いいね~おいしいね~

食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

山崎(東京 西麻布)の日本料理はとてもオススメ!

2020年04月29日 01時00分00秒 | 外食

 ラッキーなことにオープン当初から通っているという友人に誘われて西麻布にある山崎へ行って来ました♪

 場所は、東京メトロ乃木坂駅や六本木駅から徒歩約10分の所にあります♪

2018年8月にオープンしたばかりなのに3ヶ月でミシュラン一つ星に輝いたとのことで、なかなか予約が取れない名店とのことです♪

 食べログでも2020SILVERとは素晴らしいですね♪

 土曜日の17:30の会に参加で、2回転目は20:30からとのことでした♪

 玄関もかなり上質感があり、そして店内の8席のカウンター席はさすが明るく綺麗で壁の生け花も美しいです♪

↑玄関

↑店内

↑壁の生け花

↑壁の生け花

 女将や山崎さん、その他の店員さんが明るく出迎えてくれます♪
それにしても大将の山崎さんは若く、色白でかなりのイケメンです♪
大将は女将と共にソムリエの資格もあるとは素晴らしいです♪

↑大将の料理姿

 まずは熱いお絞りで手を拭き、そしてドリンクメニューを見てグラスシャンパン2000円を頼みます♪

↑ドリンクメニュー

↑ドリンクメニュー

↑ドリンクメニュー

↑ドリンクメニュー

 そして料理が出てから、醸し人九平次 純米大吟醸 雄町(愛知)1200円のグラスと、十四代 角新大吟醸 生酒(山形)3000円のグラスを頼みました♪
さすがどれも上質さを感じ美味しかったですね♪

↑シャンパン

↑醸し人九平次 純米大吟醸 雄町(愛知)

↑十四代 角新大吟醸 生酒(山形)

それから適宜お水も頼みます♪

そしてコース料理は3万円で、以下が運ばれました♪

↑富山の生のホタルイカ

このホタルイカがかなり大きく、柔らく素晴らしいお味でしたね♪
こんなに大きく美味しいホタルイカは初めてでした♪
春らしくふきも良い感じで素晴らしかったですね♪

↑焼いたそら豆、バチコ

 そして焼いたそら豆とバチコとそして美味しいお粥でこれもかなり上質でした♪
温かく素晴らしいです♪

↑京都の物集女(もずめ)のたけのこのお椀

 そして京都の錦市場から仕入れたという物集女(もずめ)のたけのこがかなり大きめで、このお椀の出汁も絶妙でさすがのお味でしたね♪
これは、うみゃ〜です♪

↑山口の赤貝、淡路の真鯛のお作り

 それからこのお店は通常は八寸やお造りは出さないようですが、今回は珍しく山口の赤貝と淡路の真鯛の刺身がありました♪
これもさすが赤貝がプリップリで張りがあり素晴らしいお味です♪
これはかなりの大物の赤貝ですね♪
真鯛もさすが美味しいです♪

↑4日間寝かせた金目鯛塩焼きと京都の菜の花ペースト

そして金目鯛を4日間も寝かせたとは素晴らしく、これも皮は少し焦げ目でしたが、中は柔らかく脂がかなり乗っていてこれも美味しかったですね♪
これも日本酒に合います♪
緑色の菜の花ペーストとはその感性も素晴らしいと思います♪

↑かりんとうに見立てたアワビの唐揚げと肝

 それからアワビが切られていましたが、それが唐揚げとは驚きました♪
アワビの唐揚げとはなんとまぁ贅沢です♪
これも良い歯ごたえで素晴らしいお味です♪

↑タラノメの天ぷら

タラノメもサクっと揚げられて美味しいです♪
春を感じますね♪

↑スッポンの焼きをスダチで

 そしてスッポンがアツアツで程よい歯ごたえで骨付きで脂が乗っているのが素晴らしかったですね♪
これも美味しかった!
しかも肝付きです♪
スッポンをこのように美味しく食べたのは初めてでしたね♪
素晴らしい♪

↑きゅうりやカブ、椎茸の香の物

そして漬物を食べながら、炊き込みご飯を美味しく頂きます♪

↑セリや穴子、ふきのとう等の炊き込みご飯

大将がかなり丁寧にゆっくり茶碗に炊き込みご飯をよそおうのが印象的でしたね♪
これが美味しくて美味しくてお代わりをしました♪

↑しんとり菜の赤出汁

そして赤出汁も酸味と出汁がよく効いてしかもアツアツで素晴らしいです♪

↑そぼろ卵ご飯

↑筋子ご飯

 とにかくご飯が美味しくて、そぼろ卵も筋子ご飯も美味しく頂きます♪
卵も濃厚でさすがこだわりを感じます♪

↑できたてジェラート、牛乳と少し苦味の日向夏

そして手作りジェラートも牛乳の濃厚さとマイルドさを感じこれもかなり美味しかったですね♪
さすが上質さを感じます♪

↑玉露のりんぽう麟鳳

 それから最後は玉露ですが、43℃のお湯で準備したとはさすがです♪
このお茶も美味しく頂きました♪

 山崎の日本料理は、さすがどれも上質で、そして美しく、素晴らしいお味でした♪
器もこだわりを感じどれも美しかったですね♪

お会計は締めて42,955円でした♪
 
 山崎はさすがミシュラン掲載店で、上質で綺麗な店内で、美味しい日本料理を頂けとてもオススメです! 

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セカウマ(東京)での牡蠣はとてもオススメ!

2020年04月28日 01時00分00秒 | 外食

セカウマ(東京)での牡蠣はとてもオススメ!

 友人に誘って頂き、都内某所で美味しい牡蠣をたっぷりとお腹いっぱい頂きました♪
ラッキーでした♪

↑店内

↑店内

 そのお店は、住所も非公開なら予約方法や参加方法なども非公開の「セカウマ=世界一うまい牡蠣を創ろう!プロジェクト」とのことで、それら説明が明るく始まりましたね♪

↑説明の方と牡蠣開けの方

そして目の前には山盛りの牡蠣が準備されています♪
この量は半端ないですね♪

↑山盛りの牡蠣

 そしてこれから提供する牡蠣料理は18年ものオイスターライフの集大成とのことです♪
素晴らしいです♪

 最初に念入りに手の消毒などの説明がありみんなで消毒をします♪

 そして牡蠣にかなりこだわっているとのことで、そのセレクトから保存、提供の仕方、そしてその牡蠣の開け方がイマイチだとすべて台無しになるようです♪
  
 特に殻付き牡蠣は生きたまま開けなければ、牡蠣は旨味を吐き出して味が落ちてしまうようです♪

 そのため「牡蠣開け師」のシャッカーは重要で、アメリカ等ではこの開け方が巧いシャッカーに客が付いて行くので、それで日本では信じられないほどかなり高給取りにもなるようです♪

 それから日本の牡蠣の消費量は伸びつつあり、1位のカナダ、2位のフランスを超えそうな勢いとのことでしたね♪

 今回提供される牡蠣はAからFまであるサイズのうちCカップとのことで、このサイズの牡蠣は1日に500リットルの水を飲んでろ過するとは凄いですね♪
それだけ新鮮な海でなければ傷んでしまうようです♪

 なお、縮んだ牡蠣が提供されるのは生産者の落ち度とはナルホドです(^_^;)

 ちなみに今回13000円税込のコースで日本酒16種類飲み放題でした♪

 オイスターバーでは通常牡蠣1個600円ほどで提供されますが、今回のコースでは1人当たり牡蠣は約30個提供されのとのことなので、かなりコスパは良いです♪

 なお今回は秀次郎さんが牡蠣に合う16種類もの日本酒をセレクトして頂き、確かにどれも牡蠣と合って美味しかったですね♪
 特にMellowなど甘い日本酒が美味しかったです♪
この種類の多さは秀逸です♪

 それから今回の牡蠣は具体的には以下のようです♪
こだわりの生産のようです♪

1)坂越湾(赤穂コールドロン・兵庫)鎌島典子 作 

2)大黒神島(無人島・広島)かなわ水産作

 最初に海水スープとは驚きました♪
もちろん薄めてありますが、このような滋味あふれる海水で牡蠣が育っているとのことです♪


↑①海水スープ

そして生牡蠣が運ばれますが、あぁぁ厚みがあり濃厚でさすが美味しい♪

↑②そのまんま|殻付き活牡蠣 

 そういや牡蠣といえばレモンというイメージだと思いますが、実はレモンをかけるのは冷蔵庫や輸送技術がなかった時代に、殺菌のためや臭みを消すために用いられるようになったのが始まりとのことです♪

そのため新鮮な牡蠣はレモンなしでも十分美味しいです♪
でも一応レモン付きでも美味しく頂きました♪

↑③レモン|殻付き活牡蠣 

 それから約1000人を対象に「牡蠣に合う野菜」のアンケートを採ったことがあるとのことで、その結果は3位にネギ系(ネギ、タマネギ、にんにくが同数くらい)、そして2位がホウレンソウだったとのことです♪

確かにほうれん草が合います♪
美味しい♪

↑④ホウレンソウ|ペースト|殻付き活牡蠣 

そして第1位がトマトとは驚きましたね♪
でも実際に食べてみると確かにトマトも美味しいです♪
さすが!

↑⑤トマト|イタリア風|殻付き活牡蠣 

 そして好きな牡蠣料理の圧倒的第1位が「カキフライ」とのことで、大きなカキフライが登場しました♪
さすがどれも美味しいです♪
3種類食べられるのも秀逸です♪

↑⑥1stインパクト|そのまんまフライ

↑⑦2ndインパクト|無人島フライ

↑⑧3rdインパクト|氷柱熟成フライ

 実は世界で養殖されている牡蠣の8割が日本発祥の品種とのことです♪

 しかし実は欧米人は古代ローマ時代から「殻付き生牡蠣」を食べていて、その古代ローマには牡蠣の専門店もあったようです♪

 それから「オイスターバー」の発祥とされるアメリカのボストンやニューヨークでは、必ずオリジナルのソースが存在していて、そのソース目当てで客はお店に行くようです♪
そんなニューヨークをイメージしたソースの牡蠣も美味しくいただきます♪

↑⑨ブラともオリジナルソース|ニューヨーク|殻付き活牡蠣

 それからフランスでもたくさん牡蠣を食べるようです♪
 実はフランスの法律で6段階のサイズも決められていて、日本よりも色々とハードルが高いようです♪
そんなフランスでは牡蠣を頼むと必ずパンとバターが付くようです♪

 セカウマではなんと「生牡蠣専用パン」を開発したとは素晴らしいです♪
確かにこのパンやバターが牡蠣と合って美味しいです♪
ソースが濃厚でこれはいいですね♪

↑⑩生牡蠣専用パン|フランス|殻付き活牡蠣  

 なお牡蠣は脂分がないので、脂との親和性が凄く良いとはなるほどです♪
バター以外の油とも合うようです♪
また脂肪分の多い乳製品との相性もすごく良いようです♪

そこでカキのグラタンが登場ですが、あぁぁこれは文句なしに美味しいです♪
グラタンいいっすね〜♪

↑⑪カキノコグラタン|フランス|むき身 

↑⑪カキノコグラタン|フランス|むき身の小分け


 そして次はニュージーランド風でした♪
これも美味しい♪

↑⑫キルパトリック|ニュージーランド|殻付き活牡蠣 がたくさん

↑⑫キルパトリック|ニュージーランド|殻付き活牡蠣

 そして次は中国ですが、広大な中国なのに、各地の牡蠣料理に共通している調味料はどこでも胡麻油、黒酢、オイスターソースとは驚きです♪
それらも美味しく頂きます♪

↑⑬ゴマ油|緑葱|殻付き活牡蠣

↑⑭黒酢|白葱|殻付き活牡蠣

↑⑮食べるオイスターソース|殻付き活牡蠣

それから韓国もよく牡蠣を食べるようです♪
コチュジャン酢で美味しく頂きます♪

↑⑯セカウマ特製コチュジャン酢|殻付き活牡蠣

そして特に牡蠣キムチは蒸し豚と食べるようです♪
これが野菜にくるまれ美味しい♪
素晴らしいです♪

↑⑰クルポッサム風レタス包み|むき身

それから日本らしく、日本酒でさっとしゃぶしゃぶした牡蠣も美味しいです♪

↑⑱日本酒かきしゃぶ|むき身

そしてバーナーで炙るとは驚きましたが、やはり油分がある味噌マヨも美味しいです♪
やはり油分は牡蠣と相性が良いのですね♪

↑バーナーで炙る

↑⑲おいしゅうございます焼き|味噌マヨ|殻付き活牡蠣

そして「カラスミ蕎麦」とは驚きました♪
これも日本らしくて良いですね♪

↑⑳一口ピエール蕎麦|干し牡蠣

そしてアツアツの茶碗蒸しも幸せです♪

↑㉑牡蠣茶碗蒸し|むき身

それからご飯ものも素敵です♪
卵ご飯が美味しい♪

↑㉒たまご牡蠣ごはん|むき身タタキ

↑㉓たまご牡蠣アツアツ牡蠣出汁雑炊

 最後にデザートも牡蠣とはホント素晴らしいです♪
これも美味しかった♪

↑㉔干しカキ酒粕牡蠣醤油アイス|氷菓

 こんなに牡蠣ばっかりでお腹いっぱいになったのは初めてでしたね♪
素晴らしいです♪
美味しかったです♪
大満足です♪

 なお、今回提供された日本酒は以下でした♪
いろんな美味しいお酒を楽しめるのも秀逸でしたね♪

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

↑日本酒

セカウマは牡蠣や日本酒をたくさん美味しく堪能でき、とてもオススメです!

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ホテル椿山荘のメインバー「ル・マーキ」(東京 文京区)での食事はとてもオススメ!

2020年04月23日 01時00分00秒 | 外食

 土曜の18:00〜20:00に6人でホテル椿山荘のメインバー「ル・マーキー」へ行き、以下を楽しみました♪

■ドリンクフリーフロー
・シャンパン「ニコラ・フィアット・ロゼ」「ニコラ・フィアット・ブリュット」
・グラスワイン各種
・100種類のマティーニなどカクテルを バーテンダーがお好みでお作り
・ビールも

■料理
・ミックスサンドイッチ
・スティック野菜
・シェフ特製ローストビーフ(一人約250g)

 これが一人6500円(税サ込)とは破格のお値段でした♪
通常の半額以下のようです♪
通常はローストビーフだけでも3000円するようです(^_^;)

 なおアルコールを飲めない方は、ノンアルのカクテルを飲み放題で注文できます♪

 このコースは、友人が「一休.com」を利用して予約したようで、特別プランのようでしたね♪

 定刻前に宿泊棟にある「ル・マーキー」に入りますが、さすがメインバーで、薄暗いながらも上質な空間が広がり、かなり雰囲気が良いです♪

↑「ル・マーキー」の入口

↑店内

 そしてまずはシャンパンのロゼから美味しくいただきます♪

↑シャンパンのロゼ

↑シャンパンのブリュット

そしてメニューを見るとマティーニが100種類もあるとは驚きましたね♪

↑今回のドリンクメニュー

↑今回のドリンクメニュー

↑今回のドリンクメニュー

↑今回のドリンクメニュー

↑今回のドリンクメニュー

↑今回のドリンクメニュー

 このマティーニは通常は1杯1800円程度するのですが、これらも今回は飲み放題とはかなりコスパが良い素晴らしいサービスです♪
 
 ただ、このマティーニのグラスはかなり大きく、結構1杯で酔っ払う量でした♪
 せっかくなので、私は007のマティーニを頼みましたね♪
映画007で主役のジェームズ・ボンドが頼むマティーニを飲めるのは嬉しいです♪
まぁ気分はジェームズ・ボンドですね(^_^)

↑007のマティーニ

↑他のマティーニ

 そして小さなミックスサンドや野菜スティックを美味しくいただきます♪
野菜スティックは3種類のソースを楽しめます♪

↑ミックスサンド

↑野菜スティック

 そして厚切りのローストビーフが運ばれますが、この大きさには一同ビックリです♪
 一人1枚250gぐらいあるので、これは大満足です♪
 ローストビーフは柔らかく、そしてこれも3種類の塩やワサビ、ソースで楽しめたのは秀逸でしたね♪
 一口サイズに切られて食べやすく、美味しかったです♪
お肉に合う赤ワインもお願いしました♪

↑ローストビーフ

↑一人分のローストビーフ

 そのほか、色んなカクテルもありましたね♪
女性陣は色々とカクテルを頼みます♪

↑カクテル

2時間たっぷり楽しめました♪

 それから、食事の後は椿山荘の庭をみんなで散策しましたが、桜が咲き、ライトアップも素晴らしくて感動しましたね♪

 ちなみに昼間の椿山荘の庭は以下の写真の通りです♪

↑昼の庭と桜

↑昼の池

↑桜

↑滝

↑木々

↑階段

↑椿?

↑三重塔

 そして、夜のライトアップは想像以上に素敵でした♪
特に三重塔が素晴らしいですね♪
これらは感動しました♪

↑三重塔

↑灯籠

↑赤い橋

↑階段

↑建物

↑赤いライトアップと三重塔

 そして、三重塔に近づきますが、近づいても三重塔はかなり美しくて素晴らしかったですね♪
裏側も美しい♪

↑三重塔に近づく

↑三重塔の裏

↑三重塔と木

↑毘沙門天

↑三重塔表拡大

↑三重塔斜めから拡大

↑三重塔斜め

↑三重塔と桜

↑庭園全景?

↑チャペル?

↑庭園通路

↑冠木門

 椿山荘は庭もライトアップが綺麗で、そして上質なお酒と料理を頂けとてもオススメです!

