いいね~おいしいね~

食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

築地本願寺カフェTsumugi(東京 築地)はとてもオススメ♪

2018年01月31日 01時00分00秒 | 外食
 築地本願寺は、親鸞聖人の浄土真宗本願寺派の直轄寺院であり、首都圏における開教活動を担う関東最大の念仏道場とのことで、場所は東京メトロ築地駅や築地場外市場の近くとなります♪
実はその築地本願寺内に綺麗なカフェがあり、最近人気とのことなのでその築地本願寺カフェTsumugiへ行ってみました♪


↑築地本願寺にある親鸞聖人像


↑親鸞聖人の説明


↑築地本願寺

 ちなみに、この築地本願寺の発祥は1617年(元和3年)に西本願寺(京都)の別院として当初は浅草の横山町に建立されますが、1657年(明暦3年)の明暦の大火(ふりそで大火)により焼失し、大火後の防火のための区画整理のため、幕府より代替地として指定されたのは、八丁堀の海上とのことでした^_^;)

 そこで佃島の門徒が中心となり、海を埋め立てて地を築き(そのため築地と呼ばれる)、1679年(延宝7年)に再建され、「築地御坊」と呼ばれるようになったようです♪
再建に22年もかかっているとは凄いですね♪

ちなみに現在の築地場外市場の辺りは、江戸時代は58ヶ寺の寺院からなる寺内町だったようです。

しかしながら今度は1923年(大正12年)に関東大震災に伴う火災によりまたもや焼失し、建築家の伊東忠太氏の設計により、古代インド仏教様式の外観で1934年(昭和9年)に現在の本堂が落成したとのことで、2014年(平成26年)には、国の重要文化財に指定されたとのことです♪


↑築地本願寺の説明


↑国指定重要文化財の案内

なお、築地本願寺の本堂は無料で見学することが可能です♪
本堂はかなり広くて立派ですね!


↑築地本願寺の本堂

 地図を見ると、正門入って左側のDに築地本願寺カフェがあるので入ってみました♪
かなり新しいビルのようです♪


↑地図


↑本堂からの築地本願寺カフェTsumugiのビル


↑店内


↑店内


↑店内

店内は天井が高く、そして明るく綺麗で、お寺とは思えないオシャレな空間が広がっていて驚きました♪
素晴らしいです♪

実は築地場内場外を10人ほどで朝7時から食事や買い物で楽しみ、歩き疲れたので店内に10時過ぎに入ります♪
このお店は朝8時から開いているのは素晴らしいです♪

さっそくメニューを見ると、どうもべっぴん茶がオススメなようなので、その中から選びます♪
カフェなのにお茶がメインとは驚きました^_^;)
コーヒーは種類がほとんどありません。


↑べっぴん茶のメニュー


↑お茶などのメニュー

べっぴん茶はその日の気分によって、アクティブやリフレッシュ、リラックス、ビューティーなどを選べるのは素晴らしいと思います♪
そんな中、やはりここは「親鸞聖人好み」と思い、注文します♪
友人たちは、ストレス気味のためリラックス茶^_^;)や抹茶ラテなどを選び、見事にそれぞれバラバラな注文でしたね♪

そのほか、朝食もあり18種類の食材を1800円で楽しめるものがとても良さそうで、周りのテーブルでは結構人気のようでした♪
1種類=100円ですね^_^)
いつか食べてみたいと思います♪

 しばらくして、その「親鸞聖人好み」が運ばれますが、透明な急須に、小豆やくきほうじ茶、イチョウ、マリーゴールド、どくだみ等が入ってお湯が注がれていました♪
4分の砂時計も添えられ、そのオレンジ色の砂が全部落ちたら、カップに注いでくださいとのことです♪
そのカップも透明で、しかも二重構造となっていて、お茶を入れると、お茶が浮いているように見えてすごい♪
なかなかオシャレですね♪


↑親鸞聖人好み

さっそく「親鸞聖人好み」を味わうと、確かに小豆の香りとまろやかさが口の中に広がり、ほうじ茶が美味しい♪
疲れた身体が癒されます♪
店内はかなり綺麗だし、天気も良かったこともあり、とても気持ち良いですね♪
しっかり休めました♪

なお、店内では本願寺江戸御坊400年の歩みとして、築地本願寺周辺の写真や浮世絵等がたくさん展示されていて、とても興味深かったですね♪
素晴らしい企画だと思います♪
勉強になります!


↑本願寺江戸御坊400年のあゆみ


↑武州豊嶋郡江戸庄図(当時海だったことが分かる!)


↑江戸名所図


↑江戸時代の築地本願寺


↑浮世絵


↑明治34年頃の築地本願寺


↑明治から大正期の本堂


↑明治から大正期の正門


↑昭和初期の築地本願寺


↑新大橋


↑永代橋


↑勝どき橋


↑日本橋


↑佃の渡し


↑昭和初期の歌舞伎座


↑東京都中央卸売市場


↑明治頃の築地本願寺


↑明治から大正期の築地本願寺


↑明治頃の築地本願寺

それから、同じフロアにはオフィシャルショップがあり、築地本願寺のオリジナルグッズや仏事関連の商品、文具雑貨等があり、どれも綺麗で良さそうでしたね♪
特に仏壇でチーンと鳴らす鈴(りん)やりん棒(りんばち)が進化して一体化しているのもあり驚きましたね♪
オシャレで素晴らしい♪


↑オフィシャルショップ


↑オフィシャルショップ

それから、階段を上がった二階には、ブックセンターがあり、そこもかなり綺麗で、そして仏教関連図書や築地関連図書等が充実しているのには驚きました♪
気楽に読めそうなものもたくさんあります♪
思わず買いたくなりましたね♪
友人たちもかなり長い時間興味深そうに眺めていました♪
ここでは無料Wi-Fiも利用することができます♪


↑ブックセンター

築地本願寺カフェTsumugiはとても綺麗で明るく、美味しいお茶を楽しめ、また歴史が勉強できる展示やショップ、ブックセンターも充実していてとてもオススメです♪
お寺もかなり進化しているようで素晴らしいと思いました♪
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箱根ラリック美術館(神奈川県 箱根)はとてもオススメ!

2018年01月29日 01時00分00秒 | イベント・外出
 以前このブログで紹介した「フランス人がときめいた日本の美術館」という本に掲載され、ぜひ行きたいと思っていたので、神奈川県の箱根にある箱根ラリック美術館へ行ってみました♪


↑箱根ラリック美術館入口

 箱根ラリック美術館の場所は箱根町仙石原186-1で、小田急のお得な割引周遊券の箱根フリーパスを利用するならばバスを利用することとなります♪
 バス停は「ラリック美術館前」がありますが、実はこのバス停に止まる本数は少ないため、すぐ近くの「仙石案内所前」のバス停を利用した方が便利です!!
湯本・小田原方面だけでなく、強羅・小湧園方面、湖尻・桃源台方面、高速バスの御殿場・新宿方面からも利用できます♪

またこの小田急の箱根フリーパスを利用すると、この箱根ラリック美術館の入館料が200円割引になります♪
なお私の場合はポーラ美術館と併せて行ったので、ポーラ美術館と箱根ラリック美術館のセットでは入館料がそれぞれ300円割引となりました♪
もし可能ならこのセットを買うと割安です♪


↑箱根ラリック美術館の案内パンフレット

 このラリック美術館は、フランスのルネ・ラリック(1860~1945)の作品を展示した私立美術館で、その所蔵点数は約1,500で、そのうち250点が常設展示とのことです♪
個人で40年もかけてラリックの作品を入手したようです^_^)
箱根ラリック美術館は年に2~3回展示替えが行われるようです♪

今回は「ラリックの花鳥風月」というテーマで展示されていましたね♪
展示期間は2017年12月23日~2018年4月1日です♪


↑ラリックの花鳥風月のパンフレット

ちなみに2011年にフランスにラリック美術館がオープンするまでは、ここが世界で唯一のラリック美術館だったようです♪

 ラリックは、19世紀末から20世紀初頭にかけて開花したアール・ヌーヴォーと1910年代半ばから1930年代に流行したアール・デコという2つの美術様式のムーブメントを橋渡ししたフランスを代表する宝飾とガラス工芸家とのことです。

 ラリックは20歳のときにカルティエなどの一流宝飾店から仕事を依頼され、その後は独立してガラス工芸家等へ転身したようです。
1925年のアール・デコ博では会場のモニュメントとなるガラスの噴水を制作し、その後、この箱根ラリック美術館にもその実物がありますがオリエント急行や、豪華客船ノルマンディー号などの建築装飾でも活躍したようです。


↑オリエント急行


↑オリエント急行内のガラス装飾

 宝飾芸術のアール・ヌーヴォーの中心となったのはラリックだったようで、そのラリックは日本美術の意匠に着想を得てトンボや草といったあまり慣習的でなかった要素を取り入れてレパートリーを増やし、さらに作品を輝かせたようです♪
日本の美術は当時はヨーロッパに衝撃を与えたようです♪

 さて、箱根ラリック美術館には入口近くに実質無料コインロッカー(100円を入れて荷物を入れ、荷物を取り出す時に100円が戻る)があるので、荷物が多い方はぜひ利用をオススメします♪

 箱根ラリック美術館に入って左側にはカフェ・レストラン「LYS(リス)」や、実物のオリエント急行でカフェを楽しめる「ル・トラン」があります♪
両方とも体験しましたが素晴らしかったです♪

 同じ建物の右側にはパッサージュという大きなショップがあります♪
ラリック関連のオリジナルグッズや、仏ラリック社のクリスタル商品もありましたね♪
ワイングラスは良さそうでした♪

また日本の丸嘉小坂漆器のワイングラスも売っていて、これも薄くて良さそうでした♪


↑丸嘉小坂漆器のワイングラス

そしてラリック美術館は奥の建物となります♪


↑美術館の建物

そのラリック美術館に行く途中には、赤いクラシックカーが置かれていましたね♪


↑赤いクラシックカー

当時の車のラジエターグリルを飾るカーマスコットもこのラリックが携わっていたようです♪
通常は金属性が多いですが、あえてガラスで制作したため、夜間の運転では点灯させることもでき、人気だったようです♪


↑ラリックの説明

 残念ながら、箱根ラリック美術館内は撮影禁止だったので、その内容を紹介することはできませんが、その内容が分かるパンフレットの一部は以下となります♪


↑パンフレットの一部

箱根ラリック美術館は1階と2階に展示があり、ラリックを説明したビデオを観ることもできました♪

なお、美術館から外を眺めると池や木々が春~夏は緑で美しそうでしたね♪
冬だったので、池が凍っていました♪
それはそれで良い風情でした♪


↑美術館の庭

 箱根ラリック美術館は、ラリックのジュエリーやガラスの作品、室内装飾などを楽しめとてもオススメです!

お勧めなお話(2017年下半期)

<今日の独り言> 
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「自分を操る超集中力(メンタリストDaiGo)」という本はとてもオススメ!

2018年01月26日 01時00分00秒 | 
「自分を操る超集中力」の購入はコチラ

 「自分を操る超集中力」という本は、成績が学年227人中、224位で8年間もいじめを受け、他人より集中力がないと自覚した著者が心理学や脳科学の専門書を頼りに集中力をつくり出す方法を研究し、その結果、予備校等に通うことなく独学で慶應義塾大学の理工学部に合格し、現在では何と1日10~20冊もの読書をしつつ、企業アドバイザーや講演・研修事業、TV出演、ニコニコ動画放送をこなす著者が、その集中力を高める方法を実体験を踏まえながら科学的に分かりやすくまとめたものです♪

特に1日10~20冊も読書できるというのは凄いですね♪

 集中力を上げるには、集中力が湧き出す前頭葉が活躍できる環境を作ることと、逆に集中すべきこと以外は習慣化して前頭葉を使わず小脳を使わうようにすると良いようです♪

 また、特に日常的に選択肢を減らして判断・決断をすぐできるようにし、先延ばしをしないようにすることがポイントですね♪

 本書ではその高い集中力を生み出すポイントとして以下の7つが挙げられています♪

(1)場所:仕事や勉強する場所はモノを片づけ、集中したい対象以外なにもない環境にし、スマホも電源を切る、勉強机のモノは水色が最適、鏡を置くと良い、天井が高いほどアイデアが湧く、インプット作業は静かな場所が良いなど

(2)姿勢:正しい座り姿勢にし、15分に1度は立ち上がり脳をクリアにするなど

(3)食事:低GI等で血糖値の変動を穏やかにすること、水はこまめに飲むなど

(4)感情:喜怒哀楽が集中力を増すなど

(5)習慣:判断や決断を減らす仕組みを作ること(着る服はあらかじめ1週間決めておく、モノは減らすなど)

(6)運動:20分の軽い運動後は3~4時間認知能力・集中力・考察力が高まるなど(5分の運動でも良い)

(7)瞑想:瞑想を習慣化すると集中力・注意力が増すなど


それから、疲れをリセットする方法として以下の3つが挙げられています♪

(1)睡眠:それぞれに人にあった睡眠時間を毎日必ずとること(普通は平均7時間以上で特に22時から2時まで寝る)、15分ほどの仮眠も重要など

(2)目:目を温め、目のストレッチ、目を暗闇で休ませると集中力が戻るなど

(3)不安を書き出すと集中力が高まるなど


そして最後に集中力を自動でつくり出す5つの時間術について説明があります♪

(1)超早起きをして、起きてから2時間のもっともクリエイティブな力を発揮する時間を有効活用など

(2)ポモドーロ・テクニック(25分の集中と5分の休憩を繰り返す

(3)ウルトラディアンリズム(90分集中し、20分で昼寝などのリズムを使う)

(4)アイビー・リー・メソッド(優先順位通りに1つの作業が終わるまで断固として次のことをやらない)

(5)スケジュールにあえて余白を作り帳尻を合わせたり怠けタイムにする


 ぜひ上記のことは守るようにし、有意義な人生を送れるようにしたいと思いましたね♪
「自分を操る超集中力」という本は、集中力のメカニズムが分かりやすく説明され、そして短時間に質の高い成果を出す集中力を高めるコツが分かりやすく説明され、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です♪

・集中力を発揮するとき、人は脳の前頭葉を使いますが、習慣化すると同じ作業を小脳が代わりに担ってくれるのです。すると、何が起きるのか。前頭葉の疲れる度合いが劇的に減り、集中力を発揮できる時間が延びていきます。また習慣化された行動については集中せずとも自動的に処理できるため、周囲からは疲れていても集中できる人のように見えるのです。

・大切なのは1つの行動にフォーカスし、1つずつ着実に習慣化していくこと。すると究極の集中が手に入ります。これは勉強でも仕事でも変わりません。1日10時間の詰め込み学習、企画書を仕上げるための徹夜は効率を落とすだけです。集中力のメカニズムを理解し、適切なアプローチをすれば、より短時間ではるかに質の高い成果を出すことができるようになります。

・前頭葉にある思考や感情をコントロールする力であるウィルパワーは、選択肢が多いと人間から奪い、結局決断できなくなるのです。アメリカでの研究によると現代人は1日のうちに平均70回ほど、物事の選択や決断をしています。毎日の生活のなかで「なにかをやる」「なにかをやらない」「なにかを望む」という選択と決断を繰り返す度に、ウィルパワーは減少します。朝は意欲十分だったのに、昼休みを過ぎ、日が沈む頃には疲れ果ててしまうのも当然なのです。ウィルパワーが一定以下になると、どうなるかというと、「先延ばし」をしてしまうのです。ところが、何か決定しなくてはいけない細かいことを、頭の中で「やりかけのまま」「先延ばし」にしておくと、無意識に気にした状態が続き真s。これを「決定疲れ」といい、決定を放置し、後回しにした場合にウィルパワーが消費される現象を指します。つまり人は行動ではなく「意思決定」で疲れるのです。疲れているときに物事を先延ばしにしたくなるのは、決断するパワーが残っていないか。だから先延ばしという行動を取るのです。もちろんそんな状態ですから、集中力は底を尽きています。不思議なもので、後回しにすればするほど、ウィルパワーは下がります。消耗していくのです。だから決断はすぐに下したほうがいい。即決できる仕組みをつくったほうがいい。

・細かい仕事は、1日の終わりなど、どこかの時間にまとめて片づける。コツは、まとめて最後にやること。これが重要です。用意するのは、大きめの付箋だけ。仕事や勉強中に、やなくてはいけない雑事を思いついたら、いったんメモして、すぐに頭の外に出しておくのです。それで最後に残さずまとめて一気に片づけます。付箋でなくてもメモ帳やスマートフォンのメモ帳機能や音声録音でもかまいません。1分程度でできてしまう仕事なら、すぐさまやってしまってもいいのですが、集中状態に入ったら、それ以外のことをやらないほうが集中力は持続します。そして、雑事は翌日に残さないようまとめて処理するという「バッチ処理」が大切です。

・「集中力は長く続かない」という性質を逆手に取り、集中できる時間を効率的に使っていく方法があります。それはあらかじめ時間を短く区切り、「もうちょっとやりたかった」「もう少しやれたかな」というところで仕事や勉強を打ち切ってしまう方法です。途中で手を止めてしまうことのメリットは3つあります。
 ・ウィルパワーを使いすぎる前に終わるので疲れが溜まりにくくなる
 ・15分なら15分、30分なら30分と短時間で区切ると時間管理がしやすくなる
 ・途中で終わった感覚が残るので「早くあの続きがしたい」と思える
特に3つ目のメリットが大きく、あえて休憩を取ることによって休んでいる間も「もうちょっとやりたい」というモチベーションを保つことができます。すると仕事や勉強を再開したとき、スムーズに集中できるようになるだけではなく、持続させることができるのです。これを「焦らし効果」と呼びます。仕事や勉強のスピードを速くしたいのならば、自分のやりたい気持ちを上手に焦らすこと。「もう少しやりたい」「もう1つ多くやりたい」という気持ちを焦らすことによって、パフォーマンスの向上に活かしてみてください。

・私の仕事部屋にあるデスクには、開きっぱなしのノートと本、ペン、イギリスのオックスフォードで買ってきたテーブルクロスしか置いてありません。それ以外のモノは、一切この部屋から出しているか、あるいは持たないようにしています。開きっぱなしのノートのページには、作業を中断した時点の原稿やメモが残り、その横に関連した本が置かれ、いつでも書き出せるようにペンがあります。そしてその下に敷いたテーブルクロスは、学ぶことの楽しさを再確認したオックスフォード訪問時に購入したもので机に向かう気持ちを高めてくれます。これが私なりの集中できる環境です。こうした環境づくりでポイントになるのが自分を行動しやすくすること。具体的には、選択肢やモノを減らし、集中力を奪う迷いや決断を減らすことです。私がノートを開きっぱなしで置いている理由は「ノートを開く」という決断だけでもウィルパワーは消費されてしまうからです。

