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「巣鴨」街歩きを楽しみました!

2012年01月30日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 おばあちゃんの「原宿」と言われる「巣鴨」ですが、私も老後に備えて、巣鴨の街歩きを楽しんできました!
今から巣鴨のことを熟知していれば、老後はきっとモテモテでしょう^_^;)

 前回の「大崎」に引き続き同様ですが、「山手線ぐるり おみやげ散歩」 という本を参考に「巣鴨」街歩きを楽しみました!

 目指すのは「巣鴨地蔵通り商店街」となります。

JR山手線「巣鴨」駅の北口に白山通り(国道17号線)という大きな通りがあるのですが、その道を北上して約200mのところで左の方向に大きな巣鴨地蔵通り商店街の看板がみえます。
JR巣鴨駅はかなりきれいな近代的なビルでしたね。

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↑JR山手線「巣鴨」駅

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↑巣鴨地蔵通り商店街の看板

この日は土曜日の昼間ということもあり、特に「とげぬき地蔵尊」の辺りはかなり賑わっていましたね。
天気に恵まれました。

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↑「とげぬき地蔵尊」の辺りの巣鴨地蔵通り商店街の看板

 まず、昼食を食べることにします。
 とげぬき地蔵尊の隣の小道を入って、「山手線ぐるり おみやげ散歩」にも掲載されている「古奈屋本店」に到着します。

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↑古奈屋本店

 到着したのは11:30頃でしたが、すでに5~6人並んでいてビックリ!人気なお店なんですね。

 元芸能プロ社長が味にこだわって作ったお店で、特にカレーうどんについては今の味へと極めるまで4年かけたようです。
また自慢のカレールーは3日越しで熟成させ、材料にも妥協をしないとのことです。

 店の前で並んでいる間にメニューを見て、色鮮やかで美味しそうな「旬野菜カレーうどん」1280円を注文しました。
健康にも野菜が良いでしょう!なお小鉢も付きます。

 「天使のえび天カレーうどん」にも惹かれましたね。
ニューカレドニアの最高の環境の中で育った「天使の海老」はフランスで世界最高品質のお墨付きを得ているもので、そういえば以前このブログで紹介した「串かつ凡」でも「天使の海老」がありましたね。
さすが、「古奈屋」です!味へのこだわりを感じます。

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↑メニュー

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↑メニュー

 注文すると、温かいお茶を運んでくれて、この気遣いはうれしかったですね。それにしてもこの日は寒かった・・・。

 しばらくしてカウンター席に通されます。
 服がカレーで汚れないように紙のエプロンを渡され、装着するとすぐに「旬野菜カレーうどん」が運ばれました。

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↑野菜カレーうどん1280円

 野菜をカラッと揚げていて美味しい!野菜の素材の良さを感じます。
また、スープは濃厚かつおだしルーにミルクが入りまろやかです。
美味しい!!
 また最後に五穀ごはん小100円を入れて雑炊のようにして食べると、こりゃまた美味い!
こりゃ堪りません!

スープを全部飲み干すと、最後にどんぶりには「ありがとう」の赤い文字が見えてなんだか嬉しかったです^_^)

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↑どんぶりに「ありがとう」の文字

「古奈屋」はとても美味しかったですね。とてもオススメです!
なお、六本木ヒルズや、汐留カレッタ、横浜のランドマークプラザ等にもお店があるようです。

 それから巣鴨地蔵通り商店街の奥まで行き、戻りながら街歩きを楽しむことにします。
途中で、「すがも史跡まっぷ」を発見して、よく眺めてみました。

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↑すがも史跡まっぷ
 
 近くには都営の染井霊園があり、水戸徳川家墓所のほか、二葉亭四迷や、岡倉天心高村光太郎、高村智恵子等のお墓もあるようです。約100本のソメイヨシノの桜並木があり桜の名所のようです。この染井がソメイヨシノの起源とも言われているようですね。
また、慈眼寺には芥川龍之介や谷崎潤一郎のお墓があるようです。

 次に、食後のデザートのために「山手線ぐるり おみやげ散歩」に掲載されている飛安へ行きます。

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↑飛安

 あまりきれいなお店とは言えませんが、ここも5~6人並んでいてビックリしましたね。
鯛焼きが1個90円で、皮が分厚く、「あん」もたっぷり入っていて、大満足です!
写真では分かりづらいですが、かなりの大きさです!
この1個90円はかなりお徳感があります!

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↑鯛焼き90円

 それから、「中山道 待夢(たいむ)」という名前の巣鴨地域文化創造館がありました。
この巣鴨地蔵通り商店街は昔は中山道の旧街道だったようですね。

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↑巣鴨地域文化創造館

以下の写真の通り、待夢シネマ会というのも上映されているようで、かなりそそられます^_^;)

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↑待夢シネマ会

それから傘屋がありました。24本骨で風に強いカラフルな傘が1050円で売られていて、そそられましたね。

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↑傘屋

また、珈琲専科 貴族というお店にもそそられました。
きれいなお店で、オリジナルブレンド一杯250円とのことです。今度行ってみたいと思いましたね。

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↑珈琲専科 貴族

それから、「山手線ぐるり おみやげ散歩」に掲載されているマルジという店に行きます。
「幸せを呼ぶ赤いパンツ」で有名なようです。

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↑マルジ(女性用)

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↑マルジ(男性用)

 お店に入ると、何だか女性用ばかりのパンツなので、男性用はどこにあるのですか?と店員さんに聞くと、隣の店とのことでした。
少しばかり恥ずかしい思いをしました・・・^_^;)
赤いパンツは、ブリーフやトランクス、猿股、ふんどしなど色々ありますが、全体が真っ赤なブリーフ1150円を買ってみました。
商品の裏には、以下の写真のように赤パンツの効能などの記載がありますが、「お客様の声」には笑ってしまいました^_^;)
競馬に当たる気がしたり、ダンスの時に上がらないようです・・・^_^;)

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↑赤いブリーフ1150円

 それから「ときわ食堂」のエビフライも美味しそうでしたね。
食べログで現時点3.47の評価ですので、結構美味しいようです。
素材や調理にこだわりがあるようです。今度行ってみたいと思いましたね。

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↑ときわ食堂

KIFUKUDO喜福堂というパン屋も美味しそうでしたね。
今度食べてみたいと思います。

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↑KIFUKUDO喜福堂

 それから、「巣鴨地蔵通り商店街」でおそらく一番有名な「とげぬき地蔵尊」へ行きました。

正式には曹洞宗萬頂山高岩寺と言うようです。

 慶長元年(1596年)に江戸湯島に開かれ、約60年後に下谷屏風坂に移り、巣鴨には明治24年(1891年)に移転してきたようです。
 ご本尊は「とげぬき地蔵」として霊験あらたかな延命地蔵菩薩ですが、実は秘仏なので、見ることはできないようです。

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↑とげぬき地蔵尊の入口

 門をくぐると焚き上げで、線香の白い煙が立ちこめています。
入口で、線香は一束50円で売っていました。
 この焚き上げの煙を、自分の身体の痛いところに吹きかけると癒してくれるようです。
 みなさん、自分のほうに煙を寄せていました。

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↑焚き上げ

 それから、本堂ではお札や御守りを売っていました。
そして家族の安全と世界平和に合掌しました。

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↑本堂

 それから「洗い観音」にはすごい行列でしたね。

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↑「洗い観音」への行列

 自分の悪い箇所と同じ所を洗うと、その病を癒してくれるという観音様です。
皆さん水をかけて、100円で売っているタオルで拭いていました。
みんなで拭くので結構ピカピカです^_^)
お約束ですが、親から頭を拭けと言われている小学生がいました・・・^_^;)
この観音様は実は二代目とのことです。
初代は永年に渡ってタワシで洗っていたため、顔などがすりへり、平成4年11月27日に隠退をいただいたようです。
そのためこの二代目からはタワシを廃止し、布で洗うことになったようです。

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↑洗い観音

 それから「とげぬき地蔵尊」近くにある佃宝で人気の佃宝煮(つくほうに)を100g660円を購入しました。このお店は「山手線ぐるり おみやげ散歩」に掲載されています。

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↑佃宝

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↑佃宝煮(つくほうに)

 佃宝煮は、昆布・アサリ・たけのこ・しいたけ・ごぼう・ニンジン・しょうがの7品目で、無添加というのは嬉しいですね。
ご飯に合います!美味しい!
なお、佃宝は農林水産大臣賞フードマイスターなど受賞している優良店のようです。

それから、地蔵尊せんべいの「むさしや」も美味しそうでした。
今度買ってみたいと思います。

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↑むさしや

それから、漢方笹屋で巣鴨健康茶を買います。

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↑漢方笹屋

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↑巣鴨健康茶

 アド街ック天国で紹介されたと書かれれば買わざるを得ません^_^)
ほうれん草の約20倍の鉄分がありビタミンも豊富な金針菜を中心に、クコの葉、杜仲葉、ハト麦熊笹、柿の葉、ハブ茶、玄米茶を配合しているとのことです。
後で飲んでみますが、確かに美味しい!
家族でも大好評で、今も愛飲しています^_^)

それから「山手線ぐるり おみやげ散歩」に掲載されている「みずの」で塩大福を買います。
1個120円です。
明治神宮に献奉したようで、その賞状がありました。
甘くて美味しいです!

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↑みずの

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↑明治神宮に献奉の賞状

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↑塩大福

それからこれも「山手線ぐるり おみやげ散歩」に掲載されている「すがも園」で豆大福を買います。
 塩大福とは「豆が入っているかどうかの違い」とお店の人が言っていたため、豆大福を買いました。
開運とあるのは何だか嬉しいです。
 買った翌日に食べましたが、まだ柔らかくて美味しかったですね。

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↑すがも園

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↑開運塩大福など

ということで、巣鴨街歩きを十分楽しみました!

この日に行けなかったところには、次回にぜひ行ってみたいと思います。

巣鴨は街歩きはとてもオススメです!!

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「ほったらかし投資術(山崎元、水瀬ケンイチ)」という本はオススメ!

2012年01月27日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ほったらかし投資術(山崎元、水瀬ケンイチ)」の購入はコチラ

 この「ほったらかし投資術」という本は、手間いらずで手数料の低いインデックス投資について、その有利性・具体的なやり方・具体的な商品等について詳しく書かれたものです。
 「インデックス投資ってなに?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、インデックス投資とは、株価指数などに連動するインデックスファンドを一定の割合で毎月定額積み立て投資をしていくというものです。アクティブファンドよりも収益率や手数料がよいというメリットもあるようです。
 また、例えば国内株60%、先進国株30%、新興国株10%と配分を決め、1年ごとにリバランスすることによって、一部利益確定+割安な仕込みを行うというのはナルホドと思いました。
 特に忙しい方や時間を有意義に使いたいという方にはオススメな投資術かと思います。
 とてもオススメな本です。

以下はこの本のポイント等です。

・この本の目的は、手間いらずで、同時に合理的なお金の運用方法を、「運用が仕事でも趣味でもない普通の人」に広く伝えることだ。これは、私(山崎元)の前著「超簡単 お金の運用術」(朝日新書)と同じだが、結論を「強く」伝えることに重きを置いた前著に対して、本書は「やさしく、丁寧に、惜しみなく」伝えることを目指した。お伝えしたい運用方法はインデックスファンドへの投資であり、これは前著も同じなのだが、読者がより納得・安心してインデックス投資を行うことができうように、インデックス投資をテーマとするブログを運営されている水瀬ケンイチさんを共著者にお迎えした。

・出会ったのが、「ウォール街のランダム・ウォーカー」という本です。400ページ以上ある分厚い本で、歴史とデータと理論が満載なのですが、そこですすめられている投資法こそ、自分に合いそうな投資法でした。「個々の株式を売買したり、プロのファンドマネジャーが運用する投資信託に投資するよりも、ただインデックスファンドを買ってじっと待っているほうが、はるかによい結果を生む」そのユニークな内容もさることながら、この本の初版が出版されたのが私が生まれた1973年。30年以上にわたって増刷・改訂を重ね、現在でも堂々と通用しているという「実績」が信用に足ると考えました。

・生活が一変しました。仕事に集中できるようになりました。もうMyYahoo!でマイポートフォリオを表示することはなくなりました。持ち株関連のニュースを常にウォッチすこともなくなりました。もちろん、トイレ・トレードもなくなりました。土日も自分の自由な時間を取り戻しました。チャート分析や企業の財務諸表を読み込むことはなくなり、ゆっくりとした休日らしい休日を過ごせるようになりました。証券会社のホームページにログインするのも、せいぜい週1回ほど。月1回程度の時もあります。趣味のバス・フィッシングとスノーボードがぐっと上達しました。ちょうどその頃に結婚もしました(これは関係あるかどうかは分かりませんが)。投資を知らなかった頃の自分らしい生活に戻ることができたのです。改めて、あの頃は四六時中、投資に追い立てられていたなあと感じます。

・インデックス投資は、世界経済の恩恵を享受しようという投資法なので、日本株式だけでなく、国内外の株式・債権に広く分散しています。いったい何千銘柄に投資するの?とお思いのかたがいらっしゃるかもしれませんが、インデックス(指数)と連動するインデックスファンドがあれば、各投資対象にまとめて投資するのと同じ効果が得られます。日本株式インデックスファンド、先進国株式インデックスファンド、新興国株式インデックスファンド、日本債券インデックスファンド、先進国債権インデックスファンドなどです。

・投資のリターンは相場次第で、自分の力ではコントロールできない部分です。これに対して、コストは自分の力でコントロールできる数少ない要素のひとつです。コストを徹底的に削減することで、投資のパフォーマンスがわずかでも向上させることができると考えています。一般的に、インデックスファンドを含む投資信託にかかるコストとして、販売手数料、信託報酬があります。販売手数料は購入する時にかかコストのことですが、最近では、インデックスファンドの場合、販売手数料はなし(ノーロード)が常識になっています。問題は信託報酬で、保有している間ずっとかかるコストです。年率○%が毎日日割りでかかる形になります。私はこの信託報酬ができるだけ低いインデックスファンドを選んでいます。信託報酬で言えば、インデックスファンドよりもさらに低コストな商品に「ETF」があります。ただし、ETFの場合、通常の個別株式と同様に売買に手数料がかかるし、最低投資金額が大きい場合があります。だから、自分の場合、インデックスファンドで毎月積み立てて、一商品が100万円程度まで積み上がった段階で、ETFに買い替える「リレー投資」というものをやっています。最後に、年に1回、「リバランス」というものを行っています。これは、最初に決めたアセットアロケーションが、運用しているうちに変化してくるのを元に戻すことです。具体的には、増えているアセットクラスを売却し、減っているアセットクラスを買い増しして、既定の比率に戻す作業です。

・インデックス投資は、①明快、②安価、③負けない、という3つの長所を持っています。読者が興味を持たれるのは、インデックス・ファンドの「負けない」という特性でしょう。勝ち・負けには相手が必要ですが、インデックス投資の相手はアクティブファンドです。インデックスファンドはアクティブファンドに負けないのです。一般に、アクティブファンドは「市場平均を上回る投資収益率を目指して運用されるファンド」ということになっています。一方、インデックスファンドは株価指数(インデックス)によって表される市場平均そのものの収益率をそのまま実現することを目的として運用されています。言葉だけを追うと、アクティブファンドの方が勝ちそうに思われるかもしれあせん。しかし、世の中は、「目指します!」という意気込みだけで何とかなるものではありません。現実問題として、アクティブファンドの平均は、インデックスファンドに負けているのです。

・アクティブファンドとして比較した場合に有利な点の多いインデックスファンドなのですが、一つ、心配すべき欠点があります。それは、銘柄入れ替えや銘柄ウエイトが変化する際に、指数自体もインデックスファンドの投資家も多少の損をこうむることがありうるということです。

