でも、それはあくまでも「やや優位」なのであって、どちらか一方に大きく偏っては絶対にいけないものだったのです。

・調査をすにあたり、私たちは一つの仮説を立てていました。それは、「自律神経は交感神経も副交感神経も、加齢とともに低下していくだろう」というものでした。ところが集まったデータは予想外のものでした。驚くべきことに、交感神経のレベルには加齢による変化も男女差もほとんど見られなかったのです。でも、それ以上に驚いたのは、副交感神経に関するデータでした。副交感神経のレベルは、予想通り加齢とともに緩やかに下降していたのですが、男女ともにガクッと急降下する時期があったのです。そして、その年代こそが、男性は30歳を過ぎたあたり、女性は40歳を過ぎたあたりだったのです。これは、男女それぞれの体力低下が見られる時期と一致します。つまり、私たちが実感していた「急激な体力低下」は、副交感神経が急降下したことによる「自律神経のバランスの乱れ」が原因だった可能性が強まったのです。「体力の低下=副交感神経の低下」だということに気づいたとき、私はこれが男女に寿命の差をもたらしているものなのではないか、と仮説を立てました。

・ふだんから副交感神経を上げることを意識的に行うことが、潜在能力を最大限に引き出す方法であるとともに、心身のバランスを整える「最高の健康法」になるということです。

・実際には、ウォーキングのほうがジョギングよりはるかに健康効果は高いのです。ジョギングは運動量が大きいため、どうしても呼吸が速く、浅くなり、副交感神経のレベルを下げてしまいます。とくに中高年は、そもそも副交感神経のレベルが低下しているので、それをさらに下げるような運動は、健康維持効果があるどころか、かえって体を老化へと追いやる可能性があるのです。

・タイガー・ウッズは背筋が伸びた状態で腰骨からゆっくりと前に出すような歩き方をしています。この「背筋を伸ばしてゆっくりと歩く」というのが、自律神経のバランスを安定させる最高の歩き方なのです。では、背筋を伸ばしてゆっくり歩くとなぜ自律神経が安定するのでしょう。まず、「背筋を伸ばす」のがいいんは、「気道」が開くからです。気道が開くと呼吸をしたときに肺に入ってくる酸素の量が増えます。

・タイガー・ウッズのこうした歩き方は、おそらくヨガから学んだものと思われます。彼がヨガをトレーニングに取り入れていることは有名ですが、ヨガの基本は「深い呼吸」だからです。

・どうすれば副交感神経を高くすることができるのでしょう。大きく分ければ、するべきことはたった2つです。一つは、副交感神経を下げてしまうことをやらないこと。もう一つは、副交感神経が上がることを積極的に行うことです。そして、この二つに共通するキーワードこそが、実は「ゆっくり」なのです。たとえば、ゆっくりとした呼吸は副交感神経を高める方法の一つなのですが、その反対の浅く速い呼吸は、副交感神経を低下させる働きを持っています。実際、どんな動作でも「ゆっくり」行うように心がけるだけで、副交感神経の低下を防ぎ、場合によっては副交感神経を高めることもできます。自律神経のバランスが整えば
、体の免疫力も自然と上がってきます。ゆっくり動くと健康になる。まずは、このことを胸に刻んでほしいと思います。

・交感神経と副交感神経のバランスには日内変動があり、朝から日中にかけては交感神経が優位に働き、夕方から夜にかけては副交感神経が優位に働くというリズムがあります。そのためこの二つの神経の働きは一方が高くなるともう片方は低くなる「シーソー」のような関係にあるといわれることが多いのですが、実は、これは正しい表現ではありません。なぜなら、自律神経を計画すると、実際には次の4つのパターンがあるからです。
 ①交感神経も副交感神経も高い
 ②交感神経が高く、副交感神経が極端に低い
 ③交感神経が低く、副交感神経が極端に高い
 ④交感神経も副交感神経も低い
そして、どのパターンのときにもっとも心身の状態がよく、ふだんの力が発揮できるかというと、①の交感神経も副交感神経も両方高いときなのです。反対にもっともパフォーマンスが出ないのが、両方とも低い④です。④は非常に疲れやすく体力もないのですが、バランスは悪くないので健康状態はそれほど悪くありません。心身に病的な状態が現れている人の自律神経を測ると、まず間違いなく②か③です。誤解のないようにいっておきますが、二つの自律神経の差は多少であれば心身にとってとてもいい状態といえます。たとえば、スポーツ選手ややり手のビジネスマンなど活動的でパフォーマンスの高い人の多くは、交感神経がかなり優位な状態です。また、周囲のみんながインフルエンザで倒れても、一人ぴんぴんしているような免疫力が高い人は、たいてい副交感神経が若干優位な人です。交感神経と副交感神経の理想のバランスは1対1です。では、どのぐらいの範囲が「若干」といえるのかというと、どんなに差がついても1対1.5までです。バランスにそれ以上の差がついてしまうと、体にさまざまな弊害が現れます。

・かつて私を悩ませていた原因不明の頭痛や不整脈も、交感神経が極端に優位になっていたことが原因だったのだと、いまではわかります。交感神経が過剰に優位になると血管も過剰に収縮するので、同時に血圧も必要以上に高くなり、血圧が異常に高くなったことで頭痛が起き、心拍数が多い状態が長く続いたために不整脈を誘発していたのです。」

・健康な人が病気になる原因は大きく分けて二つしかありません。一つは「免疫系」のトラブル、もう一つは「血管系」のトラブルです。そして、この二つのトラブルはどちらも自律神経の働きと深く関わっています。

・免疫の中心を担っているのは、血液中の「白血球」という成分です。白血球には、細菌など比較的大きめな異物を処理する「顆粒球」と、ウイルスなどそれよりも小さな異物を処理する「リンパ球」の2つがあるのですが、これらは、交感神経が優位になると顆粒球が増え、副交感神経が優位になるとリンパ球が増えるという特性があることがわかっています。つまり、自律神経のバランスがよいと白血球のバランスもよくなりますが、自律神経のバランスが崩れると白血球のバランスも崩れてしまうので、免疫力が下がってしまうのです。ここでも問題となるのは、交感神経が過剰に優位になった場合です。交感神経が優位になり顆粒球が増えると、基本的には感染症に対する抵抗力が高くなるので免疫力は上がるといえます。ところが、交感神経が過剰に優位な状態が続くと事情が変わってきます。顆粒球は異物を取り込み、みずからが持つ分解酵素と活性酸素によって処理します。顆粒球の数と体内に侵入してくる細菌のバランスがいいときは何も問題はないのですが、あまり細菌がないのに、交感神経が過剰に優位になることで顆粒球が増えすぎてしまうと、健康維持に必要な常在菌まで殺してしまい、かえって免疫力を下げることになってしまいます。また、使われない顆粒球が残ってしまうことも問題です。顆粒球の寿命は2~3日と短いうえ、顆粒球は死ぬときに、持っていた「活性酸素」をばらまいて細胞を傷つけてしまうからです。反対に、副交感神経が優位になると、リンパ球が増えるので、基本的に抗原に対する反応が早くなり、ウイルスに感染しにくくなるので、やはり免疫力は上がります。ところが、リンパ球も増えすぎはやはりよくありません。副交感神経が過剰に優位な状態が長く続きリンパ球が増えすぎると、抗原に敏感になりすぎて、ほんのわずかな抗原にも反応してしまう疾患「アレルギー」を起こしやすくなります。つまり、免疫力という視点から見ても、自律神経のバランスがいいときがもっとも免疫力が高い、体にとっていい状態といえるのです。

・交感神経が過剰に優位になると、血管の収縮が進みすぎて体に充分な量の血液がめぐらなくなってしまいます。たとえるなら、水の流れているホースを指でぎゅっと押さえた状態です。水圧が高くなるので水流は速くなりますが、ホースが細くなってしまうため流れる水の量は少なくなってしまいます。逆に副交感神経が過剰に優位になると、血管が弛緩しすぎて血液の流れが滞ってしまいます。つまり、自律神経のバランスが崩れた状態でいるということは、血栓ができやすい体の状態をつくりだしてしまうことになるのです。

・筋肉が硬くなったとき、私たちはその「凝り」をとるために、揉んだり、マッサージしたりしますが、実はあえは筋肉がほぐれるから凝りが解消するのではないのです。筋肉で揉むことでそこに走っている毛細血管の血流が促され、その結果として凝りが解消されているのです。問題は筋肉ではなく、血流にあるのです。足裏マッサージで全身の体調がよくなるのは、まさにこの典型といえます。足の裏には大きな筋肉があるわけではありません。それなのに足裏のマッサージをすると脚全体のむくみが解消され、さらには全身の調子までよくなります。これは、心臓から遠く、もっとも血流が悪くなりやすい足の裏をマッサージすることで毛細血管に生じた血流の停滞、「うっ血」が解消されるからです。そして、うっ血が解消されることによって、栄養の供給と老廃物の排泄がスムーズにいくようになるので、むくみがとれ、全身の体調もよくなるのです。血流は私たちの体を構成する細胞にとって、文字どおり「ライフライン」です。血流がスムーズに流れれば、体の機能はすべてがうまくいき、血流が悪くなれば体の機能はすべて低下します。

・高血圧、高脂血症、糖尿病という3つの病はいずれも症状が全身に及ぶ怖い病気ですが、これらの病気が全身症状になるのは、これらがいずれも血管の内皮細胞を傷つける病気だからです。そして、これらの病気が自律神経のバランスと関係していることは、実際に患者さんの自律神経を測ってみれば一目瞭然です。私はこうした患者さんの自律神経を数多く計測してみましたが、全員において交感神経が過剰に優位な状態になっていました。高血圧も高脂血症も糖尿病も、現在その治療方法の主流は投薬と生活習慣の改善ですが、投薬は対症療法にすぎないうえ、血管の状態が回復しないかぎり、その効果も高いものは望めません。本当に大切なのは生活習慣の改善、それも副交感神経を上げる生活習慣を取り入れるかたちでの「改善」が重要なのです。

・なぜ副交感神経が上がると病状がよくなるのでしょうか。最大の理由は、血管が弛緩して広がり、血流が改善されることで、隅々の細胞mで血液が行き渡るからです。諸悪の根元は、血管の過剰な収縮による血流の悪化なのです。

・現在の医療は、心臓が悪いと心臓を治療する、肝臓が悪いと肝臓を治療する、腸が悪いと腸を治療するという局所的な対症療法が主流ですが、私はこうした治療では根本的な治療はできないと考えています。なぜなら、その臓器が悪くなった本当の原因が改善されていないからです。臓器が悪くなるのは、その臓器の持てる機能が十分に働けない環境にあるからです。では、なぜ臓器が充分に働けないのでしょう。最大の原因は血流不足です。質のいい血液が充分に供給されていれば、細胞はみずからの力で健康を保つことができます。私たちの体はそれだけの力を持っています。いくら投薬治療をしても手術をしても、自律神経のバランスを改善しないかぎり、病気はよくなりません。

・結論からいえば、自律神経のバランスを整えることなのですが、私は便秘治療に際し、その効果を上げてくれる秘密兵器を処方していまs。秘密兵器というと大げさですが、それは、決して珍しい薬ではありません。乳酸菌を主成分とする整腸剤です。腸をコントロールする基本は運動と食生活の改善なのですが、強度の便秘になってしまった人の場合、それだけではなかなか腸内環境までは改善してくれません。彼らが便秘にいいといわれていることをいろいろ試していながら芳しい効果が出ないのは、実はこの腸内環境の改善がうまくいっていないからなのです。ここで力を発揮してくれるのが整腸剤です。ヨーグルトを勧めることもよくありますが、ビフィズス菌など腸内の善玉菌を増やすのに役立つ乳酸菌を多くとると、便秘によって悪玉菌が増えてしまっていた腸内細菌の状態が善玉菌の多い「いい状態」に変化していきます。こうして腸内細菌のコントロールができると、運動や食事の効果が上がることはもちろん、自律神経のバランスを整える力もアップします。つまり、腸内細菌のバランスがいいと、自律神経のバランスも整いやすくなるということです。

・便秘治療でなぜ、糖尿病や高脂血症、腎臓疾患や肝臓の数値がよくなるのか、みんな不思議がっていましたが、腸内環境と自律神経のバランスがよくなって、きれいな血液が体の隅々まで行き渡るのですから、私にいわせれば病気がよくなっていくのはあたりまえの結果でした。

・時間に余裕を持つことが大切なのです。なぜなら人は、時間に余裕があると、心に余裕が生まれるかです。心に余裕があれば副交感神経が高まるので、たとえ予期しないアクシデントが起きたとしても、正しい判断にもとづく最善の対応策をとることができます。つまり、すべてのアクシデントに対する最善の対応策は、自律神経のバランスを整えておくことなのです。そのためにも、私自身、外出する場合、つねに30分の余裕を持った行動を心がけています。何事もなく30分早く目的地についたら、その時間を利用してお茶を飲んだり、仕事の資料を見直したりと、その時間を有効活用すればよいのです。その心の余裕が、自立神経を安定させ、集中力が高まるばかりか、健康にもよい影響を及ぼすということを覚えておいてください。

・なぜ朝は能力が高いのか、その理由を一言でいうと、自律神経のバランスがいいからです。とくに充分な睡眠を経て目覚めた朝の自律神経のバランスは最高です。さらに朝がとくにいいのは、交感神経が上がっていく時間帯なのでモチベーションが高い時間帯だからです。朝の能力の高さが自律神経のバランスに起因するものだということがわかれば、早起きをしてもうまくいかない理由も予想がつきます。早起きを活かせない場合、二つの要因が考えられます。一つは早起きをするために睡眠時間を削った場合です。睡眠不足は自律神経のバランスを著しく狂わせます。ふだんどんなに自律神経のバランスのいい人でも、徹夜してしまうと、翌朝は副交感神経がほとんど上がってきません。必要な睡眠時間には個人差がありまうが、やはり6~7時間程度の睡眠は必要でしょう。もう一つ考えられるのは、朝すべきことをあらかじめ決めていに場合です。実際、朝活に失敗している人の多くは、こちらのケースです。朝にするべきことが決まっていないのに、早起きしても何の意味もないと思いませんか。

