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「ほんとうはすごい!日本の産業力(伊藤洋一)」という本はオススメ!

2012年03月30日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「ほんとうはすごい!日本の産業力(伊藤洋一)」の購入はコチラ

 この「ほんとうはすごい!日本の産業力」という本は、住信基礎研究所主席研究員の伊藤洋一さんがWEB連載「10代で学ぶ金融そもそも講座」2010/6/30~2011/6/29の原稿に加筆修正の上、発刊されたものです。

 第1章では、情報を読み取る技術として、新聞やネット、テレビのそれぞれのメリット・デメリットについて書かれていて、英語で読む重要性についても書かれています。ネットは即時性というメリットがありますね。

 第2章では、日本の素晴らしい産業力について具体的な記述や、日本が今後どうあるべきかについて書かれています。航空・宇宙分野や、細胞シート、iPS細胞の作製に関する基本特許取得、光触媒技術、スーパーコンピュータ等実は凄いということがわかります。

 第3章では世界の通貨をめぐる戦い、特にアメリカと中国について、第4章では主に日本の金融政策について書かれています。経済の中心は先進国から途上国へ移りつつあること、通貨安競争について理解できます。

 この本は、どれも分かりやすく説明があり、特に10代の若い方にはオススメかと思います。とてもオススメな本です!

  なお、伊藤洋一さんのラジオ「伊藤洋一のRound up」はipodで毎回楽しく聞いていて、その歯切れの良い口調はとても好感が持てます。経済情勢がよく分かります。こちらもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・いま日本は、伝統的な繊維産業では苦しいところに追いやられている。ほとんど壊滅状態の地域も日本にはある。しかし一方で、東レの炭素繊維などが新たな技術として航空機の機体に使われている。つまり、ある国の産業と競争して生き残るためには、いろいろな意味で脱皮しなければいけないのだ。いつまでも過去を振り返っていてはいけない。

・新たに日本から登場しようとしているのがMRJというわけだ。同機はエンジンなど一部を除いて純国産であり、これができてはじめて日本に戦後初の航空機メーカーが誕生することになる。筆者は2009年に、そのMRJを名古屋の工場で取材する機会を得た。そこでいままでにない薄さの座席に座り、機内の広さを実寸大で確認した。また、その天井に淡く富士山が遠近法で浮き上がり、機内の光が和室の雰囲気であることも見た。「乗り物好き」には、実に楽しい時間だった。MRJがカナダやブラジル、ロシアや中国のメーカーに伍して、100人乗り以下のリージョナルジェット市場(たとえば成田-香港など)で大きく羽ばたけるかは、私にとっても日本にとっても大きな関心対象なのである。取材して興味深かったのは、数え方にもよるが、MRJの部品の数は100万にも達するということだ。現在主流の内燃機関の自動車の部品の数は3万と言われる。MRJクラスの飛行機でも部品の数は凄まじい。そういう意味では、航空機産業は非常にすそ野の広い産業だ。それが1000機、2000機と売れていったときの波及効果は凄まじい。むろん、自動車とは台数ベースが全く違うのですぐには比較にはならないが、たとえばいまの順調な受注ベースが増加すれば、MRJが日本の産業界に及ぼす波及効果は非常に大きなものになる。

・重要なのは、日本は戦後経済の発展に取り残されてきた航空機とロケットの分野でもきちんと産業領域を広げていることである。このことを忘れて、「日本の産業力は落ちてきている」などと現象的に主張するのは間違っている。テレビやDVD再生機、音楽再生機など日本が得意とした分野で、他の国が出てくるのはある意味自然である。覇者はいつでも真似され、追われる。日本には「次の産業」を作る決意があってよいし、それだけの技術力は持っていると思う。

・私が深く印象に残っているものとしては、東京女子医科大学の岡野光夫教授により開発された「細胞シート」だろう。これは組織や臓器を細胞から作り直していこうという再生医療であり、その技術は培養した細胞をシート状にして取り出すという画期的なものだ。シート状の細胞を障害のある部位に張りつけるだけで、組織や臓器の機能を回復させていくことができるようになった。再生医療の新時代を予感させる驚くべき最新テクノロジーと言える。

・同じ再生医療の分野で2011年8月中旬に伝わってきた嬉しいニュースは、京都大学の山中伸弥教授が世界に先駆けて作製したiPS(人工多能性幹)細胞、いわゆる万能細胞について、細胞の作製に関する基本特許が米国で成立したことだ。これに関しては、日本と欧州ではすでに京大の特許が成立している。再生医療でも世界最大の市場規模を誇る米国で、営利優先の民間機関ではなく公的機関である京大の特許が認められたことは素晴らしく、日本の技術力の高さを証明するものと言える。この結果、iPS細胞の実用化に向けた研究が広くオープンに行われる環境が整ったといえる。

・東京大学先端科学技術開発センター及び工学系研究科応用化学専攻の橋本和仁教授が行っている光触媒、太陽電池、人工光合成など、光エネルギーの変換研究も非常に興味深いものだった。光触媒技術の最大の特徴は、太陽の光を利用して酸化チタンが入った粉末を布とフィルムでできたシートに入れて匂いを取り除くというもの。この光触媒シートはそれが持つ殺菌効果も活かして、冷蔵庫や台所、ごみ箱や靴の中など匂いの気になるあちこちで活躍しているのだが、さらにその応用として光触媒シートを利用して、工場から排出されるガス等で汚染された土壌を浄化する技術の研究開発も行われている。1990年代から実用化が始まり、年々数百億円単位で急激に拡大すると思われる光触媒の市場だが、この技術は日本が先端を行っている。環境クリーニングの技術は、日本のみならず世界規模の巨大市場へ展開する可能性があるのだ。

・震災後の日本を明るくしたニュースといえば、スーパー・コンピュータだ。日本のスーパー・コンピュータ「京」(理化学研究所、富士通)は2011年6月に、処理スピードで世界一になった。「京」は毎秒8162兆回という気の遠くなるような膨大な計算を達成し、CPUの実行効率も93.0%を記録するなど、圧倒的な高性能で2位の「天河1号A」(中国)の毎秒2566兆回を大きく引き離した。スパコンは、より正確な気象情報から新薬開発にまで、その国の技術力の維持、今後の技術の展開には欠かせないものである。日本の技術力を維持するためには、常に世界の最先端を走っていなければならない。

・2011年の夏の話題といえば、次世代を担う旅客機ボーイング787の日本への飛来がある。MRJ(乗客は100人未満)よりはるかに大きな旅客機だ。この最新鋭の飛行機の機体に使われているのは、従来のアルミ合金製に比べて劇的に機体を軽くする日本の炭素繊維技術だ。東レが長い時間をかけて育てた技術で、繊維をシート状にして、まるで板のようにして使う。この結果、ボーイング787は機体の軽さゆえに、劇的に燃費を向上させることに成功した。アメリカのメーカーの飛行機であっても、肝心なところで使われているのは日本の技術だ。

・まず指摘しておきたいのは、「財政赤字の増大→国債発行の増額」は株式市場や不動産市場にとって打撃が大きいということだ。なぜなら、財政赤字が出て赤字国債が発行されれば、その分だけ株式市場や不動産市場に流れる資金の規模が縮小する。いまは、その金額が40兆円を超えている。膨大な国内貯蓄が国債消化で消えていることになる。実際のところ、日本の財政赤字の増大、それに伴う国債の発行増の軌跡と日本の株式市場や不動産市場の低迷は軌を一にしている。それは考えてみれば当然で、それだけの資金を市場から集めなければならない財政赤字・国債新規発行は、確実にその分の資金を株式市場や不動産市場から奪う。そして資金を国債市場に固定化する。金融の世界では昔から「クラウディングアウト」という単語が使われ、これは「政府支出の増加が利子率を上昇させて、民間の投資を現象させる現象」をいう。いまの日本は企業の資金需要が弱い分だけ利子率は上がらないが、資金は国債市場に吸い取られて他の投資市場があおりを食っていると思う。

・財政の赤字を増やさずに景気を刺激する方法はないのか。筆者はあると思っている。それは「規制緩和」である。いまの大きな携帯電話市場は、一連の規制緩和の成果として花開いている。その他の部門でも積極的な規制緩和をし、需要を引き出せば、日本の景気が良くなる余地は大いにある。したがって筆者は、「仕分け」は財政支出でも必要だが、いまの日本では「規制の仕分け」こそ必要だと思っている。マスコミで大いに脚光を浴びた「財政支出の仕分け」よりも、むしろ「規制の仕分け」のほうが先に必要だったのではないか、と考えている。

・リーマン・ブラザーズの倒産に端を発した世界的な危機の中で、「タイミングと政策の規模」で抜群だったと高く評価されているのは、中国の政策である。危機から2ヶ月も経たないうちに、「4兆元」という大きな規模の景気刺激策が発表された。この結果、中国の景気は世界各国に先立って良くなった。いまはインフレ圧力に晒されているが、その素早さは世界から賞賛された。なぜ中国は素早く動けたのか。それは一つには、民主主義の政治ではなく、中国共産党の一党独裁だからである。胡錦涛主席と温家宝首相など、何人かの指導者の間で合意があれば、すぐに政策を決め、発動することができる。これは民主主義国家ではなかなか真似のできないことで、それが如実に示された。むろん、ここにはリスクもある。スピード感あふれた発表になっても、その政策が間違っていればどうしようもない。