・インデックスファンドの優位性の二つ目は「安価」ということでしたが、この点の優位は目下圧倒的です。アクティブ運用される投資信託はあ、国内株式に投資するタイプのもので、典型的には信託報酬が1.5%、販売手数料が3%といった水準の費用が掛かります。はっきり言って「暴利」です。購入の際には、同タイプのものでも、商品や購入窓口によって手数料が異なる場合もあるので、注意してほしいのですが、そもそも、信託報酬が1.5%という段階で、運用商品として「論外」でしょう。検討する必要がないと断言します。信託報酬とは、投資信託の運用と管理に対して継続的に掛かる手数料で、通常年率○%で表示されて、ファンド資産の中から日割り計算で差し引かれる形で徴収されます。年率1.5%でも、10年持てば単純計算で投資元本の15%にもなります。

・インデックスファンドは、一般的な公募の投資信託の場合、国内株式を対象としてTOPIXに連動するもので年率0.4%程度、外国株式のインデックスを連動対象とするもので0.6%程度まで信託報酬が下がってきました。ネット証券などを通して投資する場合、販売手数料はゼロです。

・信託報酬だけを見ると、ETF(上場型投資信託)の手数料率がいち早く下がっています。たとえば、TOPIX連動型のETFとしては残高が最も大きく、取引が活発な「TOPIX連動型上場投資信託」(コード番号1306)は、現在の信託報酬率が年率約11ベイシスです。ETFの場合、売り買いの際に通常の上場株式と同様の手数料が掛かりますが、これを考慮に入れても、この信託報酬率は魅力的です。ETFの場合、ある程度まとまった金額からの投資になるので、積み立て投資の対象にするには不向きですが、信託報酬に現在のような差がある間は、国内株式に投資する場合は、ETFへの投資を第一におすすめしたいと思います。外国株式に連動するインデックスファンドに投資する場合の選択肢は、外国株の税金の問題や外国株式および外国為替売買の手数料の問題もあって損得比較が複雑なのですが、現状では、信託銀行系の運用会社の「MSCI-KOKUSAI」に連動するファンド、及び、好みによっては「MSCI-エマージング(新興国)」に投資すファンドを、信託銀行系の運用会社の公募投信で買うのがシンプルでいいように考えます。

・個人の場合、作業としての「お金の運用」は以下の手順で行うことが基本です。
 (1)家計の財務的な状態を把握する。
 (2)「資産配分計画」を考える。
 (3)個々の「資産クラス」にどの運用商品を充てるのがいいかを選択する。
 (4)どの購入窓口で購入するのがいいかを考えて、投資する。
 (5)運用内容を時々メンテナンスする。

・お金の運用目的は、誰しもが「お金を増やすこと」であり、もう少し丁寧にいうとしても、より安全により多くのお金を得るという意味で「効率的に」お金を増やしたい、ということに尽きます。お金に色は着いていないので、将来のお金の使途は、それが結婚資金でも、離婚資金でも、老後資金でも、子供の学資でも、家の建て替え費用でも、病気の備えでも、何でも同じで、自由自在です。資金の使途別にそれに適した運用方法や運用商品があるというのは、運用商品を売る側がふりまいている、マーケティングのためのフィクション(作り話)です。医療保険、学資保険、個人年金、といったお金の使途を謳った商品の大半は検討する価値さえない代物です(特に、医療保険が不利でしょう)。

・「山崎さんはどれがいいですか?」と問われたら、新興国の株式も少し持ちたいと思うので、【配分B】「国内株50%+先進国株40%+新興国株10%」を推す。これなら、時間の経過と共に配分が少々崩れても、無難な範囲に収まりそうに思う(国内株50%+先進国株35%+新興国株15%としても、リスクが17.90%とほぼ国内株100%並みのリスクになる)。

・インデックス投資を始めるにあたって、まず必要なものは、
 ・インターネット環境
 ・銀行口座
 ・証券口座
です。

・各金融機関のインデックス投資関連商品・サービスの動きをつぶさに見てきた経験からおすすめできるのは、SBI証券、楽天証券、真ネックス証券の3社です。いずれもネット証券で、主要なインデックスファンド、国内ETF、海外ETFという3種類のインデックス商品を取りそろえています。参考までに、3社とも口座を開いている私のインデックス投資用口座としての印象を申し上げます。SBI証券は、ネット証券NO1の安心感があり、総合的によくまとまっていますが、新商品・サービスの導入は、他がやったら追いついていくという後追いの形が多いです。楽天証券は、海外ETFのパイオニアであり、新商品・サービスの導入に意欲的ですが、Web画面が分かりづらいとの利用者の声をよく聞きます。マネックス証券は後述の主要インデックスファンドの一部を取り扱っていなかったり、新商品・新サービスの導入スピードも遅かったりとやや欠点はありますが、一方で、Web画面の分かりやすさと資産管理ツールには定評がありまs。少し惜しいのはカブドットコム証券です。主要なインデックスファンドはそろえており、かつ投資信託の積み立ては銀行口座から直接引き落としができるなど、インデックスファンドの積み立て投資に関しては使い勝手がいいです。残念ながら海外ETFに対応していないので、将来海外ETFに挑戦したくなった時に、新たに他の金融機関に口座を開く必要が出てきそうです。

・ETFを市場で売買する価格のことを「市場価格」と言います。ETFは投資信託でもありますから、普通の投資信託と同様に「基準価額」と呼ばれる価格もあります。一般の投資信託と同じように、運用会社(委託会社)が発表します。基準価額は投資信託が組み入れている資産を時価評価し、配当金や利子を加え、信託報酬など経費を差し引いた純資産額を、その日の口数で割った値段のことです。つまり、基準価額はそのETFの”資産価値”を表します。この市場価格と基準価額が同じならよいのですが、市場価格はその時点の売り手と買い手の需要と供給の均衡した価格ですから、時には高くなり過ぎたり安くなり過ぎたりして、市場価格と基準価額が離れてしまう(乖離)こともあります。この乖離率は小さければ小さいほどよいです。

・海外ETFの売買手数料は国内ETFと比べるとやや高めで、1約定につき25.2~26.25ドルかかります。また、購入するためには外貨(米ドル)を準備する必要があり、ここに1ドルあたり25銭手数料がかかってきます(※為替手数料を節約する裏技として、SBI証券では付帯サービスのSBI FX αを利用して超低コストで交換した外貨を、海外ETFの買い付けに利用することができます。また楽天証券では外貨での入出金ができますので、他で安く交換した外貨を入金することも可能です)。しかし、海外ETFの信託報酬は、インデックスファンドと比べると圧倒的に低く、国内ETFと同等レベルかそれ以上の安さで、こちらも長期保有に向いています。

・証券会社に毎月自分で買い注文を出すのもいいですが、より楽ちんに投資したい人は、証券会社の「投信積み立てサービス」を使って自動で買い注文をする方法がおすすめです。「購入ファンド」「購入金額」「引き落とし日」をあらかじめ設定しておくと、毎月自動的に購入してくれるというものです。通常毎月1万円から、証券会社によっては1000円から設定可能です。これなら投資タイミングを考える手間から解放されます。証券口座ではなく銀行口座から直接自動引き落としできるサービスが選べる証券会社もありますので大変便利です。

・積み立て投資の発展型で「リレー投資」というのがあります。インデックスファンドからETFへの乗り換えのことですが、ここでは海外ETFを対象に説明したいと思います。インデックスファンドは少額から購入でき、全般的に利便性が高いというメリットがありますが、信託報酬は高めというデメリットがあります。一方、海外ETFには低コストというメリットがありますが、売買手数料が高いため少額での売買には向きません。これらのデメリットを打ち消しあって良いとこ取りをしてしまおうというのがリレー投資の考え方です。基本的には、毎月インデックスファンドを積み立てていき、海外ETF1銘柄あたり100万円程度分まで積みあがったところでいったん売却、すかさず海外ETFを購入するといった手順になります。具体的には、
 1.インデックスファンドを積み立てる
 2.海外ETF1銘柄あたり100万円程度分まで積みあがったら売却
 3.現金化(MRF)される
 4.円を米ドルに交換する(ここでFXサービスを使う裏技も)
 5.海外ETFを購入する。
 という手順を踏みます。

・こんな「楽ちん、ほったらかし投資」ですが、年に一度だけはまじめにやらなければいけないことがあります。それが「リバランス」。最初に決めた目標アセットアロケーションからのずれを修正する作業です。まず、保有資産の配分比率を算出します。そして、目標の比率よりも大きくなったアセットクラスを売り、目標の比率よりも小さくなってしまったアセットクラスを買い増します。そうすることによって、ポートフォリオのリスク量を一定に保つことができ、知らぬ間に過大なリスクを負ってしまうことを防ぎます。また同時に、リバランスは、好調なアセットクラスでの一部利益確定と、不調なアセットクラスでの割安な仕込みを行うことにもなるので、リターンの改善にも寄与します。リバランスは、3年ごとだとリーマン・ショックのような大きな相場変動があった際に配分比率が壊れたままになる期間が長くなってしまう恐れがあるので、1年ごとくらいがちょうど良いと思われます。リバランスのちょっとした裏技としては、ボーナスなどの新規投資資金を用いて、買い増しだけでリバランスするというやり方があります。こうすると、売却する時にかかるであろう税金と信託財産留保額を節約できます。

・以下の2冊はインデックス投資家のなかではバイブル的存在の名著です。
 ・「ウォール街のランダム・ウォーカー-株式とうしの不滅の心理」(バートン・マルキール)
 ・「敗者のゲーム(新版)なぜ資産運用に勝てないのか」(チャールズ・エリス)
 外国の翻訳モノは読みにくいというかたには、日本人が書いている以下の本がおすすめです。
 ・「資産運用実践講座Ⅰ 投資理論と運用計画」(山崎元)
 ・「超簡単 お金の運用術」(山崎元)
 ・「最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則」(カン・チュンド)
 ・「投資信託にだまされるな!」(竹川美奈子)
 ・「初心者は株を買うな!」(内藤忍)
 ・「しぶとい分散投資術-世界金融危機でわかった!」(田村正之)

・インデックスファンドで本稿執筆現在候補になるのは、「STAM インデックスシリーズ」(住信アセットマネジメント運用)、「eMAXISシリーズ」(三菱UFJ投信運用)、「CMAMインデックスファンド”e”シリーズ(中央三井アセットマネジメント運用)の3シリーズのインデックスファンドです。

・国内ETFでは、日本株式クラスではいろいろ選択肢はありますが、「TOPIX連動型上場投資信託」(証券コード1306)、「MAXISトピックス上場投信」(証券コード1348)などがよいと思われます。「TOPIX連動型上場投資信託(1306)は、信託報酬年率0.1155%(税込)、純資産7607億4100万円と大人気のETFです。出来高も非常に多く安心です。一方、「MAXISトピックス上場投信」(1348)は比較的後発のETFで、信託報酬年率0.0819%(税込)、純資産98億8300万円となっており、信託報酬が年率0.1%以下という驚きの低コストとなっています。ただし、純資産、出来高ともにまだ少な目という状況です。先進国株式クラスと新興国株式クラスでは、投資対象が単一国ではなく広く分散された指数に連動するものは選択肢が少ないです。先進国株式クラスは、「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680)、新興国株式クラスは「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)(1681)です。両ETFとも2010年1月に設定されたばかりのニューフェースです。「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)」(1680)は、信託報酬年率0.2625%(税込)、純資産30億6800万円。「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」(1681)は、信託報酬年率0.2625%(税込)、純資産41億3200万円。両ETFとも、コストは申し分なく低いのですが、純資産、出来高ともにまだまだ少な目という状況です。実は、この2つのETFには、もうひとつ大きな懸念点があります。「基準価額」と「市場価格」の乖離です。この乖離が「TOPIX連動型上場投資信託」(1306)のようにプラスマイナス0.1%~0.2%くらいのごく微小なものであればそれほど気にする必要はないのですが、両ETFの場合、乖離が見過ごせないくらい大きな状況が続いているのです。「上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)(1680)の場合、2010年1月に設定され、約+2~6%も乖離しています。乖離がずっとプラス圏で推移しているところを見ると、プレミアムが付いている可能性は高いと考えられます。いくら信託報酬で年間0.1%レベルの高低で競っても、ファンドを6%も割高に買ってしまったら、元も子もありません。なお、国内ETFの基準価額と市場価格の乖離は東証・大証のWEBサイト、および、モーニングスターで確認できます。特にモーニングスターは乖離履歴もみられて便利です。

・海外ETFでは、アセットクラスの区分がどうしても米国中心になります。ですから、米国株式クラス+先進国株式クラス(米国以外)+新興国株式クラスという組み合わせがスタンダードです。
どうしても、インデックスファンドや国内ETFのように、日本株式クラス+先進国株式クラス(日本以外)+新興国株式クラスという組み合わせにしたい場合も出来なくはないのですが、日本株式クラス部分は子訓ETFを使うことになろうかと思います。それを踏まえて、候補になるのはメジャーどころでほぼ決まってしまいます。米国株式クラスでは、「バンガード・トータル・ストック・マーケット・イーティーエフ」(ティッカー VTI・バンガード・グループ運用」が良いでしょう。先進国株式クラス(米国以外)は、「iシェアーズ MSCI EAFE インデックス・ファンド」(ティッカー EFA・ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ運用)、先進国株式クラス(日本以外)は、「iシェアーズ MSCI KOKUSAI インデックス・ファンド」(ティッカー TOK・ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ運用)が良いでしょう。新興国株式クラスは、「バンガード・エマージング・マーケット・イーティーエフ」(ティッカー VWO・バンガード・グループ運用)がおすすめです。


<目次>
はじめに
序章 人はどのようにしてインデックス投資家になるか
   ~水瀬ケンイチの投資遍歴
 インデックス投資家列伝1 NightWalkerさん
理論編 なぜ、普通の人にとってほぼベストの資産運用法なのか?
    ~山崎元が教えるインデックス投資の基礎知識
 インデックスファンドは「負けない」
 運用業界の「不都合な真実」の帰結
 アクティブファンドを買う人の理由は?
 インデックス運用が「負けない」理由
 時価総額ウエイト型と株価ウエイト型
 銘柄やウエイトの変更の悪影響
 TOPIXと浮動株調整
 「分かりやすい」ことのメリット
 運用の手数料について
 シンプル運用術の基本的な手順
 個人の資産配分計画(アセットアロケーション)
 運用期間とリスク
 金融資産運用と人的資本
 リスク資産の運用内容はみんな同じでいい!?_
 確定拠出年金と日本版ISA
 上級者向けの補論:「ほったらかし運用法」とCAPMの関係
 コラム インデックスファンドのアセットアロケーションについて
 インデックス投資家列伝2 rennyさん
実践編 インデックス投資、こうやったら大丈夫
 ~水瀬ケンイチのすぐにできる徹底ガイド
 準備する!
 インデックス投資を始めるために必要なものは?
 インデックス投資の金融機関の選び方
 口座開設の方法と手順
 購入する!
 ネット証券へ入金すると自動的にMRFに
 投資信託、基本の「き」
 ETFの基本の「き」
 コストと純資産に注目して商品を選ぼう!
 ”初めの一歩”は、インデックスファンドで
 積み立てる!
 積み立て投資のやり方
 リレー投資
 インデックス投資のチェック&レビューの方法
 「リバランス」を忘れずに
 心がまえ!
 運用中のマインド
 上がってもうれしい、下がってもうれしい
 気持ちを穏やかにするさまざまな方法
 インデックス投資の情報収集
 インデックス投資家列伝3 イーノ・ジュンイチさん
商品ガイド編 インデックスファンド、ETF商品完全ガイド
 候補となるインデックスファンド
 候補となる国内ETF
 候補となる海外ETF
 インデックスファンド・ETFガイド
 インデックス投資家列伝4 じゅん@さん
もっと知りたいあなたへ ファンドマネジャーに聞く!ここが知りたいインデックス投資
 インデックス投資家列伝おまけ 水瀬ケンイチ
終章 「ほったらかし運用」の魅力とあなたの未来
あとがき

面白かった本まとめ(2011年下半期)

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ピッツェリア アリエッタ(五反田)でピザのランチを堪能しました!

