いいね~おいしいね~

食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

2013年1月~6月「本の紹介」まとめ

2013年06月28日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

 2013年1月~6月に、この金曜の「本の紹介」で紹介したもので、特に良かった本を振り返ってみたいと思います。

  「人生向上もの」、「健康」、「経済」、「経営」、「教養」で分類しました。

 ここで紹介したものは、日頃たくさん読んでいる本の中から厳選に厳選を重ねたものなので、どの本もとてもオススメです!

 できれば全部読むことをオススメしますね!

 「人生向上もの」では、特に「金持ちになる男、貧乏になる男(スティーブ・シーボルド)」が良かったですね。
世の中の問題を解決することに尽力することや、趣味を活かしてお金を稼ぐこと、自分で目標を設定して失敗してもひたむきに努力すること、身の回りのことに感謝すること、人脈を広げること、世界各地を旅すること、読書が大切などが分かりとてもオススメです!
そして、「一流の男、二流の男(里中季生)」は内容は多少過激ですが、哲学・仕事・才能・財力・恋愛・逆境という観点から、強く一流の男になるための考え方・行動について分かりやすく男性向けに本音をまとめたものでこれもオススメです!

「健康」では、特に「「空腹」が人を健康にする(南雲吉則)」がオススメですね。
著者の南雲吉則さんはテレビ等にもよく出演し、57歳とは思えない若さを見せていますが、まさにそれが実証ですね。
私も実際に約20kg痩せて健康になり、若返りの効果を実感しています。
そのほか「野菜や魚、穀物等は丸ごと食べて完全栄養を得ること」「睡眠は夜の10時から夜中の2時までを含むようにすること」にも注意しています。
健康第一だと思いますので、とてもオススメな本です。

「経済」では、「2022-これから10年、活躍できる人の条件(神田昌典)」が良かったですね。
これから10年後の2022年をよりよくするために、これから起こることを予想し、どう考え、どう行動した方が良いかを前向きにまとめたものです。
特に「景気は46歳~50歳の人口によって決まる」ことから、「日本は2020年まではまだいいが、その後は下り坂」「中国の勢いは2020~2025年頃まで」「東南アジア諸国が勢いづくのは2030年頃から」「インドは2050~2060年には世界最大のGDP国に」などにはナルホドと思いました。

「経営」ではどれも良い本でしたが、特に「V字回復の経営(三枝匡)」には感動しましたね。
著者が関わった日本企業5社で実際に行われた事業改革をベースに、2年で事業をV字回復するまでをドキュメンタリー風にまとめたものです。
問題を他人のせいばかりにする等のダメ会社の症状を挙げ、そして事業を短期的にV字回復させる考え方・手順等を時系列的に分かりやすく説明し、また「創る(開発)」「作る(生産)」「売る(販売)」というサイクルを早く回すことが大切ということにはとても納得しましたね。
とてもオススメです!

「教養」では、特に「犯罪者はどこに目をつけているか(清永賢二、清永奈穂)」がオススメですね。
主に「住宅への侵入盗」や「ひったくり」に対する具体的な防犯方法について犯罪者の視点も踏まえてまとめたものです。
犯罪者の中でも天才的と評された「忍びの弥三郎」「猿の義ちゃん」等のコメントには興味を惹かれ参考になりますね。
 防犯は、犯罪者が「やりにくくする」ことや「獲物に近づきにくく」、「犯行地から逃げにくく」することがポイントのようです。
 また街をきれいにすることや、住人の間で絆をつくるも大切なようです。
我が家でもこの本を参考に防犯に努めていますし、とてもオススメです!

それから、「吉祥寺 横丁の逆襲(桑原才介)」は、吉祥寺の歴史やお店を紹介したもので、吉祥寺好きな方にはとてもオススメですね。
私もこの本を参考にいろんなお店を楽しむことができました。


「人生向上もの」
「金持ちになる男、貧乏になる男(スティーブ・シーボルド)」
「一流の男、二流の男(里中季生)」
「人生の教科書(なかにし礼)」
「超訳 ニーチェの言葉Ⅱ」
「夢をかなえるゾウ2(水野敬也)」
「後輩力(カラテカ 入江慎也)」
「怒らない技術2(嶋津良智)」


「健康」
「「空腹」が人を健康にする(南雲吉則)」
「成功する人は生姜焼き定食が好きだ(笠井奈津子)」

「経済」
「2022-これから10年、活躍できる人の条件(神田昌典)」
「東京は郊外から消えていく!(三浦展)」
「江戸のお金の物語(鈴木浩三)」

「経営」
「V字回復の経営(三枝匡)」
「世界で通用するリーダーシップ(三谷宏幸)」
「「解」は己の中にあり(高井尚之)」
「アフリカの奇跡(佐藤芳之)」
「ユダヤの商法(藤田田)」
「リッツ・カールトンと日本人の流儀(高野登)」

「教養」
「犯罪者はどこに目をつけているか(清永賢二、清永奈穂)」
「吉祥寺 横丁の逆襲(桑原才介)」
「「地球のからくり」に挑む(大河内直彦)」
「生活保護の謎(武田知弘)」
「子どもとおでかけ タダで楽しむ千葉パーフェクトガイド」
「世界で一番美しい元素図鑑」


なお、それ以前のまとめたものは以下となります。
良ければこちらもぜひご覧ください!
  ・2012年後半の「本の紹介」
  ・2012年前半の「本の紹介」
  ・2011年後半の「本の紹介」
  ・2011年前半の「本の紹介」
  ・2010年後半の「本の紹介」
  ・2010年前半の「本の紹介」
  ・2009年後半の「本の紹介」
  ・2009年前半の「本の紹介」
  ・2008年の「本の紹介」
  ・2007年の「本の紹介」
  ・2006年の「本の紹介」
  ・2006年以前の「本の紹介」

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2013年1月~6月「食べ物のおはなし」まとめ

2013年06月26日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 2013年1月~6月に、水曜の「食べ物のおはなし」で紹介したもので、特に美味しかったものを振り返ってみたいと思います。

 このブログで紹介していないお店も多々ありますので、ここで振り返るものは厳選に厳選を重ねたものとなり、特にとてもオススメです。

あぁぁこれらを思い出すとよだれが出ちゃいますね~^_^;)

 以下のように、「焼肉・中華」「和食」「フレンチ」「カレー」「イタリア料理」「洋食」で分類してまとめてみました。

 「焼肉・中華」では、食べログでベスト50にも選ばれている焼肉ジャンボ(東京 本郷)が美味して感動しましたね!
特に野原焼きは、すき焼きのように甘く味付けされたとても柔らかい肉が卵とともに口の中に広がり、思わず笑みがこぼれてしまいました!

希須林小澤(阿佐ヶ谷)では、美味しい中華を、清潔で掃除の行き届いた部屋でホスピタリティよく頂け、こちらも感動しました。

 「和食」では、玉ひで(東京 人形町)に感動しましたね!
親子丼がアツアツで、卵がトロトロ半熟で甘く適度な醤油とご飯が合って美味しかった!
さすが老舗です。

そして韻松亭(上野公園内)では上質な和食を掃除の行き届いた部屋で楽しめ、とてもオススメですね。
上野公園近くへ行った際にはぜひオススメしたいお店です。

そういえば「玉ひで」も「韻松亭」も人気店で客が多かったのですが、待ち時間がなるべく減るようオペレーションが素晴らしく、工夫されていましたね。

 「フレンチ」では、ランコントル(国立市)が良かったですね。
野菜や素材が新鮮で、上質なフランス料理を綺麗な室内で美味しく頂け、とてもオススメです!さすが食べログのフレンチ部門で国立1位ですね。

「カレー」では、インド料理 想いの木(神楽坂)が印象的でしたね。
 静かで落ち着いた音楽が流れる隠れ家的な清潔な部屋で、姿勢が良くスマートな執事のようなウェイターもいて、美味しくカレーを堪能できました。
特に女性客にはとてもオススメかと思います。

「イタリア料理」では、リストランテ文流(国立市)がきれいな店内でお店の方は優しく接してくれ、温かいパンや色んな味を楽しめる前菜、アツアツのパスタ、魚料理を堪能でき良かったですね。

そして「洋食」では、ル・ブルターニュ(神楽坂)でフランス・ブルターニュ地方の伝統料理であるガレットやクレープを堪能できてオススメでした!
女性客が多かったですね!オススメです!


「焼肉・中華」
焼肉ジャンボ(東京 本郷)
希須林小澤(阿佐ヶ谷)
三幸園(東京 神保町)

「和食」
玉ひで(東京 人形町)
韻松亭(上野公園内)
夏の家(国立市)
二葉(神楽坂)
築地寿司清(新宿)
とんかつ成蔵(高田馬場)

「フレンチ」
ランコントル(国立市)
ルミエール ドュ ソレイユ(国立市)
懐鮮食堂(吉祥寺)
BISTRO 俺のフレンチ KAGURAZAKA

「カレー」
インド料理 想いの木(神楽坂)
欧風カレー「ガヴィアル」(神保町)
まめ蔵(吉祥寺)

「イタリア料理」
リストランテ文流(国立市)
俺のイタリアン(新橋)
スパ吉(吉祥寺)
TONY’S PIZZA(トニーズピザ)(吉祥寺)

「洋食」
ル・ブルターニュ(神楽坂)
スメターナ(国立市)
~自然派バイキング~「わらべ」
VILLAGE VANGUARD DINER(吉祥寺)
グラーノ デリカテッセン バル(銀座店)


なお、それ以前のまとめたものは以下となります。
良ければこちらもご覧ください。
  ・2012年後半の「食べ物のおはなし」
  ・2012年前半の「食べ物のおはなし」
  ・2011年後半の「食べ物のおはなし」
  ・2011年前半の「食べ物のおはなし」
  ・2010年後半の「食べ物のおはなし」
  ・2010年前半の「食べ物のおはなし」
  ・2009年後半の「食べ物のおはなし」
  ・2009年前半の「食べ物のおはなし」
  ・2008年の「食べ物のおはなし」
  ・2007年の「食べ物のおはなし」
  ・2006年の「食べ物のおはなし」
  ・~2006年の「食べ物のおはなし」

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2013年1月~6月「お勧めなおはなし」まとめ

2013年06月24日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 2013年1月~6月に、この月曜の「お勧めなおはなし」で紹介したもので、特に良かったものを振り返ってみたいと思います。

以下のように「公園・神社」「体験・観戦等」「博物館等」「すぐれモノ」「サービス」で分類してまとめてみました。

この半年も色んな所での体験や良いモノ等で楽しみましたね~!
皆様の参考になればと思います。

「公園・神社」では、特に三峯神社(埼玉県秩父市)が良かったですね!「重忠杉」から良い気を頂け、「遙拝殿」から良い景色を眺めました。
また拝殿の足下では水に濡れると龍が表れるのには驚きました!
それから特別名勝 六義園(駒込)は想像以上に広い庭園で、森林浴を浴びながら散歩を楽しめ良かったですね。

 「体験・観戦等」では、混んでいる東京ディズニーランドを楽しむコツ等!はとてもオススメです!混んでいるときこそ、有意義に楽しんで頂ければと思います!
そして、角上魚類では、新鮮な魚介類を美味しくそして安く頂け、とてもオススメでしたね!あまり見かけない魚や、生タコで刺身やたこ焼きなども堪能しました!
新潟直送でとてもオススメです!