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ザ・ラウンジbyアマン(東京 大手町)はとてもオススメ!

2020年04月22日 01時00分00秒 | 外食

 以前このブログでも朝食ブラックアフタヌーンティーについて紹介しましたが、東京の大手町にあるホテル アマン東京の33階に久し振りに行ってみました♪

 今回は3人で18時過ぎに優雅にコーヒーを楽しんでみたいと思ったためです♪

 このホテルは保安上のためか入口が非常に分かりにくいですが、下の階で専用エレベーターを案内されて33階に上がります♪

 エレベーターの階数選択が下の階と33階の2つしかないのはなんだか凄いです(^_^;)
こんなに高い階数に上がるのにボタンは2つだけですからね♪
それにしても33階まで上がるには結構お時間かかります♪

 そして33階に到着すると、素晴らしい素敵な空間が広がっていました♪
33階なのに天井が高い!

↑33階

 フロア中央には広い水面の上に、優雅に花瓶が置かれ、そしてそこにはかなり大きな桜の枝が活けられ、桜の花が満開で、とても美しかったですね♪

これはかなり幻想的です♪

 そしてそのバックにはオレンジ色に佇む大都会東京の夕焼けが、大きな窓の外に静かに広がっていました♪

これはとても感動ですね♪

しばらくとても静かな中、それらの眺めをゆったり見て自分を癒やしました♪
素晴らしい!!

 そして3階に入って右奥にショップがあるのに初めて気づき、せっかくなので行って見てみることにしました♪

 店内に入るとアマン・ブランドのキャップや服、そしてきれいな器や、スワロフスキーのガラス付きの手鏡などがあり、どれもさすが素晴らしかったですね♪
さすがセンスを感じます♪
そしてお店の方の説明もホスピタリティ溢れ素晴らしい♪
思わず買いたくなってしまいます♪

 それからフロアに戻って受付をすると、ラッキーなことに店の奥の席に座ることができました♪
奥の薄暗い4人席に移ります♪
今回はそこで3人で会話を楽しみました♪

 メニューを見てコーヒー1500円(消費税別・サービス料は消費税込み別途15%)を頼みます♪

 今までの人生で一番高価なコーヒーかもしれません(^_^;)

 しばらくしてそのコーヒーが運ばれますが、コーヒーはしっかりとしてコクがあり、そしてほんのりと甘い味がして、さすが上質さを感じたお味でした♪
とても丁寧に淹れられていることを感じます♪
あぁぁ美味しい♪

↑コーヒー

そして二種類のクッキー付きとは素晴らしかったですね♪
なるほどクッキー付きのお値段です♪
これがコーヒーとも良く合いましたね♪
さすが!

↑クッキー

 ソファーもかなり大きめでゆったりしていて、とてもゆっくりくつろぎながら会話を楽しむことができました♪

思わず2時間弱ほど寛いでしまいましたね♪

 アマン東京の33階のザ・ラウンジbyアマンは、壮大な空間が広がる中でとても癒やされ、そして美味しいコーヒーも頂け、とてもオススメです♪ 

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四川料理 華美(3回目)(東京 京橋)はとてもおすすめ!

2020年04月21日 01時00分00秒 | 外食

 以前このブログでも前回と、前々回について紹介しましたが、今回も東京の京橋の華美で楊総料理長の本格的中国料理の辛くない四川料理のお任せを今回は8000円税込で楽しみました。

 今回は全18種類の料理と、そしてビールや3年モノ紹興酒やワイン、ソフトドリンク等飲み放題でしたね♪

 今回は特に大きな「ナマコ炒め料理」や、「トマトの麻婆豆腐」と「緑のわけび麻婆豆腐」と2種類の麻婆豆腐を味わえるのは印象的で素晴らしかったですね♪

 特に麻婆豆腐は複雑な酸味や旨味などいろんな味を楽しめ、このお味は初めての感覚でしたね♪
う〜さすがです!
 そして食べ終わった後も胃に優しく医食同源を感じましたね♪
華美はとてもおすすめです!

今回のメニューは以下となります♪

↑肉

↑肉

↑肉

↑おくら

↑?

↑プチトマト

↑小玉ねぎ

↑ドクダミなど野菜炒め

ドクダミなどの野菜炒めとは驚きましたね♪
あのドクダミの香りが懐かしいです♪

↑ナマコ等炒め

そして、こんなに大きなナマコとは初めてでしたね♪
中国ではナマコは高級食材のようです♪
ナルホド♪

↑アヒル卵と牡蠣

そして、牡蠣の中にアヒル卵などこれも豪勢でしたね♪

↑アヒル肉と青山椒

青山椒の香りがさすが四川料理です♪
辛くない四川料理ですが刺激を感じます♪

↑トマト麻婆豆腐

そしてトマト麻婆豆腐とは日本では珍しいですが、中国では珍しくないようです♪
これが酸味や旨味など色んな味を楽しめ素晴らしかったです♪

↑緑のわけぎ麻婆豆腐

そして緑色の麻婆豆腐とは驚きでしたね♪
美しいです♪
胃に優しいですね♪

↑豚肉蒸しパン

そしてハンバーガーのような蒸しパンもさすがです♪
毎回違った色んな点心を味わえるのはさすが中国料理です♪

↑乾燥ホタテ白菜アスパラくこの実

↑鶏肉など鍋

↑鍋を小分け

鍋も大きくたっぷり味わえ、身体も温まりましたね♪

↑菜の花春菊ネギ山椒

これも野菜が多く美しい♪

↑フルーツたっぷり

そして、今回はフルーツがかなり盛りだくさんでしたね♪
二種類の葡萄の他に、イチゴやメロン、パイナップル、キウイと美味しかったです♪

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幸福優位7つの法則(ショーン・エイカー)という本はとてもオススメ!

2020年04月20日 01時00分00秒 | 

 

 幸福優位7つの法則という本は、実は人は努力の結果幸せを得るのではなく、順序が逆さまで、幸せは「成功に先行する」のであり、幸福感や楽観主義は実際に業績を高め優れた成果をもたらし、幸福感そのものが競争力の源泉ということについて書かれています♪

これらはポジティブ心理学や脳科学の10年以上にわたる研究によっても裏付けされているようです♪

本書では具体的にはそれら以外にも特に以下の7つの法則について詳しく分かりやすく書かれていて、どれもより良い人生や仕事のためのヒントとなり素晴らしいと思います♪
ぜひ私も今後の習慣に取り入れたいと思います♪

法則1 ハピネス・アドバンテージ(幸福感は人間の脳と組織に競争優位をもたらす)
法則2 心のレバレッジ化(マインドセットを変えて仕事の成果を上げる)
法則3 テトリス効果(可能性を最大化するために脳を鍛える)
法則4 再起力(下降への勢いを利用して上昇に転じる)
法則5 ゾロ・サークル(小さなゴールに的を絞って少しずつ達成範囲を広げる)
法則6 20秒ルール(変化へのバリアを最小化して悪い習慣を良い習慣に変える)
法則7 ソーシャルへの投資(周囲からの支えを唯一最高の資産とする)

 幸福優位7つの法則という本は、より良い人生や仕事のためのヒントがたくさん書かれてあり、とてもオススメですね!

以下は本書のポイント等です♪

・膨大な量の調査を終了して分析を終えたとき、具体的で行動に移すことができ、効果が実証済みの、成功と達成に関わる7つのパターンを特定することができた。
法則1 ハピネス・アドバンテージ(幸福感は人間の脳と組織に競争優位をもたらす)

 ポジティブな脳は、平常時の脳やネガティブな脳に比べて、生物学的な優位性を持つ。この法則から脳を再訓練して積極性を高めることで、生産性や業績を改善する方法が学べる。

法則2 心のレバレッジ化(マインドセットを変えて仕事の成果を上げる)

 自分の置かれた状況をどのように経験するか、またその中で成功できるかどうかは、マインドセット、すなわち心の持ちようによって絶えず変化する。この法則から幸せと成功をもたらすテコの力が最大になるように心の持ちよう(テコの支点)を調整する方法が学べる。
 
法則3 テトリス効果(可能性を最大化するために脳を鍛える)

 ストレスや悪いことや失敗にばかり注目するパターンが脳の中に出来上がってしまうと、挫折への道に自らを追い込むことになる。この法則から脳を再訓練して肯定的なパターン(ポジティビティ)を探せば、どんな状況からもチャンスが見いだせるということが学べる。

法則4 再起力(下降への勢いを利用して上昇に転じる)

 挫折やストレスや困難のさなかでも、人の脳はそれに対処するための道を考え出す。失敗や苦難から立ち直るだけでなく、その経験があったからこそ、より幸せになり成功をつかむ道を見出せるということがこの法則から学べる。

法則5 ゾロ・サークル(小さなゴールに的を絞って少しずつ達成範囲を広げる)

 大きな試練に圧倒されると、理性が感情に乗っ取られてしまう。まず達成可能な小さなゴールに注目してコントロール感覚を取り戻し、それから徐々に範囲を広げて大きなゴールを達成する方法を、この法則から学ぶことができる。

法則6 20秒ルール(変化へのバリアを最小化して悪い習慣を良い習慣に変える)

 人間の意志の力には限界がある。いい方向に変化してもそれを持続させることは難しい。意志の力が尽きれば、もとの習慣あるいは「最も抵抗の少ない道」にずるずると戻ってしまう。この法則から、エネルギーの調整によって、別の道を「最も抵抗の少ない道」にし悪しき習慣を良い習慣に置き換える方法を学べる。

法則7 ソーシャルへの投資(周囲からの支えを唯一最高の資産とする)

 試練とストレスに見舞われると、身を丸めて自分の殻の中に閉じこもってしまいがちだ。しかし最も成功している人々ほど、友人、同僚、家族との人間関係を大事にして、それを推進力としている。この法則からは成功と卓越をもたらす大きな因子、人のネットワークにもっと投資する必要があることを学べる。

・今までは懸命に働けば成功する、成功して始めて幸せが訪れると教えられてきたのである。しかし今、新しいポジティブ心理学の飛躍的進展によって、真実はその正反対であるということが分かってきた。人は幸福感を覚えているとき、つまり心のあり方や気分がポジティブである時に、頭もよく働き、やる気も生じ、結果的にものごとがうまくいく。幸せが中心にあって、成功はその周りを回っているのである。

・幸せ研究の膨大なメタ分析ではおよそ200の心理学研究を統合したもので、対象となった被験者の数はおよそ27.5万人にのぼる。このメタ分析によって、仕事のみならず、結婚生活、健康、友人関係、地域社会とのつながり、創造性など、私たちの生活のほぼすべての面で、幸福感が成功を導くということが実証された。幸福度の高い社員は、生産性が高く、売上も多く、リーダーとしても優れ、高い業績を上げるので給料も高い。また職も安定し、病欠も離職も少なく、仕事のストレスに負けることもない。さらに、幸福度の高いCEOの下で働く社員は、幸福度も高く健康で、職場の雰囲気が好成績つながっていると感じている。「幸福な職場」の利点は数え切れないほどだ。

・幸福に関する長期研究のうち非常に有名なもので、ユニークな資料を使った研究がある。ノートルダム教育修道女会に属する180人のカトリック修道女たち(全員1919年以前の生まれ)の古い日記である。彼女たちは毎日、思ったことを自伝風に日記に書くように言われていた。50年後、ある優れた研究者のグループが、この日記に含まれるポジティブ感情をコード化することを思いついた。20歳のときの幸福度が修道女たちのその後の人生に関わりがあるかどうかを調べたのである。そして関わりは大いにあった。楽しそうな内容を書きつけていた修道女たちは、ネガティブなあるいは普通の内容を書いていた修道女よりも、10年近く長生きした。修道女達が85歳の時、幸福度が高い方の25%に入っていた人たちの90%がまだ存命だったのに対し、幸福度が低い方の25%に入っていた人たちは34%しか生き残っていなかった。二十歳の時に幸福度の高かった修道女は、自分が長生きすると知っていてハッピーだったわけではない。彼女たちの健康と長寿は幸福感がもたらしたものでありその逆ではない。

・幸福感が健康状態を改善しうるということだ。健康であれば、てきぱきと長時間にわたって働くことができるわけで、ひいては成功する可能性が高くなる。この発見によって、企業が社員の幸福度に注意を払う必要があることがいっそう明白になった。健康であれば、仕事においても生産性が上がる。幸福度の低い社員は病欠も多く、平均して1ヶ月当たり1.25日、1年に15日、ほかの社員よりも多く休むことが調査の結果から分かっている。ここでも幸福が健康の「原因」として機能していることが明らかだ。健康だから幸福なのではない。ある研究では、まず実験協力者の幸福度を測り、それから全員に風邪のウイルスを注射した。一週間後、調査のスタート時点で幸福度が高かった人たちは、低かった人たちに比べ、ウイルスに打ち勝つ率がはるかに高かった。単に気分が悪くないという本人の自己申告だけではない。実際に医師が診察したところ、くしゃみ、咳、のどの腫れ、鼻づまりなどの、風邪の客観的症状も現れていなかった。つまり、企業や経営者がハッピーで上機嫌な職場をつくる工夫をすれば、社員がより生産的で有能になるだけでなく、病欠も減り医療費も減少するということだ。

・最先端をいくソフトウェア会社の社員ラウンジに、テーブルサッカーゲームが置かれている理由は、この「幸福優位性」にほかならない。ヤフーが社内にマッサージパーラーを設けたのも、グーグルの技術者たちが愛犬と一緒に出勤することを許されているのもみな同じ理由である。単なる宣伝効果を狙ってのことではない。優れた企業が職場環境を好ましいものに整えるのは、社員が束の間の幸福感を味わう度に、ポジティブ感情が生じ、創造性と革新性が高まるからである。この幸福感のおかげで、普段なら見逃してしまうような解決策に気づくことがある。ヴァージングループ会長のリチャード・ブランソンは「職場が楽しいということが、何よりヴァージンの成功の秘訣です」と言った。楽しいことをするのは、「気持ちが浮き立つ」という効果だけに留まらない。それよりはるかに重要な結果に結びつくのである。

・4歳の子どもたちにいくつかの知的な作業をさせる。たとえば、さまざまな形をした積み木を組み合わせて別の形を作るというような作業である。子どもたちを2つのグループに分け、1つのグループには「積み木をできるだけ早く組み合わせてください」というような普通の指示を与える。もう1つのグループにも同じ指示を与えるのだが、指示のあとに「何かうれしかったことを考えましょう」と言う。もちろんたった4歳だから、幸福経験が豊富にあるわけではない。仕事で素晴らしい業績を上げたこととか、感動的な結婚式とか、初めてのキスとかを思い出したりはしない。多くの子どもたちが考えつくのは、ランチに好物のゼリーが出たという程度のことだ。しかし、たったそれだけのことが、違いを生じさせる。幸福感を持ったこどもたちの成果は、他グループの子どもたちの成果を大幅に上回った。与えられた作業を素早くやり遂げ、間違いも少なかったのである。脳にポジティブな思考を持たせることの利点は、子どもも大人も、学問の世界でもビジネスの世界でも、人生のすべてに関わってくる。たとえば、数学の共通テストの前に、これまでで最も楽しかった日のことを考えるように促された生徒たちは、それをしなかった生徒たちに比べてはるかによい成績を取った。またビジネスの交渉中に、ポジティブ感情をより多く表していたビジネスマンは、ニュートラルな感情やネガティブな感情を表していた人よりも、ずっと効率よく交渉を成立させることができた。

・利他的な行為をすると、ストレスが軽減され、精神の健康度が高まるということが、2000人以上を対象とした大掛かりな研究を含め、たくさんの実証的研究によって確認されている。著名な心理学者であり「幸福の方法」を著した、ソニア・リュボミルスキーによれば、1日に5つ何か親切な行為を行うように指示された人たちは、それをしなかった人たちに比べ、はるかに幸福度が上がり、しかもその感情がその後、何日も続いたという。これをやってみたい人は、1週間のうちの1日を選んで、5つの親切を実行するといい。

・天気のよい日に外へ出ることも、非常に効果が高い。ある研究によれば、いい天気の日に20分間外で過ごすと、ポジティブな気分が高まるだけでなく、思考の幅が広がり、作業記憶が改善されるという。

・ネガティブな内容のテレビ、特に暴力的な番組を見ないようにすると、幸福度が高まるという研究結果もある。心理学者によれば、テレビを見る時間が少ない人は、犯罪や悲劇や人の死が報道されることの多い夜10時のニュースを毎晩見ている人と比べ、我々の暮らしがどれくらい危険でどれくらい良いことが起きるかという判断を、より正確にできるという。センセーショナルで情報源の偏った報道に接することが少ないので、現実を明確に認識できるのである。

・運動をすると、快楽をもたらすエンドルフィンという化学物質が放出されるということを聞いたことがあると思う。だが運動の恩恵はそれだけではない。身体的活動は、モチベーションを上げ、自己統制感を増し、ストレスや不安を減らし、「フロー」の状態を生じさせる。(フローとは人が最も生産的になっているときの「完全に没頭した状態」のこと)そのために気分がよくなり、仕事の能率が上がるのである。