2012年01月25日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

JR山手線五反田駅より徒歩約5分の所あるピッツェリア アリエッタでランチを楽しみました!

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↑店構え

 以前このブログで「五反田」街歩きで紹介しましたが、その中でパネッテリア アリエッタのパンを美味しく食べたのですが、その隣にあるピッツェリア アリエッタというレストランが美味しそうで、行きたいと思っていました・・・。

 お店に入ると、若いイケメンウェイターが恭しく案内してくれます。
左側にピザ等を焼く窯があり、その前のカウンター席に座ります。
席には、金持ちそうなカップルと、エリートそうなビジネスマン一人、そして外国人のエリートそうなビジネスマン3人が座っていました。客層を見ただけでも、美味しいお店ということが想像できます。
このピッツェリア アリエッタは、天然酵母窯焼きピッツァと炭火焼きグリルが売りのお店のようです。

さっそくランチメニューを見てみます。

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↑ランチメニュー

ピザランチが1260円で、パスタランチが1050円です。それぞれサラダと飲み物がつきます。
それからスペシャルランチ1890円があり、こちらには前菜とデザートの盛り合わせに飲み物がつきます。
悩みましたが、美味しそうなオーラを醸し出していますので、思い切ってスペシャルランチを注文しました!

さっそくパンとオリーブオイル、そして前菜盛り合わせがテーブルの前に運ばれます。

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↑パンと前菜盛り合わせ

パンは柔らかく、そして上質なオリーブオイルに付けて美味しいです!
そして、前菜盛り合わせにはエビや貝、生ハム、サラダ等が新鮮で美味しい!
結構ボリュームもあり嬉しいですね。
これは堪能できます!
このランチを選んで正解です。


そして、メインのピザ「アリエッタ」(フレッシュトマト、モッツァレラチーズ、アンチョビ、バジル)が、窯に入れられますが、アッという間に焼け、食べやすいように切込みを入れてくれます。
ピザ生地が薄いので、アッという間に焼けてしまうんですね。
また料理人も若くイケメンで笑顔を振る舞ってくれます。
このお店は、ウエィターもコックもイケメンで女性にも人気がでそうですね。

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↑ピザ「アリエッタ」

ピザがアツアツで美味しい!!
また、長~く伸びるモッツァレラチーズと、トマト、アンチョビが合って美味しい!
あぁぁ思い出しただけでも、よだれが出てきます・・・
こんなに美味しいピザは初めて食べましたね。
さすが店名にもなっているピザ「アリエッタ」です!
後でお店の人に伺うと、やはりカウンター席でアツアツのピザを楽しむのが良いようです。
二階にも席があるのですが、運んでいる間にアツアツの美味しさが損なわれてしまうようです。
ぜひ、このお店に行った際には、カウンター席に座りましょう!

そして、最後にデザート盛り合わせですが、これも美しい!!

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↑デザート盛り合わせ

ナッツの入ったシチリアのアイスとチーズケーキで、これらも甘くて美味しい!
上質な甘さでさすがです!
美味しい紅茶と一緒にデザートを堪能しました。

ピッツェリア アリエッタは、美味しい前菜やピザ、デザートを楽しめてとてもオススメです!
ぜひ、アツアツのピザを楽しめるカウンター席で堪能してください。

ピッツェリア アリエッタ
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関連ランキング:ピザ | 五反田駅大崎広小路駅大崎駅




美味しかったものまとめ(2011年下半期)

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「大崎」街歩きを楽しみました!

2012年01月23日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

「山手線ぐるり おみやげ散歩」 という本を参考に「大崎」街歩きを楽しみました!

 大崎は以前は工業地帯でしたが、東京都が指定する7つの副都心の一つとなって再開発が進んで近未来型オフィス街へと発展しているようですね。
今後に注目かもしれません。

 まずは、大崎駅北側から「渋谷酒店」の「芋焼酎大崎」を見ます。
おぉぉ本当に売っている!
「むぎ焼酎大崎」もあるんですね・・・
むぎ焼酎大崎は鹿児島産のようです。
残念ながら酒飲みではないので、焼酎を買うのは断念します・・・。
でも買っておけばよかったかな?

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↑渋谷酒店

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↑芋焼酎大崎

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↑むぎ焼酎大崎

それから居木(いるぎ)神社へ行きます。
品川区指定有形文化財とのことです。
元は居木橋村の名主・松原家の屋敷神のようです。

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↑居木神社

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↑居木神社の説明

神社の傍らに、「成長のあかし」という石碑があるのがおもしろいですね。
下の方に足形があり、そこに足を合わせて身長を測ることができるようになっています。
この神社に来る度に、成長を楽しめるようになっているようです。
早速測ってみましたが、実際の身長より2cmほど高いような気がしますが、気のせいでしょうか?^_^;)

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↑成長のあかし

 それから、お腹が減っていたので、「六厘舎」でつけめんを楽しもうと思い、急いで行きますが、なんと閉店!!残念でした!
あまりに人気なことから近隣に迷惑をかけてしまったため止む無く閉店となったようです。どこかでまたお店は復活するようです^_^)

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↑六厘舎?

それから大崎駅方面に戻ります。右手にはThink Parkがありフットサル等ができる多目的スペースもあるようです。

駅前の大崎西口駅前ニュー大崎ビルに入ると、お目当てのPasco new Osakiがありました!
うれしい!お店がある!
30年前からこのビルで営業をしているようです。
しかし、看板商品の「大崎あんぱん」は売り切れとのこと。
ガガガーン!とショックを受けていると、奥から今焼きあがったので3分ほど待ってくれとのありがたい奥さんのお声。
待ちます待ちます。
どうやらあんパンの表面に付ける焼き印に時間がかかっているようでした。
店主も「待たせてすみません」と優しそうな方でしたね。
この大崎あんぱんは4種類でセットとなっていて、キャラメルあん、コーヒーあん、チョコあん、こしあんとのこと。1箱550円でした。
さっそく「こしあん」を食べてみますが、表面はふんわりで、そして十勝あずきがおいしい!ちょっと小さめですが美味しいです!

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↑Pasco new Osaki

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↑大崎あんぱん

それからゲートシティ大崎2Fにある梅蘭へ行きます。
お店は高級感があります。

横浜中華街で有名なお店のようですね。
六本木ヒルズや渋谷、二子玉川等にもお店があるようです。
さっそく、名物の「梅蘭やきそば」900円を注文します。
「梅蘭やきそば」は、この店オリジナルの料理のようで、カリカリに表面の麺が卵とともに焼かれ、その中には肉と野菜のアツアツ餡がとろりと入っていてビックリしました!
そして美味しい!
変わった料理でおもしろいですね。

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↑梅蘭の店構え

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↑梅蘭やきそば

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↑梅蘭やきそばの中身


それから、同じゲートシティ大崎のB1Fにあるリラックへ行きます。
かなり広大な吹き抜け空間が広がっていました。
近くにはスターバックスコーヒーやマクドナルドなどもあります。

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↑リラック

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↑吹き抜け

リラックは、無添加でヘルシーな食材を売っていて、そのほかベーカリーや雑貨、カフェもあります。
健康に気を使っているお店で良いと思いましたね。
お目当てのロールケーキを尋ねますが、なんと要予約とのことで売っていないとのこと!残念でした。

帰りには、ビルとの間の夕焼けと月が美しかったです!

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↑夕焼けと月

 ということで、色々とアクシデントはありましたが、居木神社やPasco new Osakiのあんパン、梅蘭やきそばは楽しむことができました!
大崎散策の一助となれば幸いです。

 そのほか、大崎にはピクニクスという自家製サンドイッチ店や翡翠原石館もあるようです。機会があれば行ってみたいと思います。


お勧めなお話(2011年下半期)
自動車保険を安く!
引越し成功法!
ホテル安く利用体験談!
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「僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ(天野春果)」という本はオススメ!

2012年01月20日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ(天野春果)」の購入はコチラ

 この「僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ」という本は、サッカーJリーグの川崎フロンターレについて書かれたものです。川崎フロンターレのサッカー事業部・プロモーション部 部長兼広報グループ長で著者の天野春果さんの視点で書かれています。

 特にホームタウン川崎市との関わりやその理念・企画・イベント等について前向きに楽しく書かれていて、私も川崎フロンターレの応援に行きたくなりましたし、他のプロスポーツ運営や地域貢献活動、スポーツ以外のビジネスにも応用できる考え方がたくさん書かれています。

 特に、地域とのつながりを大切にしながら、川崎フロンターレを盛り上げていく努力は素晴らしいと思います。

 イングランド・プレミアリーグの強豪・アーセナルFCのスペイン後の教科書を参考に、川崎フロンターレの算数ドリルまで作ってしまうとはスゴイと思いましたね。

とてもオススメな本です!

以下はこの本のポイント等です。

・ヒントを得たのは2008年。Jリーグの主催する欧州視察に参加してイングランド・プレミアリーグの強豪・アーセナルFCを訪ねたときだった。アーセナルFCは、今からシーズンチケットを買おうと思っても68年待ちという世界的な人気を誇るクラブだ。当時、まだ12年の歴史しか刻んでいなかった川崎フロンターレとはクラブの知名度、影響力共に天と地ほどの差がある。ただ、ホームタウンに対するクラブの活動はこれからのフロンターレに何か役立つものがあるはずだと思った。(これは?)アーセナルFCの中心選手であるセスク・ファブレガス選手が教科書に載っている。「スペイン語の教科書です。アーセナルの選手達はこうした教材の制作にも協力しています。ホームタウン周辺の学校ではこの教科書を使って授業が行われているんですよ」その話を聞いた僕は頭の中でセスク・ファブレガス選手をフロンターレの人気選手・中村憲剛に変換していた。(面白いかもしれない)この頃、僕はサッカーが持つスポーツの枠を超えた影響力を活用したいと考えていた。海外ではサッカーが原因で戦争が起きたり、政治に使われたり、ワールドワイドでみんなに愛されるスポーツだからこそ大きな影響を与えている。そんなサッカーの持つエネルギーをいい方向で活かせる具体的なものを探していた矢先だった。クラブとファンの接点は、リーグ戦17試合、カップ戦予選3試合のホームゲーム。年間の試合数でも、どんなに多くとも50試合には満たない。教材に載ることができれば、学校という日常生活の中でクラブとの接点が1週間に2回、3回と広がっていく。選手だけではなく、マスコット、サッカーのルール、用具、ホームスタジアムの等々力陸上競技場などフロンターレそのものを載せることでクラブがもっと浸透するだけでなく子ども達の勉強の手助けもできる面白い教材がつくれるかもしれない。何より僕自身がそんな教材があったらいいなと思った。

・果たして2009年4月、新学期を迎えた上丸子小学校の6年生全員に第1号となるフロンターレの算数ドリルが配られた。2008年の欧州視察でアイデアのカケラを拾ってから1年以上が経っていた。「ケンゴ(中村憲剛)」がいるよ」「イガ(井川祐輔)の顔が面白い!」教室が盛り上がる。算数ドリルにフロンターレの選手が載っているだけで子ども達の目の色が変わる。サッカーを題材にした問題を楽しそうに解いていく。ここまでの僕らの姿はフジテレビで特集として放送された。ドリル企画が橋本校長との出会いで前に進んだ段階からクラブ広報が「話題になるはずだ」とフジテレビに依頼して密着取材を取りつけてくれていたからだ。放送の翌日には他のクラブはもちろん、様々なメディアからも連絡が殺到して思った以上の反響を呼ぶことになった。僕はと言えば、それで満足などと微塵も思っていなかった。反響があって多くの人に注目してもらったのはいいことだ。ただ、僕の考えるゴールから見ると最初に一歩にすぎなかった。これから2年目、3年目と継続していかないと本当のゴールには近づけない。僕はすぐに次の仕掛けの準備に入った。実践学習である。ドリルに載っている問題を選手と体験しながら子ども達が教室を飛び出してグラウンドで解いていく授業だ。これはアーセナルFCもやっていないフロンターレオリジナルである。

・僕はこの算数ドリルの企画を通して、いや、これから語るすべての企画もそうだが、「何事も一筋縄ではいかない」ということを実感した。それは「できない」「不可能」という意味ではない。何事もゴールに向かうためには、テトリスのように形を変えたり、視点を変えたり、人の話に耳を傾けたり、様々なところに隠れているヒントを一つひとつ活かすことで突破できる。最悪の判断は、諦めるということかもしれない。算数ドリルに関しては、まだ最終地点に到達したとは思っていない。まず、このドリルを継続させること。そのためにクラブとしては一昨年よりも昨年、昨年よりも今年と、ドリルをよりいいものに仕上げていかなければいけない。ドリルを使う子ども達や親から「このドリルは必要だよね」という声を吸い上げることも大事だと思っている。そうなれば、配布をストップする可能性はどんどん小さくなっていくはずだ。さらに、フロンターレの実績を他のクラブが活かしてくれることも望んでいる。何よりも前例ができたのは大きいと思う。Jリーグクラブ、いやプロ野球だっていい。自分の街の行政に相談しやすくなったはずである。算数ドリルではなくても、クラブに合った形でホームタウンの教育に貢献できる何かが生み出せるだろう。それは必ず地域密着のきっかけになり、クラブとホームタウンの距離感を縮めてくれる。僕はフロンターレが成功してよかったで終わりにしたくはない。僕らの行動や考え方、事例を活かして、他のクラブ(あるいは他のビジネス)でも新たな成功事例が出てくればうれしい。すると今度は他のクラブの成功事例に僕らもまた刺激を受け、それらを応用し、発展、成長していきたい。スポーツ界の共存共栄。スポーツ界が互いに協力し、手を取り合い、ノウハウを共有することで、この国をスポーツの力で、もっと幸せな国に変えることができると信じている。

・僕は1990年から1996年までアメリカに留学した経験がある。留学した理由の一つには1994年の開催が決定していたアメリカW杯があった。英語を身につけて、チケットを自分で買って、現地で観ることが、小さいころからの夢の一つだった。観客として決勝戦を含むロサンゼルスで開催された全7試合を観戦したアメリカW杯の迫力や面白さ、興奮は今でも鮮明に脳裏に焼きついている。当時、アメリカではプロサッカーリーグもなくマイナースポーツだったサッカーを見事にエンターテインメント化してスタジアムが人であふれかえっている光景には、さすがスポーツ先進国だなと感嘆したものだ。その翌年、大学は卒業だったのだが、アメリカでは1996年にアトランタオリンピックが控えていた。W杯のような世界的なスポーツの祭典を今度はスタッフの立場で体験してみたいと思った僕はボランティア登録することにした。サッカーのボランティアスタッフとして前園真聖、川口能活、中田英寿などを擁した日本五輪代表がワールドクラスの選手を揃えたブラジルを破った”マイアミの奇跡”を間近で観ながら、世界大会をマネジメントする楽しさを肌で感じることができた。さらに1997年、フロンターレに入社した後も国際大会の運営に関わる仕事をした。1998年に開催された長野冬季オリンピックではバイアスロン競技における役員業務に有給休暇を利用して参加した。2002年の日韓ワールドカップではJAWOC(日韓ワールドカップ日本組織委員会)にも出向している。しかし、これらは年に一度のお祭や花火大会のようなものだ。その日、その期間にすべての力を出すための準備をしていく非日常の出来事である。クラブ経営はそんな一瞬のことではない。日常生活の中にいつも楽しみをつくっていかなければいけない。非日常ではなく、あくまでも日常の中に存在する非日常ということだ。

