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「日本人というリスク(橘 玲))」という本はとてもオススメ!

2014年02月28日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「日本人というリスク(橘 玲)」の購入はコチラ

 「日本人というリスク」という本は、戦後の日本人が信じている以下の4つの神話について分かりやすく詳しく説明があり、そしてその4つを前提としたポートフォリオはリスクがあって個人の人生にとてつもない災厄をもたらす可能性が高いと警鐘しています。

(1)不動産は上がりつづける
(2)会社はつぶれない
(3)円はもっとも安全な資産だ
(4)国家が破産することなどありえない

 確かに日本ではマイホームを持つのが普通というか安心という風潮ですが、無理をしてマイホームを買ったとしても不動産価格が下がれば負の資産ですし、それで働いている会社が潰れればローンを払えなくなり、家を売ったとしても借金が残り、飛んでもないことになってしまいますね。
 また、アベノミクスでの金融緩和がもっと進んだり国家財政破綻になれば、円安・インフレとなって銀行預金やタンス預金は大きなダメージを受けることになります。
今までは円高だったから、タンス預金は正解だったんですね。
 本書では、ではこれからどのような金融資産を持てばよいかについて書かれています。
 その中で、少しでも豊かになりたいという欲望によって株式市場は拡大するのであるから、株式投資はゼロサムではなくプラスサムとして優れた金融資産であり、その中でも世界株投資は個人にとって最強の投資法とのことです。
 世界全体の視点で株式市場が拡大するのであるから世界全体で投資できれば、個別銘柄のように倒産するリスクは限りなく少ないためです。
 具体的には、ACWIはエマージングを含む世界中の主要株式市場を時価総額に応じて保有したもので、しかも通貨の分散まで勝手にやってくれるので特に優れているようです。
 また、日本株を別に持っているのであれば、そのACWIから日本市場を除いた株価指数に連動するETFとして「上場MSCI世界株(1554)があるので、それを持つのが良いとのことで、私もこれから検討したいと思います^_^)

 また本書では、以下の提言についても書かれていて、考えさせられます。

・日本のこれからの政策としては、厚遇となっていることから国だけでなく地方も含めた公務員の給与の減額が必要
・物価水準に合わせて年金の支給額を減額すること
・年金の世代間格差の不公平性をなくすこと
・定年制廃止、同一労働同一賃金を原則化、一定額の金銭を支払うことを条件に整理解雇を認め、流動化を図ったほうが日本全体でプラス

「日本人とうリスク」という本はとてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・1697年にオーストラリアでブラックスワン(コクチョウ)が発見されるまで、西欧のひとたちはスワン(ハクチョウ)とは白い鳥のことだと信じていました。英語ではブラックスワンは「ありえないこと」「起こり得ないこと」の比喩で、無駄な努力をすることを「ブラックスワンを探すようなもの」といったのです。旧世界では、何千年にもわたって何百万羽ものハクチョウが観察され、羽根の色が白いことが確認されてきました。この当たり前のことが、たった一羽のブラックスワンによって完全に覆されてしまったのです。文芸評論家でヘッジファンドのトレーダーでもあるナシーム・ニコラス・タレブは「ブラック・スワン」(ダイヤモンド社)で、黒い鳥の特徴を3つ挙げています。
①異常であること。つまり、過去に照らせば、そんなことが起こるかもしれないとはっきり示すものは何もなく、普通に考えられる範囲の外側にあること。
②とても大きな衝撃があること。
③異常であるにも関わらず、私たち人間は、生まれついての性質で、それが起こってから適当な説明をでっち上げて筋道をつけたり、予測が可能だったことにしてしまったりすること。
タレブは歴史上のブラックスワンの例として、インターネットの普及や1987年の株式大暴落(ブラックマンデー)、2001年9月の同時多発テロを挙げ、「ひと握りのブラックスワンで人間の世界がほとんど説明できてしまう」と述べます。もちろん今回の大震災と、それにつづく福島第一原発の事故も典型的なブラックスワンです。黒い鳥が現れるまで、私たちはずっと「原発は安全でクリーンなエネルギー」だと聞かされてきました。スリーマイル島やチェルノブイリで過去に深刻な原子力災害が起きていますが、これらは原子炉の仕組みが違っていたり、安全基準が劣っていたためで、日本では直下型の大地震が起こっても原子炉は安全に停止し、放射能が外部に漏れ出るようなことはありえないとされてきました(定義①)。原発の安全性がことさらに強調されたのは、いったん大事故が起これば、その影響ははかりしれないからです(定義②)。事故が現実に起きると、「想定外」との弁明を繰り返す政府や電力会社に対して強い批判が起きました。日本では1970年代から反原発・脱原発の市民運動があり、事故が起きてみれば、それを「予測」していたひとはいくらでも見つかりました(定義③)。ブラックスワンの発見が、「ハクチョウは白い鳥」という常識を覆したように、福島第一原発の事故は、原子力発電の安全神話を跡形もなく葬り去ってしまいました。

・ほとんどの人が忘れてしまっているでしょうが、1997年にも私たちは巨大な黒い鳥と出遭っています。97年7月、タイのバーツ暴落をきっかけに東アジア・東南アジア諸国を未曾有の通貨危機が襲いました。不動産バブルが崩壊したタイは失業者が街に溢れ、IMFの救済を仰いだ韓国ではほとんどの財閥が消滅し、インドネシアは食料価格の高騰で暴動や内乱が頻発し国家解体の瀬戸際まで追い込まれました。金融危機は日本にも飛び火して、11月には三洋証券、北海道拓殖銀行、山一証券が相次いで経営破綻しました。翌98年8月にはロシアが資本流出に耐えられずデフォルトに陥り、世界の金融市場はふたたび大混乱に陥りました。これがいったん収まりかけていた日本の金融不安を再燃させ、10月には日本長期信用銀行が、12月には日本債権信用銀行が破綻しました。人類史上はじめてのグローバル経済危機が起きた翌年、日本の自殺者数は前年の2万4391人から3万2863人へと大きく跳ね上がりました。この現象は当初、経済不安による一過性のものとして、たいして気にもされませんでした。しかしその後も日本では、年間3万人超が自殺する異常事態が続いているのです。

・月額家賃30万円で家を借りていると聞けば、だれもがもったいないと思うでしょう。しかしこの物件の市場価格が1億円だとすれば利回りは年3.6%で、実質利回りの平均(5%)を大きく下回っています。これが高額の賃貸物件に住む資産家がいる理由で、彼らは割安な不動産物件を借り、資金をより利回りの高い収益機会に投じたほうが有利だということを知っているのです。不動産業界の人たちが賃貸物件に住んでいる理由もここから説明できます。

・日本には借り手に極めて有利な借地借家法があり、いったん賃貸借契約を結んでしまえば、借り手が賃料を払い続けている限り、家主は退去を求めることはもちろん、賃料を値上げすることすら極めて困難です。これは借り手が実質的に不動産を所有しているのと同じことですから、安い賃料で家を借りられた人にとっては法外に有利な取引です。戦後すぐに都心の一等地で借家生活を始めた人たちが典型で、バブル期には億を超える立ち退き料を手にすることができました。しかしその一方で、家主が借り手に不動産を「所有」されるリスクを織り込むため、それが賃料に上乗せされて家賃が高くなるという問題が指摘されてきました。日本の不動産賃貸市場では、契約時に礼金を支払い、その後2年ごとに更新料を払うのが一般的ですが、こうした慣習は海外にはないため、日本で暮らす外国人が増えるにつれてトラブルが頻発しています。礼金や更新料が消費者契約法に違反するのではないかという訴訟も数多く起こされ、礼金は賃料の一部として認められたものの、更新料については高裁で違法との判断も出ています。礼金や更新料によって、家主は不動産を実質所有されるリスクを減らし、借り手の回転率を上げて収益を最大化できます。そのために最適なのは長く住むと不快になる物件ですが、さすがにこれでは借り手がつかないので、転居の多い一人暮らし用のワンルームマンションに投資が集中することになりました。これが、日本にはファミリー向けの良質な物件が少なく賃貸事情が劣悪だといわれる理由ですが、それはわずかな賃料で不動産を「所有」できるメリットと背中合わせなのです。

・首都圏でも、かつては分譲用だった物件が大量に賃貸市場に出回るようになり、たとえば東京都下で鉄道の駅からバス便が必要な地域なら、月額5万~6万円で2LDKのマンションが借りられます。これはバンコクやクアラルンプールとほぼ同じか、それよりも安い水準ですかr、賃貸物件の供給過剰と不動産市況の悪化によって、「世界一高い」といわれた日本の生活コストが大幅に下がったことがわかります。地価が恒常的に下落している日本では、賃貸生活が有利になる一方で、マイホームはますますハイリスクな投資になってしまったのです。

・私たちが家の「所有」に特別に高い価値を置くのは、「縄張りをつくれ」と本能が命じるからです。マイホームを購入した人が、「賃貸のときは不安だったけれど、思い切って家を買ったことで安心できた」と口々にいうのも、この縄張り感覚から理解できます。ところがこの感情(縄張り感覚)は無意識のものですから、論理的に説明することができません。そこで、(家を買うという)自分の判断を正当化するために、「男は家を持って一人前」とか、「マイホームは私のお城」とか、さまざまな後付けの理屈が生まれてくるのです。

・日本の地価はバブル最高値から15年間で4分の1に下落してしまいました。それから考えれば、80年代後半から90年代はじめにマイホームを購入した何百万人ものひとたちが債務超過のバランスシートを抱えていることになります。もちろんバランスシートが債務超過になっても、住宅ローンを払い続けている限りは不動産投資のリスクは顕在化しません。しかしいったん職を失ってしまうと、マイホームを売っても住宅ローンの残債を返済できませんk、人生の経済的な基盤を一挙に失ってしまいます。私たちがマイホームのリスクから目を逸らすのは、この事実を直視するのが不快だからです。いちど、地元の裁判所に不動産競売物件を見に行くといいでしょう。そこには夢の残骸が、墓標のように並んでいるはずです。

・私たちがこの世界で生きるために富を獲得する方法は、次の二つしかありません。
 ①人的資本を労働市場に投資して、労賃を得る。
 ②金融資本を金融市場に投資して、利子・配当や譲渡益を得る。
この発想が画期的なのは、(相続やギャンブルなどを別にすれば)私たちはこれ以外の方法でお金を稼ぐことはできない、という事実を明らかにしたことです。人的資本と金融資本は、市場経済で生きていくために私たちが持っている資源のすべてなのです。ところでこの人的資本には、ヒトの生き物としての物理的制約から、若いときほど大きく、一定年齢を超えて働けなくなるとゼロになる、という特徴があります。それに対して金融資本は、年齢に関係なく蓄積することが可能です。若いときは金融資本(貯金)はほとんどありませんから、個人のポートフォリオのほぼすべてが人的資本によって占められています。この人的資本は年齢とともに減っていきますが、そのかわり金融資本が増えてきて、預金や株式、不動産などで運用するようになります。80代になれば、ほとんどの人は労働市場で富を獲得することはできないでしょうから、人的資本はゼロになって、年金を含めた金融資本からの収益で生きていくことになります。すなわち人はみな、最後は一人の投資家なのです。ポートフォリオに占める人的資本と金融資本の構成は、年齢に応じて自然に変化していきます。人生設計とはすなわち、この人生のポートフォリオを適切に管理することなのです。

・厚生年金や組合健保は保険料を労使で折半することになっていますが、会社側が支払う保険料も人件費の一部ですから、それを含めて計算すると、平均的なサラリーマンの(会社が支払う保険料も含めた)総収入の25%が税・社会保障費に消えていくことになります。生涯年収3億円のうち7000万円以上が日本国に徴収されるのですから、これは人生最大の買い物といわれるマイホームを上回る巨額の出費です。これを差し引いた額が手取り(ネット)の所得で、退職金を除けば約40年間で2億円弱、年平均500万円になります。これでも多すぎると思うなら、それはあなたがまだ「貯金」の段階だからです。サラリーマンの人生というのは、40代までひたすら会社に貯金して、50代から回収をはじめ、満額の退職金をもらってすべての帳尻が合うようにできています。20代や30代では低賃金、長時間労働が当たり前ですから、経済的な余裕など生まれるはずはありません。10年、20年先にならなければ、サラリーマン人生の本当の良さはわからないのです。サラリーマンが競って住宅ローンを組んでマイホームを買ったのは、若いうちにまとまった金融資本がつくれない以上、それ以外に効率的な資産運用の方法がなかったからです。すなわちサラリーマンとマイホームこそが、戦後の日本人の人生設計における最強戦略でした。定年までに住宅ローンを完済し(地価が上昇すれば何度か買い換え)、退職金をほぼ無税で受け取り、その後は年金で悠々自適の暮らしをする・・・。たしかに計画どおりなら、これほど素晴らしい人生はありまえん。しかしこの戦略には、ひとつ重大な問題があります。サラリーマンとはすべての人的資本をひとつの会社に投資することですから、これは「タマゴをひとつのカゴに盛る」のと同じです。誰もがすぐに気づくように、この投資が成功するには、そのカゴが壊れないことが絶対条件になります。ところがこの10年で、会社が倒産するのは珍しいことではなく、大手企業でも頻繁にリストラが行われるようになりました。こうして突然、サラリーマンでいることのリスクが顕在化してきたのです。

・人的資本は会社に完全に依存していますから、いったん職を失えばその大半が毀損してしまいます。金融資本はレバレッジをかけて不動産に投資されているので、地価が下落したり、天変地異で不動産の価値がなくなればたちまち債務超過に陥ってしまうでしょう。そして恐ろしいことに、日本にはこうしたハイリスクな人生のポートフォリオを持つひとたちがものすごくたくさんいるのです。もうおわかりのように97年のブラックスワンを機に累計で10万人以上の自殺者を出す「見えない大災害」が起きたのは、戦後の高度成長に最適化された人生設計のリスクがあらわになったためです。人は誰でも生きていたいと望むはずですが、それでも彼らが死を選択せざるをえなかったのは、人生の経済的な基盤を根こそぎ奪い去られ、かつての豊かさと安定を二度と取り戻すことができない絶望のとてつもない深さを表しています。そしてこの絶望は、日本の社会制度から構造的に生み出されるのです。

・株式投資がプラスサムなのは、人々の「少しでも豊かになりたい」という欲望によって市場が拡大していくからです。私たちは、一度手にした生活水準を手放したくないと強く思うので、市場には強固な下方硬直性があります。すなわ、いったん拡大した市場はめったなことでは縮小しません。景気が過熱すると貨幣の回転率が上昇し、市場に流通するマネーの総量が加速度的に増えていきます。こうして長期的にはインフレでモノの値段が上がっていきますが、このとき会社は、投資に対してレバレッジをかけている(負債を持っている)ので、その分だけ利益は大きくなって、株価がインフレ率を超えて上昇していくのです。このように資本主義は、人間の欲望を原動力として自己増殖していくメカニズムなのです。しかしこのことは、すべての株式市場が一律に成長することを意味しません。経済状況は国によって異なりますから、調子のいいときもえば悪いときもあるでしょう。日本経済は1960年代から80年代にかけて高度成長を謳歌しましたが、その間、中国は文化大革命の混沌に沈んでいました。しかし90年代以降、市場経済に大きく舵を切ったことで爆発的な経済成長がはじまり、今ではGDPで日本を上回る「世界二位」の経済大国になりました(ただし一人あたりGDPではいまだ先進国には及びません)。こうした有為転変をすべて足しあわせ、グローバル市場全体で見たときには、株式投資は確かに長期的にはプラスサムになっているのです。

・国家が国債を発行し、それを国民に配ると、錬金術とみまがう不思議なことが起こります。これは自然人とちがって国家に寿命がないためで、利息を払い続けることで(理屈のうえでは)永遠に借金を借り換えていくことができるからです。このことを個人の側から見ると、ありえないはずの錬金術が成立していることがわかります。個人の寿命は国家よりもずっと短いので、国家から受け取ったお金を(税金などで)返済する前に死んでしまい、結果的にお金をもらったのと同じことになるからです。これが国債の発行が人気を集める理由で、日本に限らず世界中の国が巨額の国債を発行して国民にお金を配っています。国家の借金は、しばしば家計の借金と比較されます。「年収400万円のくせに900万円も散財している」とか、「年収の25倍の1億円も借金していたら、消費者金融ですら相手にしてくれない」というのはわかりやすい比喩ですが、国家は貨幣の発行主体ですから、家計と同じに扱うわけにはいきません。日本が1000兆円もの負債をつくったのは経済規模がそれだけ大きいからで、神奈川県と同程度のGDPしかないギリシャと比較してもあまり意味はありません。しかしそれでも、借金を永遠に増やし続けることができないのは確かです。もしそんなことが可能になれば、国民は働くことをやめて、国から配られた円札で海外から好きなものを買って、面白おかしく生きていくことができるでしょう。そのような桃源郷が存在しないとすれば、借金生活はいずれ破綻します。それはいわば、地震や雪崩に似ています。小さな地震や雪面の崩落は毎日のように起きていますが、私たちはそれが大惨事の前兆であるなどとは思いません(気づくことすらほとんどありません)。しかしその間にも地殻や雪の斜面は臨界状態に組織化されていき、ある日突然、巨大地震や雪崩となって人々を襲うのです。日本国の財政も、借金が増えるにつれて臨界状態に近づいていることは間違いありません。このままでは、いつか必ず”黒い鳥”はやってきます。

・高度成長期には、総人口の増加とともに生産年齢人口(15~64歳)が急速に増えていきました。これが「人口ボーナス」で経済成長の最大の要因になったのですが、日本ではこの幸福な時代はすでに終わってしまい、「人口オーナス(総人口の減少と少子高齢化)」の時代がはじまりました(これが「人口負荷社会」です)。小峰氏によれば、人口オーナス(負荷)は先進国に共通の傾向ですが、とくにアジア諸国に顕著で、台湾、韓国、香港などは日本以上に出生率が大きく低下しています。とりわけ中国は、一人っ子政策のため日本とほぼ同じスピードで高齢化が進展し、2020年には早くも労働人口が減り始めます。これによって成長率が鈍化すれば、世界経済に大きな影響を与えることになるでしょう。