・休憩から勉強や仕事に戻るときに「よし、やるか」というワンステッップを必要としない「ペンを握るだけで自動的に始められる」ような環境がつくれたら、その分集中力が持続します。ちなみに休憩の取り方で重要なのは意識を作業から切り離すこと。頭を使わない簡単なクイズを行う、短い動画を見る、その場から離れて散歩する、短い睡眠を挟む、目を閉じて瞑想をするなど、意識をそらしながらぼんやりとリラックスできるものがオススメです。

・集中力を促す「場所」にするために見直したいのは机周りや作業スペースでのスマホやケータイの扱い、そしてモノを片づけることです。スマホは可能であれば電源を切ってしまい、そこには持ち込まないこと。デスクの上にケータイやスマホがあるだけで集中力が落ちるという実験結果もでています。ちなみに集中の途切れるサイクルとは、90分集中して20分休むサイクルのことです。よほどの急ぎの案件を抱えていない限り、このサイクルでチェックしていれば大きな支障はないはず。スマホやケータイをはじめ、注意をそらすものを断捨離する。これが集中力を起動させる「場つくり」の基本となります。

・いいアイデアがほしいと思ったら、天井の高い部屋へ行くか、青空の下を散歩すればいいということです。実際、私も仕事場は天井の割と高い部屋を選んでいます。アイデアは天井の高さに比例するというわけですね。

・何かをインプットする作業には静かな場所のほうが適しているそうです。とくに内向的な人はノイズの影響を受けやすいので、密閉型のイヤホンを使い、音をシャットアウトするといいでしょう。この密閉型のイヤホンは私も重宝していて、インプット作業をするときは耳栓として使い、アウトプット作業のときは音楽を流すこともあります。さらに静けさを求めたい方は、ノイズキャンセリング機能の付いているイヤホンやヘッドフォンを使うといいでしょう。

・集中力が起動する「座り姿勢」のポイントは以下となります。1日に何回か正しい座り姿勢を思い出し、座りなおしてみる習慣をつくりましょう。一見、疲れそうな座り方ですが、最も合理的に前進に力が分散され、血流が阻害されず、集中力が持続する理想的な姿勢です。ちなみに私は姿勢が悪くなると振動でそれを教えてくれる「Lumo Lift」というウェアラブルデバイスを愛用しています。アメリカのアマゾンでは非常に人気の高いアイテムのようです。
(1)顔を前に出さず、あごを引き、頭を首の上に乗せるイメージでまっすぐにします。
(2)イスに深く座り、お尻を後ろに引き、骨盤の上に立てるイメージで背中と腰を垂直に伸ばします。
(3)太股をそろえ、左右の膝頭をくっつけて座ります。
(4)足の裏で床の感触を確かめられるよう、ペタンと床につけます。

・私自身は仕事も勉強も立ってやるのが一番いいと思っています。様々な研究から、人は15分以上座っていると、認知能力も集中力も低下して作業効率が落ちていくことがわかっているからです。その他、1日に6時間、イスに座る生活を続けていると、たとえ日常的に運動する習慣を持っていたとしても、1日3時間しか座らない生活の人に比べ、15年以内に死亡するリスクが40%も増えるのだとか。こういったリスク回避する方法は1つだけ。それはイスに座る時間を減らすことです。そこでオススメしたいのが、15分に1回のペースで一旦、イスから立ち上がることです。そのタイミングでイスから立ち上がることで、脳に新しい刺激が伝わり、集中力を持続させる効果が得られます。コピー機まで歩く、資料や飲み物を取りに行く、手洗いに行って冷たい水で手を洗うなど、イスから立ち上がる動作であれば、仕事中や勉強中にも自然と取り入れることができるはずです。

・立っているときは、座っているときに比べて認知能力や集中力、判断力も大きく上昇すことが研究で明らかになっています。スタンディングデスクの長所は、立ったまま作業ができること。座っている状態よりも自然に姿勢も良くなり、また第2の心臓と呼ばれるふくらはぎがよく動くので血流も改善します。私は読書の際も部屋の中や安全な場所を歩きながら、本の中の気になったところにマーカーを引き、さまざまな情報を得ています。

・体から2%の水分が失われると、一気に集中力が低下してしまうことがわかっています。特に夏場の集中力の低下の原因は暑さ以上に水分不足が影響しています。ですから夏場に「水はこまめに飲んだほうがいい」と言われるのは集中力の持続のためにも正しいことなのです。1~2時間にコップ1杯ほどの水分を補給するというのが目安となります。

・怒りの感情を抱えているときは、解決の糸口が見えなかった課題や企画に向き合うと、集中して取り組むことができます。怒りで我を失うなど、ネガティブなイメージもありますが、基本的に怒りは感情の伝達手段であり、防衛感情でもあります。というのも野生の動物が敵に襲われたとき、生き延びるために取る行動は「戦うか逃げるか」の2つだけ。どちらの行動も体がリラックスした状態ではできません。筋肉を緊張させ、逃げるか襲いかかるかを体に選択させる。その指令を出すのが、怒りの感情です。つまり怒りは生存本能と最も密接に結びついた感情なのです。ですから怒りの感情には、人を突き動かす強い力が秘められています。

・「悔しいからがんばる」「見返してやるために努力する」といった怒りのエネルギーは、目標達成や問題解決の原動力になります。それが結果的に集中力を高め、難しいと感じ着手しかねていた難しい課題や企画など、高いハードルをクリアする助けとなるのです。

・気分が乗っているとき、喜びを感じているときにやってはいけないことがあります。それは人の話を聞くこと。とくにセールスは危険です。「○○がある生活をイメージしてください」といったセールストークを受けて、活発になっている創造力が刺激され、素早い意思決定を下してしまう・・・つまり、勢いよくYESと言ってしまうからです。喜びを感じているときは、悲しみを感じているときとは反対に冷静な判断ができず、前へ前へと進んでしまいがち。これは別の何かがうまくいっているときは、「全部うまくいく」と感じてしまうからです。事業を成功させ、判断力に優れているはずの経営者などが、普通は引っかからないのではないか?と思うようは投資詐欺などに引っかかってしまうのは、喜びの感情にあることをうまく利用されたケースがほとんど。いいことばかりが起こりそうな気分のときほど、物事の判断に関しては集中力が落ちていると覚えておきましょう。

・選択する数が多く、「迷い」が多ければ多いほど、ウィルパワーは消耗します。物事を選択するときに使うエネルギーと集中するときに使うエネルギーは同じウィルパワーです。ですから、日々の生活の中で、選ぶ場面が少なければ少ないほど集中力が上がります。ウィルパワーに関するこの法則を知っていれば、生活は自然とシンプルなものに変わっていきます。要するに持ち物と選択する機会を減らせば、集中力は自動的に上がるということです。たとえばスティーブ・ジョブズは公の場に出るとき、いつも同じ服装でした。ISSEY MIYAKEの黒のタートルネックに色落ちしたリーバイスの501、足元はグレーのニューバランスのスニーカー。「毎日の服を選ぶ」という選択(行動)にストレスを感じる人は多いでしょう。ジョブズはその面倒な判断を「仕組み」で排除していたというわけです。ちなみにFacebookの創業者であるマーク・バッカーバーグもいつもグレーのシャツを着ています。若いときから瞑想を生活の習慣に取り入れていたジョブズは、経験則としてウィルパワーの原則を理解していたのでしょう。「もし今日が自分の人生最後の日だとしたら、今日やる予定を私は本当にやりたいだろうか?」(スティーブ・ジョブズ)こんな名言を残している彼ほど、自分が何を目的とし、日々を生きていくかに自覚的だった人はいません。ウィルパワーは創造性を発揮するための集中に使う。そのためには、日々の暮らしからムダな選択をする機会を減らしていくこと。毎日、着る服を決めておく習慣もその対策の一つです。黒のタートルネックとジーパンとスニーカー。ワードロブを絞り込むことで、本来は選択しなければいけない場面を仕組み化し、ウィルパワーの浪費を抑えていたのでしょう。

・このジョブズの習慣は、すぐに真似ることができます。クローゼットに7本のハンガーを用意し、月曜日から日曜日までの着る服を上から下まで全部用意してしまう。着替えの際にハンガーを取り出せば、すべての選択が一度に終了するという仕組みです。ビジネスパーソンであれば、シャツ、パンツ、ジャケット、ネクタイ。どの組み合わせでも合う「色味」でアイテムを絞り込めば、理想形であるジョブズのようなシンプルで個性的なワードローブをつくることができます。私も、色を絞り込むことで選択の幅を狭くしています。「青」を中心に、それに合う服、小物、バッグなどを揃えることでどれを組み合わせても合う状態になっているので、選択に頭を悩ませる必要がありません。目的に向けて集中できる人は、この「仕組み化」に力を入れ、ウィルパワーを節約し、人生で大切なことに集中しているのです。

・日常に潜むトラップを回避するには、事前にその芽を摘んでおくこと。つまり、部屋から不必要なモノを減らしておくこと。そしてやらなければならないことに関する道具を常に用意しておくことが基本となります。私の場合、仕事と勉強に関係のないモノは一切置かず、机の上にノートを開いたままにしておくことで、すんなりと仕事に取り組める環境をつくっています。「片づけをしたい」という誘惑が起きるのを未然に防いでしまうわけです。

・オススメしたいのが、「とりあえずボックス」です。100円ショップで売っているような大きめの箱を用意して、やらなければならないことに関係のないモノを問答無用で放り込んでいきます。読みかけの本、マンガ、スマホなど、机の上や机の周辺にあるモノをザザッとしまってしまう。この大きなアクションが「これからやるぞ!」という集中力のスイッチとなってくれます。またできればこの箱は棚に入れる、フタをするなどして中身が目に入らないようにすると、より効果的です。私も机の側にこの箱を常備して、もし集中力の妨げになるようなモノが散らばっていたら、バーッと入れて、目のつかない倉庫スペースの一角にしまっています。それだけで集中した状態に入る速度はかなり上がります。

・私が最近ハマっているのは「レンタル」です。「PCもスマホも、レンタルで済ませる」と決めていて、ケースや新型製品を購入する際の比較検討など、モノ選びにかかる余計な時間を減らすことができます。故障したときの保証なども付いているので重宝しています。

・私は本以外の書類や資料などはすべてスキャンして捨てています。最近のスキャナーには、文字を読み取るOCR機能と、それをさらに検索する機能がついているので、むしろ紙でないほうが便利です。アプリ「エバーノート」ならば、書類の中にある単語をすべて「検索」して出してくれるのでとても助かっています。

・ジョージア大学で行われた運動と脳の研究によると、20分の軽い運動をした後の3~4時間は認知能力、集中力や考察力が高まることがわかっています。運動によって脳の血流が改善され、意欲、学習などに関わるドーパミンを放出。集中力を持続させるだけでなく、ウィルパワーの回復にも運動は役立ちます。ストレッチ、体操などの軽い運動、歩きながらや立ちながらの作業によっても集中力が高まるのです。加えて、運動する習慣には脳そのものを強化し、疲れにくくする働きもあります。

・古来より、人間は運動しているときこそ頭を働かせてきました。これは私たちの遺伝子に狩猟採集時代の行動がしっかりと組み込まれているからです。もともと人間は自分より大きな獲物相手でも、知略を働かせ、仲間とともに効率よく狩りをしていました。狩りをするために、生き残るために頭を働かせていたわけです。この元々備わっている本能をまったく使わないでいることは、脳と体のバランスを崩す原因となります。この現代に、狩猟の代わりとなるのが、運動で体を動かすこと。運動が脳の働きを促し、集中力の持続を助けてくれるのです。また、勉強や仕事をしながら同時に体を動かすことも集中を高める意味で効果的です。狩猟採集時代の人間にとってじっと同じ位置に留まっているのは「休息している状態」ですから、動かずに机に張り付いていれば眠くなってくるのも当然です。つまり集中力を高め、持続させたいのなら適度な運動を習慣化させることが重要になります。

・とはいえ、都市部のオフィスで働く人にとっては業務時間内に社内でストレッチ、体操などの軽い運動をするのはなかなかハードルの高いことかもしれません。そこで20分の運動と同等の効能が期待できるエクササイズを紹介します。それは緑の中を5分ほど散歩する軽い森林浴「グリーンエクササイズ」です。イギリスのエセックス大学の研究チームが行った調査によると、公園など戸外の緑の中で5分間、体を動かすだけで心身ともに大きなリフレッシュ効果を得られることがわかっています。さらにこの研究によると、散歩の時間を長くしても効果のほどはさほど変わらないとのこと。むしろ運動を始めてから最初の5分で得られる刺激によって脳が感じていた疲れが取れていくこともわかっています。つまり、汗をかいて疲れるまでやる必要はなく、軽いエクササイズのほうが激しい運動よりも効果が高く即行性があるのです。

・グリーンエクササイズは、公園や街路樹のある歩道、緑化されたビルの屋上広場など、オフィスの周りにある小さな自然の側を散歩するだけ。加えて「水」の側ならばさらに効果が高まることがわかっているので、もし、オフィスの近くに噴水や川などがあればルートに盛り込んでいきましょう。さらにできれば陽の光を午前中に浴びるようにすると、セロトニンの分泌を活性化できます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、集中力を深めてくれるだけでなく、思考を前向きにし、ストレスを軽減してくれます。だからこのグリーンエクササイズは「最近イライラしてるな」と感じる人にもオススメ。食事の話を絡めれば、朝食にバナナや卵、鶏肉、ひじきなど、セロトニンを生成する食材を摂っておくとより効果的です。

・HIITは、強度の高い運動をし、すぐに少し休み、また強度の高い運動で負荷をかけ、また休む、を繰り返していく手法です。このHIITは短時間で高い運動効果が得られ、プロのアスリートも取り入れているもの。たった7分間のHIITで、1時間ほどの運動と同じ効果が得られると考えられています。

・集中力のエンジンを動かす運動としては、会社のビルの階段を10分から20分昇り降りするトレーニングもオススメです。1階分を上がるのに20秒として15階分の昇降。

・通勤、通学時に1~2駅分を早歩きすることで集中力のスイッチが入ります。朝、仕事の前に1つ手前の駅で降りて会社まで歩く。30分以下の簡単な運動を陽の光を浴びながら行うことでセロトニンが脳内で分泌されます。逆に夜、自宅の1つ手前の駅から歩くのも脳のリフレッシュになります。

・瞑想には特別な道具も舞台も必要ありません。私が行っている瞑想はとてもシンプルで、たった2つのステップで成り立っていまs。
(1)体を動かさず、じっと座る。
 背筋を伸ばした状態で、イスないし、床に座ります。静かに目を閉じ、両手は膝の上に。
(2)ゆっくりと呼吸する。
 鼻からゆっくりと息を吸い込み、口からゆっくり吐き出します。7秒かけて吸い、7秒かけて吐くというペースが一つの目安。辛い場合は秒数を減らしても構いません。背筋を伸ばした状態で座り、ゆっくりと呼吸する。あとはこの状態を3分から5分続けるだけです。とはいえそう簡単には「瞑想で無になる」と言われる境地にはたどり着けません。最初のうちはただただ呼吸に意識を集中させましょう。

・集中力を高めるのなら、口呼吸よりも「鼻呼吸」です。歯科医師である佐野真弘氏・佐野サヤカ氏と、加藤俊徳氏(「脳の学校」代表)らが行った研究で、「口呼吸は鼻呼吸よりも、前頭葉によ酸素消費を生じる」ことが報告されています。これは口呼吸では前頭葉の活動が休まらず、慢性的な疲労状態に陥りやすくなる可能性を示すものです。また同研究では、前頭葉の慢性的な疲労状態により、注意力が低下し、学習能力や仕事の効率の低下を引き起こすことが考えられると示唆しています。日ごろ、どうも疲れやすいと感じる人は、呼吸を見直せば改善されるかもしれません。

・大切なのは、いかに質の高い睡眠を取るか。適切な睡眠時間を確保することは、集中力を回復するうえでも、仕事や勉強で成果を出すためにも欠かせません。なぜなら、人間の脳は寝ているときに回復し、学んだことを記憶に定着させているからです。

・では眠っている間、脳はエネルギーを消費しながら何をしているのでしょうか。大きく分けると2つの仕事を同時進行させています。1つは疲労の回復や損傷してしまった神経細胞の補強です。もう一つの仕事は記憶の定着です。起きて活動している間、脳には五感を通じてありとあらゆる情報が集まってきます。その中で、記憶に残すべき重要な情報と不必要な情報取捨選択。外部からの新たな情報の流入が著しく下がる睡眠中に、記憶を定着させていくのです。これがどんなに忙しくても睡眠時間を確保しなければいけない理由です。実際、東大に合格した受験生は、平均7時間前後の睡眠時間を取っていました。眠る時間を削ってまで勉強しているイメージもありますが、「規則正しい生活を送り、徹夜はしない」という勉強スタイルをつくっている人がほとんどです。よく「授業を1回受ければ覚えられる」「1日2~3時間の予習時間で十分だ」と話す優秀な学生がいます。また部活動に熱心に取り組みながら、現役で難関校に合格するいわゆる文武両道の学生たちもいます。彼らに共通するのもしっかりと睡眠時間を確保していること。

・寝る直前に覚えたことは、余計な情報が入りづらいので、記憶に残りやすいことがわかっています。寝る前にスマホを操作していると、余計な情報が脳に入ってくるので、寝室に入ったらすぐ眠るよう心がけましょう。

・睡眠の質は22時から夜中2時の間に深い眠りに落ちているかどうかで決まります。この時間帯は成長ホルモンが盛んに分泌されるゴールデンタイム。成長ホルモンと聞くと、成長期待有のものと思われるかもしれませんが、傷ついた細胞を修復し、疲労を回復させる効果があり、大人にとっても欠かせないホルモンです。たとえば紫外線によるシミやシワなど、肌の細胞へのダメージを修復しているのもこの成長ホルモン。早寝早起きが美容に良いとされるのは、成長ホルモンが分泌されるゴールデンタイムをうまく活かしているからです。もちろんこのゴールデンタイムは脳の疲労回復、神経細胞の修復にも効果があり、集中力の源となるウィルパワーを回復させてくれます。

・体内に「セロトニン」を溜めることが大切。セロトニンはストレスをコントロールし、不安を取り除いてくれるなど、集中力にも深く関与する神経伝達物質です。そんなセロトニンをつくるには、起きてから午前10時までに日光を20~30分ほど浴びることや散歩などの軽い運動をすること、そして肉や魚、豆乳や納豆といった大豆食品、乳製品などに含まれるトリプトファンを摂取することが良いとされています。特に有効なのは、朝食に魚を食べること。イワシやサバなどの青魚に含まれるDHAやEPAといった良質な脂は体内時計をリセットする効果があると言われています。朝起きて20~30分ほど散歩をし、焼き魚に味噌汁といった朝食を摂ると、体内時計はもちろん生活リズムも整っていくはず。

