「超一流の雑談力」の購入はコチラ
「超一流の雑談力」という本は、雑談とは本来、人間関係や仕事の質を根本から変えてくれる魔法のようなメソッドとのことで、その雑談力を高めるテクニックについて、数々の実践例から確実に効果のあった方法を取り上げ、だれでも日常に取り入れられるようにまとめたものです♪
雑談のレベルが高まると以下のようなことが起きるとのことです。
素晴らしいですね♪
・自分に対する印象や評価がガラッと変わる
・仕事が驚くほどやりやすくなり、成果も上がる
・苦手な人がどんどん減っていき、人間関係で悩まされなくなる
・どんな場所にも顔を出すことができるようになり、よい縁にも恵まれる
・チャンスにも恵まれるので「食うに困る」ことがない
・表情や気持ちが明るくなってきて、人生が充実しているように感じられる
特に以下を改善すると魅力がアップするようです。
ぜひ心がけたいですね。
・声をいつもよりも3音くらい高くする
・相手が聞きたいと思う話をする
・相手の言いたいことを理解してから話す
・あいづちやうなずきのバリエーションを増やす
・質問で上手に会話を広げる
本書では特に以下についてナルホドと思いましたね♪
・会話の序盤の自己開示は自慢話はしない、軽い失敗談を話し、意外性を生む情報が良い
・アノマトペ(擬音)を会話に使う
・会話は一文を短く、リズミカルに話す
・声の高さはファかソの高さ
・開口一番のさわやかなあいさつ
・雑学ではなく実用の知識を提供すること
・あいづちの「さしすせそ」は重要。さすがですね・知らなかったです・素敵ですね・センスがいいですね・それはすごいですね
・頑張っていることやこだわっていることを褒めること
・相手の答えに対しては要約して応える
・会話をした直後には何を話したか記録する
・褒めるときはつぶやくように感想を言い、視線を外す
・二度目に会ったときは一度目に会った時に話したことをふれる
・ちょっとした手みやげをする
・電話はトーンを上げて声量も大きくする
・大事な話の時は間をおく
・本題に入る際は、ポイントは3つなどと全体予告をする
ぜひ雑談力を上げて、より良い人生になればと思います。
「超一流の雑談力」という本はとてもオススメです!
以下はこの本のポイント等です。
・会話の序盤でぜひ取り入れていただきたいテクニックとして挙げられるのは、適度な「自己開示」をすることです。雑談の際、一方的に自分のことばかり話すのはNG。これは「自分勝手」などの悪印象を与える雑談です。かといって「目の前の人がどこの誰だか、何を考えているのかわからない」では、相手も安心してコミュニケーションが取れません。そこで自己開示をしていくことで距離を縮めるスピードを早くするのです。具体的なやり方としては「自慢話はしない」「軽い失敗談を話す」といったことが基本になります。ただし失敗談にも注意が必要で「この人は人間的に大丈夫なのか?」と思われかねないような失敗談、また相手が引くくらいの経験談、身の上話はNGです。あくまでほどよい気安ささを生むために自分はどういうことを経験して、どんなことを考えている人間なのかを伝える作業です。たとえば、意外性やギャップを生む情報(「見た目は軽そうなのに、実はまじめ」「細いのによく食べる」「まじめに見えるのにユーモアがある」など)があると相手も魅力を感じてくれやすくなりまう。ただし、「まじめに見えるのに中身はテキトウ」などは絶対に見せてはいけないギャップなので注意してください。
・どうして当たり前の話しが面白く、分かりやすいものに見えてくるのか?そのテクニックの一つとして「オノマトペ」を使うことが挙げられます。アノマトペはフランス語で、音や感情の様子などをあらわす擬声語です。たとえば「雨がザーッと降ってきた」のザーッにあたる部分)「駅から出た瞬間、大雨が降ってきた」ことを伝えたいとき、「駅から出た瞬間、ザバーーーッと雨が降ってきまして」とするだけで、その激しさが伝えやすくなりますよね。オノマトペを使うことで、言葉の勢いやニュアンスを出しやすくなります。話芸の達者な人は、このオノマトペとさらにその言葉に合わせた身ぶり手ぶりを使うことで、話に臨場感を与えるのです。
・話をわかりやすくするために心がけたいことは次の2つ。
①一文を短くすること
②リズミカルに話すこと
