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「企画脳(秋元康)」という本はオススメ!

2011年07月29日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「企画脳(秋元康)」の購入はコチラ

 「企画脳(秋元康)」という本は、作詞家の秋元康さんが、企画力・発想力をつける方法や考え方、プレゼン力、勉強術、情報整理術、恋愛術、つきあい術、運やツキ等について、その経験を踏まえて分かりやすく説明したものです。

 人生をよりよくするポイントが盛りだくさんで、とてもオススメです!気楽に読めます!

 以下はこの本のポイント等です。

・発想や企画のヒントは、日常の中に転がっていて、それを「記憶」するところからはじまる。その「記憶:はアットランダムに並んでいて、たとえば詞を書く、あるいは映画をつくる、小説を書くといったときなどに、何を引き出してくるか、何と何を結びつけるか、ということなのだ。発想や企画というと、白紙の状態からウンウン唸るほうな感じがするが、じつはそうではなくて、自分が面白いと思ったことを思い出す、あるいは「記憶」に引っかかっていたことを拾い上げるという行為なのである。

・そもそも、企画とは、ほんの小さな「こだわり」や「思いつき」「ヒント」などから生まれてくるものだ。社運を賭けた何十億、何百億を投資した開発であれ新規事業であれ、最初はほんの小さなきっかけからはじまる。もともと、すべてがそこに存在したわけではなく、最初に何を生むか。小さな「記憶」や「ヒント」から、企画の種を生み出すことが、第一歩である。その小さな種を、たとえば雪の玉を少しずつ転がして大きくしていくように、育てあげていくのだ。

・一時期のようなバンドブーム全盛時代のあとには、アイドルブームだったり、演歌ブームがきたりする。歴史は繰り返すのだ。それを見据えた上で、どこにみずからの「種」を蒔いていくか。机上の発想では、この基本をおさえることが重要である。

・街で発見したことや、人から聞いた話を記憶し、蓄積することが、発想・企画術になる。街にたくさんころがっている発想のネタに、いちはやく気づくかどうか。そこが、他人より一歩先を行く企画を生み出す「ターニング・ポイント」なのである。

・一歩街へ出て新しいお弁当屋さんなり、レストランを見つけようと思えば、必ず昨日とは違う変化があるはずだ。「昨日」とは違う「今日」をつくること。それが、勝てる企画を生む発想の原点になるのである。

・企画の善し悪しを決定するのは、3つのポイントである。「種の選び方」「植える場所」「育て方」、この三本柱だ。企画は「種」である。どんな「種」を、何時頃、どこに蒔けば、何の花が咲くのか?どんな育て方をすれば、もっとも美しく咲くのか。どんなにいい「種」であっても、蒔く季節を間違えたら何にもならない。太陽と雨の加減を計りながら種蒔きの時期が決まれば、つぎは土地探しということになる。その土地の土壌が蒔く種に適しているかどうか?「種」の生命力を最大限に引き出すには、どこがいいか探すのである。そうして「種」を蒔いて、それが運良く芽生えたら、最後の仕上げは、その育て方である。

・他人のアイデアや助言を信じてみること、他人に乗ってみるという「勇気」が、まだ未知数の企画をパワーアップさせる。もともと10の力しかない企画が、他人を動かすことによって、13、18にも成長した起爆力のある企画に仕上がっていくのだ。

・デメリットを明らかにすることで、プレゼンが一歩前進するのだ。デメリットを逆手にとって、プレゼンの武器にしてしまうのである。

・相手の心理を読む作戦に時間を取られるくらいなら、こちら側の立場や、何を訴えたいのか、競合する会社があれば、その会社との差別化を明確にすること、そのことに力を注ぐべきなのである。

・何か自分の「専門分野」を身につけることだ。「この分野では誰にも負けない知識がある」「社内の人脈づくりに関しては天才的だ」「筆文字は下手くそだが、パソコンを打つスピードは日本一だ」そうした独自の「専門分野」を見極めて、勉強することである。勉強には、そうした方向性が重要なのだ。

・名刺をいくら整理していても、人脈は広がらない。「自分は、こういう人と、こういうことをしたい」「こういうことを、一緒に考えてくれる人が必要だ」「このことに関しては、あの人に聞くしかない」と思ったときに現れる人、思い出す人こそ、真の「人脈」である。名刺整理を捨てても、人脈は広がる。あふれる情報の中で、自分にとって何が大切で、何が重要かを見極めること。まず学ぶべきは、「何から捨てていくか」ということである。

・恋愛も仕事も、要は「センス」である。女性の気持ちがわかる人とか、仕事面でも誰が何を求めているのかを思いやり、適切な処理ができる人である。相手がどんなことを考え、どんなことを求め、どんなことを嫌っているのか、そうした人情の機微を読みとることができる人だ。
そんな「センス」や「デリカシー」を持った人間が、本当に仕事ができる人だし、女性のモテる男だと思うのである。

・「生命力」と同時に、もうひとつ重要なことがある。それは、仕事も恋愛も「俯瞰」で見ることができるかどうかである。バブルがはじけても、どこかで笑っていられるのは、潜在的な「生命力」の他に、どこかで自分を客観的に眺める「ゆとり」を持っているということでもある。

・つねに従順な部下であって、イエスマンでありつづければ、ナメられる。長いものに巻かれてはいけないというのは、そうしたときだ。ビジネスマンの世界で従順であることは必要かもしれないが、課長なり部長なりの立場から見て、「こいつh、私の代わりに違う人間がきても従順なんだろうな」「私の姿が見えないところでは悪口を言っているんだろうな」と勘ぐられるような人間は、甘く見られナメられてしまうのだ。だからこそ、地位とか立場に関係なく、「この企画のベストと思われる進め方は、こうです」「この企画に関しては、課長の意見に賛成しかねます」そんな、自分独自の意見を主張すべきなのである。

・右も左も分からない時代にミスをしたとき、「上司がかばってくれて、それがすごく嬉しかった」という出来事があったとする。自分が上に立ったとき、それを思い出すのである。そのミスで自分がクビになるとか、大きな失点になるのでなかったら、若い連中を精一杯かばってあげればいいのだ。自分の経験を省みて、どんなに上司が素敵に見えたか。どんなことをしてもらって感激したのかー。それを振り返って見ることである。

・人を動かすのは、職場内の立場の問題や、会社対会社の力関係ではない。大切なのは人と人との信頼関係であり、心のつながりがあるかどうか-ということである。そこに心がなければ、人は動かないのだ。結局は、「つきあい」術の基本は、「自分だったら、どうするか」という想像力が働くかどうかにつきる。相手の立場に立って、問題をシミュレーションしてみること。会社と取引先、上司と部下という関係ではなく、人と人との心のふれあいが、人を動かすのである。

・時間との「つきあい」は、人間平等に1日24時間である。その24時間を、それぞれが知恵をしぼって分配しているのだが、できる男になるためには、どれだけ「ムダ」な時間を過ごせるかが決め手になる。「ムダ」をするということは、逆に、どこかで凝縮された時間を効率よく使っているということでもある。

・僕がここまでこられたのは、人との「出会い」だったと思うのだ。どんなビジネスも、結局は人が運んできて、人との出会いのなかで生まれてくるのである。その人との出会いは、けっして自分でコントロールできないし、予測できるものでもない。まして、みずから演出できるものでもない。出会いがいつ起こるかは、「運」に握られている。どんな人とめぐり逢うかも「運」によって左右される。

・自分から「運」をつかんだり、「運」を呼び込むことはできない。「運」とは、あくまでも向こうからやってくるものである。それは、気がつかないうちにすぐ隣りにいたり、突然の嵐のように襲ってきたりする。僕らができることは、最初は小さな雪の塊に過ぎなかった「運」を、もっと大きな雪だるまにして転がしてやること。それが「運」を活かすということである。自分の都合だけで「運」を呼び込んだり、つかんだりすることはできないが、やってきた「運」を活かすのは、その人の才能であり、流す汗の量だということである。

・自分の意志とは関係ないところで起こる出来事は、何か理由があると考えたほうが良いのだ。電車の中で、大学時代の同級生にバッタリ出会ったというのも、それなりの理由があることだろう。実家のおばあちゃんの法事に行ったら、遠い遠い親戚にテレビで見かける著名人がいた、ということだってある。その席で、たまたま言葉を交わしたというのも、何かの「運」に違いない。ふだんの生活に何か小さな変化が起こったとき、それは「運」がある知らせなのだ。


<目次>
はじめに-企画のヒントは「記憶」の延長線上に
第1章 企画・発想力をつける基礎体力術
 1 根拠のない自信を持てるか
 2 企画とは「こだわり」「思いつき」から生まれる
 3 アーティストよりプロデューサーたれ
 4 「幕の内弁当」になるな
 5 自分の負の部分を認める
 6 すべての人間にいい顔はできない
 7 喫茶店で知らないメニューを頼めるか
 8 自分の武器の探し方
第2章 抜群の切れ味を生む発想・企画術
 1 人と違うところに種を蒔く
 2 時代はケーキである
 3 「あの」がつくものをつくれ
 4 予定調和をどう突きくずすか
 5 万能ネギ発想法
 6 カルピスの原液をつくれ
 7 自分の世界を広げる街の歩き方
 8 ニューヨークの工事現場の穴
 9 本屋ではいつもとは5m離れた場所へ行け
第3章 「引き出し」と「裏切り」の企画術
 1 みんなが行く野原に野イチゴはない
 2 つい他人に話したくなる話題を集める
 3 独創性は裏切りから生まれる
 4 変化球に溺れるな
 5 「ザ・ベストテン」がヒットした理由
 6 他人のアイデアや助言に乗ってみる
第4章 相手に「YES」と言わせるプレゼンテーション術
 1 デメリットを正直に伝える
 2 人を説得する前に自分が納得する
 3 プレゼンは失敗した瞬間から始まる
 4 「お前に乗った!」と言わせる技術
 5 ライバルとの差別化のはかり方
 6 相手に媚びるプレゼンになっていないか
第5章 感性と知性を磨きあげる勉強術
 1 勉強とは自分の剣を磨くこと
 2 ヒットしたものから何を学ぶのか
 3 「勉強」「勉強」と身構えてはいけない
 4 個性的な「色」を持つ人材をどう活かすか
 5 「ウーロン茶世代」をどう読むか
第6章 知的生活のための情報整理術
 1 他人が捨ててしまった情報に目を向ける
 2 独断と偏見が真の情報を生み出す
 3 「知らない」「わからない」とはっきり言おう
 4 整理できない情報こそ重要
 5 情報化時代に注意すべきこと
 6 時代とはロングストレッチのリムジンだ
 7 何を捨てるかを考える
第7章 発想・企画のセンスを磨く恋愛術
 1 モテる男は仕事ができる
 2 「熱さ」と「冷静さ」の両面を持つ
 3 不器用でおろかな人間が魅力的
 4 「カミソリ」と「ナタ」の使い分け
 5 カッコよく、カッコ悪く
 6 人から嫌われる勇気を持つ
第8章 信頼と人脈を広げる「つきあい」術
 1 つきあい方のルールは守ろう
 2 自分の得意分野をつきあいに活かす
 3 公の場で上司に恥をかかせない
 4 部下をかばう心意気を持つ
 5 派閥選びは男のケジメ
 6 人を上手に動かすコツ
 7 ムダな時間こそ大切にする
第9章 ツキを味方にする企画・発想術
 1 「汗」をかく努力を怠ると「運」は逃げる
 2 運が向いてきたかどうかを感じる
 3 悪運をはねのけてて良運に変える
 4 小さな変化は運が向いてきた証拠
 5 占いを信じて良いとき、悪いとき
 6 埋もれた砂金を探す努力がツキを呼び込む
文庫化にあたって~違う意見を持てる人間が成功する~


面白かった本まとめ(2011年上半期)

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かつ壱(目黒)で大きなロースカツランチを楽しみました!