 「博物館等」では、国際子ども図書館(上野公園)が、子ども向けの本や映像等をきれいな建物で無料で子どもと楽しめとてもオススメですね!
そして何度も訪れている日本科学未来館は最新の設備で科学を学べとてもオススメです!

 「すぐれモノ」では、anemos(YAMASAポケット万歩EX-800)が歩数把握により健康管理ができ、無料で歩数をポイント登録して商品に交換することもできてオススメでしたね。
そして、パロマガステーブル(PA-340WA-R)は、天ぷらなどの温度調整やタイマー等の機能もあり想像以上にガステーブルが進化していてオススメでした。

 「サービス」では、「おそうじ本舗」でのハウスクリーニングがきれいにハウスクリーニングをしてくれて良かったですね!

「公園・神社」
三峯神社(埼玉県秩父市)
特別名勝 六義園(駒込)
旧古河庭園
大田黒公園(東京 荻窪)
小中池公園(千葉県大網白里市)
昭和の森(千葉市)
船橋県民の森(千葉県)

「体験・観戦等」
混んでいる東京ディズニーランドを楽しむコツ等!
角上魚類
中山競馬場(千葉県船橋市)
第6回朝日杯将棋オープン戦
東京国際空港(羽田空港)展望台

「博物館等」
国際子ども図書館(上野公園)
日本科学未来館
鉄道博物館(さいたま市)
先端技術館@TEPIA
土方歳三資料館
田端文士村記念館(東京 田端)

「すぐれモノ」
anemos(YAMASAポケット万歩EX-800)
パロマガステーブル(PA-340WA-R)
台所用節水シャワー
節水機能付きシャワーヘッド


「サービス」
「おそうじ本舗」でのハウスクリーニング
住まいサーフィン


なお、それ以前に「お勧めなおはなし」でまとめたものは以下となります。
こちらもぜひご覧ください!
  ・2012年後半の「お勧めなおはなし」
  ・2012年前半の「お勧めなおはなし」
  ・2011年後半の「お勧めなおはなし」
  ・2011年前半の「お勧めなおはなし」
  ・2010年後半の「お勧めなおはなし」
  ・2010年前半の「お勧めなおはなし」
  ・2009年後半の「お勧めなおはなし」
  ・2009年前半の「お勧めなおはなし」
  ・2008年の「お勧めなおはなし」
  ・2007年の「お勧めなおはなし」
  ・2006年の「お勧めなおはなし」


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「V字回復の経営(三枝匡)」という本はとてもオススメ!

2013年06月21日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「V字回復の経営(三枝匡)」の購入はコチラ

 この「V字回復の経営」という本は、著者が関わった日本企業5社で実際に行われた事業改革をベースに、架空の太陽産業という会社のアスター事業部が、2年で事業をV字回復するまでをドキュメンタリー風にまとめたものです。

とても感動しましたね。

 具体的には、問題を他人のせいばかりにする等のダメ会社の症状を挙げ、そして事業を短期的にV字回復させる考え方・手順等を時系列的に分かりやすく説明し、また実在の社員から寄せられた文章も組み込まれています。

 また、不振事業の症状50は見に覚えのある内容もあって考えさせられますし、改革を成功へ導くための要諦50もあり、よくまとめられていると思います。

 特に、「創る(開発)」「作る(生産)」「売る(販売)」というサイクルを早く回すことが大切ということにはとても納得しましたね。

 それから経営改革には、スポンサー役・力のリーダー・智のリーダー・動のリーダーがそろわない限り、成功を収めることができないですね。

 また改革のためには以下の8つのステップをきちんと踏むことが大切なようです。
逆に改革がうまく進まないときは、この8つのステップのどこかで障害が発生していると考えると良いようです。
 
(1)成り行きのシナリオを描く
(2)切迫感を抱く
(3)原因を分析する
(4)改革のシナリオを作る←→(5)戦略の意志決定をする
(6)現場へ落とし込む
(7)改革を実行する
(8)成果を認知する

そして、組織変革のためには以下の10がポイントのようです。

①事業責任が明確な組織に
②損益が見えやすい組織に
③「創って、作って、売る」が融和して速く回る組織に
④顧客への距離感が縮まる組織に
⑤少人数で意志決定のできる組織に
⑥社内コミュニケーションが速い組織に
⑦戦略を明確にしやすい組織に
⑧新商品育成が促進される組織に
⑨社内の競争意識が高まる組織に
⑩経営者的人材の育成が早まる組織に

それから、改革を成功へ導くための要諦50は以下とのことです。

要諦1 改革チームの人選は、改革の成功・失敗に決定的な影響を及ぼす
要諦2 組織カルチャーの変化は、必ず組織内で起きる「事件」を触媒にして進展する。
要諦3 改革シナリオを検討する初めの段階では選択肢を規制しない。
要諦4 人間も組織も「カオスの縁」に立たされたときに、新しい変化への適応がもっとも早く進む。
要諦5 改革リーダーは、初めからある程度「最悪のシナリオ」を計算しておく
要諦6 経営行動は、厳しい「現実直視」と問題を「自分で扱える」大きさに分解することから始まる
要諦7 停滞している状況をその会社の「社内常識」で分類しても、抜本的解決の糸口は見えない
要諦8 解決策を探し出すには、社員が共有すべきコンセプト・理論・ツールをトップが示さなければならない。
要諦9 「創って、作って、売る」をスピードよく回すことが顧客満足の本質
要諦10 仮説検証の手法をうまく使えば、分析やシナリオ作りの時間を大幅に短縮することができる。
要諦11 「組織の再構築」と「戦略の見直し」はワンセットで検討することが不可欠
要諦12 セオリーや原則論を外部から学んで初めて、ようやく内部の問題が見えてくる。
要諦13 事業活性化には、商売の基本サイクルを貫く「5つの連鎖」の抜本的改善が必要
要諦14 「強烈な反省論」は「改革シナリオ」の出発点であり、裏腹の関係にある。
要諦15 スピードに関する組織カルチャーを最初にリセットしないと勝利の方程式は動き出さない
要諦16 改革リーダーは、社員を厳しい現実直視に追い込み、そこからのジャンプを考えさせる
要諦17 改革シナリオ作りでは、あらゆる選択肢についてオープンに考える権限を与える
要諦18 改革シナリオ発表前に起きる小さな出来事は、よほどのものでない限り相手にしない
要諦19 前向きに進もうとしている人々を守るのは改革リーダーの最大の責務である。
要諦20 事業再生の道がない「悪性の赤字」は、恥も外聞もなく早期に撤収すべきである。
要諦21 計画を組む者と、それを実行する者は同じでなければならない。
要諦22 改革先導者は「覚悟」を決め、それを人生の貴重なチャンスととらえ、ひたすら足を前に出す。
要諦23 人々に「強烈な反省論」を迫るには、徹底的な事実・データに基づく追い込みが不可欠
要諦24 特定の個人や部署を責めずに、古いシステムの問題点をクールに指摘し続ける
要諦25 戦略マップでトップの考えを幹部に徹底する。マトリックスにするのが効果的。
要諦26 基本に忠実な組織を「愚直」に作っていけば、会社は原意になる。
要諦27 営業マンの頭の中をいつもスッキリさせておく。彼らの心理的集中を確保することに留意する。
要諦28 戦略の内容よりも、トップによるしつこいフォローのほうが大きな影響を与えることが多い
要諦29 戦略指針を与えても、その実行をモニターするシステムがなければ戦略は「骨抜き」になる。
要諦30 改革が「人減らし」だと受け取られてしまうと、改革に対して社員は防御的になる。
要諦31 改革シナリオのプレゼンテーションは、聞き手の表情が分かる少人数を相手に行う。
要諦32 「強烈な反省論」と「解決案」は抱き合わせで発表するのが常道。
要諦33 改革シナリオ発表後に意図的な反対運動が現れたら、改革の修羅場に突入する可能性がある。
要諦34 いったん改革をスタートさせたら、改革者は徹底的に意志を貫徹する。
要諦35 「気骨の人事」なくして、改革の仕掛けは人々を熱く動かすところまで行けない。
要諦36 「気骨の人事」の実現は、企業トップがその改革に本気かどうかの踏み絵になる。
要諦37 強い経営者的人材プールを社内で作るには、組織内部の競争原理を抜本的に高める必要がある。
要諦38 一般に経営改革では、「突撃しない古参兵」よりも、今は能力不足だが潜在性の高い「元気者」を投入すべきである。
要諦39 力量に不安のある人材を投入しすぎると、改革のリスク総量は初めから限界を超える可能性がある。
要諦40 「危ない橋」の中央で迫ってくる不安には、「打つべき手はすべて打った」と腹をくくって自分を支えるしかない。
要諦41 組織や戦略の矛盾が解決されずに順送りされると、営業と顧客の接点にしわ寄せが現れてくる。
要諦42 改革1年目に現れる劇的な成果の半分以上は、社員の「やる気」の高まりによるものが多い。
要諦43 社員の「やる気」の高まりによる効果が出ている間に、「仕組みによる強さ」の構築を急ぐ
要諦44 社員の「頑張り」は、「仕組みによる強さ」のストーリーが明確な場合に生まれてくる。
要諦45 早期の成功は、改革抵抗者の猜疑心を解きほぐす最大の武器になる。
要諦46 改革を始めた後は、新しいことを手がけるたびに新手法(具体的ツール)を埋め込んでいく。
要諦47 突出した改革テーマに絞り込んで、ボトムまで一気に鋭く切り込む。リスクを限定する。
要諦48 早期の成功が出たら皆で目一杯祝う。飲み屋のツケはあとで何とかする。
要諦49 沈滞企業では競争の悔しさや痛みを感じる機会が少ない。元気な組織は感情の起伏が激しい。
要諦50 改革や新戦略を得意になってマスコミに喋りすぎない。よけいなことは言わない。

「V字回復の経営」という本は、会社経営を成功させるポイントや、企業再建するためのポイントが分かりやすく説明してあり、とてもオススメです!!