・最も効果的なのは、大連立政権をつくって、預金封鎖によって国民の金融資産を一時的に凍結し、資産税をかけて1400兆円の個人金融資産と国家の債務を相殺してしまうことです。もちろんこれは憲法で定めた財産権の侵害になるでしょうが、270兆円の対外純資産を含め金融資産のほとんどが国内の金融機関に預けられているのですから、技術的にはやってやれないことはないでしょう(たぶん)。しかしだからといって、過度に心配する必要はありません。国民の財産を奪い取ることが政府の仕事ではなく、持続可能な財政に戻すだけなら、20%程度の資産課税で300兆円ほど調達すれば十分でしょう。このやり方が気に入らないのであれば、もっと簡単な方法もあります。政府の無駄遣いが批判されますが、日本国の歳出は、国債費と地方交付税を除けば、その半分が社会保障費です。従って年金制度を廃止するか、健康保険・介護保険制度を民営化してしまえば、将来債務も大幅に減って財政危機は解決してしまいます。もしそれも無理だということなら、国家の財政赤字を解消する方法は、原理的に3つしかありません。増税で歳入を増やすこと、公共事業の抑制や社会保障費のカットで歳出を減らすこと、経済成長によって全体のパイを増やすことです。このうち最初のふたつは、民主制国家では有権者の反発が強く、実現は政治的に極めて困難です。そこで経済成長を目指すことになるのですが、財政支出を増やしても景気が上向かないと収支が合わなくなって、結局国債を増発して赤字を埋めるしかなくなります。バブル崩壊後の日本の「失われた20年」とは要するにこの繰り返しで、その結果、「人類史上未曾有」とまでいわれる借金を抱えることになってしまいました。

・「国家の錬金術」が破綻したとき、いったいなにが起きるのでしょうか。案に相違して国家破産の経済的な帰結はきわめてシンプルです。国家の財政赤字とは、要するに国家が通貨(円)を過剰に印刷して市場に供給することです。通貨もまひとつの商品ですから、当然、需要に対して供給が増えれば価値は下がります。財政破綻とは、円の信用が失墜して通貨の価値が大きく毀損することです。このように考えると、国家破産は原理的に3つの経済事象しか引き起こさないことがわかります。①高金利、②円安、③インフレ。国家破産というのは、この3つの経済現象が同時に、かつ異常なレベルで発生することです。日本はずっとデフレと低金利に悩まされてきましたが、07年の世界金融危機以降は、それに円高が加わりました。国家破産後は、いまとはまったくの逆の「インフレ・高金利・円安」世界がやってくるのです。ここで強調しておきたいのは、国家破産をいたずらに恐れる必要はないということです。財政が破綻すればなにが起きるかあらかじめわかっていて、なおかつそれ以外のことは原理的に起こりえないのですから、原発事故のように、放射能という未知の恐怖に襲われるわけではありません。

・日本経済が急激なインフレに見舞われれば社会は大きな打撃を受けますが、そのなかでも最大の被害者は貯蓄の少ない年金生活者になるでしょう。制度上、年金額はインフレを勘案して調整されることになっていますが、現在の「マクロ経済スライド」方式では、年金の支給額は加入者の減少や平均寿命の伸び率も考慮されるので、物価の上昇がそのまま支給額に反映されるわけではありません。さらにはその改定は年1回なので、急速な物価上昇に追いつけず、実質的な年金受給額は大きく目減りしてしまいます。次いで影響を受けるのは公務員で、失業率が10%に迫るようになれば公務員給与の引き上げは政治的に不可能となり、彼らの実質給与は大幅に減るでしょう。すなわち国家破産後の世界では、デフレ世界で得をしていたひとたちがみな損をする側に回るのです。

・戦後の日本人の人生設計は4つの神話の上に築かれてきました。「不動産神話」「会社神話」「円神話」「国家神話」を前提としたポートフォリオは、戦後の経済成長に最適化した人生設計でした。しかしここまで述べてきたように、いったんリスクが顕在化すれば、それは個人の人生にとてつもない災厄をもたらすことになります。ゼロ年代以降の日本が急速に閉塞感を強めていった理由のひとつは、多くの人がこの経済的なリスクに気づきはじめたからです。しかしそれでも”神話なき時代”の新しい人生設計を見つけ出すことができずに、耐用年数の切れた古くさい設計図にしがみつくしかありませんでした。そのことがますますリスクを高め、社会を閉塞させていったのです。

・リスクを回避し、安定した人生を送るために、私たちは偏差値の高い大学に入って大きな会社に就職することを目指し、住宅ローンを組んでマイホームを買い、株や外貨には手を出さずひたすら円を貯めこみ、老後の生活は国に頼ることを選んできたのです。しかし皮肉なことに、こうしたリスクを避ける選択がすべて、いまではリスクを極大化することになってしまいました。この事態は97年の金融危機(あるいは90年のバブル崩壊)からはじまっていたのですが、多くの日本人は”不都合な真実”に顔をそむけ、3.11によってはじめて自らのリスクを目の前に突きつけられたのです。とりわけ高齢者は、円預金と年金以外に生きていく術がないのですから、それが価値を失う恐怖はとてつもないものがあります。そのため彼らは既得権を守ろうと必死になりますが、それによって政府の財政健全化計画は頓挫し、ますます国家破産のリスクが高くなるという悪循環が起きています。国家破産を恐れる人々は政府を声高に批判しますが、自分自身がリスクを生む原因になっているのですか、どれほど叫んでも不安が去るはずはありません。これこそが、私たちの時代が抱える病なのです。

・金利が急激に上がっていくときに、もっとも確実に破産する方法は変動金利(短期金利)で多額の借金をすることです。ところが日本では、不動産販売業者が銀行と提携した低金利ローンを提案するため、新規契約者のうち変動金利を選択する人が9割を超えています。いったん金利が上昇しはじめたら、こうした契約ではたちまち返済額が膨らんで家計は破綻してしまうでしょう。住宅ローン破産を避けるもっとも簡単な方法は、不動産を持たないことです。また金利上昇に備えて固定金利型のローンに切り替えるという手段が残されています。

・金利が上がっていく世界で変動金利の借金が破滅への道なら、それとは逆に、固定金利の借金は素晴らしい「資産運用」になります。このことは、たとえば期間10年で2%の固定金利ローンを借りていて、普通預金の金利が5%に上がったらどうなるかを考えればすぐにわかります。2%で借りたお金を5%で銀行に預ければ、差し引き3%の利益が無リスクで手に入るのです。自営業者や中小企業経営者なら、日本政策金融公庫や自治体の制度融資が低利の長期融資を行っています。自治体にもよりますが、無利息かそれに近い条件で融資を受けることもできるので、来るべき金利上昇に備えてファイナンスしておくことはけっして無駄ではないでしょう。

・世界の株式市場には膨大な数の会社が株式を上場しており、国や地域によってパフォーマンスは大きく異なります。世界市場はこれまで「先進国」と「エマージング」に大きく分けられてきましたが、アメリカの株価が回復しても日本やヨーロッパは低迷していますし、新興諸国にちても、中国やブラジルの株価が上昇してロシアやインドが下落するということが起こります。そうなると「ローリスクの先進国株」「ハイリスクのエマージング株」とは単純にいえませんし、業種や規模によっても株価の推移はまったく異なります。これほどたくさんの選択肢があれば、なにをどうすればいいのかわからなくなるのも当たり前です。しかし世界の株式市場をまるごと買うことができるのなら、このような悩みはなくなります。なぜならその場合、理論上、選択肢は次のふたつしかなくなるからです。
①世界の株式市場は長期的には拡大する
②資本主義はもう限界で、これから市場は縮小するしかない
①が楽観論、②が悲観論で、どちらが正しいかは誰にもわかりませんが、もしもあなたが悲観論者なら、将来のためになにをすべきか悩んでも仕方ありません。未来がどんどん暗くなる一方ならいかなる投資も無駄で、今を精一杯楽しむのがもっとも合理的な生き方になるからです。同様にもしあなたが楽観論者でも、やはり難しいことを考える必要はありません。波風はあるとしても市場が長期的には拡大するのなら、待っていれば株価はそのうち上がるのですから、黙って世界市場を保有すればいいのです。このように世界株投資とは、「なにもしなくてもいい投資法」です。もちろん世の中には、これよりもパフォーマンスの高い投資法はいくらでもあるでしょう。しかし私が「世界株投資は個人にとって最強の投資法」と考えるのは、時間コストを加味すれば、これに優るものはありえないからです。ヒトという有限な生き物にとってもっとも貴重な資源は、お金ではなく時間です。

・ACWIはアメリカで1株49ドル(2013年1月現在)で取引きされており、わずか4000円でエマージングを含む世界中の主要株式市場を時価総額に応じて保有することができます。このなかにはマイクロソフトやグーグル、アップルはもちろん、トヨタやソニー、中国工商銀行やタタ・モーターズ、南アフリカで金を採掘するアングロ・アメリカン社に至るまで、思いつく限りほぼすべての会社が含まれているのです。さらに素晴らしいことに、ACWIの世界株ポートフォリオは、通貨の分散まで勝手にやってくれます。そこにはアメリカ企業dけでなく、ヨーロッパ(ユーロ)やイギリス(ポンド)、中国(中国元)、ロシア(ルーブル)、インド(ルピー)、ブラジル(レアル)んどの企業が株式市場の時価総額に応じて含まれているからです。すなわち世界株ポートフォリオは、為替リスクに対して中立なのです。もちろん「ドル崩壊」という経済的大事件が起きれば株価自体が下落するでしょうから、損失が生じないということではありません。しかし「世界の株式市場の時価総額に合わせて通貨を分散投資する」などということを個人で行うのは不可能ですから、それを勝手にやってくれるACWIはやはりものすごい金融商品なのです。さらに2011年3月、東証に「上場MSCI世界株」(1554)が上場されました。これはACWIから日本市場を除いた株価指数に連動するETFで、日本の個人投資家のニーズに最適化されています。(日本人投資家はたいてい日本株を別に保有しているので、ACWIでは日本株の比重が高くなってしまうのです)。日本株と同様に円建てで取引しながら世界市場に投資できるこのETFは、金融ポートフォリオをグローバルに分散したい個人投資家にとって”究極の金融商品”といえるでしょう。ここであらためて確認しておくと、「上場MSCI世界株」は円建てで取引されていても、すべての資産が外国株で構成されています。当然、円の価値が下落すれば外貨の価値は上昇しますから、円安で株価は上がります。(逆に円高で株価が下がります)。これによって個人の金融資本を日本国のリスクから完全に切り離したうえで、なおかつ世界市場の成長に賭けることができるようになるのです。ただし残念ながら「上場MSCI世界株」はまだ上場されたばきありで、売買高が1日1万株に満たないことがほとんどです。


<目次>

文庫版まえがき
はじめに
PART1 日本人の人生設計を変えた4つの神話
1 日本を襲った二羽の「ブラックスワン」
 砂山に砂粒を落としたら
 地震予知はやっても無駄
 ロングテールとベルカーブ
 1997年の黒い鳥
 日本人はなぜ自殺するか
2 不動産神話 持ち家は賃貸より得だ
 マイホームは不動産投資
 タマゴをひとつのカゴに盛る
 「得する」秘密はレバレッジにあり
 「所有する」というリスク
 まやかしのセールストーク
 賃料の高い大型物件を借りろ
 バンコクより安い東京暮らし
 ひとはなぜマイホームを求めるのか
 夢の残骸
3 会社神話 大きな会社に就職して定年まで勤める
 「現在価値」とはなにか?
 債券価格が下がれば金利は上がる
 23歳で1億3500万円
 右側通行と左側通行の理論
 雇用慣行はナッシュ均衡
 均衡が崩れるとき
 サラリーマンというリスク
 ある日突然、1億円が消えたら
 地獄への道は善意で敷き詰められている
4 円神話 日本人なら円資産を保有するのが安心だ
 ギャンブルはゼロサムゲーム
 投資はプラスサムのゲーム
 保険は「不幸の宝くじ」
 銀行預金は「投資」ではない
 最後に笑った”金融の素人”
 円高でミリオネア?
 真のリスクはどこにあるのか
5 国家神話 定年後は年金で暮らせばいい
 日本国に集中されたリスク
 この世に錬金術はない
 確定した未来
 ニッポンはすでに債務超過
 財政赤字のメルトダウン
 預金封鎖と資産税
 いまとは逆の世界
 インフレはほんとうに起こるのか
 時代の病
PART2 ポスト3.11の人生設計
6 伽藍からバザールへ 人的資本のリスクを分散する
 他人と同じことをして、けっして目立たないこと
 クリエイティブクラスとマックジョブ
 「月並みの国」と「果ての国」
 アメリカの労働者の世界
 会社の庇を借りた自営業者
 リスクを極大化するシリコンバレー企業
 バックオフィスという選択
 「知識層」は人口の10%
 「マイクロ法人」という戦略
7 世界市場投資のすすめ 金融資本を分散する
 人生をギャンブルにできるひとたち
 個人のリスクを国家のリスクから切り離す
 もっとも確実に破産する方法
 インフレ対策に最適な金融商品
 FXで外貨預金
 世界の株式市場をまるごと保有する
 世界株ポートフォリオは為替リスクに中立
 ドルコスト平均法は正しいか
番外編 なぜふつうのおばさんが億万長者になるのか?
 デフレなら通貨は上昇する
 低金利の通貨はインフレにn
 働かずに遊んで暮らせる夢の国
8 大震災の後で人生を語るということ
 絵空事
 私たちになにができるか
 「世代間格差」という差別
 被災者の”自己責任”を問う社会
 成功はバザールに埋まっている
 黒い鳥が現れるとき
おわりに
文庫版あとがき

面白かった本まとめ(2013年下半期)

<今日の独り言> 
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ガストロノミー ジョエル・ロブション(東京 恵比寿)でランチを堪能しました!

2014年02月26日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 以前このブログで紹介した「世界一のおもてなし」という本の著者である宮崎辰さんがサービスマン(プルミエ メートルドテル)として働いている恵比寿にあるガストロノミー ジョエル・ロブションへ行って来ました!

 ミシュラン3つ星のお店で、以前から行きたいなぁと思っていたお店ですね。
結婚記念日に思い切って行ってみました。

 場所は、恵比寿ガーデンプレイス内にあります。
高いビルに囲まれた中にある白い建物で目立ちます。
シャトーレストランとのことです。
建物の入口がいまいちわかりませんでしたが、店に近づくと扉を開けてくれて、明るく迎えてくれました。
5~6人ほど若い女性が待っていて、その多さに驚きましたね^_^;)
店に入ると左の方ですぐにコートなど荷物を預かってくれました。

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↑ジョエル・ロブションの店構え

そして、案内されて階段を上がり部屋に入りますが、途中には大きな花瓶にたくさんの生花が飾られていて美しく、また香りが素晴らしかったですね。
店内は天井が高く、テーブル席の間隔はゆったりとしています。
テーブルクロスが白色ではなく黒色というのは驚きましたね。

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↑店内

そして、壁が大きなガラスケースに覆われているのには驚きました。
お店の方に訊くと、ガラスケースは美術館をイメージし、その壁に飾られている小さなスワロフスキーのガラスの縦の並びはシャンパンの泡をイメージしているとのことでした。
なるほど・・・

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↑壁のガラスケース

 それからテーブルの上には、小さなダイヤモンドのような透明なガラス?や赤いガラスが10個ほど置かれてていて驚きましたね。
さすがセンスがあります!
このガラスが映えるために、にテーブルクロスの色は黒色にしているのでしょう。

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↑テーブルの上のガラス

それからメニューを見て注文します。
予約は事前にインターネットで行っていて、その際に苦手な食材を書いていたのですが、さっそく宮崎辰さんが確認してくれたのはさすがだと思いましたね。
著書の「世界一のおもてなし」を読んだと話をすると嬉しそうでした^_^)
睡眠を削ってかなり努力されているのが素晴らしいと褒めると、若くて体力があったし目標があったので頑張れたとのこと。
最近は講演会などもあり色々と大変だけど、現在は新たな夢に向かって努力しているというのはさすがと思いましたね。
コンクールは懲り懲りのようです^_^;)
また、とあるテレビ番組で宮崎辰さんが1時間置きに手を洗うと言っていたので凄いですねという話をすると、清潔にするというだけでなく、朝9時半くらいから夜の24時くらいまでずっと立ち仕事など集中して働いていて疲れるので、1~2分休憩を兼ねて手を洗ったりしているとのことでした。
また、その間に後輩に任せて育てるということも兼ねているとのことで、色々と頑張っているのだなぁと思いました。
そのあたりの説明も爽やかで、さすが世界一のサービスマンだと思いましたね。
とても良い気をもらえてとても嬉しかったです。

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↑メニュー

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↑メニュー

 注文は、前菜又はスープ、魚料理、肉料理を食べることができるメニューB¥8000にし、メニューをよく見てそれぞれを具体的に注文します。
そして、すぐにワゴンでシャンパンが運ばれました。
ドリンクメニューを頼んだのですがワインリストしかないとのことで、半強制的にシャンパンを飲むことになります^_^;)
初心者の方には注意して頂きたいですが、後でレシートを見るとシャンパン1杯は2200円でした。
それから後で勧められて注文した炭酸入りのミネラルウォーターは1200円、炭酸なしのミネラルウォーターは850円でしたね。
なお、このお店はそれらに10%ではなく12%のサービス料と消費税が別途必要となり、二人で2,5万円ほどでした。
但し、後述しますが、そのほかにサプライズやおみやげがあります^_^)

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↑シャンパン

かなり大きなグラスにシャンパンが注がれ、乾杯をします^_^)
大きなグラスというのが嬉しいですね。

そしてアミューズが運ばれますが、ポンカンのジュレで、下の方にはラム等のお酒も入っているようでした。
ひんやりして酸味がありさすが美味しいです。

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↑アミューズ

それからパンは自家製とのことで、温かくて美味しいです。
後でたくさんパンが入ったワゴンが運ばれ、どれを選ぶか楽しい悩みでしたね。
バルサミコ酢の入ったオリーブオイルやバターでパンは楽しみます。

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↑パン

それから前菜が運ばれますが、さすが白い大きなお皿に野菜やフォワグラなどが美しい!
シナモンの粉も綺麗に丸く飾られています。
大山(だいせん)鶏とフォアグラが合って美味しいですね~

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↑大山鶏モモ肉とフォアグラシナモンの香る栗と共にバロティーヌに栗かぼちゃのエスプーマとアンディーヴ、リンゴのサラダ添え

 それから魚料理のサワラが肉厚なのには驚きました!
トランペット茸というのは珍しかったですね。

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↑サワラゆっくりとポワレしそのブランダードと赤ワインソース、アンチョビバターパセリと共にソテーしたトランペット茸を添え

 そして真鯛のお皿が黄色をベースにして美しい!
レモン風味とのことでしたね。
一番上にあるのが九条ネギです。
真鯛がすごく柔らかく仕上げられていて、さすがでした!