・運動の効用がどれほど高いかを実証した実験がある。うつ病の患者を3つのグループに分け、第一グループには抗うつ剤を処方し、第二グループには1週間に3回、45分ずつ運動をしてもらい、第三グループにはその両方を行った。4ヶ月後、3つのグループはそれぞれ幸福度の改善が同程度に見られた。運動が抗うつ剤と同じだけの効果があるということで、それだけでも驚きだが、さらに驚嘆すべきことがある。実験を終了して6ヶ月後、それぞれのグループについてうつの再発を調べた。抗うつ薬を飲んだだけのグループは38%が再びうつ状態に戻っていた。抗うつ薬と運動を組み合わせたグループは、それより多少いいというくらいで、31%の再発率であった。素晴らしい結果を出したのは、運動だけをしたグループである。彼らの再発率はわずか9%だった。つまり、身体的な活動は気分を向上させる効用があるだけでなく、その効果が持続する。ウォーキング、サイクリング、ジョギングのほか、ただストレッチ、縄跳び、ホッピングをするだけでもいいし、身体を使うゲームなどをしてもいい。ともかく身体を動かすことがいいのである。

・ロバート・フランクは著書「ラグジュアリー・フィーバー(贅沢率)」の中で、モノを買ったときに得られるポジティブ感情は、腹立たしいほど短時間で消失するのに対し、経験、特に他の人と共有する経験にお金を使った場合は、価値のあるポジティブ感情が長続きすると書いている。研究では150人に、最近の消費についてインタビューした。コンサート、知人とのレストランでの食事など、経験にお金を使った場合は、靴、テレビ、高級時計などのモノを買った場合に比べ、はるかに大きな喜びをもたらしていた。また他人のためにお金を使うことも、その人の幸福度を高める。

・優れたリーダーは「幸福優位性」を、チームのモチベーションを上げて、部下の可能性を最大に引き出すためのツールとして使う。組織レベルでそれを行っている例もよく見かける。グーグルは廊下にスクーター、休憩室にビデオゲームを備え、カフェテリアに腕自慢のシェフを置いていることで有名だ。アウトドア用品パタゴニアの創業者は「社員をサーフィンに行かせよう」という社訓を作った。社員は気が向いたときに、オフィスの戸棚からサーフボードを出してビーチへ行くことができる。こういう方針が会社にとって安定した大きな収益につながっていることは明らかである。

・また、もう少し一般的な、スポーツジムのメンバーシップ、医療費補助、社内保育施設なども効果がある。たとえば飲料のクアーズ社は、企業が従業員向けに提供するフィットネス・プログラムは、投資額1ドルに対して6ドル15セントのリターンがあると報告している。トヨタは、北米パーツセンターで、従業員の「固有の強み」に基づく研修を取り入れたところ、生産性が急上昇したという。

・単に部下の長所を頻繁に評価して励ますだけでもいい。それによって部下の生産性を上げられることが実証されている。しかもその効果はわずかなものではない。ある研究によれば、部下を肯定的に励ますマネジャーのチームは、なかなか部下を褒めないマネジャーのチームと比べ、業績が31%も上回った。また、その評価が具体的に意識的に伝えられた場合の動機付け効果は、金銭による動機付け効果を上回ったという。

・私が気に入っているのは、ビジネスコンサルタントのアレクサンダー・シェルルフが紹介しているデンマークの自動車会社の話だ。「象の勲章」という制度で、この象というのは60cmほどの大きさのぬいるぐみである。社員は誰でもこの象を模範となるような優れたことをした人に褒美としてあげることができる。これは褒められるべき人が褒められるというだけの意味にとどまらず、その効果は周囲に波及していく。シェルルフによれば通りかかった他の社員が象を見ると「や、象をもらったんだね。何をしたんだい」と聞く。それによって、模範となるような行為や成功事例が、社内に次々に広まっていくのだという。

・大手ビジネスホテルチェーンのCEO、チップ・コンリーは、役員会議の最後に時間を取り、一人のエグゼティブが一分間、社内の誰かのことを褒める時間をもうけている。褒める相手は同僚でもいいし、ずっと下のレベルの社員でもいい。マネジャーでも客室メイドでも誰でも構わない。そのエグゼクティブが一分間、なぜその従業員が褒められるべきなのかを話した後、別のエグゼクティブがその従業員に電話をしたり、メールを送ったり、あるいは訪ねて行ったりして、素晴らしい仕事ぶりに感謝するのだそうだ。これは単なる会社の優しさの表現にとどまらない。このことによる恩恵ははかりしれない。褒められた従業員はもちろん最高の気分になるし、その人を推薦したエグゼクティブも、褒め言葉を届けたエグゼクティブも非常に気分がいい。周りの社員もみな気分の高揚を覚える。褒められた社員のいい仕事ぶりは周囲に伝わる。それを聞いた社員は2,3日はそのことを考える。そして自分なら誰を推薦しようかと考えるだろう。

・仕事に対するマインドセットは、業績に影響するだけでなく、その人の「能力そのもの」を変える。つまり、自分の能力を信じれば信じるほど、成功するということだ。もっともらしい精神主義みたいに聞こえるかもしれないが、ここ20年ほどの間に数多くのまじめな科学的研究がそれを裏付け始めた。

・自分の人生はよい方向に行くと信じるだけで、モチベーションも仕事の成果も上がるということも実証されている。つまり、成功というのは「自己達成的な予言」だというのである。112人の新人会計士を対象に行った研究では、自分で決めた目標が達成できると信じていた人は、10ヶ月後に上司から最も高い評価を得た。自己能力に対する信念の度合いが、実際に測定された能力レベルや、これまでどんな研修を受けてきたかよりも正確に、仕事の成果を予測したというのは驚くべきことだ。

・自分が持っている能力を信じること以上に重要なのは、その能力を今よりさらに向上させられると信じることである。「固定したマインドセット」の人々は、成長の機会を逃し、常に劣った成果しか出せないのに対し、「成長のマインドセット」の人は常に能力が向上していくということが実証された。

・デュイックは同僚との共同研究で、中学1年生373人を対象に「固定」と「成長」のどちらのマインドセットを持っているかを調べるテストを行った。それから子どもたちの学業成績をその後2年間にわたって追跡した。子どもたちのマインドセットは、次の学年に上がる頃には、数学の成績に大きな影響を及ぼしていた。「固定」の子どもたちの平均点がほとんど変化しなかったのに対し、「成長」の子どもたちは、平均点が上昇の軌道を描いた。この変化が起きたのは、自分は成長できると信じていた子どもたちだけだった。

・長時間テトリスをする若者たちは、どこを見てもテトリスの形が見える認識パターンができてしまうために、正しくものが見えなくなる。みなさんも、一種の「テトリス効果」にとらわれている人を一人くらいは知っていると思う。思考や行動が一つのパターンにはまって、そこから逃れられない人である。しかも、たいていの場合は、ネガティブなパターンだ。たとえば部屋に入ってくるなり、いつも何かしら気に入らないことを見つける人。部下の未熟な点ばかりに注目し、前よりよくなっている点は絶対に見ない上司。状況のいかんに関わらず、ミーティングでいつも悪い結果を予言する同僚。もしかしたらみなさん自身がそういうタイプかもしれない。フォーチュン500企業数社でコンサルティングをしている間に、私は非常に大事なことを学んだ。こういうネガティブな人たちは、自分から進んで気むずかしくしたり、不平不満を言おうと思っているわけではない。彼らの脳は、環境をスキャンしてネガティブな要素を見つけることに熟練してしまったのである。彼らはどこを見ても、気に障ることやストレスや困った問題にたちまち気づく。彼らの脳はテトリス中毒者同様に、長年の訓練によってそういう能力が鍛えられているので無理もないのである。

・しかし幸いなことに、私たちは脳を訓練して、ポジティブな面を探すようにすることもできる。「幸福優位性」を最大に活用するエキスパートになって、どのような状況にも必ず潜んでいる可能性を見出せるようになれる。

・テレビゲームをマスターするには、何日も集中して練習する必要があるのと同じように、もっとチャンスに気づくように脳を鍛えるには、ポジティブなことに注目する反復練習が必要である。それを始める一番の方法は、仕事や生活の中に起きたいいことを毎日リストアップすることである。わざとらしいとか、単純すぎてバカバカしいと思うかもしれない。実際に、やること自体は単純だが、10年以上にわたる実験的研究によってそれが人の脳の配線に及ぼす重大な効果が証明されている。たとえば「今日起こった3つの良いこと」を書きだそうとすると、脳は一日のできごとを振り返り、ポジティブと思えることを探し始める。ちょっとおかしかったこと、大笑いしたこと、仕事で達成感を得られたこと、家族との絆が強まったこと、未来への希望がきざしたことなどを思い返す。一日にたった5分間これをすることで、脳が自分の個人的及び職業的な成長の可能性に気づき、それに働きかける機会を見つけることができるようになる。また人は、一度に注目できる範囲に限界があるので、ポジティブなことを考えると、それまで頭を占めていた他の小さな心配やイライラは背後に追いやられるか、意識の外に押し出されてしまう。この練習の効力は持続する。ある研究によると、一週間毎日「3つのよいこと」を書き出した人たちは、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後の追跡調査でも、それをしなかった人たちよりも、幸福度が高く、落ち込む回数が少なかった。驚いたのは、エクササイズを止めた後も、幸福度、楽観姓ともに高い状態が続くということだ。身の回りのよいことをスキャンするのが上手になるにつれ、特に努力しなくても、どこを見てもよいことが見出せるようになるのである。

・私はビジネスリーダーたちに「3つのよいこと」を書き出すエクササイズを就寝前や朝食時に奥さんと一緒にやることを勧める。周囲のできごとからポジティブなことを拾い上げるのが上手になってくると、結婚相手に対しても感謝するべきことがたくさん見えてくるのがうれしいおまけである。このエクササイズの効用は、年齢にも職業にも関係がない。大学生にも幼稚園児にも、また中間管理職、中小企業のオーナー、大起業家、ウォールストリートの証券アナリストなどどんな人にも同じように効果がある。大事なのは練習と継続である。
・直感には反するかもしれないが、失敗はできるだけ早く、たびたびする方がいいと言う。タル・ベンシャハーも著書「最善主義が道を拓く」で「失敗に対処する方法は、実際に失敗を経験し、それを切り抜けることによってしか学べない。困難や不運に直面するのが早いほど、生きる上で避けがたい困難に対処する準備ができる」と書いている。いくつかの研究がこのことを裏付けている。その一つが90人の協力者にソフトウェアのトレーニングを受けてもらうという実験である。一つのグループにはミスが起きないようによく指導し、他のグループはミスを犯すように誘導した。その結果はどうだったか。ミスするように促されたグループは、より高い自己効力感を示したばかりか、自分で失敗を切り抜ける方法を発見していったために、他グループよりずっと早くそのソフトウェアを正確に使えるようになった。

・優れたリーダーとは、ビジネスの絶頂期にではなく、困難な時期に真価を発揮する人のことである。金融危機などが起きると、多くのリーダーは、本能的に身を縮めて事態が持ち直すまで待とうとするだろう。しかしウォールストリート・ジャーナル紙は、それはまったく間違ったやり方で、マネジャーは平常の2倍の努力をすべきだと強調している。「危機の時こそ創造性が引き出される」からである。目の前の障害物を見て身動きできなくなってしまうリーダーは、この大きなチャンスを逃すことになる。無力感はマネジャー自身の能力を低下させるだけでなく、社員を不安にし、会社の利益も損なう。一方で危機によって気力とモチベーションが高まるようなリーダーは、さまざまな面で素晴らしい成果を手にすることになる。

・「説明スタイル(起きたできごとの本質をどのように説明するか)」が、幸福度や将来の成功に決定的な影響を与えるということが実証された。「楽観的な説明スタイル」を持つ人たちは、逆境を「限定的で一時的なもの」と解釈する。一方「悲観的な説明スタイル」を持つ人は、同じできごとを、より「大々的で永続的」だと考える。こういう信念はそのまま行動に表れる。後者のタイプの人は無力感に落ち込み、努力を止めてしまうが、前者のタイプの人は、よい結果を出そうといっそう努力する。

・成功への道のほぼすべてを、説明スタイルが決定するということが実証されている。「説明スタイル」を調べれば高校生がどんな成績を取るかも予測できるし、陸軍士官学校の新入生がうまくやっていけるかどうかも分かる。「楽観的な説明スタイル」を持つ士官学校の一年生は、入学時のテストの成績から予測されるよりもいい結果を出し、他の生徒に比べて脱落する率も低い。スポーツの世界でも、大学の水泳選手からプロ野球選手まで、どんな選手も「説明スタイル」によって成績が変わってくることが実証された。心臓バイパス手術後の回復状況にまで「説明スタイル」が影響する。

・生命保険会社から、セールスパーソンの高い離職率という問題の解決を頼まれた時、彼はまずセールスパーソンたちの「説明スタイル」に注目した。調査をした結果、楽観的な説明スタイルのセールスパーソンは、悲観的な人に比べ、37%も多く保険を売っており、最も楽観的な人たちと最も悲観的な人たちを比べると、なんと88%も売上に差があった。また楽観的な人が仕事を辞める割合は、悲観的な人の約半分だった。これこそがメットライフ社が探していた答えだった。会社は「説明スタイル」だけのテストを行い、特別セールスチームを結成した。その効果は歴然だった。さっそく次の年に、この楽観チームは他のセールスチームを業績において21%上回り、さらに翌年には57%上回ったという。これが図星だったと理解したメットライフは、急遽採用の基準を完全に変更することにした。業界の一般的なテストで不合格でも「説明スタイル」の評価テストで良い成績であれば、その候補者を採用した。逆に、一般的なテストでどれほど優秀でも、「説明スタイル」の成績が悪ければ採用しなかった。その結果、わずか2、3年でメットライフ社の離職率は急低下し、市場シェアは50%近く上昇した。

・小さな成功が積み重なれば大きな成果につながる。

・「20秒ルール」が役に立つのは、何かの行動に要する時間を増やしてその行動を抑制するという面だけではない。選択肢を制限することによって、良い変化を起こす上での障壁を低くすることにも役立つ。人は選択肢を多く与えられる程、身体的スタミナ、計算能力、失敗してもやり続ける根気、全体的な集中力などが急激に低下するのだという。

・仕事上の試練とストレスを切り抜けて成功するために不可欠なことは、周囲の人々とのつながりを失わないことである。しかし職場で警報が鳴り響くと、現実が見えなくなって単独でそれに立ち向かおうとしてしまう。
・心理学者のエド・ディーナーとロバート・ビスワスディーナーは、「幸福」に関するここ20年ほどの、異文化も含む膨大な量の研究を調べた。そして、共著書の中で「人が生き生きと暮らすためには、食物や空気と同様に、他者とのつながりが欠かせない」と結論づけている。信頼できる人間関係、つまり夫や妻、家族、友だち、同僚などに囲まれていると、人は感情的、知的、身体的リソースを何倍にもすることが出来るからだ。良い人間関係を持っている人は、挫折からも早く立ち直り、多くを成し遂げ、人生の意義をより多く感じることができる。また幸福感が増すので、その結果「幸福優位性」が得られ、両方の効果は即座に表れて長く続く。まず人との関わりを持つと、その瞬間にポジティブな気分が一気に高まる。その後、時間と共に人間関係が強まるにつれ「幸せのベースライン」が持続的に上昇していく。

・周囲からの支えをより多く持っている人ほど幸せだということだ。

・シカゴ大学の心理学者、ジョン・カシオポは、30年以上にわたる研究の結果、著書「孤独の科学」の中で「社会的つながりの欠乏は、ある種の病気と同じ程度に人の健康を破壊する」と断言している。精神的に有害であるのは言うまでもない。2万4千人の労働者を対象にした全国調査によれば、社会的つながりがほとんどない男女は、重症のうつにかかる割合が、しっかりした社会的絆を持っている人に比べ、2倍から3倍も高いというがそれもうなずける。一方、周囲の支えが十分な人の場合は、挫折から立ち直る能力も非常に高く、寿命も長い。ある研究によれば、心臓発作を起こした後の6ヶ月間に、感情面で支えが得られた人は、そうでない人に比べ生存率が3倍高かったという。また別の実験では、乳ガンの支援グループに参加した患者は、参加しなかった人に比べ、手術後の寿命が2倍長かったという。周囲からの支えが寿命に与える影響は、喫煙、高血圧、肥満、定期的な運動などが寿命に与える影響に匹敵する大きさだということも証明されている。人生の荒波を漂流するような状況では、いかだにしがみつくだけでなく、いかだ仲間との絆を手放さない人が、沈まずにすむということのようだ。

・グーグル社は、人と人のつながりの重要性を本当に理解していることで、最も有名な会社だろう。これはお世辞ではない。しかもグーグルはその理解を実行に移している。会社のカフェテリアは既定の就業時間を過ぎてもずっと開いている。社員同士ができるだけ一緒に食事できるように配慮しているのである。またグーグルの社員は、社内に設けられた託児所を利用でき、勤務時間中もヒマをみて子どもの顔を見に行くことを奨励している。

・UPS社もまた、人間関係への投資を行って成功している。全米の都市や地方の町で、UPSのトラックが3、4台一緒に停まっているのをよく見かけるだろう。あれは、ドライバーが集まって一緒に昼食を取っているのである。その機会に面白い話題や情報を交換したり、積み間違えた品物を入れ替えたりする。これをするには、ドライバーが決まったルートから外れなければならないので、一人でランチを食べるよりも時間が取られる。効率にうるさいUPSの経営陣がこういうことを奨励するのは、多くの人にとって驚きである。しかし彼らは、長期的に見てこの人的交流がドライバーたちにとってだけでなく、組織全体にとって有利に働くということを知っているのである。

・サウスウェスト航空、ドミノ・ピザ、ザ・リミテッドなどの企業は、人間関係への投資、つまり健康を害したり経済面の窮地に陥ったりした同僚のために社員が寄付することのできるプログラムを設けている。その結果、それに関わった社員たちは互いに強い絆を覚え、会社への愛着も深まった。社員たちのこういう気持ちはやがて、欠勤率や離職率を下げ、モチベーションや情熱を向上させるなど、実質的な利益となって会社に戻ってくる。