2011年07月27日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

東京のJR目黒駅から歩いてすぐのところにある「かつ壱」で、大きなロースカツランチ1050円を楽しみました!

この「かつ壱」は目黒3大トンカツの1つと言われるお店です。

お店は、ビルの地下1Fにあるので、ご注意ください。
地下にあるとは知らなかったので、ちょっと迷ってしまいました^_^;)
店構えは以下の写真の通りとなります。

1img_6844
↑店構え

また、メニューもあります。

2img_6841
↑メニュー


店内には、カウンター8席、テーブル席が2つほどあり、天井には大きな魚の魚拓が貼ってありました^_^;)
きっと、店主は釣り好きなのでしょう・・・。


メニューを見ると、ランチメニューは以下の3つのようです。

A:ヒレかつランチ1050円
B:ロースかつランチ1050円
C:かつカレーランチ900円

少し悩みますが、とんかつのメジャーは「ロースかつ」と思い、B:ロースかつランチを注文しました!

他のテーブルを見ると、「かつカレー」を頼む方が多い感じです。その「かつ」の大きさにはびっくりしました!
かつカレーも美味しそうです^_^;)


しばらくして、「ロースかつランチ1050円」の登場です!

3img_6839
↑ロースかつランチ1050円


写真では分かりにくいですが、とにかくこの「ロースかつ」が巨大!!

大きく口を開けてほおばります!

肉汁たっぷりで美味しい!!幸せです!

キャベツもたっぷりで、そして「しじみ」の味噌汁も出汁が利いていて美味い!

やっぱり、トンカツには「しじみ」の味噌汁が合うなぁと、しじみだけに、しみじみと思います^_^)

この「かつ壱」は、以下の写真のようにTV番組の「どっちの料理ショー」に紹介され、そのほか雑誌にも多数掲載されているようです。

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↑どっちの料理ショー

「かつ壱」はボリュームがあり、とてもオススメなトンカツ屋です!

かつ壱
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関連ランキング:とんかつ | 目黒駅



美味しかったものまとめ(2011年上半期)

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念願の安土城址(滋賀県近江八幡市安土町)へ行って来ました!

2011年07月25日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

滋賀県近江八幡市安土町にある念願の安土城址へ行って来ました!

 安土城とは、 織田信長が総普請奉行に丹羽長秀を据え、近江守護六角家の居城観音寺城の支城のあった安土山に築城を1576年(天正4年) 1月に開始し、1579年(天正7年)5月に完成した天守閣に信長が移り住んだ城です。

 1582年(天正10年)の京都本能寺で、信長が光秀の謀反により横死した本能寺の変の際は、蒲生賢秀が留守居役として在城していたが、蒲生賢秀・氏郷父子は本拠地日野城に信長の妻子などを安土から移動させ退します。そして、豊臣秀吉が明智光秀を破った山崎の戦いの後、明智秀満率いる明智軍が退却し、天主とその周辺建物(主に本丸)が焼失することとなります。

本能寺の変以降もしばらく織田家の居城として、信長の嫡孫秀信が清洲会議の後に入城するなどと、主に二の丸を中心に機能していましたが、豊臣秀吉の養子豊臣秀次の八幡山城築城のため、1585年(天正13年)をもって廃城とされたようです。

 建造当時は郭が琵琶湖に接していたが、昭和に入って干拓が行われたため、現在は湖岸からやや離れています。

 安土山の全体に城郭遺構が分布しており、当時の建築としては城山の中腹に所在する摠見寺の境内に仁王門と三重塔が残っているのは奇跡かと思います。

 また二の丸には信長の霊廟が置かれています。

 滋賀県は1989年(平成元年)から20年計画で安土城の発掘調査を行っていて、南山麓から本丸へ続く大手道、通路に接して築造された伝羽柴秀吉邸や伝前田利家邸、天皇行幸を目的に建設したとみられる内裏の清涼殿を模った本丸御殿などの当時の状況が明らかとなりつつあり、併せて石段・石垣が修復工事されています。

 築城の目的は岐阜城よりも京に近く、琵琶湖の水運も利用できるため利便性があり、加えて北陸街道から京への要衝に位置していたことだと思います。
  その規模・容姿は、太田牛一や宣教師のルイスフロイスの記述にあるように信長の天下統一事業を象徴する城郭であり、山頂の天主に信長が起居、その家族も本丸付近で生活し、家臣は山腹あるいは城下の屋敷に居住していたとされているようです。

 この安土城址のある安土町周辺の観光案内図は以下の写真の通りです。JRびわこ線の安土駅近くには城郭資料館があり、その東方向に安土城考古博物館、信長の館があり、そしてその北側に安土城址があります。

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↑安土町の観光案内図


以下の写真は、安土城址入口から、大手道方面の写真です。安土城はかなり広大な敷地にあり、また杉の木等で覆われているので、城の全容はよく分かりません。

2img_6101
↑安土城址入口からの写真


以下の写真が特別史跡安土城跡の案内です。約96万㎡が特別史跡に指定されているとのことです。

3img_6105
↑特別史跡安土城跡


特に、明治26年の地形図がありますが、当時は安土城のすぐ近くは琵琶湖となっていたようです。琵琶湖の水運も利用していたんですね。しかしながら昭和21年頃にかなりこの辺りは埋め立てられ現在に至っているようです。

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↑明治26年の地形図


それから、券売機があり500円を支払って安土城跡に入ります。摠見寺が管理しているようです。小人は100円です。

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↑券売機等


 それから、以下の写真のように長い長い大手道の階段を上がっていきます。階段の石には石仏が使われたりしていました。城普請の際に集められたようです。

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↑大手道


大手道の右側には伝前田利家邸跡があり、大手道の左側には伝豊臣秀吉邸跡がありました。

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↑伝豊臣秀吉邸跡

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↑伝豊臣秀吉邸復元図


それからしばらく階段を登って、奥の右側が天主跡になります。

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↑天主近くの階段


天主跡近くの図もあります。

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↑天主跡近くの図


それから、きれいな室町時代中期の仏足石があったのには驚きました。

これも築城当時に石材として集められ石垣に使われたようです。

昭和初期に発見されたとのことです。

仏足跡は、お釈迦様の足跡を表現したもので、古代インドでは仏像に先立ち崇拝の対象とされていたようです。我が国では、奈良の薬師寺のものが現存する最古のものとして有名とのことです。もちろんこの室町時代中期の仏足石も貴重な遺物のようです。

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↑室町時代中期の仏足石


それから、いよいよ天主閣跡です。

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↑天主閣跡の案内

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↑天主跡


天主跡は、背丈ほどの高さの石垣に囲まれ、東西、南北それぞれ約28mの台地です。礎石が1.2mおきに並んでいますがこの部分は天主の穴蔵(地階の部分)にあたるようです。その上に、さらに大きな天主がそびえていたようです。
安土城天主閣は、五層七階(地上6階地下1階)で、高さ33mの木造高層建築で、当時我が国で初めてのものだったようです。

以下の写真は、その天主跡から琵琶湖方面の景色です。現在は干拓されていますが、当時は琵琶湖だったようで、さぞかし眺めが良かっただろうと思います。遠くに琵琶湖が見えました!
信長が、この天守閣からこの琵琶湖等を眺めたと想像すると、感慨深いものがあります。

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↑天主跡から琵琶湖方面の景色

それから、その天主跡の隣の二の丸跡には信長公本廟がありました。
豊臣秀吉が1583年正月に、三法師に年賀を表すべく登城し、翌2月に太刀・烏帽子・直垂などの遺品を埋葬して本廟としたようです。

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↑信長公本廟


それから、その近くには、織田信雄4代の供養塔がありました。
信長の子である信雄の代は続いたようです。二代は高長公、三代は長頼公、四代は信武公だったとのことです。

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↑織田信雄4代の供養塔


それから、室町時代の建物である三重塔が残っているのには驚きました。安土城が焼けた際にも残ったようです。1454年に建立されたと墨書があり、甲賀からここへ天正年間に移建したようです。

さすがに、時代の古さを感じますが、それにしても立派な建物です。重要文化財とのことです

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↑三重塔


それから、その近くにある二王門も1467年に建てられたもので、甲賀からここへ天正年間に移建されたとのことです。金剛力士像があります。これらも重要文化財です。

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↑二王門

安土城跡見学は、その壮大な城跡を体験でき、てもオススメです!



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「ハゲとビキニとサンバの国(井上章一)」という本はとてもオススメ!

