いいね~おいしいね~

食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

BAR保志アルカポネ(東京 銀座)はとてもオススメ!

2018年09月27日 01時00分00秒 | 外食
 友人に誘われ4人で東京の銀座6丁目にあるBAR保志アルカポネへ行ってきました♪

 さすが銀座で店内はかなり綺麗で、そしてバックバーにはたくさんのお酒の瓶が並べられています♪
人気のお店ですね♪


↑たくさんの瓶

 そして上の方を見ると機関銃のようなモデルガンがあるので、なぜだろうとお店の方に伺うと、アルカポネという店名は、実は昔の禁酒法時代の米国ギャングのボスであるアルカポネをイメージしているからとはナルホドと思いました♪
なかなか洒落ています♪


↑店内及び上の方にはモデルガン

 そしてその瓶の間には何やら「日本一バンザイ」というカラーの色紙があるので何だろうと思っていると、何と目の前に立つ支配人の小山圭介さんは、今年2018年の第44回全国バーテンダー大会で優勝し、これからエストニア?での世界大会に出場するとのことでした♪

おぉぉ素晴らしい♪
今年日本一です!


↑日本一バンザイの色紙

 そしてカウンター席に座りますが、テーブルの上には様々なフルーツがあり、そして奥では大きなスイカも切られていて、そのスイカの香りが漂っていましたね♪
食欲をそそります♪
そして目の前のフルーツたちが美味しそうです♪


↑テーブルの上のフルーツ

 周りを見ると客のほとんどがフルーツカクテルを楽しんでいて、どうやらこのお店はフレッシュなフルーツのカクテルが人気なようです♪
しかもバーテンダー日本一の彼が作るカクテルを頂け幸せです♪

それらフルーツの中から6月だし季節の桃でカクテルを作るようお願いします♪

友人たちは桃はすでに飲んだことがあるとのことなので、トマトやキウイを頼んでいました♪

そのトマト等は、そのバーテンダー日本一の小山さんによってアクリルの棒を使って、まさに手作りでグラスの中で柔らかく潰されていきます♪


↑トマトをつぶす

 そして色んなお酒などをスピーディに手際よく入れていきます♪
さすがこのスピードは世界一の技だと思いましたね♪


↑カクテルに入れるお酒

しかも明るく笑顔で接客頂きますが、ご性格もさすが結構真面目?です(^_^)

そのカクテルができあがる前にスープを飲みます♪
ウェルカムスープとは素晴らしい♪


↑スープ

 そして先にそのトマトやキウイのカクテルができあがりました♪
トマトカクテルの周りには、ソルティドックのようにグラスの縁に塩がまぶしてありますね♪
素晴らしい♪


↑フレッシュトマトのカクテル

 何とその友人に少し飲ませてもらいますが、おぉぉぉさすが自然の青臭さを感じるフレッシュカクテルで、そして果肉を程よく感じる歯ざわりで素晴らしい出来栄えです♪
フルーツをつぶし過ぎず、また粗くもなく、それがまんべんに行き渡り、さすがの技量ですね♪
さすが日本一です!

 そしてキウイのカクテルも素晴らしく美しい♪
これもまんべんなくキウイの粒が行き渡りこれも僭越ながら飲ませてもらい美味しい♪
もうこのフレッシュカクテルを飲むと濃縮還元ジュースは飲めませんね(^_^;)


↑フレッシュキウイのカクテル

 そして自分のフレッシュ桃カクテルは、その小山さんが笑顔で素早くシェイクしてくれました♪
さすが写真では手だけがぶれている!


↑笑顔のシェイク

そのフレッシュ桃カクテルも上質な桃が甘く、そしてあまりにも美味しく、あっという間に平らげてしまう美味しさです♪
これも素晴らしい!


↑フレッシュ桃カクテル

美味しくて感動しました♪
また訪れて違うフレッシュフルーツカクテルをぜひ頂きたいですね♪

BAR保志アルカポネは綺麗な店内で、今年バーテンダー日本一の支配人が作る美味しいフレッシュフルーツカクテルを頂けとてもオススメです!

ぜひ小山さんには世界一になって欲しいですね♪
美味しかったものまとめ(2018年上半期)

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Bar Vespa(東京 銀座)はとてもオススメ!

2018年09月26日 01時00分00秒 | 外食
友人に勧められ東京の銀座6丁目にあるBar Vespaへ4人で行ってきました♪

店内はさすが銀座で、とても上質感があり美しいです。
あいにく満席状態でカウンター席には座れずボックス席へ座ります。


↑店内

 友人によると、特にアイリッシュコーヒーがオススメとのことなので、4人でそのアイリッシュコーヒーを注文しました♪
みんな同じ注文になるとは驚き(^_^;)

 実はこのアイリッシュコーヒーはかなり手間暇がかかるので、時間帯によっては注文を断らるとのことなので注意が必要です♪

 確かにその通りで、まずはカウンター左の方の機械でガーっとコーヒー豆を挽くところから始まっていました♪
そしてしばらくするとグラスに液体(ウィスキー?)を入れて、青い炎を出させていたのには驚きました(^_^)
これはかなり幻想的♪
急いで写真撮影しました♪


↑青い炎を出す

 そして表面がビールの泡のようにクリームで真っ白で、そして柑橘類のオレンジ色の皮がお洒落に添えられてアイリッシュコーヒーが運ばれました♪


↑アイリッシュコーヒー

 4人で乾杯をして少しその泡を含めて飲むと、少し苦味を感じますがコクのあるコーヒーが美味しい♪
アルコールをあまり感じず、泡もクリーミーで美味しいですね♪
さすがです!

初のアイリッシュコーヒーの青い炎など楽しく拝見し、そして美味しく頂けました♪

Bar Vespaは上質な店内で美味しいアイリッシュコーヒーを頂けとてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2018年上半期)

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「江戸東京博物館(東京都墨田区)」はとてもオススメ!

2018年09月24日 01時00分00秒 | イベント・外出
 東京の両国駅近くにある江戸東京博物館はトリップアドバイザーによる<TOKYO100>で18位に選ばれていましたし、開館から25年経ち改修のうえ、2018年4月から再オープンしたとのことなので行ってきました♪

 この江戸東京博物館は、江戸東京の歴史と文化を振り返り、未来の東京を考える博物館として平成5年(1993年)3月28日に開館したもので、この巨大な建物は高床式の倉をイメージしているとのことでした♪
ナルホド!

 それにしてもこの江戸東京博物館は巨大です!
建物の3階に上がってチケットを買いますが、そのスペースが広い広い!


↑チケット売場

大人600円を支払い、チケットを頂きます♪
スイカやパスモなどの電子マネーが利用できるのは、小銭不要で素晴らしいです♪

そしてエスカレーターに乗って6階まで上がります♪


↑エスカレーター

そしてそのチケットを見せて入館しますが、まず実物大の江戸時代の木造の日本橋があるのがとても嬉しかったですね♪


↑日本橋の横から


↑日本橋を歩く


↑日本橋の下から

 といってもこの日本橋は半分の大きさで、実際の北側の14間(約26m)を復元したものとのことです!
 それにしても結構横幅は約8mと幅があり、そしてさすがしっかりとしています♪

 この復元は1806年と1829年の改架記録や絵画を元に造られたようです♪
また唐銅製の擬宝珠のうち2本は現存する「万治元戊戌」(1658年)の銘入りの実物を基に復元したとのことです♪
素晴らしい!


↑万治元戊戌の銘入り

なお、羽田空港国際ターミナルにも復元された日本橋がありますが、羽田空港の日本橋は実物の1/2の縮尺です^_^;)

 そして日本橋を歩いていると、左側に中村座を復元した建物がありかなり大きくて素晴らしいですね♪
この中村座は、幕府に興行を許可された江戸三座の一つで、芝居小屋の正面に掲げられた櫓はその公許の印だったとのことです♪


↑中村座

 それから江戸時代には朝鮮使節や琉球使節、オランダ使節が江戸を訪れていますが、その経路が興味深かったですね♪
 一旦、下関は通り、それから瀬戸内海を船で通っていたようです。
瀬戸内海は内海なので波が穏やかで、そして到着が早かったのでしょう。
大阪からは陸路を通っていたようです♪
きっと太平洋側は波が荒く、危険だったのですね。


↑海外使節の江戸参府

それから江戸時代の徳川将軍の直臣に、大名・旗本・御家人がありますが、その違いが分かる説明があって嬉しかったですね♪
1万石以上の禄高を持つのが大名で、そして将軍に会える御目見得が大名と旗本とのことです♪
すなわち1万石未満で御目見得でない場合は、御家人ということとなります。
大名は約260名、旗本は約5200名、御家人は約1.7万人~1.8万人もいたようです。


↑大名・旗本・御家人

 それから江戸の大半を焼き尽くしたという1657年(明暦3年)の明暦の大火について説明があったのには興味深かったですね。
実は出火は3箇所あり、北西や西風に煽られたようです。
これをきっかけにして寺社や大名屋敷の移転、広小路が設けられたり、築地が埋め立てられたりしたようです。


↑明暦の大火

 またオランダ使節団がその火事の跡を絵に描いていたとは知りませんでした。
浅草橋付近から江戸城方面を俯瞰した構図とのことです。


↑オランダ使節団の絵

 それから1590年からの江戸の変遷はかなり興味深かったですね♪
実は江戸はかなり埋め立てられていて、これはかなりの大工事だったということが分かります。
さすが徳川家ですね。
5代将軍までかなり変化しています♪


↑1590年~


↑1606年・1607年


↑1620年


↑1635年・1636年


↑1659年~1661年


↑1688年~1704年

 それから当時の屋台の寿司がありましたね♪
当時は現在よりも寿司1つは大きめで、この寿司一個でおやつ代わりにしていたようです♪
当時は赤酢とのことです。
食べてみたい♪

アジア系の若い外国人女性が、屋台に立ち、日本語で「いらっしゃいませ~」と愛嬌を振りまいたのには驚きましたね^_^)
日本語が巧い!
面白い!


↑江戸時代の寿司

それから二八蕎麦の移動式屋台もありましたね♪


↑二八蕎麦の屋台

 それから金・銀・銭の交換比率などの説明も興味深かったですね♪
幕末になると金の価値が上がっていますが、これはレートの違いにより外国から銀が流入し、外国へ金が流出した影響でしょう。


↑金・銀・銭の交換比率


↑相場の推移

そして小売り物価の推移もあり、やはり幕末はインフレですね。
改鋳のせいもあるかと思います。
今で言う量的金融緩和ですか^_^;)


↑小売物価の推移

 そして当時の水運の様子を大きな液晶画面で説明があるのはとても分かりやすかったです♪
特に銚子の醤油は関宿まで川を上り、そして江戸川を下って、そして小名木川を通って江戸へ運ばれたようです。
その他、川越からのルートなどの説明もありました♪


↑当時の水運

 それから江戸を出て最初の宿場町である四宿の説明もありましたね♪
東海道は品川、甲州街道は内藤新宿、日光街道は千住宿、中山道は板橋宿ですね♪
実は千住宿が人口9556人で一番多かったとは知りませんでした♪
てっきり品川が一番の宿場町かと思っていました。


↑江戸の玄関

 そして江戸の上水の分布がありましたが、かなり上水が整備されているのは凄いですね♪
神田上水と玉川上水に分かれていたようです♪
これは凄い♪


↑江戸の上水の分布

そして玉川上水流域図がありますが、約43kmとはこれはかなり長い!


↑玉川上水流域図

それからその玉川上水の管理や運営もしっかりしていたようです♪


↑玉川上水の管理や運営

そして大きな神田祭の神田明神の山車がありましたね♪
原寸大とのことでかなり高い!!


↑神田明神の山車

そして東廻り航路と西回り航路の説明がありました♪
当時、出羽や陸奥からわざわざ米が運ばれていたとは驚きですが、江戸には100万人以上住んでいましたし、やはり水運が大量に米を運べたんですね♪
出羽の酒田からだと西回りは距離は長いが比較的安全だったとは興味深いです♪


↑東廻り航路と西回り航路

 それから江戸の祭礼をまとめていたのも興味深かったですね♪
江戸城内にも山車が入る「天下祭」と呼ばれたのは2つあり、6月15日の山王祭礼と9月15日の神田祭礼だったようです♪


↑江戸の祭礼

それから江戸の年中行事の説明もありました♪
本当に江戸は祭だらけ!
平和で楽しい街だったんですね^_^;)


↑江戸の年中行事

 それから江戸時代は旅行も流行り、関東主要参拝旅行地の説明も興味深かったですね♪
坂東や秩父の観音巡礼、利根川の舟運を利用した鹿島・香取詣でや成田詣が盛んだったようです♪
また、武甲山、御嶽山、高尾山、大山、富士山、江ノ島などへも行き楽しんでいたようです♪


↑関東主要参拝旅行地

それから江戸の盛り場の説明も興味深かったですね♪
両国や浅草寺の奥山、上野広小路などが大きなにぎわいを見せていたようです♪


↑江戸の盛り場

それからオランダを通した海外との文化交流も興味深かったです♪
特に当時のアジアの寄港地が興味深いですね♪


↑オランダを通した海外との文化交流

それから歌舞伎の助六の説明が、人形がかなり本物っぽくて素晴らしかったですね♪
説明も充実しています♪


↑歌舞伎の助六


↑助六の説明

江戸の芝居小屋の興行場所年表も興味深いです♪
猿若町へ集約されたんですね♪


↑江戸の芝居小屋の興行場所年表

それから吉原の説明もありました♪
具体的な行き方の説明があるのも面白い♪


↑吉原への行き方

それから吉原は一日に2度の営業もあり、ほとんど睡眠が取れない過酷な労働環境だったようです。


↑吉原の一日

また吉原の遊女の人数推移もありました。
かなり人数が上下していたとは驚きですね。


↑吉原の遊女の実像

ゆっくり見ていると時間がなくなってきたので、後の江戸時代以降の展示物は早めに見て切り上げました^_^;)
残念です。
14時には到着したのですが、あまりにも展示物が多く閉館の17時30分まではあっという間でしたね^_^;)

 逆方向に歩いてしまい、時代が新しいものから展示物を見て行きました。
まず1960年代から約10年毎の当時流行ったものの展示や、地下鉄・高速道路網の拡大推移は興味深かったですね♪
客も結構流行ったものの展示物は楽しんでいました♪
アジアの外国人の方も、「こぎゃる」も知っていたようでしたね♪


↑1960年代からの流行

それから、東京都区部における地盤沈下の推移というのも興味深かったですね♪
江東区の地盤沈下が当時凄かったようです。


↑東京都の地盤沈下

それから日本映画の隆盛も興味深い♪


↑日本映画の隆盛

 そして戦時中の風船爆弾の模型もありました。
これは大きさは実際の1/5に縮小して製作されたものとのことです。
実際は直径10mの気球だったようで、約9000個が打ち上げられ、ジェット気流に乗って約300個弱がアメリカ大陸に到達したようです。