<目次>
プロローグ 不振事業をいかに蘇らせるか
第1章 見せかけの再建
 再び業績悪化
 不発だった改革
 若手ミドルのぼやき
 日陰にいた切り札
 三枝匡の経営ノート1 自然死的衰退への緩慢なプロセス
  日本企業に改革者はいるのか
  辺境で育った軍鶏
第2章 組織の中で何が起きているか
 出席者の多い会議
 管理者たちのすくみ合い
 競合他社の話はどこへ
 真の赤字要因を追わず
 多すぎるプロジェクト
 戦略不在が招く不信感
 被害者意識の営業マン
 はびこる組織官僚
 葬り去られた変革型人材
 組織全体を貫くストーリーの欠如
 三枝匡の経営ノート2 改革の推進者と抵抗者のパターン
  改革先導者
  改革追随者
  改革抵抗者
  人事更迭者
  傍観者
第3章 改革の糸口となるコンセプトを探す
 埋もれていた人材
 なんでもあり
 強烈な反省論
 500枚のカード
 コンセプトの必要性
 深夜の孤独
 〔改革のコンセプト1〕事業の原点
 なぜ米国企業は蘇ったか
 一気通貫の組織効果
 一網打尽の解決
 肥大化した機能別組織の欠陥
 シナリオを描く
 〔改革のコンセプト2〕戦略の連鎖
 各部署固有の問題
 〔改革のコンセプト3〕事業変革の原動力
 危険な吊り橋
 三枝匡の経営ノート3 「経営の創造性」に負けた日本
 米国による「日本解体新書」作り
 日本に学ぶ
 読み取られてしまった日本
 日本の経営者は何を創出したか
 知的創造性の完敗
第4章 組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか
 組織のスピード感応性
 漂う孤独感
 本当につぶれるなんて思っていない
 改革者をどう守るか
 トップの関与
 改革を本物と思わせる事件
 修羅場の教育効果
 知られざる赤字
 杜撰な現場経営
 撤退か改革か
 分社化のシナリオ
 シナジーという幻想
 ヒエラルキーを崩す
 事業の「絞りと集中」
 営業活動の「絞りと集中」
 攻めの人員削減
 トップの共感
 三枝匡の経営ノート4 改革シナリオの説得性
  改革作業の時間軸
  二つの心理環境
  改革シナリオの仕掛け
第5章 熱き心で皆を巻き込む
 淡々たる退場者
 過激派の出現か
 拗ねと甘え
 すべて他人事だった
 気骨の人事
 ろう断
 覚悟の連鎖
 旧組織の崩壊
 史上最大の落ち込み
 三枝匡の経営ノート5 改革・8つのステップ
  成り行きのシナリオ
  切迫感
  原因分析
  シナリオ作り
  決断
  現場への落とし込み
  実行
  成果の認知
第6章 愚直かつ執拗に実行する
 覚悟のスタート
 組織のスピード化
 顧客への接近
 驚きの変化
 新しい「販売ストーリー」
 具体的仕掛けの埋め込み
 単月黒字化の大騒ぎ
 内部の競争
 黒字達成!
 次の一手
 魂の伝授
エピローグ 事業変革の成功要因
あなたの会社でもこうした症状が見られませんか?
改革を成功へ導くための要諦50

面白かった本まとめ(2012年下半期)

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欧風カレー「ガヴィアル」(東京 神保町)はとてもオススメ!

2013年06月19日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 食べログの評価が高かったので、神保町交差点のビル2Fにある「欧風カレー「ガヴィアル」」へ行って来ました!

1img_8399
↑店構え

 場所は「東京メトロ&都営地下鉄」の神保町駅出口すぐそばの神保町交差点にあるビルの2Fで、分かりやすいです。
 1Fは「はなまるうどん」ですね。
ビルの左横の階段を上がっていきます。

 扉を開けると、きれいなウェイティングルームがあり驚きましたね。そしてもう一つ扉を開けて店内に入りますが、神保町のカレー屋とは思えないと言っては失礼ですが^_^;)、かなりお洒落で洋風な店内となっています。
この清潔感は女性には嬉しいと思います。
この店内はデートにもオススメですね。
 ただ、窓からは神保町交差点のキムラヤが見え、神保町らしさを味わえます・・・^_^;)

2img_8402
↑店内(交差点方面)

3img_8403
↑店内(ウェイティングルームや店内)

さっそく熱いおしぼりが運ばれ、メニューをみます。

4img_8400
↑メニュー

・ビーフカレーやポークカレー等:1300円
・ミックスカレー(エビ・アサリ・チキン):1450円
・シーフードミックスカレー(エビ・アサリ・ホタテ):1700円
etc

 上記の通りミックスカレーがコストパフォーマンスに優れているように思えますのでミックスカレーを注文しました。

 カレーの辛さは「お子様」「甘口」「中辛」「辛口」から選ぶことができます。
 店員さんによると「中辛」は家庭用カレーの「辛口」とのことでしたが、最近辛いのがだめなのでめずらしく「甘口」を選びました。


 また、野菜が食べたかったのでサイドメニューからグリーンサラダ500円を選びます。
 オリジナルサラダ700円はエビなどの海鮮サラダとのことで、注文したミックスカレーと中身がダブるので止めました^_^;)

 そして漬け物やらっきょうが運ばれます。
その器が二段重ねで、清潔なのは嬉しかったですね。

しばらくして「グリーンサラダ」が運ばれます。

5img_8405
↑グリーンサラダ

若い女性の店員は新人のようで、指導を受けながらたどたどしく器を運びます。
これから頑張って欲しいものです^_^)
「グリーンサラダ」はレタスやカイワレ大根・きゅうり・セロリが想像以上にたっぷりでそして瑞々しく美味しいです!
野菜の密度が濃く緑色がまぶしいのが嬉しいですね!
ドレッシングも酢が効いていて美味い!
この瑞々しさと量に満足です。

そして、ミックスカレーが運ばれます。

6img_8408
↑ミックスカレー

 ライスはバターライスのようで、薄黄色でツヤツヤ光っているのには驚きましたね。
上品さを感じます。
また、アツアツ皮つきポテトが「どで~ん」と2個置かれたのにも驚きましたね。
添えられたバターと一緒に食べますが、ポテトが出るとは珍しいですよね?
もちろんポテトは、ホクホクでバターと合い、ポテトは美味しいです!

そしていよいよ、カレーをライスの上にかけ、味わいます。
おおぉぉ!!
想像以上にルーはマイルドで甘く、十分煮込まれている~!
コクがあり十分美味しいです!
またエビもぷりぷりで、アサリも良い味を出し、そしてチキンが柔らかく煮込まれていて、この具材も素晴らしいです!
これは大満足です!

しかし「中辛」がもっと良かったかもしれないと、ちと反省です。
甘口でも十分美味しいのですが、ピリッとした辛さも欲しいと感じましたね・・・

欧風カレー「ガヴィアル」は、お洒落で清潔な店内でマイルドで美味しいカレーを味わえ、またポテトで腹も十分満たされ、そしてサラダも瑞々しくて美味しく、とてもオススメなお店です!

美味しかったものまとめ(2012年下半期)

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ガヴィアル

夜総合点★★★☆☆ 3.9
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関連ランキング:欧風カレー | 神保町駅竹橋駅九段下駅



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三峯神社(埼玉県秩父市)はとてもオススメ!

2013年06月17日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 埼玉県秩父市にある三峯(みつみね)神社は関東でかなり良い「気」があるパワースポットとテレビ番組で紹介されていましたので、思い切って行ってみました。

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↑三峯山案内図

 場所は秩父湖の先にあり、車で行けます。
標高は約1100mのようです。
駐車場は料金は1日500円で、かなり広いのですが、テレビ番組のすぐ後だったこともあり、駐車場待ちで1時間ほど渋滞していたのには驚きました。

 土日祝祭日は西武秩父駅から片道約40kmの上下5便のバスが運行していて、西武鉄道の特急レッドアロー号と接続しているとのことですので、バスを利用してもよいと思います。

 「三峯」とは、神社の東方にそびえる「雲取山(くもとりさん)」「白岩山(しらいわさん)」「妙法嶽(みょうほうがたけ)」の三つの峯が美しく連なることから呼ばれるようです。 

 三峯神社は、今から1900年ほど昔、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国の平和を祈願し、国産みの神様をおまつりしたのが始まりとのことです。
 つまり三峯神社の神様は、日本の国や日本民族を産んだと伝える「イザナギノ尊」「イザナミノ尊」夫婦となります。
 三峯神社がそんな昔からあるとは驚きですね!

 そして尊を導いた山犬(オオカミ)がお使いの神とのことで、確かに狛犬が山犬のようでしたね。

 天平時代には、国々に疫病(天然痘)が流行し、聖武天皇はこの三峯神社にも祈願し、「大明神」号を賜ったとのことです。

 また鎌倉時代には鎌倉武士で有名な畠山重忠がこの三峯神社を篤く崇敬し、後で紹介する社前の大杉はこの重忠が奉納したもので樹齢推定800年とのことです。

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↑三峯神社の由緒

 駐車場に車を止めて、三峯神社の方へ歩くと、3つの鳥居が1つとなった三ツ鳥居がありました。
めずらしいですね。
三峯をイメージしているのかもしれません。

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↑三ツ鳥居

それからしばらく歩くと、左手に随身門がありました。
昔の仁王門とのことで、表参道からここを通るのが古来の正参道とのことです。
この随身門は、2004年に塗り替えられたとのことで美しいです。
その美しさに感動です。

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↑随身門

そして拝殿の方へ進みますが、拝殿の模様が美しい!
そして手前両側に大きな杉があり、これが先述の重忠杉ですね。
樹齢想定800年なのでかなり巨木ですね。

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↑拝殿と重忠杉

 この神木には「霊気」「神気」が満ち溢れているようで、みなさん手を付いて熱心に祈っていました。
確かに良い「気」に溢れている感じがしました。

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↑神木の説明

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↑神木へのお参りの仕方

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↑重忠杉

 それから拝殿でお参りをしますが、とにかく彫刻がカラフルで美しく感動です!
この拝殿は1962年に改修され、2004年に塗り替えられたようですが、この神社で御利益のあった方が寄付をして作ったようです。

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↑拝殿の彫刻

 また拝殿の足下には、龍が表れているのには驚きました!
水に濡れると表れるようです。
ウロコも見えていて驚きです。

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↑足下の龍

 そして奥の興雲閣は日帰り入浴もできる300人収容の宿泊施設で、そこで昼食にしました。
山菜そばやざるそばが550円などで、良心的なお値段で美味しかったですね。

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↑山菜そば

 それから社務所に戻っておみくじを100円でひき、中に金色の小さな大黒様が入っていて驚きました。
これからの金運に期待したいです^_^)
そのほか「カエル」や「取手」などが入っている場合があるようです。
良心的なおみくじだと思います。
 そして、お守りやお札を買いました。

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↑お守り一覧

 それから「随身門」の近くまで戻り「遙拝殿」へ行きます。

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↑遙拝殿

 正面の岩峰の頂に奥宮があり、そこから良い「気」が流れてくるようです。
また、天気が良く、下界の景色がとても綺麗で、感動です!
しばらく眺めてしまいましたね。

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↑正面の岩峰

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↑下界の景色

 三峰神社は、清々しく気持ちのよい「気」を十分に満喫でき、良い気分転換になりました!
 特に「重忠杉」から良い気を頂け、「遙拝殿」から良い景色を眺めることもでき、とてもオススメです!!