・万が一、朝寝坊してしまったときは、どうやって自律神経を整えればいいのでしょうか。それは、「歯磨きをゆっくりする」ことです。もちろん、寝坊してしまったこと、そのために何らかの迷惑を相手にかけてしまうことに対しては、しっかりと反省することが必要です。そのうえで、すでに起こったことについていつまでもくよくよと後悔してもしかたがないので、冷静さを取り戻した状態で「次に何をすべきか」というベストの選択肢を考える。歯磨き程度であれば、急いでやったとしても、ゆっくりやったとして、たいした時間の違いはありません。せいぜい2分程度のものでしょう。このわずかな時間、出かけるタイミングを遅らせてでも、一度ゆっくりとした行動を意識するのです。それだけで呼吸が安定し、自律神経が安定し、冷静な物事の判断ができるようになります。

・睡眠不足は副交感神経のレベルを低下させ、自律神経のバランスを悪くさせます。自律神経のバランスが崩れると、血流が悪くなるので身体機能が低下します。ですから鍼治療に限らず、どんな医学的治療を受けるときでも、睡眠不足だとその効果は半減してしまう、ということです。

・本人にとっては深酒もストレス発散の一つなのかもしれませんが、自律神経のバランスという点から見ると、お酒の飲み過ぎは最悪の生活習慣の一つです。なぜなら、深酒は睡眠不足と同じぐらい自律神経のバランスを崩すからです。

・深酒をしてしまった翌朝はどうすればいいのでしょうか。私が実践しているのは、朝起きたときにコップ一杯の水を飲むことです。朝食はそのあとにとります。この「寝起きの水」を食事の前に飲むことによって、下がりきって反応しにくくなっている副交感神経が上がってきてくれます。

・「お酒を飲んだらお風呂に入ってはいけない」と聞いたことのある人は多いと思いますが、これは心筋梗塞を起こすリスクが格段に高くなるからです。もしどうしてもお風呂に入りたいときは、最低でもコップ2杯、分量にして500cc程度の水を飲んでから40度ほどのぬるま湯に10~15分の短い時間入るようにしてください。脱水を防ぐことができれば、お風呂での心筋梗塞を防ぐことができます。

・子供と高齢者は脱水状態になりやすく、本人がのどの渇きなど脱水の自覚症状を感じてから水分補給をしたのでは間に合わない危険性があります。ぜひ、普段からこまめな水分補給を心がけるようにしてください。

・朝一番の水は、寝ているあいだに失った水分を補給するという意味もあるのですが、それ以上に大切なのが「胃結腸反射」を誘導するということです。胃結腸反射というのは、ごくかんたんにいうと、胃腸のぜんどう運動を促す反応です。胃腸は副交感神経の支配下にある臓器なので、それらを動かすことによって副交感神経を刺激することができます。つまり、胃腸を動かすと副交感神経を高めることができる、ということです。

・また、朝一番の水で胃腸が動くと、自然な便意が誘発されます。年をとると便秘になる人が多いのですが、これは、副交感神経の低下が原因です。便秘で苦しむのは女性ばかりだと思っている人が多いのですが、実際にもっとも便秘に苦しんでいる人が多いのは男性の高齢者です。自律神経は年とともにその働きが弱くなるうえ、男性のほうが女性より10年早く副交感神経が低下しはじめるので、便秘は男性の高齢者に多いのです。

・食前に水を飲むのも、目的はやはり胃結腸反射です。食事のまえにコップ一杯程度の水を飲むと胃結腸反射が起きるので、胃腸が動き出します。胃腸が動いている状態というのは、別の言い方をすれば食べ物を受け入れる準備が整った状態ということなので、何の準備もできていない状態の胃腸に食べ物が入ったときと比べると、消化吸収のクオリティーが格段によくなります。消化吸収がよくなれば腸内環境もよくなります。そして、腸内環境がよくなると腸の動きがよりスムーズになるので、副交感神経も上がりやすくなります。こうして副交感神経のレベルが上がると血流がよくなり、きれいな血液が全身をスムーズに循環することになります。つまり、腸内環境が悪いと体はすべてが悪くなる負のスパイラルに陥り、反対に腸内環境がよくなると全身の調子がよくなる正のスパイラルが回りはじめるということです。

・腸内環境が悪くなると消化吸収が悪くなります。消化吸収が悪いのになぜ太るのでしょう。それは、腸が汚れているとそこから肝臓へ運ばれる血液も汚れたものになってしまうからです。汚れた血液というのは毒素や腐敗物などを多く含むもので、これはドロドロ血液をイメージしていただくとわかりやすいと思います。問題は汚れた血液の行き先です。汚れた血液はどこへ行くのかというと、肝臓から心臓へ運ばれて全身へ行き渡り、脂質代謝を悪化させることで内蔵脂肪としてたまっていきます。つまり、摂取カロリーが同じでも、腸内環境が悪いとそれだけ太りやすくなるということです。消化吸収が悪いと脂肪が蓄えられるのに、全身の細胞は充分な栄養が行き渡らない低栄養状態になってしまうので、疲れやすくなったり、新陳代謝が悪くなったりします。さらに、腸内環境が悪いと自律神経のバランスが崩れやすくなるので精神的にもイライラして怒りっぽくなります。こんな状態では、肉体的にも精神的にもパフォーマンスを出すことはできません。腸内環境が悪くなってよいことなど一つもないのです。

・排便は毎日規則正しくあるのが理想とされていますが、実際には個人差が大きいので、必ずしも毎日である必要はありません。3日に1度のリズムであっても、充分きれいに出しきる人もいます。腸内環境をよい状態に保つことができればいいので、必ずしも毎日排便がないからといって心配する必要はありません。

・私が朝・昼・晩と1日3回の食事をとることをお勧めするのは、「食事=腸への刺激」という意味です。腸というのはとてもおもしろい臓器で、刺激が加わると動くという性質を持っています。実際、手術のときに腸をポンと叩くとグーッと動き出します。つまり、1日に1回しか食事をしないということは、1日に1回しか腸に刺激を与えないということなので、腸の動きが悪くなってしまう。だから腸に刺激を与えるという意味で1日3回の食事をお勧めしているのです。

・自律神経全体の活性が落ちてしまっている場合、最初にすべきことは、自律神経の日内変動に合わせた規則正しい生活をすることです。つまり、早寝早起きをするとともに、日中はアクティブに、夕方以降はリラックスして過ごすということです。

・自律神経の活性を落とさずに、でも、できるだけ早くダイエットの結果を出したいという人に私が勧めているのが、昼の食事を中心にし、朝と夜の摂取カロリーを大幅にカットするダイエット法です。これは、極端な言い方をすれば、朝と夜は水分やヨーグルトだけで、昼食をしっかり食べるという方法です。朝と夜は摂取カロリーを控えるために食事はとらない。でも、腸を刺激して副交感神経は高めておくことが必要なので、胃結腸反射を誘発させるために充分な水分をとり、また、ヨーグルトで腸内環境を整えるということです。この方法であれば、昼食は満足するまで食べても太る心配はありません。

・私が朝の運動をお勧めしないのは、生理学的な理由があるからです。一つはケガをしやすいこと、もう一つは疲れてしまうこと、そしてあとに仕事を控えているなどのストレスから、運動の効果が下がってしまうことです。朝というのは交感神経がとても高い時間帯なのえ、血管が収縮し、うっ血しています。血管が収縮すると筋肉が硬くなるので、体は硬くなります。体が硬いときの運動は、ケガにつながります。とくに高齢者はこのリスクがとても大きくなるので、朝の運動は絶対に避けるべきでしょう。医療の現場にいる者にとって、朝のリスクの大きさはつねに実感させられています。心筋梗塞が起きやすいのも朝です。それだけ朝というのは体調が不安定な時間帯なのです。

・では、運動はいつするのがいいでしょう。私がお勧めしているのは「夜」。夕食後から寝る1時間まえまでに、30分から1時間ほどゆっくり歩くことが理想です。

・一瞬でパフォーマンスを上げる「ゆっくり深い呼吸」の方法をお教えしましょう。私はこれを「1対2の呼吸」と呼んでいます。やり方はとても簡単です。「一で吸って、二で吐く」、これでオーケーです。つまり、ゆっくり一数える長さで息を吸い、その倍の時間をかけて息を吐くということです。

・持てる力をすべて出しきりたいなら息を止めては絶対にいけません。息を止めたら、その瞬間に抹消の血流が引いてしまうからです。一流の外科医は決して呼吸を止めません。彼らは呼吸を止めるのではなく、呼吸のリズムに併せて指先を動かします。

・緊張したときやあせったとき、パニックを起こしそうなときは「ゆっくり息を吐く呼吸」をし、やる気が出ないときは「速く短く息を吐く呼吸」をすることで、自律神経のバランスを整えることができる、ということです。

・朝一番にメールチェックする人がいますが、実はこれはとてももったいないことなのです。んぜなら、朝は副交感神経優位から交感神経優位に切り替わる時間帯だからです。この時間帯は、交感神経が優位になるとはいえ、夜の余波で副交感神経も比較的高いレベルにあるので、脳がもっとも活性化する時間帯なのです。こうした時間帯にもっとも適しているのは、物事を深く考えたり、発想力を必要とする仕事をすることです。この貴重な時間を、脳をほとんど使わないメールチェックに使ってしむのは、あまりにももったいないことです。朝が頭を使う仕事に適しているのとは逆に、夕方三時以降は、頭を使う仕事をしてもいい結果は出ません。

・ですから朝の通勤電車では、本や新聞を読んでいる人が多いのですが、そうしたインプット作業より、より頭を使うこと、たとえば英語の勉強をしたり、企画を通すための作戦を考えたり、できるだけ頭を使うこおを集中して行ったほうがいいのです。とくに、語学の勉強には朝はとても適しています。なぜなら朝は自律神経のバランスがいいので、耳の調子もよく、英語のヒアリング能力が格段にアップするからです。

・緊張したとき、よく「肩の力を抜いて」といいますが、実は肩の力を抜くより効果的なことがあります。それは「手を開くこと」です。緊張したとき、私たちはついつい何かをつかんだり、手をぎゅっと握ったりしてしまいます。でも、緊張をときほぐしたいなら、意識的にやめることをお勧めします。なぜなら、手を強く握ると緊張がさらに強くなってしまうからです。なぜ手を握ると緊張が高まってしまうのかというと、副交感神経が低下してしまうからです。これはまだ私の仮説なのですが、おそらく、ぎゅっと手を握ることで親指の血流が低下し、それが副交感神経を低下させるのではないかと考えられます。というのも、親指をなかに入れて握ったときのほうが副交感神経の下がり方が大きいからです。

・みなさんもぜひ、「あっ、口角が下がっている」と思ったら、意識的に口角を上げるようにしてみてください。口角を上げれば緊張が解け、副交感神経が上がります。副交感神経が上がれば、全身がリラックスし、心にも余裕が生まれます。健康を維持するためにも、パフォーマンスを出すためにも、そして人生を楽しむためにも「人生、笑うが勝ち」ということです。

・笑顔が副交感神経を上げ、自律神経のバランスを整える体にいい習慣だとすると、反対に交感神経を過剰に高め、自律神経のバランスを崩してしまう最悪の習慣は「怒り」です。

・日記を書くなんて面倒くさいと思うかもしれませんが、私の書き方はとてもかんたんなので誰でも続けることができると思います。書くことは次の3つだけだからです。
 ①その日いちばん失敗したこと
 ②その日いちばん感動したこと
 ③明日の目標

・日本人であるみなさんにとくに提案したいのが、心に余裕をもたらす魔法の言葉を、できるだけ多く日常生活のなかで使っていただくことです。その魔法の言葉とは、イギリスでの生活のなかで、もっとも強く私の印象に残った言葉、「アフターユー(After You)です。これは日本語にすると「お先にどうぞ」という意味の言葉です。日本にはない習慣なので最初は戸惑いましたが、「アフターユー」と笑顔でいわれたとき、とても幸せな気持ちになりました。なぜ幸せな気持ちになったのか、当時はわかりませんでしたが、いまの私にはわかります。「アフターユー」という言葉にともなう行動と笑顔に接することで、私自身の副交感神経が上がったからだったのです。

・自律神経のバランスはとても不思議な力を持っています。バランスがいい人は、その人本人にとっていいだけでなく、実は周囲にいる人たちにもいい影響を与えます。そして逆に、自律神経のバランスの悪い人は、その人にとって悪いだけでなく、周囲の人たちにも悪影響を及ぼしてしまいます。つまり、自律神経のバランスは伝染する、ということです。

・私たちはいい音楽や美しい風景に接すると心が穏やかになります。これは、副交感神経が上がり、自律神経のバランスが整うからです。私は、口調にもこうしたいい音楽と同じ力があると思っています。どのような言葉を使うか、言葉選びも大切ですが、それ以上にその言葉をどのような口調で伝えるかが重要だということです。

・お互いにお互いの自律神経のバランスを整え合えるチーム、これが「パワーバランスチーム」です。でも、このチームの一員になるためには、ふだんから自分の自律神経を整え、みずからの力で周囲の人を幸せにしてあげられるようになることが必要です。自分の力だけで自律神経を整えられるなら、なにもチームを組む必要んどないのではないか、そう思う人もいるかもしれません。でも、より高みを目指すならパワーバランスチームを持つことは絶対に必要です。なぜなら、「奇跡」は絶対に一人では起こせないからです。スポーツの世界では、観客を味方につけることが勝つための必須条件だといわれています。実際、野球もサッカーもホームチームのほうが、勝率は高くなります。