・「Thanksgiving」と表記されるアメリカの感謝祭は、日本の正月のような意味を持ち、アメリカ人は皆、生まれ故郷に集まろうとする。日本の正月がそうであるように。休みで移動している間は、金融のポジションなど持ちたくないのが人情だ。欧州の人間にとってはクリスマスが特別な意味を持つ。街全体が静かになり、人々は時にリユニオン(再会)を楽しみ、時にバケーションを楽しむ。欧州の人々もこの時期には金融取引からの一時撤退を図る。毎年そうだから、人々は普段に比べて11月から12月末まで金融取引を手控える。そもそも休暇気分なのに自分一人でポジションを持って唸っていたくない。それはそうだろう。

・日本の年末年始、その前のアメリカの感謝祭休日、その後の欧米のクリスマス休暇ばかりでなく、金融市場には毎年決まった「季節性」「季節要因」が存在する。そうした理屈抜きの”決まり”を知っておくことも市場に参加するうえでは重要である。

・筆者は、数多くの国を取材して、日本のデフレ圧力が”海外発”であることも目撃している。たとえば2008年にベトナムを取材したときに、ホーチミンやハノイの工場で働いている若年労働者の月給が約8000円であることを知って衝撃を受けた。日本のちょっとレートの高いアルバイトでは、1日分の金額である。それだけ労働賃金が安いから、日本を始めとして台湾や韓国、それに中国の企業の工場が次々に進出しているのだ。製品製造コストの中で高い比率を占める労働賃金がこれだけ安いということは、日本の輸入物価がその分安くなることを意味する。

・ドル・円の為替取引量は「1日当たり5860億ドルに達する」(BISんど国際機関の調査)と言われている。これに対して日本が9月15日に行った単独介入は当初の推定によれば「24億ドル前後」(市場関係者)とされる。介入額だけ聞くと大きいが、全体の中ではいかに小さいかが分かるだろう。これを協調介入でやっっとしても、1日のドル・円為替取引量のほんの一部を介入が動かすだけである。

・アメリカは、自国の貿易収支が著しく悪化しているのは、「中国が人民元のレートを不当に安く設定し、それで輸出を伸ばして不当に稼いでいるからだ」と考える。それを反映するように米議会では、「人民元を不当に安く誘導している」ことを理由に、「対中制裁法案」が提出され、かつ通過している。人民元の為替レートさえ切り上げられればアメリカ経済は救われると、考えているふしがある。むろん、中国の人民元が不当に安いのは問題だが、ドルが安すぎるのも非常に大きな問題なのである。つまり、「通貨安競争」といわれる戦いは、第一にアメリカと中国の間で戦われている。アメリカは自国通貨安の放置国であるのに、「問題はもっぱら中国の人民元だ」と言い、一方の中国は「いま人民元を切り上げたら、中国で企業倒産や失業が頻発する。中国経済は混乱するが、それは中国が世界経済を牽引できないことを意味している。それでよいのか」と警告する図式。アメリカが弱いのは、いままでのドル安にもかかわらず米貿易収支がむしろ悪化している現実で、これは「アメリカはドルを安くしたら何が売れるのか」という疑問につながっているのである。米中の為替を巡る戦いは厳しい。

・日本と韓国や中国の間でも通貨を巡る言い争いが生じている。日本の管首相が「韓国、中国にも共通ルールの中で責任ある行動を取ってほしい」と通貨問題に触れたからだ。日本の企業人なら、ウォンの動きが実に韓国の輸出企業に都合よく動いていることを従来から苦々しく思っていた。世界経済の危機に当たってウォンは真っ先に下落し、強さを保つ円とのかい離が広がる。そのたびに日本企業の競争力は削がれる、という展開だったからだ。



<目次>
第1章 情報を「読み」「取る」技術
 見えそうで見えない市場
  まずはインターネット
  無限のリソースがある世界
  どうやって英語を学ぶか
  紙の新聞とネット展開は別
  朝刊、夕刊の「締め切り時間」
  新聞社のネットサイトも重要
  同時に日本の新聞を批判的に見る
 新聞報道はニーズを満たしているか
  すべての情報と分析は遅延する
  事実は記事に先行する
  読む側の責任
 マスコミには”癖”がある
  「情報の癖」とは何か
  日本の新聞の癖
  海外の圧力を大きく伝える
  貿易に敏感な国民性
  日本では悲観論が前面に出る
  報道を割り引くこと
 テレビの弊害
  笑い話、しかし現実
  「かっけ反応」の報道パターン
  テレビは経済に弱い
第2章 日本のほんとうの産業力
 「格付け」とは何か
  投資に尺度を提供する
  格付け機関の認定が制度化
  利益相反を引き起こす問題
  なぜ格下げの影響が一瞬だったか
 パワーとは「産業力」である
  「日本の産業力」は強まる
  円高の苦境だけを見るのは間違い
  先進国が通った道
 国内産業を捨てるアメリカ
  いまこそ脱皮しなければならない
  「言語の壁」は徐々に低くなる
 日本製ジェットが世界の空へ
  YS-11以来の期待を担うMRJ
  部品生産のすそ野が凄まじく広い
  上昇するロケット打ち上げ分野
  医療の新時代を予感させる「細胞シート」
  極東の島国だからこそ生まれたモノ作りの美意識
  「技術力を磨く」ことに尽きる
  スーパー・コンピュータ「京」の実力
  劇的に軽い日本の炭素繊維
 産業力の横幅を広げよ
  財政を健全化するために
  株価低迷の要因
  規制緩和で景気が良くなる余地は大いにある
  年金システムの再構築を
 大震災に「財政的に」どう立ち向かうか
  阪神・淡路大震災とは違った視点で再考すべき
  世界は日本の財政事情を知っている
  復興税の創設を
  素早く、予想外にやる
  遅い決定は逆効果
  人々の心を活性化させる
 説明が必要な時代
  バーナンキ議長の説明
  なぜ浜岡原発だけ停止?
  実際に何が起こったのか
第3章 ゆがみ続ける世界経済
 「通貨」をめぐる世界論争
  アメリカは孤立した
 アメリカの「通貨敗戦」
  声明は妥協の産物
 真逆の中国経済
  two-speed nature
  共通基盤の欠如
  世界経済は強いのか、弱いのか
  9億人のアジア中間所得層
 インフレの局地戦
  インフレの局地戦の拡大
  ホリデーシーズンの特徴
  静かだった2010年の年末
  金融市場の「季節性」
第4章 日本は司令塔になれるか
 グローバル環境が制約になる
  デフレの海外要員
  制御不能な原油高
  価格変動を制御する機関はない
 先進国も不安でいっぱい
  失われた司令塔
  G7の経済は”青息吐息”
 「新G7」の形成
  中央銀行の金融政策はパワーを欠いている
  戦後から急成長期における日銀
  企業の銀行離れ
  金融政策はかつての有効性を失った
 危機との遭遇
  傷むバランス・シート
  危機の連鎖の中で
  6年半ぶりの介入
  介入いろいろ
 単独か、協調か
  単独、その日だけの介入は効果が薄い
 為替は政治バトルの場
  人民元を巡る米中の「通貨戦争」
 通貨ゲームで日本の切れるカードは?
 時に市場は「常軌を失う」
  アメリカが許した
  国際摩擦の危機
おわりに

面白かった本まとめ(2011年下半期)

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銀座 立田野であんみつを楽しみました!

2012年03月28日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 東京の銀座7丁目の銀座通り沿いにある銀座 立田野であんみつを楽しみました!
お店は明るくきれいで、とても清潔感があります。

2階にも席があり、銀座通りを眺めることができますね。

1img_1205
↑お店

店内も、木材の茶色と白を基調としてとてもきれいで、清潔感があります。
このきれいさには感動です。

2img_1215
↑店内

 銀座立田野は創業明治28年という老舗で、あんみつが自慢の甘味処とのことです。
創業以来、素材へのこだわり、手作り、作りたてのおいしさを守り続けているようです。

特にこだわり続けているのが「素材」で、小豆・赤えんどう豆には北海道産を使用し、寒天は伊豆七島・神津島産の天草を数種類ブレンドし、口の中で弾むような歯ごたえに仕上げているようです。
また、立田野独特の濃厚な黒みつは、門外不出の秘伝の製法で作りあげ、極上のこしあんは毎日職人が練り上げるようです。
もともと日本の伝統的な食材には、自然に育まれたおだやかな滋養と薬効がたっぷりあり、そんな食材の持ち味を十二分に引き出し、おいしく、しかも身体に優しく取り入れられるメニュー開発に取り組んでいるとのことです。
確かに素材の良さや、ていねいな作りに感動しました。

甘味のメニューは以下の通りです。
そのほか、釜めしなどの食事メニューもあります。

3img_1207
↑甘味メニュー

かなり悩みますが、初めて訪れたということもあり、ここはオーソドックスにあんみつ880円を注文しました!
すぐに、おしぼりと熱いお茶が運ばれます。
そして、すぐあんみつが運ばれてきたのには驚きました。

2img_1214
↑あんみつ

濃厚な黒みつをかけます!おっけっこうトロトロ!
さっそく食べてみますが、確かに寒天やあんなど素材が上質!
これは美味しいです!
どれも瑞々しさを感じます!
感動です!

やはり、お店のきれいさと、料理の美味しさは比例するなぁと思いましたね。

 銀座立田野のあんみつはとてもオススメです!!

銀座立田野 本店
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関連ランキング:甘味処 | 銀座駅東銀座駅新橋駅



美味しかったものまとめ(2011年下半期)

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「Hondaインターナビ+リンクアップフリー」はとてもオススメ!