お勧めなお話(2012年下半期)
自動車保険を安く!

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「ユダヤの商法(藤田田)」という本はとてもオススメ!

2013年06月14日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ユダヤの商法(藤田田)」の購入はコチラ

 この「ユダヤの商法」という本は、日本マクドナルドの創業者である藤田田(ふじた でん)さんが昭和47年(1972年)に出版してベストセラーとなった本で、今となっては違和感を感じる内容もありますが、現在でも成功につながるユダヤ人の考え方や商法について分かりやすく面白く説明したものです。

 特に「契約は厳守する」、「女性や口にするもの(食べ物など)を相手にした商売は儲かる」、「時間を大切にする」などは現在でも通じる商売の成功のポイントとは思います。
 
 そのほか以下についても書かれていましたね。
・78対22の法則
・数字に強くなること
・現金主義
・外国語をマスター
・メモをすぐとる
・雑学に強い
・気持ちの切り替えが早い
・値引きせずになるべく高く売る
・金持ちの間から起こす流行が長い
・贅沢な食事をして健康重視
・価値観の基準はお金
・金曜の夜から土曜の夕方までたっぷり休む
・人間の子は人間の乳で育てることが重要
・寿命を計算して生きる

また、ユダヤ人の教典・食事・隠語・小史・名前・数字のコラムもあり楽しめましたね。

「ユダヤの商法」はとてもオススメな本です!
以下はこの本のポイント等です。

・商売人が数字に強くなければならないのは当然のことだが、中でもユダヤ人の数字に対する強さは特筆すべきものがある。それほどにユダヤ人は、ふだんから生活の中へ数字を持ち込んで数字を生活の一部としているからだ。

・ユダヤ人-といっても、イスラエル人のことではない。国籍はさまざまである。アメリカ人もいれば、ソビエト人もいる。ドイツ人も、スイス人も、褐色の肌をしたシリア人もいる。国籍はばらばらだが、ユダヤ人は、鋭いワシ鼻と、2千年の迫害された歴史をもつひとつの民族である。そしてそのユダヤ民族は、今日、世界の支配者として君臨しているといっても過言ではない。アメリカを支配しているのは、全米の人口の2%たらずのユダヤ人である。また、世界中の全ユダヤ人をかき集めてもたかだか1300万人。東京都の総人口とチョボチョボである。それでいながら、歴史上の重大発見であるとか、人類不朽の名作などで、ユダヤ人の手になったものは多い。ちょっと著名なユダヤ人を思いつくままにあげてみてもー。ピカソ、ベートーベン、アインシュタイン、マルクス、イエス・キリスト・・・。

・ユダヤ人の現金主義は徹底している。ユダヤ商法では、天変地異や人災から、彼の明日の生命や生活を保障するのは、現金以外には考えられないのである。ユダヤ人は、銀行預金すら信用しようとはしない。現金一本槍である。商取引をおこなう相手をも「現金主義」で評価する。

・ユダヤ人が銀行預金すら信用しないのは、理由がある。銀行に預金すると、確かに利息が入り、預金は増えていく。しかし、預金が利息を生んでふえていく間にも、物価は上がり、それに比例して貨幣価値は下がっていく。しかも、もし本人が死亡したら、相続税としてゴッソリ国に吸い上げられる仕組みになっている。どんな膨大な財産でも、三代相続すればゼロにしてしまうというのが、税法上の原則である。これは世界中、どの国でも共通のようだ。

・「ユダヤ商法に商品はふたつしかない。それは女と口である。」私は20年近い貿易生活の中で、ユダヤ人から何度、この言葉を聞かされたかわからない。ユダヤ人にいわせると、これは「ユダヤ商法5千年の公理」なのだそうだ。しかも「公理であるから証明は不要」なのだという。ユダヤ5700年の歴史が教えるところでは、男というものは働いて金を稼いでくるものであり、女は男が稼いできた金を使って生活を成り立たせるものである。商法というものは、他人の金を巻き上げることであるから、古今東西を問わず儲けようと思えば、女を攻撃し、女のもっている金を奪え-というのである。これがユダヤ商法の公理であり「女を狙え」というのはユダヤ商法の金言なのである。商才が人なみ以上にそなわっていると思う人は、女を狙って商売すれば、かならず成功する。反対に、商売で男から巻き上げようと思うと、女を相手にするより10倍以上もむずかしい。というのは、もともと男は金をもたないからである。はっきりいえば、金を消費する権限をもっていないのだ。

・ユダヤ商法の第二の商品である”口”は、凡人でも、凡人以下の才能しかない人でもできる商売なのだ。”口”-つまり、”口にいれるものを取り扱う商売”のことである。たとえば、八百屋、魚屋、酒屋、乾物屋、米屋、菓子屋、くだもの屋がそうであるし、それらの食品を加工して販売する、料理屋、飲食店、レストラン、バー、キャバレー、クラブのたぐいもそうだ。極言すれば、口に入れるものであれば、毒薬でもかまわない。口に入れるものをあつかう商売は、必ずお金が入ってくるし、儲かる商売なのである。口に入れるものを取り扱う商売が儲かることは科学的にも説明できる。口に入ったものは、必ず、消化され、排出される。1個50円のアイスクリームも、1枚1000円のビフテキも、数時間後には廃棄物となって脱糞される。つまり、口へ入れられた”商品”は刻々と消費され、何時間か後には次の”商品”が必要になってくる。売られた商品がその日のうちに消費され、廃棄されていく。こんな商品はほかには存在しない。土曜日も日曜日も、一日の休みもなく稼いでくれるのは銀行預金の利息と、この「口に入れる商品」だけだ。だから、確実に儲かる。といっても、口に入れる商品は、女性用品ほど、たやすく儲けることは難しい。ユダヤ商法で、女性用品を「第一の商品」とし、口に入れる商品を「第二の商品」としている理由もここにある。ユダヤ人に次ぐ商才をもつ、といわれている華僑に、この第二の商品を扱う人が多い。ユダヤ商人が自らを「華僑よりも商才」があるとしているのは、ユダヤ商人の多くは、第一の商品を取り扱っているからなのである。

・ユダヤ人は、世界をまたに飛び回っているだけに、最低2か国語はマスターしている。自国語でものを考えながら、同時に外国語でものを考えることができるということは、違った角度から幅広く理解ができるということであり、国際商人としては大変な強みである。そのために、自国語しかしゃべれない商人より、はるかに的確な判断がくだせるのだ。

・ユダヤ人は暗算の天才である。暗算が早いというところに、彼らの判断が迅速であるという秘密がある。

・ユダヤ人は、重要なことは、どんな場所ででも、必ずメモを取る。このメモが、彼らの判断の正確さにどれほど役立っているかわからない。メモを取る、といっても、ユダヤ人はいつもメモ帳を片手に歩いているのではない。ユダヤ人のメモ帳はタバコの空き箱を代用したものである。ユダヤ人は、タバコを買うと、中身はすぐにシガレットケースに移しかえるが、空き箱は捨てずにポケットへ入れておく。たまたま、商談などで、記録が必要になったときは、この空き箱を取り出して、その裏側にメモを取る。このメモは、あとでメモ帳に整理して記録されう。タバコの空き箱でメモを取ることで、ユダヤ人はユダヤ商法に”あいまいさ”が生じることを許さないのだ。迅速に的確に判断を下しても、肝心の日時、金額、納期などがあいまいであっては、なんにもならないからだ。

・ユダヤ人とつき合ってみるとよくわかるが、ユダヤ人は「雑学博士」である。しかも、それが通りいっぺんの浅い知識ではなく、博学なのである。ユダヤ人と一緒に食事のテーブルを囲むと、彼らの話題が、政治、経済、歴史、スポーツ、レジャーと、あらゆる分野にわたって、豊富であることに驚かされる。ユダヤ人は、商取引にはまったく関係がないと思われるようなことも、実によく知っている。大西洋の海底に住んでいる魚の名前、自動車の構造、植物の種類-などに関する知識ですら、専門家に近い知識をもっている。こうした豊富な知識が、ユダヤ人の話題を豊富にし、人生を豊かにしていることはいうまでもないが、商人としての的確な判断を下すためにどれほど役立っているかは、はかりしれないものがある。雑学に支えられた広い視野。その視野に立って、ユダヤ人は正確な判断を下してくるのである。

・「人間の細胞は刻々と変化し、日々に新しくなっている。だから、きのうケンカしたときのあなたの細胞は、今朝は新しい細胞と入れかわっている。満腹のときと空腹のときでも考えは違うものだ。私はあなたの細胞がかわるのを待っていただけだ。」ユダヤ人は2000年の迫害された歴史の中で得た忍耐の積み重ねを、けっしてムダにしていない。忍耐しながらも取るべきものは取るというユダヤ商法をあみ出しているのである。「人間は変わる。人間が変われば社会も変わる。社会が変わればユダヤ人もきっとよみがえる」これはユダヤ人が2000年の忍耐の中から得た楽観主義であり、ユダヤ人の歴史の中から生まれた民族精神である。

・ユダヤ人は、相手の気持ちが変わるmで、辛抱強く待つ反面、ソロバン勘定に合わないとわかれば、3年はおろか、半年と待たないで手を引いてしまう。商売はうまく行かなかったが、手を引くことで、ガラクタはいっさい背負いこまないですんだと考えて、むしろサバサバした顔をしているのだ。

・ユダヤ人は”契約の民”といわれている。それだけに、ユダヤ商法の神髄は「契約」にある。ユダヤ人は、いったん契約したことはどんなことがあっても破らない。それだけに契約の相手方にも契約の履行は厳しく迫る。契約には甘えもあいまいさも許さない。ユダヤ人が”契約の民”といわれるように、ユダヤ人が心奉するユダヤ教は”契約の宗教”ともいわれ、旧約聖書は、”神とイスラエルの民の契約の書”とされている。「人間が存在するのは、神と存在の契約をして生きているからだ」ユダヤ人は、そう信じている。ユダヤ人が契約を破らないのは、彼らが神と契約しているからである。神様と交わした約束であるから、破るわけにはいかないのだ。「人間同士の契約も、神との契約同様、破ってはいけない」ユダヤ人はそういう。それだけに、債務不履行という言葉は、ユダヤ人には存在しないし、相手の債務不履行に対しては、きびしく責任を追及し、容赦なく損害賠償の要求をつきつける。日本人がユダヤ人からなかなか信用してもらえないのは、契約を守らないからである。