・一流の外科医は、一つの手術のまえに行う準備がふつうのドクターとは格段に違います。わかりやすい例を挙げれば、ごくふつうの外科医が教科書を一冊読んでから手術に入るとしたら、一流の外科医は10冊の本を読んでから手術に臨んでいます。これはすぐにまねすることができました。たしかに、この方法には素晴らしい効果がありました。勉強量の差が手術のときに「余裕」の差となって現れたのです。10冊の本を読んでから臨むと、多くの症例を勉強しているので、自分はどんなことが起きても対処法がわかっているという「心の余裕」が生まれます。この「余裕」が「安心感」につながるので、緊張はあっても「あせり」が消えるのです。


<目次>
はじめに
第1章 すべては「これ」で説明できる
 女性が男性より長生きするのはなぜだろう?
 郷ひろみの若さは副交換神経で説明できる
 自律神経の働きが低下すると人生の質は10年で15%低下する
 副交感神経の働きを高めることが「最高の健康法」
 季節の変わり目に風邪をひく人が増えるのはなぜ?
 ジョギングよりウォーキングのほうが健康効果は断然高い
 石川遼はなぜタイガー・ウッズの歩き方に着目したのか?
 なぜ、「ヨガは健康にいい」といえるのか
 キム・ヨナの金メダルの理由は副交感神経の働きにある
 ゆっくり動くと健康になる
第2章 健康は自律神経のバランスで決まる
 「自律神経は脳と同じくらい大切」と言い切れる理由
 交感神経はアクセル、副交感神経はブレーキの役目
 更年期障害は自律神経のバランスの乱れに原因がある
 自律神経のバランスが崩れると、免疫力も低下する
 足裏を揉むだけで全身の体調がよくなるのはなぜだろう?
 交感神経が過剰に優位な人は糖尿病になりやすい
 副交換神経の働きを高めれば、高血圧は改善される
 血流が悪くなると「血液の質」そのものが低下する
 「予約が3年待ち」の便秘外来で処方する秘密兵器とは?
 「負のスパイラル」から「正のスパイラル」に脱却する方法
第3章 副交換神経の働きを高める生活習慣
 30分の「余裕」がその日一日の自律神経を安定させる
 早起きの効果が出るかどうかは、前日の夜に決まる
 睡眠不足は自律神経の大敵である
 お酒を飲むときは同量の水をいっしょに飲むとよい
 子供と高齢者は充分な水分接取を心がけよう
 便秘に悩む人は朝一番にコップ一杯の水を飲みなさい
 腸内環境が悪化すると太りやすくなる
 一日三回の食事がベストなのは「栄養が理由」ではない
 「食後に眠くならない食べ方」を知っているか?
 食事を抜いてもダイエットに成功しない理由
 運動するなら、朝と夜、どっちがいいのか?
 夕食後の「最低30分の散歩」が理想的な運動
 運動まえの間違ったストレッチこそがケガを誘発する
 準備運動はたった4つでオーケー
 呼吸には体の状態を一瞬にして変える力がある
 一流の外科医は決して呼吸を止めない
第4章 人生の質は「これ」で決まる
 ラブレターは夜書くとうまくいかない
 親指には力を入れるな!
 「笑顔でがんが治る」はあんがち嘘ではない
 医者が笑顔だと患者の治りも早くなる
 怒れば怒るほど血液はドロドロになる
 愚痴をいわず、弱音を吐かず、笑顔で努力する
 あせったときほど、ゆっくり早く、動きなさい
 怒りの80%はただの自己満足にすぎない
 自律神経のバランスを整える日記の活用法
 心に余裕をもたらす魔法の言葉「アフタユー」
 自律神経のバランスはなぜかまわりに伝染する
 奇跡は「精一杯の努力」をしたときに起きる
 自律神経をコントロールできれば、人生もコントロールできる
おわりに

面白かった本まとめ(2012年上半期)

<今日の独り言> 
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すきやばし次郎(東京 日本橋店)でお寿司を堪能しました!

2012年09月19日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 「すきやばし次郎」といえば、東京ミシュランガイドで当初から3つ星を得るほど、高級で人気なお店です。

 以前このブログで「至福のすし(山本益博)」という本を紹介していますが、その職人気質にはものすごく感動して、是非いつかはこの「すきやばし次郎」へ行きたいと思っていました。

 また「すきやばし次郎」は、ネタを極めているだけでなく、店内をものすごく清潔にしているということにも驚きましたね。

 しかしながら、「すきやばし次郎 本店」はなかなか予約が取れず、またお値段がかなり高額なことから行くのをためらっていましたが、たまたま東京の日本橋の高島屋を歩いていると、なんと「すきやばし次郎」があるのを発見してビックリしました!

 しかも、お値段は3150円からと、そのリーズナブルさにもビックリです!

 さっそく、この「すきやばし次郎 日本橋店」へ行ってみました。

 お店は高島屋の4Fの奥にありますが、案内板もあり場所は分かりやすいです。
 店構えはさすが清潔感があり、高級感がありますね。

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↑店構え

 店内も木目調と白で統一され、清潔感がありとても良いです。

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↑店内

 メニューとしては、「特選にぎり」・「特選ちらし」がそれぞれ3,150円、「特選盛り合わせ」が4,200円、「彩」が5,250円となっており、後は単品でお好み寿司を注文できます。
 この日は、17:30頃に訪れたのですが、すでに「特選ちらし」は売り切れとなっていました。人気なんですね。

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↑メニュー

 今回は一番リーズナブルな「特選にぎり」を注文しました。
板前は男性二人で、給仕は女性が一人で対応しているようです。
まだ時間が早いので、客は私一人でした。
なので、すぐに「特選にぎり」が運ばれました。
早い!!

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↑特選にぎり3,150円

 特選にぎりの内容としては、卵・イカ・白身・赤身マグロ・中トロ・赤貝・イクラ・コハダ・穴子となります。

 特に中トロ・コハダ・穴子が素晴らしいと思いましたね!
中トロは見た目も新鮮で品の良さを感じますし、口の中でとろけるとろける!!
 コハダは酢と歯ごたえがよく、そして穴子は想像以上に柔らかくそしてタレが甘くておいしい!!
 「特選にぎり」の全体の量としては少な目かもしれませんが、自分としては充分堪能できました!
 アツアツのお茶もおいしく頂けました。

 実は私の「人生100のリスト」の1つが、この「すきやばし次郎」でお寿司を食べることだったので、一つ目標を達成できて感無量です^_^;)
 しかしながら、いつか銀座本店でもお寿司を堪能したいと思います。

 とはいえ、「すきやばし次郎(東京 日本橋店)」は、本店と比べてリーズナブルに美味しいお寿司を楽しめ、とてもオススメです!!

すきやばし 次郎  日本橋店
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美味しかったものまとめ(2012年上半期)

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東京駅にあるCalbee+(カルビープラス)で揚げたてポテトチップス、ポテりこなど楽しみました!

2012年09月17日 01時00分00秒 | 外食
<月曜はお勧めなおはなし>

 JR東京駅の一番街B1にある「東京おかしランド」内にCalbee+(カルビープラス)というお菓子会社カルビーが運営するアンテナショップがあり、そこで”おいしい””たのしい”を体験しました!

「東京おかしランド」は、「ぐりこ・やKitchen(江崎グリコ)」「森永のおかしなおかし屋さん(森永製菓)」「カルビープラス(カルビー)」の3店舗が運営するアンテナショップで、できたてお菓子や様々なお菓子を堪能できるお店です!

店内はとても明るくて、良い感じです。

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↑東京おかしランド

行列を作っていたのは、カルビープラスのお店で、揚げたてを堪能できるコーナーでしたね。
平日夕方に訪れたので30分ほどの行列でしたが、休日には2時間待ちになるほど、人気なコーナーのようです。

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↑Calbee+の行列

メニューは、揚げたてポテトチップスやホットスナックの「ポテりこ」「コロッケ」「ひとくちいももち」を楽しめます。

 特に揚げたてポテトチップスは、「うす切り」「厚切り」を選べ、定番のしおバターだけでなくチーズ味・ペペロンチーノ・ロイズのチョコ味も楽しめます。
ロイズのチョコ味は嬉しいですね!

列に並んでいると、次々と出来上がるポテトチップスを見ることができます。なんだかとても楽しいです。

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↑次々と出来上がるポテトチップス


そして、注文します。
やはり美味しそうな揚げたてポテトチップスの「ロイズのチョコ味」300円厚切りと、「カルビーポテトコロッケ」220円、「ポテりこ」300円を注文しました。

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↑メニュー

近くには20席ぐらい座るところがあり、そこで座って食べることができます。

ポテトチップスの「ロイズのチョコ味」のチョコがうれしいですね~。
温かい厚切りのポテトチップスとチョコがよく合います!
至福のひとときです^_^)

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↑ポテトチップスの「ロイズのチョコ味」300円

それから「カルビーポテトコロッケ」は、これもホカホカでそして肉厚でボリュームがあり、そしてふんわりポテトが美味しい!!

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↑「カルビーポテトコロッケ」220円、「ポテりこ」300円

そして、「ポテりこ」は「じゃがりこ」とは違って、重みと柔らかみがあり、そしてアツアツまろやかなじゃがいもがとても美味しい!
一番の押しは、この「ポテりこ」です!
まろやかな味に感動しましたね!

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↑「ポテりこ」300円

Calbee+(カルビープラス)は、できたての「揚げたてポテトチップス」や「ポテりこ」を温かく堪能できてとてもオススメです!
なお、そのほかレア?なお菓子(高級かっぱえびせん?)もたくさん売っていてとてもオススメです。
また、Calbee+(カルビープラス)はこの東京駅のほかに、原宿、お台場、北海道の新千歳空港、沖縄にもあるようです。

なお、隣にある「ぐりこ・やKitchen(江崎グリコ)」も作りたての「アーモンドチョコレート」が食べられるようで美味しそうでした!

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↑作りたての「アーモンドチョコレート」

JR東京駅の一番街B1にある「東京おかしランド」はとてもオススメです!

お勧めなお話(2012年上半期)
自動車保険を安く!

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「戦艦大和 復元プロジェクト(戸成一成)」という本はオススメ!

2012年09月14日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「戦艦大和 復元プロジェクト(戸成一成)」の購入はコチラ

 戦艦「大和」とは、昭和16(1941)年12月に日本の呉海軍工廠で極秘裏に建造された世界最大の戦艦で、昭和20(1945)年4月7日に沖縄特攻作戦に向かう途上、米艦載機の攻撃を受け沈没した船です。

 しかしながら戦艦「大和」建造の技術は生き続け、世界一の大型タンカー建造だけにとどまらず、自動車や家電品の生産など幅広い分野で応用され、戦後の日本の復興を支えてきたようです。

 この「戦艦大和 復元プロジェクト」という本は、その戦艦「大和」を十分の一スケールで復元したプロジェクトについて書かれたものです。

 具体的には、その準備段階から当時の図面・写真や沈没した水中写真を使っての精密さへの追究、建造にまつわる数々のエピソード、これまで不明だった細部がどのように解明されたかなどの苦労のほか、研究家による大和の構造研究、当時の大和建造計画から沈没までの歴史などについて書かれています。

 私にとっては、以前このブログで紹介した以下の本を読んだこともあり、とても興味深く読みました。

戦艦大和最後の乗組員の遺言(八杉康夫)
戦艦大和と日本人(永沢道雄)

 この十分の一スケール大和戦艦「大和」は、現在、広島県呉市にある「大和ミュージアム」に置かれているので、ぜひ行って見たいと思っています。

なお、この十分の一スケールの大和は、もっとも整備され美しい状態だった昭和20年(1945年)の春、最後の入渠を終えた状態を再現したとのことです。

「戦艦大和 復元プロジェクト」という本はとてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・終戦60周年を控えた平成17年(2005年)4月23日、広島県呉市に大和ミュージアム(正式名称・呉市海事歴史科学館)がオープンする。呉は戦艦大和のふるさとである。明治36年(1903)、呉鎮守府のもとに海軍工廠が設置されて以来、多数の軍艦がそこで建造された。そして、日米開戦直後の昭和16年(1941年)12月16日、未曾有の巨大戦艦大和は竣工した。よく知られるとおり、戦艦大和はその後、航空戦力の台頭により活躍の場を見出せないまま、昭和20年(1945年)4月、沖縄特攻作戦の途上、米軍機の激しい攻撃を受けて沈んだ。しかし、世界最大の46cm砲を備えた大和は、東洋の一小国にすぎなかった日本が、明治維新からわずか70年あまりで造り上げた記念碑的な船だったといえる。さらには、太平洋戦争そのものを象徴するかのような悲劇的な最期を迎えたこともあり、戦後になっても数知れない研究の対象となり、平成11年(1999年)には坊ノ岬沖に沈んだ大和の海底調査が行われた。まず、数々の映画や小説、アニメのモデルとして、日本人の心に住み続けてきた。ミュージアムの1階展示室には、十分の一スケールで復元された戦艦大和が置かれている。実に全長26mの超巨大模型である。ただ大きいだけではない。可能な限り集められた設計資料、写真資料、元乗組員への聞き取り調査をもとに、細部にわたって現在考えうる最新の考証が詰め込まれている。

・大和に関する資料はほとんど残されていないため、不明箇所が多い。百分の一の模型を作るのがやっとだろうと思っていたのだ。十分の一といえば、省略できる箇所はまずない。実物で1cmのものは、模型では1mmになる。1mmといえば、模型の世界では確実に工作対象となる。つまり、十分の一で大和を再現するためには、実物の大和を1cm単位で解析できるだけの資料が必要になる。どだい困難な話だったのだ。

・戦艦大和の木材には台湾檜が使われていたが、模型でも同じ檜を使うと、甲板材の木目だけがスケール1分の1になってしまう。何種類かの木を検討し、木目がやや詰まっていて色合いもよいタモ材に決めた。