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↑真鯛 九条ネギのエチュペとシトロネルの香りのクレーム

それから、鴨に黒トリュフがかけられ、美味しそうでした。
安納芋も良かったようです。

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↑シャラン産鴨 グリエにし、根菜のコンポジションと安納芋のムースリーヌ

そして、ハーブ豚が分厚い!!
ゆっくりナイフを入れて分厚い肉とソースを堪能しました!
舞茸も大きい!

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↑ハーブ豚 軽くスモークしてからゆっくりとグリエに根セロリの岩塩包みロースト、フランス産栗、舞茸のフリットと共に

そして、ここでサプライズがあったのには驚きました!
ローソクに火が灯されて、フランス語で「おめでとう」と描かれたチョコレートとイチゴ等のフルーツが盛られて、ニコニコ顔で宮崎辰さんが運んでくれました。
しかも、記念写真撮影もしてくれます。
後で、ロブションの建物も描かれた紙の写真立てと一緒に写真をもらえて、とても嬉しかったですね!

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↑サプライズのチョコレートやイチゴなど

そして、デザートが運ばれますが、どれもさすが美しい!
フレッシュマンゴーのデザートは、薄く固いものを割って一緒に食べるという斬新なものでしたね。
お味も素晴らしいです。

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↑柿などのデザート

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↑フレーズ・オペラ仕立て バルサミコソースとグラス・バジルを添えて

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↑キャラメル フレッシュマンゴーとはじける飴を忍ばせ、マンダリンのソルベ

そして、最後にエスプレッソとデザートが運ばれました。
サプライズも入れてデザートが4種類もあるのには驚きましたね^_^;)

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↑エスプレッソとデザート

それからテーブルで会計を済ませて席を立つと、宮崎辰さんがエレベーターで1Fまで案内してくれ、そして紙袋に入れたおみやげのパンを頂きました。
パンももらえるとはサプライズでした^_^)

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↑おみやげのパン

 ガストロノミー ジョエル・ロブションは、美味しいフレンチと宮崎辰さん達の素晴らしいサービスを堪能でき、とても良い結婚記念日となりました!
予約時に記念日ということを書いておくと、サプライズもありとてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2013年下半期)

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ガストロノミー ジョエル・ロブション

昼総合点★★★★ 4.7
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M. I. BLASTER-FALCONというラジコンヘリはとてもオススメ!

2014年02月24日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

「M. I. BLASTER-FALCON」の購入はコチラ

 ほとんどの男子ならば「操縦してみたい!」と目をキラキラと輝かせると思いますが、ラジコンヘリで遊んで見たいと思い、M. I. BLASTER-FALCONを買いました!

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↑M. I. BLASTER-FALCON

 特にこのヘリが優れているのは、操縦桿型のコントローラで本物感があることと、なんとミサイルを8本発射できるということです!
といってもミサイルは爆発するようなものではなく^_^;)(当たり前)、プラスチックの小さく細長いもので1mほどしか飛ばない代物ですが、男心としてはその機能があることが嬉しいですね^_^)

 といってもこのヘリはそんなに高価なものではなく、Amazonでも約4000円で売っていて想像以上に安くて驚きましたね。
約4000円とは安い!!

 さっそく購入して、操縦桿に単3のアルカリ乾電池5本を装着して、そして操縦桿からヘリコプター本体に細いケーブルをつなげてヘリコプター本体に充電します。
ヘリコプター本体には充電式リチウムイオンポリマー電池が内臓されています。
別売りのケーブルを買えば、パソコン等からUSBで充電することも可能です。
充電時間は約45分で、飛行時間は約5分と短いですが、十分楽しめます。
ちなみにこのヘリは屋内用です。

ヘリコプター本体は約20cmで、大きな主プロペラは実は2本ありますね。
2本あるので安定性が増すのだと思います。

操作はまず、離陸スイッチを下に押すとプロペラが回り始め離陸します。
結構、風圧を感じますね。
この機種は高度約1mほどで自動的にホバリング(空中停止)してくれます。
慣性の法則のため一度浮き上がると、空中で停止させるのは難しいと思いますが、自動的にプロペラの回転を調節してホバリングしてくれるのでとても楽ですね!
嬉しい機能です。

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↑プロペラが回転

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↑ヘリが浮上

 次に、操縦桿を前に倒せば前に進み、後ろに倒せばバックします。
操縦桿を右に傾けると、右に旋回します。
左に傾けると、左に旋回します。
また、上昇ボタンを押すと上昇し、下降ボタンをおすと下降します。
操作は非常に簡単です!
しかし、実は難しいです^_^;)
というのは慣性の法則がかかるので、前に倒しすぎると、後ろに急いで戻してもそのまま壁にぶつかったりします^_^;)
プロペラが壁にぶつかると、すぐ壊れてしまうのではないかと思っていましたが、意外と壊れないようです。
(でも、プロペラの回転は速いので、あまりぶつけると壊れそうですね・・・)

なお、緊急停止ボタンがありますので、危ないと思ったらすぐ緊急停止ボタンを押してプロペラの回転を落とし、衝撃を和らげることが大切です!
危ない時は早めに緊急停止ボタンを押すのがコツですね。

 それからヘリ本体の調節ですが、前後方向にはヘリ本体にバランス(重り)があるので、それぞ前後方向に動かして調節するとホバリングで前後に動かなくなります。
左右方向は、操縦桿に「R.TRIM」「L.TRIM」ボタンがあるので最初に押して調節します。
しかし前後方向は一度合わせれば大丈夫ですし、左右方向は別に調整しなくて大丈夫でしたね。

 そして、気になるミサイル発射ですが、本物のように操縦桿の中にある赤いカバーを下から上に指先で開け、そしてその中にある黒いボタンを押してミサイルを発射します!
このリアルさが嬉しいですね!
単発で発射することもできますし、長押しすると最大8連発できます。

しかし、操縦に気を取られてなかなか狙ったところにミサイルを発射するのは難しいです^_^;)
また、ミサイルをたくさん搭載すると、その重さであまり高く飛べないし、燃費も悪くなるようです・・・。
とはいえミサイル発射はなかなか楽しめますね。
当たっても全然痛くありません^_^;)

ヘリコプターの操縦はとても楽しいし、ミサイルも発射できて、このM. I. BLASTER-FALCONというラジコンヘリは家族でとても楽しめ、とてもオススメです!!


<商品紹介>
M.I.シリーズ第2弾、ミサイル発射機能付ヘリコプター登場。

M.I.(モーション インテリジェンス)とは・・・
今までにないコントロール操作や飛行機能を備えた新しいフライト・トイ。
操縦桿型のコントローラーを片手で傾けるだけの直感的操作で気分はエースパイロット!
オートホバリング、ミサイル発射機能搭載。

【オートホバリング機能】
1クリックで離陸からホバリングを自動制御。
初めての人でもカンタンに楽しく飛行可能。

【ミサイル発射機能】
コントローラーのセイフティカバーをあけてミサイルボタンを押せば、ミサイル発射!
ミサイルボタンの長押しで最大8連射可能!

【ジャイロセンサー搭載】
ジャイロセンサーを搭載しており、機体の動き(ブレ)を感知して、自動で制御し飛行を安定させることが可能。

【製品仕様】
●アクション:3チャンネルコントローラー【上昇】【下降】【ホバリング】【左回転】【右回転】【前進】【後進】【左旋回】【右旋回】
●連続飛行時間:約5分
●充電時間:約40分
●操作距離:約5m
●使用電池/本体:充電式リチウムイオンポリマー電池(内蔵) 送信機:単3×5本(別売)
●対象年齢:15歳以上

【セット内容】
本体・送信機・ミサイル(16本)・ペーパーターゲット・スペアテイルプロペラ・リムーバー


お勧めなお話(2013年下半期)
自動車保険を安く!

<今日の独り言> 
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「医者に殺されない47の心得(近藤誠)」という本はとてもオススメ!

2014年02月21日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「医者に殺されない47の心得」の購入はコチラ

 「医者に殺されない47の心得」という本は、以前このブログで紹介した「余命3ヶ月のウソ」と同じ著者で、実は「余命3ヶ月のウソ」の前に出版され、第60回菊池寛賞を受賞し、2013年ベストセラーランキング1位で100万部以上が売れ、かなり有名となった本です。

 この本の内容から特に「がん」のことについてまとめて、後で発売したのが「余命3ヶ月のウソ」という本のようです。

 それら両方の本に書かれていますが、日本人の常識としては「がん」になれば抗がん剤を服用して、早期に手術して「がん」を切り取るのが一番いいと思いますが、実は放置するのが一番長生きできるとは、とても驚きましたね。

 また、早期に「がん」を切り取って手術に成功し長生きできたという人は、実は「がん」ではなく「がんもどき」を切り取ったものであるというのも驚きました。

 本書は「がん」だけでなく、実は医者によく行く人ほど早死にしているという事実をいくつもあげ、また高血圧の薬やコレステロール低下薬、血糖値を下げる薬などは危険で、そんな薬を飲むより歩くことが大切ということも書かれています。

 そもそも、人間ドッグや健康診断での血圧やコレステロール値、血糖値などの基準値が引き下げられていて、大部分の人が異常と判断されているのが異常なんですね。

 それからCTスキャンの放射線量が多くその被ばくによる発がんの危険性が高いこと、インフルエンザワクチンの注射はウイルスの変異が早いのであまり意味がないこと、むしろそのワクチンで急死する可能性があること、メタボにさしかかる程度の小太りが一番長生きすること、コーヒーは意外と健康に良いこと、早寝早起きが良いこと、石けんやシャンプーを使わないほど肌や髪が丈夫になること、笑いは良薬などについても書かれていて、とても興味深く読めました。

 「医者に殺されない47の心得」という本はとてもオススメですね!

以下はこの本のポイント等です。

・自分も医学の道を志し、学生結婚して子どもが生まれると、わが子によく薬を飲ませました。薬害のおそろしさを知ったのは、医者になってからでした。多くの子どもが、ワクチンや解熱剤の副作用で脳に障害を受け、一夜にして痴呆状態になったりしている。おまけに病気を予防したり治す力はない・・・。事実を知ったときは、今まで何と危ないことをしていたのかと背筋が凍りました。そして「何とかして、医療からプラス面だけを得て、危険を避ける方法を見つけたい。ムダに苦しむだけの治療や、悲惨な医療死を、ひとつでも減らしたい」という想いが、僕の悲願になりました。

・最近「予防医学」が全盛ですが、その実態は「”患者を呼ぼう”医学」。医者の”おいしい”お客様にならないように気をつけましょう。大学病院、日赤、国立がん研究センターなど、世間で「いい病院」と言われる設備のととのった大病院は、「いい実験を受けられる病院」だと思ってください。がんで苦しみ抜いて死ななければならないのは、がんのせいではなく、「がんの治療のせい」です。でも、医者は必ず「がんのせい」にします。騙されないように。基本的に、自覚症状がなくてごはんもおいしいなら、医者にあちこち悪いと言われたり、がんが見つかっても、忘れるのがいちばんです。治療をあせると、寿命を縮めます。

・年をとると血管が硬くなるので、血圧はやや高めのほうが、血液がきちんと体や脳のすみずみに届きます。体にいい血圧を保つには、よく歩くことです。血液が下半身に滞留しないで、スムーズに体をめぐるからです。またコレステロールは細胞を丈夫にするので「減らさない」ことが大事です。日本人は、コレステロールが高い人ほど長生きです。お金が許す範囲でステーキ、トロ、イクラなど、好きなものを食べましょう。糖質も、とりわけ脳にとって大事なエネルギー源です。おいしいものを食べる喜びは生きる意欲につながり、長生きします。手も足も口も脳もまめに動かして、体をさびつかせないこと。喜怒哀楽を豊かにして、五感を活性化し続けること。「よどまない」ことが、なによりの健康法です。

・医者を40年やってきた僕が、いちばん自信をもって言えること。それは「病院によく行く人ほど、薬や治療で命を縮めやすい」ということです。医者にかかればかかるほど検査が増えて「異常」が見つかり、あれこれ薬を飲んだり手術をしたりするハメになる。がんが見つかると「手術、抗ガン剤、放射線が標準治療」と言われて、いきなり大事な胃や子宮を切り取られたり、死ぬほど苦しい抗ガン剤治療をさせられたり。ストレスも大変なもので、体に悪いことばかりです。薬のほとんどに病気を治す力はないのに、副作用は大きい。風邪薬や解熱剤でもアナフィラキシーショック(命にかかわるショック症状)が起きるし、肺ガン用抗ガン剤イレッサなどは承認後3年間で約8万6800人の患者に使われ、588人が死亡。がんよりずっとこわいです。またメスでお腹を切って腹膜をベタベタさわるとすぐ傷がつき、癒着します。癒着から腸がつまるとひどく痛むし、正常細胞のバリアーが崩れたところには、がん細胞がスッと入り込んで増殖しやすいんです。僕自身、医者になりたてのときは、たとえばがんは、手術や抗ガン剤で「治る」と信じ込んでいました。でも、さまざまな患者さんを観察するうちに、「臓器を切り取ってもがんは治らないし、抗ガン剤は苦しむだけなのでは」と気づきました。信じる者は救われる、と言いますが、医療については「信じず、合理的に考える」ことがとても大事です。

・いまだにワルモノ扱いのコレステロールも、実は「長寿のもと」です。1980年代に福井市の約3万7千人を5年間追跡したら、男女とも、コレステロール値の最も低いグループの総死亡率がいちばん高く、男性は、血中コレステロール値が高いほど、総死亡率が低いという結果がはっきり出ています。しかし治療の基準値はなかなか変わりません。コレステロール低下薬も、億単位、兆単位のお金を生み出す「打ち出の大づち」なんです。検査の数値を見ないで、体の力を信じてください。

・血糖降下薬は、合併症の予防や寿命には何の効果もないのに副作用が大きく、過敏症状、下痢、頭痛、耳鳴り、倦怠感、体温低下、眠気、むくみ、視力障害、腸閉塞、肝機能障害などに悩まされやすくなります。薬で血糖コントロールしていて「いつもだるい」「イライラしてキレやすい」「足元がふらつく」「認知症が出てきた」などの症状があったら、薬害を疑ってください。また、糖尿病は確かにこわい病気ですが、「予備軍2千万人」はオーバーです。日本糖尿病学会は、1999年に診断基準の空腹時血糖値を、それまでの140から126に変更しています。根拠もなく、米国やWHOの基準値変更に追従して基準をシビアにし、糖尿病患者を激増させています。血糖値は「歩く、自転車、水泳、ストレッチ」などの有酸素運動を心がけると下がる人が多いことが、運動療法のデータからわかっています。ほどよい運動は、体をさびつかせないためにも大切です。「血糖値が高め」と言われたら、よく歩くようにしてみてください。

・本物のがん細胞は、宿主の正常細胞がちょっと変異して生まれ、「周囲の組織に侵入(浸潤)し、遠く離れた組織に転移する」性質をもっています。そして宿主を殺すまで増え続けて、宿主とともに自爆します。命を奪わないがんは、がんのようなもの・・・「がんもどき」にすぎず、本物のがんに育つことはありません。検診で症状もないのにがんが見つかると「早めに切除すればほぼ100%治る」と医者が言いますが、それは「がんもどき」で、切らなくても何の問題もありません。昔は僕も、乳がんで「皮膚を破ってくるがんは、転移がある本物」だと思っていました。しかし、皮膚を破ってもグチャッと広がらず、しこりが部分的でその上の皮膚だけ破れて顔を出しているものは、長年診ていても、転移が出てこない。皮膚に入るのは「浸潤」ですが、浸潤しても転移しない「がんもどき」があるんです。また子宮がんでも肺がんでも、浸潤すると尿毒症になったり、息が詰まって死んでしまったりすることがあります。しかし放射線をかけたり、局所を手術すると治って、転移が出てこないものがある。これも「がんもどき」です。それから、ある種の胃の悪性リンパ腫では、抗菌薬でピロリ菌の除去療法を行うと、っがんが消失します。ですから「慢性変化」「慢性炎症」と呼ぶべきでしょう。そんなふうに、かなり育ってきてからも、がんと見分けがつきにくい「がんもどき」がたくさんある一方で、いきなり凶暴な姿を現す、本物のがんもあります。

・多くの健常な人々を集めて、くじ引きで「検診」「放置」などのグループに分けて研究、追跡する方法を「くじ引き試験」と言います。これは信頼度の高い方法です。欧米では肺がん、大腸がん、乳がんのくじ引き試験が多数行われ、「検診をしてもしなくても、死亡率は同じ」と実証されています。肺がんでは、アメリカのメイヨークリニックで9千人のヘビースモーカーを11年間、旧チェコスロバキアでは喫煙男性6300人を3年間、くじ引き試験で追跡したら、いずれも検診群の死者のほうが多かった。日本では、1989年に「がん検診をやめた村」、信州の泰阜村で明らかにがん死が減りました。胃がんなどの集団検診をやめたら、その前の6年間は、胃がんの死亡率が村民死亡率の6%、89年からの6年間は2.2%と半分以下に激減しています。検診を受けると不要な治療をされて、手術の後遺症、抗ガン剤の副作用、精神的なストレスなどで早死にする人が多くなる、と考えられます。よく「がんが見つかったけど早期だったから、手術できれいに取ってもらえた。おかげで5年たった今も、再発せずに元気でいる。私はラッキー」と言う人がいますが、実は無駄な手術で損をしたんです。どんな最新鋭機を使って早期発見をしても、本物のがんはそのはるか前、できてすぐに、あちこちに転移しています。

