以前このブログでも「ぐるっとパス」について紹介しましたが、かなりお得な「ぐるっとパス」を利用して追加料金不要で、横浜市の帆船日本丸等へ二人で行ってきました♪
通常は一般600円が必要です♪
場所はみなとみらい線の「みなとみらい」駅・「馬車道」駅、JR桜木町駅から各徒歩約5分の場所にあります♪
我々は「みなとみらい駅」から横浜美術館を利用した後に、土曜の午前10:30過ぎに向かいました♪
青空の下、美しく大きな帆船日本丸が見えてきました♪
↑帆船日本丸
↑帆船日本丸
目の前のビルは、超高層ビルとしては大阪市のあべのハルカスに次いで日本で2番目に高い、横浜ランドマークタワーですね♪
横浜ランドマークタワーは、70階建てで高さ296.33mを誇り、さすがデカいです♪
↑帆船日本丸と横浜ランドマークタワー
さっそく手続きをして帆船日本丸に入船します♪
↑帆船日本丸の配置図
帆船日本丸とは、1930年(昭和5年)に建造された船員を養成する練習帆船とのことです。
1984年(昭和59年)に引退するまでの54年間に11,500名もの実習生を育て、地球を45.4周する距離を航海したとは凄いですね♪
かなりの人数です!
現在ではボランティアの協力ですべての帆を広げる総帆展帆を年間約12回実施するほか、青少年向けに海洋教室等を開いているようです♪
甲板からは大きな観覧車や、隣接の横浜港150周年をテーマにした「横浜みなと博物館」が見えます♪
↑観覧車や「横浜みなと博物館」
隣接の「横浜みなと博物館」へは、この帆船日本丸の入場料で両方入れるのでお得です♪
なお「横浜みなと博物館」は、アンクルトリスで有名な「柳原良平アートミュージアム」も同じ入場料で鑑賞でき更にお得です♪
そして矢印に沿って見学を勧めます♪
まず操舵室がありましたね♪
舵が大きく、そして色んな計器があり興味深いです♪
↑操舵室
そして木の甲板上を歩きます♪
帆が畳まれていますが、かなりの大きさです♪
↑甲板を歩く
そして、大きな錨がありましたね♪
↑錨
重さは約2.4tもあるとはさすがです!
これを利用するにはたくさんの人手がかかっていたようです。
↑錨の説明
それから当時の実習の様子の写真がありましたね♪
なかなか興味深いです♪
木の甲板はみんなで清潔に一所懸命磨いていたんですね♪
↑当時の実習の様子
帆を畳むにもかなり人力も必要で大変そうです♪
↑当時の実習の様子
それからどこか外国で寄港した際の写真がありましたが、帆が広げられていて、さすがかなり立派な帆船です♪
これは素晴らしいですね♪
年に12回ほど帆を今でも開いているようなので、今後ぜひ見てみたいと思います♪
↑帆を広げた帆船日本丸
それから船内に入ると、実習生が利用していたベッドなどがありました♪
二段ベッドですね♪
↑実習生用ベッド
当時の毛布にくるまる実習生の写真もあり興味深いです♪
↑当時の実習生が利用するベッド
それから機関室がありました♪
帆船ですが、スクリュープロペラを回すディーゼルエンジンの動力もあり自走できます!
かなり大きな機関です!
600馬力のエンジンが2基あるとのことでした♪
昭和5年から54年間も使われていたとは素晴らしいです。
戦争中は運良く空襲にも遭わなかったということですね。
↑機関室
↑機関室の説明
そして操機長室がありました♪
実習生の部屋よりしっかりとした個室となり机や本棚もありますね♪
↑操機長室
それから外航日本籍船と日本人船員の現状の説明があり、かなり興味深かったです。
日本商船隊の日本籍船のピークは1972年で、その後はほとんど日本籍船はなくなり、パナマ船籍が約60%を占めるようです。
パナマ船籍だと船舶登録料が安く、賃金が安い外国人船員を乗せることができ、為替リスクを軽減できるためのようです。
ただ2008年から税制が変わったことにより、日本船籍が若干増加傾向にあるようで、今では約10%を占めているようです。
リベリア船籍やシンガポール船籍もそれぞれ5~6%占めていて多いですね♪
そして日本人外航船員は1974年の57,000人をピークに減り続け、現在は2100~2200人と激減しているようです。
祖父が外航船員だったので、かなり興味深いです。
これも当時日本円の変動相場制移行により、円高となり、日本人の労働賃金が割高になったためと考えられます。
↑外航日本籍船と日本人船員の現状の説明
それから医務室もあり、手術台もありましたが、揺れる船上では手術を受けたくないですね~(^_^;)
↑医務室
そして楽しい食事のための調理室がありました!
実習生は重労働でそして年齢も若く食欲が旺盛なため、夜食も含めて1日4回、毎回百数十人の食事を作っていたとは凄いです♪
さすがに炊飯器や煮物用釜が大きく1つで150人分とは素晴らしいです♪
↑調理室
それから集会所のような場所もあり、ここで勉強会や食事、外国に寄港した際には外国人に対してお茶の作法を教えたりしていたようですね♪
↑集会所と写真
それから船長室もありました♪
さすが公室や個人用の浴室、トイレなどもあり豪華ですね♪
ただ遠洋航海中は水が貴重なので、お風呂は週に2回で、しかも海水風呂だったようです。
海水なのでべとべとしていたのかもしれません。
↑船長公室
↑船長室
↑船長浴室
そして長い廊下を歩いていきます♪
↑長い廊下
それから士官用食事室がありましたね♪
さすが部屋が立派です♪
船は揺れるので、テーブルは固定されていて、そしてテーブルの上の皿などが落ちないように枠があるのはさすが船です♪
↑士官用食事室
そして航跡図がありました♪
結構ハワイには行っていたんですね♪
↑航跡図
そして無線室もありました♪
FAXもあったんですね♪
↑無線室
それから外に出ると、救命艇がありました♪
この救命艇の定員は40名で、一人に付き9食分の食糧と水が3リットルあったようです。
救助が来るまでに釣りもできるようになっていたとはさすがです♪
この帆船日本丸には6艇の救命艇があり、そのほか誤って帆船から落ちた人のために、4つの救命いかだもあったようです。
↑救命艇
↑救命艇の説明
なお、夜の帰りにこの帆船日本丸にも寄ってみたのですが、ライトアップされていて夜も美しかったです♪
↑ライトアップの帆船日本丸
帆船日本丸見学は、想像以上に大きな帆船で、帆船について理解できるだけでなく当時の船員実習についても楽しく学べとてもオススメです!
勉強になりました♪