・戦艦大和の資料は終戦時にほぼ完全に焼き尽くされて、オリジナルの線図は残されていない。現存するのは、終戦直後に米軍からの要請を受け、大和の設計主任だった牧野茂氏が中心となって復元した二百分の一程度の図面だが、これは設計用途のものではなく、いわば概念図にすぎない。三井造船でこの図面がコンピュータ入力されたが、ガタガタの船体になってしまった。今までのもデラーたちは、すべてこの図面をもとに船体を製作してきた。なにしろ木製の模型ならば、図面の精度が少々悪くても、凹凸をカンナやヤスリで削ればきれいな船体を作れるのだ。しかし、厚さ6mmの鋼材を使う場合、そう簡単にはいかない。図面に誤差があれば、図面どおりに凹凸の船体が出来上がってしまう。やむをえず、この線図をもとにして、まったく新しい図面を引きなおすことになってしまった。

・こうして線図がまとまり、船体の建造が始まった。ところが、艦首と艦尾のデリケートな曲面は、鋼板の曲げ加工では再現できないことがわかった。大和の顔ともいうべき球状船首がゴツゴツしていては艶消しだ。かなりの重量増加を覚悟して、艦首と艦尾だけは鋳造することになった。

・平成16年(2004年)2月1日に船体が完成し、山本造船で進水式が行われた。模型の進水式など、前代未聞のことだろう。その日のうちに、20tを超える船体は台船に乗せられて、呉港フェリー桟橋に建設中の博物館に運び込まれた。搬入を急いだのには、理由がある。船体が大きすぎて、建物ができあがってしまってからでは、運び込めないのだ。館内に設置した専用クレーンを使って、ようやく台座に据えた。

・さっそく、山本造船の大下棟梁が木甲板の作業を始めた。まずは二人の助手を連れて、艦首側から寸法を採る。しかし、平らに見える甲板も平面ではない。水はけをよくするため、左右方向に下りの傾斜がついている。横から見ても、うねるような曲線が連続的につながっている。この前後左右のうねる甲板に、まっすぐ板を張ってゆくことは簡単ではない。しかも、弦側のカーブにあわせて、微妙な木組みが要求されるのだ。巨大な甲板に幅15mmの板を1枚1枚、手作業で張ってゆく。気の遠くなるような作業だ。棟梁は頭の中で、じっくりと段取りを考えている。一週間がたち二週間がすぎても、思うように進まない。なかなかペースがつかめないのだ。しかし、棟梁にしかできない仕事に、誰も口を出すことはできない。一ヶ月がたった頃、ようやく前甲板が見えてきた。その素晴らしさはたちまち評判になり、雑誌などで紹介される機会が増えてきた。それまでは実現に半信半疑だった人たちも、見る目が違ってくるのがわかった。同時に棟梁の作業ペースが加速し、夏の初めに木甲板が完成した。建造打ち合わせのとき、衝突の原因となった甲板は、予想をはるかに超えた見事な作品になったのである。これで私は、もう成功を確信していた。この見事な甲板に載せる上部構造物は、すべてこの甲板のレベルに合わせなければならなくなるからだ。今思えば、このときの私はまだ、甲板に負けない構造物を作る苦労を想像すらしていなかったのである。

・呉市では二百枚程度の大和の原図を収集していた。いずれも終戦時の焼却を奇跡的に免れた資料で、何よりも重要なものだ。そして、終戦時に関係者の手によって復元された図面。それに泉氏が提供してくれたおもに同型艦武蔵の資料、坂上氏による百分の一大和模型と貴重なアドバイス。さらにポーランドの研究家ヤヌス・シコルスキー氏の驚異的作図能力による大和図面集があり、これらと百枚を超える大和・武蔵の写真、海底調査のビデオから出力した二千枚もの写真が重要な資料となった。

・まず、どの段階の大和を再現するのかが問題となった。よく知られているように、大和には戦局の変化にともなって、数回にわたる改装が施された。技術面からみると竣工時の姿が妥当だが、歴史を重んじるなら沈没直前の姿を残したい。しかし、沈没直前の大和は、甲板が黒く塗られ、あちこちに増設された機銃のまわりに土嚢が詰まれた状態で、美しいとはいえない。さまざまに検討した結果、もっとも整備され美しい状態だった昭和20年の春、最後の入渠を終えた状態を再現することになった。

・時間に余裕がなかった。青木さんは、盆休みを返上して図面を書いた。「細かい図面を多々書いていて、個々のパーツに及ぶと莫大な数になります。滑車1個、手摺1個でも図面を書かないと作れない。それでも、いいスタッフをつけてもらったので、何とかスムーズに仕事を進められました。」十分の一スケールでは、省略するところがない。青木さんは手摺、滑車(これは実際に動く)、さらにアンテナ用の絶縁碍子まで図面を起こし、量産するために業者に発注した。青木さんが書いた図面は数多い。基本図面は十吸うまい。細かい部品まで合わせると数百枚にも及んだ。手書きのものもあるが、ほとんどはCADで書く。CADのデータは電子メールで業者に送られ、製作される。慎重を期していても、たまに失敗もあった。手摺は真鍮で鋳造したあと、サンプルを立ててはじめて失敗に気がついた。軍艦の手摺は、先頭の際に舷側に沿って倒れるようになっている。ところが、この試作品は90度内側に倒れる形になっていたのだ。無論、これはすぐに修正された。

・何とか間に合った進水式では、スクリューと艦首の御紋章が一際輝いてみえた。式が終わると、大和の船体はすぐに館内に運ばれ船体が特設クレーンで身長に台座にセットされた。2月の進水式から11月までの間に、甲板張りや上部構造物のとりつけ作業が行われた。この段階で、さらに多くのスタッフが作業に加わることになる。ここまでくると、製作以前の打ち合わせのほうが長くなる。ゴーサインが出れば期限内で一気に作ってしまうが、そこにいたるまでの考証が長くなるのだ。考証の際には、多くの場合サンプルを作ることになる。写真と図面と見比べて、合理的かどうかを考えて結論を出す。徹底的に資料を集めたとはいえ、わからない箇所は数限りなく、右から左への流れ作業というわけにはいかない。上部構造物には、鉄、プラスチック、銅、真鍮など、あらゆる素材が使われた。

・海底で撮影されたビデオは約60時間もある。60時間のビデオを見るには60時間あればよいと考えるのは、素人というものだ。写っている物が何かと常に考えながら、いちいちビデオを止めてはプリンターで出力するのだ。大和の形がまったく見えない場面をすべて飛ばしても、百時間や二百時間で終わる仕事ではない。林さんは睡眠不足の目をしばたたせながらも、ずっしりと重みを感じるほど大量のコピーを渡してくれるのだ。林さんには、ずいぶんと新しい発見をしてもらった。たとえば砲塔のうしろの出入口は、今まで図面も写真もなかった。しかし、ドアがあることは明らかだったので、砲塔の後部が写っているシーンを探してもらった。砲塔は海底で転倒しており、その半分は土砂にうずもれているので、実はあまり期待していなかった。それでも、しっかり見つけてくれた。それを元に図面を起こしたのだ。

・林さんの努力や新発見の写真・図面によって、初めてわかった点も少なくない。林さんは指折り数えあげる。艦首にある大小二重のフェアリーダーの小型の方にローラーがついていることや、艦首にジャッキステイが二本走っていること、磁気機雷防御用の舷外電路の形状や通気筒の波切り板の形状は、水中映像から新たにわかった。また、舷外のケーブルがほとんどむき出しになっていたが、これはカバーが腐って潮流に流された可能性もある。防空指揮所のまわりの構造が、図面よりもかなり補強してあるのも、水中映像からわかったことだ。リブが見えるところが、格子状にたくさん入っている。艦橋トップの信号灯もずいぶん補強されていた。ほかにも、三連装機銃の爆風よけのシールドでは、エア・インテイクの位置が従来よりも内側に寄っていることが確認され、機銃射撃装置のシャッターが3枚ある写真が見つかった。林さんの新しい発見は、まだある。艦尾まわりの扉の形状は、未発表の写真でかなり詳しくわかった。水中写真で舷外電路の艦内への出入口が鮮明にわかったが、どこの場所かはまだ特定できていない。後部艦橋の下部も、鮮明な写真と図面で形状がはっきりした。スクリューまわりや舵まわりは、従来いわれている形とほぼ同じだった。ボラードの頭が通気筒になっていたことも、武蔵の写真ではわかっていたが、大和でも同じだということが水中写真から確認できた。

・時として、図面と実物で違うことがあるのには困った。図面で指示されていない部分は、造船所の工員が経験をもとに作るので、写真を見ないとわからない。また、はっきりと図面院示されているにもかかわらず、実際は違う形に作られている場合もある。とくに戦時中は、要求されている機能を発揮できさえすれば図面と違っても工期を短縮することが優先された。残っている大和の図面はわずか200枚ぐらい。ディティールが確認できるものは、そのうちほんのわずか、しかもそれが最終状態を表しているとは限らない。時代や製作者によって、いろいろな大和がある。それまで正しいと考えられていた大和から、少しずつ変わっていくのだ。今回の大和は、現時点での大和を表現したとはいえるが、これが決定的な大和というわけではない。

・大和に特徴的な箇所として、甲板の甲鈑部分がある。従来の戦艦は艦首から艦尾までほぼ前面が木甲板に覆われていたが大和は三基ある主砲塔の前後までが木甲板で、その先は甲鈑がむき出しになっている。大和の甲板は、甲鈑の上に木甲板を張ってあるため、かなり大きな段差があった。木甲板は防熱と防音が目的だった。鉄でできた船体が直射日光で焼かれれば、艦内は酷暑にさらされる。また、鉄板の上を大勢の兵員が動き回れば、艦内に響くだろう。艦の中央部上甲板には幹部仕官の居住区や司令部幕僚の部屋があるために、とくに気を遣ったものなのである。

・おおよその艤装品がそれぞれの箇所に納まると、大和の完成も間近に思えたが、目立たないが手間の掛かる作業が残されていた。手摺と空中線である。手摺は日本海軍の規格図面があるので、形はわかる。しかし、数百本もある手摺をどうやって作るのか。結局、これも鋳造することになった。艦首から艦尾まで空中線が張られた。この空中線は無線アンテナの役目を果たすもので、たんなる飾りではない。それぞれのアンテナ線は、どこかで艦内に引き込まれているのだが、その場所と引き込み口の形状には何種類かある。また、それぞれのアンテナは隣接する線と絶縁碍子でつながれているが、この碍子の色についても新発見があった。碍子は陶製なので従来の模型はこれをすべて白色で作っていた。ところが、たまたま海底から引き上げられた大和の残骸の中に1個だけあった碍子は何と茶色だったのだ。考えてみると、日を受ければキラリと光るようなものを軍艦にとりつけるはずはない。最後の出撃では、目立つことを避けるため、甲板まで黒く塗ったほどなのだ。量産した十分の一サイズの碍子は、もちろん実物の色に合わせた。

・戦艦大和を多くの角度から調べることによって、当時の技術や社会のレベル、大和を造らなくてはならなかった国際状況までを知ることができる。大和を造っていた工員の生活といったことまでもわかる。大和を通してわかる世界が非常に大きいからこそ、大和はすばらしいのだ。ミュージアムでは、こういった姿勢を伝えていきたい。大和は昭和10年代当時の、日本と世界を見ることのできる望遠鏡なのだ。展示模型としても、これほどの労力を投入したものは世界でも例がないだろう。アメリカやドイツには、50分の1で作られた戦艦などがある。しかし、甲板に板を1枚1枚張った模型など見当たらない。外国の模型はスマートにできているが、それは模型としてよくできているにすぎず、この大和のように損得を超えた熱意が投入されているものはない。全長26mのスケール的にも、常軌を逸しているとしかいいようがない。このような多くの人たちの熱意が凝縮して、大和はほぼ完成した。

・図面は基本的に正しいと考えられるが、作業場の都合から現場で手直しを受けることがある。だから、実際の艦を再現するのであれば、図面よりも写真を優先するほかはない。しかし、その写真がいつ撮影されたものかが明らかでないと、刻々と変化していった大和の姿を確定することはできない。実際に大和は二度、大きく改装されている。一度目は昭和18年(1943年)のことだ。両舷側に装備されていた副砲を撤去して、高角砲を6基12門増備し、機銃も増やした。大和はこの姿でマリアナ沖海戦、レイテ沖海戦に参加している。二度目は昭和19年(1944年)、さらに25mm機銃を増設するなど、徹底的に対空兵装を強化した。のちに沖縄特攻作戦に参加したときには、仮設の25mm機銃も搭載され、その一部は防弾用の土嚢で囲まれていた。こうした細かな変化を確認することは、ほとんど不可能に近い。ちなみに沈没したときの姿は、米軍機から視認されにくいよう甲板が黒く塗られ、損害箇所を直ちに把握できるように、船体のフレーム箇所を示す白線が引かれていた。搭載機は呉で降ろされ、艦尾の空中線支柱も撤去されていたことが、米軍の撮影した写真から判断できる。

・以前から知られていtる大和と武蔵の写真に関しても、一枚ずつ徹底的に拡大してチェックを行った。大和ミュージアムが所蔵する写真の多くは、呉海軍工廠の写真斑によって撮影されたもので、原板は手札サイズからキャビネサイズのガラスネガであるため、その鮮明さ、明瞭さは想像をはるかに超えたものだった。艦の全長が5cm程度の写真でも、拡大すると艦橋の中にいる乗員の姿が見えるほどだった。こうした作業で写真から得られた情報を、図面に落とし込んでは製作図とした。また、断片的に残されている乗組員の記念撮影は、とくに貴重な資料となった。なにげないスナップからも多くの情報が得られる。もともと極秘のうちに建造された大和では写真撮影が厳禁だったために、他の戦艦と比べれば残された写真は極めて少ない。関係者が記念撮影をするときも、艦や主砲の大きさがわかるアングルでの写真撮影は行わなかった。そのため、細部についてはわからない部分のほうが多いといってもよいほどだった。このような状況下で不明箇所を推定しながら作業を進めるには、図面や写真の他に、乗組員の証言が重要なポイントになることも多かった。出入口はどこにあったか、その扉はどちらに開いたかといったことから、各部分の配色に到るまで、事細かな考証が行われた。