2011年07月22日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ハゲとビキニとサンバの国(井上章一)」の購入はコチラ

 「ハゲとビキニとサンバの国(井上章一)」という本は、建築学者・風俗史家である井上章一さんが、ブラジルに合計4ヶ月ほど滞在した経験から、当地の意外な文化や風俗についてまとめたものです。

 本のタイトルの通りブラジルではハゲがモテるのか、女性のビキニへの考え方、サンバから派生したボサノヴァだけでなく、以下の内容もあり、ブラジルについて楽しく分かりやすく書かれていてとてもオススメです。

 ・日本の都市名の害虫駆除会社
 ・ブラジルのテレビ番組
 ・中流以上ではメイドをおく
 ・イパネマのリゾートなど
 ・女性の魅力はお尻
 ・忍術教室や柔術、剣術が人気
 ・日本のアニメや戦隊物が人気
 ・ブラジルの宗教
 ・国勢選挙の投票率がほぼ100%


以下はこの本のポイント等です。

・これで、事態は判明した。ハゲが、無条件で女にもてるという歌ではない。女は「困った時」だけ、ハゲにたよるというのである。ハゲのもてぶりは、相対化せざるを得ない。さらに、歌詞は、ハゲに恥ずかしがるなと、よびかけている。つまり、恥ずかしがるハゲが、一般的には多いのだ。ブラジルでも、ハゲはみっともないとされているのである。

・台所にゴキブリがあふれだした時、リオの人々は「キョート」へ連絡する。そして、ゴキブリ駆除の専門家に、きてもらう。シロアリなどにも、彼らはもちろん対応してくれる。リオでは、だからキョートという音が害虫に結びつく。京都と言えば、ゴキブリかシロアリという固定観念が、できあがっているのである。

・日本の都市名を名乗る害虫駆除会社が存在する。東京、大阪、京都、富山、長崎・・・・が、ブラジルではゴキブリをとりのぞいてくれる。日本の都市名が、殺虫力の強さを示す象徴的な役割を担っているのである。

・しばらく見続けて、妙なことに気がついた。テレビの画面に、日本人や日系人がほとんどでてこない。のみならず、東アジア系らしい人もぜんぜん登場しないことを、発見したのである。とりわけ、ワイドショーやバラエティ、そしてドラマなどでは、ほぼ絶無であった。原住民や混血の人々は、ドラマでもよく見かける。黒人も、そこそこ目にとまる。にもかかわらず、東アジア系とおぼしき顔は、まあ見ない。数少ない例外に、宗教番組がある。

・ブラジルの女性は、たとえ帝王切開をしても、フィオレ・デンタルに執着する。腹部を覆い隠すような水着は、やぼったくて着ていられないというのである。日本で妊娠をしたブラジル人女性は、その多くが出産前に帰国する。日本で帝王切開をすると、ひどい場合はへそまで切られる可能性がある。それが耐えられないから、ブラジルへ帰ってしまうのである。

・市中のオフィスで、夫婦がともに勤務する。そんな中流以上の家庭では、メイドをおくのが、どうやら普通になっているという。料理はほとんどしない。ぜんぶ、メイドにさせている。そう当たり前のように、答えられたこともある。当地の勤労女性は、しばしば、メイドの料理を自慢しあったりもする。うちのサラがこしらえるフェージョアーダは最高よ。なにいってんの、うちのマリアだって、それはそれはおいしいんだから、などと。

・かつてのイパネマは、上流階級のリゾートであった。財力にめぐまれた家の子女がつどい、たがいにけんを競い合う。派手な水着の娘たちが群がりあう。そして「詩よりもすばらしい腰つき」(「イパネマの娘」)を、披露していたのである。その点では、ヨーロッパの高級リゾートとも、あまりかわるまい。そこは貧しい人々の参入を、暗々裡に阻む区域だったのである。しかし、市内交通の発達がその様相をかえていく。市の北部や山地に住む下層民も、バスでイパネマへゆけるようになって、事情は一変した。週末の休日には、彼らもイパネマの海岸で、時をすごすようになっていく。

・実は、女性の側も、尻の形にはけっこう気をつけている。美容体操でも、ヒップアップをこころがける人は少なくない。のみならず、尻の美容整形を試みる人も、見かけることがある。シリコンをそそぎ込み、形を大きくして整える人がかなりいる。

・周知のように、リオでは柔術も、広く知られている。グレイシー柔術やブラジリアン・トップ・チームの道場もある。総合格闘技における彼らの活躍ぶりは、日本でも高く評価されている。日本の小武術が、ブラジルへ伝わり柔術として開花した。格闘技愛好家の多くは、そうみなすようになっている。しかし、彼の地へ伝播しあおは古武術=柔術だけに限らない。剣術も、リオではけっこう愛好されている。いや、忍術だって、届いているのである。

・日本人は、絶大な武器を手にしている。交渉相手の心に、戦隊物やウルトラシリーズの話題で、食い込むことができるのだ。先方のノスタルジー、童心をくすぐれるおである。もちろん、アニメやマンガでも。

・リオの州立大学でも、文学部は女子学生が多い。全体の約7、8割は女だと思う。男は、理系や法律・経済といった実務方面は向かうらしい。ただ、日本語学科は違っていた。ここには、けっこう男子学生が集まっている。半数以上は、男であった。理由はやはり、アニメとマンガであるらしい。日本のそういった映像文化にあこがれる男子が、集まってくるのだという。あるいは、戦隊物や怪獣物も、そこに含めるべきか。

・ナンパ術、ギャラントリーの技量に自信のない男が、日本の映像文化にいやされる。「もてない男」が、アニメとマンガですくわれたような気分になる。現実の女などと、つきあえなくっても構わない。アニメの美少女にときめいておれば、それでいいんだよ・・・・・。現代日本は、世界中の男たちに、そう呼びかけているのではないか。こうして、日本へは、世界各地から夢見る男子がやってくる。

・謙虚さが世間体を悪くする社会のあることも、痛感した。日本からやってくる駐在員などの家族も、このことでいい印象をもたれないという。自分の子供は、できが悪い。夫も、つまらない仕事にたずさわっている。そうおずおず語りたがる日本の妻たちが、しばしば煙たがられているらしい。あいつらは、嘘つきだ、と。自分の娘は、たいへん美しい。評判の美人だ。お前にも見せてやろうか。そう、さうブラジル人に言われ、彼のお嬢さんにあわせてもらったことがある。まあ、ぶさいくな人だなとは、思わなかった。しかし、それほど美しいとも感じない。それでも、ブラジルの父は、娘の器量自慢をするのかと、考えさせられた。「5割増し、6割増し」という言葉をかみしめたものである。

・事実、この国では、国政選挙の投票率が、ほぼ100%になっている。選挙へ行かない人は、ほとんどいないのだ。それだけ、国民の政治熱が熱いのだとは、しかい言いにくい。ブラジルでは、投票をしない人が罰せられる。日本円になおせば、2、3千円くらいの罰金を、当局へ納めなければならない。それが嫌で、たいていの人は投票所へ足を運ぶことになる。中には、投票日に用事があって、選挙へいけない人も、もちろんいる。だが、そんな場合でも、罰金は課せられる。このきまりからは、逃れられない。どうしても投票日の都合がつかない人は、だから事前に役所へ書類を出すこととなる。なぜ、その日に自分は選挙へ参加できないのか。その理由を書いて、棄権の許しを請わなければならない。

<目次>
まえがき
Ⅰ ノス・オス・カレッカス
 ハゲはブラジルでもてるのか/日本文化はハゲを不幸にする/ハゲと勃起の相関/「ノス・オス・カレッカス(われらハゲ仲間)」
Ⅱ 日本がブラジルから見えてくる
 京都とゴキブリ/まけるな、サブリナ/おもちけりのお姐さん
Ⅲ イパネマの娘はどこへゆく
 あなたのビキニを、もってきなさい/叶姉妹はボニータか/「イパネマの娘」ができたころ
Ⅳ うなじか、尻か
 -お尻、お尻ですよ/「八頭身」の裏側で/首のうしろに、なぜ?/おくゆかしい?気がちいさい?
Ⅴ マンマの国のジャポネース
 コパカバーナの甲賀者/ウルトラマンとジャスピオン/私から、健治をとらないで!
Ⅵ ボサノヴァに魅せられて
 その時、ジルベルトはかたまった/民謡酒場へつどう人/心の底からあこがれて
Ⅶ ブラジル宗教事情の一断面
 「生長の家」につどうクリスチャン/女人遍歴の、そのはてに/痴漢か、強姦か/ルース・ベネディクト再考/スピリチュアルなものへの好奇心
Ⅷ 日伯比較エトセトラ
 つつしみ深い人/ファベイラは、かがやいて/サッカーには、興味がない/子供の読み物/二都物語がうかびあがるまで/ブラジルの病院で/投票率は100%/ボボ・ブラジルのうしろには/魅惑のトラベスチ
あとがき

面白かった本まとめ(2011年上半期)


<今日の独り言> 
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八つ目うなぎにしむら(目黒)はオススメ!

2011年07月20日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

東京の目黒不動尊近くにある「八つ目うなぎにしむら」lでうなぎを堪能しました!

 以前このブログで紹介した山手線ぐるり おみやげ散歩(伊藤美樹)で紹介されているので、行ってみたいと思っていました。

店では、うなぎをたくさん焼いていて、どこから店内に入るのか分からず、迷ってしまいました^_^;)

左脇から店内に入ることができます。

1階の店内はそんなに広くありませんが、2階があったかもしれません。

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↑店構え

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↑店内からの写真


 「八つ目うなぎにしむら」は、先々代が大正年間に巣鴨のとげぬき地蔵の近くで川魚料理の専門店を創業したのが始まりで、その後、関東最古の霊場として多くの参拝者が訪れる目黒不動尊の門前で昭和35年(1960年)に開店したとのことです。
 
 またうなぎは、千住の川魚問屋「松本」から充分に吟味した国産の最高級品を直接仕入れているとのことです。

 うなぎは裂いてから焼き上がり、そして召し上がりまでの時間をいかに敏速に無駄なく提供できるかが勝負なので、注文をしてから紀州備長炭で心を込めて焼き上げているとのことです。

 また、うなぎにとっては水、それも良質の井戸水が不可欠のようです。というのは、輸送で疲れて体力を消耗するとぬめりを出して脂ののりが悪くなってしまうためです。

そのため、井戸水を打たせることによって、おいしさを取り戻しているようです。

 それから、蒲焼きにとって「たれ」は命であることから、代々守り継がれた「たれ」は門外不出の秘伝のものとのことです。

現在のたれは、80年前巣鴨で開業当時から厳選された醤油と味醂を継ぎ足して守り続けてきているとのこと。

 それから鰻重定食にあるお新香の野菜は、築地の仁科商店より厳選された新鮮な野菜を取り寄せているとのこと。

「八つ目うなぎにしむら」のこだわりが凄いと思いましたね。

メニューは以下の通りで、「肝焼き」300円と「うな重定食(中)」2200円を注文しました。

3img_6677
↑メニュー

すぐに、「肝焼き」の登場です。

あぁぁ、濃厚な肝が適度に焼かれ、そしてタレが美味しい!

元気を充填しました!

4img_6681
↑「肝焼き」300円


そして、しばらくして、うな重定食の登場です!

5img_6684
↑「うな重定食(中)」2200円

「中」でしたが、なかなかのボリュームで、充分な大きさです。

そして、さすがタレとふっくらとしたウナギが美味しい!

さすが、「八つ目うなぎにしむら」のウナギですね!

また、お新香もさすがに美味しい!美味しい!

「八つ目うなぎにしむら」のウナギはとてもオススメです!!