2012年03月26日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
<月曜はお勧めなおはなし>

 Hondaの車を最近買ったのですが、ナビはインターナビというHondaが準備しているものを選びました。

 「リンクアップフリー」により、通信費無料!で交通情報をはじめとしてさまざまな情報を専用通信機器を使って利用できるという優れものです。

 特に、このインターナビを利用している全国のHonda車1台1台から1日平均約180万kmの走行情報を収集する「フローティングカーデータ」はスゴイと思いましたね!

 全国のインターナビユーザーが実際に通った道の走行状況を通信によってリアルタイムに収集し、その情報により、日本中の細かい道の突発的な渋滞まで反映した最適なルート案内を可能とするものです。

 また、15億km以上にも及ぶフローティングカーデータの蓄積と、日本中のリアルタイムのVICS情報を組み合わせた「インターナビ交通情報」を通信によって利用することで、より「早く」着くだけでなく到着予想時刻も、より正確に案内できます。

 普通のカーナビでは、幹線道路や高速道路のVICS情報を集めて渋滞を回避するだけですが、このインターナビではVICS情報対象外の普通の道路の交通情報も把握できるので、より的確に早く渋滞を回避できるのです。

 実際に試してみましたが、「約7分早く到着できます」と、新たなルートを自動的に案内してくれ、ほとんど渋滞なく進めることもできました!

これは嬉しいですね!

 今までのナビだと結構渋滞にハマっていましたが、確かにこのインターナビによってほとんど渋滞なく運転できるようになり、とてもうれしいです!

 時間は大切ですからね。

 休日の帰宅がいつもより早くなった気がします^_^)


 なお、このインターナビは以下の条件でルートを選択することができ、面白いと思いました。

 近距離では(4)を選択し、遠距離では(3)(5)を選択すれば良いですかね?時間に余裕があれば(2)を選択したほうがよいのでしょうか・・・。

 (1)時間と料金のバランスがよい【スマートルート】
 (2)燃料消費が最も少なく、Co2排出量も削減する【省燃費ルート】
 (3)最も早く目的地に到着できる【最速ルート】
 (4)無料道路で最も早く目的地に到着できる【最速無料優先ルート】
 (5)ETC割引を最大限に活用できる【ETC割引ルート】
 (6)おすすめルートを提案する【シーニックルート】


そのほか、このインターナビ+リンクアップフリーでは、以下のサービスがあります。

特に、Ecoドライブや燃費情報の全国ランキングが発表されるのは面白いし、やる気がでますね!

また、パソコンでパーソナルホームページを利用して、お気に入りの場所を登録し、それをカーナビに同期できるというのは素晴らしいと思います!

あらかじめ、パソコンで旅行の計画を立てるときに、そのポイントを登録し、そのままカーナビにデータ連携されるというのは嬉しいです。カーナビでポイント登録するには時間がかかりますからね。

・気象情報入手(目的地だけでなくルート上も)
・防災情報入手(地震・豪雨・路面凍結・台風など)
・地震発生時 安否確認システム
・ONEtoONEダイレクトメッセージ「Hondaからのお知らせ」
・ドライブ情報(スポット情報等)
・Eco情報(全国のユーザーの中でのエコドライブランキング等)
・インターナビ燃費情報(平均燃費や月間の燃費ランキングのお知らせ)
・IMAバッテリー通知(バッテリー充電切れ防止)
・新規道路データの随時無償更新
・パソコンや携帯電話でパーソナルホームページ利用(ドライブプランニング、出発時刻アドバイザー、Myスポットのカーナビとの同期等)
・メールでお知らせ(ホットニュース、地図データ更新時期、各種更新時期(免許や自動車保険など)、メンテナンス情報(エンジンオイルやタイヤ等の消耗品の交換))
・Myフィード(RSS等理容師、ニュース等の閲覧)
・カーカルテ

 Hondaのインターナビ+リンクアップフリーはとてもオススメです!!

お勧めなお話(2011年下半期)
自動車保険を安く!
引越し成功法!
ホテル安く利用体験談!
格安国内航空券体験談!

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「われ日本海の橋とらなん(加藤嘉一)」という本はオススメ!

2012年03月23日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「われ日本海の橋とらなん(加藤嘉一)」の購入はコチラ

 この「われ日本海の橋とらなん(加藤嘉一)」という本は、中国でもっとも有名な日本人と言われる加藤嘉一さんが、特に中国の実態について、その実体験から分かりやすく説明してある本です。

 実は、中国は日本に比べると自由であり、インターネットによる国内世論があって成果主義が徹底していること、勉強家であること、暇人が約3億人いるということ、それから中国には面子という考え方があることなどについて理解しました。

また、加藤嘉一さんの生い立ちや、その英語・中国語の勉強法、考え方などについてもとても参考になります。

 加藤嘉一さんは、まだ27~8歳で、今後の活躍に期待したいですね。

 この本は、中国について誤解を解き・理解を深め、今後の日中関係をよくする良書だと思います。

タイトルの通り、日本海の架け橋になると思います。

とてもオススメな本です!

以下はこの本のポイント等です。

・いま、僕は北京を拠点に言論活動している。年間300本以上の取材を受け、200本以上のコラムを執筆し、100回以上の講演を行い、毎年2~3冊のペースで書籍を出版している。胡錦涛国家主席とも会見し、彼はいまも僕のブログの読者だ。中国メディアはそれを「加藤現象」と名付け、僕は「中国でもっとも有名な日本人」と呼ばれ、中国のどこに行っても写真やサインを求められるようになった。

・教育者にして世界的ベストセラー「武士道」の著書であり、国際連盟の事務次長ともなった新渡戸稲造は、アメリカ留学に際して「願わくは、われ太平洋の橋とならん」と語った。僕の願いは、日本と中国に新しい風を送り届けること。すなわち「日本海の橋」となることである。ひとりでも多くの日本人に、この橋を渡っていただけたら本望である。

・中国では、タブーの対象がはっきりしているのは、ある意味わかりやすい話かもしれない。天安門に触れず、共産党による支配に疑義を投げかける問題(民主化、人権問題、宗教、民族問題、選挙など)にさえ直接言及しなければ、あとは原則自由なのだ。表現の方法にもよるが、少なくとも「語ることさえ許されない」という状況ではない。たとえば僕は中国国内の複数メディアで、チベット問題、民族政策、人権改善、政治体制改革のロードマップの核心に言及したコラムを何本も書いたことがある。日本の場合、こうはいかないだろう。れっきとした民主主義の国であり、言論の自由も参政権も保障されている日本だが、この国には「目に見えないタブー」が山のように存在している。それを口にした途端、猛烈なバッシングを浴び、謝罪と訂正を余儀なくされるような、いわば「空気」としてのタブーだ。そして「目に見えないタブー」が増えれば増えるほど、社会は萎縮する。自主規制の範囲がどんどん広くなり、自由な言論や表現が封殺されていく。東日本大震災後の自粛ムードなどは、最たる例である。いまの日本が抱える閉塞感の背後に、この自主規制による無言の圧力があると感じていのは僕だけではないはずだ。

・少なくとも中国には、自由な空気がある。いくつかの明確なタブーにさえ触れなければ、どんな突飛な意見も表明できるし、おもしろいアイデアはどんどん採用され、能力のある人間が登用されていく。そうした「半径5メートルの自由」こそ、社会の活気を生み出していくのではないだろうか。

・いまの中国において、国内世論を無視した政策決定はありえないと言っても過言ではないだろう。中国の人々はそれだけ発言力をつけているし、利用人口が5億人を超えたインターネットの普及によって「世論」は誰の目にも見える形になった。たとえば、毎年春に行われる中国の国会「全人代」(全国人民代表会議)で、共産党議員たちが経済や社会政策に対する提案をする。ネットユーザーはその一挙手一投足に注目し、ガンガン議論を交わし、批判していく。ロジックや根拠の欠如などを指摘しまくるのである。こうした声は決して無視することができない。政策決定者たちにとってみれば、国内世論を味方につけることが党内世論の掌握に大きな力を発揮するからだ。しかも中国の政治文化には、成果主義が徹底している。Aという政策が失敗すれば、すぐさまBという政策に切り替えられる。任期中に経済が落ち込むようなことがあれば、容赦なくその地位を追われる。結果責任に対する考え方は、日本の政治家や官僚よりもはるかに重いのだ。

・党内に「国内世論」を後ろ盾とする健全な権力闘争が存在すること、そして成果主義が根付いていることによって、中国共産党の暴走はとりあえず食い止められている。それどころか国内世論に応じて政策が変わるケースが増えているし、人事という中国共産党にとっての最大の機密事項にさえ、影響を及ぼすケースが起きはじめているのだ。ここまで世論の力が強くなると、選挙というステップを経ずして「疑似的な政権交代」が起きているのと同じだ。もちろん、中国には民主主義としての選挙は存在しない。地方や村落で「試作品」として実施される場合もあるが、まだまだ全国規模で展開する状況ではない。選挙によって共産党政権そのものをひっくり返すことはできない。しかし、国内世論は確実に存在し、実際の政策にも反映されている。中国には中国なりの「有権者」が存在するということだ。

・共産党の宗教政策は「無神教」である。共産党のイデオロギーと相容れない信仰は許さない。現在中国国内には-そのほとんどが地下教会であるが-キリスト教信者が数千万から1億いるという情報がある。しかし、中国共産党がたとえば韓国のようにキリスト教の普及を受け入れることなどあり得ない。

・無論、今後数十年というスパンで見るなら、民主化の流れは避けられないだろう。特にインターネットの普及は、中国のこれからを占う上での大きな不安定要素だ。もはや党指導部によるトップダウン型の統治はありえない。今後数年は、党指導部によるトップダウンと、民衆からのボトムアップが激しいつばぜり合いを続けるだろう。そして最終的には、ボトムアップの力が勝利を収めるはずだ。当局としては、自らの統治能力が民衆からの突き上げを上回っている間に、主体的かつ穏便に民主化改革を遂行しなければならない。