・ふだんあまり振り返る機会がないのですが、雑談では基本的に「高めの声」を出すように心がけてください。高い声は、話す人のキャラクターを社交的に感じさせる効果があるのです。一方、低い声はどうかというと、話の内容に対する信頼度が高く感じられるといったメリットもあるのですが、それ以上にデメリットのほうが大きく「高圧的」「暗い」「とっつきにくい」印象を与えてしまいます。ですから気軽なコミュニケーションでは声は高くが鉄則です。では高いといってもどれくらいの音がちょうどいいのでしょうか?これにははっきりと指標があります。
「ドレミファソラシド」と音階を口ずさんでみてください。そのうち、ちょうどいい声の高さの目安は「ファ」か「ソ」の音です。なお高い声で話すにはテンポも大切です。声が低くなりがちな人は、話すスピードを上げてみましょう。早口言葉、たとえば「バスガス爆発」や「生麦生米生卵」をなるべく早く言おうとすると自然と声も高くなると思います。その要領で、テンポよく、リズムよく話すことで自然と「いい感じの声」が出るようになるでしょう。
・雑談をすとき、意外とできていないのが「開口一番のさわやかなあいさつ」です。さまざまな要因はあるかと思いますが、みなさん得てして会話のはじめのあいさつを軽んじる傾向があります。特に初対面の会話では緊張してしまったり、照れてしまったりすのか、ぎこちなくて相手まで緊張させるような会話になることもあります。「会話の始まり」とは、「つかみ」の部分。ここでうまくいくと、その後の会話の空気がとてもよいものになります。ではどのように始めたらよいのでしょうか。何ということはありません。まずは元気に、素敵な笑顔で「はじめまして、○○社の××と申します。本日はお時間をいただきどうもありがとうございます。よろしくお願いします!」と言ってください。開口一番はこれでOKです。不思議なもので、「よろしくお願いします」と言われると、人はこれを好意的に受け取ってくれます。さわやかに「よろしくお願いします」と伝えることで、相手と話すことを許される状態をつくる。小さいようですが、とても大事なステップの一つなのです。
・話し方は人生において重要な財産となります。苦手な人は少し時間がかかるかもしれませんが、訓練して人前で楽な気分で話せるようにするといいでしょう。人前で話すのが恥ずかしいというのは、大きな弱点になります。話し方は大事な技術です。本当にコミュニケーションというのは一度身につければ人生を左右する貴重な財産になります。
・最初のきっかけとなる話題は次の中から選ぶとよいとお伝えしています。気候/相手の会社情報/衣服、ファッション/健康/趣味/最近のニュース/共通のこと/出身地/血液型/仕事
簡単にいえば、誰にでもあてはまるようなあたりさわりのない話題がいいということです。
・なお雑談では「出すべきでない話題」もいくつかあります。代表的なものは、よく言われるように政治の話や宗教の話です。というのも政治や宗教は個人の思想が深く関わってきます。さらに話のテーマが深すぎるために「雑談」ではなく「議論」になってしまう可能性があるのです。雑談の話題は、ある程度の気軽さがないとうまく盛り上がりません。決して議論をしてはいけないというのは一つ大事な鉄則です。
・健康話だけではなく、まだ世の中で知られていないイベントやサービス、便利なグッズ、ひそかに話題になっているスポットなど幅広い人に対応できるように雑談のネタを仕込んでおくと距離を縮めるきっかけをつくれます。具体的な数としては、違うジャンルで常時5~6個。ある程度古くなったエピソードは入れ替えていくようにしてください。たとえば「自分の本業に関わる面白い話」「健康の話」「スポーツ」「最近気になる商品」「面白かった映画や本」など、相手の年齢や性別を選ばない幅広いネタを持つようにすると、相手がだれでも対応しやすくなります。
・ちょっと距離のある人との雑談では、ヘタな笑い話よりも相手が興味のある話をしたほうがよいと私は思っています。人の興味にもいろいろとありますが、最も興味を持ってもらいやすいのはどんな話でしょうか?それは相手に実益のある話です。雑学ではなく実用の知識。これをうまく提供していけるとよいわけです。