・できれば眠る2時間真前からスマホやテレビ、パソコンの画面を見ないようにしましょう。また寝る1時間前に入浴するのも、入眠を促すのには効果的です。ですk、寝る2~3時間前に食事をし、風呂に入ってから1時間休む。その間にブルーライトは浴びないようにする。これで睡眠の質が上がります。

・日中にウィルパワーを回復させたいなら、パワーナップと呼ばれる仮眠がオススメです。パワーナップはベッドや布団などに横になる昼寝と違い、目を閉じ、じっとして休息することで疲れと眠気を取り去る脳の回復法。15~20分のパワーナップは、夜の3時間の睡眠に匹敵し、回復した集中力や注意力は150分持続します。その最大のメリットは、オフィスのデスクなどでも行うことができ、短時間で効率よくウィルパワーを回復させる点です。その秘密は、人の眠りのベースとなっている「ウルトラディアンリズム」にあります。私たちの睡眠は90分の深い眠りと20分の浅い眠りを繰り返すリズムで成り立っています。パワーナップは20分の浅い眠りを取ったと脳に錯覚させることで、ウィルパワーを劇的に回復させるのです。これがスリープ(睡眠)である仮眠とパワーナップの違いです。

・パワーナップを行う際は部屋の明かりを消した状態で横になり、目を閉じ、ゆっくり呼吸する状態が最適とされています。しかしイスに座った状態で目を閉じ、腕を枕に呼吸のペースを落とすことでも同様の効果が得られることもわかっています。

・「目を温める」ことによって目の周りの筋肉の血流が改善されます。血の巡りが良くなると、筋肉を動かすためのエネルギーが円滑に運び込まれ、同時に疲労物質が排除されます。その結果、目の疲れが軽減されるわけです。電子レンジで温めた蒸したおる、ドラッグストアなどで購入できるホットアイマスクなどを使い、5分ほど目元を温めると、眼精疲労の他、ドライアイなどの辛さも軽減されます。

・「目のストレッチ」には、いくつかの方法があります。まずはウォーミングアップ代わりにまぶたをギュッと固く閉じ、その後パッと大きく開きます。これを数回繰り返した後、次に眼球をゆっくりと上下左右に動かしましょう。これを3セットほど行ったら、仕上げに眼球を右回りに1回転、左回りに1回転、ゆっくりと円を描くように回します。目の周りの筋肉がほぐれて疲れが取れるだけでなく、まばたきをすることで乾燥していた眼球に潤いを取り戻す効果もあります。またパソコンやスマホをよく使い、手元に焦点を合わせる時間の長い方は遠くのものを見るというストレッチの方法もオススメです。3mくらい先の遠くの目標をみてから、目から30cmほどの近くを見る、この動作を交互に20回繰り返します。水晶体の厚さを調節してピントを合わせるための筋肉、毛様体筋の疲れが軽減されます。

・「目を休ませる」のに最も効果的な方法は、真っ暗闇の中で視覚情報をシャットアウトすることです。5分ほどの短い時間でも視覚情報をシャットアウトすると、目薬やマッサージを上回る疲労回復効果があるとされています。目を閉じ、分厚いアイマスクを付けて、5分から10分のパワーナップという方法も効果的ですし、ヨガでは道具を使わない「パーミング」が行われています。パーミングは両手をこすり合わせて、手のひらを温かくし、まぶたに手が当たらないようくぼみを作って、両目を覆います。光が入らないよう指の間をしっかり閉じたら、まぶたを開け、手のひらの中の暗闇を1分間見つめるという方法です。脳科学の研究でも短時間、視覚情報を断ち切るだけで、睡眠にも似た記憶の整理・定着効果が期待できると報告されています。空き時間にアイマスクやパーミングを使い、暗闇を見つめてみましょう。

・バイロック教授らは、本番で実力が発揮できないプレッシャーに弱いタイプの人は、本番前に不安を書き出すことでパフォーマンスが大きく向上すると指摘しています。つまり、自分の不安な気持ちを書き出すことには頭のなかをスッキリさせ、集中力を高める働きがあるのです。

・人は最初の5分間にうまく集中することができると、その後も集中力が続くとされています。つまり休憩後の最初の一歩が肝心。大切な成果に向けて、明暗を分けることとなる集中状態。そこへの導入をスムーズにするテクニックが、「簡単な作業、解ける問題から取り組むこと」です。

・脳k学の研究によると、脳は朝起きてから2時間の間に最もクリエイティブな力を発揮することがわかっています。彼らはそのその2時間をフルに活用するため、家族にも社員にも邪魔をされない早朝に起き、睡眠によって回復した十分なウィルパワーをクリエイティブな発想に費やしています。つまり集中力の仕組みを知ったうえで、脳が最もフレッシュな朝を自分の時間として使っているわけです。

・集中力が最も高くなる朝の2時間。その中でも特に重要な30分があります。それは十分な睡眠を取り、朝食を摂った後の30分です。このゴールデンタイムは、1日の中で最も集中して物事に臨みやすく、なおかつ、自分をコントロールする力も高まっている時間帯になります。もしあなたが何か新しいことを始めたい、人生を変えるための勉強をしたいと思っているなら、この30分を有効に活用すべきです。

・朝食後30分をピークとした集中力の高い状態は、そこから約4時間持続することが明らかになっています。6時に起床した人なら、だいたい11時くらいまで知的作業に向いた時間帯ということです。その後、午後にかけては徐々にウィルパワーを失い、クリエイティビティや集中力を発揮するのが難しくなっていきます。ウィルパワーの量に合わせた理想的な一日のスケジュールは、大まかに「大きな決断」→「クリエイティブ作業」→「単純作業」の順となります。

・経済的、社会的に成功している人たちと一般の人の睡眠時間を比べたアメリカの研究によると、成功している人たちは長時間眠っていることがわかっています。その平均睡眠時間は約8時間。一方、一般の人の平均睡眠時間は約6時間。睡眠時間に2時間もの差があったのです。実際、毎朝4時半に起きると紹介したAppleのCEOティム・クックは毎日確実に7時間の睡眠時間を確保していることを公言しています。同じく4時半に起床しているスターバックスの創業者ハワード・シュルツは8時間睡眠の提唱者です。なぜ社会的に成功している人のほうが長く眠っているかというと、取り組む作業に高い集中力が必要な人ほど、ウィルパワーが十分に回復するに足る睡眠時間が必要になるからです。

・早起きの実践者たちは全員、日々、難易度の高い意思決定を迫られる立場の人たち。そんな彼らに早起きの他、共通している行動がもう一つあります。それは起きた後、ランニングやウォーキング、ストレッチ、スイミングなど、何らかの方法で体を動かし、軽く汗を流していることです。彼らは早く起きることで確保した朝の2時間の中に15分程度の運動を盛り込み、脳を活性化。さらに集中力を高めているのです。

・私はこうした実践者たちの実例や脳科学などの研究書を読み込み、またメンタリストとしての知識を合わせて、誰もが集中力をつくり出すことができる「朝、行うべき7つの行動」をまとめました。
(1)早起きして、朝食を摂る。
(2)グリーンエクササイズなどで、朝日を浴びながら軽く汗を流す。
(3)モチベーションの上がる話題や言葉、詩に触れる。
(4)毎日1つ、ノートやパソコンなどに日常の幸せへの感謝を書き留める。
(5)毎日、「今日が人生最後の日ならどうする」と自分に問う。
(6)その日の計画を10分以内に立てる
(7)短時間の瞑想をする

・集中力を存分に活用した1日の使い方は次の3ステップです。
(1)朝はインプットの時間
(2)昼はアウトプットの時間
(3)夜は復習し、定着させる時間

・「ポモドーロ・テクニック」とは25分の集中と5分の休憩を繰り返すというもの。その方法論はシンプルで、取り組むべきタスクを短い時間単位に分割し、5分間の休憩を挟みながら処理していくだけ。時間をかけずに集中状態に入るための訓練にもなり、続けていけば注意力や集中力も強化されます。ストップウォッチやキッチンタイマー、スマートフォンのアラーム機能などを使い、集中する時間を区切り、「もう少しやりたかった」というところで休憩に入ることで集中力を高めるねらいです。

・これは心理学では「締め切り効果」や「デッドライン効果」と呼ばれているもので、時間を短く区切れば区切るほど仕事が管理しやすくなり、集中力が増していくのです。アドラー心理学では、「今この瞬間を生きる」ことが提唱されていますが、過去や未来に惑わされず、目の前の作業に集中すると、人は本来持っている力を最大限に発揮することができます。たとえばジムのトレーニングでも「この1回だけ」ならば普段上がらない重さをクリアできます。そしてこの25分間では「1つのこと」に集中してください。「この25分で、これだけやればいい」と思うと、それ以外考えなくて済むようになる。つまり迷わなくなるのです。「集中する」ということは「やることに注目する」ということ。この「他のことをしない」「代わりのことをやらない」というルールを守るだけで、集中力が必ず高まります。

・ポモドーロ・テクニックで集中力を使いながら、25分で終わらない作業に取り組む時には守っていただきたいルールが一つあります。それは休憩の前後でやることを変えてはいけないということです。なぜなら脳は上の空になっているとき、無意識ながらもさっきまでやっていたことを考えてくれているからです。すると5分間の休憩後に再開したときに、アイデアがたくさん出てきたり、作業が早くなったりするのです。「寝かすといいアイデアが出る」とは、まさにこのこと。ですから発想力や集中力が必要な仕事は途中で休憩を挟む。もっというと、仕事や勉強を1個ずつこなしていくのではなく、途中でもいいから「手を止めること」。これが正解になります。私の場合はこの5分の間に瞑想をしています。散歩でもよいでしょう。

・睡眠に関する項目ですでに紹介したウルトラディアンリズムは、体内時計に組み込まれた「90分、20分」のリズムのことです。睡眠の場合、私たちは眠った後に90分の深い眠りと20分の浅い眠りを繰り返し目覚めを迎えます。この時間生物学の法則が集中力にも当てはまると指摘したのは、精神生理学者のペンツ・ラヴィー博士です。彼は、このウルトラディアンリズムで作業と休息を繰り返すことが、自然と集中を高め、集中力を持続させることをさまざまな角度の研究で明らかにしています。その1つが世界トップレベルのバイオリニストの練習時間に関する研究です。一般的にトップレベルのバイオリニストになるには、寝る間も惜しむ厳しい反復練習が必要だと思われてきました。ところが、世界レベルのバイオリニストを対象とした博士の研究によると、ウルトラディアンリズムに逆らわずにトレーニングしている人ほど高い成果を上げていることがわかってきたのです。つまりトップレベルのバイオリニストは、90分単位で練習を行い、長くても合計4時間半以内で練習を終えていました。加えて、他のバイオリニストよりも睡眠時間が長いこともわかっています。なかでも特徴的だったのは、午後に20分程度の昼寝を習慣にしている点です。

・実際に複数のタスクを並行してみるとすぐにわかりますが、AからB、BからC、CからAといったリズムで仕事をしていると、タスク間を行ったり来たりする間に切り替え時間が生じます。その切り替え時間には小さな決断と選択が連続し、それらが積み重なるごとに、多くのウィルパワーが失われていきます。ウルトラディアンリズムを有効に活用するためにも、90分で取り組むタスクは1つに絞り、それ以外は「捨てる勇気」を持ちましょう。Aに取り組んでいるときは、BとCは断ってしまうのです。

・アイビー・リーはその場でシュワブに対して効率化のために考案した自身のメソッドを伝えました。その所用時間はわずか20分。ポイントは次の6つだけです。
(1)紙に「明日やるべきこと」を6つメモする
(2)その6項目を重要だと思われる順に1、2、3、4、5、6と番号を振る
(3)翌日、このメモの順番に従って仕事を進める
(4)もし全部できなかったら、悔やむことなく忘れる
(5)その後、明日のための6つの項目を新しくメモする
(6)1~5を丁寧に繰り返す
項目出しそのものに悩む必要はありません。思いつくまま書き出しましょう。次に6つ並べたらそれぞれに優先順位を付けていきます。そして完成したメモに従って仕事をします。番号順に作業を始めますが絶対に守るべきポイントが1つあります。それは1番が終わるまで1番のことしかしないこと。2番は見ない。心の外に追い出します。そして作業にかけられる時間の中で3番までしかできなかったら、その日はもう4番、5番、6番のことはきれいさっぱり忘れます。

・頑張ったから少し怠けてもいいはず。人が人である以上、この感覚が働くことは抑えられません。そこで、あえて自分から怠ける時間をつくっていくわけです。私の場合、1日のうち1時間か2時間、あえて時間を捨てています。その間はお笑いの番組を見たり、映画を見たり、ごろごろしながら過ごします。大切なのは自分のコントロールできる範囲での怠けタイムにすることです。そうすることで「今日はすごくがんばった」「認めてもらえた」「満足した」という日があってもその反動で丸々一日怠けてしまうことはなくなります。「今日もしっかり怠けた」という実感が得られ、「あた明日も頑張ろう」と気持ちを切り替えることができます。つまりあえてサボる時間をつくり、リラックスする習慣を持つことで、結果的に翌日以降の集中力を高めることができるわけです。

良かった本まとめ(2017年下半期)

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「根室花まる(東京駅近くKITTE丸の内店)」のお寿司はとてもオススメ♪

2018年01月24日 01時00分00秒 | 外食
カンブリア宮殿というテレビ番組でも紹介された「根室花まる」という回転寿司屋へ行ってきました♪

場所は東京駅の丸の内南側KITTEビルの5階にあります♪
KITTEビルの1階には巨大なクリスマスツリーがあり壮大で美しいですね♪
これには驚きます♪


↑KITTEビル1階の巨大なクリスマスツリー

5階に上がり、「根室花まる」に到着すると、15時過ぎと時間をずらしたにも関わらず、長蛇の列にはもっと驚きました^_^;)
しばらく待ってようやく店内へ案内されます♪


↑店構え


↑店内

店内はかなり綺麗で明るく素晴らしいです♪
待っている間にもメニューを見て、何を食べるか決めます♪
このお店は、地元の根室産など地方の魚介を多く用意しているのは素晴らしいですね♪


↑メニュー


↑メニュー

席に座り、まず汁物を頼みます♪
シマアジのアラ汁で190円とリーズナブルです♪
それが運ばれてその巨大さには驚きました!
おぉぉかなり良心的な大きさでこれは二人でシェアしても良いかもしれませんね♪
出汁もさすがよく効いて美味しい♪


↑シマアジのアラ汁

そして根室産などのメニューから選び、テーブルに置いてある紙に5種類記入してお店の方に渡します♪
各寿司の数量と、わさびのあり・なしを記入します♪
いちいち口で注文しなくていいので楽だし、握り立てを確実に頂けるので嬉しいですね♪

注文すると、握り立ての「本マグロネギトロ」が目の前に置かれ、それがあまりにも美しく、山盛りに盛られていたので思わず手にしました♪
鮮度がよく美しい♪
もちろん味も脂たっぷりで美味しい♪


↑本マグロネギトロ500円?

そして続々と寿司が置かれていきます♪
テーブルが狭くてあぁぁ大変・・・^_^;)


↑甘エビ130円

真いわしも特に鮮度が良く、脂が乗り、そしてネタが大きい♪
これは素晴らしいです♪
しかも、このお店は2貫ずつなので結構ボリュームがありますね♪


↑北海道厚岸産の真いわし250円

そしてどれもネタが大きく脂が乗っていて素晴らしい!


↑北海道厚岸産のトロにしん?320円


↑根室産のぼうずぎんぽう?500円


↑寒のトロさば500円

これは、人気の理由が分かります!
普通の寿司屋以上にネタが新鮮で脂がかなり乗り、そして大きい~♪
とても美味しいです!


↑一本アナゴ500円

最後に一本アナゴもとても長くこれは凄いですね♪
柔らかくホカホカで美味しいです♪

いやぁ、テレビでも紹介され大行列ができるほどの人気店ということが理解でき、どれもネタが新鮮で脂が乗って素晴らしく、「根室花まる」はとてもオススメです♪


美味しかったものまとめ(2017年下半期)

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彫刻の森美術館(神奈川県 箱根)はとてもオススメ!

2018年01月22日 01時00分00秒 | イベント・外出
「フランス人がときめいた日本の美術館」という本にも掲載されていて一度行きたいと思っていた神奈川県の箱根にある「彫刻の森美術館」へ行ってきました!

場所は箱根登山鉄道にまさに「彫刻の森」という駅があり、そのすぐそばです!