↑風船爆弾

それから当時の闇市の分布が興味深かったですね♪
やはり駅の近くに闇市は多かったようです。


↑闇市の分布

それからアメリカ軍の戦略爆撃の説明も興味深かったです。
B29はサイパンやグァムなどのマリアナ諸島から飛び立ったことは有名ですが、中国の成都やインドのカルカッタからも攻撃していたんですね。


↑アメリカ軍の戦略爆撃

そしてB29の焼夷弾攻撃の説明や、実際の爆弾や焼夷弾、B29の機関銃もあったのには驚きましたね♪


↑B29の焼夷弾攻撃の説明

1つの親球から38発の焼夷弾に分散していたようです。


↑実際の爆弾


↑実際のB29の機関銃や焼夷弾

それから明治43年(1910年)の台風による水害や大正6年(1917年)の台風による海面上昇被害も興味深かったですね♪


↑明治43年(1910年)の台風による洪水


↑大正6年(1917年)の台風による海面上昇被害

 そのため水害から東京を守るため、荒川河口から22km上流まで人口の河川である「荒川放水路」が造られたとは凄いと思います♪
1910年にルートが決定し、1911年に用地買収が始まり、1913年に掘削工事が始まり、1924年に水路全体に水が通ったようです。
素晴らしい♪


↑水害から東京を守る

 大正12年(1923年)の関東大震災の被害の説明がありました。
9月1日に地震が起こり、火災が鎮火したのが9月3日の午前10時頃とはかなり長い時間焼けています。


↑関東大震災


↑関東大震災のアニメーション説明

それから館内には浅草にあった凌雲閣の模型がありましたが、この関東大震災で8階部分から上が倒壊したようです。


↑凌雲閣


↑関東大震災直後の凌雲閣


↑凌雲閣の説明

それから、1853年(嘉永6年)のペリー来航から台場(砲台)が造られましたが、現在のお台場だけでなく、かなりの数が造られていたとは知りませんでしたね♪
江戸は水運でかなり物資が運ばれたので、東京湾を外国の艦隊に抑えられると兵糧攻めに遭っていたのだと思います。


↑江戸湾の台場

またペリー艦隊は太平洋ではなく、大西洋を通って来ていたとは知りませんでしたね。


↑ペリー艦隊の来航等

 江戸東京博物館は残念ながら3時間30分では時間が全然足りなくて全部を見ることはできませんでしたが、自分が知りたかったことがかなり展示されていて秀逸でしたね♪
とても勉強になりました。
とてもオススメです!!

 なお、この江戸東京博物館には、「銀座洋食 三笠會舘」というレストランや「カフェ三笠」、「和食・甘味処 桜茶寮」があり、どれも上質で美味しそうでしたね♪

今度江戸東京博物館へ行った際にはぜひ利用してみたいと思います♪

午前中から行って、ランチやカフェなどを楽しみながらゆっくり見学したいですね♪

お勧めなお話(2018年上半期)

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「あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた(アランナ・コリン)」という本はとてもオススメ!

2018年09月21日 01時00分00秒 | 
「あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた」の購入はコチラ

 「あなたの体は9割が細菌 微生物の生態系が崩れはじめた」という本は、人間の腸内にはマイクロバイオータと呼ばれる100兆個もの共生微生物があり、実はそれらが必須ビタミンを合成したり、頑丈な植物繊維を分解するなど重要な役割を担っており、それらの微生物環境が健康を左右するということについて書かれています。

 実は人間の細胞1個につきそれに乗っかっているヒッチハイカーの細菌と菌類等は9個もあることから、書名にもなっている通り、実は人間の体は9割は細菌類であり、それら無しでは人間は生きていけないとは驚きましたね♪

 実は1940年代にペニシリンという抗生物質が発明され、それら抗生物質が進化して感染症による死を大幅に減らすことができ、人間の平均寿命を長くすることができましたが、本書では実はその抗生物質によりターゲットの細菌だけでなく、腸内に4000種類もいるという細菌類に影響を及ぼしていることが判明し、以下の病気が急増しているとは驚きました!
現在はその因果関係が徐々に明らかになりつつあるようです。

・花粉症
・アトピー性皮膚炎
・ぜんそく
・1型糖尿病
・多発性硬化症
・関節リウマチ
・腸のセリアック病
・クローン病
・過敏性腸症候群
・筋炎
・狼瘡
・強皮症
・肥満→心臓病・脳卒中・糖尿病・高血圧・がん
・自閉症
・注意欠陥症
・トゥーレット症候群
・強迫性障害
・うつ病
・ニキビ

また自然分娩や母乳が赤ん坊の腸内に母親の微生物をもたらし健康となりやすく、逆に帝王切開で生まれるとアレルギーになりやすいとは驚きましたね。

そして、では乱れてしまった腸内環境を正常に戻すにはヨーグルトなど体に良い細菌類を含むものを食べるだけでなく、腸内へ健康な人の糞便移植をすることが有効とは驚きましたね!

「あなたの体は9割が最近 微生物の生態系が崩れはじめた」とい本は、健康の真実に迫り、とてもオススメです!
さすがAmazonでもこの分野でNo1の売れ行きだと思います。

以下はこの本のポイントなどです♪

・21,000個の遺伝子だけがあなたの体を動かしているのではない。人体は、共存共栄しながらあなたの体を維持している生物種の「集合体」である。ヒト細胞は確かにサイズや重量の点では大きいが、数で比べれば共生微生物の細胞のほうが10倍も多い。マイクロバイオータと呼ばれる100兆個の共生微生物はおもに、たった一つの細胞でできている細菌だ。微生物には細菌以外にもウイルス、菌類、古菌類などがいる。人体に棲むこれらの微生物を合わせると、遺伝子の総数は440万個になる。これがマイクロバイオータのゲノム集合体、つまりマイクロバイオームである。微生物の440万個の遺伝子は、21,000個のヒト遺伝子と協力しながら私たちの体を動かしている。遺伝子の数で比べれば、あなたのヒトの部分は0.5%でしかない。

・平均すると長さ8cm、直径1cmの管状の虫垂は、消化管通過する食べ物の流れにじゃまされない位置にある。だが、しなびた見た目とは裏腹に、内側には特殊化した免疫細胞と分子がぎっしり詰まっている。虫垂は役に立たないどころか免疫系に必須の部位で、微生物共同体を守り、育て、情報を伝達し合っている。虫垂の中で微生物はバイオフィルムを形成している。バイオフィルムとは、互いに支え合い、有害な細菌を侵入させないよう守る層のことである。どうやら虫垂は、人体が微生物のために用意している隠れ家のようなのだ。巣の中の卵が雨の日も守られるように、虫垂に隠れている微生物は消化管に危機が生じたときも守られる。食中毒や感染症で荒らされた消化管はその後、虫垂に隠れていたいつもの微生物で再び満たされる。これを過剰補償のついた保険のように感じたなら、あなたは恵まれた環境にいる。赤痢やコレラ、ジアルジア症のような消化管感染症が先進国でほぼ姿を消したのは、ここ数十年のことだ。先進国では下水設備や水処理プラントなどの公衆衛生対策がこうした病気を防いできたが、地球全体で見れば、いまだに子どもの死因の5件に1件は感染性下痢症である。死なずにすんだときは、虫垂のおかげで回復が早まる。虫垂に何の機能もないように見えるのは、こうした病気が身近な者で亡くなったからだ。虫垂を切除することの不利益は、現代の衛生水準のおかげで表面化せずにすんでいる。

・現代の先進国でも、少なくとも成人になるまで虫垂は保有していたほうがいいことがわかっている。再発性の消化管感染症や免疫機能障害、血液の癌、一部の自己免疫疾患、さらには心臓発作まで予防してくれるからだ。虫垂が微生物の隠れ家であることが何らかの形で役に立っているのだろう。虫垂は無駄な器官ではなかったという発見は、もっと重要なことを教えてくれる。私たちの体にとって微生物はなくてはならない存在だという事実だ。微生物は単にヒッチハイクをしているのではない。微生物はヒトの腸のために尽くし、ヒトの腸は微生物のために尽くすというように互いに進化してきた。

・糞便の中身は食物の残骸というよりほとんどが細菌だ。生きている細菌もあれば死んでいる細菌もある。糞便の重量の75%は細菌で、食物繊維のカスは17%だ。あなたの腸は常時、肝臓と同じ重量に相当する1.5kgの細菌を抱えている。細菌の個体の寿命は数日か数週間だ。糞便から見つかる4,000種の細菌が語ってくれる人体についての情報は、ほかの場所から得られる情報すべてを合わせたよりも多い。糞便に見つかる細菌は私たちの健康状態と食生活の指標となる。糞便中に圧倒的に多い細菌のグループはバクテロイデス属だが、あなたの腸内細菌はあなたが食べるものを食べているので、腸内細菌の組成比は人それぞれで異なる。しかし腸内微生物はただの残飯あさりではない。微生物は私たちの食べ残しを利用しているが、私たちも微生物を利用している。進化で得ようとすればとてつもなく長い時間がかかる機能を、私たちは微生物にアウトソーシングする。脳の働きに不可欠なビタミンB12をつくるタンパク質のための遺伝子がなくても、クレブシエラがその仕事代わりにやってくれる。腸壁を形成する遺伝子がなくても、バクテロイデスがやってくれる。進化で一から遺伝子をつくるより、微生物にやらせたほうがずっと安上がりで簡単だ。腸内に棲む微生物はビタミン合成にとどまらず、もっと多くの働きをしている。

・バクテロイデーテス門とフィルミクテス門の細菌における存在量の違いが肥満の原因なのかもしれないと思ったレイは、期待に胸を膨らませながらヒトについても調べた。マウスと同じ結果が出た。太ったヒトにはフィルミクテス門の細菌が、痩せた人にはバクテロイデーテス門の細菌が多かった。

・AD36は感染したニワトリを太らせた。別のアデノウイルスに感染させたニワトリは太らなかった。いちばん重要なのは、AD36がヒトでも同じ作用をするかどうかだ。ヒトもこのウイルスに感染すると太るのだろうか?このウイルスを意図的にヒトに感染させることはできない。その被験者が肥満になった場合に元に戻す治療法がないからだ。ドゥランダハル戸アトキンソンは次善策として、霊長類の仲間であるマーモットという小型のサルで実験することにした。そして、マーモットもAD36に感染すると太った。確かな手応えを感じたドゥランダハルは、ヒトの肥満とこのウイルスの関連性を見るために、自主的に提供に応じた数百人から集めた血液にAD36の抗体反応を示すものがないか調べてみた。なんと、肥満者の30%が過去にこのウイルスに感染していたことがわかった。太っていない人では11%である。ニワトリがこのウイルスを保有していると、食事量や運動量を変えないまま、同じ食事からより多くのエネルギーを脂肪として蓄える。太った人の腸内細菌と同じように、AD36のウイルスも通常のエネルギー貯蔵システムを改変してしまう。このウイルスが肥満の流行にどの程度関与しているのか正確なところはまだわからないが、肥満は生活習慣病というよりエネルギー貯蔵システムの機能障害と言ったほうが良さそうだ。

・痩せた人と太った人の腸内で存在量の違いが見られる微生物に、アッカーマンシア・ムシニフィラという細菌がいる。痩せた人にはこの細菌が多くいて、この細菌が少ない人ほどBMI値が高い。この細菌は、痩せた人では腸内微生物全体の4%を占めているのに対し、太った人ではほとんどゼロだ。アッカーマンシアが痩せた人の腸内に多いのは、この細菌が粘液好きで、粘液層が厚いほど繁栄するからだと思うだろう。実際はその逆で、この細菌が腸壁細胞に働きかけて、より多くの粘液を分泌させている。アッカーマンシアはヒトの遺伝子に化学信号を送って粘液の分泌を促し、それによって自分たちの棲み処を得て、結果的にリボ多糖が血液中に入り込むのを阻止している。

・もし腸内微生物が、幼い脳が発達する重要な時期に影響するのなら、アンドルーの自閉症は腸内感染症が原因だというエレン・ボルトの仮説を裏付けることになるかもしれない。遅発性自閉症は正常に成長したあと1~3歳になって発症する。これは脳の大半が発達する時期と重なる。この時期は、大人とほぼ同じ安定した腸内マイクロバイオータが確立する時期でもある。アンドルーが幼いころ耳の感染症を疑われて受けた抗生物質の治療は、まだ安定していないマイクロバイオータを乱し、神経毒素を産生する破傷風菌の増殖を許したのかもしれない。エレンは、アンドルーの腸内に巣食っていると思われる破傷風菌を抗生物質で滅ぼせば、息子の脳へのダメージが治まるのではないかと期待した。リチャード・サンドラーが破傷風菌を殺す抗生物質の投与を開始して2日後、アンドルーの多動は驚くほど落ち着いた。エレンはそのときのことをこう語る。「これほどまでに効くとは思っていませんでした。2週間目に入ると、正しいランプが1つまた1つ点灯していくように戻っていきました。私は息子のトイレ訓練を開始しました。4歳になってやっとですよ。2週間ほどで習得しました。そしてこの3年ではじめて、息子は私の言うことを理解できるようになったんです。」アンドルーは家族の愛情に応え、共感を示す子どもになり、それまで2,3言しか話せなかった言葉をたくさん覚えるようになった。着替えを嫌がらなくなり、Tシャツの前面がどろどろになるような食べ方をしなくなった。

・重要なことがわかった。自閉症児は健康児に比べて、平均すると腸内にクロストリジウム属の細菌が10倍も多くいたのだ。おそらく破傷風菌の菌種も幼い脳にダメージを与えるような神経毒素を出すのだろう。さて、腸内細菌の組成が違うだけで、本当に子どものふるまいが変わるのだろうか。自閉症児のように平手打ちを繰り返し、体を前後にゆすり、何時間も叫び声をあげるようになってしまうのだろうか。どうやらその可能性は高い。トキソプラズマに感染したラットが恐怖心を失って、広々した場所に出ていったりネコの尿のにおいに引き寄せられたりするように、トキソプラズマに感染したヒトもふるまいが変わる。ネコ好きの人はトキソプラズマに感染しやすい。ペットとして家の中で飼われているネコであってもこの原虫に寄生されていることはあるので、飼い主がトイレ砂を始末しているときなどに、引っかき傷から簡単に感染する。フランスのパリで妊婦を対象に検査したところ、なんと84%がトキソプラズマに感染していた。ほかの都市の妊婦ではニューヨークで32%。ロンドンで22%だった。検査対象が妊婦に限られているのは、妊娠中にトキソプラズマに初回感染すると胎児に危険が及ぶからだ。妊婦以外の成人感染者に健康の影響が出ることはめったにない。しかし、健康に影響は出なくても性格が変わる。