・ユダヤ商法の格言のひとつに「時を盗むな」という言葉がある。この格言は、すぐさま儲けにつながる格言というよりは、ユダヤ商法のエチケットを説いた格言といったほうがいい。「時を盗むな」とは、1分1秒といえども他人の時間を盗んではならないことを戒めている言葉である。ユダヤ人は文字どおり「時は金なり」と考えている。1日8時間の勤務時間を、彼らは常に「1秒いくら」で仕事をしているつもりでいる。タイピストにしても、退社時間がくうと、残り10文字打てば書類が片づくとわかっていても、ピタリと仕事をやめて帰っていく。「時は金なり」という考え方に徹底している彼らにとって、時間を盗まれることは彼らの商品を盗まれることであり、結局は、彼らの金庫の中の金を盗まれるのと同じことなのである。

・ユダヤ人は、出社すると1時間ほどは「ディクテイト(dictate)」といって、前日の退社後から出社時間までに届いた商取引の手紙の返事をタイプしてしまう。「今は、ディクテイトの時間だから」といえば、ユダヤ人の間では「万人シャット・アウト」という公認用語である。ディクテイトの時間がすむと、お茶を飲み、それからその日の仕事に入っていく。ディクテイトの時間は、どんなことがあってもユダヤ商人に面会することは不可能だ。ユダヤ人が「ディクテイト」の時間を大切にするのは、彼らが、速戦即決をモットーとし、前日の仕事をもちこむことを恥辱と思っているからである。有能なユダヤ人の机の上には「未決」の書類はない。その人間が有能であるかどうかは机の上を見ればわかるといわれているのもそのためである。

・ユダヤ人は絶対に、「まけましょう」とはいわないのである。彼らは「商品に自信があるからまけないのだ」という。「日本人は商品に自信がないからまけるのだろう」ともいう。ユダヤ商人の「まけるくらいなら売らない」という気持ちは、自分の取り扱う商品に対する大変な自信に裏打ちされているのである。いい商品だからまけない。まけないから利益が大きい。ユダヤ商法が儲かる秘密もここにある。

・ある商品を流行させるには、コツがある。流行には、金持ちの間ではやり出すものと、大衆の中から起こってくう流行の2つがある。この2つの流行を比べてみると、金持ちの間から起こってくる流行のほうが、圧倒的に息が長い。フラフープとかダッコちゃん、あるいはアメリカン・クラッカーのように、大衆の間から爆発的に起こってくる流行は、すぐに消えてしまう。金持ちの間で流行したものが、大衆のところまで流れてくるのに、だいたい2年ほどかかる。ということは、金持ちの間に、あるアクセサリーを流行させれば、2年間はその商品で商売ができるということになる。

・オーストリアにはアクセサリーの製造をしているメーカーが約300軒あるが、1軒として、よその店の製品を真似ている店はない。どの店も、自分のところで創造したものに誇りを持ち、何百年もの間、自分の店独自の品物をつくり続けているのである。日本のように、すぐによその製品の真似をするようなことは絶対にない。そこには一つ一つの品物に、長い歴史の重みが加わっているのだ。その何百年、あるいは何千年の歴史の重み、人智の結晶がつくり出すみごとな製品。それが高い値をつけても人々に受け入れられる今ひとつの理由である。輸入商は古い文明と新しい文明の落差に値段をつけ、文明の落差が生むエネルギーを利益にして商売をしているといってもいい。しかも落差が大きいほど儲かる。

・食うために働く、と答えるだけあって、ユダヤ人の最高の楽しみは、タキシードを着て、最高級のレストランで贅沢な食事をすることである。したがって、他人に対する最高の好意の表現も、豪華な食事への招待である。招待の場所は、自宅であったり、レストランであったりするが、晩餐への招待は、ユダヤ人の相手に示す最高のもてなしなのである。

・ユダヤ人は雑学博士である。たっぷりと時間をかけて食事を楽しみながら、そのあいだ中、豊富な雑学を駆使して、あらゆることを話題にして食事を楽しむ。家族の話、レジャーの話、花の話-。次から次へ、さまざまな話題が登場する。しかし、あらゆることを話題にするといっても、やはりタブーはある。ユダヤ人はY談はほとんどしないから、とりたててタブーであると書く必要もないが、戦争と宗教と仕事に関する話は、絶対にしてはならないという暗黙の掟がある。世界中を転々と追われ続けてきたユダヤ人にとって、戦争の話は食事の雰囲気を暗いものにしてしまうのである。宗教の話も異教徒と対立するだけである。仕事の話も、利害の対立を招いて、不愉快になる。そこで、ユダヤ人はせっかくの食事の楽しみをぶちこわしてしまう話題には、けっして触れようとはしないのだ。

・ユダヤ人は人生観が人生観だから、価値観の基準はお金である。ユダヤ人がいう「偉い人」とは、贅沢な晩餐を毎晩楽しめる人であり、つまり、毎晩豪華な晩飯を食べる人が尊敬されるのである。ユダヤ人にとって、清貧に甘んじている学者などは偉い人でもなければ、尊敬に価する人でもない。学問や知識がどんなに優れていても、貧乏であれば軽蔑され、下等視される。この世ではお金をたくさんもっていて、それをふんだんに使える人が偉い人である、というユダヤ人独特の価値観は、ユダヤ人のお金に対する執念をかきたてずにはおかない。

・金に糸目をつけず、たっぷり食べれば、結果として健康になる。この健康がユダヤ商人の最大の元手なのである。2千年もの間、迫害されながらも、ユダヤ人の血がけっして絶えることのなかった理由も、ユダヤ民族がいかに”健康”を重要視してきたかの現れである。

・ユダヤ人は、金曜日の夜から土曜日の夕方まで、禁酒禁煙禁欲と、すべての欲望を絶って休息に専念し、神に祈りを捧げる。この日、ニューヨークの自動車の交通量は半減するといわれるほど、ユダヤ人は厳格に休息の掟を守っている。24時間、たっぷり休息して、土曜日の夜からが、ユダヤ人のウィークエンドである。休息を十分にとったあとで、今度は悠々と週末を楽しむのである。働くばかりでは、いずれ健康をそこね、人生の目的である快楽を味わえなくなることを、ユダヤ人は長い歴史を通じて、知っているのである。働いたら必ず休むことを忘れてはならない。

・「人間の子は人間の乳で育てなければならない」それがユダヤ人の考えである。「母乳こそ自然の理にかなっているし、我々は何千年もの間、母乳で子供を育てることを守らされてきた。人間の子を動物の乳で育てるほうが間違っている」ユダヤ人はそう主張する。

・金儲けに厳しいユダヤ人であるから、当然、自分の寿命は計算している。自分ばかりではない。相手の寿命もちゃんと計算している。「あなたは50歳ですか。そうするとあなたはあと10年ですね」平気でそんなことをいう。もしも日本人が面と向かってそんなことをいわれようものなら、顔色を変えて「縁起でもない」とプリプリ怒り出すところだが、ユダヤ人同士だと、いわれたほうもケロリとしている。ユダヤ人は、人間の生命は永遠ではない、という真実をふまえているだけなのだ。

・日本はGNP世界第二位とかいって威張っているが、本当は貧しい国だ。石油資源を持っているわけではないし、一朝コトあれば、すべてがパーになる。それを忘れてはならない。

<目次>
金儲けのバイブルを残しておきたかった-復刊のことば
PART1 これがユダヤの商法だ
  1 78対22の宇宙法則
  2 金持ちから儲けさせてもらう
  3 生活の中に数字を持ち込め
  4 世界の支配者、その名は「ユダヤ商人」
  5 「きれいな金」「きたない金」はない
  6 現金主義に徹しろ
  7 利息目当ての銀行預金は損だ
  8 貸し金庫は安全ではない
  9 女を狙え
 10 口を狙え
 11 判断の基礎は外国語だ
 12 暗算を得意にしろ
 13 必ずメモを取れ
 14 雑学に強くなれ
 15 今日のケンカは明日に持ち越さない
 16 辛抱よりは”見切り千両”
 17 社長は”売れる会社”をつくれ
 18 契約は神様との約束である
 19 契約書も商品である
 20 首吊り人の足をひっぱれ”バンザイ屋”はユダヤ商法ではない
 21 ”国籍”も金儲けの手段だ
 22 税金分だけ余計に儲けろ
 23 時間も商品 時を盗むな
 24 不意の客は泥棒と同じだ
 25 アポイントメントを取れ
 26 「未決」書類は商人の恥だ
PART2 私地震のユダヤ商法
 27 ”ゼニ”の取れる名前をつけろ
 28 差別には金で立ち向かえ ユダヤ商法との出会い
 29 軍隊とは金儲けの場なり
 30 勝負はタイミングで決まる
 31 大損しても納期はまもれ
 32 悪徳商人は大統領へ直訴せよ
 33 一手先を読め
 34 絶対にまけない売り方 自信のある商品は絶対に負けるな
 35 ”薄利多売”はバカの商法
 36 金持ちから流行させろ
 37 厚利多売商法で儲けろ
 38 文明の落差を売る
PART3 ユダヤ商法のバックボーン
 39 働くために食うな、食うために働け
 40 メシの時に仕事の話をするな
 41 お金のある人エライ人、お金ない人ダメな人
 42 父親は他人の始まり
 43 金銭教育は子どもの時からやれ
 44 女房は信用するな
 45 女も商品に変わりはない
 46 一人合点して相手を信用するな
 47 国家の主権なんかクソくらえ
 48 納得するまでたずねろ
 49 敵状を知れ
 50 休息を必ずとれ
 51 恥垢とって病気を追放しよう
 52 ボインは赤ちゃんのためにあるんやでェ
 53 百点満点で60点とれば合格だ
 54 ユダヤ教徒になれ
 55 ダイヤモンドは一代ではダメだ
 56 儲けはイデオロギーを超越する
 57 寿命を計算せよ
 58 ユダヤ人にダマシは通用しない
 59 時間の使い方を考えろ
PART4 銀座のユダヤ人語録
 60 ユダヤ人を食え
 61 金儲けのできん奴はアホで低能だ
 62 法律の欠陥をつけ
 63 ”根まわり商法”は蹴っ飛ばせ
 64 エライ奴こそ働け
 65 ユダヤ人のペースに乗るな
 66 懐疑主義は無気力の原因だ
 67 日本人はケツの穴が小さすぎる
 68 東大出や役人にするな
 69 病欠とはズル休みとのことだ
 70 休むヤツは金を返せ
 71 女は最大限に活用しろ
 72 週5日制で儲からない商売はやめてしまえ
 73 ゴルフする奴は発狂しない
 74 大会社はボンクラだ
 75 金を持ってもデカイ面するな
 76 金と女は同じだと思え
 77 政治家を利用せよ
 78 ソロバンが合えば共産党へも金を出せ
 79 金儲けにイデオロギーはいらない
 80 低能政治家は国賊だ
 81 話があるならそっちが来い
 82 最初の日本人がダメなんだ
 83 定石を知れ
PART5 「円」を吸うユダヤ商法
 84 商人はまず売れ
 85 厚利も商法なら損をしないのも商法
 86 無能は犯罪である
 87 労せず儲かる”キャンセル商法”
 88 赤信号は止まれ
 89 柳の下は二度狙う
PART6 ユダヤ商法とハンバーガー
 90 天下の公道を活用せよ
 91 脳みそには柔軟性を持たせるべし
 92 信用を得る宣伝は口コミに限る
 93 人間の欲求をつかめ
 94 いつでも女と口を狙え
 95 きらいなものを売れ
 96 私はあなたに巨億の富を保証する
コラム-ユダヤ人の経典
     ユダヤ人の食事
     ユダヤ商人の隠語
     「日本のユダヤ人」小史
     ユダヤ人の名前
     ユダヤ人と数字

面白かった本まとめ(2012年下半期)

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ル・ブルターニュ(神楽坂)でランチを楽しみました!