なお小田急の割引周遊券「箱根フリーパス」を購入していたので、入館料は200円引きの大人1400円となったのは嬉しかったですね♪
入口で料金を支払い入園します♪
入口左側には恐らく実質無料のコインロッカーがあります♪


↑彫刻の森美術館入口

エスカレーターを降りて園内に進みます♪


↑エスカレーターを降りて進む

 彫刻の森美術館は1969年に国内初の野外美術館として開館した美とのことで、近・現代を代表する彫刻家の名作120点が緑豊かな庭園に常時展示されています♪

 かなり昔からあるんですね♪

 そのほか、入口近くに企画展示の本館ギャラリー(鈴木康広 始まりの庭)やマルチホールがあり、奥には1階のカフェを併設して2階に緑陰ギャラリーや1984年に開設したピカソ館、そしてキッズ用に


↑彫刻の森美術館の説明


↑彫刻の森美術館のマップ


到着して驚いたのですが、彫刻の森美術館は、かなり敷地は広大で、そして箱根の山が周りに見えて、彫刻と共にとても素晴らしい景色です♪


↑彫刻と共に箱根の山などの景色


↑彫刻と共に箱根の山などの景色


↑彫刻と共に箱根の山などの景色

そして「泉の中に横たえる<嘆きの天使>」は涙が途絶えないとはなるほど♪
髪の毛が緑色の葉っぱというのが面白いですね♪


↑嘆きの天使

そして入口近くのマルチホールや本館ギャラリーでは企画展として鈴木康広さんの「始まりの庭」というのが開催されていましたね♪
その世界観はなかなか面白かったです♪


↑始まりの庭のパンフレット


↑始まりの庭のパンフレット


↑始まりの庭のチラシ


↑始まりの庭のチラシ


↑始まりの庭のチラシ

そして広大な敷地を右の方から歩いて行くと色々と面白いものがありました♪


↑面白いもの


↑面白い彫刻


↑面白い彫刻


↑面白い彫刻

そして「幸せをよぶシンフォニー彫刻」というのがあり、らせん階段を登って行くと展望台になっていて景色が良かったです♪
中のステンドグラスも美しかったですね♪


↑幸せをよぶシンフォニー彫刻


↑らせん階段


↑展望台からの景色


↑展望台からの景色

そしてその「幸せをよぶシンフォニー彫刻」の前に、何と足湯がありました!
しかも無料!
但しハンドタオルは100円です♪
さっそく混む前に入ってみましたが、気持ちいい~♪
歩き疲れた足が癒されます♪
これはとてもオススメですね!
源泉口は約65℃とのことでした♪


↑足湯


↑足湯の案内

それから近くに1Fがカフェで2Fが緑陰ギャラリーというかなり新しく綺麗な建物もありました♪

とにかく室内は綺麗でカフェも美味しそうでしたね♪


↑カフェ


↑カフェのメニュー

そして2Fが緑陰ギャラリーということで「20世紀の彫刻コレクション」でした♪
写真撮影可能というのが嬉しかったです♪


↑20世紀の彫刻コレクション


↑20世紀の彫刻コレクション

ネコ好きなので、ネコシリーズは良かったですね♪


↑20世紀の彫刻コレクション

また若い女性の彫刻がかなりスタイルがいい♪


↑若い女性の彫刻

そして、その奥には何とピカソ館がありました!
ピカソの絵や彫刻、皿、花瓶など121点もあり素晴らしい♪
アジア最大のピカソ美術館とのことです♪
そのピカソの絵をたくさん観ていると、キュービズムも何とか分かってきたような気がします^_^;)


↑ピカソ館


↑ピカソ館の作品リスト


↑ピカソ館の作品リスト

それから、彫刻の森美術館は、子供が遊べる施設が充実しているのも素晴らしいと思います♪

入ってすぐのマンズールームでは「じぐザグ△ワーるド」というのがあり特に小さい子供は面白そうでしたし、ネットの森やしゃぼん玉のお城も小学生までですがとても楽しそうでしたね♪
ネットの森はかなり巨大ですね♪


↑じぐザグ△ワーるド


↑ネットの森


↑しゃぼん玉のお城

それから「彫刻の森ダイニング」は店内は綺麗で、そこからの眺めも素晴らしそうでしたね♪


↑彫刻の森ダイニング

そして、夜間は「箱根ナイトミュージアム」とのことで提灯を持って16:30~18:00の間ですがライトアップを楽しめるようでしたね♪


↑箱根ナイトミュージアム

 彫刻の森美術館は、広大な敷地で120体余りの彫刻や景色を楽しめ、ピカソの絵や彫刻等もたくさん楽しめ、子供はキッズエリアで遊べ、綺麗なお店で食事も楽しめ、そして無料足湯で足も癒せてとてもオススメですね!

お勧めなお話(2017年下半期)

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「ピクサー流創造するちから(エド・キャットムル)」という本はとてもオススメ!

2018年01月19日 01時00分00秒 | 
「ピクサー流創造するちから」の購入はコチラ

 「ピクサー流創造するちから」という本は、アメリカの会社ピクサーを共同設立し、世界初のコンピュータ・アニメーション映画であるトイ・ストーリー等をつくるという夢を叶え、その後、経営者として才能あふれるクリエイターたちにチームとして実力を最大限に発揮させ、このクリエイティブ組織を維持するために全精力を傾けてきたエド・キャットムル氏が2年間かけてその経営哲学をまとめたものです♪

 ちなみにフォーブス誌では「これまで書かれた中で最高のビジネス書かもしれない」と評され、ニューヨークタイムズ紙のベストセラー・リストに掲載されているようです♪

 本書はかなり具体的な描写があり分かりやすく、そして改めて会社経営では現場が大切だし、コミュニケーションや、常に創意工夫で創造する力が大切と痛感しまたね♪

 また最後の方では、一緒に26年間仕事をしたアップルのスティーブ・ジョブズが、変化を遂げながらもイノベーションに対するこだわりはますます堅固となりつつも、己を知った思いやりのあるリーダーになっていったことについても記述があり、とても興味深かったですね♪
一般的にスティーブ・ジョブズについて語られていることが誤っていて、その真実について書かれているのは良いと思います。

それから、著者がその経験から大事にしている指針は以下とのことで、これはかなり参考になるかと思います♪

「ピクサー流創造するちから」という本は、会社経営について考えさせられ、とてもオススメです!

・良いアイデアを凡庸なチームに与えればそのアイデアを台無しにし、凡庸なアイデアを優秀なチームに与えれば、それをテコ入れするかもっといいアイデアを返してくれる。良いチームを作れば良いアイデアに恵まれる。

・人を採用するときには、そのときの能力レベルよりも、これからの伸び代を重視すべきである。今できることより、将来できるようになることのほうが重要である。

・常に自分より優秀な人を採用するよう心がける。それが脅威に感じられる場合でも、常によりよいほうに賭けること。

・組織の中に、アイデアを自由に提案できないと感じている人がいたら、それは損失だ。予想外のソースからのアイデアを軽視すべきではない。インスピレーションは誰にでもある。

・他人のアイデアを受け入れるだけでは不十分。能動的かつ継続的に社員の集団的知力を動員すること。マネジャーとしてスタッフからアイデアを引き出し、定期的な貢献を促すこと。

・職場で社員が素直に意見を交わさないのには多くの理由がある。その理由を見つけて対処するのはマネジャーの仕事である。

・同様に自分に同意しない人は、理由があってそうしている。マネジャーはまずその結論の元にある理由を理解しなければならない。

・さらに、組織の中に不安や恐れが生じている場合、それにも理由がある。マネジャーは、①その原因を突き止め、②理解し、③その根絶に努めなければならない。

・他の視点を遮断したいなら、自分が正しいと確信することほど効果的なことはない。

・一般的に、人は波風を立てるようなことを言いたがらない。自分の考えを言ってもいいということを強調するためにブレイントラスト会議、デイリーズ、反省会、ノーツ・デートなどがある。これらはすべて真実を明るみに出すための自己評価のメカニズムである。

・会議室より廊下で真実が語られているとしたら会社として問題がある。

・人より後に部下から問題の報告を受けたり、会議で初めて問題を知らされたりすることをけしからんと思うマネジャーが多いときには対処が必要である。

・問題を小さく見せようとして慎重に発した「メッセージ」を、社員はマネジャーに嘘をつかれ、裏切られ、無視されたと受け止める。問題を分かち合うことで社員に当事者意識や事業全体に対する責任感が生まれる。

・成功や失敗から最初に導き出す結論は間違っている。プロセスを評価せずに成果を正しく測定することはできない。

・ミスを防げば、ミスに対処する必要がなくなるという幻想に陥ってはならない。実際には、ミスを防ぐためのコストのほうが、ミスに対処するコストよりはるかに高くつく場合が多い。

・変化と不確実性は人生につきものだ。それらを拒むのではなく、予想外の出来事が起こったときに回復できる力を養うことが必要である。常に目に見えない問題を明るみに出し、その本質を理解する努力をしなければリーダーの資格はない。

・同様にリスクを回避することはマネジャーの仕事ではない。リスクを冒しても大丈夫なようにすることがマネジャーの仕事である。

・失敗は必ずしも悪いことではない。むしろ、まったく悪いことではない。新しいことをするときに必要な成り行きである。

・信頼とは、相手が失敗しないことを信じるのではなく、相手が失敗しても信じることである。

・計画実行の最終的な責任を持つ社員には、問題が起こったときに承認を得なくても問題に対処できる権限を与えなければならない。問題を見つけて対処するのは全社員の仕事である。誰もが生産ラインを止められるべきである。

・物事を何でもスムーズに運ぼうとするのは間違った目標である。それは社員を問題解決能力ではなく、失敗に基づいて評価することにつながる

・人に見せる前に完璧にしようとしないこと。早く頻繁に人に見せること。途中段階は見られたものではないが、だんだん見られるようになる。そうあるべきだ。

・会社の意思伝達構造は、組織構造を反映したものであってはならない。誰でも好きな相手と話せるべきである。

・規則をつくりすぎないこと。規則はマネジャーの仕事を楽にするかもしれないが、問題を起こさない95%の社員にっっては屈辱的だ。5%の社員をコントロールする目的で規則をつくってはならない常識の乱用には個別に対処する。仕事は大変になるが、その方が結局のところより健全である。

・限界を課すことで創意工夫が促進される場合がある。卓越性は、やっかいな状況や、理不尽とも思える状況から生まれることがある。

・並外れて困難な問題に取り組むことで、新しい考え方が生まれる。

・組織は、それを構成する個人よりも、集団として保守的であり変化を嫌う。基本合意だけで変化が起こることを期待してはならない。メンバーが揃っていても、グループを動かすにh、それなりのエネルギーが必要だ。

・各部門のアジェンダは違えど、相互依存の目標を持つ部門によって構成される組織が健全な組織である。一つのアジェンダが勝れば組織はだめになる。

・「素晴らしいアイデアが生まれるためには、素晴らしくない段階が必要」なことを理解しない人から新しいアイデアを守ることが、創造的な環境におけるマネジャーの仕事である。過去ではなく、未来を守ること。

・新しい危機の訪れを必ずしも嘆く必要はない。会社の真価を試し、実証するからだ。問題解決のプロセスは社員を結束させ、組織文化を維持させる。

・「卓越性」「品質」「優秀」は、自ら言う言葉ではなく、他者から言われるべき言葉である。

・間違っても安定を目標にしてはならない。安定よりもバランスの方が重要である。

・プロセスと目標を混同してはならない。プロセスをよりよく、より簡単に、より効率的にする努力は不可欠で、継続しなければならないが、それは目標ではない。素晴らしい商品をつくることこそが目標である。

良かった本まとめ(2017年下半期)

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斎藤商店(東京 門前仲町)という居酒屋はとてもオススメ♪

2018年01月17日 01時00分00秒 | 外食
最近東京の門前仲町の裏道で見つけて気になっていた斎藤商店という居酒屋へ行ってみました♪
店の前には提灯が飾られ、祭り気分です^_^)


↑斎藤商店

その店の前には、お刺身食べ放題1人500円というPOPが目立ちます!
しかも時間無制限というのは凄いし、本日の刺身として13種類はあるようで、たくさん種類もあるというのは素晴らしい♪
刺身は、イカやカツオ、シイラ、〆コハダ、目近マグロ、生タコブツ、サーモン、真鯛、クジラ、海鮮ユッケなどですね♪


↑お刺身食べ放題♪

ただお刺身食べ放題を利用するには、飲み放題60分以上利用という制限がありますが、この飲み放題も30分490円とはリーズナブルで驚き♪
しかも生ビールやハイボールだけでなく、サワーやカクテル、果実酒、ウィスキー、ワインもあり、特に日本酒や焼酎も充実しているのが素晴らしいです♪

もちろん日本酒は純米酒もありますし、焼酎も芋・麦・泡盛・黒糖・栗・米・ごぼう・ジャスミンとそのレパートリーの多さが凄い♪
これは特に酒が強い方には嬉しい居酒屋ですね♪


↑飲み放題メニュー


↑焼酎や日本酒メニュー

店内に入ると、壁側にはそれら焼酎やウイスキーなどがズラリと並べられ、冷蔵庫の中には冷酒がたくさん陳列されています♪
素晴らしい!!


↑焼酎やウイスキー等


↑日本酒等

さっそく席に座り、お刺身食べ放題を注文して、生ビールを頂きに行きます♪
お酒はセルフサービスとなります♪
何と冷えたジョッキをビールサーバーに置くと、ジョッキの下からビールが注がれるとは素晴らしい!
こんなのは初めてですね♪
これだと泡が立ち過ぎなくて良いのかもしれません♪
しかも、イルミネーションが黄金色に光り輝き素晴らしい♪
これはインパクトがあります♪


↑生ビール

そして刺身が運ばれます♪
最初だけは刺身を選ぶことができず4種類の刺身が皿に盛られて運ばれ、そして完食すれば次の4種類からは好きなネタを選べるというシステムです♪
4種類ずつ選ぶこととなります♪


↑刺身

特にシイラが脂が乗っていて美味しかったですね♪

そして冷酒の純米酒を頂きに冷蔵庫まで行きます♪
純米酒の濃醇純米や四万十川という純米酒が美味しい♪
冷酒は刺身に合いますね♪


↑濃醇純米


↑四万十川

そして次にクジラ等の刺身を注文すると、ワサビ醤油だけでなく、新たにゴマ油や生姜、ニンニクが運ばれ、それらで刺身を楽しめるのは素晴らしい♪
これは嬉しいサービスです♪


↑クジラ等の刺身とゴマ油等♪


↑刺身


↑刺身

 結局刺身は一人で4皿×4の16種類を楽しめ、特にシイラとクジラは美味しかったので二つずつ頂きましたね♪
これら刺身も実は結構量が多く大盤振る舞いでしたね♪
ただ、少し遅い時間だったので、売り切れとなった刺身ネタもいくつかありました♪

ちなみにお通しはこの日はカマボコで300円ぐらいでしょうか♪

 斎藤商店は、美味しいたくさんの刺身をたった500円で頂け、また生ビールや純米酒等をたらふく30分490円で楽しめ、とてもオススメです♪

美味しかったものまとめ(2017年下半期)

<今日の独り言>
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NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]はとてもオススメ!

2018年01月15日 01時00分00秒 | イベント・外出
東京の初台の東京オペラシティタワー4階にあるNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]へ行ってきました♪

以前このブログで紹介した「ぐるっとパス」を利用して入館できるためです♪

このNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]はNTT東日本が電話事業100周年記念事業ついてオープンした文化施設とのことで、コミュニケーションというテーマを軸に科学技術と芸術文化の対話を促進し豊かな未来社会を目指しているようです♪

今回は2018年3月11日まで開催の「オープンスペース2017 未来の再想像」というイベントが、面白く、そして素晴らしかったので紹介したいと思います♪


↑ICC入口


↑オープンスペース2017のチラシ


↑オープンスペース2017のチラシ


↑オープンスペース2017の内容

上記の写真の●は写真撮影可能というのは嬉しかったですね♪
それらを中心に紹介したいと思います♪

まず面白いと思ったのは「herering nor」で、ライトのようなものを持って動かすと、それに合わせて相互に関わりながら音響と映像が生成されるというものです♪

かなりカラフルに映像が変わり、音響も色々変わってこれは楽しいです♪
音楽が創造できるというのは素晴らしいですね♪
結構振り回したり、ゆっくり動かしてみたりと楽しいです♪
面白いと思います♪


↑herering nor


↑herering nor


↑herering nor


↑↑herering norの説明

それから、写真は控えさせて頂きますが、「自分の顔を探せ!」というのも面白かったですね♪
自分の顔を撮影すると、10枚の写真が並べられ、その中から本物の自分の顔を探すというものです♪
微妙に眉や目、鼻、口などが違うというものですが、これが我ながらどれが本物か分からず驚きます!!


↑「自分の顔を探せ!」の説明

そして「結んでひらいて」というのも面白かったですね♪
ヘッドフォン付きの白いヘルメットを被り、視覚は使わずに、ぶら下がった物に触ると音が鳴ったりして、触覚と聴覚だけで体験するというものです♪
何だか不思議な体験でしたね♪
新たな感覚でした♪
とても綺麗で明るいのも良かったです♪


↑結んでひらいて


↑結んでひらいての説明

そして一番素晴らしかったのは、「大きな耳をもったキツネ」というもので、暗闇&部屋全体が音の反響を吸収してしまうという無響室の中で、音を楽しむというものです♪

水音や、鳥の鳴き声、雪を踏みしめる音などが、自分の後ろの方を左から右の方へ立体的にリアルにぐるぐると掛け巡り、これは凄い体験でしたね♪
4分ほどの体験ですが、これには驚きました♪
他にも3種類ほど違う音の体験ができるようなので、次回はいろいろと楽しんでみたいと思いましたね♪
これはとてもオススメです♪
また無響室というのは、何も音がない状態では、自分の耳鳴りの音がかなり大きく感じ、それはそれで凄いと思いました^_^;)


↑大きな耳をもったキツネの説明


↑無響室の説明


そのほか「鈴」というのがありましたね♪
透明できれいなガラス管?の中で鈴がなっていました♪
何だかよくはわかりませんでした^_^;)


↑鈴

また未来の家の模型もありましたね♪
なかなか斬新だと思います♪


↑未来の家


↑未来の家

そのほか、坂本龍一のIS YOUR TIMEという設置音楽も開催されていました♪
かなり広い空間の中で映像とのコラボで何だか凄かったですね♪


↑IS YOUR TIMEのパンフレット


また「坂本龍一」設置音楽コンテスト入賞作品上映もされていてじっくり鑑賞しました♪


↑「坂本龍一」設置音楽コンテスト入賞作品上映の説明

NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]は、オープンスペース2017やIS YOUR TIMEという特に音のイベントを楽しめ、とてもオススメです!

特に「大きな耳をもったキツネ」という暗闇&無響室の中で音を楽しむものはぜひ体験してください♪


お勧めなお話(2017年下半期)

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「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物vs.ヒトの全人類史」という本はとてもオススメ!