・戦後すぐ、米海軍技術調査団が日本に来て、海軍工廠や造船所にあった旧海軍の技術資料を押さえたが、残念なことに資料のほとんどが焼かれたあとだった。呉海軍工廠でも、資料を焼く煙は1週間も消えなかったともいわれている。「ところが、佐世保海軍工廠では焼かれずに残っていたんです。そこへ米軍が目をつけて、資料を残らず引き上げた。それが長い間、アメリカの国立公文書館に保管されていました。さいわい全部マイクロフィルムに収められ、現物は日本に返された。牧野茂さんが中心になって、拓洋社にあった「海の若人の会」のメンバーがその資料整理をしました。A4版で2、300枚の立派なリストにまとめられたのです」こうして日本に返還された資料が、のちの軍艦研究に役立った。そのうち主要なものは「福井コレクション」として、現在は大和ミュージアムに収蔵されている。

・「スクリュープロペラについては、第一号艦予備推進器の図面が残っていましたが、プロペラキャップの図面はありませんでした。大和のプロペラキャップは異常に長い。ところが、担当技師のノートに、寸法を記載したメモが残っていたんです。4本あった軸(プロペラシャフト)の傾斜角度も記録されていました。これは貴重な資料です。不思議なことに、こっちが欲しいと思っていると、いろいろな資料が出てくるんです」ちなみに、十分の一大和のスクリューは、この本物の図面から作ったものだ。

・軍艦の色彩については面白い例がある。旧海軍では工廠ごとに、塗装用ペンキの色調が少しずつ異なっていた。これは、鉛白など含有物の割合について、各工廠で違う規則が採用されていたためだ。それを調査してまとめた資料が三菱の神戸造船所に残っており、泉氏がこれを復元したのである。「資料をもとに、塗料メーカーに頼んで復元してみたところ、同じ軍艦色でも呉、舞鶴、佐世保、横須賀でまったく違うことがはっきりしました。佐世保がいちばん黒く、呉はおとなしい色です。」もちろん、十分の一大和では呉の灰色を再現した。修理のときに使えるように2、3隻分の塗料を用意した。あとになって同じ色を作ることは、まずできないからだ。

・私たちは、十分の一模型と並行して、CGで大和を見せる計画を立てた。そこでは、模型製作途中で新しくわかった情報も取り入れて、情報を更新していこうと考えている。こうした新しい発見をただちに模型に反映させることは難しいが、そうした情報を蓄積して、いずれ改修しなければならないだろう。製作という作業は、ある時点で思い切らないと完成しない。しかし、模型作りに終わりはあっても、研究に終わりはないのだ。

・完成から数日後、大和は数十人の男たちに取り囲まれていた。角川春樹事務所が製作する映画「男たちの大和/YAMATO」に出演することになったのだ。建造が始まった早い時期から「どんなセットを作っても、この大和にはおよばない」と白羽の矢が立ち、開館直前の厳しいスケジュールの中で撮影が行われた。想定されるあらゆるシーンに対応するために、長時間の撮影が行われた。

<目次>
第一章 大和を造ろう!
 大和ミュージアム
 驚くべきプロジェクト
 戦艦大和を十分の一で
 スタートから大激論に
 あくまで細部にこだわる
 船体にも問題が発生
 思いがけないヒント
 鋳造で曲面を再現する
 前代未聞の進水式
 資料を揃える
 資料のない部分をどう作るか
第二章 造るのは模型ではない、十分の一の大和だ
 山本造船に白羽の矢
 納期までわずか1年半
 腹をくくるしかない
 数百枚にのぼる図面作成
 正月返上の突貫工事
 進水式を迎える
 高まる精密さへの要求
 棟梁が張った木甲板
 トータルメディアの仕事
 気の遠くなる作業
 デジタル・データの解析
 相次ぐ新発見
 変わり続ける大和
 見え方にも気を配る
 ものづくりの精神
 初めて明らかになったこと
 甲鈑部分と主砲塔
 新発見の写真資料
 煙突で大失敗
 わずかなミスでも
 最後の難所にさしかかる
 カタパルトと格納庫
 手摺と空中線
 大和は世界を見る望遠鏡
第三章 大和研究に懸ける
 一次資料の大半が集められる
 写真をどう扱うか
 海底調査の重要な映像
 既存の写真も入念にチェック
 坂上隆氏と大和模型
 戦艦大和との出会い
 観察とスケッチの毎日
 最初の大和模型
 百五十分の一大和を作る
 12年をかけて作られた名品
 艦艇模型を変えた泉江三氏
 大和型戦艦との関わり
 伝説の模型集団
 戦艦大和の資料を追って
 純銀製の戦艦武蔵
 図面「E800」
 世界の博物館模型
 研究に終わりはない
第四章 戦艦大和が遺したもの 半藤一利・戸高一成 特別対談
 大和計画当時の状況
 大和の建造計画
 世界最大の戦艦
 意外に近かった想定決戦海面
 計画と運用の間のギャップ
 使い道のなくなった主力戦艦
 艦隊決戦思想のシンボル
 大和がもたらした技術革新
 レイテ沖海戦はこうして計画された
 空前のレイテ沖海戦
 「大和は沈むかもしれない」
 大和特攻の発端
 一億総特攻のさきがけ
 片道燃料ではなかった
 戦艦大和とは何だったのか
第五章 生き続ける大和
 完成間近を迎える
 最後の仕上げ
 完成した大和が教えること
 大和建造ドックの御影石
 語り継がれる大和
あとがき
戦艦大和関係年表
大和ミュージアム紹介

面白かった本まとめ(2012年上半期)

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鮨処 やま中(ホテルニューオータニ博多店)でランチを楽しみました!

2012年09月12日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 以前このブログでも紹介した「やま中(本店)福岡市薬院)」へ再度行こうと思ったのですが、あいにく休みとのことなので、その近くの福岡市中央区渡辺通りのホテルニューオータニ地下1階にある「鮨処 やま中」でランチを楽しみました!

 店の入口は清潔感があり、高級感が漂っていますね。

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↑お店の入口

その入口にはメニュー付きの燈篭があります。
お店の方によると、本店とメニューはまったく同じですが、ホテルなので本店とは違って別途サービス料10%かかるとのことです。
ただ、駐車場としてはホテルのものを利用できるので、車を使う場合はその分はお得となります。

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↑メニュー

 前回はおまかせ5250円を注文したので、今回は特上寿司3150円を注文し、その違いを調べてみました。
また、前回は他のお客が山盛りの刺身を楽しんでいたので、今回は刺身盛り合わせ5250円も注文してみました。

 それから今回はあらかじめ断りを入れて、小学生の子どもを二人連れていったのですが、お店の方はカウンターで優しく対応してくれて助かりました。もちろん「さび抜き」を対応してくれましたし、大きいネタは2つに切ってくれましたし、卵アレルギーの話をすると卵ではなく、代わりに「鯛」の寿司に替えてくれたようです。ありがたい対応です。

なお、カウンター右側には、本店と同じくピンク色の岩塩がありました。
きっとペルー産でしょう・・・。

 さっそく、刺身が運ばれますが単品ずつ運ばれました。
山盛り1つではなくちょっと残念でした^_^;)
お店の方に山盛り1つとお願いすれば良かったのかな?
それとも刺身山盛り1つは本店だけの対応なのかもしれません・・・。

大きなお皿に、ワカメや茗荷、ふき?が置かれます。
ふき?は小さな穴がたくさんあり、シャキシャキして良い食感でしたね。初めて食べました。
ワカメなどは酢味噌で美味しく頂きました。

そして、「アラ」「鯛」「トロ」の刺身が置かれました。

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↑「アラ」「鯛」「トロ」の刺身等

「トロ」がさすがに口の中でとろけて美味しいですね~。
前回も「トロ」が美味しかったのを思い出しました。

 それから、「クジラ」の刺身が運ばれましたが「クジラ」とは驚きました。
これは珍しいので、子どもたちにも食べられましたね^_^;)
若干の肉の臭みを感じますが、子どもの頃に食べていた鯨肉とは違って淡白かつ上品で柔らかい歯応えで美味しいです!
これは珍しいものを食べさせてもらい、嬉しかったですね。

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↑「クジラ」の刺身

それから、最後に「赤貝」「アジ」「アワビ」の刺身が運ばれます。
これらは特に「赤貝」の質の良さを感じ、「アワビ」はお腹部分とのことで、ちょうど良い歯応えでとても美味しかったです。

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↑「赤貝」の刺身

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↑「アジ」の刺身


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↑「アワビ」の刺身

それから、お鮨に切り替わりました。
「ヒラメ」「トロ」「車エビ」が運ばれます。
「ヒラメ」は淡白で美味しいし、「トロ」も今日2度目ですがやはり口の中でとろけて美味しく、「車エビ」も独特の新鮮な食観が良い感じです!

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↑ヒラメ


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↑トロ


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↑車エビ

そして、茶碗蒸しが運ばれますが、前回と同じで鶏肉の歯応えを感じアツアツで美味しいです。

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↑茶碗蒸し

そして「ヤリイカ」は切込みがさすが職人技で美しいですね!
また「車エビ」の頭部分を揚げたものも、外側がカリカリで中がミソなどジューシーでアツアツで堪りません。
さすがです!旨い!


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↑「ヤリイカ」「車エビ頭部分」

それから贅沢な「ウニイクラ丼」です。
これは前回も覚えています。
濃厚なウニとイクラのツブツブ感が美味しくて良いです。
唐津産の紫ウニとのことです。

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↑ウニイクラ丼

そして、今回はワカメの赤出汁があります!
前回は赤出汁がなくて寂しいと思っていましたが、最近赤出汁が出るようになったようで、良いですね。
知人もここでは赤出汁がないのが寂しいと言ってましたが、美味しい鮨には赤出汁が必要ですよね。

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↑赤出汁

そして、「鯖の押し寿司」です。
この「鯖の押し寿司」はほんのり甘く絶妙に醗酵されていて、そしてその光沢の美しさには感動しましたね!
これはうみゃ~です!

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↑鯖の押し寿司

そして、「ミル貝」は塩が振られていて、そのまま楽しみます。
柔らかくてこれも絶品ですね。
塩もいいですね~。

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↑ミル貝

そして「アジ」「穴子」が運ばれます。
「穴子」は良い焼き加減と甘いタレ、山椒がいい感じですね。

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↑アジ

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↑穴子

それから鮨の最後に「鉄火巻き」「長芋の梅肉添え」「玉子」が運ばれます。
たっぷりの「玉子」と「鉄火巻き」の「まぐろ」が嬉しいですね。

19img_3374
↑「鉄火巻き」「長芋の梅肉添え」「玉子」

そして、最後にデザートとして、メロンとゆずシャーベット・抹茶のアイスが甘くて美味しいです。
熱いほうじ茶と一緒に味わいました。

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↑メロンとゆずシャーベット・抹茶のアイス

 ということで、「鮨処 やま中(ホテルニューオータニ博多店)」でも美味しくお鮨を頂きました!

 今回は以前注文した「おまかせ鮨5250円」との比較のために、「特上寿司3150円」「刺身盛り合わせ5250円」を注文しましたが、「やま中」初心者へのランチのオススメとしては「特上寿司3150円」のみ注文が良いかと思います。
 理由としては、「おまかせ鮨5250円」と「特上寿司3150円」では、品数としてはほとんど同じで、特に「茶碗蒸し」「赤出汁」「ウニイクラ丼」「トロ」「イカ」「アジ」「車エビ」「車エビの頭」「穴子」「鉄火巻き」「長芋」「玉子」「デザート」が共通と思われ、「特上寿司3150円」がコストパフォーマンスに優れているためです。
「特上寿司3150円」が約4割2000円安いというのは大きい差です。

 また、「刺身盛り合わせ5250円」についても確かに量はありますが、「アラ」「鯛」「トロ」「クジラ」「赤貝」「アジ」「アワビ」の7種類だけというのは、鮨と重なるネタもありますし、コストパフォーマンスには優れていないかもしれません。
但し「クジラ」など貴重な刺身を楽しめるのはとても良いです。

 しかしながら、いずれにしろ「やま中」では美味しいお鮨を比較的リーズナブルにランチを楽しめて、とてもオススメです!

寿司と日本料理 やま中 ホテルニューオータニ博多店
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美味しかったものまとめ(2012年上半期)

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ヤフードーム(福岡市)のコカ・コーラシートで野球観戦を楽しみました!

2012年09月10日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

福岡市にあるヤフードーム のコカ・コーラシートで野球観戦を楽しみました!
コカ・コーラシートというのはファールグラウンドにせり出した席であることから、プレイ中の選手たちにかなり近いので、かなり臨場感を楽しめる席となっています。

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↑内野席から見たコカ・コーラシート

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↑コカ・コーラシートから正面方向

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↑コカ・コーラシートからホームベース方向

しかも、試合中は前にネットがないので、ファールボールが直撃する恐れがあります。
(試合開始前の練習時間中はネットが張ってありました)
そのため、各席にはヘルメットやグローブが準備されていたのには驚きました!

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↑ヘルメットやグローブ

また、コカ・コーラシートではヘルメットやグローブを着用するようかなり放送や大きな画面で案内がありましたね。

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↑コカ・コーラシートでの案内

ちなみにヤフードームの天井はかなり大きく壮大でしたね~!