・不思議なことに、トキソプラズマに感染すると男と女では性格が逆向きに変わる。感染した男性は陰気になり、社会ルールや道徳を無視するようになる。そして疑り深く、嫉妬深く、不安になりがちだ。一方、感染した女性は明るくおおらかになり、心が広く決断力のある自信家になるこの変化は不特定多数との性行為を許す環境になると考えれば納得がいく。女性がガードを緩め、男性が他人へのリスペクトやモラルをなくせば、人の男女もラットと同じように大胆になるということだ。トキソプラズマ感染の影響は性格の変化にとどまらない。感染者は男女とも、反応が鈍くなり集中力を失うことが多くなる。このことは実験室内ではさほど問題にならないが、外界では深刻な問題となる。プラハのカレル大学の調査によると、交通事故を起こして入院した患者150人は、交通事故を起こしたことのない市民に比べて高い割合でトキソプラズマに感染していたという。つまりトキソプラズマに感染すると3倍も事故を起こしやすくなる。トルコでも似たような調査結果が出ている。交通事故を起こした運転者はそうでない人の4倍も多くトキソプラズマに感染していた。

・多くの微生物が心の病気と関係あることが明らかになったが、なかでもトキソプラズマは、心の病気の多くに関連していることが判明した。この原虫にはじめて感染したとき、幻覚や妄想などの症状を呈する人がときどきいる。この症状から、統合失調症という最初の誤診が生まれる。実際、統合失調症の患者集団におけるトキソプラズマ感染の有病率は一般集団におけるそれの3倍も高い。統合失調症とトキソプラズマとの相関関係はこれまでに明らかになっている統合失調症と遺伝子との相関関係よりずっと強野田。面白いことに、統合失調症のみならず心の病気の患者集団全般で、トキソプラズマ感染は多くみられる。強迫性障害や注意欠陥多動性障害、トゥーレット症候群の患者にトキソプラズマ感染が見つかるケースはここ数十年でどんどん増えている。

・キスは、ヒトに固有の文化的なしぐさだと思われることが多い。この人は自分の所有物だということをそれとなく示すためのもの。だが実際には、唇と唇を重ね合う行為をする動物はヒトだけでない。チンパンジーなどの霊長類はもちろん、ほかの動物もキスに相当することをしており、その目的はかなりの部分が生物学的なものだ。関係を深めるために唾液とその中にいる微生物を交換するというのは、けっこう危険な行為だ。とりわけ、どんな病気をもっているかわからない他人と舌をからめるディープキスは危うい。しかし、そこが重要なのかもしれない。自分の子の父親となるかもしれない相手がどんな細菌を有しているのか、確かめるための手段になるからだ。自分よりもさらに弱い存在である未来の子どもに代わって確かめるという意味もあるのだろう。それだけではない。キスは互いのマイクロバイオータを試食することでもある。キスは、相手の遺伝子や免疫型の味見のようなもので、私たちはその行為を通して感情的に生物学的に信頼できる相手かどうかを判断しているのかもしれない。

・生きた細菌を食べるとなぜ幸福感が増すのか。一つには、気分の調節をつかさどる化学物質であるセロトニンが関係している可能性がある。神経伝達物質のセロトニンはおもに腸内にあり、腸の働きを円滑にしているが、全体の10%ほどのセロトニンは脳にあり、気分や記憶を調整している。但し、食べた細菌が腸内で工房を開いてセロトニンを増産してくれるというほど単純な構図ではない。生きた細菌を体内に入れるとそれが合図となって、まずは別の物質であるトリプトファンの血中濃度が上がる。トリプトファンはセロトニンに直接変換されるので、幸福感を得るのに欠かせない物質だ。うつ病患者ではトリプトファンの血中濃度が低いことが多く、トリプトファンを含むタンパク質をあまり食べない国では自殺率が高いという。トリプトファン含有食品の摂取をやめると一時的に重症のうつ病になる。トリプトファン不足はセロトニン不足を意味し、セロトニン不足は幸福感不足を意味する。ここで注目すべきは、細菌を加えるとトリプトファンが増加するのは細菌がトリプトファンを産生しているからではないということだ。細菌は、トリプトファンを破壊していた免疫系の過剰反応を抑えるのだ。このことはこれまでになかった着眼点で、微生物学者のみならず他の分野でも受け入れられつつある考え方だ。アレルギーや肥満がそうであるように、うつ病も免疫系の機能不全が原因なのかもしれない。

・抗生物質が免疫系のふるまいを変えたぐらいで新たな病気になることはないだろうとみなさんは思っているかもしれない。だが8万5千人を対象にした試験では、ニキビの治療に抗生物質を長期間服用した患者群は、抗生物質を使わなかった対照群に比べて2倍も多く、風邪その他の気道感染症に感染していた。大学生を対象とした別の似たような試験では、抗生物質治療群が風邪を引くリスクは対照群の4倍という結果が出た。

・プリストル大学の研究グループは、2歳になる前に抗生物質を当てられた小児(なんと全体の74%が2歳までに抗生物質の治療を受けていた)は、8歳になるまでにぜんそくを発症する率が2倍近くも高いことを見出した。抗生物質の治療回数が多い子どもほど、ぜんそくや皮膚炎、花粉症を発症しやすかった。

・セリアック病を発症するには、その患者が8歳だとうと80歳だろうと、グルテンと悪い遺伝子一式だけでは不充分で、グルテンを「通す」何かが必要だ。セリアック病では腸壁にすき間ができていることをファサーノは知っていて、ゾヌリンが関係しているに違いないとぴんときた。彼はセリアック病の小児とそうでない小児の腸組織を検査した。案の定、セリアック病患者の腸組織にはゾヌリンが高濃度で存在しており、腸壁にすき間ができてグルテンを血液中に通していた。それが自己免疫反応を引き起こしていたのだ。現在、欧米人口のおよそ1%がセリアック病を患っている。

・腸壁にすき間ができて高濃度のゾヌリンが存在しているのはセリアック病患者だけではない。1型糖尿病患者でも腸の透過性が上がっており、ファサーノはその背景にゾヌリンがあることを見出した。なお、遺伝的に1型糖尿病になりやすい系統の研究用ラットには、糖尿病発症の数週間前から腸壁のすき間が出現する。このことは、腸の透過性の上昇が自己免疫疾患の発症の引き金となっていることを示唆している。これらのラットにゾヌリンの作用を阻害する薬を与えると、3分の2のラットが1型糖尿病に進行しなかった。

・リボ多糖は比較的大きな分子で、通常は腸壁を通過できない。だが腸の透過性が上がると、つまりリーキーガットになると、すき間を通って血液中に入る。その途中で、境界を突破する者がいないか見張る役目をしている受容体を刺激する。受容体はリポ多糖が入ってきたことを免疫系に警告する。免疫系はサイトカインという化学物質のメッセンジャーを送り、警戒態勢を敷いて軍を出動させるよう全身に伝える。この過程で、全身が炎症を起こしうる。免疫細胞の一種である食細胞が、脂肪を蓄積している脂肪細胞のまわりに集積し、ふつうなら細胞分裂する脂肪細胞をそうさせずに細胞そのものを肥大化させる。肥満患者では、こうした細胞の容量の最大50%を脂肪ではなく食細胞が占める。過体重および肥満になっている人の体は、低レベルの慢性的な炎症状態に陥っている。この状態が体重増加を促進するのに加え、血液中のリポ多糖がインスリン・ホルモンに干渉し、2型糖尿病や心臓病を誘発する。
・血液中のリポ多糖の過剰と心の病気との関連性を示された。うつ病や自閉症、統合失調症の患者には、腸の透過性の高まりと慢性的な炎症が見られるケースが多かった。興味深いことに、赤ん坊のときに母親と引き離されたり愛する人を失ったりするようなトラウマ的な出来事があると、腸にすき間ができることがあるようだ。ストレスによる苦悩がうつ病の発症に移行するときに、腸のすき間が関係しているのかどうかはまだ断定できない。だが、どうやらそうらしいという研究データは、腸とマイクロバイオータと脳のつながりを示す研究データと同様に増えつつある。うつ病には肥満や過敏性腸症候群やニキビをともなうことが多いが、これまでそうした不具合はうつ病そのものの苦悩から派生するものと考えられてきた。リーキーガッドが慢性的な炎症を引き起こし、体と心の健康問題を共に発症させるのかもしれないという考え方は医学研究に一石を投じるものとなっている。

・抗生物質の投与はごく一般的なニキビ治療法で、多くの人は何ヶ月も何年もその治療法を続ける。しかし抗生物質は皮膚の細菌だけに作用するのではない。腸の細菌にも作用する。これまでにも語ってきたように抗生物質は免疫系のふるまいを変える。ひょっとすると、それがニキビにかえってよくないのかもしれない。

・炎症性腸疾患であるクローン病と潰瘍性大腸炎についても同じことが言える。マイクロバイオータの通常の組成比が変わると、どうやら腸の免疫細胞が、いつもなら大事に世話している腸内コロニーに対して無関心になってしまうようだ。鎮静作用を担う制御性T細胞が、免疫軍の好戦的な成員を制御するのに疲れて全面的に世話を放棄してしまうからかもしれない。その結果、有益な微生物を受け入れて慈しむのではなく、逆に攻撃してしまうのだろう。
・炎症性腸疾患の患者は健康な人と比べて結腸直腸癌になりやすいという事実は、マイクロビオータのバランスの乱れを指すディスバイオシスと健康が深く関係していることを示唆している。ある種の感染症が癌を誘発することは昔から知られていた。たとえば子宮頸癌の原因の大半はヒトパピローマ・ウイルスだ。胃潰瘍の原因であるヘリコバクター・ピロリ菌は胃がんの引き金になる。炎症性腸疾患と同時に生じるディスバイオシスは、更なるリスクを付加するようだ。ディスバイオシスが引き起こす炎症が、腸壁のヒト細胞のDNAをなんらかの形で傷つけて癌を誘発してしまうからである。

・マイクロバイオータが関与する癌は、消化器系の癌に限らない。ディスバイオシスがリーキーガットと炎症を促進するのなら、他の臓器でも癌が発生しやすくなる。肝臓癌はそのことを明快に示す例だ。肥満や高脂肪食と癌との関係を調べようと、痩せたマウスと肥満マウスを発癌性物質にさらす実験をしたところ、痩せたマウスはほとんどが癌にならなかったのに対し、肥満マウスでは3分の1が肝臓に癌ができた。消化管以外の臓器における癌を高脂肪食がどのように誘発したのかは定かでないが、二種類のマウスの血液を比較すると、肥満マウスの血液にはDNAを傷つけることで知られている有害なデオキシコール酸が高濃度で存在していた。デオキシコール酸は胆汁酸の一つで、食物中にある脂肪の消化を助けるために産生される物質だ。だが、胆汁酸がデオキシコール酸に変わるのを助けているのはクロストリジウム属の細菌群である。デオキシコール酸は肝臓で分解される。肥満マウスは痩せたマウスに比べて、腸内にクロストリジウム属の細菌が飛び抜けて多くいる。そのせいで肝臓癌になりやすくなっている。クロストリジウム属の細菌を標的とする抗生物質を肥満マウスに投与すると、そのマウスが肝臓癌になるリスクは減少した。

・喫煙と飲酒が癌のリスクを高めることは誰でも知っているが、太りすぎだと癌になりやすいことはあまり知られていない。癌で死亡した男性の14%は過体重と関連づけられ、女性ではその数字はもっと高く20%になる。乳癌、子宮癌、結腸癌、腎臓癌の多くは太りすぎと関連しており、それは「肥満型マイクロバイオータ」が少なくとも一部に関与していると思われる。

・過体重と肥満が伝染病のように広まるのは1980年代以降だが、その兆しは1950年代にすでにあった。ニコルソンは肥満件数が上昇し始める数年前の1944年に抗生物質の公共利用が導入されたことを単なる偶然の一致ではないと考えた。年代的に一致するというだけではない。食肉用の家畜を太らせるために農家が抗生物質をずっと使ってきたことをニコルソンは知っていた。1940年代後期、アメリカの科学者たちは思いがけず、ニワトリに抗生物質を与えると成長が50%近く促進されることを見出した。当時、アメリカでは都市に人口が流入し、市民は生活費の高さに辟易していた。戦後の「欲しいものリスト」の上位に安価な食肉が挙がった。抗生物質によるニワトリへの成長促進効果はまさに天からの贈り物で、農家はウシやブタ、ヒツジ、七面鳥の飼料に毎日少量の薬を混ぜるだけで食肉家畜がどんどん大きくなるのを見て上機嫌だった。農家は、薬が成長を促すメカニズムについても、その結果についても知らなかった。食糧不足で価格が高騰していたこの時代、薬の費用よりもニワトリが太ることで得られる利益が大幅に上回った。以来、「治療量以下」の抗生物質を投与するのは畜産業での日常業務となった。ざっと推定すると、アメリカでは抗生物質の70%が家畜用に使われているという。おまけに抗生物質を使えば感染症を心配せずに狭い場所に多くの家畜をつめこむことが可能だ。アメリカでは、この成長促進剤なしに同じ重量の食肉を出荷しようとすると、4億5200万羽のニワトリと、2300万頭のウシ、1200万頭のブタが毎年余分に必要となる。ニコルソンは懸念した。抗生物質が家畜を太らせるのなら、それがヒトを太らせないという保証はない。ヒトの消化器系はブタの消化器系と同じではないにせよ、まったく違うということもない。ブタもヒトも雑食性で、単純な胃をしており、小腸で消化しきれなかった残り物を、大腸で微生物に分解させている。抗生物質は若いブタの成長を1日におよそ10%早める。農家にとっては育てたブタを2、3日早く食肉として出荷できることを意味し、何千頭ものブタとなれば莫大な利益をもたらす。ついでに消費者側のヒトも抗生物質で太るから、おかげで食肉の需要が高まっているという可能性はないだろうか?