2018年01月12日 01時00分00秒 | 
「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」の購入はコチラ

「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物vs.ヒトの全人類史」という本は、ベストセラー「炭水化物が人類を滅ぼす」から4年後にまとめられたもので、以下の大きく4つについて書かれています♪

(1)糖質制限の紹介
(2)糖質制限に関するアンケートの分析
(3)前作で未解決だった問題を解明
  ①インスリンの働きの真実
  ②最近の和食は本当に長寿食なのか
  ③「食べ物=カロリー」仮説の真実
  ④先史人類からの人口動態
(4)糖質制限から見えてくる初期人類の姿

(1)は糖質制限のおさらいで、糖質とは具体的に何か、糖質制限することによる体調改善の多くの具体例、食べて良いもの避けるべきもの、スウェーデンでの国家レベルでの実証実験内容、被災地での糖質食事により肥満増加が増えている事実等について分かりやすく書かれています♪
この(1)は糖質制限初心者には分かりやすい内容で、糖質制限を行っている方も改めて復習になり良いと思います♪

(2)は2014年3月に著者の個人サイトで行われた1599人のアンケート結果をまとめたもので、86%が体調が良くなったと回答し、体重は85%が減少、高血圧や高血糖・高脂血症・うつ症状・花粉症・アトピー性皮膚炎・ニキビ・歯周病なども大多数が改善しているとは驚きですね♪
特に糖質制限から元の糖質食に戻したのはわずか2.3%だったようです。

この(2)は私自身も感じている内容なので、まあ妥当な結果だと思います。
むしろもっと否定的な結果が多いのかと思っていましたが想像以上に糖質制限は健康に良いようです^_^;)

(3)は①では詳細にインスリンの本来の働きなどについて書かれていて勉強になります♪
また私自身も周りをみてそう思っていたのですが、清涼飲料水等の果糖ブドウ糖液糖の利用拡大が肥満を増やしていると思いましたね♪
また、

②はこれも私自身料理をするのでよく分かるのですが、一汁三菜の最近の和食は砂糖を始めとして芋類や根菜類など糖質を多く含む食材が多いので、本当にヘルシーかどうかは怪しいと思います^_^;)

③は今もはびこる「食べ物=カロリー」仮説の時代の流れやその治療理論が今でも使われていること、政治にも使われていることがよく分かります♪

また④は7万4000年前に始まった最終氷期で数千人規模にまでヒトの人口が激減したことにより、定住化が始まり、ヒトの脳が工夫や努力等の能力を獲得し、さまざまな道具を発明していったとは、ナルホドと思いましたね。
人類は元は狩猟民族ではなく、長い間は昆虫や小動物などを食べる採集民族だったとは興味深いです♪

(4)は全生命史、全人類史を仮説ですが、豊富な参考文献を元に解説したもので、これは凄いと思いましたね♪
かなり真実を追求していて、素晴らしいと思います♪

 最終氷期による局所的人口密度の増加がヒトのA10神経を刺激しドーパミンを多く分泌するようになり、またDRD4-7Rという冒険家遺伝子により発明の才能を後押しし、そして加熱デンプンが依存症・中毒性物質第1号となり糖質・糖類を好むようになったメカニズム等について詳しく解説されています。

また、ヒト500万年史は食物の入手法では次の3期に分けることができ、特に[1]の採集中心が実は長く、そこを研究することがヒトの健康を考える上で大切なのかと思いました♪
今後、多くの餌も必要としない昆虫食などが流行しそうです^_^;)
また実は大型動物等の狩猟中心の生活は過渡期だったんですね^_^;)

[1]500万年前~5万年前の採集中心の生活
[2]5万年前~1万年前の狩猟中心の生活
[3]1万年前以降の農耕中心の生活

 それから、実は糖質から成る植物の立場に立てば、その子孫を残すためにヒトをまんまと騙して操ったことになるとは面白いと思いましたね♪
何しろヒトは新たに畑を作っては種(子孫)をまき、水と肥料を与えてくれ、ライバルの植物を雑草と呼んで除去してくれるからです。
おまけに何ヶ月にも及ぶたゆまぬ労働奉仕の報酬としてヒトが受け取るのは栄養価がなくて健康を害する依存性物質(端的にいえば毒物)ですからね^_^;)

「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】植物vs.ヒトの全人類史」という本は、糖質制限の健康メリットが分かるだけでなく、全生命史・全人類史についても理解を深めることができ、しかも真実を追求していてとてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です♪

・なぜ糖質摂取量を減らすのか。理由はそうするだけで、ほとんどの人は次に示すように、まるで生まれ変わったかのごとく体調がよくなるからだ。
 ・大多数の人は短期間で体重が減り、メタボ腹が凹んでスマート体型になる。
 ・不眠症やうつ症状が治る。
 ・高血圧、高脂血症が治る。
 ・肝機能が良くなる。
 ・歯周病が治る。
 ・思春期のニキビが治る。
 ・肌のさまざまな不調(皮膚炎など)が改善する。
 ・花粉症の症状が軽くなる。
 ・食後の眠気がなくなる。
 ・頭がスッキリして、脳みそがバージョンアップしたような爽快感が得られる。
 ・子どもは集中力が増して成績がアップする。
 ・子どもがキレなくなる。
逆に糖質制限で体調が悪くなったという人はほとんどいない。

・糖質とは炭水化物の一部であり、炭水化物のうちの食物繊維以外のものと定義されている。炭水化物の分類法にはまだ定まったものがなく、用語も一部混乱しているようだが、一般的には次のように説明されている。
 ・炭水化物=糖質+食物繊維
 ・糖質=単糖、オリゴ糖(二糖類、三糖類以上)、多糖(デンプン等)、糖アルコール
 ※糖類=単糖+二糖類
ちなみに、糖質を含まないお酒としてコンビニなどに並んでいるのが、糖類ゼロの缶酎ハイと、糖質ゼロの第三のビールだが、二糖類と単糖類を含まないのが糖類ゼロ、二糖類、単糖類に加えてオリゴ糖も含まないのが糖質ゼロだ。単糖類は、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、ガラクトースなどであり、二糖類はショ糖(いわゆる砂糖)、麦芽糖、乳糖などだ。二糖類を分解(加水分解)すると次のように2分子の単糖になる。
 ・ショ糖=ブドウ糖+果糖
 ・麦芽糖=ブドウ糖+ブドウ糖
 ・乳糖=ブドウ糖+ガラクトース
ちなみに血糖値とは血液中に溶け込んでいるブドウ糖の濃度のことである。

・血糖値を上げる作用が強いのはデンプン、ショ糖、そしてブドウ糖であり、それ以外では乳糖も血糖値を上げるがその程度はデンプンやブドウ糖に比べればマイルドだ。それ以外の食物繊維や難消化性オリゴ糖、糖アルコール、果糖、ガラクトースの炭水化物には血糖上昇作用はないか、あっても軽微であり、気にする必要はなさそうだ。つまり制限すべきターゲットは加熱デンプン、ショ糖、そしてブドウ糖のみとなり、これらの摂取を可能な限り少なくするというのが糖質制限の基本的な考え方だ。

・【食べていいもの、食べるべきもの】
 ・肉類
 ・魚介類
 ・脂質類(バター、ラード、オリーブ脂は摂取すべきでマーガリンは摂取すべきではない)
 ・野菜類(葉物野菜全般、ブロッコリー、大豆、もやし、キノコ類全般、海藻類全般)
 ・果物類(アボカド、種実類(ナッツ類)(アーモンド、クルミ、ピスタチオ、ピーナッツは糖質が少ないが栗は糖質が多い)
 ・蒸留酒(ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、テキーラ、ラム、焼酎(芋焼酎、米焼酎、泡盛は全て糖質ゼロ)、その他の蒸留酒全て(ジン、アクアビット、白酒等)
 ・一部の醸造酒(糖質オフの第三のビール、糖質オフの日本酒、フルボディの赤ワイン、辛口の白ワイン)
【摂取を避けるべき食品・食材】
 ・穀物(=主成分はデンプン)→絶対に避けるべき食品
 ・コメ(白米、玄米、餅、お菓子(あられ、せんべいなど)
 ・小麦(パン、麺類(ラーメン、うどん、パスタ)、ピザ生地、餃子の皮、春巻きの皮)、お菓子(ケーキ、クッキー、ドーナツなどお菓子全般)、お好み焼き、たこ焼き、もんじゃ焼きなど
 ・トウモロコシ(お菓子(さまざまなスナック菓子)、ブドウ糖果糖液糖、コーンスターチ
 ・ソバ(蕎麦、そば粉(クレープなど))
 ・野菜類(根菜類など(レンコン、人参、カボチャ、ニンニク、ゆり根)、タマネギ、トマト、芋類(ジャガイモは極めてデンプンが多い)、ジャガイモを使った料理すべて、ポテトサラダ、フライドポテト、ポテトチップスなどお菓子、ブドウ糖果糖液糖、その他の芋類)
 ・砂糖(絶対に避けるべき)(お菓子全般、調味料としての砂糖(焼き肉のタレ、すき焼き、様々な和食・中華料理の味付け)、清涼飲料水のほとんど全て、スポーツ飲料のほとんど全て、栄養ドリンクのほとんど全て)
 ・果物(果糖は速やかに皮下脂肪になり肥満の原因になるので避けるべき)、果物全般(例外はアボカド)、ドライフルーツ全て(生の果物より糖質が多い)
 ・醸造酒(ビール、日本酒、紹興酒、マッコリ、甘いリキュール、カクテル、甘い白ワイン、ライトボディ・ミディアムボディの赤ワイン)

・国家レベルで実証実験をしてしまったのがスウェーデンだ。以前は「肥満の原因はカロリーの過剰であり、カロリーを減らすためには脂肪摂取を減らさなければいけない」というのが世界的な常識だった(悲しいことに日本では現在でも常識である)。それを受けてスウェーデンでは1985年から国民の健康増進のために国家レベルで脂肪摂取制限が行われ、15年間でバターの消費量は半分以下になった。しかしこの期間に国民の肥満率は逆におよそ1.5倍に増加し、糖尿病患者も増えてしまった。つまり脂肪摂取の減少と肥満・糖尿病の増加が同時進行したわけだ。原因は脂肪摂取量を減らすために「低カロリーな炭水化物」の摂取量が増えたことにあった。この苦い経験をもとに、「肥満と糖尿病の原因は脂肪でなく炭水化物ではないか」と考える医師が現れ、炭水化物摂取を減らす職生活提唱され、その結果、肥満と糖尿病は減少した。現在ではスウェーデンの国民の4人に1人は糖質制限をしているという。

・高血糖状態は体にとって極めて危険である。高血糖は酸化ストレスの原因になり、AGEとなって様々な糖尿病合併症を起こすからだ。高血糖はまさに諸悪の根源であり、人体にとって過剰なブドウ糖は毒物以外の何物でもないのだ。ところが、高血糖に対する身体の反応はノンビリしていて危機感のカケラもない。その結果、全身の微小血管は2時間もの間、過剰ブドウ糖で痛めつけられることになる。これを論理的に説明しようとしたら「動物の体はそもそも、高濃度のブドウ糖を毒物として認識していないから」と考えるしかない。もしも体が高濃度ブドウ糖を毒物として認識していたら膵臓ではなく肝臓が直接取り込んで分解して無毒化するはずだ。しかし、ブドウ糖は体内で糖新生で作られて網膜や赤血球で消費される内因性物質であり、しかも高濃度になることが絶対にない物質である。だから肝臓はブドウ糖をスルーするのだ。なぜ自然界では血糖上昇が起こらないのか?それはヒトが農耕を始める前の世界では、そもそも糖質はごくわずかしかない物質であり、血糖を上げるほどの量がなかったからだ。

・ヒトが農耕を開始する前の世界では、糖質は特定の生物の特定の部位にだけ存在する物質だった。大ざっぱにまとめると次のようになる。
【植物】
▼葉、茎・・・ブドウ糖
▼根  ・・・デンプン
▼果実 ・・・果糖
▼花密 ・・・ショ糖、ブドウ糖、果糖
【動物】
▼グリコーゲン・・・ブドウ糖の重合体
▼ハチミツ  ・・・ブドウ糖、果糖
▼昆虫が体内に貯蔵(ミツツボアリ、アリマキ)
植物は光と水と二酸化炭素からブドウ糖などの糖を合成して生存のためのエネルギーとして利用するが、光合成ができない夜間などにエネルギー不足に陥らないように、水溶性の糖を茎や幹の師管を通して根に送り、そこでデンプンという不溶性の高分子に変えて貯蔵している。このような理由から、葉や茎には水溶性の糖(単糖類や二糖類)が含まれ、根には不溶性のデンプンガ含まれる。しかし葉や茎に糖が含まれているかというとそうでもない。たとえばメープルシロップはサトウカエデの樹液を濃縮したものだが、樹液に含まれるショ糖は3%前後であり、1リットルの樹液中で30gとなる。つまり洗面器一杯(3リットル前後)の樹液を一気飲みでもしない限り血糖は上がらないのである。植物の根にはデンプンガ含まれるが、これはβデンプンであって動物は吸収できず、根を食べても血糖が上がることはない。また花蜜は量が少ないし、果実の果糖はそもそも血糖を上げない糖だ。また現在の糖度(=ショ糖濃度)の高い果実は、品種改良によって作られたもので、自然本来のものではない。つまり本来の植物に含まれる糖質では血糖は上がらないことがわかる。一方、動物の筋肉や肝臓にはグリコーゲンが含まれるが、体重の1%以下の量である。つまり1kgの肉を食べたとしてもグリコーゲンの摂取量は10gであり全てブドウ糖に変化したとしても血糖は上がらない。さらにハチミツを常食とする動物はいにし、ミツツボアリはオーストラリアにしかいない。またアリマキを食べて血糖を上げるほどの糖を摂取することも不可能だ。要するに先史時代のヒトが、動物や植物を食べて血糖が上がることはなく、これは他の動物も同様だったのだ。だからあらゆる動物は「血糖値を下げるための専用ホルモン」が必要なかったのだ。

・インスリンの本来の機能は何だろうか。インスリンには次のような作用がある。
①グルコース輸送(筋細胞や脂肪細胞でのグルコースの取り込み促進)
②糖代謝(グリコーゲン合成・解糖促進、糖新生抑制)
③脂質代謝(脂肪合成促進、分解抑制)
④成長促進(タンパク質合成促進、分解抑制)
動物でも先史時代のヒトでも血糖値が上がることがないので、①、②は中心的作用ではなくなる。残るのは③と④だが「④に必要なエネルギーを貯蔵するための③」と考えるとスッキリする。要するにインスリンは【タンパク質合成とそれに必要なエネルギー源(脂肪)を蓄積するためのホルモン】なのである。これまでインスリンの中心的機能と考えられてきた①は「③中性脂肪に転換できる物質(=ブドウ糖)があれば中性脂肪に転換して脂肪細胞に取り込ませる」機能だったのである。もちろん、インスリンがこの機能を果たせば、ブドウ糖は中性脂肪に返信するので血糖値は低下するが、これはあくまでも「結果的にオマケとして血糖が下がった」だけのことである。インスリンにとってはいわば予期せぬ効果であろう。ヒトが糖質摂取をして高血糖が常に起こるようになったために、本業よりも副業(副作用?)の方がクローズアップされ、そちらの方が本業と誤解されただけのことだ。またインスリンのターゲットである「中性脂肪に転換できる物質(ブドウ糖)」は血管内に留まって逃げることはないので、転換作業にスピーディさは求められないのだろう。その結果「上昇した血糖値が正常値に戻るまで2時間かかる」のではないだろうか。ちなみに脂肪合成/蓄積を促すホルモンには、インスリンの他にエストロゲン、グレリン(食欲促進ホルモン)、コルチゾールなどがあり、一方脂肪分解を促進するホルモンには、成長ホルモン、グルカゴン、ノルアドレナリン、アドレナリン、テストステロン、甲状腺刺激ホルモンなどがある。つまり脂肪代謝はセーフティネットもバックアップ体制も完璧である。

・アメリカでは急速に果糖ブドウ糖液糖の利用が広まり、瞬く間に炭酸飲料、果実飲料、スポーツドリンク、シリアル、ジャム、パン、ヨーグルト、ケチャップ、ゼリー、アイスクリーム、低脂肪食品など膨大な食品に使われるようになった。もちろんそれらの食品は日本に輸入され、さらに日本独自の食品(焼き肉のタレ、麺つゆ、鍋料理のスープの素、みりん風調味料、乳酸飲料、ノンオイルドレッシングなど)にも使われるようになった。20世紀後半までは果糖は「果物にだけ含まれる糖」だったが、いつの間にか様々な飲食物に含まれる糖になっていて、我々は知らず知らずのうちに様々な食品から果糖を摂取していたのだ。あまりにも多種多様な食品に果糖ブドウ糖液糖が含まれているため普通に生活していても果糖は必ず口に入るようになっている。現在世界中で肥満が深刻化しているが、その一翼を担っているのは間違いなく、果糖ブドウ糖液糖だろう(果糖は速やかに中性脂肪になるから)。20世紀の肥満は先進国に特有の「ぜいたく病」だったが21世紀の肥満は途上国と先進国の貧困層で増加しているのが特徴だ。21世紀型肥満が貧困に結びついているのは穀物と果糖ブドウ糖液糖を含む飲食物は最も安価であり、低所得者層はこれらを選ぶしか選択の余地がないからだ。これは日本も例外ではなく低所得層での肥満増加が問題になっている。この人体実験の最悪のシナリオは、果糖由来のTAGEによるさまざまな疾患(糖尿病合併症、心筋梗塞、動脈硬化、骨粗鬆症、白内障、非アルコール性肝炎、アルツハイマー病など)の急増だろう。

・「一汁三菜」とは「ご飯に汁もの、おかず3種(主菜1品、副菜2品)で構成された献立」のことをいう。深く考えてみればツッコミどころ満載である。そもそも、一汁三菜とはコメを中心とした食事様式でい、煎じ詰めれば「コメを食べるために工夫された食べ方」に過ぎず、「コメ無しの一汁三菜」は食事として成立しない。食事の中心はあくまでもコメである。おまけに食材にはイモ類や根菜類など、糖質を多く含むものが多用されているし、さらに「和食の味付けの基本は、さしすせそ(砂糖、塩、酢、醤油、味噌)」といわれるように、砂糖はまず最初に入れるべき調味料であり、大量に使われることが多い。また大量の砂糖で甘くした郷土料理は全国各地にあって料理を勧められて甘さに閉口したことは一度や二度ではない。つまり和食とは「多くの糖質を食べさせる食事」であり、食後に血糖の急上昇をきたして大量のインスリンを分泌させるという意味で「時代遅れの不健康な食事」なのである。

・日本人の食を考える上で極めて重要な資料が「日本の長寿村・短命村」(近藤正二、サンロード出版)である。これは東北大学医学部衛生学教室の近藤教授が1925年から36年間かけて全国990カ所以上の町村を自らの足で歩いて訪れ、実際にどんなものを食べているのか、毎日の生活はどうなのかを詳細に記録した貴重で類いまれなる労作である。内容を要約すると次のようになる。
●食材はその土地で採れるものに限られ食材のバラエティに乏しい
●毎日同じものを食べていて料理法のバラエティも乏しい
●隣り合った村同士なのに、食事(食材)が全く異なっていることがまれではない。
●コメを多食する地域もあれば、ほとんどコメを食べない地域もある。
●コメを多食する村は短命村であり、長寿村はない。野菜や海藻を多食する村は全て長寿村
●村人たちは「○○を食べる(食べない)のはこの村の風習だから」と回答している。
つまい昭和初期~中期の日本各地の村の住人は現在でいう「和食」という概念がまるで通用しない食事を食べていた。しかも村ごとに食材は異なっていて、共通性すら見いだせないのである。何しろ和食の基本ともいうべきコメを食べない地域もあるのだから一汁三菜はそもそも存在すらしていない。

・糖質制限について説明すると決まって「脂肪を好きなだけ摂取しても太らないのはなぜか?高カロリーの脂肪が肥満の原因とならないのは不合理ではないか」という質問をいただく。なぜ脂肪を摂取しても太らないのか。理由は単純で、食品中の脂肪は皮下脂肪にも内蔵脂肪にもならないからだ。つまり脂身たっぷりの豚バラ肉を心ゆくまで食べても、オリーブ油を飲んでもその脂肪は皮下脂肪にならないのだ。肥満とは要するに脂肪細胞中の中性脂肪が増え、脂肪細胞が肥大することにより起こる現象だ。脂肪細胞に中性脂肪の蓄積を促すホルモンの代表格はインスリンであり、インスリン分泌を促す糖質が肥満の唯一の原因だ。逆に脂肪を摂取してもインスリン分泌は起こらないので、肥満にはならない。肥満の原因はあくまでも摂取すると必ずインスリンを分泌させる糖質だけなのだ。