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↑ヤフードームの天井

コカ・コーラシートの最前列からホームベース方向や外野席方向の感じは以下の写真となります。

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↑ホームベース方向

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↑外野席方向

また、コカ・コーラシートでホームベース寄りからはカメラマン席がよく見えました。試合開始前なのでセッティングしていましたね。

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↑カメラマン席

試合開始前は、バッティング練習もしていました。ホームラン性の当たりもあります。

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↑バッティング練習

それから試合開始近くになると、チアリーダーたちやマスコットが現れて盛り上がります。
コカ・コーラシート前のネットが取り外されたのでかなりよく見えますね。

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↑チアリーダーやマスコット

ちなみに、この日の先発メンバーは以下の写真の通りです。
千葉ロッテvsソフトバンクでした。

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↑先発メンバー

そしてピッチャーは山田投手です。

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↑山田投手のデータ等

そして試合開始となります。

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↑試合の様子

我々は、律儀に頭にはヘルメットをかぶり、左手にはグローブを装着して、ファールボールが来ればすぐに取る準備をしていたのですが、他のお客さんはヘルメットをあまりかぶっていませんでしたね。
しかも、ファールボールは意外と少なく、このコカ・コーラシート席に飛び込んだのは1回だけでした。
でも、その1回はかなり興奮しましたね。
息子はファールボールをもらえなくてとても残念そうでした^_^;)

試合は投手戦となり、7回にはみんなで黄色い風船を上げて盛り上がりましたが、結局ソフトバンクの負け!
勝利の花火も見れなくて残念でした!

でも、初のコカ・コーラシート席で、臨場感あふれる試合を観戦できたのはとてもよかったです。
コカ・コーラシートはとてもオススメです!!

お勧めなお話(2012年上半期)
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「脳が冴える勉強法(築山節)」という本はオススメ!

2012年09月07日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「脳が冴える勉強法(築山節)」の購入はコチラ

 この「脳が冴える勉強法(築山節)」という本は、貴重な時間を勉強だけに費やすのではなく、うれしいことや楽しいことを積極的に取り入れ生活をより充実させるために、脳の性質に即した「無駄のない勉強法」について分かりやすく説明した本です。

 第1章では、脳が冴えている状態を体を動かすなどで計画的に作り出し、冴えている時に新しい課題に取り組み、そしておさらいをすることが有効ということ等について説明があります。また、脳を休ませることや、褒美をあげることも大切とのことです。
 第2章では睡眠が大切ということ、第3章ではノート術や読書術、第4章では反復訓練等による脳の効率化、第5章では子どもの脳の育て方として幼少期は感覚系、小学校中学年くらいから運動系、そして最後に思考系を育てると良いこと、第6章では目標が大切など大人の勉強法についえ説明があります。

 効率的な勉強のためにとてもためになる本で、とてもオススメです!!

以下はこの本のポイントなどです。

・脳が冴えているのは、どんなときでしょうか?それは一つには、体をよく動かした後だと思います。散歩やジョギングをした後(あるいは、その最中)に思考がまとまったり、良いアイデアが浮かんだりする。友人と楽しいおしゃべりをした後に、頭の回転が速くなったように感じることもあると思います。これは、運動によって、脳全体によって、脳全体に血液が廻りやすくなるためです。動物である人間の脳は、体を動かすことによって働きを高めているところがあります。体を動かすことによって、体の活性度を高められるし、このとき同時に、脳の活性度も高められる。私は、勉強に関する脳の使い方について質問されたとき、まず次のようなことを申し上げています。「人間の脳は機械ではなく生体の一部ですから、体を動かすことによって、働きを高めていることが大事です。ところが、勉強は基本的に、椅子に座って、止まってするものですよね。そうすると、勉強する時間が長くなるほど、止まっている時間が長くなる。止まっている時間が長くなるほど、脳の働きは落ちてくる、という悪循環に陥ることがあり得てしまうんです。だから、勉強をするときには、運動とセットで考える方が良いですよ。」

・脳が冴えていると自覚しやすい2つ目のパターンは、作業的なことをした後かもしれません。たとえば、机の片づけをした後に、その前よりも勉強に向かいやすい状態になっている。あるいは、簡単な計算問題をたくさん解いているうちに、脳の回転が加速したように感じる。これは「作業興奮」と呼ばれる、よく知られている原理です。「クレペリンの作業興奮」と呼ばれることもあります。

・脳にとってご褒美は、成功体験であり、感情の「快」である、ということになります。自分であまり自覚していないかもしれませんが、机の上にある不要なものを一つ捨てる。簡単に解決できた。これも脳によっては成功体験であり、感情の「快」です。また一つ捨てる。簡単に解決できた。次は本を棚にしまう。また解決できた。そういう風に、手を動かして作業をし、小さな成功体験を得る。それを繰り返すことにより、小さな「快」がいくつも連続的に得られていく。それが報酬系の一部である側座核を刺激し、軽い興奮状態を起こさせるものです。難しい作業にしてしまうと、こうはいかないでしょう。しかし同時に、脳は変化に対応することによって活性度を保っている面もありますから、いつまでも同じ作業を続けているのは良くない、と考えてください。机の片づけをしたら、次は5分でできる程度の書類書きをする。それが終わったら、次は簡単な勉強をして、本格的な勉強に入っていく。そうやって、変化をつけながら作業を連続させていくと、作業興奮による脳が冴えている状態はつくりやすくなります。

・緊迫感や切迫感が脳に興奮をもたらし、活性度を跳ね上げるのです。この性質をもっと意図的に利用するには、どうすればいいか。「時間の制約」が重要ということになります。たとえば、先ほどの簡単な作業にしても何時間かかってもいい、という考えで始めてしまうと、効果的な作業興奮は得られなくなるのでしょう。どうしても、だらだらしはじめると思います。そうではなく、時間の制限を決めて行う。たとえば、朝8時から勉強を始めると決めておく。今は7時30分。30分間で、この作業とこの作業をやってしまうおう。そういう「時間の制約」を設けて、時計をにらみながら作業をする。そうすると、適度な緊迫感や切迫感にも味方してもらえ、短時間でも十分な作業興奮を得やすくなります(刻々と時間が減っていく様子を視覚的に捉えやすい、アナログの時計や砂時計を使うとベターでしょう)。また、その後で始める勉強にしても、時間の制約がある方が捗りやすいと思います。たとえば、朝8時から勉強を始めて、9時には家を出なければならない。制限時間は1時間。その間にここからここまで終わらせる、という風に「時間」と「量」の関係がはっきりしてくると、緊迫感や切迫感が生まれやすくなり、脳が冴えている状態を維持しやすくなります。

・勉強の効率を高めたいときは、勉強だけを考えるのではなく、生活全体を見直すことが大切です。脳がよく働く状態があって、はじめて勉強も捗るものですよね。勉強がよくできる人たちは、おそらく「脳を動かす生活」をベースとして持っているものだと思います。体をよく動かして、脳の活性度を高める生活。作業興奮を起こして、やる気を自分でつくる生活。時間の制約を自然に設けて、脳に緊迫感や切迫感をもたらす生活。そこに勉強を組み込んでいるだけだから、効率よく勉強するし、長続きする。反対に、勉強が捗らない人たちは、勉強だけを真面目に頑張ろうとしすぎているのかもしれません。

・脳の覚醒度を自分でコントロールするときの前提条件として、まず次の2点を頭に入れてください。
 ・覚醒度がピークの状態は、多くても1日2~3回しかつくれない
 ・覚醒度がピークの状態は、長くは続かない
 多くても1日2~3回というのは、たとえば、午前中に1回、午後に1回、夕方以降に1回という具合です。(ただし、これは少し贅沢な考え方で、私自身は1日2回つくれれば十分、と考えています)。長くは続かないというのは、あくまでも「ピークの状態」だと考えてください。私は、そのピークの状態は基本的には1~2時間続けば良い方だと考えています。ここで誤解しないでいただきたいのは、「1回1~2時間しか勉強できない」という意味ではない、ということです。大切なのは、そのピークの状態が必ず勉強時間の中にあるようにすること。また、脳にとって負担の大きな勉強をピークの状態に合わせるようにコントロールすることです。脳にとって負担の大きな勉強とは、端的にいえば、「新しく取り組むこと」です。新しく勉強する単元や一歩進んだ応用問題。そういう新しい課題に取り組むとき、脳は新たに「稼動するネットワーク」を構築していかなければなりません。これをつくっていく作業が、すでに構築されている「稼動するネットワーク」を対応させればいい勉強をしているときより、脳にとって負担が大きいのです。その勉強を「脳がもっとも冴えている時間帯」を活かして乗り越える、という発想が有効だと思います。

・勉強を次の3つのブロックに分けて考えてください。
 ・ピーク前の勉強(脳の覚醒度を上昇させる)
 ・ピーク中の勉強(覚醒度がピークにある状態を活かす)
 ・ピーク後の勉強(覚醒度の下降に合わせる)
 ピーク前にする勉強には、作業興奮的な役割を担わせたいところですから、なるべく簡単な勉強が良いでしょう。少なくとも「新しく覚えなくても、できること」をする。理想的なのは、前日にした勉強の復習か、その科目の基礎固めになるような勉強だと思います。勉強には「反復訓練」が絶対的に重要です。それをこのピーク前の時間を使って、脳の覚醒度を上げる目的も兼ねて行う。勉強を始める前からの流れで言えば、①体を動かして脳の血流を良くする→②片付けなどの簡単な作業を行って、第一次的な作業興奮を起こす→③前日の復習など「できる勉強」を行って、脳の覚醒度をピークに向かわせる、ということです。ただしピーク前の勉強を時間的にどれくらいにするかは、原則としてはあまり長くしないほうが良いと思います。長くすると、どうしても単調になりますし、疲れきってしまっては、元も子もありません。飽きない程度に、疲れすぎないように、短めの「時間の制約」を設けて行うのがよい、と考えてください。たとえば15分、30分といった長さでも、短すぎることはないと思います。

・脳の覚醒度がピークのときにすると良い勉強は、脳がもっとも高回転している状態を利用して、新しい課題、よりチャレンジングな問題に取り組むことです。このときに時間の制約を設けるべきかどうかは、柔軟に考えてください。

・ピーク後の勉強として理想的なのは、今日勉強した内容のおさらいだと思います。集中しているときには、どうしても全体よりも個に注目しがちになりますから、少し余裕を持って、ゆったりとした気持ちで全体を見直していく。テキストを改めて音読するのも良いですし、マーカーを引いた部分を拾い読みして、どんなことが書いてあったかを大まかに確認していくのも良いでしょう。一度解いた問題を丁寧に解き直してみるのも良いと思います。覚醒度が落ちてもいい段階ですから、時間の制約は必ずしも重要ではありませんが、勉強を終わりにする時間は決めておく方が良いので、そこに自然と制約ができるでしょう。

・脳の中の情報は、意識的に整理しようとしたときにだけ整理されているわけではないんです。自分では休んでいるつもりのときでも、寝ているときでも、脳は情報を整理しようとしている。むしろ、その自動整理の面が大きい。それを進ませるためには、情報を入力したり、考えたりすることをやめなければいけません。たくさん勉強する人ほど、休む時間も大切です。

・脳を休ませる、というのは、必ずしも何もしないことではありません。むしろ、勉強以外のことをしている方が「勉強する脳」は休められると思います。いちばん良いのは、運動や芸術鑑賞のようなことです。どちらも、思考系以外の部分を主に働かせる活動で、かつ、それをすることで、マイナスの感情を軽くできたり、癒しが得られたりする。友人と遊んだり、好きなことをしたりして、気晴らしするのも、もちろん良いでしょう。仕事や家事をするのも良いと思います。(ただし、容易には解決できないような難しいことをするのは、少なくとも脳の疲労回復には役立ちません。簡単にできるルーティンワーク的な仕事や家事が良い、と考えてください)。また、書く勉強をして疲れた後には、計算が主となる勉強をする、計算をする勉強をして疲れた後には、音読をする、という風に、脳の使い方を変えながら勉強することも、脳がリフレッシュされている状態を長く保つためには有効です。それに加えて、勉強時間が終わったら、まったく違うことをして、脳を休める。意識的に情報を入力したり、考えたりすることをやめ、脳に情報の自動整理を進めさせる。その活動と急速の繰り返し、緊張と弛緩のメリハリが大事だと考えてください。それはまた、脳を変化に対応させ、活性度を維持するためにも役立つことです。

・理想的なのは、勉強する時間を朝に持ってきて、出勤時刻を制約の大枠に利用することですが、仕事と勉強だけの生活を想定するのは、いかにも苦しいので、もっと楽しい予定と組み合わせることを考えていただきたいと思います。たとえば、積極的に、友人と会う約束をしたり、家族と団らんする習慣を持ったりする。マッサージやリラクゼーション、ジムトレーニングなどの予約を入れるのも良いでしょう。どうしても観たい映画があれば、観に行っていいと思いますし、テレビ番組も同様です。そんなことをしていたら、勉強する時間がなくなる、と思われるかもしれませんが、実際に、周囲にいる仕事や勉強が本当によくできる「冴えた人たち」を思い浮かべてみてください。彼らが、仕事や勉強ばかりしている、というのは考えにくいことではないでしょうか。むしろ、そういう人たちこそ、よく遊んでいるものだと思います。ある程度「勉強には使えない時間」があるからこそ、使える時間の制約が必然性を伴ったものになってくるのです。

・大人の勉強の報酬は、就職や昇給、資格の取得、社会的な評価や信頼の獲得など、最終的には社会から獲得してくるしかないものですが、特に勉強を始めた初期の段階では、勉強をしたからといって、何かが得られるわけではない時期が続くと思います。「できる喜び」もまだ十分には味わえない。この時期には、「勉強をした自分にご褒美を与える」ということが大切です。