・僕は「遠くの三ツ星レストランより近くの定食屋」とよく部下に言う。三ツ星レストランがオープンすれば、誰でも行きたいと思う。お洒落をして遠くに出かけて「美味しかったね」と言いながら帰ってくるだろう。ただ、そういう生活を毎日続けられるか。たいていの人はそうもいかない。毎回、お洒落をして出かけていくのにも疲れてくる。地元クラブはそんな最高級の食材でつくられた料理ばかりを出す三ツ星レストランではなく、いつ行っても美味くて居心地がいいと評判の近所の定食屋を目指している。近所の人達がふらっとやってくる定食屋のようなクラブ。地域に根ざすクラブとはそういうものではないだろうか。

・そういう意味でクラブ経営はスーツを着込んでスマートにデスク上でこなすビジネスではない。泥にまみれながら手間暇をかけてじくり作物を育て上げる有機農業に近いかもしれない。まず、クラブのホームタウンとなる地域を徹底的に知り尽くして、どんな土壌なのかを理解する。僕の話でいえば、川崎市を知らなければクラブづくりは何も始まらないということだ。始めたとしても的を外したものになる。そのうえで土壌に合う作物を考える。川崎市にどんなプロスポーツクラブが必要なのか。また、どんなアプローチをすれば川崎市民に受け入れてもらえるのか。川崎市を知り、クラブの方向性が決まったら土を耕し、種を蒔く。つまり、チームを強化しながら、ホームタウンと協力して街全体を盛り上げる企画も次々に実行して地域密着を図っていく。さらに、地元企業をスポンサーにしたり、プロモーションイベントでも川崎の色を前面に押し出していくことも忘れてはいけない。そうして芽が出てきたら作物に愛情を注ぐように雑草などを取り除く。クラブ経営は一朝一夕で軌道に乗るものではない。始めてみると取り払うべき壁があり、足りない部分が次々と見えてくる。それらを一つひとつクリアしながら、収獲を待つ。少しうまくいったからと放っておいたら雑草だらけの畑になり、作物が枯れて何も収獲できないということにもなる。クラブ経営でもちょっとチームの調子がよかったり、イベントが成功したと満足していたりしたら、チームの状況や街の雰囲気が変わったことに気づかずに結局、悪い方向に進んでいることがある。だからこそ、常にホームタウンに目を配り、つながりを大事にして、中長期の計画も練る必要があるだろう。僕らクラブスタッフが常に汗をかいて長い時間をかけて、ようやく収獲する滋味に富む作物、それが市民に愛されるクラブではないだろうか。

・「ホームタウンに住む人の生活を豊かにする」
 「近所の美味い定食屋のように日常の中に非日常を生み出す」
 「クラブは農業のように汗をかいて、泥にまみれて育てていく」
 「クラブはチーム強化と事業の二輪車で前に進む」
 この4つのポイントをスポーツビジネスを始める以前にしっかりと考えて、肝に銘じておかなければならないと僕は考えている。それはクラブ経営を成功に導く第一歩であり、他のビジネスでも土台になり得るポイントではないだろうか。

・無償配布の戦略でフロンターレが行っている工夫がある。”有料販売して無料で配布する”仕組みだ。要は観戦チケットをステークホルダー(利害関係者)に有料で購入してもらい、ステークホルダーの事業促進あるいは販売促進ツールとして無償チケットの形で活用してもらうということである。この手法のメリットは、クラブには一定したチケット収入があること、クラブがクラブの価値を下げかねないタダ券の配布に直接関与しないこと、そしてクラブが来場の対象としているエリア、人に「お試し来場」の機会をつくり出せることにある。

・川崎フロンターレ後援会(ファンクラブ)に入会すると、フロンターレの観戦チケットがついてくる。3000円の個人会員で一般自由席の観戦チケットが2枚。観戦チケットは前売り会員価格でも1800円だから、入会金よりも付いてくるチケット価格の方が高い。仕組みはこうだ。フロンターレ後援会にはこのチケット代を予算化してもらい、定価よりも安い金額ではあるがチケットを購入してもらっている。このチケットは観戦できる試合が限定され、ホームスタジアムの収容人数を超えないと想定できる対戦相手の試合だけで使用できる。そのため、フロンターレ後援会に入れば、試合は限定されるものの最低2回はフロンターレの試合を観戦できるようになっている。またフロンターレのシーズンチケットは後援会入会が必須条件になっているため、1年間分のチケットを持っている人がさらに2枚の観戦チケットを持っていることになる。この状況から発生する現象は何か?そのチケットを無駄にしないために、知人、友人を試合に招待することだ。シーズンチケットを持つくらいの人はフロンターレの知識が豊富で愛情が深い。当日は、この人達が所属選手の特徴からクラブの長所、スタジアムの見どころまで余すことなく招待した人にレクチャーしてくれる。つまり、年間チケットを持つファン、サポーターがフロンターレの新規顧客開拓の営業マンになってくれているということだ。

・それは”スタジアム観戦に付加価値をつける”ことだ。メインディッシュは試合であることは間違いない。ただ、料理と試合が大きく違うのは、メインディッシュが”すごく美味しくなるときもあれば、もう二度と食べたくないと思うこともある”ということだ。優勝するクラブの試合は勝ちが多いわけだから、メインディッシュが”美味しい”ことが多いが、優勝するクラブは世界中どこのリーグでも1クラブだけである。リーグのほとんどのクラブが勝ったり負けたりであり、下位のクラブは”美味しくない”メインディッシュをお客様に提供し続けなければならない。勝負の世界は勝ち負け、そして引き分けしかない。だから面白いのだが、ときに残酷なものだ。僕らが提供しているメインディッシュは、このように品質保証のないものだという認識を持つことが大切になってくる。そのため、不確定なメインディッシュだけに頼らず、初心者でも確実に喜んでもらえるサイドディッシュという名の付加価値を提供できるかがポイントになる。フロンターレではこのサイドディッシュとして、初心者から長年のファンまで楽しんでもらえるイベント、アトラクションを実施し、美味しい食べ物や親しみやすい会場の雰囲気をつくり、そして席つめの強化や託児室の設置など安心・安全の提供にも力を入れている。

・集客において新規顧客の獲得と併せて重要なのが、既存顧客、つまりファンやサポーターを減らさないことだ。毎年、後援会に入会してくれる、またはシーズンチケットを購入してくれるファンはクラブ経営を安定させるありがたいお客様であると同時に、選手やクラブスタッフを精神的に支えて、力を与えてくれるパートナーである。フロンターレでは、新たなシーズンが始まる間の1~2月頃、フロンターレ後援会会員全員に宛てて、昨シーズンの応援感謝と今シーズンの引き続きの応援(後援会の入会、シーズンチケット購入のお願いなど)を記した手紙を社長、GMそして選手が直筆でサインを入れて郵送している。フロンターレ後援会の会員数は年々増え続け、2010シーズンは約2万4000人。ファミリー会員には一枚郵送となるため、直筆サインを記した紙は約1万5000枚にもおよぶ。

・子供の頃、実家のリビングの隅で読み耽っていた漫画がある。横山光輝さんが描いた”三国志”だ。当時は物語の面白さだけを楽しんでいたが、今は仕事に役立つ参考書として我が家に全60巻を揃えている。特に、国をつくっていく過程には役に立つ部分が多い。”街を切り拓く””領土を広げる””ライバルとの境界線をしっかりつくる””策略をしっかり立てなければいけない””積み上げても崩れるのは早い””民に愛されなければいけない”どれもホームタウンを盛り上げるクラブとして忘れてはいけないことばかりだ。結局は人ということもよくわかる。そして、僕は軍師の重要性も三国志から学び取った。サッカーでは試合における軍師といえば、監督だろう。監督の状況に合わせた変幻自在といえる戦略のもとで選手達が最高のパフォーマンスを披露できれば、素晴らしい結果を残せるのはいうまでもない。

・三国志の主人公・劉備玄徳のもとには、関羽、張飛、趙雲という強者がいた。しかし、なかなか領土を広げることができず、泣かず飛ばずだった。そんな劉備が飛躍したのは諸葛亮孔明という名軍師が参謀になってからである。強者達を「戦略」をもって適材適所で活用できたときから劉備の躍進は始まる。僕はそんな諸葛亮孔明に豊かな企画力と発想力を感じる。たとえば、赤壁の戦いで風向きを術によって変えると呉を信じ込ませるシーンがあるが、風向きがその時期に変わる気象知識を戦いに活かすという企画力に驚いた。10万本の矢がほしいと言われて、霧の中に船を出し、相手が射かけてきた矢で揃えるという豊かな発想力にも頭が下がる。大切なのは、巨大な戦力だけではない。限られた資源、人材をどう活かし、どう戦うかの方が重要だと僕は三国志に教えられた。

・関わる人に”他人事ではない”と思わせるかどうかが企画を成功に導くために大事なことだなと実感した。それがコツではなかと。つまり、ただお金を出してほしいではなく、お金を出すことでみんなが幸せな気分を味わえる。少々、使い古された言葉かもしれないが「WIN-WINの関係」を構築するということだ。つながるすべての人を幸せにするというなら「WIN-WIN-WIN・・・・」かもしれない。一度関係を築ければ継続性も生まれる。二度目、三度目はさらに磨きがかかり、もっといい関係を築いていける。

・サッカー選手がサッカーをしているだけでは取り上げてくれるのはスポーツ関係のメディアのみである。しかし、Jリーグのクラブが市の事業に参加して、絵本を読み聞かせているとなればどうだろうか。一般紙や通常の報道番組でも取り上げられる可能性が高くなる。そうなれば、サッカーに興味がない人にもクラブの話題を提供できる。クラブが市の推進事業に積極的に参加していることが広がればイメージアップにもつながる。それは新たなファンを獲得する機会を増やしていることにもなる。2010年の読み聞かせ会にはクラブの中心選手である中村憲剛が参加した。シーズン中だったが、彼も子供を持つ親ということもあり、その事業の意義に賛同して自ら志願してくれた。この話題は、新聞・雑誌だけではなくNHKなど様々なメディアに取り上げられ大きな反響を呼んだ。

・だったら、フロンターレはその真逆をやろうと考えた。徹底して川崎に目を向けるクラブになっていくことを決意した。川崎市内にある商工会議所、美容組合、青年会議所、川崎浴場組合などの団体で会合、慰安旅行があれば、どんどん参加してメンバーと酒を酌み交わしながら仲良くなっていった。ここで知り合った人とはプロモーション企画を実現していくための大切なネットワークに育っている。ただ、それだけを伝えていても一方通行だ。クラブも地元にお金を落とす必要がある。新年会、忘年会、印刷物の依頼などは川崎市内の業者にお願いすることにした。また、川崎市内で買い物をするときには必ず領収書をもらうことにもした。「宛名は?」「”川崎フロンターレ”です」そう答えるのが目的である。これは劇的な効果があった。次に同じお店を訪ねたときの態度が全く違う。「ポスター、貼ろうか?」わざわざ声を掛けてくれる人もいた。そういうつながりは最初は小さくても、積み重ねていくことで確実にネットワークの拡大、強化へとつながっていく。

・僕は関係を深めていく間に秀野さんから多くのことを教わった。「お客さんに楽しんでもらうためには、徹底的にやらなければいけない。中途半端は絶対にやってはいけない」「アウェイに行くときはただ試合観戦するだけじゃなくて、観光地に寄ってスタジアムに向かうツアーを組んだ方がいい」その後、僕が実行していく企画の礎は秀野さんからといっても過言ではない。あるときは「スタジアムに一体感は大事だ」と片面が水色に染まった新聞をつくってくれた。観客がその紙面を頭上に掲げるとスタジアムが真っ青になる。スタジアムをクラブカラーで染めるのは今ではふつうの光景だが、そのときは初めての試みだった。

・早速、僕は企画書を用意してDole本社に出かけていった。「バナナをたくさんもらえませんか?」「いいですよ。何箱用意します?」もちろん企画の説明はしたのだが、こちらが拍子抜けするほどトントン拍子にトップチーム、アカデミー(下部組織)へのバナナ提供が決まった。ただここまではDoleとしても他のスポーツ団体に提供している実績がある。僕は他のスポーツ団体が行っていないスタイルでDoleとさらなるWIN-WINの関係を築けないかと考えた。そこで生まれたのが3つの企画だ。1つ目が、試合前にイベントスペースで開催する”Doleランド”。Doleはバナナの他にもパイナップルやグレープフルーツ、パパイヤ、マンゴーなどたくさんの一級品フルーツを取り扱っている。これらを提供してもらい、アトラクションゲームの商品として参加者に提供する。この世の中にフルーツをもらって笑顔にならない人はいない。Dole商品をサンプリングして集客イベントとして成立させる形をつくり出した。二つ目が、月間MVP選手に試合前スタジアム内でDole商品を進呈する”バロンDole”授与式。ヨーロッパサッカーの年間最優秀選手に贈られる賞のバロンドールをもじったものである。商品は、パイナップル半年分をはじめ、ステム(バナナの木を切り出したもの)や、ブドウ、芋などDoleの商品としてあまりイメージがないもの、意外性のあるものを提供してもらっている。この授与式においての優先事項は、受賞する選手に喜んでもらうものを出すことではない。授与式自体がイベントとして成立し、来場者の注目を集めスポンサーPRにつながることにある。3つ目の企画が市内量販店などでのバナナの販売だ。フロンターレをいかに市民の生活レベルで浸透させるかを考えたとき、パッケージにフロンターレロゴがデザインされたバナナの販売を思いついた。実はクラブカラーを露出したバナナの販売はベガルタ仙台、京都サンガ、大分トリニータなど他のクラブのエリアでも行われており珍しくない。他のクラブのバナナ以上に浸透する方法はないかと考え、生まれたのが”かわさき応援バナナ”である。このバナナの最大の特徴は、売り上げの一部を老朽かした等々力陸上競技場改築のため川崎市に寄付する”寄付金制度バナナ”であることだ。この企画にはモデルがあった。長野県の”ふるさと信州応援バナナ”。長野県の自然を守るための基金をバナナの売上から出すというものだった。Doleの方からこのスキームを聞き、これを川崎で応用した。川崎市の持ち物で我々フロンターレのホームスタジアムでもある等々力陸上競技場の改築に寄付することで、このバナナが公的な位置づけを持った。フロンターレのバナナから川崎のバナナに変身したのである。公的な位置付けになったことで、川崎市長自らが記者の前でこの”かわさき応援バナナ”をパクついて「市民の皆さん、このバナナを食べて等々力改築にご協力ください」と広報宣伝する効果が生まれた。フロンターレは市民の日常生活レベルにクラブを浸透させるツールを持ち、Doleは新たなバナナブランドを展開できる。川崎市は改築基金が集まると同時に、改築のPRもできる。まさにWIN-WIN-WINの関係だ。

・ボランティアは最初は3人からのスタートだったが、今では約300名がボランティア登録している。ボランティアと一緒に試合やイベントをやり遂げたときの喜びは大きい。一緒につくり上げる喜びがある。一体感が生まれる。クラブが注意すべきことは、ボランティアを無償のマンパワーとして見てはいけないということ。彼らには規則や条件がある中で充実感を味わってもらわなければいけない。彼らは自身の時間をクラブのために割いて、真夏の暑い日でも汗だくでがんばってくれている。だからこそ、クラブは指示を出すだけではなく、一緒に動く。体力的にきついことも一緒に汗を流す。そうやって、試合やイベントが終わった後にハイタッチしたり、抱き合ったりする瞬間は幸せを感じる。僕が逆の立場だったら、できるかわからない。それほど尊く大切な存在だ。