・経口摂取した脂肪と肥満とは本来無関係であり、脂肪にしてみれば「無実の罪」を着せられたようなものだ。ところがここに糖質が絡んでくると話が違ってくる。
〔脂質と糖質の同時摂取〕→〔糖質によるインスリン分泌〕→〔血中の遊離脂肪酸濃度低下〕→〔腸管からの脂肪吸収が再開〕→〔インスリンの作用で脂肪細胞に中性脂肪蓄積〕となるからだ。つまり脂質単独では太らないのに脂質と糖質が組み合わさると肥満の原因になってしまうのだ。油と糖質(炭水化物)の組み合わせは実に魅惑的だ。ヒトは油まみれの炭水化物が大好きなのだ。チャーハン、焼きそば、焼きうどん、背脂たっぷり系ラーメン、バターをたっぷり塗った焼きたてのトースト、豚しょうが焼き定食、揚げパン、フライドポテト、じゃがバター、ドーナツ、かりんとう、サーターアンダギー・・・これらの文字を読んだだけで、パブロフの犬のようにヨダレが出てくるのだ。そしてこれらはセイレーンの歌声のように「肥満の世界」に誘うのだ。

・ヒトは4万年前からゆっくりと人口を増やしていったが、実はそれよりさらに3万年前に、ヒトの人口は世界全体で数千人程度にまで激減したことがわかっている。7万4千年前に始まった最終氷期に、7万3千年前のスマトラ島のトバ山の巨大噴火が加わって、急激な気候の変化が起きたからだ。ヒトはこの時、絶滅してもおかしくない限界ギリギリの数まで個体数を減らしたが、逆にこの頃からヒトの脳はそれまでにない能力(工夫や努力など)を獲得し、さまざまな道具を発明していったのだ。この脳の変化も定住化に伴って起きたものである。

・遊動生活から定住生活へというライフスタイルの変化には、さまざまな要因が関与していたと考えられ、私は次のような要因を想定している。
 ●急激な寒冷化により生息に適した範囲が狭まり移動範囲が制限された。
 ●生物相が激変し、採集だけでは食料調達が難しくなった
 ●ほ乳類をターゲットとする狩猟が始まり、その後、動物が寒冷適応で大型化すると、多人数での狩りが必要になった。多人数が共同作業するためには、移動しないで定住した方が都合が良くなった。
 ●狩りが成功すると大量の肉が得られ、肉があるうちは移動する必要がなくなった。
 ●火を使うために定住が必須になった

・局所的人口密度の増加がA10神経を刺激し、ドーパミンを多く分泌するようにあるというシナリオは妥当なものと思われる。問題はそれがなぜヒトの脳に創造能力と工夫への飽くなき挑戦を生み出したのかだ。その鍵を握っているのがDRD4-7R遺伝子と思われる。ドーパミン受容体はさまざまな組織に存在し、ヒトでは5種類の受容体が確認されている(D1~D5)。このうちDRD4はD4受容体の形成に関わる遺伝子でDRD4-7R遺伝子はDRD4の変異型であり、全人口の2割がこの変異遺伝子を持っていることがわかっている。そしてDRD4-7Rの別名は「冒険遺伝子」である。これまでの研究によると、DRD4-7Rを持つ人の特徴は「新しもの好き」であり、リスクを恐れず、挑戦心が強く、新しい場所・食べ物・考え方にチャレンジするのを好む傾向があるという。一方DRD4-7Rを持たない人は新しい食べ物や考え方を警戒し、用心深く振る舞うことがわかっている。4万5千年前に突如として新型の石器を作り始めたのはこのDRD4-7Rを持っていた個体なのではないだろうか。つまりチャレンジャーの資質を持っていた個体がチャレンジャーとして目覚めたのだ。しかし人間の2割が冒険家遺伝子を持っているのであれば、初期のホモ・サピエンスの2割もこの遺伝子を持っていたはずだ。それなのにこの2割はなぜチャレンジャーとして目覚めなかったのか。理由は、彼らの脳でドーパミンがほとんど分泌されていなかったためだ。DRD4-7R遺伝子を持ち、冒険家に変身させる変異型ドーパミン受容細胞があったとしても、肝心のドーパミンがなければ変異型ドーパミン受容細胞は機能しないからだ。

・ヒトの脳のA10神経は、正常範囲内の血中ブドウ糖には反応しないが、食後の高血糖には反応してドーパミンを分泌する。同じブドウ糖なのに反応が異なるのはなぜだろうか。理由は、生命の本質である「恒常性(ホメオスタシス)の維持」に関わっている。血糖値が一定に保たれている理由は、赤血球のようにエネルギー源としてブドウ糖しか使わない臓器があることと、ブドウ糖はエネルギー源としては質は良くないものの、手軽にエネルギーが取り出せる使い勝手の良い便利な物質だからだろう。しかし1万2千年前にヒトが加熱したドングリ(デンプン)を食べた時、食後に血糖濃度が通常の倍以上に上昇するというありえない現象が起きた。恒常性が保たれている状態とは「一定のリズムで演奏されるワルツ」のようなものだが、加熱デンプンによって典雅なウィンナワルツがなんの前触れもなく突然ヘヴィメタルかアアヴァンギャルド・ジャズになったのだ。これは混乱するなという方が無理だ。だから過剰なブドウ糖はA10神経を刺激し、大量のドーパミンが分泌されたのだ。そのドーパミンを受け取った神経回路の一つが報酬系だったため、加熱デンプンは「依存症・中毒性物質」第1号となった。血糖の急上昇もヒトにとっては予期せぬ出来事だったが、それが中毒物質に変身する事も想定の範囲外だった。その後、ヒトはコムギという生産性の高い植物に出会ったこどで、より大量の糖質を一気に摂取できるようになり、さrにはサトウキビに出会ったことで、大量のショ糖まで手に入れてしまう。好きな時に好きなだけ中毒物質(糖質、糖類)を摂取できるようになり、A10神経は休む間もなくドーパミンを分泌している。

・食後血糖上昇に100%例外なく反応するのが中脳のA10神経だ。穀物を1万年食べようが、1億年食べ続けようが、A10神経は食後の血糖上昇に反応し続けるのだ。【①古い部品や機能は絶対に取り外さないこと】という基本仕様があるためだ。そしてA10神経は大量のドーパミンを分泌し報酬系を刺激する。この反応もA10神経と報酬系の間にシナプス形成がある限り例がいなく起こる反応だ。ドーパミンを受け取った報酬系は幸福感を生み出し、さらなる快感を求めてまた穀物を摂取したくなる。これがあ糖質依存症だ。つまりホモ・サピエンスの脳から報酬系が完全消失するような突然変異でも起きない限り、糖質依存症の発症を防ぐ手段はないのである。また【①古い部品や機能は絶対に取り外さないこと】という基本仕様のため、報酬系がドーパミンに反応しなくなる方向への「進化」も起こり得ないのだ。要するに、ヒトの消化管が穀物用にいかに進化しようと、食後高血糖は防げないし、高血糖に対する脳の反応も変えようがないし、変わりようがないのである。毎日タバコ吸えば、ニコチン依存症から離脱できるだろうか。毎日覚醒剤を打てば、覚醒剤に反応しない脳になって覚醒剤中毒から抜け出せるだろうか。穀物を毎日食べれば脳のA10神経は高血糖に反応しなくなり、糖質依存症でなくなるだろうか。もちろんそんなバカなことはない。いずれの場合も、依存症はさらに悪化するばかりだ。ヒトの脳に依存症発症物質(穀物、ニコチン、覚醒剤など)がある限り、報酬系は否応なしに反応し続けるからだ。依存症から離脱するための手段は、ただ一つ、摂取をやめることしかないのである。

・先史時代のヒトの脳の基本仕様は、「努力しない、頑張らない、困ったら逃げる」であり、ヒトの脳が「努力する、頑張る、困難に立ち向かう」仕様にになるのは今から5万年前以降のことで、ヒトの歴史500万年からすると、つい最近の変化である。つまり人類史500万年は、
●「努力しない脳」の500万年前~5万年前
●「努力する脳」の5万年前~現在
に分けられるのだ。当然、食料調達方法も、「努力しない脳」時代と「努力する脳」時代で異なっていたと考えるべきだろう。前者の時代は「努力しない、頑張らない」方法で食料を得、後者の時代は「努力する、頑張る」ことで食料を確保したはずだ。このように考えると、先史時代を「狩猟採集時代」と呼ぶのはおかしいことに気が付く。採集には「努力、工夫、闘争心」は必要ないが、狩猟には「努力と工夫、闘争心」が必要だからだ。つまり「努力しない脳」時代のヒトには狩猟は不可能なのだ。それは実際に草原に立ってみるとわかる。草原は昆虫の宝庫だ。バッタにしろイモムシにしろ、栄養豊富で食べ応えのある「獲物」で溢れていて、道具なしに手づかみでも十分過ぎるほどのタンパク質が得られる。一方、中型~大型獣となると、簡単に捕まえられないどころか、捕まえようとして大けがすることだってある。獲物が大型になればなるほど、習性を観察して研究する必要があり、綿密な計画と殺傷能力の高い武器の開発が必要となる。これらは「努力する脳」時代になって備わった脳の機能によってのみ可能だ。

・これらのことから「努力しない脳」時代のヒトは採集で食料を得ていて、「努力する脳」時代になって初めて狩猟を開始したとするのが妥当である。この考えが正しいとすると、ヒト500万円史は「食物の入手法」で次の3期に分けることができる。
●500万年前~5万年前の採集中心の生活
●5万年前~1万円前の狩猟中心の生活
●1万年以降の農耕中心の生活
ちなみに、現代の狩猟採集民の調査から初期人類の姿を探ろうとする研究が多いが、これはおそらく的外れだろう。現代の狩猟採集民は「努力する脳」時代のヒトであり、「努力しない脳」時代のヒトとは思考も行動も全く別物だからだ。

・「人類は長距離走を武器にした狩猟者だった」という説もあるが、これには無理があるようだ。確かにヒトは長距離走に長けているのは事実だが、獲物を追って走り続けたら、乳飲み子を抱えているメスと子どもはついていけず、集団はバラバラになってしまうからだ。その瞬間を、ヒトを獲物とするヒョウなどのネコ科大型補食獣が見逃すはずがない。補食獣にとって、メスと子どもだけの集団は「食べ放題のバイキングコース」である。先史時代のヒトは、ネコ科大型補食獣の襲撃撃退するために、乱婚型血縁関係集団を作り、数の力によって群れ全体で防御してきたのだ。鋭い爪も牙もなく、強い力もなく俊敏な運動能力も高い知能も持っていない初期のヒトがサバンナで生き延びるためには、集団防衛するしかないのだ。だから集団のメンバーは、子どもや子どもを抱いたメスの移動スピードに合わせて歩き、集団がバラバラにならないように調節したはずだ。集団で行動するためには、その集団でもっとも遅いメンバーに合わせて歩くしか選択の余地はないのだ。長距離走の能力が狩りに活かされるようになったのは、定住化以降、すなわち今から1万2000年以降のことだろう。定住に適した場所に複数の集団が集まって暮らすようになれば、狩猟担当、採集担当、子育て担当、防衛担当のように、役割ごとに行動できるようになり、それまでの「集団全員で同一行動」をする必要がなるからだ。ちなみに「ヒトは長距離ランナーの狩人説」説は、20世紀後半のランニング・ブームを背景に生まれたのではないかと想像している。

・先史時代のヒトの食物は、動物性タンパク質がメインで、植物性食料の割合は少なく、せいぜい果実や柔らかい若い芽程度だったと考えられる。それ以外の木の葉や草は硬くで苦いものが多く、食べにくいからだ。周囲に昆虫などの食べやすい動物性タンパク質が豊富に見つかるのに、何もわざわざ食べにくくて苦いものを選ぶ者はいない。そういう状況が変わったのは、最終氷期の終了で植生が変わり、大きな堅い実をつける広葉樹林が出現したからだ。そこでヒトは初めて、堅果類の実(ピスタチオやアーモンドなど。生で食べられて味も良かった)を食料とし、その後の食料不足からコムギの実を加熱して食べるようになった。これ以降、植物は「重要な食物」となり、ヒトは「食べられる植物」探しに奔走することになる。定住による人口増加と都市への人口集中は、大量の食料を必要としたからだ。やがて中国大陸に定住したヒトが、「噛んでいるとクセになる葉」を見つける。それがカフェインを含むチャノキの葉であった。脳にダイレクトに届いたカフェインはA10神経にキャッチされ、放出されたドーパミンは報酬系を刺激した。未知の体験であるカフェインの覚醒作用と報酬系刺激はヒトを魅了し、ヒトは「もっと簡単に摂取する方法」を模索するようになる。工夫と努力は前頭連合野が最も得意とする分野だったからだ。そこで「抽出」という技術が確立し、茶のカフェインは飲んで摂取できるものになった。おそらくこのことで茶の人気が上がり、それと同時に値段も釣り上がっただろう。こうなると神仙思想や不老不死、万能薬などのキャッチコピーとセットで茶を売る知恵者が出現するのは時間の問題だ。つまり、「噛んでいるとクセになる葉」は商品になり、クセになる度合いが強ければ強いほお、高値で売れることになる(強い習慣性を持つから)。そこで「クセになる葉」探しが行われ、やがてコーヒーが発見され、その延長線上にコカやケシがある。かくして地表の耕作地には、依存症物質を含む植物が大量に栽培されることになった。もちろんこれらの作物は、穀物・イモ類を含めて「栄養はなく体に悪い」という点で共通している。これらの植物は単に、報酬系がもたらす一時的快楽のために栽培されているのだ。この観点からすると、ヒトが栽培している植物で「摂取して身体にいいもの」は、実はわずかでマメ類、葉物野菜、堅果類、キノコ類、海藻類くらいだろうか、それ以外の圧倒的多数の栽培植物(穀物)は「摂取すると健康を損なうもの」なのである。これを植物側から見ると、「子孫を残すためにヒトをまんまと騙して操った」となるだろう。何しろヒトは、新たに畑を作って種(子孫)をまき、水と肥料を与えてくれ、ライバルの植物を雑草と呼んで除去してくれるのだ。しかもそういうきつい仕事を何ヶ月も休まずに続けてくれるのである。植物から見れば、ヒトは有能で勤勉で従順で反抗心のない理想的奴隷である。おまけに何ヶ月にも及ぶたゆまぬ労働奉仕の報酬としてヒトが受け取るのは、栄養価がなくて健康を害する依存性物質(端的にいえば毒物)なのだ。

・人々の生活を支えている食物の大部分は穀物であり、穀物の供給が途絶えれば、栄養不足者は飢餓状態に陥り、飢餓状態にある者は死に直面することになる。つまり最貧困層・貧困層の命は日々の穀物供給量で左右されるのだ。これが「ヒト70億の大繁栄」の不都合な真実だ。要するに私たちは「穀物は栄養に乏しい依存性食物」と分かった後でも、穀物と一緒に生きるしかないという袋小路に入り込んでしまったのだ。この袋小路の入口に誘ったのは、植物(穀物)だ。そして加熱デンプンがA10神経を介してもたらした快感を前に、前頭連合野は「快感を持続的に得るために何をすべきか」を割り出し、そのために必要な行動を決定し、目標達成まで「努力せよ、忍耐せよ」と命じたのだ。しかし快感を基準に決めた目的の行き着く先がどこなのかは、さすがの前頭連合野も予測できなかった。140億個のニューロンと150兆個のシナプスからなるヒトの脳は、宇宙誕生の謎に迫り、素粒子の構造を解き明かそうとしている。脳の思考能力を凌駕するコンピュータを作ろうとし、生命誕生の瞬間に肉薄しようとしている。そんな無限とも思える能力を持つ脳が、脳を持たない食物の仕掛けたトリックにまんまと騙され、1万年間も操られ、現在もまだいいようにあしらわれているのだ。

・農耕(穀物)がもたらしたのは、低身長化だけではない。各地の遺跡調査からは、農耕開始とともに、離乳期の乳児死亡率が上昇したことが確認されている。原因は、離乳食として与えられた穀物粥だと考えられている。それまでデンプンを摂取したことがない乳児にデンプンしか含まない粥を食べさせると、消化不良から下痢を起こすからだ。そして下痢が続けば低タンパク血症となり、これが命取りとなったと考えられている。同様の「離乳期の下痢多発」は、現在のアフリカ各地でも報告されていて、主犯は離乳食として与えられるトウモロコシ粥と目されている。ちなみに現代の狩猟最終民は、4歳頃まで母乳のみで育てたり(クンサン族)、母親が子どもに咀嚼した肉を口移しで与えたり(イヌイット)することで離乳期を乗り切っている。

・歯周病と虫歯の発生は一般に次のように説明されている。
①口腔内常在菌のミュータンス菌はショ糖を基質として、グルコシルトランスフェラーゼという酵素の作用でグルカン(ブドウ糖が結合した重合体)を生成。グルカンが歯牙表面に結合して歯垢となる。
②ミュータンス菌はショ糖や麦芽糖を分解して乳酸を産生するため、口腔内は酸性になり、エナメル質の脱灰(分解)が起こる。
これらのことから明らかのように、虫歯や歯周病の原因はショ糖と加熱デンプンである(加熱デンプンは唾液中のアミラーゼの作用で麦芽糖に分解されるから)。ちなみに、タンパク質と脂質では、ミュータンス菌は歯垢を作ることも乳酸を発生させることもできないため、タンパク質と脂質は歯周病や虫歯の原因にはならないようだ。実際、先史時代の歯牙の化石には虫歯の痕跡はほとんどなく、同様に穀物摂取をしていない各地の先住民にも虫歯がほとんどないことが報告されている。一方で狩猟採集生活から農耕生活に移行すると同時に虫歯が増え、先住民の生活に砂糖と穀物が持ち込まれると歯周病と虫歯が増加する。

・糖質制限の唯一の問題点(?)は、糖質摂取なしで「不二子ちゃんボディ」を維持できるかどうかである。たぶん「肝機能に留意しつつ、果糖摂取で皮下脂肪を維持」すれば、不二子ちゃんは糖質制限しつつグラマラスボディを維持できるはずだ。