・カリフォルニア大学のトップ心理学者、シェリー・ゲーブルによれば、他者のよいニュースに対する反応の仕方は4種類あり、そのうちの一つだけが人間関係にプラスに働くという。それは、肯定的で発展的な反応である。情熱的な支持を表すと同時に、具体的なコメントをし、さらに関連した質問をする。「ワァ、それは素晴らしい!君がずっと頑張ってきたのを上司が認めたのが嬉しいよ。それで昇進は正式にいつから?」という具合である。ゲーブルの研究は、会議などにおいても、肯定的で発展的な反応が、絆と満足感を強めること、また自分が理解され、認められ、心にかけられていると感じる度合いを高めることを確認した。

・信頼関係を築いて、影響を及ぼすための一つの方法は「アイコンタクト」である。お互いの目をしっかりと見合ったとき、二人の間の信頼関係は強化されるという研究結果がある。「必ず相手の目を見て話せ」という昔からの商売の知恵は、科学的にも正しいアドバイスだったことになる。だからカップルはしょっちゅう「話しているときはこちらを見て」と言うし、相手の目を見ているときにオルガズムも強まるのである。アイコンタクトは、ミラーニューロンを発火させ、そうすると会議室でもベッドルームでも、よりよい成果が上げられるということになる。

・ポジティブ感情の感染力は、リーダーの立場にあれば何倍にもなる。研究によれば、リーダーがポジティブなムードであれば、部下もポジティブになりやすい。そうすると協調的に助け合うようになるので、より少ない努力で効果的に仕事を成し遂げることができる。不機嫌な顔つきの上司、あるいは不安な表情の上司の近くに長時間いれば、部下はもともとどういう気分だったかに関わらず、悲観的になりストレスを感じるようになる。

・あるエグゼクティブは、毎晩眠りにつく前に「感謝のリスト」を書いている。それによって朝のチームミーティングの時には、ポジティブになる機会をたくさん見つけられるようなマインドセットになっている。心がそういう状態だと、部下の仕事を褒めずにいられない。
(a)褒められた部下の脳にはポジティブ感情が生じ、クリエイティブに効果的にものを考えられるようになる
(b)部下はまた、小さいことでも何かをやり遂げたという感覚を持ち、さらにもっと難しい仕事に挑戦しようという自信が生まれる
(c)部下との間の上質のつながりが、これをきっかけにでき始める。
こうしてグループ全体の結束と組織に対する責任感がしっかりと根付く。こうして、ポジティブ感情の恩恵を受けた部下は、さらにそれぞれの部下にポジティブ感情を伝え、それが広まって組織全体がその恩恵を受ける。経営陣の一人が自分の家で始めたエクササイズが、組織の全てのレベルにその影響を及ぼすことになるのである。

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「日本料理 秀たか」(東京 恵比寿)の食事はとてもオススメ!

2020年04月16日 01時00分00秒 | 外食

 友人に東京の恵比寿にある「日本料理 秀たか」にお誘い頂き、4人で楽しく会食しました♪

 しかもカウンター席を予約して頂けるとは、大将とも話ができとても感謝です♪

 場所はJR山手線の恵比寿駅から徒歩約10分のところのビルの2階にあります♪

 階段を上がって、2階に行きお店に入りました♪

↑階段

↑2階の店の玄関

そして右奥のカウンター席に座ります♪
テーブルにはメニューがあり、以下の2パターンのようでした♪(他にカード払いできるコースもあるようでした)

1)2〜9名14,000円税込現金のみ、3時間飲み放題
2)10〜14名12,000円税込現金のみ、3時間飲み放題

↑メニュー

 しかも吟醸酒などお酒や、焼酎、ワイン、ビール、ソフトドリンクなど飲み放題は気にせず飲めて嬉しいですね♪

↑ドリンクメニュー

 今回飲んだ日本酒は以下となります♪
くしくも結構読むのが難しいものばかりでした(^_^;)
 しかしどのお酒も適度に冷え、上質さを感じ、さすがどれも美味しかったですね♪

↑而今(じこん)

↑屋守(おくのかみ)

↑田光(たびか)

↑王錄(おうろく)

 そして、カウンター内では大将が手際良くスピーディに調理に動いていました♪
さすがのスピーディさです!

↑カウンター内の料理する大将

 このお店は漁師から直接仕入れるため素材が新鮮で、そしてコスパがかなり良いのが特長のようです♪

 大将は漁師の経験もあるのが強みで、そして驚くことにパティシエ経験もありケーキもこのお店で提供とは素晴らしいです♪
そんな方は普通いませんよね(^_^;)

 大将に話を伺うと、16歳からこの料理の世界に入り、そしてこのお店では3年間一度も休みなしとは、とても熱意があり、そしてそれがとても楽しそうでしたね♪
とても素晴らしいです♪

 なお、BGMはなぜかジブリばかり流れていましたが、「切なく悲しいメロディ集」とのことでした(^_^;)

 料理は以下の順で提供されました♪

↑トラフグ白子の柔らか牛肉シチュー仕立ての茶碗蒸し

 この茶碗蒸しはトラフグ白子とは贅沢で、これがシチュー仕立ての茶碗蒸しとはその発想も素晴らしく感動でした♪
とても美味しかったです♪

↑松葉ガニ、函館の赤ウニ、イクラの丼

 そしてこの海鮮丼もとても豪勢でしたね♪函館の赤ウニとはさすがの仕入れです♪
これも素晴らしかったです♪

↑鹿児島の10kg級のカツオ、岡山のシャコ、富山湾の生のホタルイカ、ハーブは新芽のパセリ

 そしてここで刺身とはセンスの良さを感じますが、これがどれも上質で素晴らしいの一言です♪
 しかもハーブも新種のようで、そのこだわりも素晴らしいです♪

↑岩手県のふきのとう、三重鳥羽の7~8kgサワラ、佐賀県のホワイトアスパラの天ぷら

 天ぷらは春を感じ、これもサクサk素晴らしい食感で美味しかったです♪
もう素晴らしいの一言です♪

↑八幡浜市のシラカワ(甘鯛最高級)塩焼きのマイクロトマトとハーブ添え。行者ニンニク、大船渡の牡蠣、萩のアンコウ肝、黒アワビ

 そして甘鯛最高級のシラカワとは素晴らしく、しかも表面が焦げてしまったので、改めてプロの意地で適度に焼いて提供とは驚きました♪
二度味わえて逆にラッキーでした♪
これも中はふっくらと素晴らしい焼き加減でした♪

↑シラカワ再び

↑ほおずき

↑福岡のたけのこと山口のノドグロ、カラスミの炊き込み御飯

そしてノドグロの炊き込みご飯とはこれも豪勢でしたね♪

↑炊き込みご飯をほぐす

↑お茶碗の炊き込みご飯

この細かい身のノドグロとたけのこが合ってこれも感動的な美味しさで、そしてこれをおにぎりしてお土産に持って帰ることが出来たのも幸せでしたね♪

↑岐阜県のなめこの赤出汁

なめこの赤出汁も、なめこの質が違う!
素晴らしいです!

そしてお茶を頂き、本当に美味しいケーキが提供されてこれも素晴らしかったです♪

↑お茶

↑桜、イチゴ、黒蜜、クリームチーズのケーキ

 いやホント、コスパが良くて、料理だけでなくお酒も美味しくプロのこだわりを感じる上質さで、そしてカウンター席で大将の素晴らしい話も伺え大満足でした♪
またぜひ行きたいですね♪

「日本料理 秀たか」はとてもオススメです! 

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ヴェルデ(東京 恵比寿)のコーヒーはとてもオススメ!

2020年04月15日 01時00分00秒 | 外食

 以前このブログでも紹介した東京渋カフェ地図という本に掲載されていたので、東京の恵比寿に行った際にヴェルデへ行ってみました♪

お店は、焙煎もする機械があるようで、煙突が店の外に突き出していましたね♪

↑店構え

日曜の15時頃に行きますがさすが人気店でほぼ満席でした♪
店内はかなり綺麗です♪

↑店内

大きな相席のテーブル席に座り、メニューを見ます♪

↑メニュー

↑メニュー

本格的に焙煎されたコーヒーを楽しめるお店のようで、お店の方に聞きながら飲みやすそうなブラジルサントスNO.2を頼みます♪
600円でしたね♪

そしてせっかくなので手作りというシフォンケーキ300円も頼みます♪

 そしてしばらくして、丁寧に淹れられたブラジルサントスNO.2が運ばれますが、想像以上に濃くて苦味を感じ驚きましたね♪

↑コーヒー

これはかなりのコーヒー玄人向けのお店です(^_^;)

ただシフォンケーキはかなり美味しく、この甘さは確かにコーヒーに合いましたね♪
素晴らしい♪

↑シフォンケーキ

 焙煎したばかりの美味しいコーヒー好きには、ヴェルデはとてもオススメですね♪

 ただ喫煙店ですのでタバコがダメな方はご注意ください(^_^;)

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2020年4月(21回目)の東京和食五十嵐BENTO(東京 六本木)もとてもオススメ!

2020年04月13日 01時00分00秒 | 外食

 東京の六本木にある東京和食五十嵐へ21回目となりますが、2020年4月に行ってきました♪

 今回は深刻な広がりを見せるコロナウイルスの影響で、4月はお店は休業せざるを得ないとオーナーはどのお店よりもいち早く自主ロックダウンを判断したとのことで、そのため今回は一時的にBENTO(弁当)で提供とは驚きました♪

 しかも、4月は弁当にすると判断したのが確か3/31で、そして弁当を実際に売り出したのは4/10からですが、この短期間の間に既存の高級弁当を食べ尽くし、そしてそれ以上の恐らく世界で一番美味しいBENTOを開発したのはさすが東京和食五十嵐です!
 その努力は大変なものだったと思います。

 そしてその努力が分かるのが素晴らしく、実はその既存の高級弁当を食べるところや、BENTO開発の一部始終はFACEBOOKのそのグループページで動画で公開され、しかもそのBENTOの食べ方については女優のMEGUMIさんを起用して試食させ、それも動画で公開するとは素晴らしいです♪
お陰様でスムーズに美味しくBENTOを頂くことができました♪

 また今回のBENTOは事前に30分前に冷凍庫に入れて美味しくいただくスムージーや、電子レンジを利用して出汁や本膳の魚パート、肉パート、カレー、しじみ汁を温めて美味しく頂けるのも秀逸です♪
しかも、それぞれの電子レンジの秒数まで実際に試されて公表されているとは素晴らしいです!

↑お品書きの電子レンジ使用の説明

約束の17時に到着すると、4月の寒い中、五十嵐さんを始めスタッフの皆さまが笑顔で迎えてくれました♪

↑スタッフの皆様

そして口座振込の証明書を見せて、BENTOを受け取ります♪
BENTOがズラリと並べられていましたね♪

↑BENTOがズラリ

そして次々とBENTO受け取りに今日のお客様が来ました♪

↑BENTO

家に帰ってさっそく頂きます♪
袋を開けるとたんまりBENTOが入っています♪

これはワクワクします♪

↑袋の中

そしてお品書きも入っています♪
2ページに渡るもので、全28品目もあるとは素晴らしいです♪

↑お品書き

↑お品書き

全部机の上に置くとこんな感じです♪

↑BENTOすべて

そして箱を開けるとこんな感じです♪

↑BENTOすべてを開ける

これはかなりゴージャスで素晴らしいです♪

瓶に入っているものは、左から一番出汁、カレー、スムージー、しじみ汁となります♪
すぐにスムージーは冷凍庫に入れます♪

↑瓶4つ

そして本膳が以下となります♪
これはホントすごい!
美しく素晴らしい♪

↑本膳

そして副膳の副料理長タツヤのパートとローストビーフサラダです♪

↑副膳

そしてデザートがいちごとマンゴーのゼリー寄せで美しかったですね♪

↑デザート

最後にいつもの二八蕎麦も頂けるとは幸いです♪

↑二八蕎麦

 実は東京和食五十嵐が更に素晴らしいのは、この東京和食五十嵐のお客様同士で自主的にZoomを利用してこのBENTOを楽しめたことですね♪


6人が集まり、みんなでMEGUMIさんの説明動画を観たり聞いたりしながら、一緒にこの28品目もの料理を美味しく楽しく頂けたのは素晴らしい経験となりました♪


 いやどれもホント美味しくて、特に私はあっという間に平らげてしまいましたね♪


特に箱寿司は美しくて美味しく、稚鮎もよく、鱒とキャビアも色合い含めて素晴らしく、そしてタツヤバーガーも美味しかったですね♪


そしてアクセントとして牛ほほ煮込みカレーも素晴らしかったです♪


それからZoomでは各家庭の猫ちゃんたちも見れて可愛かったですえね♪
楽しかった♪

以下は今回のお品書きです♪


本膳
 ●お肉のパート
  1牛タン葱おろし塩ダレ
  2よだれ鶏
  3ハンバーグ生胡椒バター餡かけ
  4XO醤入り焼売
 ●鮨、揚げ物のパート
  5箱鮨(鯖、車海老、平目、穴子、蒸しウニ、イクラ、木の芽等)
  6稚鮎ビール揚げ
  7鰯揚げ
  8大根餅
 ●焼き魚、ご飯パート
  9鯛と筍の炊き込みご飯
 10アサリの炊き込みご飯
 11金目鯛味噌幽庵焼き
 12筍、海老芋、蕨、菜の花からし和え炊合せ
 ●魚介類のパート
 13鰻唐揚げ
 14出汁巻卵
 15帆立貝オイスターソース炒め
 16車海老しんじょう海苔巻きフライ
 17鱒とキャビア
副膳
 ●副料理長タツヤのパート
 18タツヤバーガー
 19太刀魚唐揚げ香味野菜あん
 20筍フライ
 21長芋フライドポテト
 22飾り 花びら紅芯大根酢漬け、茹で天豆
 ●ローストビーフサラダ
瓶容器
 23一番出汁
 24牛ほほ煮込みカレー
 25スムージー
 26しじみ汁
蕎麦
 27二八蕎麦
デザート
 28イチゴとマンゴーのゼリー寄せ

東京和食五十嵐のBENTOもとてもオススメです!
BENTOお値段は税込16500円で、感染対策として事前振込みとなります♪

なお私が体験した過去の東京和食五十嵐は以下となります♪
ぜひぜひご覧ください♪

 
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「マンガーの投資術(デビット・クラーク)」という本はとてもオススメ!

2020年04月10日 01時00分00秒 | 

 

 

 「マンガーの投資術」という本は、ウォーレン・バフェットが経営するバークシャー・ハザウェイに長年関わってきた同社不動のナンバー2の副会長で、バフェットの右腕と呼ばれる「チャーリー・マンガー」の珠玉の言葉を分かりやすくまとめたものです♪

 そのチャーリー・マンガーは1924年1月1日生まれで、バフェットも高齢ですが、そのバフェットより7歳上というのは驚異的です!
現在96歳ですか!?