・45歳の人の場合、全身CTを1回受けただけで1万人中8人(0.08%)、30年間毎年同じ検査を受けると、1万人中190人(1.9%)が、「被ばくにより発がん死亡する」と推定されています。胸部だけのCT検査でも、医療被ばく線量は信じられない数値になります。原発事故のあと国が避難の目安にした「年間」の被ばく線量は20ミリシーベルトでした。胸部CT検査は1回でその半分、10ミリシーベルト前後に達します。しかも一般的に「造影CT」といって、1回撮影したあと、造影剤を静脈に注射しながらもう一度撮影するので、2回で20ミリシーベルト。腹部・骨盤CTはさらに被ばく量が多く、1回で20ミリシーベルト。造影CTまでやればその倍になります。しかも、日本で行われているCT検査の8~9割は、必要のないものです。またレントゲン検査は、病院の検査は比較的安全ですが、会社や地域の検診を検診車で受ける場合は要注意。検診車のレントゲン装置は間接撮影装置なので、病院などに設置されている直接撮影装置に比べて、被ばく線量が3~10倍多くなると言われています。

・僕はすべての患者さんに「一度に3種類以上の薬を出す医者を信用しないように。5種類以上を一度に飲むような行為は極めて危険」と伝えています。何種類も服薬していてずっと体調がすぐれないという患者さんや、お年寄りで認知症、ふらつきなどの症状が出ている場合は「薬を全部やめてみてください」とアドバイスします。やめても薬効はしばらく続き、なだらかに下降していくので「禁断症状」が出ることはなく、ほぼ全員の体調が好転します。薬は毒物です。すべてに副作用のリスクがあります。少量、短期の服用なら、肝臓や腎臓が薬毒を処理してくれることが多い。しかし習慣化すると、副作用が確実に現れます。そして短期でも、少量でも、服用する人の健康状態にも関係なく、薬が毒物である以上、いつ副作用となって現れるかはまったく予測がつきません。

・風邪をひいたら温かくして、のどが痛ければハチミツなどを塗って、ゆっくり休むのが、いちばん早く治す方法です。インフルエンザも風邪ですから、ヨーロッパでは薬を出さず「1週間、家で安静に」と言うだえn医者が少なくありません。熱が40度まで上がったとしても、熱で脳をやられる心配はありません。解熱剤の副作用による脳症や死のリスクを考えると、できるだけ解熱剤は避けたほうが賢明です。熱が上がっていく段階では、温かい飲み物をたっぷり飲んで、ふとんを多めにかけて、どんどん汗をかかせる昔ながらのやりかたが、理にかなっています。高熱が出てつらい場合は、水枕、冷たいおしぼりで体をふくなど、物理的に冷やすことをおすすめします。アメリカでは高熱が出ると、水風呂に入る人も多いんです。体力的に大丈夫なら、冷たすぎない水風呂に入ってみるのもいいと思います。また抗生物質はウィルスにまったく無効で、耐性菌などのやっかいな問題を起こします。軽い風邪なのに、抗生物質を処方するような医者には近づかないことです。

・余命診断があてにならない理由の一つは、がんの成長速度が人によってまったく違うからです。見つかったときに病巣が大きくても長生きする人もいるし、年をとるとがんの進行が遅くなる、ということも一概には言えません。二つには、がん病巣が人の命を奪うまで育つには、意外と時間がかかるからです。多くのがんは、直径10センチぐらいにならないと人を殺せません。がん細胞が2倍になるのに、平均2ヶ月以上かかります。1センチのがんが10センチになるには20ヶ月以上かかりますが、そんな先のことはだれにも予言できません。三つ目の理由は、がんが大きくなるにつれて、成長スピードがスローダウンすることが多いから。これは進行がんだけではなく早期がんにも起こり、発見されたとき以上に大きくならない早期がんは珍しくありません。余命診断を、ある程度正確にできるのは、脳、肺、肝臓などの重要臓器がやられて機能が衰えてきたとき。たとえば肺がんが増大して呼吸が苦しくなって、治療法がない場合には「余命はあと数ヶ月だろう」と予想できます。しかし重要臓器に転移が見つかっても、自覚症状も機能不全もなければもっとずっと長生きできます。抗ガン剤治療をすると、すぐ死んでしまうことがありますが。つまり、寿命を数ヶ月の幅で予想できるのは、体力ががんに負けて足腰が立たなくなったり、寝たきりになったりした場合です。逆に、普通に病院に歩いて行けたのに、「余命3ヶ月」とか「余命半年」と言うような医者に、命を預けてはいけません。「抗ガン剤を使わなければ余命3ヶ月。使えば1年」などと、治療のすすめとセットになっていたら特に、すぐ逃げ帰ってください。

・僕が20年以上にわたって診てきた150人以上の「がん放置患者」には、たとえスキルス胃がんであっても、数ヶ月で亡くなった人はひとりもいません。逆に今までどおり暮らしながら、3年から9年も生きた人が何人もいます。また、放置すれば痛まないがんは、胃がん、食道がん、肝臓がん、子宮がんなど、少なくありません。もし痛んでも、モルヒネで完璧にコントロールできます。

・骨転移で痛む場所が1カ所の場合は、放射線照射で劇的に痛みを軽くすることができます。放射線は体の一部にしか照射しないので、副作用も少ない。抗ガン剤をダラダラ使うと、がんが進行して骨が溶けたり折れたりすることがあり、また薬剤が全身に分布するので諸臓器にダメージが及び、大きな副作用が出ます。転移があちこちに多数ある場合は、放射線でいちいちたたくことはできませんが、骨転移の痛みに放射線治療はいいことずくめで、料金も10回の照射で14万円程度、自己負担分はその3割程度です。痛みが完全に消えた人たちはモルヒネから解放され、痛みが軽減した人はモルヒネを減量できるので、試してみる価値は大です。

・家で看取る場合、注意しなければならないのは点滴です。毎日、針を差し替えるのは痛いし、医者の側も面倒なので、たいていは体のどこかの静脈に管を留めて四六時中、点滴をすることになります。するとどうしても点滴の量がオーバーして、体が水ぶくれしてむくんでしまう。そのむくみが肺に及ぶと、肺は水びたしになりますから、プールでおぼれたときのように呼吸はハアハアゼイゼイし、セキやタンも出て、それはもう大変な苦しみです。結論から言うと、点滴をしないで、枯れ木のようになって死んでいくのがいちばんラクなんです。

・欧米の医学会では、「がんに対して、免疫力を強化しても無意味。効果なし」というのは常識です。免疫細胞療法は見向きもされないどころか、免疫と名のつく療法で患者を集める医者は、詐欺師扱いされます。なぜなら免疫細胞は、外から入ってきた異物を敵と認識してったくのですが、がんは自己細胞が変異したものです。人間の免疫システムが、がん細胞を敵とみなさないからこそ、がんは発生したのです。

・僕は最近、がん放置を選んだ患者さんには「ステーキでもトロでもイクラでも、おいしいと思うものを何でも食べて、少し太ったほうが長生きする」とアドバイスしています。がんでない方も同じです。相撲取りのような太りすぎは寿命を縮めますが、日本人の健康調査のデータを見ると、メタボにさしかかる程度の小太りがいちばん長生き、コレステロールが高いほど長生きしています。正常細胞を丈夫にすることが、がんへの抵抗力を高めるのです。

・確かにタバコほすすめできません。僕は「発がんバケツ」と言っていて、みんなそれぞれの容量のバケツを抱え、発がんの原因がたまってあふれるとがんになると考えていて、タバコは放射線、農薬などと並んで、明らかに発がんを促します。中高年になってしつこいセキ、タン、呼吸困難に悩まされるCOPDの患者も、9割は喫煙経験者です。一方お酒は、飲み過ぎなければ寿命を延ばしてくれそうです。「酒飲みは高血圧」というイメージがありますが、実はお酒を飲むと血管が拡張して、血圧は一時的に下がります。ストレスでカッカしているときにお酒を飲むと気がラクになるのも、緊張がほぐれるのも、血管拡張効果でしょう。

・コーヒー好きは肝臓がん、大腸がんのリスクが激減。かつてコーヒーは「胃を荒らす」「がんになる」「シミを増やす」など、言われ放題でした。しかしコーヒーは頭痛、胃痛をなだめ、眠気をはらう煎じ薬として世界に広まった飲み物。最近、世界各国の大規模な調査で、画期的な健康効果が発表されています。

・間違いなく健康になる生活習慣をひとつあげるとしたら、「早寝早起き」をおすすめします。それも外が暗くなったら眠り、夜明け前に起きる「超」早寝早起きがベストです。これは人類が何百万年もくり返してきた基本のリズムで、体にとってもっとも無理がないからです。

・作家の五木寛之さんと対談したとき、いちばん聞きたかったのは「数ヶ月に一度しか髪を洗わないというのは本当か」ということでした。「本当です。昔は盆暮れだったけど、まわりから「そりゃひどい」と言われて春夏秋冬に1度ずつになって、最近は1ヶ月半に1回は洗っています。僕は「路上生活者にハゲ頭なし」という真理を発見しました」とおっしゃっていました。論より証拠で、五木さんの頭髪は、80歳にしてフサフサです。人間の体の免疫状態は、自然界の汚いもの、寄生虫、細菌などに触れながら成熟していくので、清潔すぎる環境ではひ弱になっていきます。日本人は、世界一のきれい好き国民です。バイキンと聞くとふるえあがり、身の回りには「除菌」「抗菌」グッズがあふれています。その結果として、アトピーなどのアレルギーが激増している、という説が有力です。一方ホームレスの人や、お風呂に入る習慣のない民族にはアトピーは起きにくい。表皮を覆う皮脂が厚く水分量も大変多いため、抗原がブロックされるからです。

・笑いは副作用のない良薬です。心拍数や呼吸数が増え、血行が良くなり、横隔膜が大きく上下して腹筋・背筋の運動になります。胃腸を刺激して便通をととのえます。深呼吸効果などで自律神経とホルモンのバランスがととのい、血糖値や血圧の安定に働きます。笑いは、顔の筋肉運動にもなります。ふだんの生活では、表情筋は全体の30%ぐらいしか使われていないので、なるべく大口をあけて笑ったほうがよいでしょう。歌もいいですね。食べることも、五感のすべてを心地よく刺激し、内蔵の働きを高める、最高のインナーストレッチです。

・冬が近づくと、毎年インフルエンザ・ワクチンの接種を受けている人が多いですね。オランダで、ワクチンを打った群と打たない群を比較したら、インフルエンザの予防効果はまったくなかった、というデータがあります。さらに60歳以上になると、ワクチンを打った群で急死する人が明らかに多く、表向きは「心筋梗塞のせい」とされていますが、これはどう見ても、ほぼワクチンの副作用と考えられます。WHOも厚生労働省も、ホームページ上で「インフルエンザ・ワクチンで、感染を抑える働きは保証されていない」と表明しています。

・インフルエンザ対策はどうしたらいいのか。ウィルスはのどや鼻の粘膜にくっついてあっという間に細胞に入り込むので、水で洗い流すことは無理です。ウィルスの粒子はマスクの繊維のすきまを通り抜けるので、欧米ではマスクが予防に使われていません。インフルエンザを予防する、たったひとつの確実な方法は「流行時に人ごみに出ないこと」です。しかし普通に社会生活を送っていたら、感染は防げない。ならば、むしろインフルエンザにかかって免疫をつけると、その後かかりにくくなります。

・「病気の80%は医者にかかる必要がない。かかったほうがいいのが10%強、かかったために悪い結果になったのが10%弱」という言葉がありますが、まさに至言。基本的に少々の痛みや不自由は「ほっときゃ治る」と放置して、どうしても日常生活にさしつかえる症状があったときだけ、病院に行く。本当に手術や入院が必要なのか、あらゆる情報を調べてから踏み切る。そう心がけると、人生終盤を有意義に過ごせます。

・喜怒哀楽が強いほど脳はすばらしく活性化して、記憶の引き出しも増える。ボケを防ぐには、脳トレドリルより、意識して喜怒哀楽の振り幅を大きくして、いろいろなことに好奇心を持ち、おかしいときは大笑いし、悲しいとき、許せないときは涙する。サミエル・ウルマンの言う「燃え上がる情熱」「あくなき冒険心」までいかなくても、「泣きなさい、笑いなさい」といつも自分に言い聞かせるだけで、脳の若さがまったく変わってきます。五感をなるべくみずみずしく保ってしなびさせないことが、脳をしなびさせない秘訣でもあるのです。

・人類史上空前の超長寿社会を、これから手探りで歩いていく僕たちは、発想を大きく切り替える必要があります。定年後も社会環境に「取り残されない」のではなく、「先取り」していく。いつまでも元気に「生きられるように」ではなく、「働き続けられるように」健康管理を心がける。今まで培ってきた人間関係は「旧交を温める」のでなく、「社会還元に活用」する。会社員時代の地位やプライドに「しがみつく」のではなく「忘れる」。


<目次>
第60回菊池寛賞受賞の弁
はじめに
第1章 どんなときに病院に行くべきか
 心得1 「とりあえず病院へ」は、医者の”おいしい”お客様
 心得2 「老化現象ですよ」と言う医者は信用できる
 心得3 医者によく行く人ほど、早死にする
 心得4 「血圧130で病気」なんてありえない
 心得5 血糖値は薬で下げても無意味で、副作用がひどい
 心得6 世界中で売れているコレステロール薬の「病気を防ぐ確率」は宝くじ以下
 心得7 がんほど誤診の多い病気はない
 心得8 「早期発見」は、実はラッキーではない
 心得9 「がんだったから、仕方ない・・・」と考えてはいけない
 心得10 健康な人は医療被ばくを避ける。CT1回でも発がんリスクあり
 心得11 医者の健康指導は心臓病を招く
第2章 患者よ、病気と闘うな
 心得12 一度に3種類以上の薬を出す医者を信用するな
 心得13 軽い風邪で抗生物質を出す医者を信用するな
 心得14 「抗がん剤を使えば寿病が延びる」と言う医者を信用するな
 心得15 がんの9割は、治療するほど命を縮める。放置がいちばん
 心得16 「医者から薬をもらう」を習慣にしてはいけない
 心得17 痛みはこわくない。モルヒネを正しく使えば、安全に長生きできる
 心得18 がんの痛みは完璧にコントロールできる
 心得19 安らかに逝くとは「自然に死ねる」ということ
第3章 検診・治療の真っ赤なウソ
 心得20 がん検診は、やればやるほど死者を増やす
 心得21 「乳がん検診の結果は、すべて忘れなさい」
 心得22 胃を切り取る前に、知っておきたいこと
 心得23 1センチ未満の動脈瘤、年間破裂率は0.05%
 心得24 断食、野菜ジュース、免疫療法・・・医者たちの「がん詐欺」に注意
 心得25 「免疫力」ではがんを防げない
 心得26 よくある医療被害 ケススタディ
第4章 100歳まで元気に生きる「食」の心得
 心得27 体重、コレステロールを「減らさない」健康法を選ぶ
 心得28 ピンピン100歳への体づくりは「毎日タマゴと牛乳」から
 心得29 ビールは1日にロング缶2本までなら「百薬の長」
 心得30 コンブやワカメを食べ過ぎるとがんになる
 心得31 コラーゲンでお肌はぷるぷるしない。グルコサミンはひざに直接届かない
 心得32 「高血圧に塩はダメ」はウソ。自然塩より精製塩のほうが安心
 心得33 コーヒーは、がん、糖尿病、脳卒中、ボケ、胆石、シワを遠ざける
第5章 100歳まで元気に生きる「暮らし」の心得
 心得34 24時前後にどっぷり眠る「超」早寝早起き健康法のすすめ
 心得35 石けん、シャンプーを使わないほど、肌も髪も丈夫になる
 心得36 大病院にとってあなたは患者ではなく被験者
 心得37 「手当て」でストレスを癒す
 心得38 しゃべって、笑って、食べて。口を動かすほど元気になる
 心得39 よく歩く人ほどボケにくい
 心得40 インフルエンザ・ワクチンを打ってはいけない
 心得41 「ほっときゃ治る」を、いつも心に
第6章 死が恐くなくなる老い方
 心得42 ポックリ逝く技術を身につける
 心得43 喜怒哀楽が強い人ほどボケない
 心得44 100歳まで働き続ける人生設計をする
 心得45 いきなり進行がんが見つかったらどうするか
 心得46 ロウソクが消え入るような、転移がんの自然死
 心得47 リビングウィルを書いてみよう
近藤誠のリビングウィル


面白かった本まとめ(2013年下半期)

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四川一貫(東京 神田美土代町)で中華料理を堪能しました!

2014年02月19日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 かなり以前の週刊ダイヤモンドという雑誌に自称 覆面自腹レストラン評論家の友里征郎さんが、四川一貫の中華料理はオススメと書いてあったのを思い出し、たまたま近くに寄る機会があったので行ってみました。

 場所は、東京メトロ淡路町駅から徒歩約2分のところにあります。
店構えは、普通の中華料理店といった趣です。

Img_2648
↑四川一貫の店構え

 店内も、いたって普通の中華料理店で、4人掛けのテーブルが6つほどと、2人掛けのテーブルが2つほどの広さです。
夕方開店の17時直後に一人で訪れたのですが、団体の予約も入っていたようで、入口近くの2人掛けのテーブル席を案内されました。
お店の方は団体予約用に席を動かしていて大変そうでしたね。
レジの近くにはスポーツ新聞が2つ置かれていました^_^;)
そういうお店です。

 このお店は麻婆豆腐が有名なようですが、最近立て続けに四川料理のあまりにも辛い麻婆豆腐で痛い目にあったので^_^;)、麻婆豆腐定食800円ではなく、回鍋肉定食750円を注文しました。

 しばらくして、回鍋肉とスープ、ザーサイ、ご飯が運ばれますが、どれもキラメキがあるのには驚きましたね。

Img_2650
↑回鍋肉定食

 回鍋肉の野菜は厚めで大きく新鮮さを感じます。
肉も厚く大きめで、肉の脂がいい感じで焼けていて、これは結構旨い!
野菜と豚肉が合いますね!
そして、キラメキのあるご飯とも合います!
やはりこれらキラメキは美味しいんですね!