・デンプンの多いドングリはそのままでは不味かった。おそらく面白半分に加熱してみたチャレンジャーがいて、加熱すると食べられることを発見し、しかも噛んでいるとほのかに甘くなった。甘さは食べ物のサインだ。つまり加熱することで新しい食べ物を創り出せる可能性が見えてきた。これで食料が増え、定住期間はさらに延びていった。だが定住化により人口が増加し(主な要員は乳児期死亡の減少)、次第に食料が不足してくる。遊動生活であれば、移動すれば食料不足は解決するが、何世代も定住すると、移動生活のノウハウは失われていく。移動生活のノウハウは移動生活の中で受け継がれるものだからだ。だから彼らには定住しつつ生き延びるしか選択肢はなくなり、何がなんでもその地で食料を調達しなければならなかった。追いつめられた彼らには「加熱」という武器があった。何しろ「加熱」は食べられなかったものを食料に変える「魔法の杖」なのだ。おそらく様々な食物を加熱してみたはずだ。そしてヤギの餌だった草の穂を熱した時に、奇跡が起こる。加熱した草の穂は食べることができ、しかもほのかに甘かったのだ。もちろん甘さは食べ物であることを意味する。それが小麦だった。しかも肥沃な三日月地帯は原種小麦の原産地であり、他の植物を圧倒して群生していた。これで草原は巨大な食料庫に変身し、食料不足は一気に解消した。

・1万2000年前のヒトには、自然のデンプンを加熱すると立体構造が変化して甘い人工物に変化することなど与り知らぬことだった。だから1万2000年前のヒトはこのトリックに騙されて、加熱デンプンを食べ続けたのは無理からぬことだった。彼らはいわば無知ゆえに騙されたのだ。だが1万2000年後のヒトも、このトリックを見破れずにいる。ヒトは1万2000年経っても、この点に関しては無知なままだった。それどころか、医学はこのトリックが正しいことを大前提にした理論体系・治療体系を構築し、さらに大多数の人間は「甘いものは脳の栄養/体のエネルギー源」と信じ込んでいる。そして本来は植物を食べないはずの肉食動物でさえ、加熱した穀物(デンプン)を与えれば食べるようになるため、そうした餌を与えている(ほとんどのドッグフードやキャットフードは穀物入りだ)。これまでさまざまな「植物が動物に仕掛けた罠・トリック」を見てきたが、結果的にはこの「加熱すると食べられるようになる/甘くなる」というトリックは、植物の深慮遠謀の最たるものという気さえしてくる。27億年前、シアノバクテリアは地球環境そのものを一変させた実績があり、植物の葉緑体はシアノバクテリアの一種が植物細胞と共生したものだ。そんな植物にとっては、「地球全体を酸素化したのに比べたら、動物・ヒトを操るなんてチョロいもの」なのかもしれない。

・穀物で生きていけるヒトの数の上限はどのくらいだろうか。現在の穀物生産量から計算すると、「すべての人類が穀物のみを食べ、生産した穀物は全てヒトの食料とし、一日の摂取カロリーを2000kカロリーに制限」という厳しい条件下でも112億人である(「地球のからくり」に挑む」のデータから試算)。全人類が「1日2玄米4合と味噌と少しの野菜を食べ」という生活に徹したとしても112億人が限界なのだ。

・動物では恒温動物(牛、豚、鶏など)の飼育から、変温動物(昆虫など)の飼育に転換することが絶対に必要だ。一般に、牛肉1kg、豚肉1kg、鶏肉1kgの生産には、穀物はそれぞれ11kg、7kg、4kgが必要だといわれているが、これはあまりに効率が悪すぎる。恒温動物では体温の維持のために基礎代謝の7割が使われ、餌に含まれるエネルギーの多くは熱となって失われるからだ。その点、変温動物は体内で熱をあまり作らないため、多くの餌を必要としない。変温動物には、無脊椎動物、魚類、両生類、は虫類があるが、飼育の容易さと餌がヒトと競合しない点で昆虫が最右翼だろう。その体はタンパク質と脂質に富んでいて理想的であり、宗教的タブーの対象でもない。そして何より数が多く、少なくとも計算上は数十億~100億人分のタンパク質は昆虫で賄えそうだ。そして先進国もよやく1万年間忘却していた食材としての昆虫の重要性に気がつき始めたようだ。近未来に待ち受けている「これまでに経験したことがない」事態の前には、昆虫以外に選択の余地はないことは明らかだからだ。実際、アメリカ西海岸では、2015年頃から食用コオロギがスタミナ食としてヒットして、アメリカ各地でコオロギの養殖農場が作られているし、国連も「世界の食糧危機を救う食材」として、昆虫食を推奨している。さらに2018年1月1日からEUでは昆虫食の取引が自由化されることが決まっていて、昆虫食を取り巻く環境は急速に変化しているようだ。

良かった本まとめ(2017年下半期)

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タマリンド(東京 GINZA SIX6階)のカレーはとてもオススメ♪

2018年01月10日 01時00分00秒 | 外食
東京の銀座6丁目の人気のGINZA SIX6階に比較的リーズナブルなカレー屋があるのを発見していたので、ディナーでそのタマリンドへ行ってみました♪


↑店構え

店構えや店内はさすがかなり綺麗でこだわりを感じます♪
立体的な白い煉瓦タイルや、上に荷物置き?があるのもすごいです♪


↑店内

店名の「タマリンド」は、アフリカ原産のマメ科の植物で、その甘みと酸味の絶妙な味は、食用としてインドのみならず、東南アジアで広く普及しているようで、このお店でも使用しているとのことです♪
楽しみですね♪

コートを店員に預け、席に着き、メニューを見て注文します♪

カレーは1280円からあり、またコースも3千円からとGINZA SIXとは思えないほど比較的リーズナブルな値段設定です♪

そんな中、店名が使われているタマリンド ミールス2200円が3種類のカレーなどを楽しめ、美味しそうなのでこれを注文します♪

 具体的には、チキンカレー、マトンカレー、エビカレー、サンバル、ラッサム、バスマティライス、ブーリー、パパド、イドゥリ、ワダ、ピクルスとバラエティに富み嬉しいです♪

なお、カレーが「豆や野菜、ドライな野菜」となるベジタリアンを選択することも可能です♪
素晴らしい♪


↑ミールスのメニュー


↑コースメニュー


↑単品メニュー


↑ドリンクメニュー

そしてまずカレーが運ばれますが、ブーメランのような金属のお皿に、カレーが入った円い金属の器が置かれて運ばれて驚きます♪
この形は珍しい!


↑ブーメランの器

そして白い大きな皿にバスマティライスなどが盛られて運ばれます♪
おぉぉ美しい♪
なるほど、この白いお皿の縁に沿ってブーメラン皿が置かれるんですね♪
素晴らしい1


↑タマリンド ミールス

さっそく食べてみますが、カレーはどれも香辛料が効いて美味しい♪
種類が多いのでボリュームを感じます♪
いろんな味を楽しめるのは素晴らしいですね♪
これはコスパが高いと思います♪

食事の後に手洗い用のレモン水が運ばれたのには驚きました♪
優雅な気分になれます♪
さすがですね!


↑手洗い用のレモン水

そして小さく白い錠剤のようなもの金属の皿に置かれてが運ばれ、そしてそれに店員がお湯をかけると、あれよとアラブの魔法使いのようにモクモクと白い錠剤のようなものが立ち上がって大きくなったのには驚きました♪

しかもこれはタオルとのことです!
このパフォーマンスは面白い♪
意外と広がり、このアツアツタオルでお手々を拭きます^_^)


↑タオル


↑タオルにお湯をかける

 タマリンドでは綺麗な店内で、GINZA SIXにありながら比較的リーズナブルに香辛料が効いた美味しいカレーを頂け、またモクモクタオルのパフォーマンスも楽しめ、とてもオススメです♪

美味しかったものまとめ(2017年下半期)

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相田みつを美術館(東京 有楽町)はとてもオススメ♪

2018年01月08日 01時00分00秒 | イベント・外出
このブログでも紹介したぐるっとパスを利用して相田みつを美術館へ行ってきました♪
「ぐるっとパス」とは、主に東京都内の80もの美術館・博物館等共通入場券&割引券で、それがたったの2千円で利用できるという優れものです♪
しかもそのまま無料で入場できる施設が80のうち65もあります♪
特にこの相田みつを美術館は入場料800円なので、これだけで2000円の1/3強あるので、期限の2ヶ月も経たずにすぐ元が取れそうですね♪

「相田みつを美術館」の場所は、JR有楽町駅近くの東京国際フォーラム地下1階で、すぐ分かります♪


↑相田みつを美術館


↑相田みつを美術館第1ホール入口


↑相田みつを美術館第2ホール入口

第1ホールの方から入ります♪
入口近くには大きな縦長の看板があり、「相田みつを」さんの顔が分かります♪
それにしてもさすが東京国際フォーラムは綺麗な建物ですね♪


↑大きな看板

館内の通路もかかなり綺麗で、そして足元もお洒落です♪


↑館内の通路


↑館内の通路の足元

もちろん館内には無料コインロッカーもあります♪
最近美術館や博物館にこのぐるっとパスを利用してよく行くのですが、どこも無料コインロッカーがあって助かります♪
荷物がないと身軽でじっくり鑑賞できます♪
100円を入れて荷物をロッカーに入れて鍵を取り、帰る時は、その鍵をでロッカーを開けると100円が戻ってくる方式ですね♪

入館すると、たまたま館長説明がもうすぐ始まるとのことなので、その奥の場所へ急ぎます♪
そして相田みつをさんのご子息の館長により楽しく説明を伺います♪

驚いたのは、相田みつをさんはあの独特な誰でも書けるような(失礼^_^;))愛嬌ある文字で、「人間だもの」みたいな詩をたくさん書いていますが、実は書家としても23歳から日本で1位や連続入選という実力があったということですね♪
すごい♪
そしてそういう伝統的な書家としての実力がありながらも、「人間だもの」のように書体を崩したものを好んでいったとは知らなかったですね♪
守破離ということでしょうか。
さすが一流な方は基礎がしっかりしているんですね。
実力があるからこそ、書体を崩すことができるんですね。

また独特なその詩ですが、その詩の完成には実は簡単なようで1〜2年もかけて考え、そしてその詩の書もたった1つの簡単な詩に対して何百枚もやり直して書き、そして満足できるものは一つもなかったと言っていたとは凄いと思いました♪
さすが極めようとする方は違いますね。
その何百枚もの紙に埋もれた部屋の写真も展示されていましたが、その写真も凄いと思いました♪

この美術館には、その詩がたくさん展示されていましたが、作品はどれもかなり勇気づけられる内容で素晴らしいと思いましたね♪
たまに人生の壁にぶつかった際などにこの相田みつを美術館に訪れると、勇気づけられ、気分転換になり、そしてパワーをもらえて前向きになれると思います♪

この美術館には一枚だけ写真撮影可能なスポットと詩がありました♪
それは嬉しいサービスでした♪


↑写真撮影可能な詩

「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」です♪

「相田みつを美術館」は、とても綺麗な館内で、素晴らしい勇気づけられる詩をたくさん鑑賞でき、とてもオススメです♪
感動しました♪
また行きたいと思います♪

お勧めなお話(2017年下半期)

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「3日目のワインがいちばんおいしい(渡辺良平)」という本はとてもオススメ!

2018年01月05日 01時00分00秒 | 
「3日目のワインがいちばんおいしい」の購入はコチラ

「3日目のワインがいちばんおいしい」という本は、ワイン初心者向けに、家庭や近くの飲食店で、肩のチカラを抜いてワインをもっと楽しむためのコツやコレって本当なの?という素朴な疑問について分かりやすく説明したものです♪

特に本書の題名にもなっていますが、年号が若く果実味豊かなワインは、実は開けた日より2日目、3日目の方が味わいが変化しておいしく進化するとは知りませんでしたね♪

また、特に以下については「へ~」と思いました♪

・コンビニやスーパーなどで安くて美味しいワインを選ぶコツは、年号が若いもの、蛍光灯での日焼けを防ぐため棚の一番上のワインは避ける、濃いめの赤か冷えている白かスパークリングを選ぶ

・酸化防止剤としてワインでよく使われる二酸化硫黄は発酵段階で自然と生成されるものであり、添加する場合でも一昔前に比べるとかなり抑えられ、しかも揮発性が高いので実際に飲むときの影響としてはごくわずか

・日本で蒸し暑い季節に赤ワインをおいしく飲むには30分から1時間前位に冷蔵庫に入れるとよい

 そのほかポイント等は以下となります♪

「3日目のワインがいちばんおいしい(渡辺良平)」という本はワインについて理解が深まり、ワインを美味しく頂けるコツ等が分かりとてもオススメです!

・「参加=ポジティブ」なもちろん全てのワインに当てはまるわけではありませんが、普段の食卓に上るような
・タンニンのしっかりとした若い年号の赤ワイン
・酸のしっかりとしたピノ・ノワールなどの赤ワイン
・樽熟成を経たコクのあるアメリカやオーストラリアの白ワイン
・酸のしっかりとしたヨーロッパの白ワイン
・酸化防止剤の使用が少ない自然派ワイン
など、挙げると多くのタイプが当てはまると思います。もちろんよい状態で保管して頂きたいので、バキュバン ストッパーなおの保存用具の使用、温度管理には気をつけていただきたいですが、ぜひいろんなワインで「3日目のワインがいちばんおいしい」をお試しください。

・頭痛の原因として考えられるのは、発酵段階で生成されるヒスタミンやチラミン。これらは脳の血管の拡張や縮小を引き起こして頭痛を引き起こす場合があります。白ワインは飲めるけど、赤ワインを飲むと頭痛がするという方は恐らくヒスタミンが理由でしょう。

・極端な噂では、「フランスやイタリアの現地で飲むワインは酸化防止剤が入っていないのでおいしい」というのもたびたび聞きますが、ほとんどのワイナリー(特に小規模)は国内向け、輸出向けと分けていません。おいしいのは酸化防止剤が理由ではなく、旅行先での風土・気候や、一緒に行った相手やレストランでの食事との相性がワインをおいしく感じさせたのでしょう。

・冷やした方がいいとされる白ワインもさまざまな味わいがあるので、水みたいにスルスル飲める白ワインは温度についてあまり考えずに冷蔵庫の温度でいいと思いますが、「樽熟成を経たリッチな味わいの白ワイン」や「熟成した白ワイン」は少し温度を上げて、12~14度くらいで楽しんで頂きたいと思います。白ワインは冷蔵庫に入れたものを20~30分前に出して室温に馴染ませるか、食事の時間をゆっくりとっていただくと理想的な温度のワインに出会えますよ。

・例えば焼き鳥にワインを合わせるとします。胸肉の塩焼きでしたら白です。ですからワインも白ワイン、中でも色の淡い透明度の高いワインを選ぶといいです。すっきりとした味わいが鳥のうまみを引き立ててくれるでしょう。次はレバーのタレ焼きに合わせましょう。同じ鳥でも白ワインは色的に合わないですね。ロゼ?悪くないですが、レバーは鉄分も多く濃い色ですので、やや濃いめの赤ワインの方がしっくりきます。

・今のロゼの種類は感覚的ではありますが、90%は辛口、10%は甘口といった割合でしょうか。ほとんどが辛口で、甘いイメージとは全く異なります。ロゼワインの面白さは多岐にわたります。まずは食事とn相性がとてもよく、幅広い食事と楽しめます。赤ワインでも白ワインでもない中庸な性格ですので、野菜、魚、肉、問わずに受け幅が広いです。さらに和食や中華などのアジア料理との相性はとてもいいです。また飲む温度によっては白ワイン、赤ワイン両方の側面も楽しめるのも魅力的ですね。

・「コルクじゃないワインは安物ばかり」「コルクじゃないと熟成に耐えることができない」これは実は間違いです。スクリューキャップのワインが増加し出した時は確かに安いワインばかりで、熟成にも懐疑的だったことは事実ですが、近年では検証も進み、高級ワインでもコルク以外の栓をするワイナリーも増えました。例えばニュージーランドでは赤白問わずに全体の90%以上がスクリューキャップで栓をしたワインです。著名なワイナリーではシャトー・マルゴーが赤のセカンド・ワインや白のパヴィヨン・ブランなどでスクリューキャップの実験をしたところ、10年近くの品質検証でも保存状況はよい結果となっています。コルク以外の栓が発達しだしたのはここ15年ぐらいですが、良質なコルク不足がその背景としてあったほか、コルクの状態異常による品質劣化も理由の一つです。

・日本の夏は蒸し暑い。なので皆さん「まずはビール!」になりがちです。確かに、もわっとした暑さの中で常温の赤ワイン・・・どう考えても進まないですよね。少し冷えたものであれば、赤ワインでも心地よく感じるはず。特にフレッシュでフルーティな赤なら、少量の氷を入れることで、よりおいしく飲んで頂けると思います。その場合、クラッシュアイスたっぷりではなく、氷はほんの1、2個程度にしましょう。ただし、高価なワインはやはり冷やさないほうがベター。冷やしすぎると香りが立ちにくく、せっかくのおいしさが半減する場合も。

・ワインは寝かせて保存するのが一番とされています。それは、コルク栓がワインに触れていないと時間とともに乾き、隙間ができてしまうため。隙間ができると酸化しやすくなり品質が著しく低下します。しかしご心配なく。1、2年でそんな事態にはなりません。

・気にしてほしいのは温度。直射日光に当てないのはもちろん、急激な温度変化はワインの敵。セラーがなければ冷蔵庫に入れましょう。冷蔵庫で保管するなら野菜室が最適です。野菜室の温度は冷えすぎると野菜が傷むので10~12℃くらいに保たれています。冷えすぎず、適度に湿度もあるため、5年程度なら熟成も可能ですよ。

・ハレの日にすき焼き、ステーキというなら赤ワインをおすすめしますが、普段の食卓に赤ワインはトゥーマッチ。断然白ワインの方が好相性です。特に暑さが増す春から秋にかけては、冷えた白ワインをくいっと飲む方が、ハズレがないのです。例えば、白身魚の刺身や酢の物、鍋物などさっぱりとした和食には、清涼感のある白を。色のマリアージュかも刺身、蕪、大根など透明なものには白がいい。中華料理には、少し香りが華やかなリースリングという品種の白が合います。クリームシチューや手羽の煮込みなど、少しこっくりとした料理なら、樽で熟成させたもの、アルコール度が13%以上の少し高めの白が合うでしょう。トンカツに白ワイン、全然いけます。ただしソースは控えめに。ウスターソースはインパクトが強く赤にしか合いません。かけるならお好みソースを少量がベストです。

・常温のスパークリングをすぐに楽しみたい時、冷やすのに時間がかかると思いませんか?しっかり氷を張ったバケツにボトルを首元までつければ、約10分で10℃程度下がります。ホームパーティに持参する時は念のため氷と一緒にどうぞ。

・ワインショップでは1000円台をぜひ買ってください!1000円台前半のカジュアルなワインこそ、そのショップにとってのいわば「顔」みたいなもの。ワインショップの看板を掲げるならば、当然注意を払って少しでも美味しいワインを置くべきところなのです。同じことが言えるのはレストランのハウスワイン。ハウスワインがおいしくないところは、その他のワインも大抵おいしくないと言い切ってもいいと僕は思っています。