 ウォーレン・バフェットはマンガーについては以下のように語っています♪

「チャーリーの最大の功績は、今日のバークシャー・ハザウェイを設計したことである。彼が私に示した青写真はシンプルだった。そこそこの会社を割安な価格で買おうとするのではなく、素晴らしい会社を適正な価格で買いなさい。この指示通りに投資事業を進めてきた結果として、現在のバークシャーがある。いわば私の役割はゼネコンであり、バークシャーの子会社のCEOたちが下請業者として実務を担当してきたのである」

 本書は、その投資で成功する考え方だけでなく、企業・銀行・経済、事業と投資に関する哲学、人生・教育・幸福の追求についての助言について計136について分かりやすく説明してありどれも素晴らしく、どれもぜひ実践したくなるものばかりです♪

 特に、現在のコロナウイルスで世界経済が低迷し株価が大幅に下がっている状況は、まさに本書で書かれている買い場が来ているのかなぁとも思います♪

また改めて以下についてナルホドと思いました♪

・借入金を利用したレバレッジは避けるべき
・投資は座して待つことが重要
・分散しすぎた投資は平凡となる
・金融危機のような不可壁の出来事がいつ起きても対応できるよう現金を積み上げて置くこと
・経営者より事業の質に賭けた方が良い
・意思決定と運営は一人に集中させること
・過ちを犯すことで次から対処できる
・極端に専門化することが成功に結びつく
・いつも考え続け、本を読むこと
・自分とは正反対の考え方を常に考慮すべき
・信頼できる人とだけ付き合うこと
・バフェットの投資技術は65歳になって格段に向上。いつまでも成長できる。
・結婚相手はあまり相手に期待しない人を探すべき
・出会った賢人はいつも読書をしていた
・自分が解決できないことを心配して時間は浪費しない

「マンガーの投資術」という本は、より良い人生のヒントになりとてもオススメです!
以下は本書のポイントなどです♪

・ひとたび9.11のような悲劇が起これば株価は暴落し、市場からの撤退を余儀なくされる。かつてはマンガーも株式の裁定取引でレバレッジを多用したことがあるが、年齢を重ねるに連れ、その危険性を重く受け止めるようになり、いまでは借入金を活用することをできる限り回避し、株価の短期的な変動ではなく、事業の長期的な成長に投資することに集中している。

・自分が何を知らないかを知っていることは、優秀であること以上に価値がある。マンガーがここで言及しているのは、自分が知らないという事実をわきまえ、わからないものに投資する愚をおかさないようにすべきだということである。

・人生はある意味でポーカーゲームのようなものである。お気に入りの手札を持っていても、時には降りることを学ばなければならない。過ちの原因となったり、勝算を変えてしまうような新しい事実に対処することも学ばなければならない。

・株式市場は、時として誰も否定できないほど明らかな好機を与えてくれる。このようなチャンスはたいてい、株式市場にパニックが起こり、誰もが恐怖に駆られ、長期的には間違いなく利益をもたらしてくれそうな資産さえも投げ出してしまうような局面で訪れる。投資家が逃げ出す様子は樽から水が流れ出ていくのと似ている。マンガーにとっては、大きな魚=株価が割安なまま放っておかれている優良企業を見つけるのが容易になる。

・投資では、座して待つことが重要だ。証券会社に支払う手数料を抑えられるし、つまらないことに一喜一憂しなくても済む。うまくいけば、税金の節約にもなり、年に1%か2%、ないしは3%の利益が転がり込んでくるんだ。この重要な投資哲学は、並はずれた成長性を持つ会社の株を購入して何年も持ち続けることのほうが、市場のトレンドを追いかけて売り買いを繰り返すことよりも、はるかに有利であることを意味している。株は売買を繰り返すほど、課税される機会が増える。しかし、同じ銘柄を20年間持ち続けた後で売却するとしたら、税金を支払うのは一度で済む。マンガーに言わせれば、その節税効果は年間1%から3%に相当するという。時間は、並外れた成長性を持つ会社にとってはよき友であり、平凡な企業にとっては厄介者である。

・分散投資をありがたるとは、気が違っているとしか思えない。マンガーは本当に素晴らしい成長性を備えている企業の株を、合理的な価格で手に入れることができるならば、保有する銘柄は10種類以下で十分だと考える。たとえそのうちの一社が運悪く事業に失敗したとしても、10年から20年という長期で考えれば、自分たちが選んだポートフォリオがめざましい収益をもたらしてくれることを実証した。格言にもあるように、分散しすぎればノアの方舟よろしく動物園みたいなありさまになる。籠の中に10個の卵しか入っていなければ、いつでも厳しい目を向けて籠を守り抜くことができる。

・良いアイデアはめったにない。勝算が高いと思ったら、大きく賭けるべきだ。

・みなの真似をしていたら、平凡から抜け出すことはできない。マンガーは言う。インデックスファンドに投資すれば平均的な投資家以上には儲けられない。平均に勝つことができなければ、それは負けと同じことだ。強気相場の頂点でインデックスファンドを買ってしまったら、その後の下落局面で被る損失を取り返すのに何年もの歳月を要するに違いない。マンガーなら、みなが売っているときに買う。群衆とともにある人には難しい。

・マンガーの投資戦略には、景気後退と株価暴落がランダムにあらわれることが、あらかじめ織り込まれているという点だ。マンガーもバフェットも、金融危機のような不可壁の出来事がいつ起こっても対応できるようにリターンが低くなることは承知のうえで、常に現金のポジションを積み上げている。そして実際に危機が商事、株価が暴落した局面では、現金の威力にモノを言わせて買いに走るのである。1990年の景気後退期には銀行株が軒並み下落したが、バークシャー・ハザウェイはこの投資機会を利用して、ウェルズ・ファーゴ銀行の株式500万株を2億8900万ドルで購入した。その後の株式分割を経て、今では当初の500万株は4000万株に増え、その価値は19億ドルにまで膨らんでいる。これは過去26年間にわたって毎年7.5%の利回り(複利)を手にしたことと同じだ。それに加えて配当がある。直近の年間配当額は5920万ドルだが当初の投資金額は2億8900万ドルなので配当性向は20%を上回っている。マンガー自身が何度も言っているように彼を裕福にしたのは頭脳ではなく気質なのである。

・金持ちになる秘訣は、投資の好機が訪れた時にすぐに行動を起こせるように、いつでも小切手口座に1000万ドルの残高を持っていることだ。マンガーは、買い出動するための好機を待ちながら、1000万ドルの現金残高を維持することを推奨している。バークシャー・ハザウェイの場合、こうした現金のポジションは720億ドルにも達する。もちろん現金として保有している間は極めて低い利回りに甘んじなければならないが、結果的に素晴らしい企業の株を(相場下落語の)適正な価格で購入することができれば、その後は何年にもわたって高いリターンを享受できる。この戦術は、マンガーの投資方程式の重要な要素であるが、世間にはなかなか理解されていない。

・私が成功できたのは、集中力が長く持続するからである。忍耐は長所であり、投資のゲームにおいては資産でもある。こう言うとほとんどの人は、株価が上昇するのを待って、ある銘柄を辛抱強く持ち続けることだと考える。マンガーの世界では、忍耐とは、手元に十分な現金を用意しておいて、偉大な企業の株価が下落して適正な水準になるまで、集中力を切らさずに待ち続けることを意味する。

・ヘッジファンドのビジネスモデルでは、レバレッジを効かせてサイコロを振ること以外のことをするのは狂気の沙汰である。だからファンドマネージャーたちはみな同じように行動するのだ。しかしだからといって落胆する必要はない。愚かな博徒たちがマーケットに参加してくれるからこそ、マンガーのような人は素晴らしい好機を手にすることができる。

・待つことは投資家にとって大きな助けになる。多くの人は待つことができない。17世紀のフランス人数学者ブレーズ・パスカルは「人類の問題はすべて、部屋のなかで一人静かに座っていることができないことから生ずる」と言った。マンガーも同じ意見だ。あなたは、長期にわたり競争優位に立つことができる優れた会社の株式を適正な価格で手に入れられるタイミングが訪れるまで、じっと待たなければならない。時には、それは何年にもなるかもしれないが、慌ててはいけない。バフェットは、1960年代後半にいったん株式市場を離れ、自分が買いたいと思う銘柄が出現するまで5年待った。90年代後半にインターネット・バブルが沸き立ったときには、マンガーとバフェットは、株式市場で新たな銘柄を探すのを諦めざるを得なかった。二人が再び魅力的な銘柄を見出したのは2003年になってからだった。とはいえ、ほとんどの投資家にとって待つことは容易ではない。これはミューチャルファンドやヘッジファンドのファンドマネージャーについてもいえることだ。彼らは四半期毎に運用成績を公表しなければならないので、良い投資先を探すために何年も待つことなど論外なのである。投資先を見つけるために待つことの他にも、待たなければならないときがある。ひとたびある銘柄を購入したら、その企業が持ち前の成長性を発揮して収益を伸ばし、株価を押し上げるまで待たなければならない。マンガーとバフェットは自分たちは永遠に待ち続けるつもり株を買うと言う。永遠に、である。かつてウォール街の誰がそのような発言をしただろうか。だからこそ、マンガーとバフェットは自分たちの投資スタイルを真似られてしまうことを心配したりはしない。いかなる機関投資家も個人投資家も、二人のように長期にわたって規律を守り、忍耐強くマーケットと対峙することができないからである。

・永続的な競争優位性とは、長きにわたり成長を続けるだけの耐久性があるかどうかということである。ある銘柄を購入して20年間待ち続けるつもりなら、その会社が販売している製品が5年後に時代遅れになってしまっては困る。バークシャー・ハザウェイが投資してきた会社は、その多くが50年以上にわたり同じ製品やサービスを提供してきた。なかでも、コカ・コーラ、ウェルズ・ファーゴ銀行、アメリカン・エキスプレス、スイス・リー、リグレー・ガム、クラフトフーズ、買収される前のアンハイザー・ブッシュなどは、同じ製品・サービスを100年以上にわたり販売している。このような真に偉大な企業に限っていうなら、時間は常に投資家の味方である。

・マンガーはいつも、議会が行う銀行業界の規制緩和をまったくの愚行とみなしている。投機的な投資銀行業務と保守的な商業銀行業務を分離する目的で1933年に制定されたグラス・スティーガル法が、米国の大いなる繁栄の先導役を務めたと考えている。1999年のこの法律の廃止が、商業銀行が投資銀行として機能し、預金者のお金で投機を行うことを許したことから、銀行の愚行を招いた。その後、2007年から09年にウォール街が崩壊の危機に瀕したという事実は、マンガーが正しかったことを世界に証明した。グラス・スティーガル法の廃止は、議会がこれまでに行ってきた中で最も愚かな行為の一つだ。

・銀行と保険会社にとっても、インフレは強い味方だ。5万ドルだった住宅が50万ドルに値上がりしたなら、人々は銀行から余計に45万ドルも借りなければならない。5万ドルのローンに比べれば、はるかに多くの手数料を支払うことになるだろう。保険会社もまた、5万ドルの住宅にかけられる保険よりも50万ドルの住宅にかけられる保険のほうがずっと多くの保険料を手にできる。これまでに業績を1000%以上伸ばしてきた銀行や保険会社は珍しくないが、いずれの会社も店舗数や従業員を増やす必要はなかった。だからマンガーもバフェットも、保険会社と銀行が好きなのである。これらの会社は、インフレのヘッジとして極めて有効に機能するだけでなく、インフレから利益を生み出すこともできるのだ。銀行と保険会社にとって、インフレはずっと続く贈り物なのである。

・繁栄しようとするならば、働かねばならない。飴を与えるだけでなく、無知で叩くことも必要だ。鞭を手放せば、社会がうまく機能しなくなり、金持ちになる道が閉ざされてしまうだろう。それは愚かなことである。マンガ-は身を粉にして働くことの価値を信じている資本主義者である。国民は働かねばならず、食べるものを育てなければならず、道路や建物や工場を建設せねばならず、売ることができる製品を作らねばならないと、彼は主張する。人は働かなければ、お腹が減り、住むところがなくなる。それは鞭である。私たちの祖父母の代が必死で働いたのは、決して欲の皮がつっぱっていたからではない。家賃を支払うことができないかもしれないとか、家族が飢えてしまうかもしれないという恐怖心を抱えていたからだ。今ではそんな心配をする必要はなくなってしまった。

・良い会社は容易な意思決定を続けていればいい。悪い会社は何度も何度も苦渋の決断を下し続けなければならない。それが両者の違いである。数多くの会社の株式を購入し保有してきた経験から、マンガーとバフェットは多くを学んだ。二人ともと時には悪い会社である百貨店、風車メーカー、繊維工場、航空会社などの株式を購入したこともある。これらの会社への投資はなぜうまくいかなかったのだろうか。その大きな理由は、いずれも猛烈に競争の激しい分野で事業を展開していることである。競合する企業同士が激しい価格競争を繰り広げれば、利益率が低下し、キャッシュフローが損なわれ、生き残るのに大変苦労する。こうした会社への苦々しい投資経験を通じて、マンガーとバフェットが学んだことは、その後の投資人生に大いに活かされた。それは永続的な競争優位性があり、自分の意思で価格を引き上げることが出来る良い会社に的を絞ることが重要だということである。良い会社は労せずして利益率を高く維持することが出来るので、生み出したフリーキャッシュフローを新たなビジネスチャンスにつぎ込むことが可能になる。

・マンガーはバークシャー・ハザウェイの株式を50年持ち続けてきたが、その間に株価が50%下落するのを3回も経験している。もしもそうした局面で株を手放していたなら、彼の資産は現在の数分の1にとどまっていただろう。マンガーは、長期にわたって株を保有していたら、時には株価の急落を経験するのは当たり前であり、実際にバークシャー株がそうであったように、一時的に急落した株価はいずれ元に戻るということを知っている。いったん下落した株価がどのように回復するかは、相場の動きというよりは、その企業の本源的な価値によるところが大きい。1929年と32年の大暴落の後、ダウ工業株平均が完全に回復したのは1954年のことだったが、コカ・コーラやフィリップ・モリスのような優良銘柄は1936年には暴落前の水準を取り戻していた。このことは平凡な企業の株か水準が暴落から立ち直るまでには25年もの年月が必要なのに対して、永続的な競争優位性と成長性を備えた企業の株価はずっと早く回復するということを示している。

・経営者の質に賭けるよりも、事業の質に賭けるほうが、良い結果に結びつくことが多い。平凡な事業を手掛けているのに経営者が非常に優れている会社に投資することが成功につながるのは極めて稀である。

・バークシャー・ハザウェイの経営方針はかなり保守的である。有利な条件であるときに限って、少しばかりの借金をする。あまり借金をしてレバレッジをかけていないことに満足している。そんなやり方は間違っているとか、もっと稼げるのにもったいないと言う人がいるかもしれないが、全然気にならない。多少のチャンスを逃しても後悔はしない。誰かが自分より金持ちになったからといって何が問題なのだろう。そんなことを気にするのはばかげている。レバレッジとは借金に他ならない。レバレッジ(借金)を利用することの魅力は、自己資本を何倍にも膨らませることによって大きく稼ぐ可能性が広がることにある。確かに思い通りにことが運べば利益が増えることになるが、思惑が外れた時にはより大きな損失を被りかねない。投資銀行の連中は大きくレバレッジを効かせることが大好きだ。予想通りに行けば何千万ドルものボーナスを得られるからだ。たとえ賭けに負けたとしても、市場のせいだとして、銀行の他の業務で埋め合わせてもらうことを期待する。けれども、レバレッジの濫用は時として膨大な損失を生じさせ、会社を破綻させることにもなりかねない。

・優れた大学はいくつもある。しかしマクドナルドほど多くの若者たちに良い教育を施している組織はないのではないか。彼らが日々実践している教育プログラムはハーバード大学より優れているかもしれない。

・民主主義では誰にでもチャンスがある。しかし本当の知恵というなら、意思決定と運営は一人に集中させることだ。そう考えると、シンガポールが米国よりもずっと良い記録を残しているのは偶然とは思えない。恐らくシンガポールのウォーレン・バフェットとも言えるほどの賢人、リー・クアンユーが実権を握ってきたからだろう。

・目覚めた時よりも少し賢くなっているように心掛けて日々を過ごしなさい。やるべきことを忠実に、よりよくこなしなさい。毎日少しでもいいから前に進もうと努力しなさい。やがて長く生きれば報われる日が来るはずだ。

・良い伴侶を見つける最善の方法は、良い伴侶にふさわしい存在になることである。マンガーは人間の精神面について考察し、私たちは自分にふさわしい相手と出会いやすいと指摘している。良き人々が選ぶ伴侶はたいてい良き人々であり、悪しき人々が選ぶのも同じように悪しき人々であるという。マンガーはこの仮説をビジネスの世界に応用し、バークシャー・ハザウェイが善良で信頼できる管理人を目指すことにより、素晴らしい会社を保有することができると考えた。そうした考え方に共感した企業オーナーたちは、彼に会社の株式を売却することを望んだ。それがビジネスであれ、結婚であれ、善良が善良に結びつく。

・良いキャリアを築くためのルールが3つある。
1 自分自身が買おうと思わないものを売らないこと
2 尊敬しない人のために働かないこと
3 一緒に仕事をして楽しい人々とだけ働くこと

・多くの過ちをおかすことなく、満足できる人生を送ることはありえない。過ちを犯すことで、次から対処できるようになる。人生の秘訣だ。過ちを認めたくないという気持ちを抑えることができなければ、破滅への道を歩むことになるだろう。

・極端に専門化することが成功に結びつく。たいていの人は、世界を理解しようとするよりも、専門化したほうがうまくいく。専門家は種が生き残るための鍵であり、ビジネスを成功させる鍵である。専門化は私たちを競争から守ってくれる。新規参入者にとって障壁となるからだ。専門化するのが困難な分野であるほど、その障壁は強くなる。みなと同じようなことをしていたら、自分以外の全員とまともに競争しながら生きていかなければならない。けれども、なんらかの専門技術を持ち、その技術を磨いていけば、その他大勢とは距離をおくことができる。

・私の経験から言えることだが、いつも考え続け、本を読み続けていれば働く必要はない。考えることと本を読むことを続けていれば、すべてはうまくいくはずだ。マンガーによれば、投資のゲームに必要なのはその2つだけなのだから。マンガーは新聞三紙をはじめ、多い時は1日に600ページ、州に数冊の本を読破するという。そして気分転換をしたいときにはロサンゼルス・カントリークラブにでかけてクラブハウス・サンドイッチとコーラを注文する。それがタフな読書の合間のささやかな贅沢なのである。

・私たちは皆、何かのアイデアを学び、それを修正したり、破棄したりということを繰り返している。適切なタイミングで素早く捨て去ることができるのなら、大変価値ある能力と言えよう。それを実践するには、自分とは正反対の考え方を常に考慮する必要がある。かつてマンガーとバフェットが経験した中で、自分たちのアイデアを捨てるのが最も困難だったのは、おそらくバークシャー・ハザウェイの繊維事業からの撤退だっただろう。事業の将来性が乏しく、利益をあげていくのが難しいことが明らかになった時点でさえ、二人は事業の継続を選択した。ようやく撤退を決断したのは事業が実際に損失を出し始めてからである。

・信頼できる人とだけ付き合い、そうでない人を人生から追い出してしまうことは非常に有益である。賢明な人は、害毒をまき散らすような人は実にたくさんいるが遠ざけるようとする。マンガーは信頼できない友人や取引相手は切り捨てるべきだと主張している。個人の人づきあいという面では、家族や親戚のなかに信頼に値しない人物がいるのなら、昔のように集まったりするのはやめてしまうほうがいい、という意味にもとれる。ビジネスの世界では、従業員や取引相手との関係に当てはまるだろう。信頼はビジネスをスムーズに動かすための潤滑油なので、信頼の欠如は大きな不安と非効率をもたらすに違いない。あなたがトラック会社や病院のオーナーなら、荷物が時間通りに配達されるかどうか、患者が適切な処置を受けられるかどうか、現場スタッフを信じる以外にない。もしも信頼できないスタッフなら、会社は深刻な問題に直面することになる。

・バフェットは地上で最高の学習マシンだ。彼の投資技術は65歳になってから格段に向上した。若いころからずっと見てきたが、もしも、ある程度のところで学ぶことをやめていたら、これほどの業績を達成していなかっただろう。バフェットは65歳を過ぎてから一層すぐれた投資家になった。このことは、年齢に関わらず誰もが成長できるという希望を与えてくれる。投資というゲームでは、仕事を引退してからでも、コツコツと勉強を続けていけば大きな見返りが期待できる。投資以外の分野でも、真のプロフェッショナルと呼ばれる人の多くは、普通なら退職するような年齢を超えても学習を続け、自身を前進させ続けている。まるでサメだ。サメは泳ぎ続けなければ死んでしまう。学び続けなければならないのだ。

・友人を得るための秘訣は、友人になろうとすることである。必要なときに助けを得る秘訣は、助けを必要としている人を助けることである。学ぶ秘訣は教えること。そして、人をやる気にさせる秘訣は、相手の良いところを褒めることだ。

・結婚相手を選ぶときには、見た目も性格も良い人を求めるべきではない。あまり相手に期待しない人を探すべきだ。幸せを感じない人と暮らしたいなどと思うのでなければ、大きな期待を抱かない伴侶を見つけたほうがいい。不思議なことに、この法則はビジネスの世界には当てはまらないようだ。従業員や経営陣にあまり期待しないという態度をとれば、彼らは必死になって難局を切り抜けようとしたり、技術や専門性に磨きをかけようとはしなくなる。それなら結婚相手にも期待すべきなのではと思うかもしれないが、それは違う。結婚は仕事ではないからだ。

・私が出会った賢人はいつも読書をしていた。全員だ。バフェットと私がどれほど本を読んできたかを知れば誰もが驚くだろう。子どもたちが足の生えた本と呼ぶほど私は本を読んできた。

・自分が解決出来ないことを心配して時間を浪費するのは、建設的とはとても言えない。お金を運用するなら、何かとんでもない事態が起こるかもしれないと覚悟するしかない。それ以外は愚かな楽観主義者でいればいい。

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レストラン ヴォージュ(東京 門前仲町)のランチもとてもオススメ!