・中国のメディアは、大きく次の3層に分かれている。
 ①官製メディア
 ②地方メディア、市場化メディア(中国語では「市場化媒体」という)
 ③インターネットメディア
 順番に説明していくと、①の官製メディアとは、国務院直属の通信社である「新華社」、共産党の機関誌「人民日報」、そして国営テレビの「中国中央電視台(CCTV)」、国営ラジオの「中央人民広播電台」などである。こられに関しては、いまなお党や政府の「喉と舌」としての役割を保持している。ただし、すべての報道が共産党礼賛というわけではない。たとえば経済政策の問題点を指摘したり、地方行政の失態、中央官僚の汚職を批判すると言った報道は数多く見受けられる。続いて、②の地方・市場化メディアとは、新聞でいえば公州の「南方都市報」、北京の「新京報」、西安の「華商報」、南京の「揚子晩報」、上海の「東方早報」など、都市報と呼ばれる地方紙、テレビではバラエティー番組で一躍有名になり、地方テレビでは視聴率ナンバーワンを誇る「湖南テレビ(湖南衛視)」などがその代表格となる。財政的に党政府にほとんど依存せず、自らが市場原理による広告収入や発行に依拠し正真正銘の企業として運営しているメディアだ。これらのメディアでは独自報道が当たり前に行われ、日本の新聞社でいう社会部が担当するような事件については、かなり突っ込んだ調査報道がなされている。というのも、中国国内の新聞社はそのほとんどが1990年代に自主採算制へと切り替えられてしまったのだ。形式上は党・政府の傘下にあり、一定程度は統制されているものの、財政・人事的に独立しているが故に市場原理に沿って運営せざるをえない状況にある。なんらかの独自制を打ち出して読書からの指示を得て、販売収入や広告収入を確保する。そんな経営努力が求められるのだ。そのため内容もプロパガンダではなく、読者が読みたい大衆的な内容になる。独自の調査報道が見られる半面、人目を引くような事件記事、ゴシップ記事がとても多いのも特徴である。最後に、③のインターネットメディアだが、ここまでくると言論・報道の自由度はさらに拡大する。もちろん、先に紹介した「最大のタブー」に触れることhない。党指導部を名指しで攻撃するようなこともない。しかし政策レベルでいえば、タブーなど皆無に等しい。記者クラブに守られた日本の報道など、生ぬるく感じられるほどだ。「メディアは権力の監視機関」という先進諸国のルールは、かなりの水準で確保されていると言えるだろう。そしてここが重要なのだが、国内世論に対する影響力は「③インターネット、②地方・市場化メディア、①官製メディア」の順番となっているのだ。

・いまの中国においては「情報を隠すメリット」よりも、「情報の隠蔽が露呈するデメリット」のほうが大きいのである。そしていくら当局が隠そうとしても、情報は外国メディアやインターネットメディアを通じて漏れ出てしまうのだ。もし情報を隠していたことが明るみに出てしまえば、それこそ民衆の怒りに火を点けることになる。共産党の信用力と求心力が急降下してしまう。だからこそ、人民日報やCCTVのような官製メディアでも、いまさら党を絶賛するような「見え透いた嘘」は敬遠される。

・尖閣諸島問題が勃発したとき、日本のメディアでは中国が近年主張し始めた「核心的利益」という言葉がクローズアップされた。いかにも中国的な言い回しであり、説明が必要だろう。核心的利益とは中国にとっての「国家の本質的な利益=もっとも優先されるべき国益」を指す言葉で、具体的には次の3つに分けられる。
 ①基本制度と国家の安全の維持
 ②国家主権と領土保全
 ③経済社会の持続的で安定した発展
 そして外交レベルにおいて、もっとも重要視されているのが②の「国家主権と領土保全」だ。

・なぜ中国の指導者たちは、欧米や日本を敵に回してまでも、声高に「国家主権と領土保全」を唱えるのか?どうして「核心的利益」を叫ばざるをえないのか?僕の答えはひとつ、国内の統一を守るためだ。広大な国土に13億以上の民が暮らす多民族国家を統治することが、どれだけ困難であるか。きっと日本の政治家には想像もつかない話だろう。僕だって、それを完璧に理解しているとはいい難い。今も昔も、中国の指導者がもっとも恐れているのは国内の分裂なのである。しかも現在はインターネットの普及により、情報の完全統制は事実上不可能になり、民衆は以前にも増して団結しやすくなっている。だからこそ彼らは分裂を誘発するような要素、すなわち「国家主権と領土保全」に関わる問題には敏感になる。これは、主権国家として当然のことだ(繰り返すが僕は中国の主張を擁護しているわけではない。彼らの立場を客観的に分析しているだけの話だ)。そこまで考えれば、彼らが「核心的利益」を強調する理由も明らかになてくるだろう。彼らは対外的にオフェンシブ(攻撃的)にいなっているのではない。むしろディフェンシブ(守備的)になったからこそ、わざわざ「核心的利益」を唱えるのだ。そうしないことには、国の統一が保てないのだ。

・中国は本当に反日国家なのか?中国人は、日本人のことを嫌っているのだろうか?じつは、ここにも中国式ダブルスタンダードが潜んでいる。もし「中国は親日国家なのか?」と聞かれたら、僕は言下にノーと答えるだろう。現在の体制が続くかぎり、中国共産党が国家として、そして統治者として「親日」を指向すことはありえない。これは国民感情の問題ではない。中国共産党の正当性に直結する、きわめてデリケートかつ核心的な問題なのである。過去の歴史をひも解いてみよう。まず、日本人が忘れてはならないのは、中国は第二次世界大戦における「戦勝国」だという事実だ。中国は連合国の一員であり、日本が無条件降伏を受け入れたポツダム宣言はアメリカ・イギリス・中国(中華民国)の3ヵ国名で発せられている。ほとんどの日本人には「アメリカに負けた」という意識しかないだろうが、中国はあの戦争の戦勝国なのだ。そして軍国主義の日本との戦いに勝利し、戦禍と貧困にあえぐ中国人民を解放し、新生中国を建国したのが中国共産党だ、というのが現代中国における「建国神話」である。だとすれば、中国が「親日」を指向することは、党の正当性に疑問符を投げかけることになってしまう。民間レベルの交流や経済レベルでの協力はともかく、公的には「反日」のスタンスを貫かざるをえないのだ。それでは、国民感情はどうだろうか?ひとつ、象徴的なエピソードを紹介しよう。本書の冒頭でも触れたとおり、2005年4月に北京で反日デモが起きたとき、僕はその現場に足を運んだ。ひょっとしたら自分の身が危険にさらされることもあるかもしれないが、中国に暮らす日本人として、どうしても見ておかなければならないと思ったからだ。デモそのものは、思ったほど過激なものではなかった。口では一様に反日を訴えているものの、参加者が暴徒と化すこともなければ、現場にいて身の危険を感じることもなかった。僕がなにより興味深かったのがデモに参加する人々の多くがその様子をデジタルカメラで撮影していたことである。いずれもキヤノンやソニーなお、日本製のデジタルカメラだ。片方の手で「反日」の拳を振り上げ、もう片方の手には日本製のデジタルカメラを持つ人々。そう、ここにも中国式ダブルスタンダード、あるいは反日をめぐる自己矛盾が存在しているのだ。

・辞書と一人芝居、それから英字新聞だけでここまでいけること、語学の勉強にはお金もスクールも要らないことは、知っておいていただきたい。

・うちの家庭は決して裕福とは言い難かった。父が山梨に来てから始めた新規事業が上手くいかず、多額の借金を抱え、僕自身、何度も借金取りの対応を迫られたことがある。高校2年ではじめた翻訳のアルバイトも、英語を勉強するためではなく、家計を助けるためだった。しかも僕にはかわいい弟と妹がいる。愛する母がいる。借金を抱えてしまった父親のことも恨んでなんかいなかった。ただ力になりたかった。

・結局僕は、北京大学初の国費留学生として迎え入れられることになる。学部4年間と修士2年間の学費、寮費、生活費のすべてが国費からまかなわれる。中国政府奨学金という制度によって、中国教育部(日本の文部科学省に相当)から僕の中国留学に必要な全額が至急されるのだ僕にとってこれ以上ない好条件だった。こんな僕のことを、運がよかっただけだと思う人もいるだろう。たしかに僕は運がよかった。偶然が重なった。しかし、僕は思う。運命の扉はきっとみんな平等にやってくるのだ。扉の向こうにどんな世界が広がっているのかは、誰にもわからない。怖さもあれば迷いもあるだろう。ただひとつ言えるのは、運命の扉を見つけたら必ずノックしなければならない、ということだ。自分がアクションを起こさなければ、運命はあっという間に目の前を通り過ぎてしまう。幸いにも、僕は自分に巡ってきた運命の扉をノックすることができた。そして扉の向こうに待っていた中国の大地は、あまりに広大なものだった。

・当時、どうやって中国語を勉強していたのか1日のスケジュールを紹介しよう。

 午前6時:起床。約1時間のランニング後、シャワーと朝食を5分で済ませる。
 午前7時:大学内の売店でアイスクリームを売る中年女性と昼間で世間話5時間。
 午後0時:昼食をとりながら辞書を引いて、単語の読み書きを2時間
 午後2時:別の売店の中年女性と世間話3時間。
 午後5時:大学内の警備員と世間話1時間。彼の読み終えた「人民日報」をもらう。
 午後6時:夕食
 午後7時:「人民日報」を辞書に頼らず全ページ音読しながら読み尽くす。
 午後11時:イヤホンで中国語ラジオを聴きながら就寝。