・勉強や仕事に向かう意欲を、勉強や仕事の中でつくる必要はまったくないんですよ。うれしいことがあったから、勉強を頑張る。楽しいことが待っているから、仕事も一生懸命やろうとする。そういうプラスの感情が発生する機会を積極的につくっていくことが大切です。たとえば、9時からはDVDで観たい映画を観る。それまでの2時間は集中して勉強しよう、と考える。あるいは、週末に友人と旅行に行く。それまでにここまでは終わらせておきたい。逆算して考えると、1日これくらいは進めなければいけない。週末の旅行を楽しむためにも、毎日3時間、集中して頑張ろう、と考える。そういう「勉強と報酬の関係」+「感情のバランス」を自分なりに認識して、生活スタイルを確立していくと良いと思います。そして、その欲を満たす楽しむ時間が「時間の制約」に必然性を持たせている、という状態になるのが理想的です。

・たとえば、4時間の勉強を予定していたけれど、どうしてもやる気が起こらない、というときは、その4時間を「脳を休ませるために必要な時間」と考えて、「好きなこと」をしてください。買い物に行ってしまっても良いと思いますし、美味しいものを食べに行くのも良いでしょう。好きな人と会ったり、仲の良い友人とおしゃべりしたりするのは、すばらしいことです。そういう活動をしても脳は疲れるのではないかと思われるかもしれませんが、勉強をする脳は休められる。そういう「好きなことをしながら、脳を休める」ということが、やる気が起こらないときには特に大切です。そもそもの勉強計画を立てるときに、そういう日ができることを計算に入れておくのがベターだと思います。

・私がどうしてもやる気が起こらないときによくするのは、明日の自分をアシストするようなことです。「今の自分には、仕事や勉強を大きく捗らせることはできない。しかし、明日やる気になっているかもしれない自分を少し手助けすることはできる」。そう考えて、資料の整理だけはしておいたり、問題が10個あるうちの1個だけは解決しておいたりする。要するに、やる気がなくてもできることで、負担が物理的に少しでも減ることをするのです。それだけでも、明日の自分は、より気持ちよく仕事や勉強を始められます。毎日同じように頑張ろうとするのではなく、長い目で見て、活動の山と谷を上手につくっていく。今日の自分だけで考えるのではなく、明日の自分も明後日の自分もいるのだという認識を持つ。それが、やる気の起こらない日を乗り越え、勉強を長続きさせるポイントだと思います。

・視覚的な集中と拡散の実験をしてみましょう。部屋の中でも、窓の外でもいいですが、風景の中の一点(たとえば、部屋の中にある観葉植物や外に停めてある車など)の細部をよく観察してみてください。この植物には葉っぱが何枚あるか、それぞれどんな形をしているか、といったことに注目していく。このとき同時に、風景全体を見る、ということができるでしょうか?おそらく、できないと思います。全体に注意を向けようとしたときは、一点に集中することができなくなっているはずです。つまり、脳には次のような面があると考えてください。
 ・注意の向け方には「集中」と「拡散」がある
 ・「集中」と「拡散」を同時平行的に行うことはできない。
何でもないことのようですが、これは意識しておいて損のない脳の性質だと私は考えています。集中力がないという人は、この集中と拡散の切り替えが下手な場合がよくあるのです。前述の実験では、視覚的・聴覚的な注意の向け方について実感していただきましたが、集中と拡散の切り替えは、脳の使い方全体について言えることだと考えてくだあい。たとえば、「今日やらなければいけないこと」や「やりたいこと」全体に注意を向けながら、同時に一つのことに集中することはできない。できるのは、今日のスケジュール全体を拡散的に見渡してから、今やるべき一つのことに集中する、それが終わったら、またスケジュール全体を拡散的に見渡す。その切り替えをスムーズに行っていくことです。

・仕事や勉強を始める前に、机の片付けやカバンに入っている物の整理をすると良いですよ、とお勧めしているのですが、その理由を次のように説明しています。「もし、管理能力に優れた面倒見の良い上司がいて、今やるべきこととやらなくていいことを明確に判断した上で、「今はこれだけ頑張ってほしい」と言って、その仕事に必要な道具だけを机の上に載せてくれたら、迷わずその仕事に集中できますよね。仕事や勉強を始める前の片付けや物の整理は、その上司の役割を自分ですることでもあるんです。」机の上やカバンを拡散的に見渡して、今必要でないものは片付け、必要なものだけを残す。そうしたものの整理をしているとき、脳は1つ1つの「やるべきこと」や「やりたいこと」の重要度や優先順位を判断しています。それを行っていないから、注意の向け方が拡散に切り替わりやすい、という面があるのです。また、集中が拡散に切り替わるきっかけになるものを視覚から消すことで、集中を持続しやすくなる、という効果もあります。

・夜寝る直前にする「今日得たもの」の確認は、復習のためではなく、自分が獲得した報酬を確認することが主目的です。それをより有意義にするために、自分のしたことをできるだけ肯定的に評価するように心がけましょう。たとえば、予定通りに勉強をこなせなかったとしても、少しでも進められた自分を評価する。もし、まったく進められなかったときでも、「こういう日も脳には必要だ」と考えて、納得する(実際に必要です)。日中、脳が覚醒している時間帯には、自分を甘やかすべきではありませんが、寝る直前には、「肯定的な評価」というご褒美を脳に与えてください。

・どんなに勉強が大切な時期でも、社会生活はそれ以上に大切なものだと私は考えています。人間は社会的動物だからです。十分な睡眠と食事を心がけ、できるだけ生活のリズムを安定させる。また、社会との関わりを大切にし、家族や友人たちとの関係も大切にする。そうすることが、結果的に、感情のバランスが取れた状態や必然性のある「時間の制約」を脳にもたらし、覚醒度を上げやすい、意欲を起こしやすい状態をつくります。普段はなかなか意識しにくいことですが、脳が存在している最大の目的は「生きるため」です。生存にとって重要なことを蔑ろにしていると、脳を上手く使えなくなってくる、ということをぜひ理解していただきたいと思います。

・食事をした後には、少し体を動かし、脳に血液を巡らせ、次ぎに作業興奮を起こしてみる。単調な作業を続けた後には、まったく違うことをして、脳を変化に対応させる。それでもまだ眠く、実際に睡眠時間が少なかったときに、仮眠をとるようにしてください。仮眠の時間は、根拠のある具体的な数字を出すことは難しいですが、最近よく言われている「15分の仮眠」は、私も良いと思います。一つの理由は、そのくらいの時間であれば、深い睡眠に向かうサイクルに入ることはないだろうと考えられるからです。

・私は「深夜に勉強するのは効率が良くない」と考えています。最大の理由は、深夜に勉強すると、脳がより疲れやすいからです。たとえば、一般的な社会人や学生の生活時間帯(つまり、早朝から夜10時くらいまでの間)に合計4時間勉強するのと、深夜に4時間勉強するのとでは、どちらが疲れやすいか。同じ時間睡眠を取ったとしても、おそらく後者の方が疲れやすいと思います。疲れやすいというよりも、疲労が蓄積されやすい。深夜から早朝にかけて勉強して、その後、寝るのだとすると、日中の活動時間が減ることになります。そうすると、セロトニンが不足しがちになる。セロトニンが不足しがちになると、眠りについにくくなるだけでなく、感情が乱れやすくなります。感情が乱れると、それを抑えるために脳のエネルギーを使わなければならなくなって、余計に疲れる。一つには、そういう理屈です。また、成長ホルモンの問題もあります。成長ホルモンは、脳と体の成長と修復を促すホルモンで、通常、深夜0~3時頃に分泌されると言われています。なので、その時間帯は寝ているのが理想です。就寝できていなくても、少なくとも脳と体を休めている方が良い。その時間帯に、脳の覚醒度を上げて勉強しようとしていると、疲労が回復しにくくなります。そのため、デイタイムに活動する人と同じだけ睡眠を取ったとしても、まだ疲れている。深夜に活動する人たちは、どうしても、睡眠時間が長くなりがちなものではないかと思います。そのために、ますます1日24時間を有効活用することが難しくなる。

・記憶を強化するためには、次の段階を経る必要があります。
 ・確実に認識する
 ・確実に解釈する
そのためには、出力すること、自分なりの言葉でまとめることが大切だと、ここまでに書いてきました。ここにさらに、重要なことを付け加えておきたいと思います。1つは「記憶を多面的にする」ということです。見ただけの情報より、見て聞いた情報の方が忘れにくくなりますし、意味を解釈すれば、もっと忘れにくくなる。出力すれば、運動系でもその情報が捉えられるので、さらに記憶が強化される。記憶を強化するためには、反復することが根本的に重要ですが、このとき同時に、多面化することも意識した方が良いのです。

・1つ1つの記憶を強化する方法として、次ぎに付け加えておきたいのは、「情報を使う場面とともに覚える」ということです。文章、文脈、シチュエーションをたくさん覚えておくと、その情報はより忘れにくくなります。その理由は、一つには、よりしっかりと知識の体系に組み込まれるからですが、おそらくそれだけではないでしょう。私は、記憶が強化されるには「目的」や「必然性」といったものが重要で、使う場面を知ることが、その情報を覚える目的や必然性を強化することにつながるからではないかと考えています。記憶を強化する方法として、さらに付け加えておきたいのは、「感情を伴わせる」ということです。「へぇ、そうなんだ」「なるほど」「この単語は以前にも書き間違えたな」そういった感情とともに記憶した情報は、より忘れにくくなります。

・黙読だけで認識の省略を完全に免れることは、ほとんど不可能と私は考えています。認識の省略を免れるには、出力するしかありません。いちばん良いのは、本に書かれている内容を全文書き写すことです。認識せずに書き写す、ということは絶対にできませんし、書き写すには、脳の中に情報を一時的に保持する必要がありますから、それによっても、認識が強化される。小学校時代、名文と呼ばれるような文章を書き写しさせられた経験を持っている人が多いと思いますが、それは文章の構成や息づかいを学ぶために有効であるだけでなく、書かれている内容を確実に認識するためにも、非常に役立つことです。しかし、社会人や学生、受験生にとっては、全文を書き写すのは時間がかかりすぎ、現実的ではないでしょう。そこで、私がお勧めしているのは、音読することです。小さな声でもいいので、声に出して読む。全文音読するのがいちばん良いですが、少なくとも、「ここに書かれていることは、ぜひ頭に入れたい」「この章の内容はよく分からなかったな」と思った部分に関しては、必ず音読する習慣を持つと良いと思います。

・一度目は黙読する、二度目は音読する。三度目は、キーワードを拾いながら読むことを心がけると良いと思います。講義を聴くときのノートの取り方として説明したことと同じですが、「重要そうな言葉やフレーズ」+「これを書き留めておけば、後で記憶を再現する助けになるであろう言葉やフレーズ」を抽出しておく。その言葉やフレーズを欄外に書き出したり、丸で囲んだりしておくと良いでしょう。重要な言葉は何度も出てくる場合が多いので、まずはそこに注目すると良いかもしれません。次は、その拾い出したキーワードを元に、どんなことが書いてあったのか、大まかに思い出して、自分なりの言葉でしゃべってみると良いと思います。

・教科書に載っているレベルの基礎的な知識、定理や法則、構文、問題のパターンなどは、その科目を勉強する上で根幹になるものだと思います。どんなにハイレベルな問題でも、その根幹と無縁であることはあり得ないし、よくよく考えてみると、基礎の組み合わせにすぎなかったりする。その根幹の部分がすべて反射的に分かるように訓練されていれば、ハイレベルな問題でも、脳のエネルギーを使って考えなければならないのは枝葉の部分にすぎません。だから、大幅に省エネ化できる。反対に、基礎の反復を蔑ろにして、「何とか分かる」という程度で次の段階に進んでいこうとする人は、応用的な要素が増えれば増えるほど、意識的に操作しなければならない部分が大きくなっていくので、思考が続かない。枝葉の部分まで考えることに脳が耐えられなくなっていくと思います。だから、習熟が遅いわけです。

・試験の直前期にするべき勉強は、それまでに獲得した「稼動するネットワーク」を満遍なく使っていく勉強です。これは誰でも行っていることだと思いますが、過去問など、本番に近い形式の問題集をたくさん解いていくのがベストでしょう。また、それまでに使ったテキストやノートを見直して、どんなことを学んだのか、しゃべりながら再現したり、過去に解いた問題を解き直してみたりするのも良いと思います。弱点が見つかったときには、そこを集中的に勉強するのも良いですが、このとき少し気をつけていただきたいのは、弱点の克服に時間を費やしすぎない、ということです。人間は感情の動物なので、直前期に弱点が見つかると、どうしてもそこばかり強化したくなります。ところが、そうしている間にも、他の部分で「稼動するネットワーク」の風化が起こっているのです。結果的に、試験でより多くの問題を落とすことになるかもしれない。また、弱点ばかり勉強しようとしていると、「簡単にはできない」ことが多くなるので、意欲が起こりにくく、脳の覚醒度が落ちやすくなります。そうすると、勉強の効率も落ちてくる。得意な問題をたくさん解きながら、苦手なことも少しする、という方が、弱点の克服のためにも、かえって効率的だったりするのです。

・人間はある面で、脳に動かされているロボットのようなところがあります。脳の中に強い回路ができあがっているとき、人間はその回路に従って動いてしまう。しかし、人間が単なるロボットとは違うのは、その回路を自分で組み替えていくことができる、という点です。脳の中に、悪習慣を司る強い回路があっても「それに従わない」ということを意志的に選択して、自分にとってより有意義な行動を取ることもできる。そして、その「悪習慣の回路に従わない」という選択と「自分にとってより有意義な行動」を繰り返していくと、今度はそれにまつわる回路がヘッブの法則で強化されます。習慣を変えることができるのです。