八ツ目や にしむら 目黒店
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関連ランキング:うなぎ | 不動前駅武蔵小山駅目黒駅



美味しかったものまとめ(2011年上半期)


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彦根城(滋賀県彦根市)へ行って来ました!

2011年07月18日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

滋賀県彦根市にある彦根城へ行って来ました!

 彦根城は、将軍徳川家康公の命により1604年から着工され天守閣は大津城、天秤櫓は長浜城からなどで移築され、天守閣は2年足らずで完成しましたが、表御殿の造営、城郭改造など、城郭の完成は1622年とされています。 そして、火事や空襲を受けることなく現在に至っています。

 近世の城で天守閣が残っているのは、弘前、松本、犬山、丸岡、彦根、姫路、備中松山、松江、丸亀、松山、宇和島、高知の12城だけという貴重な城です。

 しかも、松本、犬山、彦根、姫路の4城の天守閣だけは国宝となっています。

 16:30頃に彦根城に到着し、入場料600円を支払います。

先に玄宮園という庭園へ行くようにアドバイスされます。

庭園が17時までで、彦根城が17:30までのためです。

 玄宮園は城の北東にある旧大名庭園で、4代藩主直興が1677年から7年にかけて造営したもので、中国の宮廷に付属した庭園を「玄宮」と言うことから命名されたようです。

 かなり、広い庭園で安らぎます。結婚式の写真撮影をしている方もいましたね。

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↑玄宮園

 それから彦根城の天守閣を目指しますが、結構階段がきついです。

また、城壁がきれいに造られていますね。

2img_6031
↑彦根城の城壁


 彦根城は、平成8年に築城以来5回目の大改修が完了し、その際、天守閣の34種類約6万枚にも及ぶ屋根瓦の吹き替えと白壁の塗り替えが行われたようです。

 かなり美しい城です!

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↑彦根城


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↑彦根城


さっそく、天守閣の中へ入りますが、階段がかなり急で、登るのがかなり大変です!

また、城内は以下の写真のようにほとんど木で造られていて、城の古さを感じますね。

5img_6053
↑城内


天守閣の最上階からの景色が素晴らしいです!!

以下の写真のように琵琶湖が夕陽に映えていて、とてもきれいでした!

十分満足しました!

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↑天守閣最上階からの琵琶湖の景色

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↑天守閣最上階からの景色


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↑天守閣最上階からの景色

国宝である彦根城見学はとてもオススメです!!


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「食の職 小さなお店ベルクの発想(迫川尚子)」という本はとてもオススメ!

2011年07月15日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「食の職 小さなお店ベルクの発想(迫川尚子)」の購入はコチラ


「食の職 小さなお店ベルクの発想」という本は、JR新宿駅東口改札のすぐそばにある「ベルク(BERG)」という飲食店の共同経営者で副店長の迫川尚子さんが書いた本で、ベルクの主なメニューの開発エピソード、ベルクというお店の精神や人材育成、コーヒー・ソーセージ・パン職人のこだわりなどについて書かれています。

 実際にこのお店へ行ってみましたが、以前から見かけていて行ってみたいと思っていたお店で、また想像以上にパンやコーヒーが美味しくて驚きました!

 以前このブログで紹介した「新宿駅最後の小さなお店ベルク」という本は、この本書の著者の夫であり店長である井野朋也さんが、店を立ち上げ、軌道にのせ、維持するという経営上の大きな流れを店長の個人史も含めて書かれたものでしたが、本書はそれを踏襲しつつも特に「食」や「メニュー」等について詳しく書かれたものです。

とてもオススメな本で、またお店もオススメです!


以下はこの本のポイントなどです。

・ベルクは、たった15坪のスペースで、客数が1日平均1500名、基本的にワンコインでも満足いただけるよう、また多様なニーズにこたえられるよう200近いアイテム数のリーズナブルな商品をご用意しています。

・スペシャルランチサービス「エッセンベルク」。10年前に女性客をターゲットに開発した商品です。コンサルタントの押野見さんは「ベルクの良心」とも名言してくれました。30種類の食材が売りです。さまざまな食材が少しずつ試せる、好奇心旺盛な女性にうってつけのメニュー。豆のサラダにポテトにキャベツに天然酵母のパンとパテ。スープもつきます。そして、甘くないデザート代わりのそば粉のブリンツ。ベルクのコース料理です。ベルクは場所柄、夜勤明けのお客様も多く、朝からビールというのが当たり前の店なので、お酒にも合うランチにしたかった。そうでなかったら、ポテトでなくかぼちゃにしたでしょう。かぼちゃはデザートにもなるので一石二鳥。でもビールと合わせるには甘すぎる。やっぱりじゃがいもだ。でも女性客も意識し、あえて塩はかけずにディルをのせてハーブポテトにしたのです。サラダはパンチのある味にしました。デザートはいかにもデザートでなく、さりげなく食事の延長にもしたい。かぼちゃでないとしたら、なにか。考えたあげく、ブリンツという甘くないクレープにブレンドしたチーズにしました。

・ベルクのメニューに、ハムをパンにのせただけの商品「マイスターハムサンド」があります。高橋さんのつくるミルクパンの甘みと河野さんのつくるボンレスハムの旨みが見事に引き立て合っている、絶妙なバランス。思いつきで組み合わせてみたら、コインの表と裏のようにぴったり寄り添って、その美味しさにまず自分がやられちゃいました。サンドといっても、パンの上にハムをのせただけですよ。サンドすらしていない。美味しいけどこれだけで商品にするには・・・・・と一瞬ためらいましたが、スタッフにも試食してもらい、「シンプル・イズ・ベスト」とみんなノリノリ。ミルクパンは、水を使わず牛乳100%でつくられています。赤ちゃんからお年寄りまで食べられるパンを職人さんはつくりたかったそうです。しっとりふんわいミルクの甘味のあるパン。本当にやわらかくて両手でかかえないと生まれたての赤ちゃんの首のようにクタッとなってしまいます。それをスライスしてお出ししています。

・わたしたちは、「やっぱり味」というところからこの仕事をしています。そうすると、いくら営業の方に「ヘルシーです」「流行の最先端です」「いまはこの味が売れますよ」ともっともらいく説明されても、実際に口にしてみて、ダメならダメなんです。どうダメかというのもお話しますが、最初の時点で意識がずれていると、噛み合うはずがないんですね。製造と営業がはっきり分かれていない小さなメーカーですと、つくり手が直接やって来ることが多いので話が早い。職人さんでなくても、営業の人が自分の商品に愛情をもち、単なる仕事という以上の信念をもってやって来たら、思わず話を聞いちゃいます。もちろん、あとは実際に口にしてみて美味しいかどうか、です。いい!となれば即取り扱い決定ですし、気になる部分があれば正直に伝えます。そうしたコミュニケーションができるから、ベルクで扱っている商品はどうしてもそういう小さいメーカーのものになるのです。

・取材を受けると、よく商品開発はスタッフが自発的にするのですか?と質問されます。たしかに、うちは本部のない現場主義の個人店。商品開発部なんて部門もありません。商品開発は社員をはじめ現場のスタッフがやるしかない。でもそうしょっちゅうではありません。メインメニュー(定番)はそうそういじりません。あまり目先の新しさにとらわれなくても、豊富で充実した定番メニューがあれば、そうそう飽きられないという自信も生まれるからです。サイドメニューでは多少「手を変え品を変え」はできまs。うちではかわきものなどのオツマミ小袋や「本日のおつまみ」「本日の樽生ビール」「本日のストレート・コーヒー」「本日の純米酒」「今月のワイン」といったいわゆる日替わり・月替わりメニューです。樽生はかなりレアなものが入ります。純米酒とワインは、日本全国や世界中を旅して集めてくる気分でやっていますので、なるべく一度やったものはやらないようにしています。

・ベルクで大人気の「ジャーマンセット」は発売当初は1日2~3セットしか売れませんでした。いまでは1日50セット以上、多いときは100セットも出るヒット商品になりました。その道のりは長く険しいものでした。支持される、という信念はありました。でも、いわゆる統計的な根拠はなかった。どこにもないオリジナル商品でしたから。あえて言えば、この味。わたし自身が打ちのめされた味。ほかの人が打ちのめされないはずがない。内容は、ポークアスピック、レバーパテ、スモークチキン、メットブルストまたはポークハム、バケット、ライ麦黒パン、ザワークラウトに、コーヒー付き!ベルク三大職人のエッセンスが一皿で味わえる一品。コーヒーだけでなく、ビールやワインも可。昼から夜まで、どの時間帯でもこんなお手頃な価格でこんな贅沢が楽しめる。太っ腹!とわたしたちは勝手に盛り上がっていましが、蓋を空けたらさっぱり出ない。「ジャーマンセット」の販売個数をチェックしては肩を落とす日々でした。大衆店のセットメニュー(数が出るのを前提にコストをかけ価格を安くする)としては、マニアックすぎたのでしょう。

・どんなビールも他の食品と同じく急激な気温の変化には弱い。冷蔵が理想ですが、暑いところにずっとあったのを急に冷やすよりは、多少暑くても温度が一定している方がまだ保存状態がよかったりする。だからルートも大事です。メーカーとお店がいくら気をつけても、間に入る酒屋がいい加減だったらすべて台無し。サーバー(機械)も毎日の洗浄を欠かせません。扱いやすいといっても、そういう食品を扱う上での基本的な管理を怠ればとたんに劣化します。気温や湿度の変化に合わせ、ガス圧の調整をしたり、注ぎ方を工夫したりしてお店の味にしていきます。

・「以前はビールの味がこんなきれいなグリーンの卵形だった。真ん中に風が吹いていた。その卵の形が、あるときからこのように変わった。頭がとんがって、直線的になった。下にささった」と、まず絵にして見せたのです。すると、あれだけ「そんなはずは・・・・・」を繰り返していた人が、「言われて見れば、たしかにそうですね」と急に態度が変わりました。その絵を見て、「はっ」とされた感じです。もしかしたら、誰でも鼻や口で映像を感じているのかもしれない。その営業さんは、その絵を見て、自分でもおぼろげに見えていたものがハッキリ見えて驚いた様子。だから、ぽろっとホンネをもらしたのかも。で、あらためてメーカーから直接もってきてもらった樽を開けて、もう一度いっしょに味見しました。「ほら、卵の形がもうすっかりくずれて、アメーバみたいでしょ」とわたしがまた絵にすると、「おっしゃる通りです」となった。その後、じつは製造現場では、ビールの味を図形で記録しているということもわかりました。味を言葉にするより、絵や図形にしたほうが場所も時間も超えて伝わりやすいというのはあるかもしれません。