中華スープもアツアツで、ネギもしゃきっとしていて美味しいし、ザーサイも新鮮さを感じます!

店構えや店内の感じとは裏腹に、料理はどれもしっかり美味しく作られていて、さすがだと思いましたね!
今度は違う料理を楽しみたいと思いました。
定食で750円とリーズナブルだったし、四川一貫はとてもオススメです!!

美味しかったものまとめ(2013年下半期)

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四川一貫

夜総合点★★★☆☆ 3.6
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関連ランキング:四川料理 | 小川町駅淡路町駅新御茶ノ水駅




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ブラウンオーラルBプラチナ・ブラック7000(電動歯ブラシ)はとてもオススメ!

2014年02月17日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

「ブラウンオーラルBプラチナ・ブラック7000」の購入はコチラ

 これまでブラウンオーラルBのD305364Xという電動歯ブラシを使っていたのですが、4年以上経ち、充電してもすぐに電池が切れるようになったので、新たにブラウンオーラルBブラック7000を購入しました!

 このブラウンオーラルBプラチナ・ブラック7000は、オーラルBシリーズの中でも最高峰モデルで、ブラウン史上No.1の歯垢除去力ということなので、思い切って買ってみました。

 お値段は、Amazonで19,000円ほどでしたね。現在は16,500円ほどに値下がりしているようです。

 なんといってもこの製品は、オーラルB独自の技術である3D丸型回転で上下左右に毎分48,800回転し、上下振動で歯垢を「たたいて浮かす!」、左右反転で歯垢を「しっかりかきだす!」という2つの確実な動きで徹底的に歯垢を除去するとのことです。

 振動数はあまりに速くて旧型との違いはよく分かりませんが、確かに歯触りがかなり良くなり、歯垢がより取れているようです!

おぉぉさすがですね!

 なお、本体は以前より若干小さく軽くなったようですが、歯ブラシ自体は同じものが使えるので、買い置きしていたものがそのまま使えて良かったです^_^)

 それから歯磨きナビも少し小型化して置きやすくなったのもGoodですね。
歯磨きナビは機能はほぼ同じで、2分間タイマー付きで2分以上だと笑顔マークになり、電動歯ブラシを使用しない場合は時計モードとなります。

1img_2245
↑歯磨きナビ

 そしてブラシ収納ホルダーも小型化され、ブラシが床置きなので特に床から上下方向がスッキリして良いと思います。

3img_2247
↑ブラシ収納ホルダー

 それから、旅行用のハードトラベルケースが黒色で高級感があるのがとても嬉しいですね!
以前は青色透明プラスチックだったので、この高級感は嬉しいです!

2img_2246
↑ハードトラベルケース

なお、バッテリーを長持ちさせるには、半年に一度、充電が切れるまで歯ブラシを使用し、それから24時間フル充電したほうが良いようです。

 それから、今回「D305364X」の充電があまりできなくなったので新たに買ったのですが、ブラウンのコールセンターに電話をすると、「D305364X」の本体と充電器をブラウンへ送付し、+8,505円支払えば、新品の「ブラウンオーラルB デンタプライド5000」を送付してくれるとのことでした!!

 この「ブラウンオーラルB デンタプライド5000」をAmazonで調べてみると、約16,000円なので、約半額の提供とはかなり良心的なお値段かと思います。
さすがブラウンのアフターフォローは素晴らしいですね。
またコールセンターの方の対応も優しく素晴らしかったです。
せっかくなので、この「デンタプライド5000」も送ってもらい、仕事場用に愛用しています^_^)

「ブラウンオーラルBデンタプライド5000」の購入はコチラ

ブラウンオーラルBプラチナ・ブラック7000はとてもオススメですし、ブラウンの対応も素晴らしくとてもオススメです!!

お勧めなお話(2013年下半期)
自動車保険を安く!

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「投資家が「お金」よりも大切にしていること(藤野英人)」という本はとてもオススメ!

2014年02月14日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「投資家が「お金」よりも大切にしていること」の購入はコチラ

 「投資家が「お金」よりも大切にしていること」という本は、成長する日本株に投資する「ひふみ投信」を運用するレオス・キャピタルワークスを創業し、取締役・最高運用責任者(CIO)である藤野英人さんが書いた本です。

 この本では、日本人は本来は手段であるお金を貯め込むことに執着し、そのことによって人を信じないし、日本自体が悪循環になっていることを指摘し、これからは、世の中はみんなが使うお金で互助的に成り立っているのだから自らのリターンを得るためにも自覚的に消費や投資をし、清く豊かな明るい未来を目指すべきということについて書かれています。

 そのためには、変化と向き合い、変化をチャンスと捉え、変化や成長を望んで、実際に動くことが大切とのことで、その通りかと思います。

 また、投資とは、明るい未来のために情熱や行動、時間、回数、知恵、体力、お金、運というエネルギーを投入し、モノやサービス、感謝、成長、経験、お金を得ることだということについて書かれていて共感しました。

 また驚いたのは、バブル崩壊後の日本は失われた10年や20年と言われますが、その期間に成長できなかったのは実は大企業であり、東証二部の規模が小さかったり社歴が浅い会社は10年間で67%のプラスであるということです。
 そして2602社中、1705社と66%の会社の株価が実は上昇しているんですね。
 実は日本は成長している部分もかなりあるということです
日本の未来に対しては真面目にやれば楽観的に考えて良いのではと思います。

 この「「投資家が「お金」よりも大切にしていること」という本は、お金や経済、社会の本質について考えさせられ、とてもオススメですね!

以下はこの本のポイントなどです。

・日本の現金・預金の比率が突出して高いことがわかります。日本が55.5%と半分以上占めているのに対して、アメリカは15.3%、イギリスは32.2%、ドイツは39.4%、フランスは31.3%になっています。何が言いたいのかというと、日本は「現金と預金」の比率が高くて、他の国は有価証券や株式といった「投資」の比率が高いということです。

・この統計からわかることは、ずばり、日本人はお金が大好きだということです。現金と預金が大好きといった方が正確かもしれません。お金が好きといっても、お金を使うのが好きというわけではありません。何かを消費するわけでも、株式などに投資するわけでもなく、現金や預金として、お金を自分の懐に貯め込むのが好きなのですから、「お金そのもの」が大好きなのです。日本の個人金融資産は総額1400兆円だと言われていますが、そのうちの半分強、800兆円もの莫大なお金が、現金と預金なんですね。貯蓄型の生命保険も含めると、それ以上のお金が、まったく使用されずに眠っていることになります。

・日本は先進国のなかでもっとも寄付をしない国です。ほとんどの先進国では、家計の2~3%くらいの金額を寄付します。アメリカは3%です。ところが日本人は、家計のたった0.08%しか寄付しないのです。寄付主体における個人の比率を見ると、日本は36%です。残りの64%は企業や団体になります。一方、イギリスでは個人の比率が60%、アメリカでは76%も占め、いかに一般の人々が寄付を行っているかがわかります。

・困っている人のために寄付もしないし、社会にお金を回すための投資もしない。じゃあ、他の先進国の人たちに比べて、公共のためのお金である税金を多く払っているのかといえば、そんなことはない。日本の税率はむしろ低いくらいです。じゃあ、いったい何をしているのか?日本人は自分のこと、すなわち、自分のお金のことしか考えていないのです。自分のお金を現金や預金として守ることしか考えていないのです。

・自分でお金を貯め込んでいるということは、人にお金を出したくないということ。それは、人を信じていないことでもあります。日本人ほど、他人を信じていない民族はないということに他なりません。

・私が強く言いたいのは、アメリカでは「民間人(のお金持ち)」が悪を倒す」といった一般的なヒーロー像がある。それに対して、日本でのヒーロー像はあくまでも「公務員が悪を倒す」である、ということです。

・「貧しく」と言っても、理想的な生き方を実現するために自らが積極的に受け入れた貧しさであり、心の貧しさではありません。お金やモノを貪らない生き方、物質的な豊かさを捨て去った生き方は美しいですし、ステキな価値観だと私も思います。ところが残念なことに、この「清貧の思想」は、本来の思想とはかけ離れた解釈で日本人に根づいてしまいました。「理念に生きるために、あえて豊かな生活を拒否する」という思想が、「豊かになるためには、理念を捨てて汚れなければいけない」という考え方に変わってしまったのです。それが「豊かになることは汚れることだ」となり、「お金持ちは何か悪いことをしてお金持ちになったに違いない」といった考え方になったのでしょう。お金持ち=悪であり、悪を倒すどころか、倒される対象となってしまいました。ねじれて解釈され、定着してしまったわけです。私は、この「清貧の思想」の間違った解釈が日本をダメにしているのではないか、とつねづね思っています。なぜなら、「貧しいこと」そのものが美しくて正義であるかのような錯覚に、私たちを陥らせているからです。

・私は長年、投資家として生きてきたからこそ断言できることがあります。それは、「清く豊かに生きることは可能であり、また”清豊”を目指すことが、結果的に長期間にわたって会社を成長させることにつながる」ということです。けっしてあるべき姿だから、という理由だけではなく、ビジネス的・お金的な面からも、清豊を目指すべきなのです。

・昔であれば、「汚いことをしてお金を儲ける」ことができたかもしれませんが、いまの時代では絶対に無理です。そして、一度信用を失うようなことをすれば、株式上場が不可能になるのはもちろんのこと、再起自体も厳しくなります。しかも、上場までいくには、金融機関や監督官庁とのやりとりがあるし、証券会社や証券取引所の審査もあります。そうした「山」をすべてクリアして、さらに機関投資家などにきちんと説明できて、はじめて株式上場を迎えることができるわけです。こうした「軌跡」からわかるのは、「清貧」でも「汚豊」でもダメで、「清豊」でなければ、なかなか株式上場まで会社をもっていくことはできない、という厳然とした事実です。だからこそ、上場会社の創業経営者たちは、私の話に「そのとおりです」と納得したのでしょう。理想論でも机上の空論でもなく、そうしなければ成功できないことを実体験から知っているのです。

・新しいビジネスをつくって成功したり、お金持ちになってお金を寄付したりすることは、世の中に大きく貢献しているころであり、「かっこいい!」というのが、アメリカ人のスタンダードな考え方です。これは、「汚れてもいいので、お金持ちを目指す」か「貧しくてもいいので、清らかさを目指す」のニ択しかない日本人とは、かなり違う価値観だと言えるでしょう。社会的な善とお金持ちになることが両立しているのが、アメリカの社会であり、ビジネスの成功者やお金持ちはパブリックなことをする存在であるというのが、アメリカ人の考え方なのです。

・消費者の要望にすべて応えようとすると、従業員はさらなる仕事をしないといけなくなるし、とはいえ消費者は「より少ないお金で過剰なサービス」を求めてくるので、商売的にもうま味がなく、「あがったり」でしょう。そうすると、労働環境はますます悪くなり、ブラック企業は増え続けることになります。そこで働く人たちは仕事中に多大なストレスを感じ、今度は自分が客になったときに、そのストレスを従業員相手にぶつけることになる。こうしたバッドスパイラルが起きているのが、いまの日本の状況なのです。

・人は生きているだけで消費活動をしていて、誰かの生産活動に貢献しています。もっと言えば、私たちが消費したお金は誰かの給料になっているし、逆に、私たちが得る給料も、誰かが消費したおかげでももらえているのです。すべてはつながっている-このことを、経済用語で「互恵関係」といいます。私たちは誰かを支え、誰かに支えられているんですね。まわりとの関係で私たちは生かし生かされているのだと認識することが、経済を理解するうえでもっとも重要なことです。

・私の座右の銘に「自他不ニ」という言葉がありますが、これはまさに互恵関係と同じことを言っています。自分と他人はふたつに分けることはできない、という意味であって、もともとは大乗仏教の考え方なんですね。自分の喜びは他人の喜びにつながり、他人の幸福は自分の幸福につながる。だから、みんなの幸せを考えることが、最終的に自分の幸せを考えることにつながっていく-この自他不ニの感覚が強ければ強いほど、「社会に対して何かしなければ」という意識が生まれてくるし、具体的に寄付や投資といった活動にも結びつきます。

・コンビニでアルバイトをしている学生が、「お客さんから「ありがとう」と言われると、自分でも信じられないくらい嬉しくなるし、やる気も出てくる」と言っていました。接客業をしたことのある人なら、この感覚がよく理解できるのではないでしょうか?そうすると、「もっとお客さんに満足してもらうために何をすべきか?」などと考えるようになるのが、人間の自然な感情です。ブラック消費者がブラック生産者を生み出すのと180度逆の、グッドスパイラルが生まれてきます。「ありがとう」と言うことは、最終的には、自分のところに返ってくるんですね。

・店員に対して威圧的な態度を取る人は、同僚や恋人や友人に対しても威圧的な態度を取ります。そういうことはむしろ女性のほうがよくわかっていて、デートで相手の男性に対して幻滅するのは、レストランの店員などに対して横柄な態度をとる人だそうです。よく聞く話だと思いますが、なぜ彼女らがそれを嫌うのかといえば、それは自分が恋人や奥さんになったときにされる態度だということに、しっかり気づいているからなんですね。

・自分の消費活動を記録することは、けっして節約するために行うのではありません。もちろんそういう用途にも使えますが、いちばん重要なのは、「お金の使い方に自覚的になる」ためです。

・世の中は、みんなが使ったお金で成り立っています。つい忘れがちですが、自分のカラダが自分の食べたものからしかできていないのと同じことですね。日本の地方や郊外は「ファスト風土」と呼ばれるように、どこに行っても同じような風景(街道沿いにチェーン店やショッピングモールが建ち並ぶ風景)が広がっていますが、それは、みんながそういうお金の使い方をしたから、そうなっているだけのことです。現に、ひとり当たり年間600杯もの珈琲を飲むという珈琲大国イタリアにh、スターバックスが1店もありません。独自のバール(珈琲ショップ)文化が根付いていて、スタバができたとしても誰も行かないんですね。商売として成り立たないので、出店がないのです。県外の人にはあまり知られていませんが、じつは島根県の松江市も、独特のカフェ文化が根付いていて、チェーンの珈琲店がほとんどありません。それも、消費者である地域住民の「選択」なんですね。消費をすることは、大げさではなく、社会を「創造すること」でもあるのです。

・孤独を埋める商品・サービスが売れるからといって、そのことになんの疑いも持たず、単に孤独を煽ってしまえば、結果として孤独感は増幅していき、孤独な人がさらに増えていくことになるでしょう。そうすると、さらにさらに孤独を埋める商品・サービスが市場にあふれ、孤独も無限増殖していく・・・。なんだかデフレスパイラルみたいな現象ですね。そうやって、お金も時間も自分の人生も「消費」してしまって、本当にいいのでしょうか?そこを一度、自問してみてほしいのです。みなさんは、ただ生きているだけで大きな価値があります。であるなら、その価値をさらに大きなものにするように、自覚的に行動してほしい。私はひとりの投資家として、そう強く思っています。

・英語で会社はCompany、そしてこの言葉のもともとの意味は「仲間」です。もうひとつ、会社=株式会社の「株式」という言葉についても考えてみると、株式は英語でShareです。「食べ物をシェアする」とか「シェアハウス」のシェアですね。「分配」であり、「分け与えること」です。

・人間の祖先も多くが死んでしまい、絶滅の淵に立たされたそうです。しかし、ここからが面白いのです。生き残った人間のうち、さらに生き延びることができたのは、血縁でなくてもお互いに助け合い、少ない食べ物を争わずに分かち合ったグループだけなのだそうです。要は「協力」こそが、人間が生き残った大きな戦略であり、人間を人間たらしめている大きな要素だということです。

・NPOやNGOの活動のキモは、人に奉仕するために頭を下げ、罵倒されてでもお金を集めていくことです。ここを理解していない人が、いかに多いことか。だから、NPOやNGOを始めても、勝手に幻滅して、すぐに辞めていく・・・。そういう人は、どこかに巨大なお金のプールがあって、そこからいくらかのお金を掬い取って困っている人たちに渡してあげれば、すぐに「ありがとう!」と感謝されて、「ああハッピーだ、良いことをしたなー」という気分に浸れると勘違いしています。でもこれは、考えてみると、ものすごく上から目線ですよね。「良いことをしている」という意識の裏に大きな甘えがあるので、たとえば援助者に対してきちんと説明責任を果たすとか、寄付をもとにした活動のパフォーマンスを上げていくといった基本的なことが疎かになって、とにかくお金が集まらないし、事業も拡大しない。「良いことをしているんだから、少し大目に見てください」と、心のなかでは思っているのかもしれません。日本のNPO・NGOの問題は、一言でいえば、担い手がアマチュアだということです。資金調達に対する知識と知恵と責任感が乏しすぎるので、結果的に、中間支援団体もなかなかお金を出すことができません。結局、お金を出したとしても、ディスクロージャー(情報公開)すらしないような傲慢なNPO・NGOが多いのも、残念なこととに事実なのです。

・ウィプロ・テクノロジーズというインドのITサービス企業の会長は、きっぱりと次のように応えました。「私の成功とは、長期的な人間関係を築いて、人に奉仕することだ」私は、ぶったまげました。一般的に成功というと、「お金」「名誉」「地位」といったことを思い浮かべると思います。しかし彼にとって成功とは、そういった類いのものでも、何かをつくることでもないのです。要するに、たくさんの友達に自分がいろいろなことをしてあげたい。それがいちばんの成功であり、いちばんハッピーだと言うわけです。私は彼の話を聞いてものすごく感動しました。彼が言っていることは、「まったくその通りだ!」と腹に落ちたのです。多くの友達や仲間がいて、彼らに喜んでもらうことがいちばんステキなことではないかと、私も思えるようになったのです。

・アップルの故スティーブ・ジョブズが、まさにそういうタイプの社長だったと思います。彼は、自社の商品やサービスを、企業のトップの視点というより、お客さんの代表としての視点から見ていました。彼はユーザーに「最高のもの」を届けることだけを考えていたんですね。社内事情的にいろいろと問題があったとしても、それはお客さんからしたら無関係なので、いとも簡単に無視していたようです。じつに横暴ですし、一緒に働く人間からしたら最悪でしょうが、ジョブズは本当に真面目だったんだと思います。