・衝撃を受けていたのは、明らかに東京大学の学生たちだった。まず、英語力が圧倒的に違う。そしてプレゼン能力の高さや洗練度もぜんぜん違う。もっと言えば、パソコンで資料を作成したり、キーワードを検索する能力さえ段違いだった。世界を見つめるまなざしの真剣さが、まるで違っていたのだ。フォーラム終了後、ある東大生が僕にこんなことを言ってきた。「加藤さん、今回はありがとう。俺、さすがに反省したよ。北京大学の学生たちはとにかく英語がうまい。グローバルな視野、国際化への適応という点で東大生をはるかにしのいでいる。彼らはいろんな方法を使って世界の情報に接している。欧米の新聞を読んで、英語の原著を読んで、トレーニングの一環として翻訳なんかもやっている。それに比べて俺たちは民主主義、言論の自由とかいう言葉に甘んじて、努力を怠っていた。このままじゃいけないと思ったよ」これはそのまま、北京大学の門をくぐった僕が受けた衝撃と同じである。「世界には、こんなにすごいやつがいるのか!」テストの結果を待つまでもない。目を見ればわかる。北京大学の学生たちは、テキストや辞書を読んでいるときの目つきからして違った。「学び」に対するハングリー精神が尋常ではなかった。彼らにとっての「学び」とは死活問題であり、自由への扉だった。日本では一度も味わうことのなかった感覚だ。これから彼らとしのぎを削っていくと考えただけで、武者ぶるいがしてきた。

・僕は中国メディアに登場するとき、大きく4つの観点から自分の発言をコントロールしている。次のようなものだ。
 ①自分は日本人であること
 ②ここは中国であること
 ③政府・インテリ層にとって価値ある提言であること
 ④大衆に伝わる言葉であること

・中国政府にとって、日本と敵対するメリットんどひとつもない。むしろ反日の道は、どこに爆弾が埋まっているのかわからない超危険地帯だ。日本には「中国政府は国内の反日感情を煽ることで求心力を高めようとしている」と考える向きもあるようだが、とんでもない誤解で。触れずにすむのなら、ずっと触れずにおきたいのが中国政府にとっての反日だ。

・急激な成長を遂げ、GDPで日本を抜き去り、やがてアメリカさえも凌駕することが確実視される超大国・中国。日本人かするとその姿はまぶしく、また恐ろしくも映っていることだろう。人と土地があり余った中国に対抗したところで、とても勝ち目はないように思える。ところが中国の人々もまた、日本に対して劣等感を抱いている。GDPで日本を超えたとはいえ、国民ひとりあたりのGDPで比べれば日本の10分の1だ。教育や医療、社会保障といった国民国家としての根幹部分を比べれば、日本ははるか先を行く真の先進国だ。科学技術も省エネや環境対策も世界トップクラスである。しかも日本は言論や信仰、思想信条などさまざまな自由が認められた民主主義国家。その価値は、決してGDPに換算することはできない。

・中国の「いま」を知ろうと思うなら、まずはインターネットだ。中国におけるインターネットは傍流ではない。5億人もの人間が集う、明らかなメインストリームなのである。

・「暇人とはなにか?」について、定義づけしておこう。まず、農民工に代表される地方出身者は暇人ではない。僕の言う暇人は、都市部で生まれ育った地元住民のことである。都市部といっても北京や上海のような国際都市だけでなく、中国のあらゆる地方にはそれなりの都市があり、そこにはしっかりと地元の暇人がいる。そして彼らは小さいながらも自分の家を持っている。そのため、地元から離れようとしない。移動の自由など求めないのが暇人だ。さらに彼らは極力働こうとしない。住むところがあり、着るものにも頓着しないのだから、最低限食っていけるだけの稼ぎがあればいいと考えている。昼過ぎまで働いて、その稼ぎで1.5元の安ビールを飲んで、せいぜい15元程度の食事をとる。貯金も借金もゼロ、という人生だ。しかも彼らは生まれついての地元住民ということもあり、幼なじみによる独自のコミュニティを持っている。あの公園に行けば、いつもの仲間が集まって将棋やトランプをしている、といった小さなコミュニティだ。そして手元にお金がなかったら、仲間からおごってもらうこともできる。臨時収入があれば仲間におごってやる。仮に7人の仲間がいれば、自分が働いた週に1日だけみんなに酒と食事をおごり、残りの6日は仲間から順繰りでおごってもらう。そのへんは持ちつ持たれつの関係なのだ。結局、彼らを貫くキーワードは「諦観」ではないか、と僕は思っている。お金持ちになることを諦め、社会的に成功することを諦め、政治の変革を諦め、社会にコミットメントすることを諦める。そしてただ、毎日を享楽的に過ごす人生を選択する。麻雀、将棋、トランプ、卓球、酒、そしてセックスだ。地方ともなれば、一人っ子政策なんか守られていない。4人兄弟や5人兄弟の家庭なんてざらにある。考えようによっては、幸せな生き方だろう。僕の個人的な試算によると、少なく見積もっても2億人、最大で4億人。おそらく暇人は3億人前後とみるのが妥当だろう。

・中国共産党にしてみれば、暇人はなかなか扱いの難しい存在だ。経済的側面から考えてみよう。これといった収入もなく、支出もない暇人たち。生産者でもなければ、消費者というわけでもない。国の経済にほとんど寄与しない人々である。ふつうに考えて、かなりお荷物的な存在だろう。しかし、もしも中国の各都市で暇人たちが働きはじめたらどうなるか。勤勉な労働者になったらどうなるだろうか。これといった高等教育も受けておらず、専門スキルを持たない彼らの働き口といえば、軽工業などの単純労働だ。これはそのまま農民工の働き口と重なり、おそらく農民工の側に大量の失業者が出てしまう。すると行き場を失った農民工たちは、怒りの矛先を政府に向けるかもしれない。無欲の暇人と違って、ハングリー精神に溢れる農民工たちは怒りを爆発させやすい。結局のところ、暇人には「暇人のまま」でいてもらうのがいtばんということになる。続いて、政治的側面から考えてみよう。中国の政治が動くとき、それは国の暇人が動くときである。始皇帝の時代から振り返ってみてほしい。この国の王朝は、いつも圧政に耐えかねた農民(当時の暇人である)たちの蜂起によって崩壊してきた。中国の歴史を動かしてきた陰の主役は他ならぬ暇人なのである。

・もしも経済が極端に冷え込み、貧困層である彼らにまで重税が課せられるような事態になったら、毎日のご飯をお腹いっぱい食べられず、悠々とした暇な暮らしができなくなったら、さすがの暇人たちも怒りの拳を振りあげるだろう。暇人がいつまでも「暇人のまま」でいられるようにすること。週に1~2回の労働で、あとは将棋でも指しながら悠久の時に生きていけるようにしておくこと。これは中国という巨大な国家を維持していくために、欠かせない条件なのである。この国のマネジメントがいかに難しいか、ご理解いただけただろうか。

・そしていよいよ会計となったときのことである。2人で飲み食いしただけあって、金額は780元(約1万円)。すると財布を取りだして支払いをしようとした僕を制して、彼は堂々とした口調で言った。「やめてくれ。ここは俺の地元で、君は客人なんだ。俺が払う」えっ?僕は驚いた。なぜなら、その前に彼の月の稼ぎが800元だと聞いていたからだ。しかし彼は頑として自分が払うという。さらに店を出たあと、彼はホテルまでタクシーで送ってくれた。月の稼ぎを使い果たしたのである。彼との別れ際、力強く握手をしながら僕は言った。「今晩はどうもありがとう。もし北京に来ることがあったら、ぜひ連絡してください。そのときには僕がもてなしますから」これが日本人には理解の難しい中国文化、すなわち「面子(メンツ)」なのだ。たとえ暇人であろうと、あるいは農民工であろうと、彼らには面子がある。見下されること、バカにされること、恥をかかされることをいちばん嫌う。中国に進出する日本人ビジネスマンはここがわからず、信頼関係の構築に失敗するのだ。面子について、僕は中国のある政治家から釘を刺された言葉をいまでも忘れず胸の奥にしまっている。北京市内にあるホテルのバーカウンターで情報交換しているとき、彼は僕の目を見て言った。「加藤さん、あなたの活躍はすばらしいし、今後ますます活動の場を広げていくだろう。あなたくらいの頭があって人脈があれば、この国の知識層など恐れる必要はない。ただし、絶対のこの国の女性と「小人」だけはバカにしないように。面子を立てるように。彼ら・彼女らを敵に回したら、いくらあなたでも太刀打ちできない」。小人とは、わかりやすくいえば社会的弱者のことである。女性と社会的弱者だけは丁寧に扱い、面子を立ててあげる。このアドバイスがあったおかげで、僕はいろんな場面でミスを事前に回避することができたと思っている。

・中国には割り勘の文化がない。その場でいちばん地位の高い人間に払わせること、それは彼の面子を立てることと同義なのだ。

・相手の面子が大きければ大きいほど、周囲の人はそれを潰すmと尽力する。多少の無理をしてでも相手の面子を立てようとする。一方で、相手の面子が小さければ、そこまで無理はしない。小さな面子に対しては、小さく応えておけばいいのだ。もちろん、封編集長に大きな面子を立ててもらった僕は、今後なんらかの形で彼に面子を返してあげないといけない。コラムの執筆を頼まれれば、どんなに忙しくても応えるだろうし、他の予定をキャンセルして飛行機で駆けつけるほど大きな面子を、返していくことになる。こうなると、面子はほとんど貨幣のように流通しているようなものだ。実際に中国には「面子経済学」という概念があるほどで、面子文化が経済にどんな影響を及ぼすのか、その割合、面子の受け渡しやギブ&テイクの仕組みなど、興味深い研究も報告されている。