・1944年にノルマンディーに上陸した第二次世界大戦の連合軍負傷兵たちに使われたのを皮切りに、奇跡的な回復の話が一般市民にも伝わるようになった。抗生物質の需要は高まった。1945年3月にペニシリンの生産ペースが向上すると、アメリカではこの薬をほしいと思えば誰でも町の薬局で買えるようになった。1949年には、10万ユニットのペニシリンの薬価が20ドルから10セントにまで下がった。それから65年でさらに20種類の抗生物質が開発された。それぞれ異なる種類の細菌に異なる作用をする抗生物質だ。

・2歳以下で抗生物質の治療を一度も受けたことがないという子どもを探す方が難しい。生後6ヶ月以内に3分の1が、1歳までに2分の1が、2歳までに4分の3が抗生物質を投与される。先進国の子どもは18歳になるまでに、10クールから20クールの抗生物質治療を受けるのが普通だ。

・抗生物質による治療は絶対に必要なものではない。アメリカの疾病管理予防センターの推定によれば、同国で処方されている抗生物質の半分は不必要または不適切なものだという。その多くは風邪またはインフルエンザを1日でも早く治したいと切望する患者に、半ば気休めで処方されている。風邪もインフルエンザも細菌ではなくウイルスによる病気であり、抗生物質は効かない。それにほとんどの風邪は命を危険にさらすことはなく、数日か数週間で治る。

・抗生物質が家畜の体重を増やすことはさておき、抗生物質がヒトの体重をも増やすことは1950年代から知られていた。当時は肥満がまだそれほど流行しておらず、抗生物質はヒトの成長を促進する目的で使われていた。家畜を成長させるという抗生物質の効用に気づいた一部の医者が、早産で栄養不良の赤ん坊に抗生物質を与えることを試みた。効果てきめんで、いつ死んでもおかしくなかった赤ん坊の体重がみるみる増えた。しかし、太りすぎの人があふれかえっている現在の状況から見ると、この試験結果はむしろ警鐘ととらえるべきだったかもしれない。

・家畜に関しては、抗生物質への耐性が家畜からヒトに移行するという証拠が出たことで、少なくともヨーロッパでは抗生物質による成長促進剤の使用をやめる動きにつながった。2006年以降、EU加盟国の農家は家畜を太らせるために抗生物質を使うことを禁じられている。病気の治療目的の場合は当然ながら使ってもいい。アメリカその他の多くの国では、抗生物質の成長促進剤はいまも毎日のように使われている。

・菜食主義者ならそんな心配をせずにすむかというと、そんなことはない。野菜は家畜の糞を肥料に使った土壌で育てられることが多い。家畜の糞は富んでいると同時に薬も含んでいる。家畜に問うよされた抗生物質のおよそ75%はそのまま糞となって排出される。有機肥料とは、そういうもののことだ。抗生物質の種類によっては、有機肥料1リットルにつき1回の服用分に相当する抗生物質が含まれているという。これはつまり、農地10平方メートルにつき抗生物質1錠か2錠のカプセルの中身を撒くことに等しい。

・自閉症児はアンバランスな微生物集団を抱えているように見える。このディスバイオシスが幼児期の発達中の脳に干渉し、それが過敏性、対人関係の困難さ、反復的な行動を生じさせている可能性はある。

・もっと明白でもっと直感的に理解されやすいのは抗生物質とアレルギーの関連性だろう。2歳になるまでに抗生物質の治療を受けた子どもはのちにぜんそく、アトピー性皮膚炎、花粉症を発症する率がそうでない子どもと比べて2倍も高い。抗生物質を多く与えられるほどアレルギーになりやすく、4クール以上の治療を受けた子どもは3倍もアレルギーを発症しやすくなる。

・この推測は自己免疫疾患のことを考えるとますます真実味が増してくる。自己免疫疾患もまた抗生物質の使用と足並みをそろえて増加している病態だが、そのきっかけはつい最近まで感染症だと思われていた。1型糖尿病がいい例だ。医者たちは何十年もこんなパターンを見てきた。10代の若者が風邪かインフルエンザで診察を受けに来る。数週間後にまたやってきて、異常なのどの渇きと疲労を訴える。膵臓のベータ細胞が働くなっていて、インスリンの分泌が止まっていることがわかる。このホルモンが欠けていると、ブドウ糖が変換・貯蔵されずに血液中にどんどんたまっていく。ブドウ糖は腎臓内で水分を吸収するため、それが多尿を引き起こす。数日または数週間のうちに症状は激化し、何も治療しなければ昏睡に陥るか死に至る。

・ここからは推測の域に入る。医者達が抗生物質を細菌性の病気ではなくウイルス性の病気にまで過剰処方していることを私たちは既に知っている。1型糖尿病になるのは感染症そのもののせいではなく、感染症治療のための抗生物質のせいなのでは?家族や医者からは1型糖尿病のスイッチを入れたのは、風邪やインフルエンザ、たった一度の急性胃腸炎のように見える。抗生物質の薬は無実の傍観者というわけだ。しかし1型糖尿病の引き金をひいたのは感染症ではなく薬である可能性、もしくは感染症と薬の組み合わせの可能性も考えられる。
・生まれたばかりのコアラの腸にはユーカリの葉を分解する微生物がいない。その腸に微生物の「苗」を植えるのは母親の仕事だ。そのときが来ると、母コアラは「パップ」という糞便に似た離乳食を出す。消化しやすく分解されたユーカリの葉と腸内細菌の混合物であるパップは、生まれたばかりのコアラの腸に微生物を届けると同時に、その微生物が群生するのに必要な微生物の餌を与える。腸内にコロニーが定着すれば、幼いコアラは消化能力を備えたミクロな協働集団を得て、ユーカリの葉を食べられるようになる。母が子にマイクロバイオータを授けることはほ乳類以外の動物もやっている。母ゴキブリは自分のマイクロバイオータを「菌細胞」という特別な細胞に保存しておき、産卵直前に菌細胞の中身を体内で放出する。産み落とされた卵にはすでに微生物がとりこまれているというわけだ。一方、カメムシはコアラと似ていて、産卵後の卵の表面に微生物入りの糞を塗りつけておく。卵から孵ったカメムシはすぐさま母の糞を食べる。鳥類や魚類、は虫類などでも卵の段階で、または卵が孵ってからマイクロバイオータが母から子に受け継がれることが知られている。

・細胞の数だけで言うなら、赤ん坊はこの世に生まれて最初の数時間で「大半がヒト」の状態から「大半が微生物」の状態に切り替わる。子宮内部の羊水につかっているとき、胎児は外界の微生物からも母親の微生物からも守られている。だが、破水と同時に微生物の入植が始まる。赤ん坊は産道を通るとき、微生物のシャワーを浴びる。ほぼ無菌状態だった赤ん坊を、膣の微生物が覆っていく。産道から顔を出すとき、赤ん坊は膣の微生物とはまた別のタイプの微生物を受け取る。そう、誕生直後に母親の糞便を摂取するのはコアラだけではないのだ。子宮収縮ホルモンの作用と降りてくる胎児の圧力を受けて、陣痛中や出産時にほとんどの女性は排便する。赤ん坊は顔を母親のお尻の側に向けて頭から先に出てくる。そして母親が次の陣痛に備えて体を休めている間、赤ん坊の頭と口はうってつけの位置に来る。あなたは本能的に顔をしかめるかもしれないが、これは幸先のいいスタートだ。母から子への最初の贈り物、糞便と膣の微生物が無事に届けられることになるのだから。これは進化的に「適応した」誕生だ。肛門が膣口のすぐそばにあるのも、子宮収縮ホルモンが直腸を刺激して排便を促すのも、別段悪いことではない。自然選択は、それが赤ん坊の役に立つから選んだのだろう。あるいは、少なくとも害にはならないから排除しなかった。微生物とその遺伝子、母のゲノムとうまく調和して働いていた遺伝子を受け取った赤ん坊は、希望に満ちた人生のスタートを切る。新生児の腸内細菌を、母の膣と糞便と皮膚、父の皮膚から採取した4種類のサンプルと比べると、新生児の腸内でコロニーをつくっている菌種や菌株は、母の膣内のそれと最も近い。一番多いのはラクトバチルス属とプレボテラ属の細菌だ。これらの膣内細菌は少数精鋭で、母親の腸内細菌と比べると多様性はずっと少ないが、新生児の発達途上の消化管で特別な任務を負っているのだろう。

・帝王切開で生まれた子の長期的な影響まで言及されることはめったにない。以前はさして害のない代替手段と思われていた帝王切開だが、母子ともに健康リスクがあることが徐々に明らかになってきた。早くにわかったこととして、帝王切開で生まれた赤ん坊は感染症になりやすいというのがある。MRSAに感染した新生児の80%は帝王切開で生まれている。帝王切開で生まれた子は幼児期にアレルギーを発症しやすい。母親がアレルギーで(おそらく遺伝因子があり)、なおかつ帝王切開で生まれた子は、そうでない子より7倍もアレルギーになりやすい。帝王切開で生まれた子は自閉症と診断される割合も高くなる。アメリカの疾病管理予防センターの研究者達は、帝王切開という出産方法がなければ自閉症の発生率は現状より8%下がったのではないかと試算している。強迫性障害の患者でも、帝王切開で生まれた患者がそうでない患者の2倍いる。一部の自己免疫疾患でも帝王切開との関連性が示されている。1型糖尿病とセリアック病は、帝王切開で生まれた子のほうがなりやすい。肥満さえも帝王切開による出産との関連性が示されている。

・粉ミルクで育つ赤ん坊は感染症にかかりやすい。母乳だけの赤ん坊に比べ、粉ミルクだけの赤ん坊は、耳感染症になるリスクが2倍、呼吸器感染症で入院するリスクが4倍、胃腸感染症になるリスクが3倍、そして腸の組織が死ぬ壊死性腸炎になるリスクが2.5倍とそれぞれ高くなる。乳幼児突然死症候群で死亡するリスクも2倍だ。アメリカでの乳児死亡率は母乳で育つ赤ん坊より粉ミルクで育つ赤ん坊の方が1.3倍も高い。粉ミルクで育つ赤ん坊は2倍、皮膚炎とぜんそくを発症しやすい。免疫系の癌である小児白血病になるリスクも高い。1型糖尿病にもなりやすい。おそらく虫垂炎、扁桃炎、多発性硬化症、関節リウマチにもなりやすいはずだ。おそらく最も心配なのは、粉ミルク育児は母乳育児に比べて子どもが過体重になりやすいことだ。リスクは2倍ほど高くなる。

・一部の科学者は、高齢者の腸内細菌を改善することで健康維持と長寿を実現できるのではないかと期待している。

・プロバイオティクスに関しては、気をつけるべきことが3つある。1つ目は、その製品にどんな筋種のどんな菌株が含まれているかだ。この点については詳細に記載されていないことが多く、また、実際に培養やDNA解析をしてみると、中身が記載どおりでなかった製品もいくつか見つかっている。菌種や菌株の違いがどう影響するのかはまだほとんどわかっていないが、基本的にはなるべく多様な細菌が入っているほうがいいだろう。2つ目は、その製品にどれだけの量の細菌が入っているかだ。その量はコロニー形成単位(CFU)の数値で示される。3つ目は、細菌がどうパッケージされているかだ。プロバイオティクスはさまざまな形で売り出されている。粉末、錠剤、棒状の菓子、ヨーグルト、飲料。肌用クリームや塗布剤まである。マルチビタミンなど別のサプリメントに混ぜ合わされたものもある。こうした加工が細菌にどんな影響を与えているかはまだ不明だ。ヨーグルトの形をとるプロバイオティクスの多くは相当量の砂糖が加えられており、それはバランスを健康的なほうではなく不健康なほうに傾けるかもしれない。

・ペギーは体重が急減し、抗生物質による治療の可能性が消え、途方に暮れていた。このままだと「中毒性巨大結腸症」に進行するおそれがある。結腸が膨張して破裂し、内容物が腹腔内にまき散らされると死亡リスクが一気に高まる。雨零下では、クロストリジウム・ディフィシル感染症による死亡者は過去1年で3万人にのぼっている。エイズによる死亡者数をはるかに上回る数字だ。ペギーは3万人の1人になりたくなかった。もう一つ別の治療選択肢があった。発端は友人からのまた聞きだ。友人の身内は病院で看護師をしており、なかなか治らない下痢患者に新しい治療法が試されているという話を耳にした。その治療法は全世界で数カ所の病院でしか実施されていなかったが、治療を受けた患者はそこそこ具合がよくなっているという。この方法は糞便移植、便微生物移植、あるいは細菌製剤療法とよばれている。その名の通り、ある人の糞便を採取して別の人の大腸に入れるという治療法である。聞こえは悪いがこの方法を採用したのはヒトが最初というわけではない。トカゲからゾウまで「食糞」をする動物は多くいる。

・ゾウの群れを率いるメスのリーダーが軟便を出すことがある。これは、群れにいる幼い子ゾウたちに鼻ですくわせて食べさせるためのものだ。チンパンジーも互いの糞を食べる。チンパンジーは森の中で熟したばかりの果実を腹いっぱい食べると下痢になる。そのチンパンジーの腸内細菌が目新しい食料、つまり果実にまだ順応していないからだ。パラスという名のメスは、10年にわたり治ったり治らなかったりを繰り返す慢性的な下痢に陥っていた。パラスは下痢がはじめるたびに食糞行動に出た。バラスは健康なチンパンジーの糞を食べて自分の腸内微生物バランスを元に戻そうとしているのだと考えられる。

・自閉症やトゥーレット症候群、強迫性障害の患者を診ている精神科医なら、こうした行動に自分の患者と動物園の動物の共通点を見るかもしれない。糞便を食べたり、なすりつけたりすることに強い興味を示す長江は、重症の自閉症児や統合失調症、強迫性障害の患者にも見られる。反復行動を生じさせているマイクロバイオータの不具合を元に戻すには、より健康な他の個体の糞を食べるのが近道だ。つまり、食糞は異常行動でも何でもなく、病んだ動物が自分のディスバイオシスをただすための適応行動だと考えられる。ためしに動物園のチンパンジーに繊維質の葉を餌として与えると、食糞行動が減るという。だがよく見るとチンパンジーは葉を食べておらず、しゃぶったり、舌の下にしまいこんだりしているというのだ。これは単なる推測だが、チンパンジーはその葉についている共生菌を唾液にからめて吸っているのではないだろうか。そうすることで地震音マイクロバイオータにその細菌の「苗」またはその遺伝子を取り込んで、食料を消化するときの助けにしようとしているのかもしれない。日本人が海藻の共生菌の遺伝子を含むマイクロバイオータをもっているのと同じ仕組みである。

・私たちも健康的な細身の体になるために食糞したほうがいいのだろうか?ご心配なく、他人の健康にあやかるために糞便を食べる必要はない。私たちには食べる代わりに糞便移植という手段があるからだ。糞便移植の方法は、簡単に言うと、健康なドナーの糞便と生理食塩水を料理用ミキサーで混ぜ合わせて患者の大腸内に注入する。そのときカメラのついた長いプラスティック製のチューブ(内視鏡検査のときの大腸ファイバースコープ)をお尻の穴から挿しこむ。これは下から入れる方法だ。注入液を上から入れる方法もある。鼻腔チューブで鼻から喉、胃に流し込むのである。

・糞便に宿る特別な力を最初に発見したのは、マイクロバイオータという新しい科学分野に通じた21世紀の医者たちではない。4世紀の中国で、伝統医学の師だった葛洪は「肘後備急方」という救急処置の手引き書に、食中毒やひどい下痢を起こした患者には健康な人の糞便を飲料にして与えれば奇跡的に回復すると書いている。同じ治療法は1200年後の中医学手引書にも出てくる。このときは「黄色い汁」と表現されている。

・カリフォルニアの病院で夫の糞便を濾過した注入液をファイバースコープで送り込んでもらい、数時間ほど体を休めているうちに具合がよくなっているのにペギーは気づいた。数ヶ月ぶりにトイレに行く必要を感じなくなった。丸々40時間、トイレに行かずにすんだ。数日後、下痢が治った。2週間後、ふたたび髪が生えてきた。40歳の彼女の顔からニキビが消え、激減していた体重が戻り始めた。