・今回、自然卵でお世話になっている小林養鶏農園さんの仕事場にお邪魔して、その謎がやっととけました。それにしても、百聞は一見にしかず。トリたちのエサを実際につくるところを見せていただくことになって、もう驚きと感動の嵐。本当に手作りなんです。あれは絶対に美味しい。人間が食べても!詳しくお教えできないのが残念なのですが、山のもの(自生する薬草や野草)と海のもの20種類の自然素材(非遺伝子組み換え)を組み合わせて、まるでカレーのスパイスみたいと思いました。袋を開けると潮の香りがしたりして。山の中で。素敵でしょ。業務用のエサを与えると、おもしろいくらい卵を量産するそうです。ホルモン剤かなにか入っているのでしょうか。中身を業者さんにたしかめても、答えてくれないんですって。そんな得体の知れないもの、怖くて一切使えませんと小林さん。小林養鶏農園のニワトリたちはみな、慎ましやかに卵を産みます。もともと国産のニワトリは卵の量が少ない性質だそうです。

・現在、ベルクのスタッフは総勢40人。え?こんな小さな店に?とよく驚かれます。新人からベテランまで、3交代で、週1から週6まで、1日3時間とか5時間とか、入り方もさまざま。ベルクは朝7時から夜11時まで。営業時間が長いので、大手のまねをしたらそれこそみんなもちません。うちでは短時間集中方式をとっています。スタッフの一日の平均労働時間は7時間。社員はもっと短いシフトにしています。

・ベルクの狭い厨房には、スタッフが7~8人いることもあります。当初は常時3人体制でしたが、店が成長するにつれ、仕込みも増え、営業時間外の仕込みではとても間に合わなくなりました。それにつくりおきを極力しない方針に変えたので、どうしても人手が必要になる。ゴミ捨てや買い出し、誰かが休憩に入ったときも、その穴を誰かが埋めなければなりません。シフトはかなり複雑怪奇になりますが、これらは計画的にできることです。コスト削減というと、経営者の頭にまず浮かぶのは人件費でしょう。人のコストが一番かかるからです。でもうちではそういう発想はないですね。人を減らせば負担が軽くなると経営者は思うでしょうが、それがサービスの低下につながり、残されたスタッフにしわ寄せがいけば、かえって店にとって負担になる。だからうちではスタッフを増やしこそすれ減らしはしません。売上も増えこそすれ、減りはしないのです。

・キャッチフレーズ的に言えば、「早い」「安い」「旨い」「飽きない」「きれい」「安心」の6拍子が、新宿駅東口改札近くにある小さな飲食店の理想だとわたしたちは思っています。

・うちのアルバイトでも、「飲食業でもやるか」という安易な気持ちで入ってくる人はいます。そこはわたしが優しくも厳しい態度でこわしてあげます。ただ、「自分はこんなもんじゃない」という変なプライドが邪魔するのか、わたしの指導をなんとなくかわす人もいます。そういう人はそこそこ器用でも、結局伸びないし、まわりに悪影響を及ぼすので、ご遠慮願います。どんなにドジでマヌケでも、この仕事が好きでやる気のある人、また好きになろうとしてもがいている人とわたしはいっしょに働きたい。目の前のことを精一杯やる。そこからしか道は開けません。

・店主の滝沢さんに、飲食業の大先輩として、美味しさの秘訣をうかがったことがあります。滝沢さんがあげたのは、次の2つです。1つは、(商品開発のとき)おなかをすかせて食べてはいけない。おなかがすいたらなんでも旨い、と。もう一つは、店を清潔に保つこと。うちには、虫一匹いない。いや、洗剤や殺虫剤を使えということじゃないよ、とも念を押されました。たしかに、店をきれいにしたければ、重曹と石鹸さえあればいい。口に入れて危険なものは、わたしたちもなるべく使わないようにしています。食べ物を扱う以上、そういうものを店の中に入れたくないのですね。そういうものに頼らず、全身全霊で掃除する。

・わたしたちも最初はコンサルタントの紹介で飲食店専門の仕入れ業者さんのお世話になったのです。主要な食材からサランラップまで、ありとあらゆるものが揃うので便利でした。そうなんです。じつはフランチャイズでなくても、実績のあるコンサルタントに相談すれば、とりあえず仕入れルートはなんとかなります。どちらもお金はかかりますけれど、束縛されたくなければ断然コンサルタントでしょう。

・ベルクの食材の3大柱であるコーヒーとパン、ソーセージはどれも職人の手作りです。わたしたちは、彼らのことをよく「うちの職人」と誇らしげによびます。それを聞いた人は、ベルクで職人さんを雇っているんだと思うでしょうね。でもじつはみなさん、それぞれお店をもつ経営者です。コーヒー屋さん、パン屋さん、ソーセージ屋さんのご主人です。ベルクというカフェは、そうした個人店同士のネットワークで成り立っています。

・ある東洋医学の権威の先生が、「健康とはなにか」という質問に、「ここぞという時にふんばれること」と答えていてなるほどと納得したことがあります。ここぞというときではければ、多少ぐたぐたでもいいのか~と妙にホッとしたりして。それも身体というか、人生のバランスですね。人生のどこを「ここぞ」と思うかは人それぞれ。

・わざわざ「無添加」と謳っていて、「食品表示」の原材料名のところにアミノ酸とか書かれてあるとちょっと待ってと言いたくなります。「無添加」はかなりインパクトのあるキャッチフレーズです。それは同じ食にかかわる商売をしていてよくわかります。ただ、だましが入るのはやはりよくない。アミノ酸とはほとんどの場合、化学調味料のことですね。こういう添加物の名称って、どんどん変わったり統一されなかったりして、さっぱり意味がわかりません。基本的には化学物質名で表示することになっていますが、読みにくい物質名は省略したり、読みやすければ別の名前にしてもいいことになっているからです。使用目的によって、物質自体の名前が変更されることもあります。栄養強化が目的であれば、化学物質でも表示しなくていいとか。あとたとえば、材料の中になにか加工品が含まれていると、その加工品の名前を表示する義務はありますが、その加工品の材料まで表示する義務はありません。実際、表示されることはまずありません。なんのための食品表示?と思います。

<目次>
まえがき 仕事としての食。趣味としての食。人生のテーマとしての食。
プロローグ 食で生きる
 食とお金儲け
 ベストテンな味だけでいいの?
 店は自分でやるもの
 プロでもなく、アマでもなく
1章 お店の味をつくる
 ベルクの味はどうやって生まれるのか?
 ただのビールが美味しいわけは?
 味の輝きを保つのは40人のスタッフ・アルバイト
 15坪という逆境が生んだ知恵と工夫
2章 職人さんと「味」でつながる~3大職人の仕事術
 町の天才を捜そう!
 コーヒー職人の豊かさ
 ソーセージ職人の眼力
 パン職人の哲学
3章 お店は表現だ!
 味には「形」がある
 食と健康
 料理と表現
 お店に学ぶ
あとがき 「味」に導かれて

面白かった本まとめ(2011年上半期)

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日本橋 鰻 伊勢定で、うなぎを堪能しました!

2011年07月13日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

JR立川駅近くの立川高島屋9Fにある「日本橋 鰻 伊勢定」でうなぎを息子と堪能しました!

日本橋にある本店「伊勢定」は、昭和21年に創業し、現在三代目とのことです。

「裂きたて、蒸したて、焼きたて」を信条にした江戸前の蒲焼は、著名人からも愛されているようです。

また、伊勢定の特長は以下の通りとのことです。
(1)餌から管理された純国産の活鰻を、その時期、一番脂ののった産地より厳選して毎朝仕入れ
(2)紀州備長炭の遠赤効果でふっくらと焼き上げ ※一部店舗では使用せず
(3)創業以来継ぎ足しされている甘みを抑えたさっぱりとした「秘伝のたれ」に三度くぐらせふっくらと焼き上げ
(4)米は全国の名米の中より選び抜いた程よく甘みのある会津産コシヒカリを使用

さっそくお店に入り、奥の座敷に座ります。

以下の写真のように、店内は新しく掃除が行き届いていて、清潔感が漂いますね。

1img_6613
↑店内


メニューは以下の通りで、「おすすめ膳」2415円と息子には「うな重 松」1890円を注文します。

「おすすめ膳」は、うな丼に「うまき」「茶碗蒸し」「サラダ」「お吸い物」「香物」がありお徳感があります。

1日限定30食とのことです。

それからいずれも、無料でもご飯を大盛りにできたのは嬉しかったです!

なお、残念ながら子供用メニューはありませんでした。

2img_6600
↑おすすめ膳メニュー


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↑メニュー


しばらくして、「おすすめ膳」と「うな重 松」の到着です!

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↑おすすめ膳2415円


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↑うな重 松1890円


うな重の方がうなぎが大きいですが^_^;)、さすがうなぎがとても柔らかくてふっくら!!

前日に自宅でうなぎを料理して食べたばかりということもありますが、このふっくら感にはとても感動しました!

 また、甘みを抑えたさっぱりとしたタレもなかなか上品で良いです!

息子も大盛りのうな重をぱくつきます^_^)

それから「うまき」「茶碗蒸し」も美味しいですね!

伊勢定の鰻はとてもオススメです!

日本橋 鰻 伊勢定 立川高島屋店
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関連ランキング:うなぎ | 立川北駅立川駅立川南駅



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長浜城(滋賀県長浜市)へ行って来ました!

2011年07月11日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

滋賀県長浜市にある長浜城へ行って来ました!

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↑長浜城

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↑違う角度からの長浜城

 長浜という名前は、1573年に豊臣秀吉が浅井長政攻めの功で織田信長から北近江を拝領した際に、当時今浜(いまはま)と呼ばれていたこの地を信長の名から一字拝領して長浜に改名したことに由来するようです。

 長浜城は、浅井長政の居城の小谷城で使われていた資材等を使い、1575~6年頃に完成したようです。
湖水に石垣を浸し、城内の水門から直に船の出入りができるようになっていたとのことです。

 城下町は小谷城下からそのまま移したことから、現在でも城下町には当時の面影や名残があるようです。

 本能寺の変後、清洲会議の結果から柴田勝家の甥の柴田勝豊が入城しますが、豊臣秀吉に攻められ1582年に落城します。その後、山内一豊が1585年から6年間在城し、それから内藤信成・信正が城主になりますが、1615年に廃城となり、資材の大半は彦根城の築城に流用されたとのことです。

 現在の天守閣は、1983年に犬山城や伏見城をモデルにし模擬復元されたもので、市立長浜城歴史博物館として運営されています。

 入館料400円を支払って、長浜城へ入りました。

2階、3階は展示室となっていて、5階が展望台です。

 その展示室には、地図がありました。

3img_5970
↑長浜城近くの地図


小谷城や姉川古戦場の位置等が分かります。

横山城が、想像より小谷城に近いなぁと思いました。

横山城は豊臣秀吉がいた城で、この距離では浅井長政からかなり攻め込まれて苦戦したのではないかと思いました。

それから、5階の展望台へ行きますが、とにかく琵琶湖が美しい!!