・ベテラン選手も重要だが、すべての選手が最初は新人である。その入口でフロンターレは選手に対し、”サッカーを職業にする社会人”として考えているという一線をはっきり伝えている。ただ、僕はその一線を守るだけでいいとは考えていない。プロのサッカー選手は街の人達に愛される存在にならなければいけない。そのモデルパーソンとなったフロンターレの選手が二人いる。ひとりは前述した中西哲生氏。僕が入社した1997年からクラブに在籍して、1999年に初めてJ1昇格を果たしたときのキャプテンである。僕はフロンターレに入社して何百人という選手と接してきたが、中西さんほどいい意味で変わった選手はいなかった。Jリーグがブームだった頃でも、自ら地域イベントに参加していたからだ。餅つき、街のお祭り、ミカン箱での上で挨拶するような小さなイベントでも参加した。フロンターレの選手がクリスマスに川崎市内の病院などを訪問する”青いサンタクロース”イベントには毎年志願していた。スポーツ選手は地域を大事にすべきだという意識をその頃から持っていた選手だった。「僕は人前で話すことに抵抗がないから、イベントや企画で必要だったらどんどん使ってくれ。天野がキーマンだと思う人は全員紹介してほしい」スポーツ選手がファンサービスや地域貢献活動を惜しまないアメリカにいた僕は、日本にもこういう選手がいるんだと感銘を受けたものだ。中西さんはOBとなった今でも、クラブ特命大使という名でフロンターレの広報、ホームタウン活動にすべて無償で協力している。年に数回は、インスタント物ばかり食べている僕らスタッフを気遣い、食事会を開いてくれ、クラブに必要な改善点などアドバイスを送ってくれる。僕にとっては川崎を共に築いてきた同志であると同時に、頼もしい兄貴のような存在だ。

・そしてもうひとりは、オカこと、岡山一成選手。横浜F・マリノス、大宮アルディージャ、セレッソ大阪、アビスパ福岡、柏レイソル、ベガルタ仙台、そして川崎フロンターレにも在籍していた。日本代表に選出されたことなどなく、どこのクラブに在籍していた時も磐石のレギュラー選手ではなかったが、サポーターと選手の距離感を縮めてくれた最大の功労者である。「選手にサポーターは必要なんだ。サポーターは12番目の選手なんだ」と彼は全身で表現してくれた。その中で生まれたのが、Jリーグファンであれば一度は耳にしたことがあるはずの”岡山劇場”。試合後に牛乳のケースに乗ってサポーターに見せるマイクパフォーマンス、一緒に歌うこともあれば、勝ったときにはサポーターに抱きついたりもした。サポーターと選手の間にあった「サポーターといってもやはり観客」という壁を取っ払ってくれたのである。フロンターレの、選手とサポーターが身近に存在する、親しみやすい関係は彼のおかげで築かれていった。サッカー選手は単にサッカーをするだけじゃないというのを体現してくれた選手である。彼がつくった雰囲気は、それからのフロンターレの選手に脈々と引き継がれている。

・大きく改善されたのはやはりJ2に逆戻りした2001年がきっかけだ。クラブが再出発を図るために社長に就任した武田信平が僕を食事に誘って、相談してきた。「天野がキーマンだと思う街の人をすべて集めてほしい。直接、話したい」ホームタウンとのつながりを強く意識している人だという印象を受けた。同時に、社内では部署、役職を超えた会議の場も設けられた。おかげでいっそう、縦横無尽につながってアイデアを出し合える雰囲気とそれらを吸い上げて各部署が連携しながら対応できる機動力をフロンターレは身につけることができたのである。そしてもう一つ。クラブスタッフのクオリティーを上げることにも着手した。具体的には、出向社員を親会社に戻してプロパー社員を増やしたのである。もちろん、出向社員にも優秀な人材はいるのだが、「いつか戻る」という考えがあって、この仕事で生計を立てるといったプロ意識に欠ける社員も多かったからだ。優秀なアルバイトスタッフを社員として採用したり、他のクラブで実績を上げた経験のある人材も積極的に迎え入れた。こうして、企画を迅速に形にしていくフロンターレの「実行力」は築かれていった。

・必要なのは、「なんとかしたい」と思う気持ちを行動に移すことだ。そして求められた業務を達成させる方法は、自分で見つけ出すものだと僕は強く感じた。ポイントになるのは、臨機応変と創意工夫。1+1、3-1、√4だって答えは2だ。同じ答えでもたどり着く方法は無数にある。うまくいかないと思うことも解決の糸口は必ずある。現在も企画を進めていくうえでつまずくことは多い。ただ、そのやり方がダメだから、そこで終わりだとは思わない。あの手この手で「なんとかする」ことが大事なのだ。

・こんなふうに街にあるものを応用しようと常に意識することも大事だ。街で目立つものというのは突然できたものではなく、試行錯誤を繰り返したうえでその形になっている。そういうものをうまく応用することで新たなアイデアが生まれることがある。ただ、応用は難しい。応用できそうなものを見つけたとき、何と結びつければ企画になるかを考えられるかが鍵になる。言葉通り、ふさわしく用いないと効果をあげることはできない。そのビジネスに合うように応用するには、やはり経験と技術が必要ということである。

・紹介してもらった天体戦士サンレッドのプロデューサーの南健さんは、さすがにシュールなアニメをつくっているだけあり、ノリがよく、すぐに意気投合してフロンターレ×サンレッドのコラボアニメ制作が実現した。怪人役で登場した中村憲剛や谷口博之(現横浜F・マリノス)、井川祐輔、そして特別出演した武田社長はアフレコ(アニメに声を入れる)作業を楽しめたようで、選手、社長の新たなキャラクターを引き出す結果にもなった。特に、武田社長はアニメ出演の効果もあり、「ノリがいい社長」としてファンやサポーターの人気を集めている。ファン感謝デーではサインを求めて長蛇の列ができるほどだ。

・神が存在するのなら、僕は試されているのかもしれないと思った。復興支援活動をスタートさせた僕に、持てる力のすべてを発揮して最高の雰囲気をつくってみろと。試合に向けたプロモーションのポイントは5つ。
1 被災地及び被災地の一つであるベガルタ仙台への支援を行うこと
2 来場者に支援を呼びかけるが、募金を強いるだけでなく「笑顔」をつくること
3 笑顔を作ることは話題性を伴い、広報的効果をあげられること
4 支援はするが勝負は別だということをはっきり示すこと
5 Jリーグは我々の生活に必要なものだと実感できること
これらのポイントをすべて盛り込んだイベントを実現できれば、必ず最高の雰囲気をスタジアムにつくり出せる。目玉になる企画は浮かんでいた。

<目次>
はじめに
序章 算数ドリルのキセキ
 1 サッカーにはスポーツの枠を超えた影響力がある
 2 アイデアをテトリスのように応用する
 3 突破口は小さくても道は開ける
 4 スポーツは教育でも機能する
第1章 ブームではなくライフ-集客にマジックはない
 1 クラブの理念”人の生活を豊かにする”を持つ
 2 日常の中の非日常をつくる
 3 クラブ経営は農業である
 4 クラブは”強化”と”事業”の二輪で前進する
第2章 シンプルな集客の仕組み-”始まり”をつくり、”終わり”をつくらない
 1 始まる”きっかけ”は意識的につくり出す
 2 ”きっかけ”を妨げるクラブの常識
 3 サッカー観戦だけを”きっかけ”の材料にしない
 4 継続してもらう努力を惜しまない
第3章 クラブづくりの鍵を握る7つのつながり-ステークホルダーを活かし、活かされる
 1 他人事にさせない
 2 企業の色から市民の色へ(行政とのつながり)
 3 クラブはホームタウンのお客様ではなく一市民である(街とのつながり)
 4 WIN-WINの関係(スポンサーとのつながり)
 5 同志、企画者、演出者(サポーターとのつながり)
 6 共に汗を流す存在(ボランティアとのつながり)
 7 サッカーを職業とする社会人としてつきあう(選手とのつながり)
 8 縦横無尽につながる吹き抜けの社風(会社とのつながり)
第4章 徹底的なマーケティング-集客の鍵は”郷土愛”にあり
 1 自分の”市場”を徹底的に知る
 2 ”郷土愛”を感じるクラブをつくる
 3 ターゲットに優先順位をつける
 4 企画を実行に移すときの6つのキーワード
第5章 先を読む力となんとかする力-ゴールまで平坦な道はない
 1 先を読む力(日韓ワールドカップ)
 2 なんとかする力(2001年コンフェデレーションズカップ)
 3 常識を疑う(一体感を阻む非常口)
 4 新たな価値は対話から生み出す(川崎市民の歌)
 5 感情の起伏を活かす(煽りVTR)
 6 ヒントは日常にあふれている(K点越え)
 7 弱みを強みにする(アルビレックス新潟アウェイツアー)
 8 キャラクター設定が生んだ新たな魅力(天体戦士サンレッド)
 9 逆転の発想(多摩川クラシコ)
10 一石四鳥に発展させる(一緒におフロんた~れ)
11 他の力を我の力に変える(故岡本太郎氏とのコラボレーション)
12 ピンチを強さに変える力(Mind-1ニッポンプロジェクト)
おわりに

面白かった本まとめ(2011年下半期)

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OZAWA(オザワ)(白金台)でランチを楽しみました!

2012年01月18日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

東京メトロの白金台駅から徒歩2分ほどのところにあるオザワでランチを楽しみました!

食べログではTOP5000に入るほど人気なお店です。

お店の場所は少し分かり難く、白金台駅からプラチナ通り(外苑西通り)を歩いて右側にある美容室の右脇から奥に入り、地下への階段を降りたところにあります。

しかし、店はかなり広く、また天井も高く、清潔感あるきれいな場所です。

1img_9236
↑店内(ブレていて申し訳ありません)

 ウェイターが席まで案内してくれますが、オーナー&シェフの小沢貴彦氏が「昨日はどうも・・・」と丁寧に席まで挨拶してくれました。
実は前日も訪れたのですが、予約客で満席で時間がかかりそうだったので、翌日に来ますということになっていたのです。
それにしても、腰が低く笑顔が素敵な方です。さすがですね。

 ランチメニューは、以下のABCから選択することとなっています。

そのほか、「今日のスープ または ひとくちのオードヴル」を選択でき、デザートとコーヒー等もあります。
私はA+Bの3670円のコースにしました。

A:オードヴル
B:お魚料理
C:お肉料理

A+BorC →\3670
A+B+C  →\5250


まずは、「ひとくちのオードヴル」です。
串に刺さったものが2つあります。
食べやすく、上品な味です。

2img_9235
↑ひとくちのオードヴル

そしてオードヴルは以下の3つから選択で、
・車海老とトマトのゼリー寄せ 赤ピーマンのソース
・かぶのブランマンジェとカニのサラダ
・たいの昆布じめ 山芋のクレープと一緒に

冷製オードヴル「車海老とトマトのゼリー寄せ 赤ピーマンのソース」を選びました。
ヒンヤリゼリーとエビが美しく、底にトマトの良い香りが醸し出されています。
とても美しく美味しいです!これは芸術ですね。素晴らしいです!

3img_9242
↑車海老とトマトのゼリー寄せ 赤ピーマンのソース

それから、次のメインの「トマトとバジルのソース あいなめの唐揚げ」も美しい!!
酸っぱいスープで驚きますが、カラッと上品に野菜もはさんであり、goodです!
さすがですね!

4img_9247
↑「トマトとバジルのソース あいなめの唐揚げ

それから、そうそう!フランスパンがテーブルの上に直に置かれたのには驚きました。
普通は皿の上にパンを置きますよね。

最後に、「杏のケーキとバニラのアイス」と「紅茶」が運ばれました。
これも美しく、美味しく、紅茶と合います!
満足です!

5img_9250
↑杏のケーキとバニラのアイス

6img_9252
↑紅茶

OZAWAは、とても美味しくとてもオススメです!!
オーナーも優しくよい方です!


白金台ランチのオススメまとめ

オザワ
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関連ランキング:フレンチ | 白金台駅目黒駅高輪台駅




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デジカメ「Canon IXY 600F」はとてもオススメ!

2012年01月16日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>



デジカメ「Canon IXY 600F」を購入しました!
色はパープル(紫)です^_^)

 機種を選択するにあたっては、まずはCanon製品から選ぶことにしました。
今までもCanon使用していて以下のメリットを感じたためです。

 ・他のメーカーと比べると比較的頑丈
 ・故障の際にはほぼ1プライスの値段(約1万円)で迅速に修理してくれた
 ・操作方法が他のメーカーと比べて分かりやすい
 ・パソコンへの接続等が今までとほぼ同じで楽

Canon製品の中からは以下の3つから選択することにしました。
新製品で持ち運びが楽で高性能なためです。

 ・IXY600F(約140g、薄さ22.1mm、光学ズーム8倍、起動時間約1.3秒、撮影可能数約210枚、約1.7万円)
 ・IXY32S(約185g、薄さ25.0mm、光学ズーム4.4倍、起動時間約1.3秒、撮影可能数約180枚、約1.4万円)
 ・IXY51S(約206g、薄さ21.9mm、光学ズーム12倍、起動時間約2.4秒、撮影可能数約170枚、約3.2万円)

これら3製品の中で特に重視したのは、軽くてポケットの中でも持ち運びが楽なものですね。

となると、IXY600Fの約140gというのは軽くて一番嬉しいです。

また、IXY600Fは光学ズームが8倍もあり、起動時間は約1.3秒と早く、そして1度の充電で撮影可能数が約210枚と一番多いのも嬉しいですね。

 現在持っているデジカメは光学ズームが3倍なので、8倍とは驚異的です。

 また、ブログ記事用に急に撮影する場合もあるので起動時間は短いのは助かります。

 お値段も約1.7万円と結構安いですね。
一応価格ドットコムで最安値を検索してみました。
 確か数年前までは、この手のタイプのデジカメは3~4万円していたのでかなり安いなぁと思います。
というか、現在では光学ズーム5倍程度のものは8000円ほどで各メーカーから売られていて、その安さに驚きました!

そのほか、IXY600Fの特長としては以下があります。

・有効画素数約1210万画素
・液晶サイズ3.0型と大きい
・光学手ブレ補正
・ハイスピード連写が可能(最高約8.7枚/秒)
・こだわりオート×マルチシーンIS
・フルハイビジョンで動画撮影可能
・ハイスピード動画撮影が可能(240フレーム/秒、但しその場合に音声は録画不可)

 特に液晶サイズが大きいのは手ブレをすぐに確認できてよいですね。
と言っても、手ブレ補正のおかげでかなり手ブレが少なくなりました。

 また、ハイスピード連写ができるのは嬉しいですね。
子どもの動きが速いので重宝しそうです。
また、動画のハイスピード撮影も、テニスで使えて面白いです^_^)

そのほか、以下の機能があって面白いなぁと思いました。

 ・セルフタイマー機能で、片目をつぶるウインク後の約2秒後に撮影
 ・セルフタイマー機能で、シャッターボタンを押した人が画面に加わると、約2秒後に自動撮影
 ・カメラが笑顔を検出するたびに自動撮影
 ・打ち上げ花火を色鮮やかに撮影
 ・魚眼レンズのように撮影
 ・ベストセレクト連写(5枚の連写写真の中から自動的にベストな顔の表情のものを選択)
 ・目をつむって撮影されたものを自動的にお知らせ
 ・動画撮影で風が強い時の雑音を低減

IXY600Fには、とても満足して使用しています。

とてもオススメです!!

お勧めなお話(2011年下半期)
自動車保険を安く!
引越し成功法!
ホテル安く利用体験談!
格安国内航空券体験談!

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「ありがとう自衛隊(佐藤正久)」という本はオススメ!