2013年06月12日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 フランス・ブルターニュ地方の伝統料理であるガレットを食べることができるお店である東京の神楽坂のル・ブルターニュへ行って来ました!

 以前このブログで紹介したZAGATにも掲載されている人気なお店です。

場所は、神楽坂から脇道に入って左側にあります。

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↑店構え


奥の席まで案内され、さっそくメニューを見ます。
客は女性客ばかりで驚きましたね。
ガレットとは、そば粉100%のクレープで、中に卵やキノコ、ベーコンなどが入ったもので、確かに女性が好みそうな食べ物です。

 メニューを見ますが、字が小さく種類がたくさんあって、どれを選ぶか悩みます。
 店員さんに優しく説明してもらい、じっくり選びます。

 まずセットとしては、1680円の野菜サラダとガレット、クレープ、飲み物のセットになったものを選びました。
 1680円のセットとしては、クレープの代わりにスープやアイスクリーム、シャーベットを選択することもできます。

 そして、ガレットはクラシックなガレットから選びます。
しかし、たくさん種類があってどれを選ぶか悩む~^_^;)

 トマトが好きなので、トマトとキノコと卵が入ったものを選びます。
クレープは、2種類のジャムとアイスが乗ったものを選びました。
飲み物は確かコーヒーや紅茶などを選べますが、有機農法のリンゴジュースにしました。

 そしてすぐにリンゴジュースが運ばれます。
さすが有機農法のリンゴジュースでまろやかでおいしい!
濃縮還元のジュースとは全然違いますね!
また器も特色があります。

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↑有機農法のリンゴジュース

 そして、サラダが運ばれますが、ニンジンやレタス、トマト、キュウリなどがたくさんあってボリュームがあります。
 どれも新鮮でおいしい!
このボリュームは嬉しいです。

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↑サラダ

 そしてガレットが運ばれますが、とても巨大で驚きました!
写真では分かりにくいですが、かなりの大きさです。
香ばしくガレットが焼かれ、そして中にはたっぷりのトマトやキノコ、卵が見えています。
表面は少し固めですね。

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↑ガレット

 ナイフとフォークで食べますが、どうやって切って食べればよいか悩みますね^_^;)
 とりあえず縦に切って、そして横に切って少し丸めて食べます。
おぉぉぉアツアツで具が十分にありおいしい!
 ガレットの表面には塩入りバターが塗られているようで、食欲が増します。
 これは結構いけます。美味しいです!
感動しました!
特にこの大きさが嬉しいですね~。

そしてクレープが運ばれますが、これも巨大です!

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↑クレープ

 ガレットと違い、クレープは柔らかいです。
2種類のジャムの上にアイスが置かれていて、他のクレープ屋とは違って、これは自分で包んで食べることになります。
これもどうやって包みどうやって切って食べればよいか悩みますね^_^;)
しかしながら、これもアツアツのクレープ生地に冷たく甘いアイスとジャムが絡み合い、とても美味しいです!
大満足です!
これは女性客に大人気な理由が分かります。
とてもオススメですね。

 ル・ブルターニュは、フランス・ブルターニュ地方の伝統料理であるガレットやピザ、新鮮なサラダやジュースを美味しく頂け、とてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2012年下半期)

<今日の独り言>
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ル・ブルターニュ 神楽坂店

昼総合点★★★☆☆ 3.8
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「小中池公園(千葉県大網白里市)」はとてもオススメ!

2013年06月10日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 前回ブログで紹介した「昭和の森(千葉市)」の隣にある「小中池公園(千葉県大網白里市)」へ行ってきました。

「子どもとおでかけ タダで楽しむ千葉パーフェクトガイド」という本でその存在を知ったものです。

 この小中池公園は、入園や駐車場が無料というのはとても嬉しいです!

 この小中池は、農業用水確保のため昭和8年から昭和22年にかけて作られたダムとのことで、当時は第二次世界大戦もあり完成させるのが大変だったようです。
15万人もの労力がかかったようです。
その記念石碑もあり、その当時の喜びを感じるカナ混じりの文章を読むのは面白かったですね。

1img_8282
↑小中池の案内

2img_8283
↑小中池公園の案内

 その小中池にはシーズンということもあり、大きな鯉のぼりがたくさん泳いでいて、壮観でしたね。
 鯉のぼりが大きい!!

3img_8287
↑小中池の鯉のぼり

 また小中池の中には、巨大な鯉や大中小の亀がたくさん泳いでいましたね。
 鯉が大きすぎる!
ただ水は意外と綺麗でした。
なお、釣りは危険のため禁止とのことでした。

 この小中池公園は、なんといっても高低差18m、全長94mある長~いローラー滑り台が楽しいですね。
「昭和の森」とは違って、あまり並ばずにすぐに何度も遊べるのが嬉しいです。
とてもオススメです!

4img_8290
↑ローラー滑り台

 しかも滑り台の入口まで登る道が、アスレチックになっていて楽しいですね。

5img_8289
↑滑り台の入口への道

 そのほかこの小中池公園は、遊具や広場もあり幼児も楽しめるようになっています。

6img_8113
↑遊具や広場
 
 小中池公園は、入園・駐車場代が無料で、長いローラー滑り台などを楽しめ、とてもオススメです!!

お勧めなお話(2012年下半期)
自動車保険を安く!

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「江戸のお金の物語(鈴木浩三)」という本はとてもオススメ!

2013年06月07日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「江戸のお金の物語(鈴木浩三)」の購入はコチラ

 「江戸のお金の物語」という本は、江戸時代のお金の制度や、町人のお金の稼ぎ方・使い方、お金に追いまくられる武士、貿易や改鋳、江戸時代後のお金などについて、分かりやすく楽しく説明したものです。

 特に江戸時代のお金は単位が10進法と4進法が混ざっていて分かり難いということ、また「金」と「銀」と「銭」がありそれぞれが変動相場だったということには驚きましたね。

 なぜ江戸時代の両替商は儲かるのだろう?と思っていましたが、変動相場性なのでその利ざやで両替商は儲けていたんですね。

 また、金貨(小判)は江戸などの東国、銀貨は大阪や京都といった上方、銅貨である銭は全国的に流通し、購入しようとするモノやサービスの違いによって金・銀・銭が使い分けられていたとは興味深かったです。

 そして金貨と銭は1枚の額面が決まる「計数貨幣」ですが、銀貨は額面や重さは決まっておらず、取引のたびに秤で計量する「秤量貨幣」だったとは驚きました。こりゃあ大変です。

 また、江戸は大火が多かったのですが、その復興で景気がよくなっていたので、大火を喜んでいた人がいたとは興味深かったですね。

 それから明治時代の経済成長は、殖産興業だけでなく三貨制のもとで変動相場・秤量貨幣での決済といった江戸時代特有の仕組みが「日本人のお金にに対する感覚」を研ぎ澄まし、下地となっていたとはナルホドと思いました。

「江戸のお金の物語」という本はとてもオススメな本です!

以下はこの本のポイント等です。

・当時は同じ日本列島の中で、金貨・銀貨・銭が同時に通用していました。金貨は小判や一分金(一分判)、銀貨は丁銀や豆板銀、銭は銅銭や鉄銭のことです。このうち金貨と銭は、一枚の額面が一両とか一文と決まっていまいた。そうした貨幣を「計数貨幣」「定額貨幣」といいます。一方の銀貨は、丁銀が海鼠型、豆板銀は厚ぼったい「おはじき」のような形をしていましたが、いずれも額面や重さは決まっておらず、取引のたびに秤で計量する貨幣でした。そうした貨幣を「秤量貨幣」といいます。これだけでも十分複雑なのですが、さらに当時から「東の金遣い・西の銀遣い」といわれていたように、金と銀の使われる地域が違っていました。大阪・京都などの上方はもちろん、日本海沿岸や中国・九州地方では主に銀が通用していました。江戸をはじめとする関東や東国は金の通貨圏でした。このように日本列島は大きく分けて金遣いと銀遣いの経済圏に二分されていたのです。ただし、銭は全国共通で通用していました。一方、東西の貨幣圏が重なる東海道や、さまざまな階層の人々が集まる場所では、金・銀・銭のいずれもが通用していました。たとえば東海道の宿場には、金・銀・銭別建ての料金表まであったくらいです。

・商品の金額表示も東西で違いました。たとえば上方では「米1石につき銀○匁○分」という具合に商品の名称を最初にいいました。江戸ではその逆で「金1両につき米○石○斗」となります。価値がはっきりしている方を先に示したのです。相撲力士の呼び方も、江戸では十両取、大阪では何十目取といいました。

・金と銀の流通圏の違いを調整するのが金銀相場で、日々の金・銀・銭の交換比率は変動しました。当時の場合、東国と上方の取引では、江戸では銀相場がやすいとき(金高銀安)に上方から商品を買うのが有利でした。逆に大阪では金相場がやすいとき(金安銀高)に江戸方面に売却すると特になりました。ですから、大きな商人ほど金銀相場や銭相場の動向に敏感でした。

・こうした三貨の変動相場制は、両替の発達に限らず、市場メカニズムの機能を発展させ、江戸時代の日本で資本主義的な経済システムが育っていく条件になりました。

・ではなぜ、東が金、西が銀になったのでしょう?当時の明を中心とする東アジア一帯は銀や銭の流通圏で、銀が国際通貨で秤量貨幣として使われていました。足利幕府の勘合貿易も含め戦国時代以前から西日本は海外貿易と深く結びついていました。国際通貨である銀をそのまま国内でも使うのが便利だったのです。そのこともあって、江戸時代の銀貨は定額の貨幣ではなく秤量貨幣でした。そのほか、石見銀山など大きな銀鉱山を控えていたことも影響していました。一方、金鉱山は佐渡や伊豆、武田信玄の隠し金山があった甲斐などに分布していました。時代は遡りますが奥州藤原氏は金で有名です。