・勤め人はもちろん、そうした人たちとやり取りをする可能性がある人は、最低限が日経新聞。ただそれでは相手に話を合わせるくらいで精一杯でしょうから、より質の高い情報を探すときには「日経産業新聞」がおすすめです。日経産業新聞は専門誌ですが、手に入れやすく、その割に読んでいる人が少ない。さらにさまざまな業界の情報がバランスよく載っていて難易度もちょうどいいのです。さらに雑誌でいえば「プレジデント」や「日経ビジネス」あたりをおさえておくと仕事の雑談にはちょうどいい情報が手に入るでしょう。これに加えて「週刊文春」「週刊新潮」などの週刊誌も1冊くらい読んでおくと大衆的な情報も入ってくるのでおさえておきたいところです。ではテレビ番組ではどうでしょうか。私がおすすめするのはNHKなどで時事問題を幅広く扱っている番組や、ビジネスものでは「カンブリア宮殿」「ガイアの夜明け」あたりをフォローしておいていただきたいところです。また生活情報ならば「ためしてガッテン」。健康などの身近な生活情報は誰とでも話ができるという点でおさえておくとよいですね。
・具体的によいあいづちとは何か考えていきましょう。大事なのはその話を受けて「自分はどう感じたのか」を相手に伝える言葉を選ぶということです。「さしすせそ」のあいづちといって、次のようなものを紹介しています。
さ:さすがですね
し:知らなかったです
す:素敵ですね
せ:センスがいいですね
そ:それはすごいですね
もちろんこれにならう必要はありませんが、共通するのは「相手の話に価値がある」というリアクションを取るということです。もちろんタダ言うだけではダメで、何よりも大切なのは、しっかりと話を聞いて言葉や動きに情感を込めることです。つまり「ああ、この人はちゃんと話を聞いてくれるな」と相手に感じてもらうことがゴールになります。
・基本的には話している相手の目をずっと見るようにしてください。目を見るのが苦手なら、ネクタイのあたりを見ていれば大丈夫です。あるいは眉間のあたりを見てもいいでしょう。絶対に目を離してはいけません。とはいえ、じーーーーっと観察するように見つめられると相手も気持ち悪いので、あくまでもソフトに、おばあちゃんが孫の話を聞いているときのようなスタンスを心がけてみてください。目に力を入れない、目尻をやわらかくしたソフトな表情です。その中で、相手の話すスピードや間の取り方などを見ながら、うなずきのテンポをつかんでいきましょう。たとえば、言葉数の多い人なら小刻みにうなずくことが大切ですし、間が多めの人なら一つひとつのうなずきを深くしましょう。またその人が力を込めて語っているところにはより強いうなずきをして、どうでもいい場所でうなずかない、というメリハリもポイントです。
・人は髪型を変えたり、こだわりのアイテムを身につけていたりすると、そのことに気づいてほしいという欲求を抱く生き物です。自分が生活の中で頑張っていること、こだわっていることを褒められれば、誰だってうれしいわけですね。そういうときに「何か特別なことをされているんですか?」というフレーズは相手の欲求を刺激してくれます。「いや、別に特別ということでもないんですが・・・」と、まんざらでもない様子で話してくれるでしょう。
・理由を問うのがなぜよくないかといえば、このように会話の流れが止まってしまう可能性が多々あるからです。「なぜか?」を考えるのは人間にとって大きな負担になります。さらに知識のレベル差もありますから、その質問に答える知識がないと当然ながら相手も困ってしまうのです。またもう一つの理由として、言葉そのものが持つニュアンスとして、「なぜ」という言葉には圧迫感があります。これは日本人の感覚的な問題ですが、ちょっと窮屈で相手にプレッシャーを与えるような質問なのです。ですから、雑談の中で「なぜ?」という質問は避けるようにしてください。ただし教養のレベルが高い相手、その分野に詳しい人に対して、あるいは会話が深まってきた場合は投げかけるのはありでしょう。相手を見ながら質問のレベルを使い分けます。
・こちらが質問したことに対して相手が答えてくれたとき、どのように反応するかです。話を聞きながらメモを取ったり、図にまとめてみたり、「○○ですか」などとオウム返しをするのもよいテクニックです。そして最も大事な点としては、最終的に自分なりの要約を伝えることです。
・「つまりたとえるなら○○のようなものでしょうか?」
・「ということは××ということですか?」
・「私の業界でいう△△のようなものなんですね」
などとたとえや置き換えなどを使い、自分の理解の度合いを相手に伝えます。ちょっとしたことですが、こうした一言が「頭の回転が早い人」「話をよく聞いてくれる人」というよい印象を残してくれます。