2012年01月13日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ありがとう自衛隊(佐藤正久)」の購入はコチラ

 この「ありがとう自衛隊」という本は、2004年からの自衛隊イラク派遣で第一次復興業務支援隊長を勤め「ヒゲの隊長」として注目を集めた著者が、2011年3月11日に日本を襲った東日本大震災直後から活躍する自衛隊について、その真実を明らかにしたものです。

 自衛隊が地震発生直後から何をしていたのか、どういう問題が生じていたのか、どのように感謝されたのか、また米軍のトモダチ作戦の裏側、阪神大震災の教訓から改善されたこと等について詳しく分かりやすく書かれています。

 その自衛隊の奮闘ぶりには涙しました。とてもオススメな本です。

以下はこの本のポイントなどです。

・普通に考えたら、どこから手をつけたらいいのかわからないほどの瓦礫の山の前に立たされたら、こんなことはやってられないと思うでしょうし、それこそ高額のボーナスでも支給されなかったら、引き受けたくないような作業です。ここで明確に申し上げましょう。自衛隊員が災害派遣に赴けば、手当はつきます。ただし、その金額は通常1日で上限1620円です。著しい危険を伴う場合は倍額となりますが、それでも決して高額ではありません。それこそ時給に直したら200円程度にしかなりません。

・現在、自衛隊は地震だけでなく、災害やテロを含めて、防衛出動や警備行動が発令される可能性に備えて、24時間体制ですぐに動けるようになっています。地震に関して言えば、震度5弱が観測されると、どんな夜中でも悪天候でも情報部隊が自動的に出動し、空からはヘリコプターで、陸上ではバイクなどで全体増だけでなく、細かいところまで状況を把握します。おそらく出動まで10分とかかりません。それは災害時の行動の基礎となる「情報収集」のため。情報がなければ迅速かつ効率的に動くことができないからです。

・地震発生から30分以内には、実際に被災地に向けて部隊が出動します。これは事前にどの部隊から出動するかを決めているからこそできる迅速な行動で、情報収集チームからの連絡ですぐに必要とされている場所へと移動できるのです。ただ、今回の震災ではそれが裏目に出てしまった事象もありました。宮城県の多賀城にある駐屯地でも、地震の一報を受けて、直ちに訓練を中止。すぐに出動できるよう車両の準備を整えていたところ、そこに大きな津波が襲ってきて、綺麗に整列しておいた車両がすべて浸水してしまったのです。

・実は宮城県沖で大きな地震が起こるのではないか、ということはかねてから懸念されており、2008年には自衛隊や防災関係機関、そして自治体も参加しての大規模な震災対処訓練「みちのくアラート2008」が実施されています。その時に想定していたのは「宮城県沖でマグニチュード8.0の地震が発生。仙台市内で震度6を観測し、三陸沿岸部に大きな津波が来襲」というもの。当時としては考え得る最悪の事態だったわけですが、今回の東日本大震災はすべてにおいて、その最悪の想定を超えたレベルだったことになります。しかし水没や瓦礫の飛散などその想定被災状況は今回の地震に極めて似ており、この訓練が今回の救助活動に大いに活かされたことは事実です。事実、瓦礫の中からの人命の救助や、津波によって孤立した被災者のヘリによる救助といった演習はこの「みちのくアラート2008」でも、しっかりと実行されています。訓練には自治体だけでなく、仙台ガスやNTTドコモなどにも協力していただいたのですが、自衛隊と警察、消防が連携する中でネックとなったのが、通信手段でした。陸上自衛隊では通常、トランシーバーなどの無線機を使って、現地の隊員は連絡を取り合っていますが、それだと自衛隊内でのコミュニケーションは取れても、警察や消防との連動ができません。その問題点は訓練ではなく、実際に救助活動を行なわくてはならなくなった今回、浮き彫りにされたわけですが、訓練の段階でそれを知っていたNTTドコモから「ぜひこれを使ってください」と、大量の携帯電話を提供いただいていました。これによって、捜索活動がスムースに進み、たくさんの方々を救助できたことは言うまでもありません。事前の準備や演習、そして関係各所との意思確認ができていたおかげで、前代未聞と言っても大袈裟ではない今回の大災害に際しても、極めて冷静な行動をとることができたのです。

・残念ながら、今回、たくさんのご遺体を収容・搬送することとなりました。自衛隊ではご遺体を発見した場合、できる限り、傷をつけないよう丁寧に収容することを心掛けています。また、絶対に礼を失することなく、必ずご遺体に手を合わせてから搬送します。生きている方を救助する時と、なんら変わりのない対応です。

・もっと根本的な話をすれば、戦闘服に関しても、ほとんどの隊員が2着しか被災地には持っていっていません。水中での救助活動で濡れてしまっても、それを洗い乾かす器具もなければ、任務が終わって脱ぐ頃にはすでに夕方になってるので、普段のように天日干しすることもできません。水で濡れただけならまだしも、ご遺体を背負ってきた隊員の戦闘服には腐敗した体液がべっとりと付着して、大変な異臭を放つことになります。それでも着回しするしかないので、消臭スプレーなどで応急措置的に異臭を抑え、愚直なまでに任務を遂行し続けたといいます。

・地震発生直後は救援物資がまだ被災地まで届かない状況下にあったので、自衛隊の各基地や駐屯地に備蓄してある食糧や燃料を提供しました。場所によって備蓄量には差がありますが、車の燃料がなく、身動きが取れない警察や消防の緊急車両にガソリンを提供したり、避難所の方々に当座の水や食事をお分けすることができました。

・食事については陸上自衛隊の「炊事車」がフル稼働しました。これは一度に2000人分の食事を、45分程度の時間で提供できる能力を持った車で(炊飯だけに特化すれば600人分が提供できます)、とにかく温かい食事を避難所のみなさんに提供することで、心のケアもできたのではないかと思います。

・自衛隊員の食事ですが、炊事車が出払っていて調理することができないので、必然的にメニューは限られてきます。
 ・乾パン
 ・缶詰
 ・レトルト食品(米飯含む)
 連日、これの繰り返しです。もちろん、食事は任務の途中にある休憩時間に取ることになるので、いちいち食事のためにみんなでどこかに集まる、ということもありません。では、どうするのか?朝、出発する時に、その日の分の食糧(3食分)がすべて支給されるのです。渡された時点では加熱されていますが、当然のことながら食べる頃には完全に冷めきっています。作業現場では再加熱できませんから、そのまま食べるしかありません。

・被災地での食事には大切なルールがあります。それは「被災者の目に触れない場所で食べること」。たとえ冷めたレトルトであっても、隊員がそれを食べている姿を見たら、辛い思いをされている被災者はどのように感じるでしょうか?そういったことを考慮してのことですが、すべてを津波で押し流されてしまった被災地ではそれすらも難しく、基本的に車の中で食べることになります。

・そんな中でも、ちょっとした「ルール違反」があったそうです。お腹をすかせている被災者を見かねた自衛隊員が、自分の分の食糧をこっそりと配っていた、というのです。ルール違反ですから本来ならば認められない行為ですが、目の前で苦しんでいる被災者をなんとかして救いたい、という純粋な気持ちから起こした行動であり、これに関しては上官たちも「見て見ぬふり」をして不問に付したそうです。もちろん被災者も「本当にもらっていいんですか?あなたの食べる分がなくなってしまうのではないですか?」と何度も確認したそうですが、自衛隊員たちは必ず笑顔を浮かべて、こう答えたと言います。「しっかり食べていますから、大丈夫です!」自衛隊員の口癖は「大丈夫です!」。本当は大丈夫ではなくても、国民のみなさんに安心していただけるように、そして自分に言い聞かせるように「大丈夫です!」と笑顔で答えているのです。

・しかしそんな日々を送っていれば、いかに屈強な自衛隊員といえども、さすがに体に異変が生じてきます。最初に起きた問題は便秘でした。それは至極当然の現象です。食事をする時間が不規則で、しかもレトルト食品しか食べていないのですから、食物繊維が不足して便秘にもなってしまう。本音を言えば、おそらく新鮮な野菜を食べたいところでしょうが、あの状況下では難しく、ある程度、状況が落ち着いてきたところで私は野菜ジュースを差し入れしました。私も自衛隊のObですから、緊急時に必要なものがわかるのです。これならさほどかさばらないし、いつでもどこでも飲めます。これだけのことでも、多少は状況が改善されたようで何よりでした。もう一点は口内炎です。こRはかなり多くの自衛隊員の間で蔓延していたようで、やはり食事の偏りからくる栄養不足が原因だと思われます。歯を食いしばるような作業が多いので、口の中に異状があると、必要以上に体力を消耗してしまいます。これでは士気にも影響しますし、作業効率が悪くなってしまうおそれも出てきます。そんな時、自衛隊員たちに喜ばれたのは私たち有志からのビタミン剤の差し入れでした。野菜ジュース同様に効果はてきめんだったようで、「次にいらっしゃる時も、ぜひお願いします!」と懇願されたものです。

・さすがに生と死を目の当たりにする現場ですKら、特に若い自衛隊員たちは精神的に辛かったと思います。その点に関しては、とにかく自分の中にため込まないように、一日の作業が終わったあと、全員が車座になって、その日思ったこと、感じたこと、辛かったことをすべて吐き出させる、というメンタルケアは徹底していました。

・こんな過酷な状況下でも倒れることがないのは、日頃の訓練で「効率良く作業をし、効率良く休憩する」ことが身についているからでしょう。短い時間でも、しっかりと休憩すれば疲れは取れます。作業しているそばでダラダラと休んでいても、さして疲れが取れないばかりか、傍目からは「サボっているんじゃないか?」と思われてしまいます。終わりが見えない作業が続くだけに、現場から離れたくない心情もわかりますが、そこはあえて気持ちを切り替えて、人目につかない場所に移動して、リフレッシュをはかることが大事になってきます。

・今回は「即応予備自衛官」「予備自衛官」にも災害招集命令が発令されました。これは予備自衛官制度創設以来初となるケースです。彼らは普段、企業などに就職しながら、年間に規定された日数の訓練を受け、何か不測の事態が生じた際には、いつでも任務につけるように待機しているポジションですが、制度自体はあったものの、実際に招集がかかったのは初めてのことです。「即応予備自衛官」は基本的に自衛隊のObによって構成され、招集されると第一線部隊の一員として、現職自衛隊員とともに任務に就きます。「予備自衛官」は元自衛隊員だけでなく、予備自衛官補としての教育訓練を修了した者も含まれ、こちらは後方地域からのバックアップや、人手が足りなくなった駐屯地の警備に回ったりします。

・福島原発への放水作業には陸上自衛隊の大型輸送ヘリ「CH-47」が2機、投入されました。海水約7tが入った巨大な容器(バケット)を吊り下げて、3号機の上空から計4回、海水を投下する-こうやって文章にすると、なんとも単純な作業のようにも思えますが、実際にはかなりの危険を伴う「命懸け」の任務でした。なぜならば、放射線量がもっとも高くなっているのは、原発建屋の真上。ヘリはまさにそのポジションで作業をしなくてはいけないからです。放水の精度をあげ、効果を最大限まで引き出すには、どうしてもホバリング(空中停止)して高度を下げる必要があります。つまり、自ら放射線量の高いポジションへと突っ込んでいく覚悟を持っていないと遂行できない任務なのです。それだけではありません。もし炉心溶解が進んでいれば、放水することによって水蒸気爆発を誘発する危険性もありました。

・危険伴う放水用のヘリなんて、本音を言えば誰も乗りたくありません。いつもなら「オマエが行け」と命令を出す上官も、さすがに今回ばかりは悩んだそうです。結婚したばかりの隊員、まだ子供が小さい隊員。それぞれの家族の顔が浮かんでくると、さすがに「オマエが行け!」とは言い出せません。そこで放水作業の決行が決まった時、すべての隊員を集めて「オマエたち、行けるか?」と問いかけると、なんとそこにいた全員が手を挙げて「自分がいきます!」と志願したといいます。死をも覚悟しなければいけない任務に、自ら志願する。これがどれだけ勇気のいることかおわかりいただけますか?

・ヘリからの放水は水蒸気爆発を招くことなく、無事に完遂しました。その成果はどれぐらいあったのかは正直微妙だったかもしれませんが、少なくとも「もうダメなんじゃないか」と絶望にも似た感情を抱いていた国民に希望を与えられただけでも、決行した意味はあると思います。実際、避難所からこの光景を見ていた東京電力の社員たちは「自分たちもしっかりやらなければダメだ!」と決意を新たにしたといいますし、アメリカからは「彼らは英雄だ!」と賞賛の声が届きました。これがのちに米軍との「トモダチ作戦」が円滑に進められるきっかけにもなっていることをみなさまはご存じでしょうか?私も国民栄誉賞クラスの働きをした、と思っています。この本を読んでいただけた方には、命を賭してヘリに乗り込んだ自衛隊員がいたということ、現場にいたすべての自衛隊員が出動を志願したということだけは知っておいてもらいたいのです。そして、心の中でも構いませんから、大きな拍手を送って頂ければ、彼らにとって大きな励みになると思います。

・今回、「トモダチ作戦」と銘打たれた災害救助活動を始め、米軍の協力も絶対に忘れてはいけない重要なポイントです。空母2隻を含む、15隻という異例の規模で艦艇をを派遣。ピーク時には1万6000人の人員と、140機の航空機という大型の支援も実施。これは朝鮮半島や周辺地域での任務や訓練をすべて中止して、日本のために駆けつけてくれたことを意味します。艦艇による捜索活動や、ヘリによる物資の輸送はもちろんですが、北海道から被災地まで陸上自衛隊員と車両を搬送してくれたり、大きな被害を受けた仙台空港やJR仙石線などのインフラ復旧にも全力を尽くしてくれました。

・米軍のスキルの高さは想像以上でした。あそこまで壊滅的な状態になっていた仙台空港を復旧させたのは、やはり米軍の力あってこそだと思います。もちろん自衛隊でも復旧可能でしたし、自衛隊員たちは自分たちに任せてほしかったところでしょうが、3月31日までに復旧させて日本側に引き渡す、という工程表を作り、それをぴったり工程表通りに進めたのですから驚きです。日本側で進めていたら、安全性ばかりを優先して、もっと時間がかかっていたでしょう。私も仙台空港を視察しましたが、米軍のモラルの高さにも驚きました。

・私も何度となく被災地に入り、避難所にもお邪魔しています。最初に避難所にお伺いする時、私は現地の方にこう言われました。「佐藤議員、覚悟をしてお入りください」たしかに避難所を視察した政治家たちが、非難の的にされている映像は何度となく目にしていますし、テレビに映らないだけで、実際にはもっと被災者の不満が爆発していることは、容易に想像できます。これは仕方のないことですし、長期にわたって不安を抱かせてしまった政治家は不満の声を真摯に受け止める責任があります。ところが私が避難所に足を踏み入れると、近寄ってきてくださった方々は口々にこう言うのです。「本当にありがとうございました!」「自衛隊さんにはいつもお世話になっています!」これには私に「覚悟してください」と忠告してくださった方も、さすがに驚いていましたが、この時、自衛隊のOBである私は、被災者のみなさんに自衛隊員たちの”心”が伝わったんだなあ、と実感しました。

・阪神・淡路大震災の際には彼らは本当に悔しい思いをしたことでしょう。ベストの判断でいち早く駆けつけたというのに、知事からの要請がなければ、県境から1ミリたりとも前進できない・・・そうこうしているうちに救えるはずだった命がどんどん失われていくのですから、やりきれない思いでいっぱいだったはずです。さすがにこれを受けて法律は改正され、大きな災害の場合、自治体の要請を待つことなく自衛隊が出動することが可能になりました。東日本大震災で迅速に出動し、たくさんの命を救うことができたのは、実は阪神・淡路大震災での辛い教訓が活かされていたわけです。

・私は自衛隊だけでなく、警察、消防、海上保安庁など命を賭して任務にあたっている公的機関については、今こそ評価制度を変えるべきだと思っています。いきなり勲章を出せとはいいませんが、自己犠牲を払って大きな働きをした者に対しては、なんらかの名誉を与えるべきです。これがあるとないとでは大違いです。何がしかの名誉が与えられれば、自衛隊員たちも命を懸けて頑張ってきたことが報われるわけですし、それが誇りにもなります。そして、それが全体の士気を上げることにもつながるはずです。