2020年04月09日 01時00分00秒 | 外食

東京の門前仲町にあるレストラン ヴォージュは前回このブログで紹介した際は夕食で行きましたが、今回はランチで3人で行ってきました♪

店の前には緑が多くて素敵ですね♪

↑店構え

今回は右奥の4人席に平日の12時頃に3人で座ります♪
相変わらず店内は綺麗で、そしてほどなく満席となりやはりランチも人気店ですね♪

↑店内

 席に着いてさっそくメニューを見て、牛肉のパプリカ風味800円税込を選びます♪
ビーフストロガノフ風とのことでしたね♪
これはオムレツを選ぶこともできました♪

↑メニュー

 ほどなくサラダやパン、そして牛肉のパプリカ風味が運ばれますが、おぉぉさすがソースにコクがあってこれは美味しいですね♪
美味しくてつい胃袋にどんどん流し込んでしまいます(^_^;)

↑サラダ

↑パン

↑ビーフストロガノフ風

 友人のオムレツも美味しそうでした♪
今度はオムレツをぜひ食べたいですね♪

↑オムレツ

そして追加でコーヒー200円をみんなで頼みました♪
コーヒー付きでちょうど1000円税込とはコスパも良いです♪

↑コーヒー

コーヒーも美味しい♪

レストラン ヴォージュは、綺麗な店内でコスパよく美味しい洋食ランチを頂けとてもオススメです♪ 

 

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LaPesqueraMARISQUERIA(東京 大手町)のスペイン料理はとてもオススメ!

2020年04月08日 01時00分00秒 | 外食

大手町のOOTEMORIにあるLaPesqueraMARISQUERIAで3人で食事を楽しみました♪
場所は東西線などの大手町駅のすぐ近くとなります♪

 今回は友人がこの店を誘ってくれたのでご一緒させて頂きましたが、別の知人もオススメと言っていたので、元々とても行きたかったお店です♪

↑店構え

 店内は入口から綺麗で、そして実は店内に入って右奥がかなり広がっていて驚きました♪
 そして壁には缶詰やオリーブオイル?が綺麗に並べられていて、とても綺麗です♪
素晴らしい♪

↑店内

↑店内

 あらかじめ予約して18:30前に訪れましたがほどなく満席となりましたね♪
特に若い男女の会社員風な客が多く、かなり活気があり人気店のようです♪

 メニューを見ますが、スペイン料理のお店で、飲み物も食べ物もたくさん種類があり、これはどれを選ぶか非常に悩みます♪

↑ドリンクメニュー

↑ドリンクメニュー

↑ドリンクメニュー

↑ドリンクメニュー

↑ドリンクメニュー

↑ドリンクメニュー

ドリンクメニューにはMAKE YOURSELFというのもあり、自由に自分の好みに応じてお酒を作れるというのは秀逸ですね♪

 まず飲み物はヘイジーペールエール650円を選んでみます♪

 横浜の自社醸造所で作られているビールとのことで、これは甘く柑橘のフルーティさんを感じ美味しかったですね♪

↑ヘイジーペールエール

 グラスが透明な、まさしくBASICなコップというのも初めてでしたね♪

 その後は3人だし牛肉料理を頼むので赤ワインのボトルを頼みました♪
確か2700円ほどでしたね♪
しっかりとしたワインで上質さを感じ美味しかったです♪
ただ3人とも、あまりアルコールは飲めないので少し残り、かなり酔っ払ってしまいした(^_^;)

↑赤ワイン

 食べ物はメニューを見て以下を頼みました♪
これもたくさん種類がありどれを選ぶか結構悩みます(^_^;)

↑食べ物メニュー

↑食べ物メニュー

500円均一のタパスもありお手頃でしたね♪
どれも上質さを感じ美味しかったです♪


・有機ロメインレタスのシーザーサラダM600円
・イワシの酢漬け500円
・アンチョビポテサラ500円
・レバーとフォアグラのムース500円
・白子と仙台せりのアヒージョ900円
(アヒージョに合わせたバターパンを別途注文)
・メキシコ産牛リブロースのペッパーステーキ2300円
・日向夏と金柑のクレームダンジュ600円


↑有機ロメインレタスのシーザーサラダM
レタスたっぷりでした♪

↑イワシの酢漬け
オリーブたっぷりでイワシも新鮮さを感じ美味しかったですね♪

↑アンチョビポテサラ

↑レバーとフォアグラのムース

ムースかなり濃厚でパンと一緒にいただきます♪

↑白子と仙台せりのアヒージョ

↑バターパン

 特に沸騰して運ばれたアヒージョがアツアツ濃厚で秀逸で、そしてそれに合わせたバターパンが美味しくて美味しくて、これは素晴らしいパンでみんな大絶賛でした♪


↑メキシコ産牛リブロースのペッパーステーキ

それからステーキもボリュームたっぷりでマスタードとそして赤ワインとも合い美味しかったですね♪

↑日向夏と金柑のクレームダンジュ

デザートは柑橘と合って甘く上質で美味しかったです♪

 それで会計となったのですが、このご時世にご来店ありがとうございますとのことで3割引とは驚きました♪
3人でこれだけ食べてちょうど1万円ほどでしたね♪
これは太っ腹です♪
しかしそれで経営が大丈夫かと心配になりましたね(^_^;)

LaPesqueraMARISQUERIAは綺麗な店内で美味しいスペイン料理を頂けとてもオススメです♪
特に3割引ですのでとてもオススメですね♪(但し割引があるかは必ず事前にお店に確認してくださいね♪)
 

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THE BURGER SHOP(東京 紀尾井町)のトランプ大統領が食べたザ ステーキバーガーはとてもオススメ!

2020年04月07日 01時00分00秒 | 外食

東京の紀尾井町にあるTHE BURGER SHOPへ行ってきました♪
 
アメリカのトランプ大統領が、何とこのお店のハンバーガーを食べたと聞いたためです♪

場所は東京メトロ麹町駅から徒歩約5分のところにあります♪

↑店構え

 お店の方によると、外務省の方からお願いされてトランプ大統領に提供することとなったようです♪
 それにしてもお店の方もビックリですよね♪
トランプ大統領が召し上がった後は、たくさんの客がこのお店に訪れかなり繁盛したようです♪

 日曜の14:30過ぎに訪れますが、満席で外で待つように言われ、寒い中メニューを見てそしてそこで注文して待ちます♪
さすが人気店ですね♪

↑メニュー

せっかく来たので、ここはトランプ大統領が食べたザ ステーキバーガー2700円を頼みました♪
結構金額が高い♪

↑ザ ステーキバーガーの説明

↑ザ ステーキバーガーの説明

比較的すぐに席は空き、店内に入ります♪

そして先に注文していたのですぐにザ ステーキバーガーが運ばれ良かったです♪

↑ザ ステーキバーガー

↑反対側からザ ステーキバーガー

 さすが牛もも肉のステーキパティ160gが2枚と、チェダーチーズ4枚入りで、かなりボリュームがあります♪

細いフライドポテト付きです♪

 さっそく野菜などはマヨネーズと混ぜ合わせてハンバーガーの中に入れて、そして紙袋に包んで、そしてトマトケチャップやマスタードをかけてハンバーガーに食らいつきます♪

パンはけっこうふわっとしていて厚みがありますね♪

 肉は想像以上に結構しっかりと硬めで、かなり歯ごたえがあり、さすがステーキパティです♪
 チーズもたっぷりで、ボリュームがありこれは美味しく頂けましたね♪

 肉は160gが2枚でしたが意外とペロリでした♪

美味しかった♪

THE BURGER SHOPのザ ステーキバーガーはボリュームあるしっかりとした肉を美味しく味わえるハンバーガーで、とてもオススメです♪

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マグロの最高峰(中原一歩)という本はとてもオススメ!

2020年04月06日 01時00分00秒 | 

 

 マグロの最高峰という本は、大間や築地、銀座でのマグロの取材は長く、地方の鮨屋を巡る「旅鮨」もライフワークの中原一歩さんが、マグロについて、特に大間や豊洲市場、すしざんまいや板前寿司などマグロ寿司店等の歴史やお店紹介など分かりやすく説明したものです♪

 私も豊洲市場でマグロなどのお寿司を食べることをライフワークとしているので、とても興味津々な内容でマグロについて深く学ぶことができました♪

 大間にも行ってみたいし、本書でオススメとされる以下のお店にも行って、上質なマグロをぜひ楽しみたいと思います♪

<本書が薦めるマグロのお店>
・日本橋人形町の㐂寿司(究極のマグロ、赤身。おまかせ)
・四谷荒木町の寿司金(究極のマグロ。希少部位・カマトロなど。おまかせ)
・銀座5丁目のさわ田(中トロ?。おまかせ)
・銀座8丁目の鮨とかみ(中トロ?。おまかせ)
・神田神保町の鮨處はる駒(バランス良い。神田鶴八系。良心的値段)
・新橋の新ばし しみづ(神田鶴八系でとにかく鮨を美味しく)
・銀座7丁目の鮨よしたけ(トロの旨さ。おまかせ)
・奥沢の入船寿司(おまかせ)→残念ながら閉店です
・豊洲市場内の大和寿司(マグロのプロ御用達のアンテナショップ)
・銀座6丁目の鮨 太一(1万円程度。昼のおきまりは5千円から)
・初台のすし宗達(夜だけ営業だが全ての鮨種の価格が明示)
・日本橋蛎殻町のすぎた(マグロ以外も素晴らしい)

・静岡・清水の末廣鮨(インドマグロの名店)

「マグロの最高峰」という本はとてもオススメです!

以下は本書のポイント等です♪

・海のダイヤの異名をとる本マグロの値段は、平時でも一匹あたり国産車一台分に相当する。ご祝儀相場が期待される正月ともなれば、平時の100倍、数億円に化けることだってある。事実、2019年の正月には3億3360万円という史上最高値が飛び出した。

・現在、東京から大間を目指すには大きく分けて2つのルートがある。まず一つ目は、東北新幹線の新青森、もしくは八戸で下車。下北半島を縦貫する国道279号線(通称はまなすライン)を使って3時間かけて車で北上するか、ローカル線と路線バスを乗り継いで大間を目指す方法だ。そして、2つ目は飛行機か新幹線を使って北海道函館市に入り、津軽海峡を縦断する1日2便の津軽海峡フェリー「大函丸」に1時間半ほど揺られる方法だ。

・100万ドルの夜景で知られる函館の市民は、そんな閉ざされた対岸の町を「函館市大間町」と言って皮肉ることがある。事実、大間は文化、経済の面でも対岸に位置する函館の影響を受けてきた。町には大型量販店や医療機関が少ないので、今でもフェリーに乗って定期的に函館へと通う大間町民は多い。しかし低気圧が日本海に居座る冬は、毎日のようにフェリーが欠航し、そうなると大間は完全に閉ざされた本州の袋小路となる。
・大間と言えば今はマグロだが、かつては「アワビ」だった。江戸時代、大間は海上交通の要衝として栄えた。中でも大間産のアワビを乾燥させて作る干しアワビは、高級食材として中国に輸出され「大間鮑」と呼ばれて珍重され、高値で取引されたという。ところが明治維新と共に押し寄せた近代化の波は日本の物流インフラを海上の船から内陸の鉄道へと急速に変化させた。北前船が廃止され、海上交通網が断ち切られると、大間は一転して陸の孤島と化してしまたのだ。

・フィリピン南西沖で生まれたマグロは、黒潮に乗って日本近海にやってくる。黒潮は、沖縄本島の西およそ100kmに位置する久米島の沖で分岐し、一つは太平洋ルート、もう一つは日本海ルートに分かれて日本列島に沿って北上する。したがって、マグロも太平洋ルートと日本海ルートに分かれて北上し、やがて津軽海峡周辺で合流するのだそのためマグロの水揚げ漁港は日本各地に点在し、季節によって異なる。太平洋側では春は四国奥の高知や室戸、夏になると和歌山・紀伊半島や千葉・銚子。秋には宮城・塩釜。秋から冬は津軽海峡、北海道・噴火湾などだ。日本海側は冬から春は長崎・壱岐、山口・萩。夏は鳥取・境港、新潟・佐渡。秋から冬にかけて青森・深浦、もしくは三厩(みんまや)、北海道・松前となる。

・実はマグロは、単に黒潮に乗って日本沿岸を北上しているわけではない。えさとなる小魚を追いかけて大間沖までやってくるのだ。津軽海峡には、宗谷海峡を経てオホーツク海へと到達する対馬海流の一部が津軽暖流となって流れ込む。一方、太平洋側の入口では、太平洋を北上する黒潮の一部と、千島列島に沿って南下する千島海流(親潮)が混じり合う。これらの3つの海流の影響を受ける津軽海峡近辺では、マグロのエサとなる小魚が食べるプランクトンが大量発生する。津軽海峡のマグロが好むのはサンマとスルメイカだ。釣れたばかりのマグロの腹を割くと、パンパンに膨らんだ胃袋から大量のスルメイカが出てくることがある。

・農林水産省の発表によると、2018年の漁船漁業の平均収入は840万円で、そのうち、燃料代や漁具代などの支出を差し引くと、いわゆる漁師の儲けの平均は249万円だそうだ。これはマグロ漁だけの数字ではないが、全国的に漁業への若者の参入は増加しているとは言い切れず、日本の漁業は斜陽産業と言われて久しい。ただ、大間では毎年、数人ではあるが若い漁師が誕生している。

・彼はマグロ漁師ではあるが、マグロ専業ではない。春はサクラマスやウニ、夏は昆布を中心にヒラメやブリを獲って生活している。津軽海峡は豊穣の海なのだ。テレビなどの影響で大間にはマグロで稼いだ「マグロ御殿」が乱立しているようなイメージがあるが、実際には200人いる漁師のうち、マグロ専業で生計を立てられているのは20人いるかいないかである。

・マグロ漁には以下の通りいくつか種類がある。大間の場合一本釣りがほぼ7割を占めている。漁師は津軽海峡のどこかに潜むマグロの群れを探し出し、その群れの鼻先に仕掛けを流す必要がある。そうしないとマグロを効率的に釣り上げることは不可能だ。
〇一本釣り(通称つり)
 大間伝統のマグロの釣り方。大正時代あたりから大間に広がった。テグス(釣り糸)に釣り針、そしてエサという極めて単純な釣り方。漁師とマグロがテグスを介して一対一で対峙する。長崎・壱岐では専用の釣り竿を使って釣るスタイルが普及している。
〇延縄漁(通称なわ)
 幹縄と呼ばれる一本のロープに等間隔で、エサと針のついた枝縄をつけ、海に流し、時間をおいて引き揚げる漁法。幹縄の総延長は、大間では100km程度だが、これが遠洋漁業にもなると千kmにも及ぶ。枝針の数は2千本にもなるので、一度、縄を投入すれば、複数のマグロが獲れる。主に津軽海峡や遠洋漁業で使用される漁法。
〇定置網漁(通称ていち)
 海流に沿って回遊するマグロの性格を利用した漁法。沿岸近くのマグロの通り道にあらかじめ網を張り、回遊してきたマグロが網にかかるのを待つ。東日本の太平洋側をはじめ、新潟・佐渡などで行われている。
〇巻き網漁(通称まきあみ)
 マグロの群れを巨大な網で巻いて一網打尽にする。鳥取・境港や宮城・塩釜などで盛んな漁法