・私は「虚業」という言葉が大嫌いです。ITだろうと金融だろうとメーカーだろうとサービス業だろうと、あらゆる業種の社長さん、約5700人と直接会って話をしてきた私は、世の中のすべての仕事や会社は理由があって存在していることを、自分の目で確認してきました。虚業んんて、どこにもありませんでした。提供する商品なりサービスがあり、それを受け入れるお客さんがいるかぎり、その仕事や会社には価値があるのです。あなたには価値が感じられなくても、誰かの役に必ず立っていて、世の中に価値を提供している。雇用も提供しています。世の中には儲かる会社もあれば儲からない会社もある。楽な仕事もあれば、汗水たらす仕事もある。意義を感じやすい仕事もあれば、一見、意義を感じにくい仕事もある。しかし、虚業という仕事は、ひとつも存在しない。

・投資とはいったいなんでしょうか?私は「投資とは、いまこの瞬間にエネルギーを投入して、未来からのお返しをいただくこと」だと考えています。「お金」ではなく「エネルギー」をやり取りするのが投資なんですね。エネルギーの中の一つがお金であって、未来からのお返しの中の一つがお金だという認識です。エネルギーの要素として、私は以下の8つのものを考えています
 エネルギー=情熱×行動×時間×回数×知恵×体力×お金×運
未来からのお返しは以下だと考えています。
 未来からのお返し=プロダクト(モノやサービス)×感謝×成長×経験×お金

・私の考える投資の目的はただひとつ。「世の中を良くして、明るい未来をつくること」なんですね。最大のお返しとは、”明るい未来”のことです。そして、未来が明るくなれば、自分自身もより良い人生を送れるようになります。

・貯金として眠っているお金、特にタンス預金のお金に、世の中を変えるエネルギーがあるでしょうか?いいえ、それはエネルギーが消滅した「死んだお金」です。そういった「死んだお金」の収集に熱心になっているのが日本人であり、テレビやニュースの話題も、「死んだお金」をどう分配するか、といった話ばかりです。そして、多くの人が、自分や自分の家族のためだけに何十年もかけて集めた「死んだお金」を後生大事に抱えたまま、この世を去っていきます。ふだん使っているお金にしても、何も考えずに漠然と消費していたり、ただ「安いもの」を買っているのだとすれば、それはかぎりなく「死んだお金」に近いでしょう。お金に支配された人生とは、自分のことだけを考えている「閉じた人生」に他んりません。自分さえよければいい、自分の家族さえよければいい、自分の会社さえよければいい、自分の地域さえよければいい、自分の国さよければいい・・・こういったものは、きわめて非・投資的な考え方です。

・私はファンドマネージャーとして、「成長する会社」を中心に等しすることにしています。もっと言えば、「利益」を上げ続けている会社を狙って投資を行う。株式市場がステキなのは、どんな会社であろうと、利益が上がればそれに連動して株価も上がるところです。長期的に見れば、利益と株価の高下は完全に一致します。会社の規模や知名度なんて、まったく関係ありません。成長する会社の株価が上がるという意味でいえば、株式市場はかぎりなく平等でフェアなところだと言えるでしょう。そして、「利益を上げる」ということをもう少し突っ込んで考えてみると、結局は「真面目な会社」しか、長期的に利益を上げることはできないんですね。短期的には、株主や従業員やお客さんのことを考えないような「不真面目な会社」が利益を上げて、その株価が上昇することもありますが、長期的に見れば、そういう会社はやがて凋落します。なぜなら、法律やお客さんの目も厳しいし、高すぎたり、ニーズがなかったり、品質の悪い「適切でない商品・サービス」は、競争相手によってやがて淘汰されていくからです。資本主義社会では、正しい方法で、お客さんや世間からの信用を得られない限り、長期的に利益を上げ続けていくのはほとんど不可能でしょう。要は、真面目に世の中のために努力している会社しか、成長し続けられないというわけです。会社もまた、理想と現実の間で揺れ動きながら、最終的には理想を追求していくべき(いかざるを得ない)存在だと言えるでしょう。

・私の運用するファンドにはマイナーな会社の株がたくさん含まれているので、「そんな会社の株を持って、危険じゃないんですか?リスクが高いですよね?」と聞かれることも多いのですが、それはリスクの意味を完全に取り違えています。本来、「成長にかける」ことがいちばん安全で、リスクが低いのです。だから私はビジネスとして、成長株に投資しています。理想論ではなく現実的に、大きな投資成果をあげるためには、それしか方法がないとも思っています。

・地方の田舎の無名会社であろうと、成長すところにいればその人は成長し、東京の大企業であろうと、成長しないところにいればその人はダメになるでしょう。個人レベルでも、「成長にかける」ことがいちばん安全な道なのです。だから、私が就職活動中の大学生に言っているのは、会社の知名度や規模、ましてや給料などではなく「真面目かどうか、成長しているかどうか」で会社を選べということです。

・真の安定とは、変動・変化をしないことでは、けっしてありません。変化と向き合い、変化をチャンスと捉え、変化(成長)を望んで、実際に動くこと。要は、変化こそが安定なのです。

・投資家としての私にとって最終的に大事なのは、「人を信じること」です。私が株式投資で、莫大なお金をある会社に投入するかどうかを判断するとき、最終的には、信じられるかどうかです。その会社の経営者や従業員や株主のことが信じられれば株を買うし、信じられなければ見送ります。

・2002年12月から2012年12月までの10年間のTOPIXが2%しか上昇していない理由は、日本の大企業がダメだったからです。実はその裏側で、東証一部に上場している中小企業(一部の大企業も)は成長していたのです。株価が上がった約70%の会社を見てみると、平均して毎年7%ずつ利益が出ています。この7%という数字は、非常に大きな数字でしょう。なぜなら、10年え倍になるからです。1.07を10回掛けると、1.967となり、ほぼ2倍になります。つまり、日本の東証一部に上場している会社の7割は、この10年間で利益が倍になっているわけですね。利益と株価はほぼ同じように動いており、実際に株価は約2.1倍になっています。利益においても株価においても、高度経済成長期並みの成長をしているんですね。そういった状況にも関わらず、全体を指して「失われた10年」とか「失われた20年」と言うのは、どう考えてもおかしな話でしょう。

・私は、日本の未来に対してきわめて楽観的に捉えています。日本の先行きは暗い、とも思っていないし、経済がダメになるとも考えていません。それは、ひとりの投資家として、全力で生きる多くの人を間近で見てきたから、そう言えるのかもしれません。真面目で、成長している会社を主に見ているので、未来は暗いと思うことのほうが、むしろ難しいくらいです。私には、会社がひとつの生命体にも見えるし、株券や紙幣がただの紙切れにはどうしても見えない。その裏に、多くの人の努力と忍耐、勇気と挑戦、汗と涙、希望と歓喜、怒りと哀しみ、賞賛と嫉妬があることを知っているからです。

<目次>
はじめに
 あなたがペットボトルに支払った「150円」の行方
 お金について考える、ということ
第1章 日本人は、お金が大好きで、ハゲタカで、不真面目
 8割の学生が「お金儲け=悪」
 日本人は世界一ケチな民族
 お金について「何も考えていない」
 日本人は不真面目なお金教の信者
第2章 日本をダメにする「清貧の思想」
 バットマンはなぜ「かっこいい」のか?
 日本のヒーローは・・・公務員
 日本人が美徳とする「清貧の思想」
 じつは、清豊でなければ成功できない
 新しいビジネスを始めるのは、立派なことか?
 「なぜ国がやらない!」と怒り出すのが日本人
 「アリとキリギリス」のアリにそっくり
第3章 人は、ただ生きているだけで価値がある
 経済って、よくわからない・・・
 残業250時間の「ブラック企業」
 誰がブラック企業を生み出すのか?
 いま、”ブラックスパイラル”が起きている
 経済は「互恵関係」
 経済の語源は「共同体のあり方」だった!
 「ありがとう」はチップ
 ひとりひとりが日本経済
 一ヶ月の出費をすべて記録すると、何が変わるか?
 自分のお金をステキなものに使う
 「孤独」を埋める消費
第4章 世の中に「虚業」なんてひとつもない
 日本人は仕事も会社も同僚も、あまり好きではない
 「会社」とは何か?
 なぜ、社長に対して学生がプレゼンを行うのか?
 NPOや社会起業家に対する誤解
 「ぼくはフォースの暗黒面に落ちていた」
 会社とは、きわめて人間的な存在である
 会社の価値は、何で決まっているのか
 株主総会でわかる、会社の真面目さ・不真面目さ
 私がインド人経営者にぶったまげた理由
 あなたの会社の社是は形骸化していないか?
 従業員の頑張りはお客さんには無関係
 日本の投資信託がトピックス型だらけの衝撃理由
 「金の卵」の失望
 ソニー凋落の兆しはプレゼンに表れていた
 真面目な会社はどうかを見分ける方法
 「虚業」と言い切る人は、自らの無知をさらけだしている
第5章 あなたは、自分の人生をかけて社会に投資している、ひとりの「投資家」だ
 投資は、「お金」ではなく「エネルギー」のやり取り
 エネルギーの8要素
 駅のトイレで出会った、偉大な投資家
 なぜ「カネの話は人生でいちばん大切」なのか?
 ブレてもいい。揺れ動いてもいい。一歩ずつ理想に近づいていこう
 私が「成長する会社」に投資する理由
 本当の安定とは「成長し、変化すること」
 あなたはなぜ「行動」できないのか?
 最後の最後は「エイヤ」
 投資の果実=「資産形成」×「社会形成」×「こころの形成」
 ネガティブ情報の洪水に溺れそうな、日本の若者たち
 誰が日本経済を「失わせた」のか?
 日本経済の足を引っ張っている「日本経団連」
 モノクロのレンズを捨てよう。世界はもともとカラフルなところなのだから

面白かった本まとめ(2013年下半期)

<今日の独り言> 
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俺のフレンチTable Taku(東京 銀座)でフレンチを堪能しました!

2014年02月12日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 とある店へ食事をしようと東京の山手線高架下の銀座8丁目辺りを平日の17:30頃歩いていたのですが、なんと「俺のフレンチ」というお店がいつの間にか開店しているのを発見!

 しかも行列がない!

以前行ったことのある「俺のフレンチ」は人気のため長~い行列ができるお店として有名ですので、これはチャンスです。

 1Fの店の前にいる定員さんに念のため確認すると、すぐ食事ができるとのこと!
 これはラッキーでしたね。
さっそく予定を変更してこの「俺のフレンチTable Taku」へ行ってみました。

 お店は2階にあり階段を上がって進みます。

 このお店はかなり密度が高い立食形式でかなり狭さを感じますが、かなり人数が入る上に客の回転がよいため、リーズナブルにフレンチを楽しめます。
普通フレンチのお店は夜は1回転が基本ですが、このお店は3回転以上するようです。

 コートを預かってもらい、カウンター前まで案内されます。
なかなか愛想がよく格好がいいお兄さんです

 店の看板によると、このお店は一応座る席もありしかもJAZZ演奏も楽しめるようですが、その場所は分かりませんでしたね。
奥に部屋があったのかな?
それとも3階があったのかな?

 さっそく、テーブルの上のメニューを見ます。
メニューを見終われば、テーブルの側面にある金属フックにそのメニューをかけなければなりません^_^;)
フレンチのお店ではあり得ない状況ですが、工夫を感じさせてくれます。

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↑飲み物メニュー

飲み物は、「俺のスパークリング(ラ・パルマ)」650円を注文しました。
なみなみ180ccとのことです。
「俺のフェラーリ」も気になりましたね^_^;)

 さっそく、お洒落な細長いグラスがテーブルの上に置かれ、ラ・パルマのボトルの銘柄を確認して、「俺のスパークリング」がそのグラスに注がれます。
本当になみなみ、あふれんばかりに注がれました!
スパークリングワインが表面張力で浮き上がってますよ!
グラスとワインは美しい光を醸しだし、これは何だか嬉しいですね!
しかしこの表面張力では乾杯ができませんね^_^;)
グラスはそのまま置いたままで、口を付けてさっそく飲んでみますが、さっぱりとしながらも少しコクと甘みがあり、さすが美味しい~!

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↑なみなみ俺のスパークリング

 そしてすぐにアミューズ(300円)がテーブルの上に置かれますが、バラエティに富んだオリーブとチーズの光沢も美しく、そしてこのスパークリングワインと味も合ってなかなかGoodです!

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↑オリーブとチーズ

 それからFOOD MENUを見て食べるものを決めます。
どれを選ぶか結構悩みます^_^)

4img_2264
↑FOOD MENU

 冷前菜として、「自家製スモークサーモン キャビア添え(ポテトのワッフルとワサビクリーム)」950円を注文します。
世界三大珍味の1つであるチョウザメの卵の「キャビア」という言葉には弱いですね・・・
しかもキャビア添えで950円は安い!!

 温前菜からは、野菜が食べたかったので、「ホタテ貝とボルチーニ茸のキャベツ包み蒸し(780円)」を注文します。
寒い日が続くので温かいものを食べたかったですね。
 世界三大珍味のそのほかのフォワグラとトリュフにも惹かれますが、以前ラ・ブランシュというお店で新鮮なフォワグラを堪能しましたし、ディズニーシーでもトリュフを堪能しましたので今回はやめておきます・・・^_^;)


 そして、スペシャリテメニューから1つ選びます。

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↑スペシャリテメニュー

 これもどれから選ぶか悩みます。
バスク豚キントアやシャラン鴨などがこだわり食材とのことで、それらもそそられますが、以前オマール海老が売り切れで食べられず残念に思ったことがあったので、「活オマール海老(2種の料理法で)」1480円を注文しました。

 そして、カウンターの目の前で調理されていた「自家製スモークサーモン」がテーブルの上に置かれます。

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↑自家製スモークサーモン キャビア添え(ポテトのワッフルとワサビクリーム)

 平らで広く黒いお皿には驚きました!
こんなお皿があるんですね!
皿が黒いので、白いサワークリームが生えます!
そして赤身のシャケも美しく張りがあり、そして想像以上に肉厚がある!!
 さっそくサーモンをナイフで切り、白いサワークリームとキャビアを添えてヒンヤリサーモンを堪能しますが、ワサビがいいですね~!
キャビアもとろけます!
この美味しさには感動しました!
ボリュームがあるのも嬉しいです。
そして、異色のポテトのワッフルも良い焼き加減で想像以上にサーモンとマッチ!
この組み合わせは素晴らしかったですね。
この自家製スモークサーモン キャビア添え(ポテトのワッフルとワサビクリーム)はとてもオススメです!

そしてちょうどこのサーモンを食べ終える頃に、「ホタテ貝とボルチーニ茸のキャベツ包み蒸し」がテーブルの上に置かれます。

7img_2271
↑ホタテ貝とボルチーニ茸のキャベツ包み蒸し

きれいにホタテ貝などがキャベツにくるまれ、そしてトマトの赤色が映えますね~!
さっそくそのキャベツにナイフを入れますが、結構具に厚みがあります!
しかもホカホカ!
とても温かく、濃厚なホタテやボルチーニ茸もたっぷりで、幸せなひとときですね。
野菜がたっぷりというのも嬉しいです。
とても美味しいです!

そして、いよいよ「活オマール海老(2種の料理法で)」の登場です!

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↑活オマール海老

 2つの皿で運ばれますが、それぞれ想像以上に活オマール海老の身がふんだんにあります!
右側がサワークリームで、左側はよく分かりませんが濃い味付けでさすが美味しいです。
アツアツで柔らかなオマール海老が身もたっぷりあり、それをがっつり食べるのはとても幸せなひとときです。
 パンと一緒にこのオマール海老を食べたくなったので、慌てて追加でパン300円を注文して一緒に食べました。
パンは3種類ありこれらも結構ボリュームがあります。
パンをソースに押し付けて、最後までソースも堪能しましたね。
大変美味しくいただけました!

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↑パン

 俺のフレンチは、リーズナブルにそしてスピーディに高級食材をワイワイガヤガヤと堪能でき、とてもオススメなお店ですね!
お一人様食事にも最適かと思います!
ただ、静かにフレンチを楽しみたい方は止めた方が良いと思いますのでご注意ください^_^;)

美味しかったものまとめ(2013年下半期)

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俺のフレンチ Table Taku

夜総合点★★★☆☆ 3.5
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関連ランキング:フレンチ | 新橋駅内幸町駅銀座駅



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外出して小腹が減ったときにスープジャーがとてもオススメ!

2014年02月10日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

「スープジャー」の購入はコチラ

 特に冬の寒い時期に外出して公園や試合観戦などに行くと身体が冷えてしまうので、そのような時に温かいスープを楽しめるよう「スープジャー」を購入しました!

 このスープジャーは、真空断熱構造でステンレス魔法びんと同じ高い保温・保冷力を持つものです。
保温効力は、6時間/56度以上あり想像以上に長時間アツアツで楽しめてとても良いですね!
寒い場所でアツアツなものを楽しめるのは本当に嬉しいです。

ミネストローネやかぼちゃスープなどとても美味しく頂けました!
今度は「ぜんざい」を楽しんでみようかなと思っています^_^;)

 実は、このスープジャーはスープだけでなく、温かいご飯やカレー等に利用してもいいんですね。
また、夏場は冷たいフルーツなどのデザートの保冷にも使えるようです。
色々と使えそうですね。

お値段も2000円以下でありお手頃かとも思います。

スープジャーはとてもオススメです!!

<商品の仕様>

サイズ:約9.5×9.5×12.5cm
本体重量:0.3kg
素材・材質:本体/ステンレス鋼(アクリル樹脂塗装)、外フタ/ポリプロピレン(発泡ポリプロピレン内蔵)、内フタ/ポリプロピレン、シールパッキン・ベンパッキン/シリコン
容量:0.38L
保温効力:6時間/56度以上
食器洗浄機:内フタ・外フタのみ対応(本体は入れないで下さい)

◆熱いものから冷たいものまで、いろいろ持ち運べるフードコンテナーステンレス魔法びん構造だから、熱々のスープやシチュー、冷たいデザートまでいろいろ入れられます。密閉構造のフタは開けやすく、もれません。たっぷりサイズの0.38L。
◆ステンレス魔法びん構造本体は高い保温・保冷力で食べごろ温度をキープ。
◆広口タイプスープランチに最適! 広口なので具だくさんメニューにオススメ
◆食洗機対応のフタ自在に動く2ピース密閉構造のフタだから、もれない! 開けやすい!