・刺身ではなく、煮魚であれば白より赤が合わせやすい。醤油の色がつくことで、赤ワインの方が合わせやすくなるのです。逆に、刺身でもマグロやカツオなど赤身の魚に白は全く合いません。赤身に含まれる鉄分は、赤ワインのタンニンに合います。魚=白と短絡的に考えず、もっと自由に楽しみましょう。

・海外で一般的に肉と言えば、牛肉などの赤身をイメージしますが、僕たちがよく食べる鳥や豚など火を通すと白くなる白肉は白ワインの方が合わせやすい。サシが入ったA5ランクのブランド牛も実は白ワインの方が合わせやすいのです。上等な霜降り肉のおいしさはとろけるような油の甘み。その繊細な味わいにタンニンが付着すると興ざめしてしまうことも。赤ワインよりも白ワインの酸を入れることで味に深みが増します。

・よく皆さんに「何年産がいいんですか?」と聞かれます。生産地は全世界にあり、同じ年でも場所によって作柄が異なるので、限定することは難しいのですが、不思議と末尾に0か5がつく、5年単位で当たり年(優良年)が続いています。当たり年だとなにがいいかというと、発売したばかりの若いワインでもおいしく飲めること、さらに長期熟成が可能であるということです。裏を返すと価格が上がりやすい傾向にあります。近年で一番いい年は2015年。フランスも、イタリアも、南アフリカも作柄がよかった。できれば、同じ銘柄のものを毎年ヴィンテージが変わる度に飲んでみると、その年ごとのおいしさ、味わいがよくわかります。

・スーパーにも「無添加ワイン」と書かれてある安いワインが並び大人気です。しかし製造過程で、酸化防止剤をまったく使わずに醸造することは、健全なブドウだけを選果し、細心の注意を払いながら酸化を防ぐなど、その作業負担は膨大です。なぜそんなに手間がかかったものがこんなに安いのでしょうか。ワインには「バルクワイン」といって、コスト圧縮のため、大きなタンクに詰めて輸入し、国内で瓶詰めしているものがあります。ほかにもチリなど南半球から安いブドウの濃縮果汁を輸入し、国内で水で薄めて増量してから酵母を入れ、ワインにしているものも。お酒ではなくジュースとして持ってくるので関税も安くなります。通常、ワインは酸化を防止するために二酸化硫黄を入れるのですが、これらのワインはその代わりに煮沸消毒します。酸化防止剤無添加とはそういう意味なのです。煮沸消毒したり、水を加えたり・・・こうしてつくられたものをワインと呼べるのでしょうか?「無添加ワイン」とあたかも健康的なイメージを装っていますが、このように人工的につくられたものを僕は全くおすすめできません。ワインもどきといっていいでしょう。そもそも、本当に酸化防止剤無添加のものであれば、きちんと低温管理されているはず。スーパーの売り場にそのままズラリ、という状態では販売できないはずなのです。酸化防止剤として使われる二酸化硫黄は醸造段階でも自然に生成されます。本当の意味での酸化防止剤無添加ワインには、ラベルの裏に「二酸化硫黄含有」と書かれています。加えてはいないが、”発酵段階で自然に生成された二酸化硫黄は含んでいます”という意味です。

・ワインショップの1000円台のワインのように、レストランのハウスワインは一番安くてもその店の顔。だからこそ初めてのお店ではハウスワインを注文しましょう。その時「何から選んでいいかわからないので」と前置きするとスマートです。

・ほとんどの飲食店で、ワイン1本の値段はだいたい小売価格の倍掛け、もしくはそれ以上に設定されています。ワイン1本はグラス約6杯分なので、お店側はグラスワイン3杯弱で元をとるのが一般的。例えば1本2000円のワインは、グラス1杯800円の設定で、6杯あれば倍以上の4800円となる。ボトルで頼んだ場合の値段は、倍掛けの約4000円なので、値段のことを考えれば「ボトルを頼んだ方がお得」ということになります。しかしグラスで頼めばいろんな種類が楽しめるというメリットもあります。料理に合わせて味の違いを楽しむのもいいでしょう。「今日は2杯くらい」と思ったらグラスで。3、4人集まるならボトルで。

・コース料理がある高級店ではグラスワインを頼みましょう。値段的にはボトルで頼む方がお得ですが、料理をより楽しむためにも料理に合わせてグラスワインを選んだ方が断然お得なはず。

・ホストテイスティングの目的はおいいい、おいしくにかの確認ではなく保存状態の確認です。コルクの状態が悪く、中身までコルクのカビの匂いがしないか、日に焼けて色が褐変していないかなど、劣化の有無を確認するのが目的なので味わいのコメントは必要ありません。「おいしいです」ではなく「問題ないです」が正しい答え。ホストテイスティングの手順はまずは頼んだワインに間違いないか、ラベルを確認。注いでもらう時は色や香りを確認し、万が一状態が悪いと思ったら、それは伝えましょう。自信がなければソムリエさんに「私はわからないので、お任せします。そちらで確認してもらっていいですか?」と言うといいですよ。

・料理と飲み物の国や地域を合わせることが外さないポイントの一つ。つまりイタリアンならイタリア産、フレンチならフランス産を選ぶということです。次にワインについてのコメントが書かれてあれば、ディティールを語るものより想いが伝わってくるものを。特にコメントの中に感嘆詞が多いものは、お店の人がちゃんと飲んで選んだもののはず。それでも迷う場合は、お店の人に「一番人気はどれですか」と、素直に聞きましょう。料理に看板メニューがあるようにワインも「これならハズレはない」というものが必ずあるはずです。

・迷った時は辛口の白ワインを頼みましょう。肉系バルを除けば、前菜は魚介のマリネやトマト料理などの軽めなもの、メインでもそんなに濃い肉料理は出ないはず。すっきり辛口の白ワイン、もしくはさっぱりフルーティな白ワインならまず外しません。リストにロゼがあるならそれもありです。

・「どうしても1本が飲みきれない!」「酸化が進み、状態が悪くなってしまった・・・」だからといってすぐに捨てるのはちょっと待ってください!そんなワインの上手な活用法があります。一番簡単なのは料理に使うこと。市販のカレールーやシチューの素を使う前に、残った赤ワインで少し煮込むとぐっとコクが出ます。白ワインで野菜を煮込むと、味に深みのあるポトフになります。魚やチキンのソテーに、白ワインを少し加えてもおいしいですよ。飲み物として他の味にアレンジしてもおいしいです。夏におすすめなのはサングリア。リンゴ、オレンジ、パイナップルなど新鮮な果物をひと口大に切り、グラニュー糖と赤ワインを浸かるくらい加えてひと晩置くと、おいしいサングリアの出来上がりです。飲むときは氷を入れたグラスに注ぎます。パイナップル、メロン、リンゴ、はっさく、らいむなどを加えて白ワインでつくるサングリアもなかなかです。スイカは水っぽくなるのでやめておきましょう。ミントを入れてモヒート風に。ソーダ、トニックウォーターで割ればスプリッツァーになります。冬ならば、スパイスを効かせたホットワインはいかがですか。鍋に残った赤ワイン、シナモン、カルダモン、丁字などのスパイスとレモン、蜂蜜を入れ、ゆっくり加熱し、最後にオレンジリキュール(コアントロー)を入れたら出来上がり。

・ワインの産地にはその産地ごとの適正な価格があります。例えば2000円でおいしいブルゴーニュといってもなかなか難しい。まずブルゴーニュで2000円のワインを出荷しようと思ったら、ある程度量産しなければなりません。収穫量を増やしてたくさんつくるということは、必然的にブドウ一粒一粒へのこだわりが甘くなるということ。ブルゴーニュと書いてあっても、あまり期待はできなさそうだなと予想ができます。ところがブルゴーニュではなく南アフリカの2000円台だったらどうでしょう。南アフリカは土地の値段も人件費も極端に安い。向こうで言う2000円台は安いワインではないのです。ワインはその土地に合った価格を意識しながら選ぶのがポイントです。ピノ・ノワールという品種に関してはブルゴーニュが聖地なので値段を出せばいくらでもおいしいワインに出会えます。ただ限られた予算内で選ぶなら、ブランド名だけを意識して安易に名醸地の安いものを選ぶより、新興国のクオリティーのたかいものを選ぶ方がおいしい幸せに出会えるわけです。

・滞在ついでに現地のワイナリーを訪れてみてはどうでしょうか?フランスやイタリアはもちろん、ヨーロッパは全般的に都市部とワイナリーが近く、「10km圏内にこんなに有名なワイナリーがあるのか!」と驚くほど。海外のワイナリーを巡ることは決してハードルが高いことではありません。日本のワイナリーより見学コースなどが充実していますし、HP上やメールで簡単に予約が取れます。それが難しければ旅行代理店にお願いしてもいい。現地のインフォメーションやホテルのコンシェルジュに尋ねてもいろいろと教えてくれますよ。

・海の幸を食べるなら、海側の産地のワインを合わせてみます。ゆでただけの新鮮なイカやエビ、貝類などにはキーンと冷えたプロヴァンヌのロゼやスペインの海側に位置するバスク地方の微発砲性の白、チャコリがよく合います。同じ白でも、山側の食べ物に合わせるなら、スイスとフランスの国境近く、チーズの名産地でもあるジュラ地区でつくられるシャルドネなど少しコクの白がいいですね。つまり山側の料理に合わせるなら山側のワイン、海側のワインと合わせるなら海側のワインを選べばいいのです。

・90年代であれば、いいレストラン、ちゃんとしたワインバーは「リーデル」のグラスを使うのがスタンダードでした。リーデルを定番とするなら、その上のクラスは「ザルト」「ロブマイヤー」などでしょうか。ほかにも日本の「キムラガラス」がプロデュースしたものなど、国産ブランドでもいいものがたくさんあります。薄くて軽く、日本らしいすばらしい精度です。

・ブドウ品種を覚えるなら、まずは代表的な品種を赤白3種類ずつ、合計6種類を覚えることから始めることをおすすめします。赤はピノ・ノワール、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー。白はシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングです。この6種類はヨーロッパはもちろん、アメリカ、南米、オセアニア、そして日本含む世界中どこの産地でも植えられていて、”国際品種”とも呼ばれている品種です。

・ヴァン・ナチュール(自然派ワイン)は、白ワインならフランスのルワール地方、赤ワインなラングドック・ルーション地方(南仏)のワインがおすすめです。もちろんフランス以外もイタリア、アメリカ、ジョージア、日本まで、おいしいヴァン・ナチュールは数多くありますが、種類の多さと手頃な価格帯を考えるとこの2つの地域がお試しいただきやすいと思いますし、普段の食事との相性もいいですね。

良かった本まとめ(2017年下半期)

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とんかつ 銀座 梅林(東京 銀座)のカツ丼はとてもオススメ!

2018年01月03日 01時00分00秒 | 外食
東京とんかつ会議という本に掲載され、ZAGATに掲載され、食べログでとんかつ百名店に選ばれていたため梅林(ばいりん) 本店へ行ってみました!


↑店構え

閉店間際の20:30前に到着ですが、まだ待ち行列の並びがあるほど人気店で驚きます♪
また店内を見ると創業1927年(昭和2年)の90年とのことで、かなり老舗ですね♪
創業90年はすごい!
銀座で初めてのとんかつ専門店とのことで、「ひと口カツ」や独自の「中濃ソース(とんかつソース)」を考案し、カツ丼のタレも一般的なカツオだしではなく豚肉とたまねぎから取った特製スープを使用したタレを開発し、ヒレカツサンドも考案したようで先進的なようです♪
素晴らしい♪


↑創業90年のポスター

15分ほど待ち、一人だったのでカウンター席に座ります♪
カウンター席は白木がかなり美しく明るいです♪


↑カウンター席

メニューを見て、カツ丼をたっぷり食べたかったので特製ヒレカツ丼2200円を注文します♪


↑メニュー

この特製ヒレカツ丼は最上ヒレ肉が120gと十分な量です♪
なおロース肉65gであれば、何と1000円でカツ丼が食べられます♪
それは銀座ではありえないほどリーズナブルで凄いですね♪
銀座6丁目と銀座ど真ん中でこのお値段はかなり良心的で、それで行列ができるほど人気なんですね♪
しかも良く締まったやわらかな肉質と、ジューシーでさっぱりした味わいが特徴の鹿児島産の黒豚など豚肉を厳選しているとのことで、質も良いとは素晴らしいです♪

隣の客にはちょうどヒレカツ定食が到着で、うぉぉ美味しそう♪
やり取りを聞いていると、ご飯とキャベツはお代わり可能とのことでした。
キャベツお代わり可能はポイント高いですね♪

そして自分には特製ヒレカツ丼が到着♪


↑特製ヒレカツ丼

おぉぉ丼一杯にカツが黄色い卵とともに広がっていて十分な量で嬉しい♪
ヒレカツも十分な厚さで柔らかく、肉の上質さを感じます♪
そして汁も十分でカツ丼が美味しい♪
周りのトンカツ定食族からの羨ましそうな視線も感じましたね^_^;)
そう、他人の料理は美味しそうに見えます^_^;)

また味噌汁も出汁が効いて、赤味噌でアツアツでかなり美味しい♪
素人はここまで出汁はなかなか取れないんですよね〜♪
さすがのお味で嬉しい♪

銀座でリーズナブルに美味しくカツ丼やカツ定食を堪能でき梅林はとてもオススメです♪
なお、銀座では珍しくクレジットカードが利用できませんので、現金をご準備ください♪

美味しかったものまとめ(2017年下半期)

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東京・ミュージアム「ぐるっとパス」はとてもオススメ!

2018年01月01日 01時00分00秒 | イベント・外出
 東京・ミュージアム「ぐるっとパス」とは、主に東京都内の80もの美術館・博物館等共通入場券&割引券で、それがたったの2千円で利用できるという優れものです♪

 しかも無料となる入場券が結構多く、65もあるので、すぐに元が取れます♪
入場料800円~1000円のものも結構あります♪

ただ有効期限が最初の利用日から2ヶ月間という制限があるので注意が必要ですが、それでも十分短期旅行者でも利用価値があるかと思います♪

 また、私が利用したのは東京メトロとタイアップしたもので、東京メトロ24時間券が2枚セットで2700円というものです♪
こちらはもっとお得です♪
というのは、東京メトロ24時間券は通常は1枚600円で売られているのですが、このセットは2枚で700円相当なので、東京メトロ24時間券が実質1枚350円で買えることとなります♪


↑購入した東京メトロタイアップの「ぐるっとパス」

東京メトロを7km~11km利用でICカードで195円(現金200円)なので、その距離を往復するだけでも元が取れます♪
すごい!
かなりお得ですね!

実際の「ぐるっとパス」の使い方は簡単で、束になったチケットを受付で提示すると、その該当の半券を切り取ってくれ、それで入場できます♪


↑ぐるっとパス拡大


↑ぐるっとパス中身

またスタンプラリーもあり、7エリアから1館ずつ7館分のスタンプを集めるとプレゼント応募もできます♪


↑スタンプラリー

あと、実は小学生など子供向けにも良いかと思います♪

というのは、私が超オススメな日本科学未来館だけでなく、国立博物館や国立科学博物館、科学技術館、上野動物園、多摩動物園、深川江戸資料館、リスーピア、河西臨海水族園など子供が楽しめるものもたくさんあるためです♪

「ぐるっとパス」はリーズナブルにたくさんの美術館や博物館等を楽しめとてもオススメです!

以下はそのぐるっとパスが利用できる施設です♪
割引券ではなく入場券として利用できるものは数字の前に「入場」を記載します♪

<上野周辺エリア>
入場 1 下町風俗資料館
   2 上野の森美術館
   3 国立西洋美術館
   4 国立科学博物館
   5 東京国立博物館
入場 6 東京都美術館
入場 7 恩賜上野動物園
   8 東京芸術大学大学美術館
入場 9 朝倉彫塑館
入場10 書道博物館
入場11 一葉記念館
入場12 石洞美術館
入場13 アミューズミュージアム
入場14 文京区立森鴎外記念館

<東京・皇居周辺エリア>
入場15 ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション
入場16 三井記念美術館
入場17 東京国立近代美術館フィルムセンター
入場18 相田みつを美術館
  19 出光美術館
入場20 印刷博物館
入場21 昭和館
入場22 科学技術館
入場23 東京国立近代美術館
入場24 東京国立近代美術館工芸館

<港・渋谷・目黒・世田谷エリア>
入場25 パナソニック 汐留ミュージアム
  26 菊池寛実記念 智美術館
  27 泉屋博古館文館
  28 森美術館/東京シティビュー
  29 国立新美術館
入場30 渋谷区立松濤美術館
入場31 戸栗美術館
  32 山種美術館
入場33 東京都写真美術館
入場34 松岡美術館
  35 国立科学博物館附属自然教育園
入場36 東京都庭園美術館
入場37 目黒区美術館
入場38 郷さくら美術館 東京
入場39 アクセサリーミュージアム
入場40 五島美術館
入場41 静嘉堂文庫美術館
入場42 世田谷文学館
  43 世田谷美術館

<新宿・練馬・池袋・王子エリア>
入場44 新宿区立新宿歴史博物館
  45 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
入場46 文化学園服飾博物館
入場47 古賀政男音楽博物館
入場48 東京オペラシティ アートギャラリー
入場49 NTTインターコミュニケーション・センター〔ICC〕
入場50 新宿区立林芙美子記念館
入場51 ちひろ美術館・東京
  52 練馬区立美術館
入場53 古代オリエント博物館
入場54 紙の博物館
入場55 北区飛鳥山博物館

<墨田・深川・臨海エリア>
入場56 たばこと塩の博物館
入場57 東京都江戸東京博物館
入場58 江東区芭蕉記念館
入場59 江東区深川江戸資料館
入場60 江東区中川船番所資料館
入場61 地下鉄博物館
入場62 葛西臨海水族園
入場63 夢の島熱帯植物館
入場64 パナソニックセンター東京 リスーピア
入場65 日本科学未来館

<多摩エリア>
入場66 武蔵野市立吉祥寺美術館
入場67 井の頭自然文化園
入場68 三鷹市美術ギャラリー
入場69 調布市武者小路実篤記念館
入場70 神代植物公園
入場71 府中市美術館
入場72 府中市郷土の森博物館
入場73 多摩六都科学館
入場74 江戸東京たてもの園
入場75 小平市櫛田中彫刻美術館
入場76 多摩動物公園
入場77 町田市立国際版画美術館

<神奈川・千葉・埼玉>
入場78 横浜美術館
入場79 千葉市美術館
入場80 埼玉県立近代美術館

お勧めなお話(2017年下半期)

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