・幼少期は感覚系(と感情系)、小学校中学年くらいからは運動系、いちばん最後に思考系を育てると良い。幼少期に、無理に体を鍛えさせたり、勉強させたりするのは、あまり意味のないことです。それよりも、感覚系の情報をたくさん入力させてあげると良いと思います。いろいろな音を聞かせたり、言葉を聞かせたり、いろいろな景色を見せたり、いろいろなものを触らせてあげたりする。そうやって感覚系を豊かに育てることに幼少期の脳は適しています。また、この段階の脳というのは、感情がむき出しのような状態になっていますから、安らぎを与えてあげることも大切です。端的に言えば、いちばん大事なのは、子どもが安心できる環境をつくってあげて、自分が「守られている、大切な存在だ」ということを感覚的に分からせることだと思います。次の段階として大切なのは、運動系の機能を高めることです。小学校中学年くらいから高校生くらいにかけて、体が急速に育っていくのと歩調を合わせるように、運動能力が飛躍的に高まります。この時期に、無理やりスポーツをさせる必要はありませんが、将来にわたって、自分の体を動かすことを苦にしない程度には、運動させることが大切と考えてください。自分の体をコントロールする力、運動を長く続ける力は、自分を律する力や長時間意識を働かせる力(集中力、持続力)にもつながりますそれを鍛えておくことは、後の勉強や仕事を捗らせるためにも有効なのです。また、運動をしていると、感情のコントロールもしやすくなります。

・子どもの脳を育てる順番として、最後に重要なのが思考系です。実はシナプスは減る一方ではなく、増える時期があります。特に重要なのは思春期で、このときには、思考系の中でも、特に意志や計画性、情動のコントロールを司る前頭葉の機能が発達しやすくなります。10代の半ばというのは、自分で目標を立てて、計画的に行動する力を高めはじめるのに最適な時期なのです。逆に言えば、その以前の子どもに、自主性や計画性を求めるのは、あまり有意義なことではないかもしれません。それよりも、勉強は楽しい(勉強すると良いことがある)と思わせてあげること、机につく習慣を身につけさせることのほうが、おそらく重要です。

・子どもの脳、特に思考系を育てる上でもっとも大切なのは、「話を聞いてあげること」だと私は考えています。

・遺伝子の導きによってつくられた脳のフォーマット=「やわらかい土」に、どんな「稼動するネットワーク」が形成されていくかは、環境と学習によって決まる、と私は考えています。ましてや、国語が得意か算数が得意か、文系か理系か、といったレベルのことは、ほとんど遺伝は関係ない(少なくとも決定的な影響はない)というのが私の考えです。

・私は、子どもの能力を決める要素としてもっと大きい(遺伝よりも、親の模倣よりも大きい)のは、「報酬系の導き」だと考えています。たとえば、作文をすごく褒められた子どもは、その「快」をまた得ようとして、作文を書きたがるようになり、得意になっていく。算数で100点を取った子どもは、また100点を取ろうとして、算数を頑張るようになる。そういうきっかけが大きいと思うのです。反対に「苦手なこと」「できないこと」「怒られたこと」は、不快な経験として記憶され、疎外するようになる。その後の膨大な蓄積が、得意科目と不得意科目を分けていくのだろうと思います。だから、「子どもがよくできたときには褒めてあげること」+「子どもの頃に苦手科目をつくらせないこと」は、とても大事です。

・子どもの脳にとって、もっと分かりやすい報酬は「できる喜び」「褒められる喜び」「反応してもらえる喜び」です。先生には、それをできるだけたくさん、子どもたちに与えてあげてほしいと思います。子どもたちは「できる」のがうれしいから、もっと勉強しようとする。「褒められる」のがうれしいから、もっと発言したり、問題を解いたりしようとする。「反応してもらえる」のがうれしいから、その行動を繰り返そうとする。これは大人でも同じですが、子どもの脳においては、その報酬系の原理が「勉強する意欲を起こさせる方法のすべて」と言っても過言ではないのです。

・大人の勉強は、明確な目標がないと長続きしません。最大の理由は、目標がない勉強は、報酬に結び付かないからです。最終的には、大人の勉強のご褒美は、社会から獲得してくるしかないものです。就職や昇給、あるいは、より恵まれた環境への転職、周囲からの感謝、信頼の獲得、社会的な成功。それを目指して、近づいていくときの満足感、達成感こそが、大人の脳に意欲を起こさせる報酬になります。

<目次>
はじめに
第1章 脳を目覚めさせる
 「脳が冴えている状態」をつくる
 臨床経験で気づいた「覚醒度」の重要性
 脳の覚醒をフル活用する勉強法
 脳の情報整理を進ませる「効果的な休み方」
 欲は抑え込むのではなく利用する
 「どうしてもやる気が起こらないとき」の対処法
 「覚醒度、意欲、集中力」に関するQ&A
  Q覚醒度の高い状態が5~6時間も続くことがある。そういうときは?
  Q脳がよく働いているのに集中できないときは?
第2章 脳を眠らせる
 気持ちよく眠りにつく方法
 「睡眠」に関するQ&A
  Q日中、眠いときは仮眠を取るべきか?
  Q深夜に勉強するのはなぜ良くないか?
第3章 思い出しやすい記憶をつくる
 私の医学部時代の勉強法
 記憶を強化する「まとめノート」のつくり方
 脳の中の情報は出力するときに統合される
 知識を確実に自分のものにする「読書術」
 「ノート術・読書術」に関するQ&A
  Qマーカーを引くときは、どんなことを心がけると良いか?
  Q習熟する必要はなく、速読したいときは?
第4章 脳の回路を効率化する
 脳は「記憶」や「能力」をどのように獲得するか
 「教科書を13回、繰り返し勉強する」の意味
 「脳の回路の効率化」に関するQ&A
  Q反復訓練するとき、どれくらい感覚を空けて繰り返すのが良いか?
  Q試験の直前期には、どんな勉強をするべきか?
  Q基礎が十分身に付いている人は、どんな反復訓練を行うと良いか?
 習慣も「ヘッブの法則」で考える
第5章 子どもの脳を育てる
 「子どもの脳」と「大人の脳」の違い
 脳を育てる「合理的な順番」
 思考系を育てるために重要な「親の習慣」
 能力はどこまで遺伝で決まるか
 「子どもの脳の育て方」に関するQ&A
  Q子どもの脳に即した「理想的な授業」は?
第6章 大人の勉強はどうあるべきか
 なぜ大人の勉強には「目標が不可欠」なのか
 「勉強の範囲」を限定すると意欲が起こる
 「大人の勉強」に関するQ&A
  Q英語は大人になってからでも身に付くか?
  Q英語を聞き流すだけでも上達するか?
 語学や特定のスキル以外で勉強するべきこと
 勉強する「時間と場所」をどう確保するか
あとがきに代えて


面白かった本まとめ(2012年上半期)

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梅の花 大善寺店(福岡県久留米市)でランチや美術館「北斎館」を楽しみました!

2012年09月05日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 福岡県久留米市にある梅の花 大善寺店で、ランチを楽しみました。

 このお店は田んぼのど真ん中にあり、こんなところに客が来るのか?と思いますが、お店では待ち行列を作り、1時間待ちには驚きました^_^;)

 ほどなく、席に案内されますが、和風のインテリアでとても清潔感や明るさがあり、また庭の緑が落ち着きます。
そして、すぐに熱いおしぼりを勧めてくれるのは嬉しいですね。

 日曜に訪れたので、ランチメニューは使えず、「風の膳2700円」を注文しました。大善寺店限定とのことで、以下の通りかなりの品数です。

・小鉢二種
・茶碗蒸し
・お造り
・名物とうふしゅうまい
・ゆばまんじゅう
・豆腐サラダ
・季節のあげもの
・汁物、飯物、八女漬物
・デザート

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↑メニュー(風の膳)

息子には、お子様ランチ1500円を注文しました。
一応食材に関して要望を伝えることができるようです。

まず、豆腐サラダ、お造りの新鮮なシャケとブリ、小鉢二種です。
特にブリの刺身が引き締まっているのが嬉しいですね~。
サラダもシャキシャキしています!

2img_3175
↑豆腐サラダ、お造り、小鉢二種

そして、「茶碗蒸し」と「とうふしゅうまい」が運ばれます。
どちらもアツアツが嬉しいですね~
「茶碗蒸し」にはお餅が入っているのには驚きましたが、美味しくて良いです!
そして「とうふしゅうまい」がボリュームがあり幸福感が増します^_^)

3img_3183
↑「茶碗蒸し」と「とうふしゅうまい」

そして、「季節のあげもの」は「はも」をすりつぶしたものと枝豆が混じり、アツアツで美味しいです!

4img_3184
↑季節のあげもの

そして、「ゆばまんじゅう」「汁物」「飯物」「八女漬物」が運ばれます。
「ゆばまんじゅう」はとろみがあってこちらもアツアツで良いです。
そして汁物に湯葉が入っているのが嬉しいですね~。
それぞれの量は少ないのですが、種類が多いので、すっかりお腹一杯になりました!

5img_3186
↑「ゆばまんじゅう」「汁物」「飯物」「八女漬物」

そして、最後にデザートで、甘く冷たいマンゴーアイスと、水ようかんも夏らしくて良いです。美味しいです!
大満足です。

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↑デザート

ちなみに、子ども用のお子様ランチは以下の通りです。
このほかに、豆乳アイスがあり、柔らかくて美味しそうでしたね!

7img_3179
↑お子様ランチ

それから、この大善寺店には、観覧無料の美術館「北斎館」があるのには驚きました。

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↑美術館「北斎館」

葛飾北斎の浮世絵版画名品コレクションとして東海道五十三次すべての宿場町の浮世絵があるのは嬉しかったですね!
私は自転車で東京から京都まで約1週間かけて旅をしたことがあるので、とても興味深く拝見しました。

9img_3266
↑東海道五十三次の宿場町

特に、小田原では「ういろう」や遠くに小田原城が見えるのは良いと思いましたね。
ちなみに「ういろう」は薬とお菓子があるようです。

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↑小田原の浮世絵

梅の花 大善寺店は、きれいで清潔なお店で美味しい和食だけでなく、観覧無料の美術館「北斎館」で浮世絵も楽しめ、とてもオススメです!!

梅の花 大善寺店
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福岡市動植物園で楽しみました!

2012年09月03日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 確か高校の卒業クラス写真撮影で訪れて以来ですが、約26年ぶりに福岡市動植物園へ小学生の息子を連れて楽しみました!

福岡市動植物園へのアクセスとしてはバスや地下鉄を利用しても良いのですが、真夏で陽射しが強いこともあり、車で訪れました。

駐車場が近くにありますが、日祝日は大変混み合うようです。
私が訪れた時もほぼ満車でした。
駐車料金は、1日500円です。

また、入園料は大人400円、高校生200円で、中学生以下が無料というのは嬉しいですね。
そのほか団体割引など色んな割引きサービスはあるようです。

 動物園正門から入り、まずレッサーパンダを見ました。
丸太の上で寝ていて可愛いです。
熟睡すると落ちるんではないかと心配しますが、レッサーパンダはそうやって寝るようです。

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↑寝ているレッサーパンダ

またちょうど食事の時間には、女性の係員がりんごをレッサーパンダに与えながら、色々と面白い話をしてくれました。
主食は笹の葉で、りんごはおやつのようです。
レッサーパンダによっては食べ方がいろいろあることや、歳を取るとまゆ毛の生え際が変わるなど。
食事の時は、体を触らせてくれるようで、その時に肉付きをみて食事管理をしたりしているようです。
レッサーパンダは終始おっとりで、愛嬌を振りまいていて可愛かったですね。

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↑係員とのレッサーパンダ

 それから放鳥舎に入って、鴨やフラミンゴなどを見ます。
相変わらずフラミンゴは足が細いですね^_^;)

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↑フラミンゴ

それから、シマウマはゼブラ模様が美しいですね。
実物を見ると、なんだか感動してしまいます。

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↑シマウマ

それから、ダチョウは何だか恐いです。

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↑ダチョウ

それから、サイの巨大さには驚きました。
鼻の角が怖いですね。一応色は黒いようですが、シロサイとのことです。

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↑シロサイ

それから、サル山はついつい見てしまいますね。
ボスザルがいたり、じゃれあったり、マウンティングをしたり、子どもが母サルにしがみついたりしていて、面白いです^_^)

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↑サル山

それから、ペンギンは特に可愛いですね。
なぜだか2匹並んで立っていたり、気持ち良さそうに泳いでいました。

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↑並んで立つペンギン

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↑泳ぐペンギン

それから、ペンギンの体のオレンジ色や黄色が美しいと思いましたね。
ガラス越しですが、間近で見れたのは嬉しかったです。

10img_3400
↑ペンギンの美しい体

 そして、ふれあい広場もありました。
小さなネズミが目が赤くて可愛いかったですね。

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↑ネズミ

またウサギもなでることができましたが、ちょっとなでられ過ぎのようでした。

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↑ウサギ

またテンジクネズミはじっとしていて、可愛かったですね。

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↑テンジクネズミ

それから、小さなお子様向け遊戯施設もありました。
観覧車やメリーゴーラウンドなどです。
1回200円でした。

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↑観覧車

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↑メリーゴーラウンド等

それからカンガルーも面白かったですね。
お腹の袋に結構大きな子どもがいたり、だらしないお父さんのようなカンガルーもいて笑ってしまいました^_^;)

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↑お腹の袋に子どもがいるカンガルー

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↑だらしないカンガルー

それから、フクロウがまん丸の目でじっとこちらの目をみて可愛かったですね。
声がする方にじっと目を向けていました。
こう可愛く見えてもフクロウは肉食動物で、えさとして肉が与えられていました。

18img_3437
↑フクロウ

それから、虎もいました!
太い腕など堂々としていましたね。さすが虎です。

19img_3447
↑虎

そのほかたくさんの動物や、植物園もありますが、猛暑ということもあり、早めに切り上げました。
ただ、福岡市動植物園は坂道も多く大変ですが、木陰がかなりあったので意外と涼しかったのは良かったです。

中学生以下は無料ですし、子連れで福岡市動植物園を訪れてみていはいかがでしょうか。
とてもオススメな動植物園です!

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