琵琶湖は広くて、まるで海のようですね!

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↑展望台からの琵琶湖


それから、山本山が見えていましたが、きれいなお椀型の山なんですね~。

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↑展望台からの山本山


そして、小谷城のあった山が見えますが、確かに山城なだけはあり標高が高そうです。

6img_5977
↑展望台から小谷城方面


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↑展望台からの景色


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↑展望台からの景色

長浜城は、展望台からの琵琶湖が美しく、とてもオススメです!!

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「新宿駅最後の小さなお店ベルク(井野朋也)」という本はとてもオススメ!

2011年07月08日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「新宿駅最後の小さなお店ベルク(井野朋也)」の購入はコチラ


「新宿駅最後の小さなお店ベルク(井野朋也)」という本は、JR新宿駅東口近くにあるベルク(BERG)という飲食店店主が、その店のコンセプトや商品(コーヒー・パン・ビール・ワイン・純米酒・ソーセージ等)へのこだわり、接客、店内の飾り、歴史、コスト、人材、立ち退き問題などについて書いたものです。

 ベルクは、15坪のお店で毎日平均1500人もの客が訪れ、コーヒーやビール・ワイン・純米酒、パン・ウインナー・カレー等を扱うセルフサービス店です。

 この本ではファーストフードでセルフサービスのこのお店を、チェーン店ではなく個人店として成功させた秘訣について書かれていて、とても興味深く読めました。
 
 とてもオススメな本です!

なお、この本の続編?として、店主の妻で副店長の迫川尚子さんが、「食の職」という本を書いていて、特にベルクの「食」や「メニュー」に関して詳しく書いてありますので、こちらもオススメです。この本も私のブログで今後紹介したいと思います。


以下は、「新宿駅最後の小さなお店ベルク(井野朋也)」という本のポイント等です。

・JR新宿駅東口の改札を出てすぐ左、徒歩15秒のところに私たちのお店ベルクはあります。現在、毎日平均して1500人ほどのお客様が、たった15坪のきゅうくつな店内めがけてコーヒーや生ビールを一杯ひっかけに、ホットドッグやおつまみを楽しみに押しかけます。もともと、私の父が1970年にここで「ベルク」という店名で純喫茶を始めましたが、新宿駅という大ターミナルでのサバイバル競争が次第に激化し、私の代で思い切って低価格高回転のファーストフードに業態変更しました。うちのような無名の個人店がまわりの大手チェーン店と張り合うには、結局、飲食店としてのまっとうなサービス(早い、安い、うまい)を極めるしかありませんでした。

・ベルクでは朝・昼・夜とそれぞれの時間帯の定番セットメニューがありますが、朝でもアルコールやおつまみをお出ししますし、夜でもトーストにコーヒーが召し上がれます。二人できて、一人はチーズにワイン、もう一人はモーニングセットという頼み方ができるのです。このチャンポン感も、メニューのバラエティ感につながっている。

・現在、ベルクは通勤客のみならず、ベルクを目指して新宿で途中下車してくださるお客様も増えました。その証拠に、数年前から土日の売上が平日の売上を上回るようになりました。土日は店を閉じたいくらい暇だったのに。普通、休みの日まで、セルフで食器を運びたくないじゃないですか。それがいまでは、平日の忙しさは相変わらずですが、土日はそれに輪をかけたようなお祭り騒ぎです。便利だから立ち寄るのでなく、その店だからわざわざ行く。店冥利につきるとしかいいようがありません。

・全自動のような本格的なコーヒーマシンは、日本ではまだ技術が追いつかなくて、イタリアやドイツ、スイスといったヨーロッパの製品を使うことになるのですが、どれも日本に輸入するときに、日本向けに改造するそうです。日本人の多くは、コーヒーの原体験がインスタントコーヒーだったせいか、お茶ならともかく、カップの底にコーヒーの粉が残るのをひどく嫌がります。だから、粉が残らないように改造することになります。それが故障の一番の原因になるらしい。

・マシンの部品もほんのわずかずつですが、消耗します。それが味にも微妙に影響します。コーヒーの場合、苦味は比較的出しやすいのですが、甘みを出すのが難しく、その微妙な変化で甘みがまず出なくなります。ほかの店だったら気にならないような変化も、内では深刻に捉えるのですね。メーカー側によれば、うちくらい使用頻度の高い店でも、一年に一回交換すれば充分とされる部品を、交渉の末、三ヶ月に一回交換してもらうことにしました。それで実際、甘みが保たれたのです。

・さまざまな業者さんから、たくさんの商品のサンプルをもらいます。次にきたときに「どうでしたか?」と気軽に聞かれます。正直、ただでは答えたくありません。金くれ、ともいえないので、ちゃんと答えてあげますけれど。全部口にしますよ。ある高級ホテルが仕入れているというテリーヌは、見た目はデザイン的でしたが、あまりに化学的な味で、思わず吐き出しました。大手の商品開発担当者が味を見てくれと持ってきたソーセージは、人間の食べ物ではありませんでした。自然食をうたうケーキ屋のケーキは、粉の味しかしませんでした。試食コンサルタントという肩書きをつけたいくらいですが、本当に職業にしたら、耐えられないかも。

・ワインは毎月白赤2種ずつ、純米酒は日替わりでご用意しています。基本的にグラス売りです。テイスティング感覚で楽しんでいただきたいからです。ワインは世界中から届きます。生産者や年度、クラスによってこんなに違うものもない。そのなかからお手ごろで満足のいくワインを毎月4種類選ぶのは、選び甲斐はありますが、めまいがしそうです。ただワイン選びも、片手間でやれる仕事ではありません。毎月、専門の目利きにお願いして、ある程度しぼってもらったなかから選びます。

・ベルクでは、純米酒もお出ししています。私の趣味ということで始めました。日本酒は、最近ではお手ごろなサイズもありますが、基本的には一升瓶です。しかも純米酒は劣化が早い。いくら副店長の趣味だからといって、売れなければ、場所はとるし、ロスにはなるし、大ひんしゃくものです。でも売れちゃっています。普通、希少価値のある商品は、ある程度高めの値段をつけないと、かえって信用されないところがあります。安酒なんて飲めないよという人も多い。が、ベルクでは、安くてもおいしいというお客さまの信頼があるせいか、手に入りにくい珍しいお酒も、お手ごろ価格でお出ししてそんなにあやしい感じになりません。ちょっともったいないかな、と思うことはありますよ。でも、純米酒は開けたてが一番美味しいし、残ったらなおさらもったいない。

・三ヶ月間断酒した後、最初に口にしたのが、純米酒でした。細胞にしみわたる感じ。純米酒って、作り手の立場からすると、失敗する確立が高い、難しいお酒です。醸造アルコールを使った方が、すっきりと味が整いやすい。でも美味しい純米酒は、本当にお米のお酒という感じで、味のふくらみが違う。そこに私はまいりました。二日酔いにもなりにくいし。

・ベルクのために作ってくれたソーセージは、その後、本場ドイツのコンクール(IFFAコンテスト)で厳しい基準をクリアして、見事金賞に輝くことになります。職人の名は河野仲友氏。本人は、本場より美味しいと自負しています。そのポイントの一つは、塩加減だろうと私はひそかに確信しています。自然食のソーセージは薄味が主流です。私も、薄味というだけでありがたみを感じる人間ですが、実際に口にしてみると、やはり塩加減なんですね。大事なのは。薄ければいいというものではない。ちょうど海水のような。海水より心もちまろやかな。体液に近いといいますか。

・ベルクの食を支える三大職人、コーヒーの久野富雄氏、ソーセージの河野仲友氏、パンの高橋康弘氏、彼らとは製造段階から綿密な打ち合わせをします。お互いの現場も何度か覗き合っています。そのことは、私たちに大きな意識改革をもたらしました。なんといっても、一緒に何かことを起こしてやろうという共犯意識が芽生えました。微妙なことまで話が通じやすくなった。あとスタッフに食材への愛情が芽生えた。

・地ビールは、ずっと気になってはいたものの、ベルクのような大衆店で定番にするには味や価格・管理の点で非常に難しい商品でした。が、ここ数年、品質が飛躍的に向上し、種類も充実してきて、いまでは特別メニューとして、海外の珍しい樽生と入れ替わりでお出しするようにしています。楽しみにされるお客様も増え(ファンの間では、「ゲストビール」と呼ばれています)、ロスが出なくなったのです。といっても、まだまだビールは、なじみのある味が一番求められており、うちでも定番の樽生は、大手のサッポロビールを仕入れています。

・本当の接客とは、その人の不安を取り除いてあげることではないか。心から迎え入れてあげる気持ちが相手に伝わる。たとえ営業上こちらに非がなくても、お客様が嫌な思いをしたとしたら、それは申し訳ないと素直に感じて、その気持ちを表すことが大切なのではないか。店を自分のものだと思ってはいけない。経営者はとかく店の都合を優先させてしまう。でも、店はお客様のものだという意識も必要。店はみんなのもの。自分もその一員。

・もちろん、現場での臨機応変さは、プロとして当然求められる技ですが、秘訣をあえていえば「横綱相撲」のイメージで接客すること。「横綱相撲」とは、どんな相手がどんなふうにかかってきても、がっしり受け止めて差し上げること。それには懐の深さといいますか、心身ともに余裕がないと、擦り減ってしまいます。私の場合、オフの時間をいかに過ごすかが、結構大きい。なるべく自分の家は過ごしやすいように、常に整理を怠らないで、読みたい本がすぐ読め、聞きたい音楽がすぐ聴けるようにしておきます。ゆっくりくつろげる椅子もあった方がいい。うろうろ歩き回れる空間を確保しておきます。家を出れば、知らない街をうろついたり、遠い異国の映画を見たりします。仕事とはまったく別のチャンネル(避難所)をいくつも頭の中に作っておく。それらは私にとって、いつも新鮮な気持ちで余裕をもって仕事に取り組むのに必要なものです。まだどのチャンネルも、不思議と思わぬ形で仕事と結び付きます。チャンネル数が少ないほど煮詰まってきますね。だから、オフって大事なのです。最初から仕事のためと考えると味気ないですが、やっぱり結果的に仕事にも生きてきます。