・それまで銭が中心だった通貨に、組織的に金貨と銀貨を導入して三貨制を確立したのが徳川の貨幣制度の特徴でした。とりわけ初めて通貨として作られた金貨は「徳川の通貨制度」の象徴といってもよいものでしたし、西日本を中心に流通していた銀を徳川の銀貨に再編することは天下統一の実効性を盤石にするプロセスでもありました。銀を秤量貨幣のままにしたのは海外貿易との関係で決済が楽だったからでしょう。銭は除きますが、それまで国内各地で流通していた貨幣を、すべて徳川氏鋳造の金銀貨幣に置き換えることは、天下の「通貨統合」にも等しいことで、徳川氏の威信を名実ともに天下に示すには効果抜群でした。

・金遣い・銀遣いの地域が分かれていただけではなく、品物の種類によって取引に必要なお金の種類にも違いがありました。金・銀・銭それぞれ別建てだったからです。これが金極・銀極・銭極です。というのは、金・銀・銭がそれぞれ別々の経済的な価値を表していたからです。お金を使う者の身分や階層の違い、シーズンや買い物の量によっても使う通貨の種類が異なりました。そうした条件次第で、同じモノやサービスであってもその価値は相対的だったのです。逆にいえば、そうした相対的な価値を経済に取り込む機能として、金・銀・銭という異なった価値基準が同時に成り立っていたのが当時の特徴でした。

・地理的には金遣いであるはずの江戸でも、上等な茶、材木、呉服、薬種、砂糖、塩などは銀貨で取引されました。つまり江戸でも銀極があったのです。そうした品物が「メイドイン上方」で、それらを扱う商人も上方系だったことの影響もあるでしょう。また、加工品はおおむね銀で取引され、職人の手間も銀極(または銀極の銭勘定)でした。一方、野菜や魚などの庶民の日用品や、旅籠の宿泊料、日傭取の賃金などは銭極でした。

・商人同士の大口取引や、大名・旗本屋敷などが出入り商人からモノを購入するときは金や銀建てが普通でした。というのは、武家屋敷や商家の場合、米・味噌・油などの日用品を出入り商人から買う場合は、盆暮2回の決済が一般的でしたから、大口の消費者だったからです。しかし、商品が小口に分けられ、その時々に売り買いの決済をするようなときには銭で取り引きされました。金や銀を使う階層の者も、日用品の購入、小口取引では銭を使わざるを得なかったのです。ですから銭が必要ならば銭を金や銀で両替商から購入したのです。でなければ、零細な商売人は売ってくれません。そもそも、多額のつり銭などは持ち合わせません。取引額の大小によっても金・銀・銭の種類が異なったのです。

・三代家光の頃から、身分・階層によってお金の使い方にはっきりした区別がつけらえるようになりました。大名は幕臣の中でも将軍に拝謁できる身分の御目見以上の旗本は金貨、御目見以下の御家人は銀貨、百姓・町人は銭という区別です。吉原以上にはっきりしていたのがご褒美でした。将軍から褒美として与えられる貨幣も、貰う側の身分で異なりました。大名には大判(金貨)○枚、旗本には小判(金貨)○枚、旗本以下は白銀(銀貨)○枚(銀1枚=43匁)、百姓・町人には青ざし(銭)○貫文という具合です。

・江戸時代の泥棒というと鼠小僧次郎吉が有名です。芝居や小説の鼠小僧は、武家屋敷や豪商から盗んできた小判(金貨)を、その日暮らしの貧民の住む裏店に投げ入れるイメージです。朝起きて、枕元に置いてある小判を手に小躍りして喜ぶ裏店住民の姿もクローズアップされます。しかし、それはフィクションの世界なのです。小判を投げ入れられても、貰った方ではそのまま使えなかったからです。裏店暮らしの人々が購入する小口・少額品は銭で支払うものだったので、たとえ枕元の小判を使うにも銭に両替するほかありません。ところが、身分不相応な小判を両替屋に持ち込めば一発で足がついてしまいます。怪しまれずに済んでも、不利な交換比率で我慢です。買い叩かれたからです。

・金貨は「両」「分」「朱」、銀貨は「貫」「匁」、銭は「貫」「文」といった具合に別々の単位が使われていました。小判や一分金といった金貨と銭は一枚一枚の額が決まっていたのに対して、丁銀や豆板銀などの銀貨は1個1個の重さがまちまちで取引のたびに天秤で重さを量らなければなりませんでした。そのうえ、金貨は4進法と10進法の組み合わせ、銀貨と銭は10進法というように三貨そえぞれの数え方が異なっていました。

・金貨の数え方ですが、小判1枚は1両で、10枚で10両、100枚で100両になるのは誰にでもわかります。ここまでは10進法です。ところが、1両以下になると4進法で計算されました。小判よりも小額の貨幣だった一分金は4枚で小判1両となりました。文政元年に発行された二分金は一分金の2枚ですから2分金が2枚で小判1両と同額になりました。もっとも小額の一朱金は2枚で2朱金1枚に相当し、この2朱金が2枚で一分金1枚の額になりました。一朱金が4枚で一分金1枚分ということです。小判1枚に相当するのは、それぞれ二分金の2枚、一分金の4枚、二朱金では8枚、一朱金では16枚になりました。こうした単位は、武田氏の甲州金の数え方が引き継がれたものでした。

・ところで銭の数え方ですが、銭は1枚が1文というのが基本単位で、10進法で計算しました。というと銭1000枚が1000文でそれが1貫文になるはずですが、実際は1文銭96枚を「さし」に通したものが100文として通用していました。「さし」というのは、銭の穴に通す麻や藁で作った縄のことです。まとまった額の銭のやりとりでは、銭の真ん中にある穴に「さし」を通して束ねて用いました。1貫文の場合は、1さし(銭96枚)を2行に結んだものを5連にしました。このように当時は96文で100文、960文で1貫文とするのが慣行でした。銭は1000枚なくても1貫文だったのです。これを九六(
くんろく)勘定、雀百(すずめひゃく)といいました。100文につき4文ずつの鋳銭費(手数料)を差し引いたものだったのです。その一方で、百文を1文銭100枚とする調百(しらべひゃく)もありました。

・確実に景気を刺激したのが火災でしたので、日本橋あたりの大店の旦那方は「火事になったら綺麗に燃やせ!」と喧しく言っています。中途半端な焼け方では町が潤わないからでした。出入りの職人の末端までカネを行き渡らせるには「綺麗に燃える」ことが必要でした。ですから江戸の人々は火事を喜びました。とりわけ「宵越しの銭」を持てないような下層階級の人々は火事で潤ったので、火事は「世直し」と呼ばれました。これは江戸に限りません。たとえば大塩平八郎の乱が良い例です。大阪の庶民は大塩を「世直し大明神」といって称えましたが、それは、天保改革の超デフレの中で不景気に沈んでいた大阪の市街が「乱」で焼失したために、にわかに好景気が到来したからでした。

・江戸時代のたび重なる改鋳、とりわけ幕末の改鋳で金・銀貨幣の価値はどんどん下がっていました。しかも、金・銀・銭の三貨制や10進法と4進法の混在、秤量貨幣の不便さが国内経済のみならず、貿易にも支障となることが明白となっていたのです。しかし、260年間の江戸時代を通じて定着していたお金の仕組みを、一朝一夕にガラリと変えることは至難の業でした。新政府の通貨制度が一応出来上がるのは、明治4年(1871)5月の新貨条例の制定までかかっていますが、それまでの間、通貨をめぐる制度や政府の管轄部署は、朝令暮改といってよいほど、めまぐるしく変わっています。通貨発行権は新政府に移りましたが、幕末動乱のゴタゴタの中では、新通貨の発行を含む新たな通貨政策を実施することは事実上不可能だったからです。

・明治4年(1871)5月、ようやく新貨条例が発布されました。この条例に基づいて貨幣の新鋳が始まりました。通貨制度がガラリと変わっただけではなくて、条例上は金本位制だったこと、藩札の処分に意が注がれた点が特徴です。新貨条例では、貨幣の呼び方が「両」から「円」に改められ、純金1.5グラム(=純金二分)を1円の定量と定めました。「円」の100分の1が「銭」、「銭」」の10分の1を「厘」とする10進法の単位を決めました。そして金貨(20円、10円、5円、2円、1円の5種類)を本位貨幣とし、銀貨(50銭、20銭、10銭、5銭の4種類の定位貨幣)、銅貨(1銭、半銭、1厘の3種類)の補助貨幣を発行しました。

・カネがカネを呼ぶ世の中は、明治になってさらに磨きがかけられました。その背景を、政府主導で展開された殖産興業・富国強兵政策に求める場合も多いのですが、実は政府主導のそうした政策だけではなく、日本国中で起業ラッシュが発生した事実があったのです。当然、問屋株仲間といった同業者の組織を前身とする同業組合などの活動も盛んでした。殖産興業政策だけによって明治の経済成長があったわけではありません。むしろ殖産興業を可能とさせるだけの下地=経済活動に長けた人々の層の厚さがあったからにほかなりません。とりわけ、三貨制のもとでの変動相場、秤量貨幣での決済といった江戸時代特有の仕組みは、人々の「お金に対する感覚」を研ぎ澄ましました。それは、日本人の大きな財産になっていたといえます。これを、日本人のDNAに織り込まれた経済感覚といってもよいでしょう。その一例が、遠隔地間の決済手段として両替商をネットワークの中心とした為替の機能=信用制度が高度に発達していた事実です。江戸・大阪・京都の三都に長崎などを加えた全国的な流通網や資金供給を支えていたのが、経済の血脈として人々から信任された「お金の流れのシステム」でした。個々の両替商には変転はありましたが、こうしたシステムは、幕末における開港場所への資金供給や、明治になってからの多数の中小民間ビジネスの勃興に重要な役割を果たしました。江戸時代に培われた両替商などの商人資本が明治の工業化の推進力になったのです。