・その日に人と出会って会話をした直後、何を話したか記録をする。要は何を話したのか覚えておくためにメモを取りましょうということです。「趣味」「年齢」「出身地」「家族構成」「血液型」・・・何でも構いません。次に会ったときのために記録をしておきます。私は最初の雑談で盛り上がったことや、教えていただいたことなdをメモします。昔は大学ノートを使っていましたが、今は携帯電話がありますから基本的にスマホにメモをしています。うまく管理ができるのであれば名刺の裏に情報を書き込むのでもよいでしょう。そもそもなぜそのようなふり返りをしなければならないのか?それはたいていの人は1回目のコミュニケーションでせっかく距離を縮めることに成功しても、2回目でその関係性をリセットしてまた初めから関係をつくり直すことが多いからです。そうならないために、距離をさらに縮めるのに必要な情報を覚えておく。そのための雑談ノートということです。
・思わず好かれるようなよい表情とはどのようなものでしょうか?具体的には話すときには上の前歯を6本以上見せて、口角を上げることを習慣にしてください。口を結んでいるときも、口角を上げることを意識します。するとどんなことが起きるでしょうか?同じ人物とは思えないほど素敵ですよね?これが人と接するときに心がけるべき表情です。こんな顔で話しかけられたらなかなか雑に扱うことはできません。たとえば営業マンや経営者、販売員など、人と関わる仕事をしている人はもちろんですが、その他の人間関係でも同じです。表情が悪いということは、自ら好かれづらいオーラを発してしまっているとてつもなく大きなハンデを背負った状態ということです。私自身、この仕事をしながら表情を変えただけで人間関係・職場の雰囲気が変わったとおっしゃる方を何人も知っています。表情、服装、身だしなみ、その威力をあなどってはいけません。
・日本人は話がおもしろくないとよく言われます。では話がおもしろくない人の特徴は何かというと「どうでもいいことをダラダラと話す」ということですね。この原因としては、文化や教育の問題もあるでしょうし、あるいは気質的に「まじめすぎる」ということが挙げられるかもしれません。あった出来事を一から十まで正確に伝えようとすると、どうしても話はダラッとなるものです。そんな人に私がおすすめしたいのは「ちょっと話を盛る」ということです。ちょっと盛るというのは端的にいえば表現を大げさにするということです。本当にあったことをベースにそれを着色するような表現を織り交ぜていく。そうすると話はおもしろくなりやすいものです。
・反論や意見の食い違いが起きたとき、どうするのが正解でしょうか。特に自分の得意分野や詳しいことでツッコミが入ると、「いや、そう思われると思うのですが」「お言葉ですが・・・」などと反論したくなるかもしれません。しかしそれでは一流の対応とは言えません。そんなときにぜひ使っていただきたいのは「うかつでした!」というフレーズです。仮に自分が正しそうな場面でも「それはうかつでした!」と相手の主張を飲み込むのが正しい対処方法です。特に商談のように、明らかにこちらの立場が下の場合では妥協を迫られる場面もあるので、とても使い勝手のよいフレーズです。
・会話中、基本的に目線は相手の顔に向け続けるべきです。ただし一つだけ、相手から視線を外していいタイミングがあります。それが相手を褒めるときです。それも大事な褒めどころ。「ここぞ!」というときにぜひ試していただきたいテクニックを紹介しましょう。それは相手からためになることを教えてもらたり、感動するような言葉をもらえたときに、つぶやくように感想を言う、相手を褒める、という方法です。具体的なやり方としては、
1)あえて相手から視線を外して、天井や宙を見る
2)うなずいたり首を横にかしげたりしながら
3)「いや~さすがだなぁ、その視点はなかったなぁ」「何だか○○さんの話は落ちてくるんだよなぁ」などとつぶやきます。
冗談のようですが、この効果はなかなか絶大で、一気に相手との距離を縮めることができます。もちろん。やりすぎては嘘くさいので、あくまでも自然に、本当にためになったなぁと思ったときに試してみてください。