お勧めなお話(2013年下半期)
自動車保険を安く!

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「世界一のおもてなし(宮崎辰)」という本はとてもオススメ!

2014年02月07日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「世界一のおもてなし」の購入はコチラ

 「世界一のおもてなし」という本は、東京の恵比寿ガーデンプレイスにあるシャトーレストラン ジョエル・ロブションのプルミエ メートルドテルで、2012年11月に開催された「クープ・ジョルジュ・パティスト」サービス世界コンクールで優勝し世界一のサービスマンとなった宮崎辰さんが、すべてのゲストに満足していただくサービスの極意についてまとめたものです。

 具体的には、以下について非常に前向きに書かれていて、より良い人生のためのヒントが満載で、とてもオススメな本ですね。

・個人技とチームワークが必要
・職場以外でも自分を磨くことが重要
・いろんな技を身につけることが重要
・休みの日こそ早起きして外に出ること
・自分で考え答えを考えること
・お客様目線で仕事をすること
・作業ではない本物のサービスの掃除は大切
・サービスをする人間は店の外でもその店の顔であることを意識すべき
・レストランの経営の安定という観点からは女性客は大切
・男性の心も女性の心も分かるゲイの方はいいサービスマンになれる
・朝食は大切
・出会いに感謝し出会いを活かすこと
・具体的な目標にできる人を見つけること
・苦しい日々を助けてくれたのは贔屓にしてくれたお客様だった
・体型を維持することは大切
・睡眠時間をしっかり取ることが重要だが、人生の中では睡眠時間を削ってでも努力しなくてはいけない時期がある
・本番を前に誰よりも練習を積み上げることが重要
・一度心身をリフレッシュした上でピークを決勝当日にぶつけたのがよかった
・お客様を好きになること
・頑張っていれば誰かが必ず見てくれている
・反復練習を繰り返して試験に臨んだのが勝因
・栄光を手に入れるためには地道な作業が必要
・食生活を含めて健康管理は重要
・仕事とまったく関係ない同じ趣味を持つ友人を持つことが大切
・世界一の座は決して自分一人の力で手に入れたものではない


 宮崎辰さんは、メディアでも数多く取り上げられ、今ではかなり有名人ですね。
私もシャトーレストラン ジョエル・ロブションに行って、ぜひ宮崎辰さんのサービスを受け、食事を楽しみたいと思います。

「世界一のおもてなし」という本はとてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・レストランにいらっしゃるお客様にとって、レストランのすべてのスタッフがフィールドプレーヤーです。全員の個人技とチームワークが優れていることが、ゴールを奪うためには必要不可欠なことなのです。ですから私は、スタッフたちに言い続けます。レストランはサッカーチームであり、スタッフはみなフィールドプレーヤーなのだと。

・私は後輩たちによく、個人技を磨けと言っています。もちろん、もっとも大切なのは、上司から学び、そのレストランの求めるサービスを行うことです。ところが、本当に優れたサービスを行うためには、レストランの中にいる時間だけ努力していては駄目です。レストランの外でどのように自分を磨くかが、とても重要なのです。

・超一流のサッカー選手は、あまり知られていないけれど実はあれもできる、これもできる、という優れた能力を持っています。そして、そのプレーをじっと見つめていれば、その様々な能力が、特別なゴールシーンだけでなく、ちょっとしたパスやドリブルなどにも輝きを加えていることがわかるはずです。多くのレストランでは、デクパージュやカクテル作りの能力は求められないでしょう。また、語学力やソムリエの能力も必要とされる機会は少ないかもしれません。極端に言えば、店によっては料理の名前さえ言えればそれでいいのかもしれません。それでも、デクパージュやカクテル作りをマスターすることによって、料理やお酒についての理解が深まります。お客様にお出しするものの価値の高さを知り、それについて、求められればいくらでも説明をすることが可能となります。なにより、いざとなればそれができる、という自信がサービスの立ち居振る舞いに気品と威厳を与えることになるのです。

・自分を磨く場は勉強会やコンクールだけではありません。別に、勉強でなくてもいいのです。とにかく、休みの日こそ早起きして外に出ること。外に出なければ、なにもはじまりません。良い出会いも悪い出会いも訪れることはないでしょう。よいことも悪いことも含めて、なんでも経験すること。それが人としての深みを増し、ひいてはサービスマンとしての深みも増します。ですから、サービスの個人技を磨く第一歩は、休みの日に外に出かけることなのです。

・ちょうど世代的に、私たちの先輩は「背中で学べ」という世代でしたので、とにかく先輩の仕事を見て覚え、自分で調べて学ぶしかありませんでした。自分で考えない、勉強しない同僚たちは、みな実力がつかないまま脱落していきました。そして、面白いもので、一生懸命考えている人間ならば教えてやろう、というすばらしい先輩も中にはいるのです。しかしそれでも、まずは自分で一生懸命に考えていたからこそ、教えてもらったときにありがたみを感じ、身についていったのだと思います。ですから私は後輩に教える際にも、まずは自分で考えさせるようにしています。分からないことがあったら、まずは自分で答えを探す。自分なりの答えを二つ三つ持ってきて、その上での質問であれば、しっかりと教えてあげるようにしています。

・「リラックスして、ソファーにゆったりと腰掛けてみろ。スタンドの首が汚れているだろう?」そう言われて、はじめて私は気づきました。ソファーに座られてお客様から見える場所に、たしかに汚れがあったのです。それは、立ったままでは死角になってしまう場所でした。坂井氏はさらに続けます。「お前は掃除をしたつもりだったかもしれないが、それは作業をしていただけだ。このままお客様を通したら、汚れを見られていたことになる。つまり、お前は勝負がはじまる前に負けていたのだ」坂井氏にこのことを教えていただいて以来、私は掃除をなによりも大切にしています。その理由は主に二つあります。一つ目の理由は、お客様に心地よいひとときを過ごしていただくには、完璧に清掃された舞台を用意することが必要だからです。しっかりと掃除がされていればいるほど、ちょっとした見落としによる汚れたとても目立ってしまい、坂井氏のおっしゃったとおり、勝負がはじまる前に負けてしまうのです。二つ目の理由は、作業ではない「本物のサービス」の掃除をすることで、サービスでもっとも大切なことが身につくからです。お客様が座る可能性がある椅子にはすべて座り、お客様専用のトイレや洗面台なども必ず使ってみる。そうやって、お客様の立場に立ってみること。それこそが、「作業」と「本物のサービス」を分ける重要な分岐点なのです。

・レストランでサービスをする人間ならば、店の外でも、その店の顔であることを意識するべきです。サービスをする瞬間だけいい格好をすればいいというものではありません。また、オフの服装の話とあわせて、優れた仕事をするためには靴をきれいにしていなくてはならない、ということも坂井氏に教わりました。念入りに身支度をしたつもりでも、どうしても靴にまで注意がまわらないことがあります。スーツは定期的にクリーニングに出しますが、靴は自分で意識して手入れしないと、すぐに汚れてしまいます。しかし、座ったお客様からはサービスマンの靴がよく見えるのです。

・服装に気をつけることでファッションに興味を持つようになれば、なお良いでしょう。ファッションの世界は奥深くて、私も大好きです。私は、ファッションの世界には料理の世界と近いところが多いと思います。たとえば、芸術としえの側面と実用性を求める側面のせめぎあいがある点や、どんなに素晴らしいものでも消費されてしまう点、さらには創造性とビジネスの両立が求められるという点などは、まさに料理の世界にも通じると言えるでしょう。

・サービスはお客様の楽しみたいことを最大限実現することであり、押し付けたり啓蒙したりすることではありません。だから、「話さない」ことも含めて、ベストなものを提供するのが本物のサービスなのです。

・レストランのサービスには原則や基本がありますが、マニュアルはありません。お客様にとってベストな選択を、自分の頭で考えて臨機応変に行うこと。それこそが、本物のサービスなのです。

・短期的な客単価だけを見れば、男性のお客様の方が女性のお客様よりも高くなります。お料理もお酒も、多くお召し上がりになるからです。また、女性同士の場合はディナーではなくランチでいらっしゃる方が多いです。しかし、男性客の方が女性客より大事かというと、そんなことはありません。もちろんどちらも大切なお客様ですが、とくにレストランの経営の安定、という観点から考えれば、女性のお客様はとても大切になるのです。どういうことかと言いますと、女性のお客様がお二人でいらして、とても満足して帰っていかれた、とします。そうするとそれぞれのお客様が、今度は別のお友達と一緒に来店してくださるのです。さらに、その女性の方々が、それぞれ、旦那様や恋人とご一緒にいらっしゃることもあります。このように、女性の口コミは本当に強い影響力を持っているのです。それゆえ、お友達同士でどこか素敵なレストランはないか、といった話題になった際、シャトーレストラン ジョエル・ロブションの名前が出ること。それが本当に大切なのです。

・レストランのメートル ドテルをしておりファッションも好きである、という私は、女性のお客様の心をつかむのは比較的得意な方だと思っています。やはり多くの女性にとって、食べることとファッションは、とても重要な関心事ですので。そういえば、サービス業にゲイの人が多いということ、とくに優れたサービスマンにゲイが多いということは、偶然ではないと思います。フランスのレストランには、たいていの店で一軒に一人はゲイのサービスマンがいるのです。男性の心も女性の心も分かるゲイの方は、いいサービスマンになれる可能性が高いということでしょう。

・私の仕事はお店に着く前かはじまっています。通勤電車の中も、お客様のメールの応対をしたり語学の勉強をしているのです。そのため、家を出る時には、すでに仕事モードになっている必要があります。欠かさないのは朝食だけではありません。ひげを剃って顔を洗って、髪を整える時間を必ず取ります。髪の毛がボサボサでひげも剃らない、といった状態で家を出ることは、決してしません。オンとオフの切り替えをかっちりと行うこと。そのために必要なことをルール付けて、毎日それを続けること。私にとっての仕事は、仕事をする前からはじまっているのです。

・出会いに感謝し、出会いを活かすこと。具体的な「目標」にできる人を見つけること。もし仕事で大きなことを成し遂げたいのなら、絶対に必要なことだと思います。

・朝、目が覚めても、なかなか起きあがれません。頑張って起きあがっても、今度は頭痛がしてきます。毎日、身体を引きずるようにして職場に向かいました。そのような苦しい日々を助けてくださったのは、私を贔屓にしてくださるお客様でした。なじみのお客様が「新しいお店に移ったって聞いたから、来たよ」といらしてくださると、その日はずっと、楽しく過ごせたのです。もし、そのようなお客様方がいらっしゃらなかったら、私の心身は持たなかったことでしょう。

・2010年は、これまでの人生でもっとも辛い年でしたが、終わってみれば、素晴らしい転機の年になりました。まず、世界最高峰のレストラン、シャトーレストラン ジョエル・ロブションのメートル ドテルになることができました。そしてさらに、第14回メートル・ド・セルヴィス杯で優勝して、長年の夢であった日本一のサービスマンの座を手に入れることができたのです。ところが、私の挑戦はそこで終わりを告げたわけではありませんでした。その先に待ち受けていたのは、世界一への挑戦という、さらに険しい道のりでした。私は日本一となったことで、世界大会への出場権を手にすることができたのです。

・そしてある日、突然、自分のナイフが、まるで手のように感じられるようになりました。骨に当たった感触などが、まるで自分の手で触っているように細やかに、明確に、感じられるようになったのです。一度その感触を覚えてからは、自分でも驚くくらいデクパージュができるようになりました。そのあたりも自転車に乗ることを覚えるのと、デクパージュの習得が似ているところだと思います。

・最高の集中力が求められる場面において、着なれたユニフォームであることはとても大切なことです。どんなに上質なものを着たとしても、やはり、着慣れているものほどにはしっくりこないはずです。そしてもう一つ、同じタキシードを着続けている理由があります。このタキシードを仕立てたのは、24歳の時でした。それを今でも着続けられるということは、体型を維持できているということになります。もし、新調することを前提に考えてしまっていたら、その時の体型に併せて作ればいい、ということになってしまうでしょう。私にとって、同じタキシードを着続けるということは、ずっと変わらない努力を続けてきたという証しなのです。

・いい仕事をするためには、しっかりと睡眠時間を取る必要があります。サービスはとても頭を使う仕事ですし、また、常に立ちっぱなし、歩きっぱなしで、体力も必要な仕事です。ですから、頭と身体を万全の状態にすることも、サービスの仕事においては大切なことだと言えるでしょう。しかし、もし、仕事において人並以上の力量を手に入れたいと考えるならば、なんとしてもスキルアップのための時間を確保しなくてはなりません。そして、サービスの仕事はどうしても勤務時間が長くなる職種です。ディナーのお客様が帰られて仕事が完全に終わるのあ、終電間近になってしまいます。もしスキルアップの時間を捻出しようとしたら、出勤退勤の時間を費やし、休みの日を費やす必要があります。実際、私は日本一に挑戦していた時も、そして世界一に挑戦していた時も、そのようにして特訓に励みました。しかし、そうやって仕事以外すべての時間を費やして、それでもまだ時間が足りない場合、最後に削れるのは睡眠時間となります。もちろん、睡眠時間を削るのは最大限避けるべきですが、それでも人生の中には、睡眠時間を削ってでも努力しなくてはいけない時期があると思います。私にとってそれこそが、世界大会に向けての練習の時期でした。

・本番でベストを尽くしたいと考えるとき、一番効果があるのは、本番の前に誰よりも練習を積み上げておくことなのだと、私は思います。

・私は後輩たちに、「ゲストを好きになれ」と言っています。お客様のいいところを見つけるようにし、好きになるように努力するのです。そうやってお客様のことを好きになれば、家族を喜ばせたいと思うのと同じように、お客様を喜ばせたいと自然と思えるようになります。それこそが、優れたサービスを行うための第一歩なのです。

・海外に目を向けると、たとえばフランスでは、学校でお弁当や給食を食べるのではなく、一度家に帰って食事をして、再び登校するという文化があります。また、香港にいた方から聞いた話によると、香港では家で食事をすることはあまりなくて、外食がとても多いのだそうです。しかもその外食は、父と母、祖父と祖母、子どもたち、孫たち、などなど一族総出で楽しむものなのだというのです。フランスも中国も、それぞれ素晴らしい食文化を育んできた根底には、「食」を大切にする考え方があったのだと思います。

・人間、頑張っていれば、誰かが必ず見ていてくれるものです。3ヶ月ほど経ったある日、「お前は頑張っているから、これをやってみるか」と、チーズの仕事を任されました。

・大卒で一流企業に勤めている友人たちは、みんな良い給料をもらって、土日も休みをとっていました。ですが、こちらはレストランの定休日が週一日あるだけで、他の日は朝早くから夜遅くまで働きづめ。それなのに給料は安いものでした。見習いだから仕方がないとはいえ、しばしば悲しい思いをしたこともたしかです。とにかく、矢野氏の「これからはサービスの時代だ」という言葉を信じて、自分の技術を一歩一歩向上させていく以外に、私の人生の選択肢はなくなっていました。なにかを選ぶということは、選ばなかった可能性を捨てるということでもあります。いくつもの選択を積み重ねてきた結果、私の人生の選択肢は、既に「サービス」のみに絞られていたのです。そして、一流のメートル ドテルの凄さ、素晴らしさを知るにつれ、私の中には大きな目標ができていきました。サービスがいかに重要で、いかにたいへんで、いかに素晴らしいか。それを一人でも多くの人に知ってもらいたい。そのような思いは、当時も今も、変わらず私の中にあります。その思いのおかげで、私はこれまでどんなに辛いことがあっても、そこから逃げることなく頑張ってこられたように思います。

・最悪の体調の中で手に入れたソムリエの資格。とにかく反復練習を繰り返して試験に臨んだのが、最大の勝因でした。つまり、ソムリエ試験の合否は、はじまる前から決まっていたのです。

・実際に勉強してみれば分かるのですが、フランス語の発音は、少しでも違うと通じません。ですから、カセットを聴きながら頭の中で繰り返ししゃべります。そして休みの日には家の中で、しっかりと声を出して話して、発音を確認するのです。語学の勉強でとにかく大切なのは、同じものを繰り返し、繰り返し、勉強することです。私は1998年のテキストを何年もずっと繰り返しました。しかし、さすがにほとんど暗記して飽きてしまったので、2007年に買い替えました。それをさらに5年間続けて、2012年にもう一度最新のものに買い替えたのでした。そのおかげで、その後に勤務したレストランやホテルで、語学力が原因で失敗することはありませんでした。もちろんネイティブのようには行きませんが、意志疎通をする分にはまったく問題ありません。

・後に勉強することになるデクパージュの技術などもそうなのですが、栄光を手に入れるためには、地道な作業が必要になります。ただひたすら、同じことを繰り返すことができるかどうか。それをしたからといって、絶対に成功できるわけではありません。しかし、それをできない人間が成功を手にすることは、絶対にないのです。

・若い頃は、体力に任せて働くことができていましたが、いつか、それだけでは立ち行かなくなります。この時期に、食生活も含めて自分の健康管理のやり方を見直したことで、のちの日本一への挑戦、世界一への挑戦の際にも、体力の限界まで練習を積み上げることができたのだと思います。

・もし、仕事において成果を得たいと思ったら、良い友人を持つことがとても大切だと思います。幸い、私は多くの素晴らしい友人に恵まれてきました。苦しい時期も、楽しい時期も、ずっと助けられてきました。それは、友人関係が具体的に仕事に役立つ、というわけではありません。むしろ、仕事とまったく関係ない、同じ趣味を持つ友人を持つことが大切だと思うのです。私は料理の世界が好きですし、サービスは天職だと思っています。しかし、本書をここまで読んできていただいたあなたには分かっていただけると思いますが、私の人生はずっと順風満帆だったわけではありません。とても苦しい時期や、すべてが上手く行かない時期もありました。そんな時に私を支えてくれたのは、サッカーでした。正直に言えば、私が一番好きなのはサッカーです。ですから、万が一、レストランサービスの世界で失敗したとしても、一番好きな趣味までは奪われることがないのです。これは、本当に追いつめられた時に、大きな心の支えになってくれました。また、人間、社会人になって何年も経ってくると、かつての友人たちと次第に疎遠になってしまいます。仕事が違うと、生活リズムも変わってきますし、話題も合わなくなってきます。そうなった時に友人関係が続くのは、同じ趣味でつながる友人たちでした。