・友人が7クール目の抗生物質治療に失敗し、ついにルームメイトの糞便を自分で自分に塗布しようとしていたころ、マーク・スミスはMITで経営学修士のコースにいたジェイムズ・バージェスと手を組んだ。二人はスミスの指導教官であるエリック・アルム教授の支援を受け、オープンバイオームという非営利の糞便バンクを立ち上げた。オープンバイオームは、ドナーの募集、スクリーニング、注入液の調合、サンプルの出荷までをする。患者がしなければならないのは、ファイバースコープを使ってくれる医者を見つけ、糞便サンプルの費用250ドルを支払うことだけだ。現在アメリカでは33の州にまたがる180の病院がオープンバイオームのサービスを利用している。アメリカ人なら80%が車で4時間以内の場所で、冷凍された安全な糞便を入手できることになる。すでにおよそ2000人のクロストリジウム・ディフィシル感染症患者が、オープンバイオームのおかげで治癒している。

・オープンバイオームに糞便を提供するボランティア(1回につき40ドルと、それにより2~3人の命を救えるかもしれない明るい見通しが報酬となる)の適性審査はあなたが想像する以上に厳しいものではない。しばらく抗生物質を飲んでいない、しばらく海外旅行に行っていない、アレルギーや自己免疫疾患など腸内細菌がらみの病気になっていない、代謝異常症候群や大うつ病性障害になっていない、HIVや大腸菌O157のような微生物に感染していない、それだけだ。だが、この条件をすべて満たせる人は意外に少ない。オープンバイオームでは、50人の応募者に質問と検査をして一人の適格者を得られるのがやっとだ。

・太った人の腸内細菌をマウスに入れるとマウスが太るのなら、健康で痩せた人の糞便を太った人に移植すると肥満関連の症状を改善させられるのではないか、とフリーゼとニュードープは考えた。二人を含む研究チームは臨床試験を開始した。この試験では、やせ型マイクロバイオータの糞便移植によりインスリンの感受性を上げることができるかどうか、また細胞のグルコース貯蔵速度が上がるかどうかを見る。9名の肥満男性に痩せたドナーから採取した糞便の液を入れ、別の9名の肥満男性に地震の糞便の液を入れると、6週間後、やせ型マイクロバイオータを受け取った男性達はインスリンへの感受性が上がっていた。彼らの細胞は以前より2倍近い速さでグルコースを貯蔵していた。健康で痩せたドナーのインスリン感受性とほぼ同じになるほどの改善である。自身の糞便を戻し入れられた対照群のグルコース貯蔵速度は以前とまったく変わらず、インスリン感受性は低いままだった。自分の腸内に棲みついている微生物集団のタイプが違うだけで、健康でいられるか、それとも心臓病で死ぬ確率が80%になるかに分かれるというのは驚きだ。新たにインスリン感受性を獲得した男性たちの腸内細菌の菌種は178~234種類も増えていて、多様性が増していた。増えた菌種の中には、短鎖脂肪酸の酪酸をつくる細菌グループがいた。酪酸は肥満予防に重要な役割を果たすと考えられている。大腸の細胞は酪酸によって強化される。細胞同士をつないでいるタンパク質の鎖が堅くなり、厚い粘膜層で覆われることにより腸壁にすき間ができるのを防ぐ。

・フリーゼとニュードープは次に、やせ型マイクロバイオームの糞便移植で太った人が減量できるかどうかを知りたくなった。マウスでは可能であることが確認されている。太ったマウスに痩せたマウスの微生物を与えると体脂肪が30%減るのだ。現在、同じことがヒトでも作用するかどうかを調べるための二度目の臨床試験が進行中だ。この試験の結果によっては、肥満と代謝異常症候群の治療法が根本的に変わるかもしれない。うまくいけば、医療費の削減と患者の生活の質の向上につながるだろう。

・持続的な効果を得るには、外から補充しなくても細菌が自力で増殖する環境を用意してやらなければならない。そこで登場するのがプレバイオティクスだ。プレバイオティクスは生きた細菌ではなく、有益な細菌の全個体数を増やすよう促す「細菌の餌」だ。フラクトオリゴ糖、イヌリン、ガラクトオリゴ糖といった名前は、まるでできあい食品のパッケージの裏に書かれている合成添加物のように思えるかもしれない。実際それらは化学物質ではあるのだが、ニンジン(βカロチン、グルタミン酸、ヘミセルロースなど)や牛肉(ジメチルピラジン、アセトインその他)の成分と同じで、人工的なものではない。プレバイオティクスは、どのみち食べるべきである難消化性の食物繊維に含まれている。

・糞便移植の行く末は、言うまでもなく一人一人のニーズに合わせたパーソナライゼーションだ。精査され、スクリーニングされたドナーの糞便を使うという道筋の先には、もう一歩進んだ方法が待っている。精子ドナー選びの場面を思い浮かべてみよう。女性は、自分の子の生物学的父親になるかもしれない男性へのインタビューのビデオを見ることができる。そのビデオで、本人のそれまでの人生や物の見方を確認できる。その男性の学生時代の成績や職歴を含む履歴書を読むこともできる。身長、体重、病歴、長寿家系かどうか(祖父母、曾祖父母の情報)に関するデータを調べることもできる。精子ドナー選びで女性がチェックしているのは、最終的には相手にどんな遺伝子があるかだ。彼女たちは、自分の遺伝子と混ぜるための、そして自分の遺伝子を補完するための遺伝子を選んでいる。糞便ドナーについても同じことがいえる。ヒト細胞の群れ(精子)か、微生物の群れ(糞便)かの違いはあっても、いずれにせよあなたが受け取るのはその中にある遺伝子だ。身長や体重、寿命にさえ貢献する遺伝子、あなた自身の遺伝子に混ぜられて補完される遺伝子、健康と幸福につながる遺伝子である。糞便移植が普及するのは避けられず、そうなると消費者の側の私たちはドナーへの要求を高めていくはずだ。現状のドナーに対しても、腸内細菌関連の病気(心の病気の一部も含め)などのスクリーニング検査は行われている。ただ、レシピエント側がドナーを選んだり、レシピエントとドナーの組み合わせを考えたりするところまではいっていない。遺伝子の選別とまではいかなくとも、少し差別化した要素があればそれがプラスに働くことは容易に予想できる。たとえば、ベジタリアンのレシピエントにはベジタリアンのドナーを組み合わせるというように。移植するならあなたの食生活に合ったマイクロバイオータのほうがスムーズにいくだろう。あるいは、太ったレシピエントに痩せたドナーを組み合わせれば、健康向上に役立つかもしれない。性格で選ぶことも考えられる。外向型の微生物はいかが?楽観主義者の排泄物で、あなたの人生を明るくしませんか?スパイスとしてトキソプラズマのサイドディッシュもご用意しております。

・私たちと微生物との関係は3つの側面から脅かされている。抗生物質を使いすぎていること、食物繊維の摂取が足りないこと、赤ん坊のマイクロバイオータの植え付け方と育て方が皮ってしまったことだ。

・抗生物質が必要かどうか迷ったときのためにいくつかポイントを紹介しよう。まず、このままでも病状がよくなるかどうか様子をみるため、1日か2日待ってみることを考える。ここでいう「考える」というのは常識に照らすという意味だ。また、医者から抗生物質を出すと言われた時は、次のような質問をしてみるといい。
1 この病気がウイルス性ではなく細菌性だという確率はどのくらいでしょう。
2 抗生物質を使うと明らかによくなるか、回復スピードが上がると思われますか。
3 抗生物質を使わず、自分の免疫力だけに任せた場合、どんなリスクがありますか。

・出産方式と赤ん坊への授乳方法についてもきちんと考えて選択しよう。昨今、妊娠と子育てについての情報とアドバイスはあふれんばかりで、私たちに生まれつきの本能がわずかに残っていたとしても風前のともしびのようになっている。しかし、マイクロバイオータ研究のおかげで出産と授乳に関しては、経過が順調であれば自然に任せるべきだという簡潔な選択基準ができた。もちろん順調でない場合には、帝王切開や粉ミルク育児という補助手段がある。だれもができる最善策は、自覚して準備しておくことだ。出産についてきちんと考えて選択し、生まれてくる赤ん坊に健全なマイクロバイオータの「苗」を植え付けることを考えて出産計画を立てる。最も効果的なのは経膣出産することだ。帝王切開を選ぶ場合は、やむを得ず帝王切開になった場合には、マリア・グロリア・ドミンゲス=ベロが研究している膣内をガーゼでぬぐって新生児に塗りつける方法を採用することを考えよう。あなたの計画をパートナーや医者、助産師にあらかじめ伝えておこう。赤ん坊は出産時にマイクロバイオータの苗を受け取る。母乳はその苗に栄養を与える役目がある。母乳育児をするつもりなら、知識を蓄え、決意表明をし、周囲の支援を事前にとりつけておくほうがいい。情報や助言はWHOのウェブサイトを含め、インターネット上でたくさん見つかる。赤ん坊の健康と幸せのために母乳をいつまで与えればいいかについての助言も載っているので、見てみるといい。完璧にできなくても自分を責めないように。あなたの子どものマイクロバイオータを育てる方法はいくらでもある。ほかにも子育てに関していいニュースがある。私たちは「バイ菌」に対してそんなに神経質にならなくていいのだ。赤ん坊が日々の暮らしで出会う細菌の大半は有害ではない。というより、赤ん坊の免疫系を教育するのに役立っている。抗菌剤入りスプレーやティッシュを使うことのほうが、むしろ有害かもしれない。

・私のサンプルからはステレラ属の細菌が異常に高い割合で見つかり、これには興味を引かれた。私は病気の期間中、疲れるとよくチックが出た。顔や首の筋肉が勝手に引きつるチックは、自分が困るだけでなく他人にも迷惑をかける。あとで知ったことだが、自閉症患者も腸内にステレラの細菌が過剰にあり、私と同じようなチックを起こすという。ひょっとすると、ステレラの過剰が私のチックの原因だったのだろうか。

良かった本まとめ(2018年上半期)

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「鮨はしもと(東京 新富)」はのお寿司等はとてもオススメ!

2018年09月20日 01時00分00秒 | 外食
 ラッキーなことに最近「東京和食五十嵐」で知り合い友人となった方に誘われ、なかなか予約が取れない「鮨はしもと」へ行ってきました♪

場所は新富町駅や八丁堀駅から徒歩約3分の所となります♪

 お店の方に確認すると毎月5日に2ヶ月先末日までの予約が始まりすぐ埋まってしまうほどの人気店のようです(^_^;)
食べログでも2018Bronzeに輝いていますね♪

 席はカウンター8席で、17:30~、20:30~の2部制とのことでした♪
さすが暖簾も綺麗で、店内も明るく、カウンターはヒバ材の白木のようで、かなり綺麗です♪


↑店構え


↑店内

 店主の橋本裕幸氏は福島県郡山市で寿司店を営む両親の背中を見て育ち、上京後12年に渡って「日本橋蛎殻町 すぎた」で修行し、若干31歳にて2014年から独立を果たしたようです♪
笑顔が素敵で会話も弾み、柔和な方ですね♪

 料理はおまかせのようで、お酒も料理に合わせて、それぞれのペースで運んでくれます♪
あまり呑めないので最初はビールではなく日本酒からでお願いします♪
しかもお猪口一杯ずつで色んなお酒を出してくれるので色んなお酒を楽しめとても嬉しいです♪
まずは山本でしたね♪


↑日本酒「純米吟醸 山本」


↑お猪口

そして水は「富士ミネラルフォーター」を用意してくれます♪
美味しい♪
後でお代わりします♪


↑富士ミネラルウォーター

そして食べ物は枝豆から始まります♪
うーむビールからが良かったですかね?


↑枝豆

 そして城下カレイの刺身でこれは以前から食べたいと思っていたもので超嬉しい♪
おろしたてのワサビや塩と日本酒と合い、カレイの上質でぬるっとした感触が美味しい♪
大分県の杵築のまさに杵築城の下にある砂浜では、海底から真水が湧くようで、そのような環境で育つカレイは珍しくそして絶品なようです♪
昔からこの辺りで獲れるカレイは城下カレイとして有名なようです♪


↑城下カレイ

 それから16日熟成させたカンパチが置かれますが、16日とは凄いですね♪
もっと寝かせても良いとのことです。
その熟成を味わいます♪
さすが美味しい♪
それから確かツブ貝も運ばれ美味しいです♪


↑カンパチとツブ貝

 そして冷酒は「山川光男」に変わります。
どの冷酒も適度に冷やされ美味しいです♪
やはりお酒は温度が大切ですよね♪


↑山川光男

 それからでっかいアワビが現れ、その大きさには驚きました!
こんなに大きなアワビもあるんですね♪
そしてそのアワビを切ったものが皿に盛られますが、その下には茶色のそのアワビの内臓エキスタレがあり、それを絡めてアワビを食べると、あぁぁアワビが柔らかくてタレが濃厚で美味しい♪


↑アワビ

 そしてその余った内臓エキスをご飯とイカで混ぜて頂けこれも絶品♪
改めて上からソースも注いでくれ、このサービスは嬉しい♪
さりげなく木のスプーンも用意され食べやすかったですね♪


↑イカとご飯

 そして日本酒は写楽が運ばれます♪
これらの日本酒のエチケットを見るのも楽しいですよね♪
最近はデザインが凝っていて楽しめ、素晴らしいと思います♪


↑写楽

そして巻き鮨も酢が適度に効いてそして美しく絶品♪


↑巻き鮨

そして毛ガニの茶碗蒸しも、濃厚でアツアツで美味しい♪
このアツアツ加減が堪りません♪


↑毛ガニの茶碗蒸し

それから白イカ和えやアンキモ、鮎味噌の3点セットが運ばれますが、これも日本酒と合い絶品ですね♪
白イカがこんなに美味しいとは驚きですし、この鮎味噌もほんのりと苦みが絶妙です♪


↑白イカ和えやアンキモ、鮎味噌

それから鮎は天然鮎で、広島の中国山地の太田川産でしたね♪


↑天然鮎の説明書

そして特に黄水仙ver6.2というお酒が美味しくてこれはスイスイいってしまいましたね!!
このお酒が一番美味しかった♪


↑黄水仙ver6.2

そして日本酒が続きます♪


↑2018年度特別頒布会のお酒

そして、えぼ鯛の焼き魚も適度に脂が乗って美味しい♪
この脂の乗りが素晴らしいです♪


↑えぼ鯛の焼き魚

 それから鮨タイムとなります♪
ガリが綺麗に切られているところが素晴らしい♪
こんなに綺麗なガリは初めてでしたね♪
もちろん美味しいです♪


↑ガリ

そして日本酒は高砂です♪


↑高砂

 そして最初の鮨は美しいコハダ!!
色合いといい、このコハダは美しい♪
いつもこのお店は鮨の初めはコハダのようです♪
そして店主はしっかりと鮨を握っていきます♪
店主はどの鮨もしっかりと握っていましたね♪


↑コハダ

 そして春子鯛が薄いピンク色で美しい♪
これも美しく素晴らしく、そして美味しい♪


↑春子鯛

そして、この日は佐渡本マグロとのことで赤身もさすがのお味♪


↑佐渡本マグロの赤身

そして北寄貝も美味しい♪
結構肉厚で素晴らしい♪


↑北寄貝

そしてお酒は「くどき上手」です♪


↑くどき上手

そして佐渡本マグロの中トロも脂十分で美味しい♪


↑中トロ

そしてマスもサーモン色で綺麗で上質で美味しい♪


↑マス

そして大振りなアジ!