・1時間の商談のうち50分が雑談で、最後の10分で「そういえば今回の件なのですが、こういう話で・・・」と本題を伝える。たったそえだけのやり取りで契約が決まってしまうことが、稀ではなくよく起こります。では、このとき何が行われているのでしょうか?役員たちは雑談を通して何を見ているのでしょうか?それは、「この人物が本当に信用に値するのかどうか」をコミュニケーションの取り方、教養のレベル、ビジネスマンとしてのマナー、身だしなみなど、あらゆるところを雑談を通して「審査」しているのです。というのも、役員は実際のテーブルにつくまでに商談の内容は(部下の報告などから)すでに心得ていますから、だいたいの方針は決まっています。あとは、その判断が正しいのかどうかコミュニケーションで測るということなのです。大手企業の役員ともなると、その態度は実に温和で柔らかなのですが、実はものすごく鋭い目をされています。笑顔にも関わらず目の奥が光っているのです。コミュニケーションはビジネスにおいてもそれだけ大切であり、人間としての総合力が試されるスキルです。
・基本としてお伝えしたいことは二度目に会ったときは「一度目に会ったとき話したことに必ずふれる」ということです。前回どのようなことを聞いたか、それをふまえてどうアクションに起こしたか、実際に体験してみて何を感じたか、などを伝えられるようにします。そして、さらならうテクニックとしては、「また教えていただいてもよろしいですか?」といった一言を加えることです。相手と今後も継続的な関係をつくっていきたいという意思を見せることで一気に距離は縮まります。中には、相手が「あれ?そんなこと話したっけ?」と忘れてしまっていることもあるかもしれませんが、それでも構いません。人が喜んでいる姿を見れば、「そういえばそんなこと言ったかもしれないな」「まぁ喜んでくれているならよかった」と、悪い気分にはまずならないものです。また前回の会話の中で、相手が教えてくれた個人的な情報を折りにふれて出すのもよいでしょう。情報は具体的であればあるほどよいです。
・人と会うときに簡単な手みやげを渡せると距離は縮めやすいでしょう。人の心にスルスルッと入っていける人はちょっとしたサプライズがうまいものです。いったい何を持っていきうのが正解でしょうか?年齢や関係性などで大きく異なってくるところはありますが、基本的にまだ会って1~2回くらいの人に対しては高価な贈り物は避けるべきでしょう。数千円というのはちょっとやりすぎです。「何でそんなものを?」と相手を戸惑わせたり、警戒させたり、余計な気をつかわせたりします。相手の立場によっては「ワイロ」として取られかねないところもあり、受け取りを拒否されてしまうケースもあるでしょう。もちろんプライベートでも同様ですね。なので500円くらいのもので十分です。たとえば私の人生で最大のヒット手みやげとなったのは、出身地でもある宮城県の特産品「仙台長茄子」でした。まだ右も左も分からなかった新入社員の頃、地元に帰ったときのおみやげとして営業先にたまたま持っていったところ、大ウケしたのです。これに味をしめた私は、一時期、100個単位で長茄子を購入して取り寄せたこともありました。
・手みやげの具体的なポイントをいくつか挙げてみましょう。大きなところとしては「大したものではないのだけれど、わざわざ行かないと手に入らないもの」だったりするとよいでしょう。何でもネットで手に入る時代ですからその地域でしか買えないご当地の限定品などは喜ばれると思います。たとえば、世界で「富豪」と呼ばれるような人たちが日本のおみやげに選ぶのは「カルピスウォーター」や「箱に入った20円の風船ガム」など日本でしか買えない商品で、これらを数百個単位で買っていくのだといいます。これなどは参考にしたい手みやげの例ではないでしょうか。また相手の好みが把握できていれば品物でもいいでしょうが、どちらかといえばお菓子などの「消えもの」のほうが無難だと思います。何か珍しいものである必要はなく、それこそ長めの打ち合わせの際に「のど飴」や「缶コーヒー」を渡すとか、ちょっとしたものでも構いません。要するに「今日はよろしくお願いします」「会えるのが楽しみでした」といった思いが伝わる手みやげであることが大切なのです。
・電話というのは、対面でのコミュニケーションよりさらに声が低く聞こえます。ですから、対面時のトーンよりもさらにトーンを上げて、声量もいつもより大きくして話さないといけません。そうしないと「怖い」「冷たい」「元気がない」といったマイナスの印象を与えてしまうことになります。
・雑談はテンポよく、継ぎ目なくパッパと進めていくのが理想です。ところが、そうではないときが一つだけあります。あえて「間」をつくると効果的な場面があるのです。それは「大事な話をしたいとき」です。たとえば、「今日はぜひお話ししたいことがありまして、実はですね」と普通に言ってしまうのではなく、