・ベルクは「自然食」という言葉を極力ひかえています。ただ、自然食レストランを紹介する本の編集者から、「ぜひベルクを」といわれ、一度だけ載せてもらったことがあります。うちはジャンクな商品もあるし、厳密な意味での自然食屋ではない、誤解の種になる、とお断りしたのですが、それでもかまわない、うまく紹介するからと説得されて。想像以上に反響は大きかったですね。混乱(クレーム)もそれほど起こらなかった。そのときはかなり新しいお客様がつきました。自然食はこんなに求められているのか、と実感しました。

・外食産業の世界ではカット野菜なるものが意外と重宝されているのを知って、問い合わせたことがあります。野菜の切り口が妙にきれい過ぎる。少しでも料理する人ならわかるはずですが、野菜は包丁を入れたところから、傷みはじめます。切って詰めているだけなら、こうはいかないだろう。調べていくうちに、薬品に浸しているのがわかりました。当然、うちではカット野菜は却下しました。自分がそんなもの口にしたくないですもん。

・学校という施設にわざわざ足を運ぶことにもし意味があるとすれば、人との出会いだと私は思います。師や友人と呼べる人が一人でも見つかればいい。一緒にいるだけで楽しい、という友達が作れるのは子供時代か、せいぜい学生まででしょう。社会人になってからも遠慮なく話ができるのは、よほど同じ目的意識を持ったもの同士でないと難しい。社会人にとっての学校も、お金がちょっとかkりますが、そういう場である気がします。でも、人とのつながりはどこでどう生きるかわからない。長く連絡が途絶え、あるいは途中で別々の道に進んでも、その先でまたひょうんな結び付きがあったりする。人と人のネットワークも、木樽の中に蓄えられたワインのように、次第に熟成されていくのです。そう考えると、人生はけっして短くない。何が起きるかわかりません。たとえ仕事上の付き合いでも、人との関係である限り、あまり打算的に考えない方がいいですね。立場が違えば、その時点でお互いに譲れることと譲れないことがあります。それだけ、はっきりしておけばいい。それ以上にこの人は利用価値があるかとかないとか、そういうことは考えなくていいのです。

・セルフサービスは、作り置きが主流です。あらかじめ用意しておく。ところが、作り置きすれば、たいてい味が落ちます。フルサービスの店でも、混むのを想定して、あらかじめご飯をよそっているところがあります。じつはある人気店に入ったとき、ご飯の表面が乾いていてわかりました。お客様というのはシビアのものです。だって、やっぱりご飯はしっとりしていて欲しい。ひと手間を惜しみ過ぎではないか。ベルクでは、どんなに混んでも、ご飯はオーダーを受けてからよそいます。そこは譲れません。

・お金を借りる話をちょっとしますと、資金繰りで意外と見落としがちなのが、開店から一年間の運転資金です。大手系列の有名店なら、開店当日からお客様はよどみなく入るでしょう。しかし、無名の店はほぼゼロからのスタートです。お客様がある程度定着し、軌道にのるまでに最低一年と考えた方がいい。お客様が入らないからといって、人手を減らしたり、品数を減らしたりしていると、いつでも信頼が得られず、ますますお客様は遠ざかります。例えば、急にたてこんでオーダーと商品提供がスムーズにいかなかったら、そのときのお客さまのリピートを見込むのは難しくなります。ピーク時というのは、飲食店にとって最大のポイントです。飲食店はそこをいかにさばき、いかに次につなげるかにかかっているといっても過言ではありません。つまり、一年間は食材や人件費を捨てる覚悟で万全の態勢を整えておく必要があるのです。

・呼び込みも、功を奏しました。そこはやはり、待つだけでなく積極的に出ていく。とにかく、その場で利用してもらなくても、店の存在に気づいてもらうのが先決です。ビルのオーナーから嫌味をいわれても、チカチカ点滅するライトを外しませんでしたし、目を引くことは一通りやりました。品は落ちます。そりゃ上品にやれるならやりたいですが、個人店は素手で勝負するしかない。手をぱんぱん叩いたり、声を張り上げたりするうちに、曲線を描くように客数と売上が伸び、一気に目標に近づきました。ロスもぐっと減りました。

・信用とは期待に応えることです。期待以上の感動を。それがサービス業のあるべき姿といわれますが、確かに、一つでも二つでもお客様に感動をあたえられれば理想的です。感動とは、いい意味での驚きです。飲食店の場合、いろいろ演出もありますが、とどめは味でしょう。驚かせる喜びを知ったら、一人前の証拠かもしれません。逆にまずいものを出したら、期待を裏切ることになります。裏切ったという自覚があれば、まだ可能性はありますが、無自覚なままでは身の破滅ですね。店がやっていると思ってわざわざ行ったら、休業だった。食べられると思っていたものが食べられなかった。そういうのも、お客さまの期待への裏切りです。よほどのフォローが必要でしょう。

・店がどれだけ支持されているかのバロメーターになるのは、客数よりも販売個数です。しかも一人当たりの平均販売個数(全体の販売個数/客数)ですね。これがその店の商品力を一番わかりやすく表した数字でもあるのです。ちなみにドトールなどは1.2ぐらいといわれます。マックは3です。マックでは一人平均3個の商品を買っているわけです。それだけドリンクのみの客よりフードも注文する客が多いということです。広告・宣伝によるものとはいえ、やはりマックの商品力は凄まじいものがあるのですね。ちなみにベルクは現在1.5に近づきつつあります。ちょうどドトールとマックの中間ですが、カフェとしてはきわめて高い数字といえます。セルフサービスの店は、フルサービスの店に比べてテイクアウト率も高い。だから店の規模にあまり関係なく売上をのばすことができるのです。開店を高め客数をのばし、さらに商品力を高めて一人当たりの販売個数をのばせば、固定費率はどんどん下がりますし、そのぶんいくらでも利益を出すことができるのです。

・店に活気づけば何でもありだと思っています。いきの良い食材、はきはきしたスタッフの声。それさえあれば店はどうにかなる。声は商売の基本といわれます。ベルクでも、新人の初日の仕事は声出しです。声が出ないと、お客様にやる気がないように見られます。お客さまの方もガッカリですが、不思議なものでそう見られる方もますますやる気がなくなるのです。マイナスオーラの連鎖反応ですね。しょうがなさそうに仕事をするのが、じつは一番疲れるんです。活気は、スタッフが自ら生み出し、お客様にわけてさしあげればいいのです。そうすれば、結局自分に倍になって戻ってくる。それが店を長く続ける秘訣でもあります。

・人が安定しにくく、慢性的な人不足とくれば、明らかに不向きと思われる人でも、その人にとってもいいことではないでしょうが、助っ人としてとりあえず確保します。ところが不思議なもので、そういう人がいつの間にか主要メンバーになっていることがある。人間はある日突然、化けたりするのですね。

・現場のスタッフ全員が目を通す「連絡ノート」が、うちではコミュニケーションの命綱のようになっています。書くとかえってまどろっこしく、書き方を間違えると溝をかえって深めたりします。連絡ノートの使い方にも、細心の注意と熟練を要します。が、店の問題は家族・社員・アルバイトにかかわらずみんなでオープンに話し合いたいですし、一度に全員集まるなんてまず不可能なので、ある程度ノートに頼らざるをえないんですね。商品開発のような本来会議で話し合うような内容も、ノートでよく意見交換します。外に漏れたらマズイ内容が含まれるため、一応門外不出というオキテがあります。アルバイトも研修が終わるまでは、読むことを許されません。要するに、このノートに触れられるのは、ベルクスタッフの特権なのです(実際、お宝情報満載です)。

・今までの普通契約は、店がきちんと家賃をおさめ、営業を続ける意志さえあれば、契約期限が過ぎても契約は自動的に更新されます。大家(ビル側)が一方的に契約を吐きすることはできません。よほど差し迫った理由(ビルの建て壊しとか、テナントの長期家賃滞納)がない限り。法によってそれは定められています。つまり、店の営業権は、自動更新という形で守られているのです。ところが、この自動更新をなくす契約(いわゆる定期契約)が、法的に認められるようになったのです。駅ビルが提示した新しい契約期間は、2年という非常に短いものでした。しかも、それが駅ビルの方針であるという有無をいわせぬ提示でした。それに従えば、二年後、期限が過ぎてから営業を継続するには、再契約という形しかありません。そこで駅ビルがNOといえば、理由は何であれ、おしまいです。2年後に突然店を閉めなければならなくなるかもしれません。

・若いみなさんに申し上げたいのは、あきらめないで欲しいということです。抜け道は必ずありますから。そのときに武器になるのは次の4つです。
 1.未経験であること。要するに、気持ちをまっさらにするということですね。へたにこの世界に染まって、固定観念やしきたりにとらわれると、思い切ったことができなくなります。
 2.同志。漫才でいえば相方みたいな存在ですね。一人のほうが気が楽かもしれませんが、一人では壁にぶつかったときにのりこえるのが困難です。
 3.助言者。友人や知人のみならず、プロのアドバイザー、あるいはこれからの時代は、少しでも有利な条件で事業を展開するために、気軽に相談できる弁護士なども見つけておくべきでしょう。とにかく、耳をふさぎたくなるような厳しい意見こそ、大事にしなければなりません。
 4.多額の借金。これは半分冗談ですが(借金はないにこしたことはない)、宝くじで大金を当てて事業を始めても、必ず失敗するといわれますよね。借金したり、家族や友人をまきこんだり、自分たちが夢中になれるプランを周到にねったりして、どんどん後に引けなくなることです。

<目次>
まえがき 日本一の立地にあるインディペンデントな飲食店
1章 どこにもないファーストフードのお店はこうしてできた
 お店の魅力をどのように出していくのか?
 自分たちが毎日食べられるもの~ベルクの商品開発
 優秀な職人たちはお金では動かない
 お店の雰囲気を作るのはインテリアではなく接客
2章 大手チェーンにできないことに価値がある
 非行率な食材と真剣に向き合う
 ドイツ+フランス+イギリスのカフェ文化=新宿ベルク
 壁を使って写真展をやろう!
 店作りの楽しさを味わないのはもったいない
3章 本当は飲食店なんてやりたくなかった ~ベルク誕生ストーリー
 店長の新宿放浪時代~自分探しよりも場だ!
 家族でお店を経営するということ
 新宿をさまよい、新宿にたどり着く
4章 なぜベルクをはじめたのか?
 この壁を自由に使いたい!
 純喫茶からの大改造
 ビジネス=ライフワークと考えてみよう
 女性が昼間からひとりでビールを飲んでいても違和感のない店にしたい
 「大衆娯楽接客業」とは何ぞや?
5章 個人店が生き残るには?
 息の長い商売をしたい
 簿利のインパクトで多売を可能にする経営
 不器用なスタッフほど熟成していく
 立ち退き問題と定期契約
 個人店の時代がやってくる
解説 個人店に必要なフィロソフィ 押野見喜八郎(外食業コンサルタント)
あとがき 本当の意味での隠れ家

面白かった本まとめ(2011年上半期)

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レインボーロール寿司(麻布十番)でランチを楽しみました!