↑アジ

そして佐渡本マグロの大トロはさすが脂がのってトロトロ!


↑大トロ

車エビは結構大振りで柔らかく茹でられ、肉厚もあり美味しい♪
十分その美味しさをかみしめます♪


↑車エビ

そして利尻バフンウニがてんこ盛り♪
さすが昆布名産地で昆布を食べるウニが美味しい♪


↑利尻バフンウニ

そしてアナゴも上質♪


↑アナゴ

そして大粒な青森のシジミを使ったシジミ汁は、出汁がかなり効いてアツアツで美味しかったですね♪
これも素晴らしい♪


↑シジミ汁

そして熱い緑茶の後は、卵で締めました♪


↑熱いお茶


↑卵

「鮨はしもと」は綺麗な店内で楽しく、お酒もたくさんの種類を呑め、そして美味しい料理をたくさん頂け、料金も2万円ちょっとで(あまり呑まない人と呑む人で21,500円~24,500円くらいでした)、かなりコスパも高いと思います♪
さすが大人気店ですね♪
とてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2018年上半期)

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鮨歴々(JR金沢駅ビル1Fアント)の鮨はとてもオススメ!

2018年09月19日 01時00分00秒 | 外食
 ココミル金沢という旅行ガイドブックに「名店「鮨みつ川」の姉妹店で手頃な価格が魅力で石川をはじめ北陸の魚介が中心のネタを揃える」と掲載のため鮨歴々へ行ってきました♪

場所はJR金沢駅ビルのアント一階です♪


↑店構え


↑外の格子から店内

 店内はかなり綺麗で白木で明るく清潔感があります♪

16:30と閑散な時間帯だったのでカウンター席のど真ん中に座れます♪
目の前には新鮮そうで綺麗なネタ箱がありました♪


↑ネタ箱

 大将は若いお兄さんですが経験は豊富そうで、さすが色々と詳しく、また若手に優しく指導もしていましたね(^_^;)

 魚は金沢の中央卸売市場で買い付けるとのことですが、金沢港で直接買い付けることもあるようです♪
地場のものにこだわっているようでした♪

メニューを見て、10貫+手巻き3200円税抜を注文しますが、手巻きをノドグロへランクアップ+400円で注文します♪


↑メニュー


↑メニュー

そして店を出る時間を確認され驚きました♪
さすが新幹線駅構内のお店で、時間に間に合うように鮨を握るとは素晴らしいですね♪
そういう自分も17時と伝えると、30分あるので大丈夫とのことでした♪

まず、ハタハタ、赤イカと握られます♪
シャリは小さ目ですがネタは上質さを感じます♪
このお店も既に鮨には塩や醤油が付けられて提供とのことなので、別に醤油などを浸ける必要はありません♪
素晴らしい!


↑ハタハタ

特に赤イカがトロケて素晴らしい♪
包丁を何度も入れているとのことでしたね♪
この赤イカは美味しかった!


↑赤イカ

そして、コハダ、能登マグロの中落ち、アジ、ばい貝等と続きます♪


↑コハダ

コハダは光沢がありかなり美しく、そして酢が少し効いて美味しい♪

そして能登マグロの中落ちもさすが濃厚で美味しい♪
能登マグロのマグロは、金沢近辺を通り過ぎるだけなので水揚げはこの一ヶ月だけのようです♪
ラッキーでしたね♪


↑能登マグロの中落ち

そしてアジも美味しい♪


↑アジ


↑鮨


↑ばい貝

またトリ貝がついに今週で禁漁になったとのことですが、今年はトリ貝は全国的に豊漁で肉質も厚く良かったとのことで、愛知産も良かったようです♪
確かに築地等でもトリ貝は上質でしたね♪

そして味噌汁が運ばれますが、出汁が効いてアツアツでさすが美味しい♪


↑味噌汁

そしてヒラマサが握られますが、これが脂がかなり乗っていて美味しい♪
これには感動です!


↑ヒラマサ

 桜マスも脂が乗って美味しく、そして能登マグロも素晴らしい♪
最後にノドグロの巻き寿司はノドグロが炙られたばかりで脂が乗って香ばしく美味しかったですね♪


↑桜マス


↑能登マグロ赤身


↑ノドグロの巻き寿司

「鮨歴々」は、JR金沢駅構内で、上質なお寿司を綺麗で明るい店内で迅速に頂けとてもオススメです♪

美味しかったものまとめ(2018年上半期)

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「箔座 ひかり蔵」(金沢市 ひがし茶屋街)はとてもオススメ!

2018年09月17日 01時00分00秒 | イベント・外出
 愛用している旅行ガイドブック「ココミル」シリーズのココミル金沢に純金プラチナ箔を使用した器などオリジナルの品が揃うと掲載され、店の前には「黄金の蔵」をご覧頂けますと案内があったため興味を持ち訪問しました♪

 場所は金沢市の「ひがし茶屋街」のメイン通りの真ん中辺りと非常に分かりやすい場所にあります♪
懐華樓の前になります♪


↑ひがし茶屋街メイン通り


↑店構え

 店の入口には大きく「金箔」と書かれた看板があり、「世界に誇る伝統の技を守り、中尊寺金色堂や西本願寺をはじめ国宝、重要文化財などの修復に使われる金沢伝統箔「縁付」をつくり続ける「箔座」の直営店です。」と案内がありました♪
すごいですね♪

ちなみに金沢では日本の金箔の99%が作られていて、その薄さは1万分の1mmとは凄いと思います♪


↑「金箔」と書かれた看板

店内に入ると左奥にあるその黄金の蔵に行ってみました♪
おぉぉ本当に蔵全体が金色で光り輝いていて素晴らしいです♪


↑黄金の蔵

外壁は最上級の漆喰の壁に塗り直し、箔座が開発した純金とプラチナの合金箔「純金プラチナ箔 永遠色」を一枚ずつ丁寧に置いて仕上げているとのことでした♪
今でもどのくらい保てるのか実験中とのことでしたね♪
純金ではなくプラチナを入れると耐久力が増すようです♪


↑黄金の蔵の説明


↑黄金の蔵の説明

また蔵の中も金箔が貼られているようで、間接照明で美しく表現されていました♪
これは幻想的で素晴らしいです♪


↑蔵の中

内壁は、本来の壁の土に沖縄の泥藍を合わせ、網目模様の表情を持たせた壁に24Kの純金箔で日昇をイメージしたグラデーションをつくり出したとのことです♪

店内には金箔を入れたお酒やもちろん金のアクセサリーなどたくさん売られていましたね♪
店内はかなり綺麗で、接客も優しく説明が上手かったですね♪


↑店内

そんな中で特に気になったのは料理用金箔を売っていたことですね♪
大きめの金箔は木でできたピンセットを使って飾り付けをするようですが、簡単・手軽なふりかけタイプは、七味唐辛子のように振るだけで金箔で飾り付けできるという優れもので、せっかくなので買ってみました♪
料理の飾り付けに素晴らしいと思います♪
これはワクワクしてしまいますね♪
金箔を入れて、料理を楽しみたいと思います♪


↑料理用金箔

 金属を食べて大丈夫か?と思うかもしれませんが、一応「金」は化学反応を起こさないのでそのまま体外へ排出されるだけだと思いますし、店員によると殺菌効果もあるとのことでしたね♪

「箔座 ひかり蔵」は黄金の蔵を見れ、そして料理用金箔や金箔入りお酒、アクセサリー等を買うことができ、とてもオススメです!

お勧めなお話(2018年上半期)

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十月亭(金沢市)の和食ランチはとてもオススメ!

2018年09月13日 01時00分00秒 | 外食
 ゴールドのクレジットカード会報誌や、ココミル金沢という旅行ガイドブックに「金沢の人気料理店である銭屋が江戸時代末期のお茶屋を利用してプロデュースしたもの」と掲載のため十月亭(じゅうがつや)へ行ってきました!

場所は金沢の「ひがし茶屋街」のメインストリートの先になります♪


↑メインストリート


↑店構え

 店内はかなり綺麗で、玄関で靴を脱いで広い店内に入ります。
ゆったりと空間が広めで良いです♪
玄関には大きな白い着物が飾られていましたね♪
美しい♪
その着物の先の部屋が客席でした。


↑玄関から店内

 席は大きな12席ほどの掘りごたつ式のカウンター席となっていて驚きましたね♪
和食店ではあまり見かけない形です♪


↑店内

 一番奥の隅の席だったので残念ながら正面の坪庭を見ながら食事を楽しむことはできなかったのですが、近くには掛け軸などが飾られていましたし、隣の女性はレンタルで綺麗な浴衣を着ていて美しかったですね♪
ただ一番奥の席は、カウンター中の炊事場等が見えてしまうのでイマイチです(^_^;)


↑掛け軸など


↑正面の坪庭

それから店内は静かにジャズが流れていました♪
なかなか良いと思います♪

 あらかじめ前日に電話で竹かご弁当の治部煮付き3640円を注文していました♪
平日の月曜にも関わらず12時過ぎには満席でしたので、ここは平日でも予約が必須ですね♪
さすが人気店です♪

また、せっかく金沢に来たので、金沢名物治部煮付きで通門しました♪
以前、金沢出身の方に金沢名物を問うと「治部煮」と言っていたので、その念願が叶って嬉しいです♪

 すぐに、いくら付きのごま豆腐が運ばれますが、箸でなかなか切れないほどかなり弾力があるごま豆腐で、ワサビも効いて美味しいです♪
この弾力はすごい♪


↑ごま豆腐

 そしてかなり細麺のソーメンが運ばれますが、この日は6月下旬の猛暑日で、冷たいソーメンが細い卵焼きとともにより美味しく感じましたね♪
身体を冷やしてくれて気持ちよく美味しい~♪
こりゃ旨い♪


↑ソーメン

 そして少し大きなかごが運ばれ、それを開けると、たくさんの料理が美しく入っていました♪
これは素晴らしい♪


↑かご


↑かごを開ける

 金時(きんじ)の花が赤く綺麗で、ごぼうの和え物や、エビ、だし巻き卵、里芋、昆布、季節の山桃、ぶり、金沢名物のドジョウ串焼きがあったのは嬉しかったですね♪
料理が美味しくてこれは日本酒が呑みたくなってきます♪
日本酒を頼めば良かったかとちと後悔します(^_^;)

そして治部煮と白出汁の味噌汁が運ばれますが、治部煮はアツアツで甘く豚肉等が煮込まれていて、さすが金沢名物で美味しい♪
結構甘さを感じます♪
念願叶って嬉しいです♪


↑治部煮と白出汁

そして白出汁もよく出汁が効いていて美味しい♪

そして最後に黒蜜入り金箔アイスと熱いお茶が運ばれ、黒蜜入り金箔アイスは甘く美味しかったですね♪


↑黒蜜入り金箔アイス

「十月亭」は、綺麗な店内で、ジャズのBGMを聴きながら、ゆったりと美味しい和食を頂けとてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2018年上半期)

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夜間飛行(金沢市)というバーはとてもオススメ!

2018年09月12日 01時00分00秒 | 外食
 JR金沢駅近くのホテル日航金沢の29階にある念願の「夜間飛行」へ行ってきました♪


↑ホテル日航金沢1階の入口

近くには大きなANAのホテルもあり、金沢駅前はJAL、ANAのホテルが揃い踏みですね(^_^;)

 ホテル日航金沢1階の入口にはライオンと女性を合わせたような石像が2つあって出迎えていて、なかなか高級感があります♪


↑ライオン女性像

 そして1階フロアに入ると、ソファやテーブルがあり、奥には大きな生け花も見えますが、かなり上質感がありそして明るく美しい♪
この光景の美しさには感動ですね♪


↑美しい1階フロア

 奥の左側にあるエレベーターで29階に向かいます♪

「夜間飛行」は29階にあるお店で、店内はさすがその入口から美しかったですね♪
このホテル日航金沢のメインバーとのことです♪


↑「夜間飛行」の入口

店内に入ると好きな席に座って良いとのことで、ラッキーなことに左奥の窓側の席が空いていたのでそこに座ります♪

 とにかく窓からの金沢の街の夜景が美しい♪
これはさすが、飛行機からの夜間飛行の景色ですね♪
この美しさには感動です♪


↑夜景

 そして店内もかなり上質で綺麗で、部屋は暗いながらも特にバックバーの辺りは光っていて、これは素晴らしい眺めです♪


↑店内バックバー方面

 そして店内の壁側には余市のウイスキーが光り輝くよう飾られ、そして壁には写真(絵?)が上品に飾られていましたね♪
素晴らしい!


↑壁方面

 なおJAL提供のラジオ番組「JET STREAM」のテーマ曲といえば「夜間飛行」なので、ホテル日航だし、このお店の「夜間飛行」という店名からも、テーマ曲として当然流れているかと思いましたがBGMはジャズでしたね(^_^;)

 お店の方に訊くと実は今ではホテルオークラグループなので、今は無関係とのことでした。非常に残念です(^_^;)

 メニューを見ると色んなカクテルがあり悩みますが、オーソドックスにマティーニを選択しました♪


↑メニュー

 店内は徐々に客が増え、注文にカクテル作りが追いつかないようで、少し待ってくれとのことでした。
そして美しいマティーニがナッツのつまみと共に運ばれます♪


↑マティーニ

 色んなお店のマティーニの味を比べるのがいつもの楽しみですが、この「夜間飛行」のマティーニはかなり濃い目でしっかりとしたきつめの味わいでしたね♪
もちろんオリーブも上質で美味しくさすが♪
綺麗な夜景を目の前にして、美味しくマティーニをゆっくり頂きました♪
癒やされます♪

 ちなみに隣の席には日本語が達者な中国人グループが6人ほど会話を楽しんでいて、改めて金沢も海外からの観光客が多いなぁと思いましたね♪
ぜひ日本で観光を楽しんで頂ければと思います♪

 「夜間飛行」はかなり上質で光り輝く綺麗な店内で、静かにジャズが流れ、夜景も素晴らしく、そして美味しいお酒を飲めて、とてもオススメです♪

全国に「夜間飛行」のお店はあるようなので、今度は違う店で楽しんでみたいと思います♪

美味しかったものまとめ(2018年上半期)

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金沢市「にし茶屋街」の「料亭 華の宿」での抹茶サービスはとてもオススメ!