・被災地でもたくさんの「ありがとう」をいただきましたが、私が感銘を受けたのは自衛隊に救助された80歳のおばあさんの言葉でした。「助けてくれてありがとう。私、生まれ変わったら、必ず自衛隊に志願しますから。何度生まれ変わっても自衛隊に入って、今度は人を助けますから!」これは勲章と同じくらい重みのある言葉だと思います。

<目次>

はじめに
第1章 自衛隊は東日本大震災でなにをしてくれたのか?
 -その知られざる実績と、2万人を救った機動力の秘密
 すべては「被災者のために」
 地震発生の瞬間、すでに自衛隊は動いていた!
 「30分以内に出動」と自衛隊の”自己完結性”
 捜索・救助活動の鍵は大量の「携帯電話」
 救助したらそれで終わり、ではない
 必要な物資がない中での救助活動
 食事だけでなく”心”も配る「民生支援」
 自衛隊員たちの食事と栄養状態
 休憩時間すら返上で奮闘する自衛隊員たち
 留守部隊にも賞賛と拍手を!
 どうしてヘリから物資を投下しないのか?
 原発へのヘリ放水には心の国民栄誉賞を!
 米軍との「トモダチ作戦」の裏側
 被災地から届いた「ありがとう」の言葉
第2章 自衛隊とは何か?
 -その成り立ちから彼らの心の内を知る
 そもそも「自衛隊」とは何か?
 自衛隊の主たる任務は「国を守ること」
 誤ったシビリアンコントロールの解釈
 陸・海・空、それぞれの役割
 「災害派遣」と自衛隊
 海外派遣でも”心”が大切
 海外での自衛隊の評価はどうなっているのか?
 自衛隊と住民のコミュニケーション
 なぜ自衛隊員は制服で外出しないのか?
 私がツイッターを活用する理由
 人間として、自衛隊員として
第3章 自衛隊員はなぜかくも屈強なのか?
 ーその知られざるメカニズムを解く
 なぜ彼らは限界を超えて頑張れるのか?
 どうすればかくも強い”心”を保てるのか?
 東日本大震災、これは弾丸を撃たない実戦だ!
 絶対に乱れない規律の秘密
 自衛隊とは「教育の場」でもある
 なぜ自衛隊は原発事故でも活躍できるのか?
 女性隊員の扱いはどうなっているのか?
第4章 自衛隊は今後いかにあるべきか?
 -もし「ヒゲの総理大臣」が誕生したら・・・・・
 政府の指針は正しかったのか?
 自衛隊員の人数は少なすぎる!
 予算もモノも不足している!
 今回は「有事」ではなかったのか?
 指導者ならば「責任」を取れ!
 あくまでも「国防」を軸にすべき!
 自衛隊にもっと「名誉」を!
 そして・・・・・福島のこれから
おわりに

面白かった本まとめ(2011年下半期)

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ジョンティアッシュ(Gentil H)(白金台)でランチを楽しみました!

2012年01月11日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

東京メトロ白金台駅から徒歩約1分ほどのところにあるジョンティアッシュ(Gentil H)で、ランチを楽しみました!
Gentil Hをジョンティアッシュと読むのも難しいし、看板などもないので、とても見つけるのが難しいお店です。
ビルの2階にあります。

1img_9219
↑お店の外観

お店の人によると、隠れ家レストランとしてオープンしたフレンチとワインのレストランだそうです。さすが白金台ですね。
食べログでも上位で人気なようですね。

店に入るとかなり高級感が漂っていました。
清潔で美しいです。2011年の春に改装したようです。

2img_9059
↑店内

テーブルの上には、バラや宝石のようなものが飾られているのにも驚きました。
美しい!

3img_9065
↑テーブルのバラ

さっそく、メニューを見て注文します。1500円のランチを注文します。
メニューとは少し違って、牛モモ肉のグリエとのこと。
また、苦手なものがないか確認するところは、さすが一流店ですね。

4img_9058
↑メニュー

まず、フランスパンに付けるバターなどが運ばれます。
左側が無塩バターで、真ん中がオリーブオイル、右側が燻製バターとのこと。
すごい!きれい!
そして、さつまいものポタージュスープが運ばれます。
温かくておいしい~!濃厚です!

5img_9067
↑さつまいものポタージュスープ

そして、メインの牛モモ肉や野菜が運ばれますが、美しい!
さすがフレンチ!
そして結構ボリュームがある!
お肉はかなり大きく2つあります!
お肉は良い火加減でレアで焼かれています。
ちょっと固いですが、がっつり食べられて良いですね。
また、玉ねぎやポテト、エリンギも品良くて美味しいです!
さすがですね!

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↑牛モモ肉のグリエ


お店の方も美くしく品がよく話が弾みます。
ボジョレーヌーボーの解禁日には、50人ほどもこのレストランに集まったようです。
60本も開けたとのこと。
ということで、少しだけ、そのボジョレーヌーボーをサービスでいただけました。
うれしい!美味しいです!
ただ、今年は長雨でイマイチとのことでした。

最後に紅茶はダージリンでおいしくいただけました!

7img_9073
↑紅茶

ジョンティアッシュ(Gentil H)は、きれいな部屋で、おいしく料理を味わえ、お店の人もフレンドリーでとてもオススメです!


白金台ランチのオススメまとめ

ジョンティアッシュ
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関連ランキング:フレンチ | 白金台駅目黒駅高輪台駅




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HONDA「フィットシャトル」はオススメ!

2012年01月09日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

 HONDA「フィットシャトル」に試乗しました!

 ホンダ「フィットシャトル」はハイブリッドカーモデルがあり、従来のホンダ「フィット」やトヨタ「プリウス」と比べて室内(荷室)が広いという特長があります。

 通常は後席下にある燃料タンクを前席下へ移動させることで、大きな荷室にすることができたようです。

 またシートアレンジが色々でき、後席をワンアクションで倒すことで荷室が奥行き181cmまで広げることができ、反対に後席の座面をはね上げることにより後席に背の高い植木鉢を置くこともできるのは良いと思いましたね。

 自転車やサーフボードなどを楽々運べることができて嬉しいですね。
 
 また座席は、「グランスムース®」という素材のようで、本革のような質感と心地よさがあり良いと思いました。

かなり高級感があります。本革より手入れがしやすいというのもよいですね。

また、特にスゴイと思ったのは、運転席前のインパネが格好いいということですね!
 青く輝いていて質感があります!
さすが、走りを楽しむホンダだなぁと思いましたね!

 その走りですが、1300ccのエンジンにも関わらず、加速がよくとても運転しやすかったです!
また、信号停止時には自動アイドリングストップとなり、エンジンが自動的に止まります。
そして、アクセルを踏むと自動的にエンジンがかかりスムーズに出発することができます。
これは、楽だし燃費向上にかなり役立ちますね。

 肝心の燃費ですが、何と10・15モードで30km/リットル、JC08モードで25km/リットルもあります!
スゴイですね!40リットルのガソリンで、1200kmも走ることができることとなります!

 それから、ECONボタンを押すと、自動的に低燃費モードにエンジンを制御して、急加速などを防いでくれるのは良いと思いましたね。

 また、アクセルやブレーキの使い方が燃費によいか色で自動的に知らせるコーチング機能や、その日のエコ運転度やその日までの成長度を葉っぱの数で知らせるティーチング機能があるのは、分かりやすくて良いと思いました!

そのほかの特長としては以下の通りです。

・高剛性ボディの衝突安全設計ボディで、また歩行者や相手車両に与えるダメージも軽減させるボディ
・エアバッグは運転席・助手席は標準装備で、後席を含めたカーテンエアバッグも装着可
・運転席・助手席のシートベルトは前方向からの強い衝撃を感知すると瞬時に巻き取り、その後、一定以上の荷重がかかると、シートベルトを少し送り出し、胸などへの負担を軽減
・後席には3席すべてに3点式シートベルト
・頭部への衝撃を緩和するよう室内のルーフサイドなどが衝撃吸収構造
・運転席・助手席は首への負担を軽減する頸部衝撃緩和シート
・VSA(ブレーキ時の車輪ロックを防ぐABS、加速時などの車輪空転を抑えるTCS、旋回時の横すべり制御)
・最小回転半径は4.9mでUターンなど軽やか
・Honda HDDインターナビシステム+リンクアップフリー(専用通信機器+通信費無料)装着可
・アレルフリー高性能脱臭フィルター(スギ花粉などアレルギー性疾患を引き起こすアレルゲンをほぼシャットアウト)

なお、価格はハイブリッド仕様で車両本体価格は181万円~243万円ほどで、比較的安いかと思います。
また取得税約8万円~10万円が免税となり、エコカー減税の対象にもなるようです。

HONDA「フィットシャトル」はオススメだと思います!
我が家ではこの車を買うか、今もっている車の車検をもう1回通すか悩んでいます・・・。


お勧めなお話(2011年下半期)
自動車保険を安く!
引越し成功法!
ホテル安く利用体験談!
格安国内航空券体験談!

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「図解 ボーイング787vsエアバスA380(青木謙知)」という本はオススメ!

2012年01月06日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「図解 ボーイング787vsエアバスA380(青木謙知)」の購入はコチラ

 この「図解 ボーイング787vsエアバスA380」という本は、新型旅客機であるボーイング787とエアバスA380の特長について分かりやすく対比しながら説明した本です。

 両機とも製造には日本企業がかなり参加していますし、複合材を使って軽量化・高燃費化、静かな機体、垂直乱気流軽減、高湿度化、客室内照明のLED化等が図られています。

またボーイングの新超大型機747ー8やエアバスの新中型機A350XWBについても第3章と4章に書かれています。

とてもオススメな本です!

以下は、この本のポイント等です。

・ボーイング787とエアバスA380は、ほぼ同時期に開発が行われた最新鋭の旅客機だがその設計思想や方向性は全く異なる。おおざっぱにいって、787は低燃費を追求し、一方のA380は大型化を目指した。

・A380の製造には、20社の日本企業が参加している。ただ、これらは共同開発などを行うリスク収益分担パートナーではなく、納入企業の立場である。この点で、後記する787とは異なる。それでも、20社というのは従来のエアバス製旅客機に比べれば多く、過去最大規模である。ここでは、初めてエアバス製旅客機に関わった会社について、その内容について簡単に記しておく。
 ・富士重工業:垂直尾翼前縁と後縁、垂直尾翼およびフェアリング。
 ・日本飛行機:アルミニウム製の水平尾翼端
 ・新明和工業:炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の翼胴フィレット、フェアリングなど。
 ・横浜ゴム:CFRP製の貯水タンク、浄化槽タンクなど。
 ・牧野フライス製作所:高性能マシニング・センター。主翼の精密部品の製造に使われるもので、主翼の製造を行うイギリスのフィルトン工場に設置されている。
 ・ブリヂストン:主脚および前脚向けタイヤ。同社とエアバスが初めて交わしたOEM契約
 ・三菱レイヨン:炭素繊維複合材料。
 ・昭和飛行機工業:ハニカム(構造材の一つ)。
 
・A380の航空会社への引き渡し開始は、当初の計画よりも約1年半遅れて、2007年10月15日になった。最初の納入先はシンガポール航空で、エンジンはトレント900を選択していた。GP7200装備型の初引き渡しは2008年7月28日で、納入先はエミレーツ航空である。

・A380の静かさは初飛行時に実感をしていたが、その後の取材でもA380に乗ったエアバスの人から、「とにかく機内は静かで、食事中は周りの人の食器の音が聞こえる」などとも聞いていた。少しオーバーな表現かと思っていたのだが、実際に飛行してみるとまさにその言葉どおり、機内の騒音は極めて小さかった。また、機内は発光ダイオードを使った照明で、飛行中に客室の色が変わるのだが、飛行の段階などに応じて色が変わると、疲労感が和らぐことも実感できた。

・7E7に対して、最初に発注を確定することを決めたのは全日本空輸(ANA)である。2004年4月26日に50機を確定発注する意向を示した。内訳は、短距離型7E7-3が30機、標準型7E7-8が20機である。これによりボーイングは同日付で、7E7の正式ローンチを決定した。ローンチとは、新型機の開発・製造を正式に決定して作業を開始する、という意味である。7E7で、ANAはローンチ・カスタマー(最初の発注者)であり、この時点での予定では、ANAへの引き渡し開始は2008年だった。

・2005年に入ると、機種名が「7E7」から「787」に変更された。これには中国からの受注が関係している。当初、機種名については、21世紀に入って新たに開発する旅客機であることなどから、従来の旅客機から命名法式を変更して「7E7」でよいのではないかとの意見がボーイング社内で少なくなかった。しかし、「8」という数字は、日本でも「八」が末広がりで縁起の良い数字とされているのと同様に、中国でも発音が「発」と似ていて、「発財」などのよい言葉に使われており、やはり縁起のよい数字とされている。北京オリンピックでは、開会式を2008年8月8日にしたほどであり、ボーイングは、特に中国から「7E7」を「787」に変更するよう強く求められていた。中国の航空会社6社が計60機を発注したことが発表されたのは2005年1月28日で、この受注を契機に、ボーイングは機種名変更を決定したのである。

・ボーイングはその後型式照明取得に必要な書類をまとめて提出し、2011年8月26日に米連邦航空局(FAA)と欧州航空安全局(EASA)の型式証明を取得して、顧客への引き渡しが可能となり、同日付けで最初に引き渡し顧客である全日本空輸への納入スケジュールを発表した。実際の引き渡しは9月25日で、翌26日に祝賀式典を行い、27日には機体はエバレット工場を出発して28日に羽田空港に到着している。機体を受領した全日本空輸は、まず成田~香港間でチャーター・フライトを実施した。これが787による世界最初の商業飛行である。期日は往路が10月26日、復路が10月27日であった。さらに10月28日と29日には、成田国際空港発着の遊覧フライト、30日には仙台への飛行も行われている。定期便への就航は2011年11月1日からの開始で、羽田~岡山と羽田~広島が最初の路線だが、出発時間の関係から羽田~岡山が最初の定期便就航路線となった(いずれも当初は1日1往復)。国際線への導入は、2011年12月に羽田~北京線で週1便程度の運航を開始し、2012年1月には羽田~フランクフルト線に導入される。羽田~フランクフルト線はルフトハンザとの共同事業運航で、当初は週3便(月・木・土)であるが、2月からは1日1便とする計画だ。

・787の製造には、アメリカのほかに日本、イタリア、オーストラリア、カナダなどの企業が参加している。2003年11月20日に7E7(当時)の構造チームの作業分担計画が発表され、日本は全体の約35%(過去最大)の作業シェアとなった。日本企業との関係では、2005年5月26日にボーイングと日本航空機開発協会(JADC)との間で、最終的な開発・製造分担で合意が交わされた。これにより日本では、三菱重工業が主翼ボックスを、川崎重工業が前部胴体と主脚室および主翼後縁固定部を、富士重工業が中央翼ボックスを製造し、また富士重工業は自社で製造する中央翼ボックスと川崎重工業が製造する主脚収納室を結合してボーイングに出荷することとなった。

・航空機は重力に反して飛行を行うため、可能な限り軽量に造る必要がある。その一方で飛行に耐える強度を有する必要がある。金属素材でその条件を兼ね備えたものがアルミニウム合金で、その中でも引っ張りの力に強いジュラルミンが、これまでの機種の機体構造に多用されてきた。近年は、ジュラルミンよりも軽量で強度に優れ、さらに金属ではないため腐食も起こさない複合材料が用いられるようになった。複合材料にはさまざまな種類があるが、機体構造に使われてりうのはほとんどが炭素繊維強化プラスチック(CFRP)である。複合材料の最大の特徴は、軽量でありながらより高い強度を持ち、また液体による腐食が生じない点にある。特にCFRPは軽量・堅固で、同じユニットをアルミニウム合金で製造するのに比べるとほぼ半分の重量で済ませることができる。その一方で強度は、2.5倍近くにも達する。