<目次>
序章 江戸時代はお金の時代
 お金を通して江戸時代をみると
 家康がお金の時代を作った
 江戸時代の市場経済システム
第一章 複雑だった江戸時代のお金 金・銀・銭の三貨幣
 日本列島を二分した金遣いと銀遣い
 初めての金貨・・・小判は徳川の象徴
 金・銀・銭は別々の価値を表した
 一両の価値も違った
 鼠小僧が小判をばらまいても庶民は使えない
 金・銀・銭で違ったお金の数え方
 銀貨の単位は重さの単位
 包金と包銀・・・公金は後藤包と常是包
 歌舞伎の「封印切」
 寛永通宝は千枚なくても銭1貫文
 三貨制度が定まるまでに30年
 貨幣不足を補った金札、銀札、銭札
 金座の主はご落胤
 銀座の仕事は古い銀貨のスクラップ・アンド・ビルドで始まった
 将軍に無断で発行された粗悪銀貨
 寛永通宝を大量生産した銭座
 通貨政策の実施機関は金座・銀座・銭座だった
 銭座の「民活」を廃した幕府の企み
 銭も混乱した幕末
第二章 町人のお金の稼ぎ方・使い方
 江戸時代は市場の時代
 一万石の大名は「金持ち」ではない!
 利息が利息を呼ぶ世の中
 お金の流れを支えていた両替商・・・江戸時代の金融機関
 市場で決まった金銀の交換率
 お金の流れを支えていた為替
 江戸でもあった「銀行倒産」
 大阪で発達した信用制度
 巨額な取引も”口約束”で決まった北浜の米市
 蔵屋敷は大名財政の心臓部
 米価対策でもあった米の先物取引
 商品作物とモノづくり
 当時も横行したインチキ商法の手口
 江戸時代は”M&A”の時代だった
 株の譲渡のときの問屋株仲間の役割
 問屋株仲間が株を預かることもあった
 産地形成のための投資・多角化のための戦略
 問屋株仲間に加入すると「弘メ」をしなければならない
 カネ勘定も三貨別・・・同じ弘メでも金銀銭
 企業家たちの金銭感覚・・・生きたおカネの使い方
 おカネ儲けの王道は?
 はっつぁん・くまさんは町人ではなかった!
 ハチ・クマたちのフトコロ事情
 恐ろしい高利貸し
 お金が回るには
 セーフティ・ネットとしての七分積金
 江戸時代の「生活保護」の実際
第三章 お金に追いまくられる武士
 武士は消費のためにお金を使う
 踏み倒しの常習大名も
 町人に支配される大名
 領国支配権も借金のカタに
 札差は幕臣の金融機関
 幕臣の窮状
 例外だった八町堀の旦那方の旗本並みの生活
 八町堀のお仕事
 利子率は市場が決める・・・幕府も妥協した金利水準
 市場のルールに従えば
 マーケットの反撃を受けた寛政改革と天保改革
 経済感覚に優れた幕府官僚もいた!
第四章 お金と貿易・お金の改鋳
 江戸時代は改鋳の時代
 物価対策のために
 有力将軍の権力の象徴だった!?
 長崎貿易の輸入品
 金銀流出を止めた元禄改鋳
 なぜ養蚕は有力国内産業になったのか
 俵物の大増産・・・貿易赤字の解消に向けて
 輸入銀貨は貨幣の材料
 日本の通貨大権を侵した不平等条約
 金貨流出を阻止せよ・・・幕府の抵抗
 火事も口実に・・・江戸城炎上は自作自演?
 焼け太った幕府
 変動相場制と通貨政策のノウハウ
第五章 明治になって
 江戸時代のお金はどうなった?
 新たな貨幣制度までのツナギは?
 新貨条例・・・新しい通貨の時代へ
 明治の棄損例・・・ほとんど棒引きになった大名貸
 金座や銀座はどうなったのか?
 引き継がれたお金の使い方・・・江戸時代の上に明治が

あとがき

面白かった本まとめ(2012年下半期)

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ルミエール ドュ ソレイユ(国立市)でフレンチを楽しみました!

2013年06月05日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 食べログでJR国立駅近くのフレンチでTop3に入っているルミエール ドュ ソレイユで食事を楽しみました。

 確かに食事は美味しかったですね~

 家族の記念日だったので予約したのですが、予約時にその旨を伝えると、花とデザート、演奏のプレゼントがあるとのことでした。
記念日サービスがあるのは嬉しいですね。

 場所は、JR国立駅南口から富士見通りを約10分ほど歩いた左側にあります。
 店名がソレイユなので太陽の絵が目立ちますね。
フランス国旗も二つ掲げられています。

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↑店構え

 室内に入ると食事の産地にはこだわっていることがわかります。
 また店内はフレンチのお店らしく白を基調として綺麗で、テーブルには白いテーブルクロスが掛けられています。

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↑店内

 予約席には、「お誕生日おめでとうございます!」ときれいな花が置いてあるのは嬉しかったですね!
この花は持ち帰りできるとのことです。

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↑「誕生日おめでとう」の花

さっそくメニューを見ます。

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↑プティコースメニュー

4img_7255
↑特選ディナーコースメニュー

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↑ワインメニュー

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↑ドリンクメニュー

 食事はプティコース3500円か特選ディナーコース5500円を選ぶことになります。
 それぞれ追加することも可能です。
 もうそんなにガツガツ食べる年齢でもないし、子供もいるのでプティコースを選び、記念日特典としてデザートが必須とのことなので、自家製デザート&コーヒーを追加で注文しました。
 また、飲み物としてはアルコールはあんまり飲めないのでグラスシャンパン840円を注文しました。

 それから前菜としては家族で以下を注文しました。
自家製フォアグラは+420円でしたね。

・ホタテ、アジ、スルメイカ&無農薬野菜のサラダ
・自家製フォアグラのテリーヌと無農薬野菜のサラダ
・大仙鶏モモ肉と砂肝のコンフィ&無農薬野菜のサラダ

メインは以下を注文しました。

・本日の市場からの鮮魚のポアレ、その日のソースで
・特選、和牛ホホ肉の赤ワイン煮、サフランライス添え

まず、飲み物が運ばれそして「アミューズギュール」(軽い前菜)が運ばれます。
 地元野菜と豚肉コラーゲンゼリーで、金箔が飾られているのは生えます!
 この金箔は食べて良いとのことです。
 さすが野菜も美味しく、ゼリーの入った豚肉はコラーゲンを感じて美味しいです。

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↑地元野菜と豚肉コラーゲンゼリー

それから前菜が運ばれます。

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↑ホタテ、アジ、スルメイカ&無農薬野菜のサラダ

10img_7285
↑自家製フォアグラのテリーヌと無農薬野菜のサラダ

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↑大仙鶏モモ肉と砂肝のコンフィ&無農薬野菜のサラダ

 無農薬野菜が新鮮で美味しくてビックリです!
さすが産地にこだわりを感じます。
国立や山梨の野菜のようです。

 そして特に富山のスルメイカが旬のようでまろやかで美味しく、ホタテ・アジも美味しいです!
 これは鮮度の良さも感じます!

 また、自家製フォアグラが意外とアッサリしながらも濃厚な味わいで、こんなに美味しいフォアグラは初めてでしたね。
とても美味しく、またボリュームがあるのも嬉しいです!

 大仙鶏モモ肉と砂肝も存在感のある味です。
新鮮な無農薬野菜と素材の良さを感じる前菜でした!
とても美味しかったです。

 それからパンは、固いフランスパンではなく、しっとり柔らかパンでしたね。
 デュラムセモリナの小麦粉を使用しているとのことでした。
これも美味しいし、お代わりもできました。

12img_7287
↑パン

 そしてメインが運ばれます。

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↑本日の市場からの鮮魚のポアレ、その日のソースで

14img_7290
↑特選、和牛ホホ肉の赤ワイン煮、サフランライス添え

 鮮魚は千葉産のスズキで、皮の表面は少し焦げ目がありますが、中はふんわり調理されていてソースにも合います。
 このふんわり感がさすがですね。
 エビも大きかったです。

 そして和牛ホホ肉も柔らかく濃厚に赤ワインで煮込まれていて美味しいです!

 最後に、デザートのケーキセットが運ばれました。
写真を撮り忘れてしまいましたが、ガトーショコラやアイス、イチゴやパイナップルのフルーツ付きで、記念日の方には大きなクッキープレートがあり、そこにはフランス語で誕生日おめでとうと名前がチョコで書かれていました。

 エレクトーンの自動演奏でハッピーバースデーソングが流され、またパイナップルにはロウソクが2本灯されていて、とても嬉しいサービスでした。
ありがとうございます!

 ルミエール ドュ ソレイユは、きれいな店内で、新鮮で素材の良い野菜や魚介類、美味しい肉などを堪能でき、また記念日サービスも充実していて、とてもオススメです!

国立市のオススメ食事・レストランまとめ

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ルミエール デュ ソレイユ
夜総合点★★★★ 4.2
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関連ランキング:フレンチ | 国立駅



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「昭和の森(千葉市)」という公園はとてもオススメ!

2013年06月03日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 千葉市内で最大で東京ドーム23個分の広さを誇る「昭和の森」という公園へ行ってきました!

「子どもとおでかけ タダで楽しむ千葉パーフェクトガイド」
という本でその存在を知ったものです。

 入園料無料というのは嬉しく、駐車場は1日400円と良心的です。
とりあえずテニスコートの近くの第3駐車場へ車を停めたのですが、お目当てのアスレチックまでは結構歩きました。
 アスレチックをすぐ楽しみたいのならば、第2駐車場に停めるのがオススメですね。

 昭和の森の案内図は以下の通りです。
南の方から野球場やテニスコート、竹林、池、アスレチックなどがあります。

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↑昭和の森の案内図

 南の方から歩いていると、住吉遺跡の案内がありました。
今から約6000年前で現代より気温が2~3度ほど暖かった縄文時代前期の集落跡とのことです。
 昔は落とし穴で獲物を捕っていたようですね。

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↑住吉遺跡の案内 

 それから竹林があったのですが、緑が美しく感動しましたね!
「竹の子をとらないで!」の看板がありましたね^_^;)
確かに春にはたくさん竹の子が生えそうです。

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↑竹林

そして大きな池がありました。
緑が美しいです。
鯉が泳いでいましたし、鳥もいました。

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↑大きな池

いろんな鳥が池にはいるようで、その案内がありました。

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↑水辺の鳥の案内

 そしてようやくアスレチック広場へ到着です。
 なんといっても、高低差25m、全長109mの長~い滑り台には驚きです!
あまりに長いので、服を傷めないようにお尻の下に敷くプラスチックの板が近くの売店で600円で売られていましたね。
赤・青・黄の3色から選べます。
このプラスチックの板を買うことをオススメしますね。

6img_8101
↑滑り台の入り口

そして、その滑り台を楽しみますが、人気の施設でかなり並んでいましたね。
15分ほど並んでしまいました^_^;)

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↑滑り初めからの眺め

そして、滑ってみますが、意外と速く滑る!!
あまりに速すぎて思わず足に力が入ります^_^;)
これは楽しいですね~!
子どもたちも大喜びですね。

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↑滑り台の中頃

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↑滑り台の終盤


 そのほか、かなり高いロープタワーや木製のアスレチックがたくさんあり楽しみましたね。

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↑ロープタワー

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↑木製アスレチック

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↑網のトンネル

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↑ターザン遊具

それから、広場には大きな鯉のぼりが多数泳いでいました。

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↑広場の鯉のぼり

広場ではフリスビーやキャッチボールも楽しめましたね。

 「昭和の森」は入園無料で、広大な敷地にある竹林や池など散策を楽しめ、子どもは長い滑り台や木製アスレチック等を楽しめ、とてもオススメですね!

お勧めなお話(2012年下半期)
自動車保険を安く!

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