・僕はいつも北京大学の学生たちに、若者は3つのステップによって成長するという話をしている。第一段階は、「自立」すること。たとえ心細くても、自分の足で立つこと。続く第二段階は、個としての「自信」を掴むこと。そして第三段階が、本当の意味での「自由」を手にすることである。親や学校、あるいは会社に頼って生きているうちは、自信も自由も手にできない。自由がほしければ、あえて自分を厳しい環境に追い込み、自分の足で立つことだ。日本の若者がそれをやるには、海外にでるしかないと僕は思う。

<目次>
はじめに
第1章 中国をめぐる7つの疑問
 疑問① 中国に自由はあるのか?
 疑問② 共産党の一党独裁は絶対なのか?
 疑問③ 人々は民主化を求めているのか?
 疑問④ ジャーナリズムは存在するのか?
 疑問⑤ 本当に覇権主義国家なのか?
 疑問⑥ 途上国なのか超大国なのか?
 疑問⑦ 反日感情はどの程度なのか?
第2章 僕が中国を選んだ理由
 環境は人をつくり、時代は人を変える
 世界で勝負するには英語が必要!
 中国政府の国費留学で北京大学へ
 半年の猛勉強で中国人になる!?
 北京大学の超エリートたちの勉強漬けの日々
 「お前は日本を嫌っていたんじゃないのか?」
 「加藤現象」はなぜ起きたのか?
 加藤嘉一の「ストライクゾーン」とは
 胡錦涛国家主席との
 僕が中国に留まる理由
第3章 日中関係をよくするために知ってほしいこと
 日本だけが抱えるチャイナリスク
 地下鉄で胸ぐらを掴まれる
 中国が切ってきたカードの意味
 現代中国が抱える意外なリスクとは?
 反日デモとは「反・自分デモ」である
 チャイナリスクとジャパンリスクの関係
 日中が乗り越えるべき2つの壁
第4章 中国の民意はクラウドと公園にある
 インターネット人口5億人の衝撃
 街に溶け込むインターネット
 検閲の「壁」をチャンスに変える中国人
 ネット時代の「万里の長城」とは?
 なぜインターネットが脅威なのか?
 「暇人」のエレガントな生活
 すべてを諦めれば幸せになれる
 陰の支配者は誰なのか?
 「無関心」という名の生き方
 お金よりも大切な「面子」とは?
 面子は貨幣のように流通する
第5章 ポスト「2011」時代の日本人へ
 「自分にできること」はなにか
 日本に寄せられた共感と敬意
 リーダーに求められること
 四川大地震をチャンスに変えた中国
 復興には競争原理を持ち込め
 「我慢」で国難を乗り越えられるのか?
 日本の若者よ、海外に出よう
 すべての大学生に2年間の猶予を
 いまこそ真の開国を!
おわりに 

面白かった本まとめ(2011年下半期)

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竹葉亭(東京 銀座)でうな丼等を堪能しました!

2012年03月21日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 以前このブログで紹介したTOKYO地下鉄ぐるり おみやげ 散歩という本や、銀座〔美味〕巡礼という本などに掲載されている竹葉亭(ちくようてい)へ行って来ました!

竹葉亭は、江戸末期に創業した老舗で、本店は銀座8丁目にあります。

私が訪れたのは銀座5丁目にある銀座店です。

東京メトロ銀座駅A5出口徒歩1分で晴海通り沿いにあります。
永井荷風や夏目漱石などの文豪が通ったお店とのことです。

店の玄関は、黒を基調としていて、かなりシックです。

1img_1139
↑竹葉亭銀座店の玄関

一階と地下はイス席で、二階の座敷に座ると銀座の街並みが見下ろせるようです。
禁煙の一階のイス席に座りました。
店内は、さすが銀座というだけはあり、清潔感が漂い気持ちが良いです。
また客層も上品なおばさま方が多かったですね。

2img_1145
↑一階のイス席

メニューは以下の通りです。
銀座の割にはかなり良心的なお値段かと思います。

3img_1140
↑食べ物メニュー

4img_1141
↑飲み物メニュー

「うなぎお重」にするか迷いますが、周りの注文にも合わせて、うなぎ丼A1890円と、きも吸210円を注文しました。
まず、おしぼりとお茶、お漬物が、丁寧に運ばれます。
そして、しばらくして「うなぎ丼」と「きも吸い」の登場です!

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↑「うなぎ丼」と「きも吸い」

うなぎ丼は、薄目のタレですが、柔らかいうなぎとホカホカでしっかりしたご飯がマッチして、上品で美味しい!
これは、すいすい食が進みます!
そして、アツアツの「きも吸い」もしっかり出汁が効いていて旨い!
「うなぎ丼」と「きも吸い」が合いますね~!
至福のひとときです!美味しいです!最高です!

今度は、定食を頼んで色んな味を楽しんでみたいと思いましたね。
竹葉亭のうなぎはとてもオススメです!!

竹葉亭 銀座店
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関連ランキング:うなぎ | 銀座駅東銀座駅銀座一丁目駅



美味しかったものまとめ(2011年下半期)

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京急油壺マリンパーク(三浦半島)等で楽しみました!

2012年03月19日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

京急のみさきまぐろきっぷを使って、まぐろ丼や京急油壺マリンパーク等を楽しみました!

この「みさきまぐろきっぷ」は、以下がセットになったもので、とてもお徳です!

(1)電車代 京急線乗車駅~三崎口駅往復
(2)三崎口駅からの三崎港・油壺などのバス代が指定区間フリー
(3)色んなお店から選べるまぐろ食事券
(4)選べるレジャー施設利用券(京急油壺マリンパーク、水中観光船、ホテル等温泉3つ)

 「みさきまぐろきっぷ」は品川からで2980円ですが、品川~三崎口の通常の乗車券往復が1800円なので、残りの約1200円でバス代、レジャー施設、まぐろ料理等を賄うこととなります!
京急油壺マリンパーク大人入場料が1700円なので、かなり安いです!!
約2000円安くなると思います!

 我々は、油壺マリンパークに行って見たかったので、その近くにあるホテル京急油壺 観潮荘で、マグロ丼などを楽しみました!
三崎口駅からバスに乗って油壺まで行きます。
観潮荘では、食事券を渡して、まぐろ丼やまぐろの唐揚を楽しみました!
 特にまぐろの唐揚はめずらしく、中が柔らかくて美味しかったですね!
海の景色もきれいです。

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↑まぐろ丼やまぐろの唐揚

 その他にもおいしそうな寿司屋などもあり、どの店を選ぶか悩みますね~。

それから、歩いてすぐのところにある京急油壺マリンパークへ行きます。
アシカ・イルカショーの時間が決まっているので、まずその時間を確認して回ることをオススメします。
まず、水族館を楽しみました。
色んなきれいな生き物がいて、結構楽しめます。
ウツボは異様だし、イカなどがきれいでしたね。

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↑ウツボなど

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↑イカ

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↑きれい?な魚

それからアシカ・イルカショーへ行きます。
まずアシカのショーがありました。
すべらないアシカがいて、合格祈願にも良いようです^_^;)

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↑アシカ・イルカ

そして、イルカショーは、ダイナミックで面白いですね。
回転したり、高いところまでのジャンプは凄いです。
家族で楽しめました。

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↑イルカショー

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↑イルカショー

そして、外に出て、イワトビペンギンを見ますが、これが可愛いです。
ヨチヨチ歩いたり、水の中をスイスイ泳いだりして、みていて飽きませんね。x
ずっと眺めていました^_^)

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↑イワトビペンギン

8img_0957
↑イワトビペンギン

それから、展望台があったのですが、海がとてもきれいで水平線も見えていましたね。
遠くに江の島も見えていました。
天気が良くて、清清しくて、とても気持ちが良かったです。
素晴らしいです!

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↑展望台

それから、フクロウがいたり、かわうそがいたりしました。
可愛いいですね。
三浦海岸の自然の紹介もあったりしました。

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↑フクロウ

油壺マリンパークは、子供連れにはとても楽しめてオススメですね!

それから、我々は近くの遊歩道を散策して楽しんだりしました。
昔は新井城というお城があったようで、三浦一族と北条家との戦いもあったようです。

11img_0981
↑新井城址

海岸はとてもきれいでしたね。海が透き通っていて驚きました!

それから、三崎港までバスに乗って行き、漁港でマグロやアジの開きなどたくさん売っているのを見ました。
どれも安そうで良かったですね。さすが三崎港!

「みさきまぐろきっぷ」や「京急油壺マリンパーク」、「三崎漁港」などはとてもオススメです!!


お勧めなお話(2011年下半期)
自動車保険を安く!
引越し成功法!
ホテル安く利用体験談!
格安国内航空券体験談!

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「体が若くなる技術(太田成男)」という本はオススメ!

2012年03月16日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「体が若くなる技術(太田成男)」の購入はコチラ

 この「体が若くなる技術(太田成男)」という本は、特に「活性酸素」と「ミトコンドリア」という観点から老いる仕組みや若返る仕組み等について分かりやすく説明が書いてあります。

 ミトコンドリアの量を体内で増やしさえすれば、体の機能は向上し、健康的に暮らし、代謝が活発になれば美容への効果も少なくないようです。

 そして、よいミトコンドリアを増やす方法は以下の4つとのことです。

(1)持久力のトレーニング
(2)背筋を伸ばすこと
(3)寒さを感じること
(4)空腹になること

この本は健康で長寿な生活をおくるための参考になる本で、とてもオススメです!