「今日はぜひお話ししたいことがありまして・・・実は」
と、大事な話題の前に少し間を置いてみます。
すると、相手の注意が一気に高まるのです。
それまでの会話のテンポがよいほどこの間は効果的で、会話に緩急ができます。この違和感が相手の目と耳を話に傾けさせてくれるのです。その他のシーンとしては、
「最近、パソコンのウイルスに感染してしまう人が増えているそうです・・・なぜなら」
などと理由や根拠を伝えたい場合。あるいは、
「何かを成し遂げるときに必要なのは執念です。・・・たとえば」
といったようにたとえ話をする場合など、聞き手の注意をひきつけることができます。具体的な間をおく時間としては、0.5秒くらい。「うん」と軽くうなずく程度の時間で結構です。何度も使えるわけではありませんが、会話の中の「ここぞ」という場面でぜひ使ってみてください。
・いよいよ本題に入ったとき、特に本題の最初の部分では、雑談で温まってきた空気を冷ましたくありません。しかし本題なのできちんと主旨を伝えなければあらない。そんなとき、相手の興味を引っ張りつつ、正確に伝えるにはどうすればいいのでしょうか?まずその入口として挙げられるのは「この話のポイントは3つあります」といった話全体の予告をすることです。簡単にできるテクニックなのですがその効果は絶大です。「ポイントは○個あります」と言われると、相手の話を理解しようと聞く準備を始め、思わずメモを取りたくなってしまうのです。さらに話し手にとっても、「話が脱線しない」というメリットがあります。
・もう一つ本題に入るときに使えるテクニックがあります。それは「○○について分析しましたので、本日はこれについてお話しいたしまs」というように全体のテーマをあらかじめ伝えることです。この前置きがあると話の全体の方向性を理解しやすくなるため、相手を話に引き込むことができます。ポイントとしては、この予告の際、どれだけ長くても17秒以内で、できれば10秒で話せるとよいでしょう。17秒というのは耳から得た情報を記憶できる量の限界と言われており、あまり長すぎると相手の頭に残りません。またまとめるときのコツとしては、
1 話のポイントは何なのか
2 それらのポイントを一言でまとめると、要するに何であるのか
とこのような手順で話の内容をまとめるとスマートな話し方ができます。
・雑談というのは、互いをよく知らない人同士で行うもの。本質的なことをいえば、さまざまなタイプの人と、さまざまな場で出会う。場数を積めば積むほどそのレベルは上がっていきます。最近はSNSのおかげもあって、異業種交流会などに参加するのも簡単ですし、「知り合いの知り合い」の飲み会に参加すのも難しくありません。そうした場で、まったく知らない人といかにうまくコミュニケーションを取れるか。これこそが雑談力の真価でもあります。自分の力試しと実力アップ、そのどちらにも役立つので、ぜひ習慣化していただきたいトレーニングです。パーティーなんか行く機会がないという方もおられると思いますので、その場合はたとえば「行ったことのにバーに行く」「タクシーの運転手と話す」「初めての美容院に行く」といったことで構いません。バックグラウンドがまったく違う人とでも、うまくコミュニケーションを取ることができる。誰からでも学びを得て、他の機会に活かすことができる。これも雑談力の効果の一つです。
・続いてのトレーニング方法は、今働いている職場や、コミュニティの中にいる「苦手な人」と話すことです。グループがある程度の規模になってくると、そこには当然苦手な人、得意でない人が出てきます。それを避けてしまうのではなく、あえて自分から話しかけてみるようにしてください。これは人との接し方のスタンスを見直す効果もあります。「返報性の法則」ですが、人のことを「苦手だな」と感じてしまうと、相手もこちらを「苦手だな」と感じてしまうものです。そうではなく、相手を好きになろうと努力し、その結果として相手にも自分を好きだと思ってもらおうとする-という流れが大切なのです。この努力は環境改善にもつながるとても大事な習慣です。苦手な人がいるというのはある程度仕方のないことかもしれませんが、対話しようとする努力は多くの場合実を結ぶと私は思います。
良かった本まとめ(2016年下半期)
<今日の独り言>
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