・たいていの場合、テグスを残り十数mのところまで引き上げるのに20分から30分かかる。大物になれば1時間を超えることもある。ここで登場するのが大間名物の「電気ショッカー」だ。これは海中のマグロに電気ショックを与え、瞬時に仮死状態に持ち込む道具だ。その形状は馬の蹄鉄にそっくり。手順は、テグスに電気ショッカーをかませて沈め、これがマグロの口先に当たったのを確認した上でスイッチを入れる。するとジリジリとブザーが鳴り、通電が開始されるのだ。電気ショックを食らうと、どんなに巨大なマグロでも瞬間的に抵抗が弱まるので、そこで一気に、巻き上げ機を使って引きあげる。

・本マグロの別名は「クロマグロ」だが、これを英語に訳すと「Pacific bluefin tuna」となる。それを裏付けるように、海から揚がってきたマグロの魚体は、目の覚めるような神々しいブルーをしている。

・水面にマグロの巨大が浮かび上がった瞬間、漁師はマグロのこめかみを狙って銛を打ち込み、とどめを刺す。その瞬間、真っ赤な鮮血が吹き出し海面を染める。ここまでくると一安心と思うが、実は漁師にとってはここからが正念場なのだ。

・漁師は釣ったその場で魚の鮮度を保つある処理を施す。これが「活け締め」とか「神経締め」と呼ばれる処理法だ。釣り上げた魚の胸ビレの付け根と尾の付け根に包丁を入れ、魚の動脈を切断。こうやって「血抜き」をしたあとに、細い針金を魚の眉間から刺し、脊髄に突き当てて神経を破壊するのだ。その直後、死んだはずの魚が一瞬、ブルブルブルッと身をよじらせ、やがて静かになる。「ほら、血の気が引くようでしょ。頭の部分から尾ひれの方向に、魚の表面の色が薄い紫色に変わっていく。このひと手間で魚の鮮度を保つのです」

・なぜ、血抜きや神経締めなどの「手当て」を施す必要があるのだろうか。まず大前提として、人間によって殺生された魚は、その瞬間から死後硬直と腐敗が始まる。私たちが日常的に使う「鮮度」という概念は、魚の腐敗がどの程度進んでいるかに関わるもので、魚がどれだけ生きている状態に近いかを表している。しかし腐敗を完全に止めることはできない。できるのはその進行をゆるやかにすることだ。ここに、釣り上げた魚に手当を施す最大の理由がある。腐敗が進むと魚は悪臭を放つようになる。あの「生臭さ」には閉口してしまうが、この悪臭は、雑菌が繁殖することで発生する。とくに内臓周辺は鬼門だ。魚は内臓から腐る。だから釣り上げた魚はすぐに血を抜き、内臓も取り出してよく水洗いをして清潔に保つ必要があるのだ。また、魚は死ぬと死後硬直が始まるが、ある時をピークにして、今度は反対に身が緩み、変色して水分を放出するようになる。この水分と一緒に魚の旨味の元となるグルタミン酸やイノシン酸が流出してしまう。これを防ぐために、筋肉の伸縮を司る神経と脊髄を破壊し、この筋肉の腐敗を緩やかにすることで旨味を保つのだ。

・マグロもブリと同じ処理を施すが、ブリに比べると何倍も魚体が大きいマグロの場合、さらに繊細な処理が求められる。船上で行う「血抜き」「神経締め」など迅速な処理はもちろんだが、何より大事なので処理後の徹底した「冷やし込み」だ。私は一本釣りの船ではなく、晩秋の延縄船に乗った時にそれを実感させられたことがある。漁師が釣り上げた鮪の腹に手を突っ込めというのだ。その言葉通りにかじかんだ手を突っ込むとジワーッとマグロの熱を感じた。「気温も水温も一桁台。それなのに、釣り上げたばかりのマグロの体温は人間より高い40度くらいになる。それだけ釣り上げられる時に抵抗したってことよ。魚ってやつは普通冷たいだろ。だからとにかく早くマグロを冷やさないといけない。そうでないとヤケが回ってしまう」この「ヤケ」という言葉は豊洲市場でよく耳にすることになる。一時間を超える漁師との格闘はマグロの体温を上げてしまい、マグロの身上である、身質の真紅の美しさが失われて、ある部分だけ色が濁ったり、茶色く変色してしまう。このヤケを防げるか否かが、魚の品質を決定づけ、ひいては豊洲市場でのマグロの競り値を左右するのだ。ヤケを防ぐ唯一の方法は、魚の体温を下げることだ。そこで漁師は、血抜きや神経締めを施したのち、すぐに大量の氷水が入った船倉にマグロを入れて、徹底的に冷やし込む。処理をしてから船倉に移す前の時間はあっという間である。つまり、氷はマグロ漁師にとって欠かすことができないアイテムなのである。延縄船でも一本釣りの船でも、最新鋭の設備を搭載した船は氷の中でも極めて冷却効果の高い「海水氷」を使っていることがあり、こうした船のマグロはやはりヤケが少ないと市場でも評判だ。

・豊洲市場では「東市(とういち)(築地魚市場)」「大都(だいと)(大都魚類)」「東水(とうすい)(東都水産)」「マルナカ(中央魚類)」「第一(第一水産)」という5つの卸会社がマグロを扱っている。卸会社は「荷受(にうけ)」とも呼ばれ、日本全国の「荷主(にぬし)」である漁協から魚を仕入れ、競りを開催して値付けをするという重要な役割を担っている。一方、料理人(飲食店)やデパート、スーパーの注文に応じて競りに参加し、目当ての品物を調達する役割を担うのが「仲卸(なかおろし)」で、実際に入札に関わる仲卸の担当者は「仲買人」と呼ばれる。豊洲市場には500軒の仲卸があり、そのうちマグロを扱っているのは200軒だ。

・マグロの競り場の仲買人の群衆の中に、ひときわ目立つ緋色のヤッケを羽織る男衆の姿があった。彼らこそ日本最高峰のマグロを競り落とす精鋭集団で仲卸の「石司(いしじ)」だと、競り場に案内してくれた顔見知りが教えてくれた。私が石司に興味をもったのは、市場が東京・日本橋にあって「魚河岸」と呼ばれていた時代からマグロを競る人の中には「上物師(じょうものし)」と呼ばれる存在がいると聞かされていたからだ。上物師とは国産本マグロの中でも特に良質な魚だけを扱う仲買人のことだ。豊洲にはマグロを扱う店が200軒あるが、一年を通じて日本近海で獲れた生の本マグロだけを扱うのは石司など数件の仲卸しかないという。

・その日も競り場には200本ほどのマグロがあった。季節は12月初旬。入口のシャッターぎりぎりの所までマグロが並んでいる。大きさも大小さまざまで、中には300kg近い超大物の姿もあった。石司の3代目で若主人の篠田貴之、通称「貴」は先に入っていた従業員と合流し、何やら二言三言、言葉を交わすと、気になるマグロの腹を手早く、手鉤を使ってめくり、競り場をさっと一巡して戻ってきた。貴はあることを私に耳打ちしてくれた。「私たちが競るのは「一列目」と呼ばれる国産の本マグロだけです。見て下さい、これだけマグロがあっても、ほとんどがジャンボと呼ばれる輸入物と、養殖や畜養のマグロですよ。国産の本マグロは全部で十数本しかない。その中から競る価値のあるのは2,3本ってとこですかね」

・日本各地の漁港で、マグロが水揚げされると、漁協の販売担当者(荷主)は、豊洲市場の卸会社の担当者(荷受)に連絡を入れ、競りが始まる時間に合わせてトラックで品物を輸送する。荷物の到着を確認した卸会社の担当者は、これらのマグロを精査し、品質のよい順番に番号をつけて競り場に並べる。貴のいう「一列目」とは、この番号が一桁台のその日もっとも品質が良く、高値がつくと予想されるマグロのことだ。豊洲市場では、マグロを扱う5つの卸会社ごとに5つの場所に分かれてマグロの競りが開催される。魚をどの卸会社の競りに出すかは、各地の漁協の担当者の判断だ。ちなみに競りが始まるとダミ声を張り上げ、競りを仕切るのが卸会社に所属する「競り人」だ。マグロの競り人、しかも国産の生の本マグロを担当する競り人は市場関係者にとって憧れの存在なのだという。

・サバ科に属するマグロには、様々な種類がある。それは大きく5つに分けられる。
〇クロマグロ(本マグロ)
 日本近海で獲れる代表的なマグロ。「本マグロ」と呼ばれ、豊洲で「マグロ」と言えばこのクロマグロを指す。日本近海を含む太平洋をはじめ、大西洋、地中海と世界各地に生息している。その中でも最も旨いのが日本近海で獲れる天然もので、青森県の大間で獲れるものが値段も味も最高級とされている。
〇ミナミマグロ(インドマグロ)
 魚河岸では「インド」と呼ばれるクロマグロにそっくりのマグロ。インド洋やオーストラリア、大西洋とインド洋がぶつかる南アフリカのケープタウンなど南半球で獲れるのでこう呼ばれている。主に冷凍されて日本に運ばれる。
〇メバチマグロ
 一般的な鮨屋、日本料理店などで刺身として出されている大衆的なマグロ。通称「バチ」。日本近海にも生息していて、延縄などの漁法で獲られる。味も値段もちょうどよく、国内で刺身として最も消費されているマグロ。
〇キハダマグロ
 スーパーマーケットや回転寿司、安居酒屋、ファミリーレストランで使われているマグロ。本マグロに比べると味わいはぐっと落ちるが、安価なので大衆魚として扱われる。キハダの名前の通り、黄色く、ヒレが長い。〇ビンチョウマグロ
 東京では「ビンナガ」と呼ばれ、世界中の亜熱帯の海に生息する、マグロ。脂の乗った身は「ビントロ」と呼ばれ、主に回転寿司で使われる。資源量が多いことで知られ、マグロの中では特に安価で流通している。

・「ジャンボ」とは、同じクロマグロでも、大西洋などで獲れたマグロを指す総称だ。1970年代、成田空港の開港と当時に米国ボストン周辺で獲れた大西洋のクロマグロが、当時デビューしたばかりのボーイング747(通称ジャンボジェット)で輸入されるようになった。この飛行機に乗ってやってきた外国産のマグロを、誰ともなく「ジャンボ」と呼ぶようになり、今ではすっかり「外国産の本マグロ」の総称として定着したという。
・ここまで解説してきたのはすべて、生であれ冷凍であれ「天然魚」だった。しかし実は競り場に並べられているのは、その多くが「養殖」に分類されるマグロなのである。「養殖」にも種類がある。卵の状態から人工的に孵化させて育てる方法は「完全養殖」と呼ばれ、「近大マグロ」がその代名詞だ。近畿大学はこの研究に1970年代から取り組み2002年に世界で初めて成功させたのだ。

・完全養殖の一歩手前が「畜養」だ。これはヨコワと呼ばれるマグロの稚魚を獲ってきて、波の穏やかな内湾の海上生簀で飼育し、ある程度の大きさになったら出荷するもの。完全養殖も畜養も、豊洲では同じく「養殖」と呼ばれる。これら養殖マグロは、資源量が減少傾向にある天然のマグロに代わってこれから流通の主流になるといわれている。

・本マグロの旬は晩秋から正月まで。でもその時期は低気圧が居座って悪天候が続くからマグロ漁師は沖には出られない。そもそも魚の数が少ない上、天候など自然環境に左右されるので、一匹も入荷がないという日も稀にあります。

・いいマグロは遠くから見ても風体でだいたい分かる。この時期の津軽海峡産はスルメイカを食っているから、ぷっくりといい感じに肥えている。頭が小さくて腰の部分が張ってるのがいいね。あと皮目の色と艶。皮が薄く、腹の厚いのが、脂が乗っている証拠です。

・12月第一週の石司へのマグロの入荷具合は、分母が競りに出された本マグロの数、分子がその中から石司が競り落とした本数だ。「2/8」「3/15」「3/12」「2/15」「0/8」「1/8」いずれも津軽海峡産で、この週一番の大物は232kg、最高値は300万円超だった。

・競り落とされたマグロが店の若い衆によって運ばれてくると早速解体が始まった。マグロは鋸で頭を落としたあと、従業員2人ばかりで、刃渡り1mほどあるマグロ包丁という独特の道具を使い、中骨を残してまず半身に解体される。マグロ屋にとっては、この瞬間が最も緊張するのだという。自分の目利きが正しかったか否かが明らかになる瞬間でもあるからだ。

・マグロは頭と中骨、皮など粗と呼ばれる部分を除くと、商品にできるのは7割程度。実は非常に歩留まりが悪い魚なのである。競り値はそうした捨てる部分も含んだ値なので、条件によっては、買えば買うほど赤字になる場合もあるのだという。

・鮨屋に入ると「今日の赤身は大間産ですよ」などと、店の主人が一言添えて鮨を出すことがある。それは間違っていないのだが、同じ「大間産」でも、それがどの部位なのかによって当然価格は異なる。別の言い方をすれば、その鮨屋がどの部位の「大間産」を持っているかによって、その店の「格」が決まるということだ。同じ産地のものを使っていたとしても、そこには紛れもないヒエラルキーが存在するのだ。「特に腹カミは、キロ単価の4倍以上の値段をつけないと本当は採算がとれません。けれども、お客に負担を強いてしまうので、往々にしてそれよりも少し安い値で提供します。うちが素人に魚を売らないのは、長い付き合いの中で儲けさせてもらうからです。中には拾い買いと言って、特定の店にこだわらずに買い物をする人もいますから」

・石司には、独立したばかりの若い鮨職人が仕入れにやってくることがある。最初は同じマグロでも買えるのは「シモ」ばかり。いつか、石司の最高の腹カミを握りたい。その一心で店に通い、言われるままの値段でマグロを買い続けるのだという。言うまでもなく、一匹のマグロからとれる腹カミの数は限られており、誰もが手に入れられるものではない。石司のマグロを買い続けることが経済的にも精神的にも苦しい時代があったと回想する鮨職人もいる。石司が用意したその日一番の腹カミを使えるようになるには、技術はもちろん、その金額を払い続けるだけの経済的な体力がなければ難しい。念願の腹カミを握らせてもらうために、10年の歳月がかかったという職人もいる。これだけのマグロを使うのだから絶対に手抜きはできない。マグロを使う側の人間のこうした思いに貴や同じく石司の番頭の中島正行は全力で応えなくてはならない。「今日はありません」では済まされないのだ。

・中島が切ったマグロを4半世紀近く使い続けている鮨職人のレジェンドがいある。東京・四谷荒木町にある「日本橋 寿司金」主人の秋山弘だ。秋山はマグロの希少部位を研究し、今でこそ有名になった「カマトロ」や「ヒレシタ」などを握りに取り入れた人物。そんな秋山が仕入れを任せているのが中島で、その付き合いは息子の代になっても変わらない。「中島さんのマグロはね、その断面見ただけで分かりますよ。あんなにすとーんと美しい断面を出せる人はいません。値段なんて値切ったことも聞いたこともないですよ」腹カミは誰もが手に入れられるわけではないが、腹カミだけを売っていたのでは商売にならないし、全ての客が高価な部位だけを求めるわけでもない。石司は全国に50軒を超える取引先の鮨屋をもつ。中島は常に、どの客に、どの部位を、どのタイミングで提供するか、複数ある客の注文と手元にあるマグロの数とをまるでパズルのように組み合わせてシミュレーションしている。「いつも、頭の中にあるのは取引先の店のマグロの在庫ですよ。品質のいい魚は、いつもあるわけではない。注文をもらってからでは対応できない場合もあるので、いつも先回りして、競り落とすマグロの数を決めています。予想通り鮨屋からの電話が鳴ったら、しめたものです」石司の軒先にいると、早朝から入れ替わり立ち替わり、東京を代表する鮨屋の主人がマグロを仕入れに来るところに立ち会える。そこで交わされている会話が実に興味深い。確かに「いいマグロ」を競り落とすのが仲卸の使命だが、中島や貴は客の求めるマグロの好みまで頭に入れているのだ。

・マグロの善し悪しは4つの要素で決まるという。「色」「香り」「食感」「値段」だ。

・市場に買い出しにやってくる鮨職人たちに、片っ端から「大間マグロ」について話を聞いてみた。「11月から1月初旬までだったら、大間ならほとんど間違いない」「大間は確かに高いけれども、大間と言えば納得しない客はいない」「ほかの産地と比べると圧倒的に旨い。右に出るものはない」など賞賛する声がある一方、「春先でも、大間ある?なんて聞いてくる客がいる。一年を通じて大間があると勘違いしてるんだね。ブランドが先行しすぎてるんだよ」「確かにトロの部分の脂のまわり方は抜群だが、赤身のバランスが悪い気がする」「キロ2万円を超える品物は普通の鮨屋では買えない。もっと安くて旨い産地はある」などによって意見は割れる。貴に、大間マグロについてその評価を聞いた。「大間マグロといっても、全てがいいわけではない。大間のどの漁師が揚げたかによって品質は大きく違う。大間の名前にプライドを持っている漁師は必ず築地にも視察にやってきますし、そこまでしなくても、気になる品物があれば「今日のはどうだった?」とか連絡してきます。

・漁師によってマグロの品質が違うとはどういうことか?マグロの品質の善し悪しは、ある程度目利きによって分かるというが、それでもやはり、商品としては扱えない「事故品」と呼ばれる粗悪品が紛れ込んでしまう場合があるそうだ。その代表的な物がヤケを起こした魚である。ヤケとは、体温の急上昇によって魚の身が変質した状態だが、人間が普段やらないような急激な運動によって筋肉に炎症を起こし、腫れて痛みが発生しているのと同じ状態を指す。「無理矢理釣り上げようとするとマグロは抵抗して体をよじる。この時にヤケは起きるんです。腹を割って初めて分かるのですが、背の赤身の部分が茶色く焼けたような状態になっています。美しさが身上のマグロですから、この部分は売り物にならない。あまりにひどいものは事故品という扱いで、競り落とした後からでも支払いを協議する場合があります」確かに、同じ大間の漁師でも、エサや釣り方だけでなく、マグロが針に食いついた瞬間から釣り上げるまでの過程に違いがあった。暴れるマグロを強引に力技で引き揚げようとする人。時間をかけてマグロを遊ばせ、暴れないように慎重に釣り上げる人。どちらが釣り上げたマグロも「大間のマグロ」として競りにかけられる。