 以下はこの本のポイント等です。

・ミトコンドリアは、私たちの細胞の中にあるひとつの器官で、細胞全体の10~20%を占めています。細胞によって100個から3000個もの数が含まれる器官で、さまざまな役割を担っています。その中でももっとも重要なはたらきが、体を動かしたり基礎代謝を促したりするための「エネルギー」をつくり出すことなのです。

・最近の研究によって、パーキンソン病は、古くなったミトコンドリアを除くことができなくなったことで起こる病気だということがわかってきました。古いミトコンドリアばかりになってしまうと、ミトコンドリアがはたらかなくなってエネルギーがつくれなくなり、さらに、活性酸素を放出しやすくなってしまいます。エネルギーが足りなくなって、活性酸素の害が強まり、神経細胞を殺してしまうのです。ミトコンドリアをリフレッシュするメカニズムがもっとよく理解できるようになれば、パーキンソン病の克服も可能です。

・私たちの体は、エネルギーを溜めておくことができません。必要に応じて、その都度つくっています。ですから、いつでもたくさんエネルギーをつくれる健康な体でいるためには、コンスタントに運動して、「これくらいのエネルギーがいつも必要です」と、体にオーダーをかけることが必要なのです。疲れるから、体力がないからと、体を休めてばかりいると、ミトコンドリアが極端に減り、エネルギーのつくれない「老いた体」になってしまいます。そうすると「老いと不健康の悪循環」に陥ります。

・脳のミトコンドリアが増えると、脳が使えるエネルギー量が増えるので、認知症を防止するだけでなく、集中力が増したり、発想力が豊かになったり、脳の機能全体がよくなります。頭脳労働者や受験生などは、ついつい頭ばかりを使って体を動かすことが少なくなる傾向がありますが、本当に脳の機能を高めたいなら、適度な運動を行い、体を動かすことで脳を刺激することが大切なのです。

・ここでは、がんが、遺伝子の中の特定の場所が傷つくことによって起こる病気だということを覚えておいてください。この傷の蓄積ががん遺伝子に生じるかどうかは、宝くじが当たるかどうかと同じことです。つまり、運よく、がん遺伝子やがん抑制遺伝子に傷がつかなかった人は老化し、運悪く、がん遺伝子やがん抑制遺伝子が傷ついてしまった人はがんになるということです。ただ、確率の問題として、年を経れば経るほど傷は蓄積していきますので、がん遺伝子やがん抑制遺伝子が傷つくリスクは高くなります。がんになるかならないかはあくまで運ですが、遺伝子損傷の原因である活性酸素が放出されないミトコンドリアを増やし、常にエネルギーをつくる能力を高くすれば、それだけ体の老化を防ぐ活動も盛んになるのです。そうなると、遺伝子を十分に修復して、過度な老化を防ぐことはできます。その点では、運の「よし悪し」は変えられませんが、生活を変えることによって、運の悪さを最低限に抑えることはできるのです。

・ミトコンドリアががんの発症を防ぐのは、それだけではありません。じつhもうひとつ、ミトコンドリアにはがんを防ぐための重要な「システム」があります。その鍵を握っているのが、「ミトコンドリア遺伝子」です。ミトコンドリア遺伝子とは、文字どおりミトコンドリアに含まれ遺伝子のことを指します。私たちは細胞に「核」を持っており、その中に遺伝子を持っていますが、じつは私たちはもうひとつ、ミトコンドリアにも別の遺伝子を持っているのです。そのミトコンドリア遺伝子が傷ついてしまうと、がんにおいて、大きなマイナスをもたらすことになります。それは、「アポトーシス」の抑制です。アポトーシスとは、遺伝子に組み込まれた細胞の自滅システムのことです。「自滅」というとなにやら怖いことのように思うかもしれませんが、体にとって不必要な細胞を取り除き、生体を守るためにとても大切なシステムです。このアポトーシスを起こす命令はミトコンドリアから発せられます。さらに、ミトコンドリアには、アポトーシスを途中で止める役割もあるのです。

・私たちの遺伝子は日々傷ついては修復されています。でも、それでも修復しきれないものは必ず出ます。その修復できなかった傷が蓄積し、やがて老化やがんの引き金になるわけですが、このとき、傷が溜まった細胞は、アポトーシスで死ぬことでがんになるのを防いでいるのです。細胞の修復機能は加齢とともに衰えていくので、アポトーシスが起きることは、がんになるのを防ぐうえでとても大切な、「体を若く保つ機能」です。もしも、傷ついた細胞でまったくアポトーシスが起こらなかったら、おそらく人間は100%がんになるでしょう。いえ、がんだけではありません。インフルエンザに代表されるウイルス性の病気が重症化することも間違いありません。つまり、アポオトーシスという細胞の自滅システムは、私たちの体をさまざまな病気から守ってくれている、とても重要なシステムであり、その命令を下すミトコンドリアが正常にはたらくかどうかが、将来の健康を大きく占っているのです。アポトーシスが起きるためには、やはりエネルギーが必要です。がんを予防するためにも、エネルギーが必要ということなのです。しかもそれだけではありません。ミトコンドリア遺伝子に大きな傷があると、がんは転移しやすくなり、死亡率が非常に高くなります。がんは、手術でとってしまえばよいのですが、全身に転移してしまうと、完治が難しくなる病気です。最近は、がんは不治の病ではなくなり、半分くらいの人は治りますが、ミトコンドリア遺伝子の傷が大きいがんは治りにくく、死亡率がぐんと高いのです。さらに、ミトコンドリア遺伝子に傷が多いと、抗ガン剤や放射線治療の効果も低くなってしまうのです。がんの予防にも、がんの治療にも、正常なミトコンドリアが必要なのです。

・じつは、「事故の起きやすい42歳」は私たちの体にとって、ひとつの転機になっていることが科学的にもわかったのです。いろいろな年齢の方々のミトコンドリアを調べてみると、この42歳を境にエネルギー生産の能力が急激に落ちているのです。年齢とともに少しずつ衰えていく場合は、少しずつ頭の中で修正できるのですが、急にエネルギー生産が落ちては、体がついていかないので、自分ができるはずと思ったことができなくて、転んでしまうことにつながるのです。

・効率よくエネルギーをつくり出すたえに酸素はとても有用なので、進化の結果、酸素を利用することになりました。ところが、体内に取り込まれた酸素の一部はm、エネルギーをつくる過程でどうしても体に有害な物質に変わってしまいます。それが「活性酸素」なのです。活性酸素が体に有害なのは、酸化力が強く、細胞の中のものを、その強い酸化力で傷つけてしまうからです。中でももっとも深刻な被害が、遺伝子を傷つけてしまうことです。遺伝子は生命の営みの設計図なので、遺伝子が錆びついて傷つくということは、それを発端として、健康や美容、そして体内機能のすべてがくるってしまうことを意味します。

・ヒトの細胞は、年齢、個体によって差がありますが、おおよそ1日に、200個に1個の割合(0.5%)で新しいものに入れ替わっています。ですから、昨日の自分と今日の自分は、見た目はまったく同じに見えますが、構成している細胞の0.5%は新しいものに入れ替わっている「昨日とは違う自分」なのです。こうした日々行われる入れ替わりのためには、細胞は自分のコピーをつくらなくてはなりません。ところが、この自分のコピーをつくるときに、コピーミスが起きてしまうのです。人間誰しも失敗をするように、細胞も失敗することがあるのです。エネルギーの製造過程でできてしまう活性酸素と、細胞の入れ替えの際のコピーミス、このふたつ以外にも遺伝子に傷をつけるものがあります。それは、放射線や紫外線、発がん物質などです。私たちの細胞の遺伝子は、こうしたさまざまな要因によって日々傷ついていますが、「遺伝子の傷の蓄積」こそ、老化の正体なのです。つまり、私たちは活性酸素や細胞のコピーミス、そして紫外線や発がん物質んどによって、日々老化を進めているということになります。しかし、なんといっても遺伝子が傷つく一番大きな原因は活性酸素です。いったいどのくらい傷ついているのかというと、何も外的要因がなかったとしても、一日当たり、ひとつの細胞で10万カ所以上も遺伝子は傷つきます。遺伝子が傷つくというと、とても大変な出来事のように思われるかもしれませんが、私たちの遺伝子というのは毎日、しかも相当数傷ついているのです。

・人間のとくに優れている長寿のシステム、それは、大きくふたつあります。ひとつは、活性酸素を取り除く酵素「SOD(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)」をたくさんつくることができるということです。SOD自体は、ほかの動物も持っていますが、人間はほかの動物よりSODをつくる能力が飛び抜けて高いのです。たとえば、チンパンジーとヒトのSODの量を比べると、ヒトのほうが倍近いSODを持っています。SODが倍あるということは、単純に考えれば、倍の量の活性酸素を除去することができるということです。

・もうひとつ、人間がほかの動物より優れているのは、「遺伝子の修復能力」です。私たちには、コピーミスや外的要因によって生じる遺伝子の傷を、検知して治せるものは修復し、ダメなものは廃棄するという機能が備わっていますが、人間はこの能力がほかの動物と比べてとても高いのです。この二つのシステムが優れていることが、人間の長寿の理由なのです。つまり鳥が、活性酸素そのものをつくらないミトコンドリアによって長寿を実現したのに対し、人間はできてしまった活性酸素wSODの量を多くすることでより多く除去し、さらに、それでも除去しきれなかった活性酸素が遺伝子を傷つけても、高い修復能力で治すという、二段構えで長寿を実現していたのです。