・旅客機の機体への複合材料の使用は1960年代から行われており、当初は2次構造部など力がほとんどかからない部分だけに使用されていたが、次第にその範囲を広げて1次構造部にも使われるようになってきた。787では胴体のほぼ全体、主翼と尾翼のボックス、それら前・後縁の固定部、動翼などに用いられている。使用比率の変化をたどると、1960年代に開発が行われた初期の747ではわずかに1%であったが、757、767では3%に、777では11%に増えた。そして787では一気に約50%にまで増やされたのである。

・複合材料についてボーイングでは、多用することでさまざまな面で利点をもたらすとしている。それらをまとめると、次のようになう
 ◇旅客にとって:快適性の向上(客室気圧高度の低下、客室湿度の増加、大型の窓など)。
 ◇航空会社にとって:疲労と腐食の耐久性向上(整備経費の削減、点検回数の減少と簡易化)、重量の軽減(燃料消費の低減、着陸料の低減)、運航寿命の長期化。
 ◇設計者にとって:より大きくまた統合化した設計が可能。
 ◇製造者にとって:部品点数の削減、品質の向上、製造工程時間の削減(787では組み立て時間を30~40%削減)。

・A380の機体フレームにも、多くの先進素材が使用されている。機体フレーム全体では、アルミニウム合金の使用比率がもっとも多くて61%を占めているが、続いて多いのがCFRPを含む複合材料で22%となっている。A380の複合材料の使用比率は22%とされるが、グレアも複合材料の一種と考えると、25%となる。ボーイング787の50%に比べると複合材料の使用比率が低いが、A380の設計が開始された時期は787よりはるかに早い。それを考えれば、当然のことといえよう。ちなみにエアバスが開発中のA350XWBでは、複合材料の使用比率が約53%になる予定だ。

・787のエンジンは、ジェネラル・エレクトリックGEnx-1Bとロールスロイス・トレント1000から航空会社が選択することができる。なぜエンジンを選択できるようにしているのかというと、航空会社が運航中の機種で使用しているエンジンと同メーカー、さらには同系列のエンジンを選択できるようにすることで、整備工具やスペア部品、あるいは整備作業工程の共通化などを可能にするためである。こうした選択方法は、1970年代後半から導入されている。

・787もA380も、エンジンの制御は、近代のほかの航空機と同様にFADECで行われる。FADECとは完全電子式エンジン制御の略号で、コンピューターによりエンジンのコントロールを行うこものである。FADEC以前のエンジンの推力調整は、パイロットがスロットル・レバーを動かし、それが機械的なリンクによりエンジンの回転数などを変更してパワーを調節していた。FADECでは、スロットル・レバーの操作が電子信号に置き換えられてコンピューターの入力信号となり、それを受けたコンピューターが出力信号を送ることでパワーを調節する。エンジン制御のフライ・バイ・ワイヤともいえるもので、正確かつスムーズなパワー調整が可能になるシステムである。

・787の操縦システムで新たに導入された機能が、垂直乱流軽減(VGA)と呼ばれるものだ。これは、飛行中に乱気流などに遭遇して、飛行操縦コンピューターが垂直方向(上下)に揺れを検知すると、その揺れを吸収するように舵を自動的に動かして、機体に大きな揺れを生じさせないという機能である。揺れの検出までには若干のタイムラグは生じるが、いったん検出するとその揺れが一定量に収まるまでの間、舵(主にピッチ系)が自動的に揺れを打ち消す方向に動き続ける。これにより乗客は、乱気流の中を飛行していても大きな揺れに遭わないで済む。こうした機能は、787が世界で初めて導入したものだ。このVGAは、自動操縦装置がオンになっていれば常に作動するよう設計されている。

・航空機のコクピットといえば、一昔前までは多数の計器とスイッチ類などが所狭しと並んでいて、見るからに複雑なものであった。しかし近年では画面式表示装置が導入されて、コクピット内の様子は一変した。こうし表示装置を使った操縦室をグラス・コクピットといい、各表示装置には従来多数の計器を必要とした情報が統合化表示されるので、装置の数は大幅に減っている。また787、A380ともに、正面の前方の機外を見ながら飛行情報が得られる、ヘッド・アップ・ディスプレー(HUD)も装備されるようになった。

・操縦室用窓は、従来のジェット旅客機では6枚が主流である。787ではボーイング製ジェット旅客機では初めて、操縦室用窓の4枚化が行われた。ボーイングでは、窓の使用素材の強度が大幅に高まったために可能となったとしている。また、測方にピラー(桟)がなくなったことで、測方外側視界が遮られなくなった。またこの側面窓は横幅が広く、座席に座った状態でエンジンを見ることもできる。

・客室内の気圧は、これまでの旅客機は、巡航飛行中に客室が約8,000ft(2,438m)の気圧高度(客室高度)になるように設計されている。これは客室内を、機外と約60kPaの差圧で与圧することで可能になっているのだが、金属製の胴体の強度ではこれがほぼ限界とされていて、差圧をこれ以上高めることができない。一方複合材料製の胴体はそれ以上の強度を有するので、この差圧をより大きくすることが可能となった。5種類の高度で試した結果、最終的に最大6,000ft(1,829m)が選ばれて、787の客室に用いられることになった。

・機内環境では、湿度が低いこともまた問題の一つである。現在、通常の旅客機の飛行中における客室湿度は6~8%だが、時にはほぼ0%になることもあり、非常に乾いた空間になっている。これには理由があって、金属製胴体の場合、湿度を高めたり低したりを繰り返していると、腐食が発生しやすくなるからである。しかし複合材料は腐食しないという特性があるので、ボーイング787で、機内湿度を高めるシステムを導入することにした。これにより787の機体は、少なくとも12~15%程度の湿度を維持することができるようになり、さらにそれを高める研究も行われている。

・客室の照明には、従来の蛍光灯に替えて発光ダイオード(LED)が用いられている。これにより客室内照明の輝度を変更できるほか、飛行の段階などに応じて機内照明の色を変える、いわゆるムード・ライティングも可能である。食事の時間、就寝前や就寝中、あるいは目覚めの後の照明の色を変えることで、旅客の疲労が軽減されることはすでに実証されている。

・日本で唯一A380を発注しているのはスカイマークである。スカイマークは、機内を2クラス編成にすることを明らかにしている。これは、主デッキをプレミアム・エコノミーで280席、上部デッキをビジネスで114席とすもので、座席総数は394席とかなり少ない。その分各座席がゆとりを持たせたものになると考えられる。

<目次>
はじめに
第1章 787とA380のkハツ
1-1 大型ジェット旅客機略史
 大型旅客機の誕生
 エアバスの成長
 新型機の開発計画
 A3XXからA380へ
1-2 A380の製造
 製造方式と輸送
 日本企業の参加
 飛行試験
 製造工程の問題
 静かな機内
1-3 787の開発
 ソニック・クルーザー
 基本コンセプト
 「7E7」から「787」へ
 飛行試験から型式証明取得
 日本への初飛来と引き渡し
1-4 787の製造
 日本は35%のシェア
 新時代の旅客機
 日本企業の分担
1ー5 787はなぜ遅れたか
 完成していなかった初号機
 さらに続いたトラブル
第2章 787とA380の機体技術比較
2ー1 胴体
 胴体の構造
 二つの円を組み合わせた胴体
 楕円形の胴体
2-2 主翼とその動翼
 主翼の役割と形状
 787のレイクド・ウイングチップ
 全速度用エルロンがないA380
2ー3 尾翼とその動翼
 尾翼の役割
 787の尾翼
 世界最大級のAPU
2-4 機体フレーム使用素材
 アルミニウム合金から複合材料へ
 787は50%が複合材料
 超大型機ゆえに慎重
2ー5 エンジンと燃料タンク
 エンジンとバイパス比
 エンジンはなぜ選択制なのか
 GEnx-1Bとトレント1000
 787の燃料システム
 トレント900とGP7270
 エンジンの制御
 A380の燃料システム
2-6 降着装置
 電気式制御の787
 A380のタイや直径は1.4m
2-7 飛行操縦装置
 フライ・バイ・ワイヤ
 多重バックアップ
2-8 コクピット
 グラス・コクピット
 一新された操縦室
 中央ベデスタルにも表示装置
 エアバス特有のサイド・スティック
 様変わりした液晶表示装置
2-9 客室
 客室の気圧も湿度も高く
 客室配置
 余裕を持った客席配置
2-10 航空会社への導入
 航空会社で異なる仕様
第3章 ボーイングの新超大型機747-8
3ー1 747-8の開発経緯
 継続された研究
 固まった概要
 開発スタート
3ー2 747-8機体概要
 ボーイング史上最大のジェット機
 新設計の主翼
 複合材料と新世代アルミニウム合金
 エンジン
 受注状況
第4章 エアバスの新中型機A350XWB
4ー1 A350XWBの開発経緯
 中型機まで手が回らず
 幅広の機体
 787のライバル
 製造の開始
4ー2 A350XWBの機体概要
 50%を超えた複合材料比率
 主翼とエンジン
 一新されたコクピット
 3タイプの製造計画
 好調な受注
参考文献
さくいん


面白かった本まとめ(2011年下半期)

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スラッシュカフェ(八芳園(白金台))でランチを楽しみました!

2012年01月04日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 東京の白金台にある八芳園があるのですが、その中にあるスラッシュカフェ(Thrush//caf�・)でランチを楽しみました!

八芳園は昭和18年の創業以来、結婚式場をはじめとした宴会・レストラン等の企画運営を展開している総合おもてなし企業です。都心にありながらも江戸時代から続く約1万坪の由緒ある庭園が有名なようです。

いくつかレストランがあるようですが、その中でスラッシュカフェ(Thrush//caf�・)に入りました。
天井が高く開放的で、そして窓からきれいな庭園が見えてうれしいですね。

1img_9034
↑店内

早速メニューを見て、パスタセット1600円を注文します。
サラダ、パスタ、デザート、飲み物のセットとなったものです。
そのほかランチコース2500円もありました。

2img_9028
↑パスタセットのメニュー

3img_9029
↑ランチコースのメニュー

パスタは以下の3種類から選ぶことになります。
かなり悩みましたが、トマトベースのものが食べたかったので、「トマトとサーモンのフジッリ」にしました。
 ・トマトをきかせたボロネーゼ
 ・トマトとサーモンのフジッリ
 ・彩り野菜のスープリゾット 生ハムのブーケ添え

まず、リーフサラダが運ばれます。
新鮮野菜で嬉しいです!プチトマトもプリプリで美味しい!
またテーブルには、粉チーズ・オリーブオイル・黒胡椒が置かれ、適当に使います。
そして、サービスということで、オニオンスープが運ばれました。
温かく玉ねぎがかなり濃厚なスープで美味しい!
このサービスは嬉しいです!

4img_9039
↑リーフサラダとオニオンスープ

そして、メインの「トマトとサーモンのフジッリ」が運ばれますが、トマトソースがシャケと合って濃厚で、これまた美味い!
塩が効いています。
皿が綺麗なのも嬉しいです!
想像以上に美味しくて大満足です!

5img_9043
↑トマトとサーモンのフジッリ

そして、最後にデザートの登場ですが、洋ナシの下がアイスクリームとなっているもので、これまた皿も美しく、美味しさを引き立てさせます。紅茶も美味しかったです。

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↑デザートと紅茶

スラッシュカフェは開放的な空間で気持ちよく過ごせ、また想像以上にどの料理も上質で美味しく、コストパフォーマンスにも優れているのではないかと思います。
とてもオススメです!

それから、八芳園の庭園を気持ちよく散策してみました。
庭が美しく、深呼吸するととても気持ちが良かったです。
また、3組ほど結婚の写真撮影が行われていて、幸せそうで良かったですね。

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↑庭園

8img_9055
↑茶室からの庭園

八芳園はとてもオススメです!


白金台ランチのオススメまとめ

スラッシュカフェ
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日産自動車リーフ(電気自動車)はオススメ!

2012年01月02日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

 日産自動車へ行ってリーフ(電気自動車)に試乗しました!

このリーフは、ハイブリッドカーとは違って、まったくガソリンを使用せず、電気の充電のみで走行するというスゴイ車です。
 試乗して驚いたのは、とにかく静かなこと!
まあガソリンエンジンではないので音がしないのは当然ですが、この静寂性は嬉しいと思います。
ただ、まったく無音というわけではなく、カッコイイ電子音が若干あります。

 そして、試乗してみて、滑らかな加速の良さにも驚きました!
リチウムイオンバッテリーによる運転は、想像以上に加速が良いです!
特にガソリン車と比べて初速が良いようですね。
 この加速の良さには快感を感じます。

 また、室内は、大人ゆったり5人くつろげる空間があり、また質感が非常に良いのも良いですね。
電気自動車らしい先進性を感じます。
 特に左脇にあるオートマのシフトバーが小さく、インパネも青く先進性を感じます。
なお、インパネには次の充電までに走れる残距離が大きく表示されていますので安心です。

 気になる、このリーフの走行距離ですが、1回(約8時間)の充電で、JC08モードで約200km走るようです。
なお、8時間の充電は長く感じますが、30分の急速充電で約80%の充電もできるようなので、休憩時間に休息充電を利用すれば、かなり長距離でも走れそうです。

 また、充電インフラとしては、日産ディーラー全国約2,200店舗全てに普通充電器を設置し、そのうち約200店舗には急速充電器を設置して、急速充電器は半径約40kmの円でほぼ日本全国をカバーしているとのことです。

 なお、政府の取組みとしては、2020年までに普通充電200万基、急速充電器5000基設置を目指しているようです。
すでに東名自動車道のSAには全て設置されているようですね。

 それから自宅での充電ですが、充電するためには200V利用の工事が別途必要なので、現状マンション等の集合住宅では難しい模様です。
ちなみに、充電するには車の前方にあるポートに差込みますが、急速充電ポートと普通充電ポートが並んでいます。

 そして、気になる充電の電気料金ですが、1回(約8時間)で、条件によって変わるようですが、約200円とのことです。
約200km走行で約200円はかなり安いと思います!
しかも、ガソリンスタンドや日産ディーラーでは今のところ無料のようです。
長距離を走る方にとっては、このガソリン代負担軽減は大きいと思います!

 なお車両価格は、Xで約376万円、Gで406万円ですが、国の補助金最大78万円を受けることができるようです。
またそれとは別にエコカー減税100%OFFとして、20.58万円減税もあるようです。
従って、この車両価格から約100万円実質値引きがあると考えればよいですね。

 それから、このリーフのITシステムとしては、ボタン一つで以下のメニュー表示が可能で、使いたい機能にすぐたどり着けます。
特に到達予想エリアマップや充電スポット検索は使いたい機能ですね。

また、深夜料金で安く充電したい時などにはタイマー充電が活用できますし、寒い朝などに事前に車を温めてくれるタイマーエアコンは嬉しいですね。
 ・到達予想エリアマップ
 ・充電スポット検索
 ・電力消費表示
 ・タイマー充電
 ・タイマーエアコン

 また、iPhoneアプリケーションを利用すれば、24時間日産EVカスタマーセンターに接続できるようなので安心です。
それから充電が終われば自動的に携帯電話にメール通知させることもできるようです。

日産リーフはとてもオススメかと思います。

なお市販用の電気自動車としては、三菱自動車のi-MiEV等があり、金額も大体同じ約400万円ほどですが、軽自動車タイプのようです。

お勧めなお話(2011年下半期)
自動車保険を安く!
引越し成功法!
ホテル安く利用体験談!
格安国内航空券体験談!

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