2011年07月06日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 東京の地下鉄・麻布十番駅5a出口からすぐ近くにあるレインボーロール寿司でランチを楽しんで来ました!

以下の写真のビルの2Fにあります。

1img_6582
↑レインボーロール寿司のビル

2img_6574
↑レインボーロール寿司入口


 店内は以下の写真のように、先進的です。

3img_6578
↑店内


レインボーロール寿司は、アメリカ発の新しい食空間を提供しているとのことです。

日本伝統料理の寿司が太平洋を渡り、ヘルシーをキーワードにアボガドやサーモンスキン、ソフトシェルクラブ等の変わりネタを使った新しい料理として巻き寿司を提供しています。


ランチタイムは、1200円で、ロールスシ&おばんざいビュッフェを食べ放題で楽しむことができます。

デザートやドリンク付きというのもうれしいですね!

以下の写真のように、サラダをたっぷり、そしてロール寿司・稲荷寿司、ひじきや天ぷら、うどん、カレー、デザート、オレンジジュースなどをヘルシーにお腹一杯楽しめました!

4img_6577
↑たっぷりのランチ

レインボーロール寿司は、きれいでシックなお店で、リーズナブルにランチをお腹一杯に美味しく楽しめ、とてもオススメです!!

レインボー・ロール・スシ
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関連ランキング:和食(その他) | 麻布十番駅赤羽橋駅六本木駅



美味しかったものまとめ(2011年上半期)

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関ヶ原古戦場へ行って来ました!

2011年07月04日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 関ヶ原の戦いとは、徳川家康を総大将とする東軍と、毛利輝元を総大将とし石田三成を中心とする西軍が、1600年(慶長5年)に岐阜県不破郡関ケ原町で戦った戦ですが、その関ヶ原古戦場へ行って来ました!

 岐阜県大垣市の大垣城から滋賀県長浜市の長浜城を目指して自転車で走っている時に、この古戦場を発見しました。


その関ヶ原の合戦のあらましは以下の写真の通りです。

1img_5946
↑関ヶ原の合戦のあらまし


また、関ヶ原町観光案内図は以下の写真の通りです。

2img_5947
↑関ヶ原町観光案内図


まず、国道21号線を橋っていると、道の左側に徳川家康が最初に陣取った桃配山の案内の大きな看板がありました。

3img_5934
↑桃配山の案内の看板


そこには桃配山の由来の説明板もありましたね。約1300年前も天下を分ける戦(壬申の乱(672年))があり、それに大勝した場所であることから、徳川家康はその話にあやかってこの場所に陣を敷いたようです。なるほど・・・。

4img_5935
↑桃配山の説明板

それ
から、国道365号線へ右折して約1km走ると、島津義弘陣跡や小西行長陣跡等の案内がありました。
左に曲がると、島津義弘陣跡などです。

5img_5937
↑島津義弘陣跡や小西行長陣跡等の案内


それから、国道365号線を右に曲がると関ヶ原決戦地や笹尾山の石田三成陣跡等の案内がありました。
島津義弘陣と石田三成陣の距離は約750mということが分かります。
確か合戦時には、石田三成の使者が島津義弘陣に何度も走り、戦いへの参加を促したとされますが、その距離感がよく分かります。

6img_5939
↑関ヶ原決戦地や笹尾山の石田三成陣跡等の案内


すぐ近くには、関ヶ原決戦地には石碑が立っていました。
西軍の方が高く、なだらかな坂になっていて、地理的には西軍が有利だったんだなぁと思いました。
また約400年前に大激戦があったことを考えると、思わず手を合わせました・・・。

7img_5941
↑関ヶ原決戦地の石碑


それから、石田三成の陣があった笹尾山には、たくさんの旗がありましたね。
その旗は石田三成の家紋が記されているようです。

8img_5940
↑石田三成の陣があった笹尾山


そして、笹尾山の前には石田三成の家臣で猛将の島左近の陣跡の説明もありました。

9img_5948
↑島左近の陣跡の説明


そして、笹尾山に近づくと、石田三成の陣地の説明がありました。
笹尾山は東軍の方を見渡せ、あらためて西軍は良い場所を陣取っていたんだなぁと思いました。
しかし、裏切りが続出すれば、良い場所であっても負けてしまいます・・・。

10img_5949
↑石田三成の陣地

 今回は、時間があまりなくてじっくり見れませんでしたが、次回訪れた際には各陣地跡や資料館にも行ってみたいと思います。

歴史好きな方には、関ヶ原古戦場はとてもオススメです!!



お勧めなお話(2011年上半期)
自動車保険を安く!
引越し成功法!
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「トラブル依頼人(麻田恭子)」という本はとてもオススメ!

2011年07月01日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「トラブル依頼人(麻田恭子)」の購入はコチラ

この「トラブル依頼人」という本は、法律事務所に勤める麻田恭子さんが、その体験した事件の中からいくつかを選び出して再構成し、当事者が明らかにならないように加工されたものです。

 具体的には以下の内容で、どれも興味深く、世の中にはこんな人たちがいるんだ!ととても勉強になります。

 ・大学教授による助成金という名の奨学金?悪徳商法?
 ・相続人が多く、犬の生存が条件の相続
 ・高収入者同士の離婚
 ・多重債務者家族の手続きと鬱病

そのほか、裁判周辺の裁判官や、弁護士、依頼者の話、法律事務所の選択について書かれています。
とてもオススメな本です。


以下はこの本での裁判周辺のさまざまな人々や法律事務所の選択法などについてです。

・裁判官の多くは、目立つことや争うことをきらい、頭脳明晰だが控え目、いわゆる紳士タイプで、近寄りがたいほど高潔という印象があり、法服を着て法定に現れたりすると畏怖の念さえ感じかねないが、たまにはちがうタイプの裁判官に出会うこともある。裁判官のなかでは上限関係が非常にはっきりしており、裁判所内を歩く順序やエレベーターに乗る順序まで、うえの裁判官から一列に、というのが鉄則らしい。

・弁護士は、裁判官に比べていろいろなタイプの人がいるようだ。なかには、まるで王様のようにふんぞり返り、若い勤務弁護士にカバンを持たせ、弁護士以外の人間とは同等に口をききたくないとばかりに、「下に~、下に~」というオーラを発している弁護士もいる。しかし、若手弁護士は非常に気さくな人が多くなっているように感じる。

・依頼者こそ本当にさまざまな人がいる。事件に関わっているときに扱いにくいなあと感じた人との縁がずっと続くこともあるし、その逆もある。依頼された事件の種類によって、依頼者のタイプが似ていたりする。また、知人の紹介の場合、多くの依頼者は紹介者と社会的立場が同等だったり、価値観が似ていたり、なんらかの一致点を持っているようだ。必死に努力しても理解してもらえないこともあるし、心から感謝してもらえることもある。依頼者と表面だけではない信頼関係を築くことは重要だが、大変難しい。

・私たちの身の回りに起こったような困りごとは、立派すぎないたたずまいの、町医者に対比する意味でのマチ弁に依頼するのが、身のたけ、事件のたけに合っていると思う。

・少し話をしたぐらいで、価値観の一致を見極めるのは難しいと思うが、自分が抱えている心配事に関して包み隠さず話してみて、その処理方法をたずね、弁護士からの答えが違和感のないものであって、数ヶ月、ときには数年間にわたり、裁判終了までいやな気分にならず付き合っていける・・・・・、そう、「気が合う」と感じた弁護士に依頼をすれば間違いない。

・一つの事件をよりていねいに依頼者の納得が得られるように解決しようとすれば、法律事務所全員が一体となった大変なエネルギーと時間が必要であり、どれほど有能な弁護士であったとしても、一人の弁護士が引き受けられる事件数はかぎられている。引き受けられる事件数がかぎられており、それが市民感覚の範囲内の事件であれば、法律事務所が得る報酬は労力や時間に比してそれほど高額なわけではなく、法律事務所というのはそんなにもうかる商売ではない。だから、コマーシャルの費用をかけ、たくさんの困った人を集めて、どんな処理をすれば採算が取れるのか不思議でたまらない。依頼者は満足しているのだろうか?そんなわけで、コマーシャルをしているような法律事務所に、私の代理人として働いてもらうのはまっぴらゴメンだ。でも、これは私の思いこみかもしれない・・・・・。

・熟年弁護士と若い弁護士、年齢や経験が異なる最低二人の弁護士が在籍しているような法律事務所でないと安心できない。

<目次>
序文 仁木恒夫(大阪大学法学部)/加地修(赤坂溜池法律事務所)
はじめに
第1章 されど教授
 Ⅰなんだかさっぱりわからない
 Ⅱそれって助成金?
 Ⅲ振り回された4日間
 Ⅳ大学への訪問
 Ⅴあと3日
 Ⅵ消えた!
第2章 犬も美容整形?
 Ⅰ大河内巌氏の死亡と相続開始
 Ⅱ山下千代さん
 Ⅲ相続人と法定相続分の確定
 Ⅳ分割手続
 Ⅴ千代さんの希望
 Ⅵ相続財産に関する説明会とその結果
 Ⅶあれっ、犬が・・・・・
第3章 ドンデン返し!
 Ⅰそんな夫婦もいるんだ!
 Ⅱあきさんが申し立てた離婚調停
 Ⅲあきさん自身が試みた和解
 Ⅳ今度は訴えられちゃった!
 Ⅴえ~っ、まだ続くの!?
 Ⅵ私って未亡人?
 Ⅶ新たな結婚の形
第4章 弁護士の信念ってなあに?
 Ⅰ兄と妹、ともに多重債務が・・・・・
 Ⅱ買物依存症と鬱病
 Ⅲ孝行息子
 Ⅳ方針決定
 Ⅴ兄も妹も手続開始
 Ⅵ私の信念です
 Ⅶ別の案件では
第5章 裁判周辺のさまざまな人々
 Ⅰ裁判官
 Ⅱ弁護士
 Ⅲ依頼者
第6章 どんな法律事務所がいいのかしら?
 Ⅰ事件のたけにあった法律事務所
 Ⅱ価値観を共有でき、気が合う弁護士を選ぶ
 Ⅲ居心地のよい法律事務所
 Ⅳコマーシャルをしていない法律事務所
 Ⅴ二世代の弁護士が在籍している事務所
 Ⅵまとめ
おわりに

面白かった本まとめ(2011年上半期)


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