・世界一の座は自分の実力でつかみ取りました。それには誇りを持っています。しかしその実力は、決して、自分一人の力で手に入れたものではありません。その当たり前のことを、私はこれからずっと、繰り返し自分に言い聞かせ続けることでしょう。

<目次>
はじめに
第1章 サービスの本質とは
 優れたサービスは出会いに感謝することからはじまる
 優れたサービスは個人技×チームワーク
 サービスの「個人技」を磨くための秘訣とは
 頭を使わなければ本物のサービスはできない
 チームの力を引き上げる仕事の教え方
 いいサービスは掃除からはじまる
 一流のサービスマンはオフでも気を抜かない
 サービスで求められる本物の会話術
 時には原則を外れて会話をしてもいい
 お客様を覚えるための情報管理術
 お客様と、ずっとつながり続ける秘訣
 女性の気持ちに寄り添えるように
 朝食を食べずにいい仕事はできない
第2章 日本一になるために大切なこと
 出会いに感謝し具体的な「目標」を持つ
 メートル・ド・セルヴィス杯での激闘のはじまり
 挫折を乗り越える方法は練習しかない
 チャンスを見逃さない、ひるまない
 苦しみながらつかんだ日本一の栄冠
 自信を持つための唯一の方法は、練習を積み重ねること
 誰でもできることを、やり続けることの大切さ
 使い続けたナイフは身体の一部になる
 本当にいい服は古びることがない
第3章 世界大会での勝利の秘訣
 睡眠時間よりも大切なもの
 人生の大一番に最高の状態で臨むコツ
 各国代表が競う世界大会のはじまり
 最初の種目でアクシデント!
 予想以上の難敵だったオーダーテイク
 実力を発揮できた第三種目と第四種目
 自己最高の出来だったパイナップルのスパイラル
 広範な知識を求められる第六、第七種目
 日本人にしかできない技で逆転を目指した最後の二種目
 技術力でつかみとった「世界一のサービスマン」の座
第4章 修行時代に学んだこと
 ゲストへのサービスは、家族にサービスするように
 家族での食事が、豊かな食文化を作る
 料理の世界を選ばせた、手打ちうどんとアンチョビ
 フランスで知ったサービスの楽しさ
 「自分が時代を変える」と信じることの大切さ
 サービスがいかに重要で、たいへんで、素晴らしいか
 3年先と一緒に走ることで、成長の速度が上がる
 ソムリエ試験に一発合格するための秘訣
 通勤時間でマスターしたフランス語と英語
 全体を見ずに、目の前のサービスはできない
 自分の信じる「サービス」と「作業」の間
 良い仕事は、健康な身体からはじまる
 自分で料理を作ることが、なぜ大切なのか
 同じ趣味を持つ友人と、同じ夢を持つ友人
第5章 世界一になって見えてきたもの
 嬉しかった「現場を離れないでくれ」
 世界一になっても、忘れてはいけないこと
 世界一の義務
おわりに

面白かった本まとめ(2013年下半期)

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東京ディズニーシーのS.S.コロンビアダイニングルームでランチを堪能しました!

2014年02月05日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 東京ディズニーシーには、S.S.コロンビア号という大きな豪華客船施設があるのですが、その船の中にあるS.S.コロンビアダイニングルームは高級感があり一度は食事をしたいと思っていましたので、思い切って行ってみました!

 このお店はKIRINが運営するお店で、そしてプライオリティーシーティングとしてインターネットで事前予約できるお店です。
 基本的にディズニーランドやディズニーシーでは食事をするにも非常に混雑して時間がもったいないので、あらかじめ13時10分に予約して行きました。

 しかしながら訪れたのは冬の平日で、年間を通じても入場者数が少ない時期だったため、予約なしでもすぐに席に案内されていましたね^_^;)
この時期は予約は不要かもしれません。
しかしながら、窓側の良い席が確保されていたし、後でちょっとした嬉しいサービスがあったので(予約とは関係ないかもしれません)、より楽しむならインターネットで事前予約することをオススメします。

 S.S.コロンビアダイニングルームは、船の3階にあり、ふかふかの絨毯が敷かれている階段もしくはエレベーターで向かいます。
ちなみに2階はバーのようなお店で、こちらも豪華客船らしい高級感があり良いですね。
S.S.コロンビアダイニングルームの入口もしっかりとした木の扉や花、彫像等があり、なかなか高級感があります。

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↑お店の入口

 店内も、白を基調として天井が高く、シャンデリアやグランドピアノも置かれていて格調が高いです。

2img_2232
↑店内

 さっそく席に着きますが、テーブルの上に綺麗に三角に畳まれた布のナフキンを取って膝の上に置き、メニューをじっくり見ます。
 メニューには、このS.S.コロンビア号は間もなく大西洋横断の処女航海に出発します、1等船客のみなさまにふさわしい食事を最新設備の厨房を使って提供するということが書かれています^_^)
そういうシチュエーションなんですね。

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↑メニューでのこのレストランの紹介

 メニューを渡されますが、シェフのおすすめランチコースがオススメなようなのでこれを注文します。

4img_2208
↑シェフのおすすめランチコースのメニュー

 このランチコースは、前菜として「スープ」もしくは「アペタイザー」を選び、メインは「ローストビーフ」か「ローストビーフ+オマール海老」を選択するものです。
それぞれの選択によって値段が違います。
肉の量を増やすこともできます。
 テリーヌとオマール海老が美味しそうなので、「アペタイザー」と「ローストビーフ+オマール海老」の組み合わせの4850円のものを注文しました。
なお、飲み物はコーヒー(温・アイス)、紅茶(温・アイス)、キリンレモン、キリンアップルティソーダ、キリンジンジャーエールから選べ、それぞれ自由にお代わりができるのは嬉しいですね。
 紅茶は、ダージリン・アッサム・アールグレイの3種から選べ、レモンもしくはミルクを選べます。
アップルティソーダと温かいアッサムレモンティーを注文すると、さっそく運ばれました。

5img_2218
↑キリンアップルティソーダ

6img_2219
↑アッサムティー

 ポットから紅茶を注ぎますが、アッサムティーが香りが良く美味しい~!

 それから、ホタテ貝と白身魚のテリーヌ(パプリカソース添え)が運ばれます。
テリーヌの上にイクラが乗り、新鮮な野菜が添えられます。
なんと、このお皿にはミッキーの形をしたテリーヌが右側に添えられていました!
お店の方によると、なかなかこのサービスに当たることはなくラッキーですねとのことでした。
ディズニー好きには堪らないサービスですね。
これは事前予約した特典なのでしょうか。

 お味の方は、ひんやりしたテリーヌとイクラがソースにも合ってさすが美味しく、シャキッとした新鮮な野菜も良いです!
さすがですね!

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↑ミッキー付きのホタテ貝と白身魚のテリーヌ(パプリカソース添え)

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↑通常のホタテ貝と白身魚のテリーヌ(パプリカソース添え)

それから、丸いパンも運ばれます。
2種類あり、普通のパンとゴマ付きです。
ゴマ付きの方は、ゴマの模様がハートマークになっているのはさすがディズニーです^_^)
ほかほかで中は柔らかく、ほんのり甘さがあり、バターともあいます!
美味しいです!
パンはお代わりもできます。

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↑パン

 そして、いよいよメインの「ローストビーフとオマール海老のオーブン焼き(グレイヴィーソースと赤ワイン粒マスタードソース)が運ばれます!

10img_2228
↑「ローストビーフとオマール海老のオーブン焼き(グレイヴィーソースと赤ワイン粒マスタードソース)

 ローストビーフは3切れもあり、想像以上にボリュームがあります。
良い焼き加減で中は赤く柔らかくソースがあいます!
これは旨いですね!
 オマール海老もたっぷり身が入っていて、慎重に殻から身をはずします
結構ボリュームがあります!
しかも2つあるのが嬉しいですね!
アツアツのマカロニグラタンもあり、黒トリュフの香りが素晴らしいですね!!
想像以上にメインが美味しく大満足です!

そして、最後にデザートの前にコーヒーを頼み、デザートの「キャラメルパウンドケーキとバニラアイスクリーム」が運ばれます。

11img_2231
↑コーヒー

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↑キャラメルパウンドケーキとバニラアイスクリーム

 かなり立体的で美しい!!
横にある温かく溶けたチョコをかけながら食べてくださいとのことで、イチゴやブルーベリーも添えられ、なかなかボリュームがありますね!
これらも甘く素晴らしいです!!


 S.S.コロンビアダイニングルームは、ゆったりした高級感のある部屋で、想像以上に美味しい料理を楽しめ、そしてミッキーの形をしたテリーヌのちょっとしたサプライズサービスもあり、とても楽しめました!
とてもオススメなお店です!!



東京ディズニーランド&ディズニーシーのレストランやサービスなどオススメまとめ

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S.S.コロンビア・ダイニングルーム
昼総合点★★★★ 4.1
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関連ランキング:フレンチ | 東京ディズニーシー・ステーション駅ベイサイド・ステーション駅




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日本科学未来館の「THE世界一展」はとてもオススメ!

2014年02月03日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 何度も訪れこのブログでも紹介している日本科学未来館ですが、日本科学未来館1Fで企画展として「THE世界一展~極める日本!モノづくり~」(2013年12月7日(土)~2014年5月6日(火))が開催されていましたので行ってきました!

1img_2282
↑世界一展の入口

 この「THE世界一展」は、日本で生まれたオンリーワン、ナンバーワンの技術を古代から現在までダイナミックに200展以上総覧し、日本の技術文化を学び、未来へつなげる場となります。

 1300年以上も受け継がれる伊勢神宮の式年遷宮からたたら製鉄、美しさや美味しさを追求したこだわりの製品、自動車や情報分野における精密技術や極小部品、交通・建築・宇宙開発などバラエティに富んでいてとても驚きましたね。

 日本の素晴らしい技術や文化を目の当たりにして、改めて日本の将来に明るく希望を見出しました。

 また、この世界一の数々を見る際には以下の3つの心得と5つの手がかりを考えると良いようで、確かにその通りだと思いますしそのように考えると楽しいですね。

<心得>
・いろいろな角度からじっくり見るべし
・つくった人のことを想像するとともに、どうやってつくるかを考えてみるべし
・自分が使うところを想像するとともに、みんながどう使うかを考えてみるべし

<手がかり>
・技の伝承
・自然との共生
・こだわり
・もったいない
・おもてなし

 なお、後で科学コミュニケータの方と少し話をしたのですが、この200以上の展示に共通するものは、日本古来からの「和をもって尊ぶべし」の思いとのことです。
欧米の主従の考えではないというのがポイントのようです。
その視点で展示物を見るのも面白いかと思います。


大まかな会場地図は以下の写真の通りです。

2img_2603
↑会場地図

 入場料は大人は常設展600円と併せて1000円なので実質この企画展は400円となります。
年間パスポートを持っているので、差額の400円を支払いました。
18歳以下は常設展200円と併せて300円なので、実質この企画展は100円となります。
年間パスポートを持っていれば差額の100円の支払いとなります。

 まずこの「THE世界一展」入口の近くには、日系企業の主要先端製品・部材の売上高と世界シェア(2011年)がありました。
 日本の特徴としては、世界市場規模の大きな分野では日系企業の世界シェアは50%以下ですが、1兆円前後の小さな分野では「ハイブリッド車」や「デジタルスチルカメラ」など、世界シェア80%以上を占めるものが多くあり、分野によっては100%になるようです。
 これらがオンリーワンとして世界に誇れるものですね。

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↑日系企業の主要先端製品・部材の売上高と世界シェア(2011年)

 これから「THE世界一展」の展示内容について紹介しますが、展示が200以上とかなりあり、しかもどれも面白いので、じっくり見ていると結構時間がかかってしまいましたね^_^;)

 特にスゴいなぁと思ったのが以下の9点で、これらについて写真を交えて紹介したいと思います。
(1)たたら製鉄
(2)味覚センサ(世界初!味の数値化)
(3)自動イカ釣り機(世界初!はまで式全自動イカ釣り機)
(4)有機EL照明(世界初!HANGER)
(5)N夜光・ルミノーバ(世界初!放射性物質を使わない畜光材)
(6)天女の羽衣(世界一!薄くて軽い)
(7)液晶ディスプレイ用偏光板(世界一!大型・薄型軽量化)
(8)インスリン用注射針(世界一細い!)
(9)サイバーセキュリティ技術(カッコよすぎる!)



(1)たたら製鉄

 「たたら製鉄」とは、日本古来から鉄をつくる技術で、森から得られる砂鉄・木炭・粘土・風と自然の素材だけを使います。
しかも、鉄の純度99.9%以上と現代の技術でも難しい高品質を保っていて、日本刀のような最高の刃物や茶壷、生活の道具にいたるまでモノ作りの文化を育み、産業を発展させ、人々の生活を豊かにしてきました。
 森は日本の湿潤な気候のおかげで約30年という短期間でよみがえり、その森から得られる素材のみを使うシステムにより、「たたら製鉄」は日本における「自然と生きる」モノづくりの伝統であり、シンボルともいえる存在とのことです。
 展示されていた日本刀の刃はとても素晴らしかったですね。
これが砂鉄など森の素材だけでできるとは不思議ですし、このたたら製鉄の技術が文化や産業を発展させたとは考えさせられます。
森との共生などは必要なのでしょう。

4img_2314
↑日本刀

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↑太刀の説明


(2)味覚センサ(世界初!味の数値化)
 美味しいものを論理的に開発するには、塩味・苦み・甘み・酸味・うま味・渋味・コクといった人それぞれが感じる味覚を客観的に数値化する必要がありますが、ついに九州大学では、その味の数値化に成功したとのことです!
 今では美味しいものを作る食品メーカーや薬の苦みに対処する薬品メーカーなどに300代以上が活躍しているとのことです。
 ぜひ美味しいもの作りや、苦みのない薬開発などに活かして欲しいですね!

6img_2349
↑味覚センサ

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↑味覚センサを使った比較


(3)自動イカ釣り機(世界初!はまで式全自動イカ釣り機)

 個人的には中学生の頃、イカ釣り漁船がたくさんある島に住んでいて、そのイカ釣り漁船に何度も乗ったことがあるので、この全自動イカ釣り機には興味を持ちましたね。
 東和電機製作所では、「シャクリ」という漁師の熟練技術を数値化して自動制御することに世界で初めて成功し、世界30カ国に輸出され、漁獲高も50%アップしているとはスゴいと思いました!

8img_2369
↑自動イカ釣り機


(4)有機EL照明(世界初!HANGER)

 LEDに続く次世代照明として注目されているのが「有機EL」で、薄くて軽い、光が紫外線を含まず均一でムラなく柔らかい、省エネ・長寿命という優れた特長を持っています。
 特に、薄い面で明るいというのは素晴らしいと思いましたね!
Lumiotec株式会社では、2011年から世界で初めて照明用有機EL派根雨の量産販売を行っているとのことです。
近い将来たくさん売れそうです。

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↑有機EL照明


(5)N夜光・ルミノーバ(世界初!放射性物質を使わない畜光材)

 畜光材とは、太陽や蛍光との光を蓄え、暗闇で光を放出するものですが、従来の放射性物質を使わず10倍の明るさを株式会社ネモト・ルミマテリアルでは実現したというのは素晴らしいですね。
世界シェアでは8割を超え、腕時計用では独占とのことです。

10img_2456
↑N夜光・ルミノーバ(蛍光灯で畜光)

11img_2455
↑N夜光・ルミノーバ(暗闇で発光)

 
(6)天女の羽衣(世界一!薄くて軽い)

 「天女の羽衣」とは、太さが髪の毛の約5分の1という超極細糸で織りあげた世界一薄く軽い生地でつくられたもので、天池合繊株式会社が開発したとのことです。
 重さは1平方mで約5gという驚異的な軽さで、その光沢感と透明感はまさしく天女の羽衣で素晴らしいですね!
 光沢感と透明感が素晴らしく、思わず見とれてしまいました!
美しい!!
 パリ・オペラ座の舞台衣装や世界的有名ファッションブランドの高級素材として使用されているとのことです。
 これは女性は欲しいでしょ~!!

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↑天女の羽衣


(7)液晶ディスプレイ用偏光板(世界一!大型・薄型軽量化)

 偏光板とは、光をコントロールして液晶画面を鮮明にするもので、テレビやスマートフォン、タブレットPCなど世界中で使用されているものです。
 日東電工株式会社が薄型軽量化だけでなく100インチ以上の大画面で世界一のものを作っているとのことです。
偏光板を通さないとただ白く画面が見えるのですが、以下の写真のように偏光板を通すと、画像がとても綺麗に見えるとは驚きました!
偏光板はすごい!
これは素直に驚きましたね!

13img_2525
↑偏光板を通して見る

14img_2526
↑偏光板を通して見る



(8)インスリン用注射針(世界一細い!)


 インスリンを自分で常時注射する糖尿病患者の負担を少しでも減らしたいというテルモの技術者の想いと岡野工業の挑戦が実現した注射針で、針先の直径は0.18mmで、先端になるほど細くすることで、液体が流れやすい工夫をしているとのことです。
 実際にその細さを目の当たりにして、スゴいと思いましたね!
小さい!!
 注射の痛みが和らげるというのは、自分も注射の痛みが嫌だし、身の回りに糖尿病の方もいるだけに、とても素晴らしいですね!

15img_2561
↑インスリン用注射針


(9)サイバーセキュリティ技術(カッコよすぎる!)
 情報通信研究機構が開発した「DAEDALUS」は、「nicter」の大規模観測網を活用した「対サイバー攻撃アラートシステム」で、これを使えばネットワークなどが攻撃されている様子をリアルタイムに可視化できるというものです。
電子情報を視覚化したSFのようなビジュアルが世界で反響を呼び、Youtubeでの再生回数がかなりの数となっているようです。
その映像を見たのですが、確かにSF映画を見ているようにうまく可視化されていて驚きましたね!

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↑DAEDALUS



お勧めなお話(2013年下半期)
自動車保険を安く!

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