・ヤケ以外にも「打ち身」「キズモノ」と呼ばれ、輸送の最中にぶつかって魚体が黒く変色したものや、銛など漁具によって傷がつき、そこから菌が入って腐敗したものまで様々である。しかし、マグロの品質を左右する最大のポイントは、釣り上げてから漁師が船上で施す血抜きと神経締め、そして冷やし込みである。これらの作業は、海に浮かぶ船の上で行われる。釣り上げてもなお「もう一匹」と逸る気持ちを抑え、時には波によって3mも揺れる中でこの作業を済ませなければならない。漁師の側からすれば、釣り上げさえすればこっちのものと思いたくなるが、豊洲市場の側からすると、釣り上げてからこそが本当の勝負なのである。漁師が施した処理の如何によってマグロの身質は刻々と変化する。「同じ大間でも「あの船のやつはまたヤケだよ」とか、「あの船の魚は血抜きが徹底しているから身質がすこぶるいい」とか。こうした情報もまた目利きには重要なんです。ブランドとは、高品質を保つための地域の努力によって作られるものです。

・豊洲市場はお世辞にも交通の便がいいとは言えない。一番アクセスがいいのは、「新交通ゆりかもめ」に乗って、豊洲市場に隣接する「市場前」という駅で降りるコースだ。新橋駅からも都営バスも出ていて、豊洲までの所用時間はいずれも30分程度である。ただし生のマグロの競りを見学したい人は、これらの公共交通機関は使えない。マグロの競りは午前5時、または5時半から始まるので、始発に乗っても間に合わないのだ。その場合はタクシーを利用するしかない。マグロの競りは水産卸売場2階の「見学者通路」からガラス越しに見下ろすのが一般的だ。ただガラス越しでは競りの勇壮な雰囲気が伝わらないので、事前の抽選申し込みが必要だが一階の見学者デッキを利用する方法をお勧めする。申し込み方法については豊洲市場のウェブサイト等を確認して欲しい。

・マグロが高級化するきっかけとなったのが「トロ」の誕生だ。東京・日本橋に「吉野鮨本店」という1879年(明治12年)創業の鮨屋がある。魚河岸が日本橋にあった時代に屋台として創業し、現在に至るそうだ。赤酢と塩のみで仕上げるシャリは昔ながらの製法で、鮨種も穴子、コハダ、タコ、イカ、シャコなど江戸前の伝統を今に継承する。1939年生まれの4代目店主・吉野正二郎は、昭和30年代まで、マグロは下魚として扱われ、東京の高級な鮨屋では敬遠されていたと証言する。かつてマグロは遠方から運ばれてきていたため、魚河岸に到着する頃には鮮度が落ち、脂の乗った腹身部分は色が褐色に変わっていて、今のような味わいは望むべくもなかったのだ。だからこそ、料理人はマグロの部位の中でも、骨に近く色が変わりにくい「赤身」の部分だけを買い求めた。つまり今では「大トロ」や「カマ下」などと言って珍重されている「腹」の部位は人気がなかったのだ。特に魚河岸ではマグロの腹は「アブ」と呼んで見向きもしなかた。そんな「アブ」を初めて「トロ」という言葉で呼び、鮨種として商品化したのが正二郎の先々代にあたる人物だった。大正時代、吉野鮨ではすでにマグロの赤身を握っていた。ある時、赤身を切らした際に客の目を盗んでアブを握った。醤油に酒とみりんを合わせてひと煮立ちさせた「煮切り醤油」をつけて出したところ、大好評を得る。やがて客の一人が「口の中でトロッと融けるから、トロと呼んだらいいんじゃないか」と主人に提案した。その一言でアブはトロと呼ばれるようになり、店の看板メニューになって全国に広がった。

・「初競り劇場」と呼ばれるようになったマグロの初競りは、いつしか正月の風物詩となった。その年の1番マグロはどこで獲れた何キロのマグロで、いくらだったか。そして何より、誰が競り落としたのか。かつては漁業関係者しか知り得なかったこうした情報が、新年の全国ニュースで報じられるまでとなったのだ。しかし2001年の2020万円の記録は簡単には破られなかった。「ご祝儀相場」とはいえ、しばらくは4、5百万円台が続く。地殻変動の予兆が見えたのが2008年。彗星のごとく現れた香港人がいた。人気鮨チェーン店「板前寿司」の代表リッキー・チェンである。リッキーは、やはり国産本マグロを看板商品とする仲卸の「やま幸(やまゆき)」とタッグを組んで外国人で初めて一番マグロを607万2千円で競り落とした。当時私はリッキーを取材していた。リッキーは「香港の寿司王」の異名をとっていた。19歳で鮨職人に憧れて来日。当時、客単価1万5千円は下らない江戸前鮨の世界にのめり込みつつも、いつか世界中の人に、リーズナブルな値段で本格的な鮨を食べさせたいという夢を抱く。修業を終え香港に帰国したリッキーは、日本の熊本のご当地ラーメンである「味千ラーメン」のチェーン展開を成功させ、青年実業家として、念願だった寿司ビジネスっへ参入しようと再び来日していた。しかし、信用こそが物を言う閉鎖的な河岸社会の洗礼を受け辛酸をなめる。築地でマグロを買おうとしても、外国人というだけで門前払い。商売すらさせてもらえなかったのだ。そんな矢先、日本で海産物の流通ビジネスを手掛ける中村桂と出会う。リッキーは中村を通じて日本の水産業界に独自のパイプを確立。2004年、香港で板前寿司を創業。3年で店舗を5つ増やし07年には日本を代表する鮨屋がひしめく東京・赤坂に日本第一号店をオープン。中村はリッキーに口説かれ「板前寿司ジャパン」の社長に就任した。中村は赤字覚悟で店では1年を通じて国産本マグロを提供した。赤身1貫158円。最高級の大トロでも1貫398円だった。このスタイルは繁盛店となった今も変わらない。そんな時、ディレクターとしてテレビ番組を制作した経験を持つ中村はあるアイディアを思いつく。「初競りで最高値の国産本マグロを買ってマスコミに取り上げてもらおう、そうすればうちが普段から国産本マグロを使っていることを知ってもらえる。初競りはその象徴の日になると思ったのです」こうしてリッキー率いる板前寿司は2008年初競りの1番マグロに目をつけ、その争奪戦に名乗りをあげたのだった。この宣伝戦略が大当たり。一夜にして板前寿司は行列のできる人気店になったのだ。

・静岡・清水港。ここは日本有数のマグロの水揚げ基地として知られている。ただ、マグロと言っても「生」ではなく、本マグロでもない。はるか遠く赤道直下のインド洋、太平洋で水揚げされた「冷凍」のミナミマグロが主体だ。豊洲市場では、獲れた場所がインド洋なので「インドマグロ」もしくは「インド」と呼ばれている。このミナミマグロの旨さを日本中に知らしめた名店がある。それが清水にある「末廣鮨」だ。店のカウンターには、ミナミマグロのカマトロ、大トロ、中トロ、赤身が並び、その美しさはカウンターに座った客を魅了する。古くから清水は遠洋漁船の基地で、マグロと言えば生ではなく冷凍が当たり前だった。現在もミナミマグロは冷凍以外では手に入らない。

・私は仕事柄、よく「生のマグロに比べると冷凍マグロは味が落ちるんですよね」と尋ねられる。確かに「冷凍」というと味が落ちるという先入観がある。事実、「生」と「冷凍」では商品としての価値に明らかな差がある。豊洲市場では生の国産マグロが頂点に君臨し、冷凍のマグロはいわゆる二番手、もしくは、それ以下の扱いだ。世の中に出回る8割のマグロが冷凍であるという現実が、生のマグロの希少性をより高めている。キロ単価も生に比べるとかなり安いので、銀座や日本橋など繁華街に店を構える鮨店は「本マグロ」をそれ以外の街場の大衆店が「冷凍マグロ」を使う傾向にある。

・清水の冷凍マグロは「延縄」で獲られているが、釣り上げられたマグロは一本釣り同様、その場で内臓を取り、血抜きと神経締めの手当が施される。遠洋の船の船頭は日本人だが、作業をするのはフィリピン人やインドネシア人の乗組員だ。けれども日本式の緻密で迅速な手当が徹底した船は「あの船はヤケが少ない」と評価も高くなる。解体したマグロは船倉にある冷凍庫で零下70℃から50℃で凍結される。一度遠洋に出た船は半年以上漁場で操業し、船倉がマグロでいっぱいになると清水に寄港する。

・冷凍マグロの味の評価だが、それ以前に本マグロとミナミマグロを比べると、やはりミナミマグロはやや大味に感じられてしまう。また独特の香り、酸味はそれが季節によって変化する生の本マグロに軍配が上がる。冬は鉄分を強く感じる。鼻の奥に抜ける高貴な香り、春から夏にかけてはさっぱりとした淡い香り。この香りと酸味は、季節、漁場、漁法、処置によっても変わる。マグロが置かれた状況によって変化する味わいの多様性は「生」ならではの醍醐味だ。本わさびとの相性も抜群である。しかし鮨を重視する場合には、ミナミマグロに軍配を上げる人もいる。ミナミマグロのトロの部分には見事なサシが年中入っているのだ。口に入れると、濃厚で甘い脂が広がる。そして、ああマグロのトロを食べたという感慨が押し寄せてくる。特に夏場の脂が薄い本マグロと比べると歴然とした差が出る。その上、ミナミマグロの相場は本マグロに比べると圧倒的に安く、需要も安定しているので、食べ手の側からすると、お財布を気にせず食べることができるのも大きな魅力だ。しかも、一度冷凍したマグロは2年程度は味が変わらないという。近年、冷凍技術の飛躍的な進歩によって、冷凍マグロは着実に旨くなっている。解凍の方法さえ間違わなければ、生と比べても、冷凍はほぼ遜色がないと言い切っていいだろう。

・鮨屋には大きく分けると3つの注文の仕方がある。
〇お決まり
 あらかじめメニューにある金額を見て、5千円なら5千円と値段で注文する方法。店はその値段の中で、旬の鮨種をやりくりしてくれる。
〇おまかせ
 店の主人に、好き嫌いだけを伝えて、あとは予算も含めて全てをまかせる注文方法。その日一番の食材にありつくことができる。
〇お好み
 好きな鮨種を好きな順序で自由に注文する。

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2020年3月(20回目)の東京和食五十嵐(東京 六本木)もとてもオススメ!

2020年04月03日 01時00分00秒 | 外食

 東京の六本木にある東京和食五十嵐へ20回目となりますが、2020年3月に行ってきました♪

 コロナウイルスの影響で、4月はお店は休業せざるを得ないとオーナーは判断したようで、今後は一時的に弁当を売り出すとは驚きましたね♪

 今回はその弁当屋を始める前の貴重な一席となりました♪

 店内は相変わらず静謐な空間が広がっています♪

↑店内
 
 今回も店内の生け花は美しくピンクや黄色の花は春を感じますね♪
さすがです!

↑生け花

 今回も和気あいあいと明るく、楽しく盛り上がりますが、今回は2周年記念ということもあり、ボトルをオーダーした6人がお裾分けするというもので、ドンペリロゼやクリュッグも飛び交うとは素晴らしかったですね♪
私も多少貢献できて良かったです♪
今回はこれらの他に日本酒を頂けました♪

↑ボトル6本

 そして料理はこれらのお酒に合わせて出されていきます♪

 今回の献立は以下で、もちろんどれも美味しいですが、特に「3河豚白子椀」「7鯨の尾の身(ニタリ鯨)」「12五十嵐特性フカヒレスープ」「16車海老の坦々麺」は初めてということもありとても素晴らしかったですね♪

改めて凄いよ♪

 和食とは思えないメニューもあり、とにかく味が素晴らしいです♪

2020年3月 献立
NO.21「天才タツヤの誕生記」
 1一番出汁
 2貝尽くしの飯蒸し/キャビア、アワビ、ホッキ貝、ミル貝、車海老
 3炭火焼き河豚の白子椀を柚子で
 4いわし揚げ そら豆 
 5鯛、スミイカ造り  加減酢 生バチコと叩きワラビ醤油
 6鱒塩焼き  炒り米あんかけ
 7鯨の尾の身(ニタリ鯨)辛子、生姜で
 8タツヤのカレーパン
 9鰻と出汁巻き う巻き仕立て
10蛍烏賊 菜の花酢味噌
11雲丹と鮑のタツヤライスバーガー
12五十嵐特製フカヒレスープ
13氷魚(鮎の赤ちゃん)大根おろし 酢橘 塩 浅葱
14甘鯛と新ジャガのロールキャベツ
15スムージー(いちご、ミント、ポンカン、ブラッドオレンジ、大根)
16ローストビーフ丼(新生姜、新たまねぎ、牛肉、りんごの甘酢、卵)
17車海老のタツヤの坦々麺
18サラダ
19のどぐろ塩焼きとタケノコ木の芽白味噌仕立て
20牛ほほ肉煮込み
21カレー
22しじみ汁
23十割蕎麦
24デザート 桜のアイスクリーム、木の芽のゼリー
25抹茶+わらび餅ごまあん

↑1一番出汁

↑2貝尽くしの飯蒸し/キャビア、アワビ、ホッキ貝、ミル貝、車海老

 この貝尽くしは美しくそして温かくもあり素晴らしかったです♪

↑3炭火焼き河豚の白子椀を柚子で

 そしてこの椀に入った白子が大きく、そしてこの絶妙な焼き加減が素晴らしいです♪
この白子を崩してお椀と一緒に美味しく頂きます♪
あぁぁ幸せ♪

↑4いわし揚げ そら豆 

↑5鯛、スミイカ造り  加減酢 生バチコと叩きワラビ醤油

生バチコとは驚きましたね♪

↑6鱒塩焼き 炒り米あんかけ

 今までの日本料理店は、魚の塩焼きなどは1種類しか出てこないのが定番とのことで、それが嫌で魚をたくさん出すとは素晴らしい心意気です♪
 鱒をパサつかせないようあんかけというのも秀逸ですね♪

↑7鯨の尾の身(ニタリ鯨)辛子、生姜で
 このニタリクジラが美味しかった♪
これは素晴らしいです♪
初めて食べましたが超高級クジラとのことでした♪

↑8タツヤのカレーパン

そして念願のカレーパンを頂くことができたのはラッキーでした♪
というのは通常は8万円相当のドンペリロゼなどを買わないと食べられないもののためです♪
今回は特別でした(^_^;)
カレーパンは揚げたてアツアツで、この上質感は最高です♪
中は意外と空洞が大きいです♪

↑カレーパンの中

↑9鰻と出汁巻き う巻き仕立て

↑10蛍烏賊 菜の花酢味噌

↑11雲丹と鮑のタツヤライスバーガー
ウニのライスバーガーとは脱帽ですね♪
これは口を大きく開けて頬張って至福です♪

↑12五十嵐特製フカヒレスープ

 このフカヒレスープも濃厚でかなり秀逸で、感動しましたね♪
身体も温まります♪

↑13氷魚(鮎の赤ちゃん)大根おろし 酢橘 塩 浅葱

↑14甘鯛と新ジャガのロールキャベツ

ロールキャベツが揚げ物という感性も素晴らしいです♪
またこのクリームソースが美味しいんです♪

↑15スムージー(いちご、ミント、ポンカン、ブラッドオレンジ、大根)

はい♪いつもこの中身を当てることができません(^_^;)

↑16ローストビーフ丼(新生姜、新たまねぎ、牛肉、りんごの甘酢、卵)

 この生に近いローストビーフ丼も感動モノでしたね♪
こういった形で出される感性が素晴らしいです♪

↑17車海老のタツヤの坦々麺

 そしてこの担々麺も車海老のエキスが濃厚でドロドロしてこれは堪りません!
麺も程よいものでこれも秀逸でしたね♪
感動しました!

↑18サラダ

↑19のどぐろ塩焼きとタケノコ木の芽白味噌仕立て

 東京和食五十嵐のノドグロは毎度のことながら脂が乗り、これも素晴らしいです♪

↑20牛ほほ肉煮込み

今回は大きさは中で♪

↑21カレー

これも大きさは中でお願いしました♪

↑22しじみ汁

あぁぁ温まります♪

↑川崎盛りダブル

今回は何とメガ盛りの川崎盛りをダブルで見ることが出来たというのは初めてでしたね♪
一体彼らは、あれだけ食べて、そしてこの蕎麦を平らげるとは、一体どういう胃をしてるのでしょうか!すごい!

↑23十割蕎麦

 私の蕎麦は川崎盛りに比べると小さく見えますが、これでも大の蕎麦です♪

↑24デザート 桜のアイスクリーム、木の芽のゼリー

↑25抹茶+わらび餅ごまあん

 今回も東京和食五十嵐では美味しくお腹いっぱいで、とても楽しめました♪

 来月は開店以来初の特製お弁当が、とても楽しみです♪

 何事にも進化し続ける東京和食五十嵐はとてもオススメです♪

なお私が体験した過去の東京和食五十嵐は以下となります♪
ぜひぜひご覧ください♪

 
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