2018年09月10日 01時00分00秒 | イベント・外出
 金沢市の「にし茶屋街」を歩いていると、和菓子付き抹茶を500円で頂けると「料亭 華の宿」の店の前に書いかれていたので入ってみました♪


↑にし茶屋街

その「にし茶屋街」は昔ながらの木虫籠出格子の建物と石畳が並び、風情があります♪


↑「料亭 華の宿」の店構え

 この「にし茶屋街」は、文政3年(1820年)に金沢町奉行「山崎頼母」が、藩主前田斉広公の許可を得て、浅野川「卯辰」と犀川「石坂」の2カ所に遊女らを集め、茶屋町としたのが始まりとのことです♪

この茶屋は東西にあったので、「東の郭」「西の郭」と呼ばれたようです♪
約200年の歴史と伝統の面影を残していますね♪

「料亭 華の宿」に入り、靴を脱いで1階の奥へ進みます♪
さすが掃除が行き届いていて部屋の中はかなり綺麗です♪
そして赤い敷物の上に座ります♪

 目の前の掛け軸などが素晴らしいし、奥の坪庭もかなり美しい♪
これには感動しましたね♪
また静かに近くで三味線の音が聴こえます♪
どうやら三味線の練習をしているようで、静かで風情があります♪


↑掛け軸


↑坪庭


↑座った所から入口方面

 そして抹茶とお菓子が運ばれます♪
さすが抹茶は熱いながらも上質さを感じ美味しい♪
この抹茶は特に美味しく感じましたね♪

 そしてお菓子の落雁が、実は中がしっとりと餡になっていて、これも美味しい♪
落雁の常識を覆す美味しさでしたね♪


↑抹茶とお菓子

 後で分かったのですが、落雁は同じ「にし茶屋街」にある「諸江屋」の「濃茶落雁」でしたね♪
「諸江屋」は永平寺の御用達で老舗で有名なようでした♪


↑諸江屋


↑濃茶落雁

なお、抹茶とお菓子ではなく、コーヒー(300円)を頼むことができます♪

 それから「金沢おどり」の冊子と、このお店で遊べるお座敷遊びの写真を渡され見ることができました♪

 通常は「一見さんお断り」のお茶屋ですが、この「料亭 華の宿」では15名限定で「にし茶屋街の芸肢」とお座敷遊び体験ができるとのことです♪
これは機会があればぜひここで遊んでみたいですね♪


↑「金沢おどり」の冊子


↑お座敷遊び体験


↑お座敷遊び体験


↑お座敷遊び体験

 しばらくゆっくりして、そして2階も見て下さいとのことでしたので、階段を上ります♪

 おぉぉ美しい花の絵がある金屏風や置物、輪島塗りのテーブル、掛け軸、九谷焼の皿などがあります♪
どれもさすが素晴らしい♪
この手前の部屋の壁は朱色で統一されていましたね♪


↑絵がある金屏風や置物


↑輪島塗のテーブル


↑掛軸や九谷焼の皿など

襖も美しい♪


↑襖など

 そして、歌舞伎の源義経と弁慶の勧進帳の「安宅の関」の絵が興味深かったですね♪
これも素晴らしい♪
そう「安宅の関」はこの金沢の近くですね♪


↑歌舞伎「安宅の関」の絵

 それから緑色の壁もあり、兜や刀、太陽の掛け軸も素晴らしいです♪


↑緑色の壁


↑兜や刀、太陽の掛け軸

そして三味線なども置かれていましたね♪


↑三味線

二階から見る坪庭も美しいです♪


↑二階から見る坪庭

それから、これまた美しい加賀友禅の着物もありました♪
素晴らしい!!


↑加賀友禅の着物

そしてそこは群青の壁でした♪
群青色は高貴な色とのことで、上席のようでしたね♪
掛け軸もありますが、さすが狩野派の掛け軸で素晴らしいです♪


↑群青色の壁の掛け軸


↑掛け軸の拡大


↑狩野派の説明

そしてアジサイの生け花とともに掛け軸や三味線、太鼓などもあり素晴らしい♪
この掛け軸も狩野派ですね♪


↑アジサイの生け花と掛け軸など

「料亭 華の宿」は、美しい坪庭や掛け軸などを見ながら抹茶やお菓子を楽しめるだけでなく、二階では素晴らしい掛け軸や着物なども鑑賞でき、とてもオススメです!

お勧めなお話(2018年上半期)

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「決済インフラ入門【2020年版】(宿輪純一)」という本はとてもオススメ!

2018年09月07日 01時00分00秒 | 
「決済インフラ入門【2020年版】」の購入はコチラ

 「決済インフラ入門【2020年版】」という本は、著者が決済インフラや金融に関する様々な法案や案件に当局や現場で対応してきた経験から、日本や世界の決済システムや決済インフラ、それらの変化、政府の方針だけでなく、具体的に現金系決済、口座振替系決済、銀行間決済、海外系決済、証券系決済、決済リスク等について体系的に非常に分かりやすく説明されたものです♪

 主な章立ては以下となります♪

第1章 変わる決済インフラ
 1 金融の大原則と決済インフラの潮流
 2 フィンテック
 3 仮想通貨
第2章 決済インフラの政府の方針と対応
 省略
第3章 決済の基本
 1 決済と為替
 2 決済システムと決済インフラ
 3 二つの決済の仕組み
 4 決済の階層構造
 5 中央銀行の役割
 6 決済インフラにおける基本知識
 7 中央銀行口座の意義
 8 決済関連の関係官庁
第4章 現金系決済
 1 現金
 2 電子マネー
 3 企業通貨
 4 外国通貨
 5 代引決済
 6 QRコード決済・バーコード決済
第5章 口座振替系決済
 1 口座振替
 2 ペイジー
 3 デビットカード決済
 4 クレジットカード決済
 5 キャリア決済
 6 海外決済インフラ
 7 決済代行サービス
 8 システム代行
第6章 銀行間決済
 1 銀行等の決済インフラ
 2 決済システム
  (1)日銀ネット
  (2)全銀システム
  (3)外為円決済システム
  (4)手形交換制度
  (5)電子債権記録機関
第7章 海外系決済
 1 米国
 2 欧州
 3 英国
 4 CLS銀行
 5 SWIFT
 6 中国
 7 香港
第8章 証券系決済
 1 日本
 2 米国
 3 欧州
 4 アジア
第9章 決済リスク
 1 決済リスク
 2 決済リスクの分類
 3 決済リスクの顕在化
 4 エクスポージャーの考え方
 5 決済リスクの本質的管理
 6 決済リスクの削減策
最終章 近未来の決済インフラと金融

特に、各ページ下に注釈がたくさんあるのは分かりやすくて、そして面白くて特筆でしたね♪

 「決済インフラ入門【2020年版】」という本は、日本だけではなく世界の最新の決済について網羅的に理解でき、とてもオススメです!

なお、この著者のゼミ「宿輪ゼミ」は月に2度、都内で平日19時から約1時間開催され、これら決済だけでなく最新の国際経済・金融の勉強も1回1000円で学べ、リーズナブルな懇親会もあり、とてもオススメです!

以下はこの本のポイントなどです♪

・日本の決済はキャッシュレス比率が約2割と「現金」が多いという特徴がある。政策的に現金の電子化も進めている。今後、世界各国でそうであるが「紙幣」(特に高額紙幣)の電子化(廃止)の検討が進んでいる。日本でも1万円札があと7~10年後程度での廃止が検討されているといわれている。

・マネーロンダリング対応は、その範囲も広がってきている。規制の対象も、ビットコインを始めとした仮想通貨、電子マネー、そして骨董品(古物商)にまでもその対象が広げられようとしている。さらに、足元、日本でお札や硬貨などの現金の発行額は100兆円を超えている。そのうちいわゆる「タンス預金」は40兆円を超えている。おカネは経済を人のカラダにたとえれば”血液”である。タンス預金の割合が多いということは血の巡りが悪くなるということである。日銀の全資産量(全資金量)は約500兆円といわれているので、かなりの割合といえる。

・改正資金決済法においては、仮想通貨にある程度の「決済」機能を認めている。しかし、日本ではビックカメラをはじめとして約300程度しか取扱店舗がない。一方、その「財産的価値」としての性質に注目し、95%以上が投機対象となっている。その結果、昨年2017年にはビットコインの価格は20倍まで上昇し、その後、下落するなど乱高下した。このような商品に「決済」を担わせるのは無理があり、誰かがその外国為替のような変動リスクを負うことになる。日本では投機目的が主だが、通貨や決済インフラが弱い新興国では手軽な送金・決済手段でも使われる可能性もある。

・仮想通貨を支えるのは「ブロックチェーン(技術)」である。中心となるシステムがなく、取引の情報が公開され確認してまとめ(ブロック)、それをつなぐ(チェーン)仕組みである。ブロックチェーンもさまざまに開発されており、通貨ごとに仕組みが違う。一部のみの変更ができない。信頼のベースでもあるが、これは実際の金融では大変使いにくい。仮想通貨はマイニングか、通貨または仮想通貨との交換により入手できる。仮想通貨では計算によって承認・確認作業をするがそれをマイニングという。このマイニングという表現が、金本位制の金属通貨のときを連想させ”通貨”としてイメージしやすい単語である。具体的にはコンピューターで膨大な計算を行って回答を求める作業である。ビットコインを発掘できれば、ゼロから生み出すことになる。しかし現在では非常に困難とされている。このマイニングはビットコインはほぼ10分かかるといわれている。またコンピューターが、高度な計算をさせるために”電力”を大量に消費する。そのため、電力が安い中国でマイニングの約8割が行われているのである。(ただ中国政府により規制がかかっており、今後、廃業される見込み。必然的に中国以外の国で行うことになり、マイニングの手数料は上昇が予想される)

・ブロックチェーンの最大の特徴は「書き換え」が不能であるということである。言い換えれば、修正・取消もできないということである。全部が監視され絡み合っており、無理にしようとするならば、そのブロック全体を削除する行為が必要となる。ブロックチェーンは、皆で監視しあう分散型のシステムで、仲介役を省くことが可能になる。この観点では皆で監視しているため、当初「盗難」にも強いとみられていた。しかしコインチェック事件のように盗難が発生した。さらにモナコイン事件で、外部から書き換えられブロックチェーン(技術)の信頼性が揺らいだ。日本銀行とECB(欧州中央銀行)は分散型のブロックチェーン(技術)を中銀システムで使用できるかを検証したが、実際に決済システムに使うことはないとした。

・2018年3月にアルゼンチンで開催されたG20で、基本的に仮想通貨に対して規制を強化することになった。これまでも中国とインドは全面的に禁止し、ロシア、韓国、欧米は規制を強化していた。日本はフィンテックを推進していることもあり、いままで仮想通貨天国ともいわれていた。改正資金決済法が2017年4月に施行され、登録制度を定めたが、基本的に様子見姿勢の中、コインチェック事件が発生したのである。新興国の中国は、当初、ビットコインをはじめとした仮想通貨取引を許容したが、資本流出の防止のため、2017年9月に仮想通貨の取引を全面的に禁止した。今後、マイニングにも規制を入れる。

・ICOという言葉も、新聞等でよく見る仮想通貨の用語である。これは新しい仮想通貨(正確には権利証:トークン)を発行して資金を調達することである。準備の時間が約3ヶ月で対応が可能である。これは株式発行(上場)資金調達、いわゆるIPO株式発行(上場)が約3年かかるのに比べ格段に短く実施できる。しかし、その分、公開される情報も少なく、詐欺などの問題も多発しているため、G20をはじめ世界的に厳格な規制が入る予定である。

・中国の仮想通貨についての対応は興味深い。当初、中国は産業となると考え、「取引」と「マイニング」を活発に推進していたと考えられる。中国は資本(おカネ)の流出を抑制しており、外国為替をまず規制したが、仮想通貨もまた資本流出を防止するために一気に禁止した。2016年にはビットコインの取引の9割が中国であり、Huobi(火幣:上海)、BTCC(BTC China:上海)、OKCoin(北京)が大手3社であった。中国政府はまずICOを禁止し、2017年9月に取引所を閉鎖した。大手3社はその後、海外に展開しているが、さらに規制が入る模様である。取引所で仮想通貨ビットコインを取引した場合、手数料はビットコインで入り(当初は手数料がゼロだった)、中国人民元に換金して中国経済にプラスと当局は考えた。しかし、ビットコインから人民元に換金された金額が予想以上に少なかった。そればかりか、逆に資本の海外流出の手段となってしまったため、これは人民元の価値と国内経済を守るために禁止せざるを得なかった。仮想通貨バブルの崩壊のリスクもあった。さらに、マイニングであるが、電気代や土地代が安価な内モンゴル自治区や四川省、雲南省などで行われていた。しかし、コンピューターが行っており、雇用は伸びなかった。ビットコインの場合は1ブロックで12.5ビットコインが手数料として得られるが、こちらも人民元に換金される(国内で使用される)ことは少なかった。マイニングはコンピューター(マイニングマシン)が行うが電力使用量が大きい。最盛期はマイニングで使用する電力が、アルゼンチン1カ国相当にもなった。中国の発電は石炭を使った火力が主で、環境の悪化にもつながった。そのため、当局はマイニング業者の操業停止を求めている。

・日本銀行が発行する通貨の信用(信認)の拠り所については、通貨を発行するときにほとんどの場合、国債を購入して対価として供給する。すなわち日本銀行の保有資産としての国債にその拠り所がある。国債は日本国政府が発行しているので、政府が保有する「徴税権」が最終的な拠り所となっている。そのような観点では、足元の個人資産合計は約1800兆円であり、うち銀行預金が約1000兆円強であり、また国債発行総額は約1000兆円強であり、このバランスが通貨の信用の一つのファクターになる。

・アリペイ(Alipay:支付宝)とは2004年に東アジア最大のウェブショッピングサイト(淘宝網(タオバオワン)」から独立した決済サービスである。足元、約5億人が使っている。オフライン決済にも進出し、実店舗でも頻繁に使われるようになっている。中国のネット通販ではおカネを振り込んでも商品が届かなかったり、不良品で返品したくても連絡がつかなくなるなどのトラブルが続出した。そこでアリババ集団は利用者の「支付宝」アカウントにお金をチャージさせ商品の受渡や代金の支払いが確実に行われるようにした。このサービスと還元率の高いポイントサービスで一気に普及した。アリペイには「芝麻信用」(ゴマクレジット)という仕組みもあり、個人の信用はアリババ系の購入記録から判断され、信用情報として活用される。

・ウィーチャットペイ(WeChat Pay:微信支付)は、SNS・ネットゲーム運営会社のテンセントが2014年に始めた決済サービスで、足元、7億人が使用している。「紅包(ホンバオ)」という送金機能がある。これは中国の伝統的な習慣に由来している。日本のお年玉やおひねり、ご祝儀のようなものである。

・銀聯カードは、基本は銀行の預金カードでモバイル決済の電子マネーではない。日本で使う場合には、デビットカード機能とクレジットカード機能を使う。銀聯とは銀行間ネットワーク(決済システム)という意味で、2002年に中国人民銀行の指導で設立された「中国銀聯」(China Union Pay)が運営している。発行枚数は約45億枚である。銀聯カードとは、いわゆる銀行カードで、複数の銀行に口座を持っている場合には、それは別個のカードとして認識されるためこの枚数になる。来日中国人の増加とともに、銀座をはじめ、日本で普及することになった。それは中国は人民元の持出規制(5000ドル)があり、また紙幣は100元(約1700円)が最高額の紙幣であるという問題があったからである。そのため、銀聯カードのデビットカード機能とクレジットカード機能(審査に通った人のみ)を使用することになった。日本でも店舗を中心に対応可能になっていったが、利便性の店から、中国国内で追い抜いたウィーチャットペイとアリペイが日本を含めた海外でも普及する可能性が高まっている。

・「QRコード(Quick Response)」とは、デンソーが1994年に開発した2次元コードである。(現在はデンソーの子会社デンソーウェーブの登録商標となっている。)ロイヤリティフリーにしてから、アジアを中心とした世界に普及した。中国のQRコード型モバイル決済(ウィーチャットペイとアリペイ)が日本で普及する可能性が高まり、逆輸入のような形になっている。日本では、スマホ決済におけるQRコード規格統一「BankPay(バンクペイ)」が合意、「金融機関キャッシュレス協議会(仮)」で推進され、2019年度の実用化を目指している。

・クレジットカードの世界6大国際ブランドとは「VISA」(約5割強9。「Mastercard」(約3割弱)、「中国銀聯」(CUP)(約1割強)、「アメリカン・エキスプレス」(AMEX)(約7%)、「JCB」(約3%)、「ダイナース」(Diners)(約2%)等である。
・基軸通貨米ドルの決済システムの構成は、中央銀行FRBの決済システム:Fedwireと、民間銀行による外国為替(クロスボーダー)を主とした決済システム:CHIPS、そして小口の決済システムACHが存在している。FedwireとCHIPSを合算して、2017年に1日当たり4兆5000ドル(約500兆円)決済している。

・CLS銀行は、外為決済リスク、特に時差に伴ってリスクが拡大するヘルシュタット・リスクを消滅させる(ゼロにする)ために設立された銀行である。CLS銀行は2002年9月に稼働を開始したニューヨークに本店を置く決済システムである。CLS銀行はニューヨーク連銀が認可(免許)を出し、担当して監督する決済に特化した「特別目的銀行」である。法律上は銀行免許を持った銀行だが、実体的には「決済システム」である。いまや、件数・金額とも世界一の決済システムとなっている。

・中国は人民元を通貨として、決済システムの構成は、外為決済システムを分けているなど日本と近似している。また電子化が進んでいるのは、国土が広いということも背景にある。CNAPS(シナプス)は中国の中央銀行である中国人民銀行(PBOC)の決済システムで2005年から順次稼働した。香港の多通貨資金・証券決済インフラとも接続している。なお2014年5月から、CNAPSをアップグレードした2世代の決済システムCNAPS2が稼働している。

・「国債」は米国、英国は「T+1」移行済であり、2018年5月1日に日本も移行した。「株式」は欧州は2014年10月にT+2移行済で、米国も2017年9月にT+2に移行した。日本もまた2019年7月16日に約定分からT+2に移行する。当初5月を予定していたが、新天皇即位に伴う改元と重なるため、本日程とした。

・「アジア債券市場育成イニシアティブ(ABMI)」とは、通貨危機の防止のために、アジアの証券市場、特に債券市場の育成を進める汎アジアのプロジェクトのこと。特にその中でも決済システムの整備が検討課題になっている。アジア通貨危機の再発防止のために、短期的な対策として外貨準備を融通する国家間の資金スワップ協定である「チェンマイ・イニシアティブ(CMI)」が締結され、中長期的な対策として「アジア債券市場」の育成が進められている。アジア通貨危機の根源的な原因は、米ドルと東アジア通貨の「通貨種類のミスマッチ」と、短期調達と長期貸付の「調達・運用機関のミスマッチ」によるダブルミスマッチである。それを解消するために、アジアにおいて現地通貨建てで中長期の運用・調達を可能にする「アジア債券市場」を育成することが不可欠なのである。このABMIは各国の財務省とアジア開発銀行(ADB)が主体となって進められている。

・決済リスクは複合的なリスクであり、発生する比率は低いが、発生すると被害が大きいという性質を持つ。歴史的にはそれぞれの事件が発生した後に、当局をはじめ関係者の尽力によってリスク管理が強化されてきた。具体的な事件は以下である。結論からいえば決済システムによって決済リスクが削減される。
(1)ヘルシュタット銀行事件(1974年6月)
(2)BONY事件(1985年11月)
(3)ニューヨーク大停電(1990年8月)
(4)BCCI事件(1991年7月9
(5)ベアリングス事件(1995年)
(6)リーマンショック(2008年9月)
(7)東日本大震災(2011年3月)
(8)マウントゴックス事件(2014年2月)
(9)米国の大手金融機関に対する制裁(2014年6月~)
(10)SWIFTハッキング事件(2016年2月)

・現在、決済インフラや金融が進んでいる方向は①電子化、②規制強化、③集中化である。①電子化については、ペーパレス化・電子記録債権化・電子マネーの増加・紙幣の廃止などさまざまな決済インフラで進行し、事務改革ともなっている。②規制(管理)強化については、銀行の経営はもちろん、マネーロンダリングや、仮想通貨・ブロックチェーンを巡る事件やSWIFTをはじめとしたサイバー攻撃など犯罪行為などに対して厳しくなっている。③集中化については、ブロックチェーンなど分散化と誤解が多いが、現在の経営環境で特にシステムの効率性、コスト削減およびサイバー攻撃に対応するために三菱UFJ銀行のように集中化し、基幹系システムまでもクラウド化させている。

良かった本まとめ(2018年上半期)

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シエスタ(金沢市)のカレーはとてもオススメ!

2018年09月06日 01時00分00秒 | 外食
 食べログで評価も高いし、地元の方にも人気店とのことなので、4人で車で移動し金沢市四十万にあるシエスタへ行ってきました♪
 完全禁煙というのも嬉しいです♪

 地元以外の方だと車がなければなかなか行けないお店で、また地元の方でも分かりにくい場所とのことでしたね(^_^;)

 お店に到着すると、2階部分や屋根が緑色の蔦で覆われているのには驚きました!
これは凄い!
しかも店の前には薪が結構積み上げられていて、これを燃料にしているのでしょうか・・・。壁は暖色系のまさにカレー色ですね(^_^;)


↑店構え

 店内はもかなり雰囲気があり、少し薄暗い中で白いレースの生地が結んで下げられていたり、照明もよく見ると紙で覆われてお洒落に間接照明となっているようでした♪
カップルには雰囲気良く良いお店だと思います♪
またテーブルの上には、旬の梅などが綺麗に飾りと共に飾られていましたね♪


↑店内

 メニューを見てAセットのサラダ・ドリンク両方付き1150円で注文します♪
カレーはシーフードカレーを選び、ドリンクとホットコーヒーを選びます♪
友人の一人はデザートがあるBセットを注文していましたね♪


↑メニュー


↑ドリンクメニュー

ドリンクは先に持ってくるように頼んだので、サラダと共に運ばれました♪
コーヒーの器も結構お洒落です♪
サラダはレタスたっぷりで、そしてコーヒーもコクがあり美味しい♪


↑コーヒーとサラダ

そしてカレーはルーがライスとは別に運ばれました♪
これは分類的には欧風カレーですね♪


↑シーフードカレー

そして私の場合はルーを全部ライスの上に載せます♪


↑シーフードカレー

シーフードカレーはホタテの香りが素晴らしく、かなり煮込まれているようでマイルドでそしてコクがありかなり美味しかった♪
塩加減も抜群で、美味しい♪
これはバクバク食べてしまいますね♪
シーフードカレーとしては珍しく茸も入っているのは秀逸でしたね♪
カレーを美味しく十分堪能しました♪

なお、友人の一人はプリンを頼んでいましたが、ショートケーキのように切られて、濃厚でこれは美味しそうでしたね♪


↑プリン

シエスタは雰囲気のある綺麗な店内で、美味しい欧風カレーを堪能でき、とてもオススメです♪

美味しかったものまとめ(2018年上半期)

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「FUMUROYA CAFE(金沢市 香林坊大和店)」のパフェはとてもオススメ!

2018年09月05日 01時00分00秒 | 外食
 ココミル金沢という旅行ガイドブックに、加賀麸の老舗「不室屋」のカフェで、生麩や豆乳、おからなどを使ったヘルシーなスイーツが楽しめる店と掲載のためFUMUROYA CAFE 香林坊大和店へ行ってきました♪

大和というデパートの5階にお店はあります♪


↑お店の入口

入口は広めでメニューもありましたね♪


↑メニュー


↑メニュー

 店内はかなり明るく綺麗で、奥の窓側の席に行きます♪


↑店内

 窓の外には「いしかわ四高記念公園」の緑が広がっていて素晴らしい♪
こんなに緑が広がっているとは驚きましたね♪
これはとても嬉しいです!


↑窓の外


↑窓の外

そして店内のBGMは静かにラテン系音楽等が流れています♪

 メニューを見てガイドブックにもオススメとあった不室屋パフェ843円を注文します♪


↑メニュー

 そしてそのパフェが運ばれますが、白玉麸やわらび餅、豆乳アイス等が円錐形のガラスの器に美しく盛られ美しく、もちろん上質さを感じ甘くて美味しい♪
この質の良さは嬉しかったですね♪
結構高さがあるので、かなりの量のパフェを堪能できます♪
しかも、この日は猛暑だったので、この冷たいパフェは生き返ります(^_^;)


↑パフェ

FUMUROYA CAFE 香林坊大和店は、綺麗な店内でBGMも良く、窓の外の美しい緑を見ながらゆっくりでき、そして美味しいパフェを頂け、とてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2018年上半期)

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「妙立寺(別名「忍者寺」)(金沢市)」はとてもオススメ!

2018年09月03日 01時00分00秒 | イベント・外出
 いつも愛用している旅行ガイドブック「ココミル」シリーズの
ココミル金沢に落とし穴や仕掛け階段などがある忍者屋敷のような由緒正しいお寺があり、それを見学することができるとあったので金沢市の妙立寺へ行ってきました♪


↑妙立寺の地図

 場所は金沢市の野町で、金沢中心部から犀川を渡った先の野町広小路近くの寺社群の1つとなります♪
宿泊が近くの「アパホテル倉沢野町」だったので、チェックアウトして徒歩10分ほどで到着しましたね♪


↑裏手の入口

 裏手から入ってしまいましたが、妙立寺の説明がありました♪
日蓮宗のお寺で、寛永20年(1643年)に日通上人が運上街に創建したのが始まりですが、その後、藩命により石動山、新堅町へ移築され、万治2年(1659年)に現在地に転じたようです。


↑妙立寺の説明

改めて表門から入ります♪


↑妙立寺の表門

なおこの妙立寺の見学は基本的に電話で事前予約が必要で、約40分間の実地説明で大人1人1000円となります♪
ただ当日空きがあれば、お寺のインターンホンで当日予約も可能なようです。


↑予約の注意事項など

一番最初の9時のコースに参加しましたが、その10分前の8:50に本堂の前に集合しました♪


↑本堂

そして靴を脱いで下駄箱に入れ、そして1000円を支払って本堂に入ります♪
荷物は、貴重品は除いて荷物棚に置けましたね。

そして総勢20名ほどで集まり説明が始まりました♪
外国人客が1/3ほどいて、係員は所々英語で説明します。
また外国人には説明用ファイルを1人1部渡して、各説明場所で、その説明があるページ数を教えていました♪

まずは5分ほどの録音されたテープで妙立寺の説明を日本語で聞きます。
雑音が少し入っていて、かなりの年季を感じる録音です(^_^;)

 実はこの妙立寺が移築建立された時代は徳川幕府三代将軍家光の頃で、些細なことを理由に多くの諸大名が取り潰された時代だったようです。

 そのため加賀三代藩主前田利常公は、徳川家から嫁を迎え、母親を人質に出し、鼻毛を伸ばしてバカ殿を演じ、謀反などとんでもないと幕府を安心させていたようです。
 
 その一方で、多くの武士が起居できる寺院群を現在の寺町に新築し、その中心に監視所の役割を持つこの妙立寺を建てたようです。
 
 もし敵に攻められた際は、犀川を背水の陣として、そして十分な兵を置くために寺院群が建てられたようです。

 その妙立寺は、幕命で三階建て以上の建築は禁止されていたため、敵を欺くために外観は二階建てですが、内部は4階建て7層の複雑な構造で、しかも極めて頑強に造られ、台風や雪害などに十分耐えられるようです。

そしてそれぞれ10人ぐらいのグループに2つに分かれて妙立寺内の説明が始まります♪

 本堂の上の方には殿様専用のお参り場所がありました。
殿様が急にお参りに来たい時に、一般の参拝客と鉢合わせしないように造られたようです♪

 そしてこの妙立寺は部屋数が23で、階段が29もあり、その階段は隠し階段になっているものもあり、実際にその隠し階段などを見せてくれます♪
色々とよく考えられて造られています!

 それから落とし穴もあって、ただ落ちるだけでなく、その先には槍を持った下男が待ち構えていたようです・・・
凄い!


↑隠し階段を説明したパンフレット

 また最上階の物見台の望楼は各方面を遠望でき、金沢城とは光などで通信を行っていたようです。


↑加賀藩の秘策の説明のパンフレット


↑実際の望楼

 それから建物の中央に井戸がありましたが、井戸には継ぎ目がありません。
もちろん当時はコンクリートはありませんので、近隣の大きな岩をくり抜いてこの井戸を造ったようです。
それは造るのは大変だったと思います♪
すごいですね!
しかも井戸は深さ25mもあるとは、なかなか深いです。

 そして水面上には横穴があり、実は金沢城までの逃げ道にもなっていたようです。
ただ、誰も試したことがないので真相は分からないようです。
犀川があるので、実は金沢城まで通っていないかもしれないようです。


↑物見台や井戸の説明のパンフレット

それから天井が低く富士山や龍を模した部屋がある茶室や、出入口がなんと5つもある部屋、藩主が用いた豪華な部屋などもありましたね♪

たった40分の説明でしたが、この妙立寺はとても楽しめました♪

なお、別名忍者寺ですが、忍者とは一切関係なく、甲賀流でも伊賀流でもなく、ただの寺院のようです。
忍者とは違うと、くどく説明されていましたね(^_^;)
よく質問されるのだと思います♪

 それから妙立寺の隣には「願念寺」があり、そこに松尾芭蕉の句碑があって驚いたのですが、実は松尾芭蕉は最近は幕府の隠密と言われているようで、そうであるならば実は幕府には妙立寺のことはバレバレだったのではないかと思います(^_^;)


↑願念寺の説明

 妙立寺は、その仕掛け満載の建物を分かりやすい説明を受けながら楽しく見学でき、とてもオススメです!
英語でも説明があり秀逸だと思います♪

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