・なぜ同じ人間でありながら女性のほうが、寿命は長く、老化も遅いのか-その原因は「活性酸素」にあります。男性と女性の大きな違いのひとつに、分泌される「ホルモン」の違いが挙げられますが、主な女性ホルモンとしてエストロゲンがあります。エストロゲンには骨をつくる作用、動脈硬化を抑制する作用など非常に多くの作用があり、エストロゲンのおかげで、女性の健康は維持されていると言っても過言ではありません。閉経後、エストロゲンが少なくなり、骨の密度が低くなることで起こる骨粗鬆症の治療に掘るもん補充療法が施されたこともありました。今では、過剰なエストロゲンはがんを誘発しやすいということがわかったために控えられていますが、それほど健康に密着したホルモンです。このエストロゲンが間接的にではありますが、活性酸素を消去する役割を果たしているのです。しかも、ここが重要なところですが、活性酸素が少なくなるとエストロゲンの作用もなくなるような仕組みになっているので、活性酸素を全部なくしてしまうことはしません。つまり活性酸素を少なくして、しかも完全になくしてしまうことはないという「調節機構」がそなわっているのです。活性酸素は全部なくしてしまったほうがいいと思うかもしれませんが、じつはそれは大きな間違いです。少量の活性酸素を残しておくことで、活性酸素を消したり、発生しなくしたりするようにして、活性酸素の害に対抗する「対抗手段」がはたらきます。活性酸素をまったくなくしてしまうと、活性酸素に対抗するシステムが弱くなって、かえって活性酸素の害を受けやすくなってしまうのです。女性ホルモンはこのバランスをうまく保ってくれます。老化の最大の原因である活性酸素に対して調節機能が備わっているかどうか-その仕組みの有無が男女で7歳もの平均年齢の差となってあらわれているのです。

・この加齢臭、具体的にその正体をお伝えすると、ノネナールという物質の臭いです。どのような成分かというと、過酸化脂質が分解したものになります。過酸化脂質とは、脂肪が過度に酸化した状態のものをいい、活性酸素が脂質に作用することから生じるものです。私たちの研究でも、過酸化脂質の量を計って活性酸素の発生量を推定しているほど活性酸素とは密接につながっています。古くなった油からもノネナールは発生するのですが、私たちの体からも酸化した古い油に似た臭いが出ていると言わなければなりません。さらに不潔にしていると皮膚に常在している細菌の作用によって、臭いはより強くなります。皮膚に常在している細菌の種類はさまざまで、個人個人が少しずつ異なる細菌を持っていますので、微妙に臭いも違ってきます。また加齢臭の強さはいつも同じとは限りません。体調が悪いときは活性酸素が多く発生するので、その分だけ臭いにも反映されます。つまり、体調のよし悪しによっても臭いは変わります。もし、いつもよりも「臭う」なら、体調が悪いときと言えます。「臭い」はその人の活性酸素の状態、ひいては健康状態を意外にも正確に反映してくれる、身近な仕組みでもあるのです。加齢臭を抑えるためには今のところ、活性酸素を出さない、もしくは減らす生活をするしかありません。

・食事をすると消化酵素が胃や腸に大量に分泌されます。胃からは1日で1.5~2.5リットル、膵臓から約1リットル、腸からは1.5~3リットルの消化液が分泌されます。消化酵素をつくるにもエネルギーが必要ですが、それは消化液を分泌する細胞に蓄えておきます。それよりも大変なのは、一度にたくさん食べたときです。食物が胃や腸に到達すると、急いで消化液を分泌することになりますが、消化管のミトコンドリアにしてみれば、50mを全力で走りきるほどのエネルギーをすぐに供給しなければいけません。それほど、この分泌には非常に多くのエネルギーが必要になります。急激な運動は活性酸素を生みますが、消化管でも同じことが起きてしまいまs。つまり、最初からたくさん食べてしまうと、それだけ急速にエネルギーを必要とし、活性酸素が発生してしまうということです。運動も食事も同じです。運動はゆっくりとスタートすることで活性酸素を抑えることができますが、食事もおなかが空いたからといって早食いをするのではなく、ゆっくり食べることで、活性酸素の発生を少なくすることができるのです。食事は、ゆっくりとあわてずに食べること。その心のゆとりが「老いる仕組み」から私たちを遠ざけてくれるのです。

・運動によるストレスにはプラス面も大きいのですが、心理的ストレスによる臨戦態勢にはメリットはほとんどありません。さらに悪いことに、心理的ストレスは活性酸素を発生させるだけでなく、免疫機能も低下させてしまうという特徴があります。そのため、多くの病気の引き金になっているのです。少しのストレスは人間にとって必要な要因なのかもしれませんが、長期にわたる肉体的ストレスを解消するには休息しかありません。プロローグでは「休んでばかりいてはダメ」とハッパをかけましたが、ストレスが長期にかかっているときは、話は別です。心理的ストレスの解消には休息が一番です。好きなことをしてリラックスすることが大切だと思います。少なくとも「老いの仕組み」から離れるためには、急いでばかりいない「ゆったりとした生活」がいいことは確かです。

・ミトコンドリアは、「エネルギーをつくる工場」だとお話ししました。でも、ミトコンドリアでつくられているのは、正確に言うとエネルギーそのものではなく、「ATP」と呼ばれるエネルギーを放出する物質です。これは、私たちの身近なものでたとえるなら、花火の火薬のようなものです。火薬は、それ自体はエネルギーではありませんが、点火して大きなエネルギーを出すことができます。「ATP」の正式名称は、「アデノシン三リン酸」といいます。ミトコンドリアでは、私たちが日々の食事から取り込んだ食べ物と、呼吸によって取り込んだ酸素を使ってATPという物質を合成しているのです。ATPからは決まった量のエネルギーが得られるうえ、体の中で必要とされるあらゆるエネルギーと交換することができるので、ATPは「エネルギー通貨」とも呼ばれています。何をするにも必要で、どんなものとも交換できる-そんなお金ととてもよく似たATPですが、ひとつだけ、お金とは大きく違った特徴があります。それは、お金は貯めておいて必要なときに使うことができますが、ATPは蓄えておくことができないということです。各々の細胞の中のミトコンドリアでつくられたATPは、その細胞の中だけで使われます。そのため、筋肉や神経などエネルギーをたくさん必要とする場所では、ミトコンドリアも多く、ATPもたくさんつくられています。そうでなければその場所で必要なエネルギーを供給できません。ATPはつくられてからわずか1分ほどで消費されてしまうため、私たちの体では、生きている限り24時間休みなくATPがつくられつづけます。そして、そのATPが、絶えず使われつづけることで体の機能は止まることがなく、命が保たれているのです。

・ミトコンドリアでATPをつくるには、たいへん多くのステップが必要です。そのすべてを一言で説明するのはとても難しいことですが、そのひとつひとつのステップはどれもノーベル賞に値するほど重要なものばかりです。実際、ミトコンドリアの中でどのようにしてATPをつくり出しているかという研究では、7回、合計で9人のノーベル賞受賞者を出しているほどなのです。その中でも、誰もが想像さえしていなかったことは、ミトコンドリアにはいったん、栄養素のエネルギーが「電気」として蓄えられ、その電気エネルギーを使ってATPをつくり出すということです。このミトコンドリアの電気エネルギーに関する研究では、同じ分野の研究であるにもかかわらず、2回もノーベル賞が与えられました。そのくらい驚くべきことだったのです。

・遺伝的に全く同じと言える一卵性双生児で、運動習慣の違いが老化の進み具合にどのくらい影響を与えるかを調べた調査がありまs。2400組もの双子の運動生活の状態と老化の程度を調べたという大規模な調査でした。すると、週に3時間以上運動する人は、週15分以下しか運動しないもう一方の双子に比べて、老化の進み具合が遅かったのです。その結果、運動は健康によく、老化を遅くす効果があることが実証されたのです。

・メタボの解消・予防を目指すには、ミトコンドリアによる代謝を上げて、内蔵脂肪を減らせばよい-これが健在わかっている唯一の方法です。決して内臓脂肪だけが問題なのではありませんし、内臓脂肪を減らせばいいというのも正確ではありません。ミトコンドリアが生み出すエネルギーと食事の量=「代謝のバランス」といった根本要因を健康な状態に保つことが、「万病のもと」を回避する万全の策なのです。

・脂肪細胞には大きな特徴があります。それは、脂肪が増えたからといって、蓄積される脂肪細胞の数はほとんど変化しないということです。これは大きな特徴です。脂肪細胞の数は一生変化しないわけではありませんが、乳児期と思春期にほとんど決まってしまいます。ですから、乳児期や思春期に栄養過多になってしまうと、その栄養を蓄えようとして、脂肪細胞の数が増えてしまいます。

・国立がんセンターの疫学調査によって、もっとも寿命が長いのはBMO値が25~27の軽度肥満の人だということがわかったのです。しかも、体にいいと考えられていた、やせている人(BMI18.9以下)たちの死亡率は、なんとBMI30以上の肥満の人と同じだったのです。具体的な数値で言うと、身長160cmの人なら、もっとも寿命が長いのは体重64~69kgで、体重48kg以下のやせている人は、体重77kg以上の太りすぎの人と同じぐらい寿命が短くなるということです。やせすぎは重度の肥満と同じぐらい体には悪いのです。国立がんセンターは、この調査結果についてはっきりした理由はわからないとしていますが、やせすぎの人の寿命が短くなるのは、脂肪だけではなく、筋肉の量も極端に少ないことが原因なのではないかと私は考えています。

・ジムに定期的に通っているのであれば、バイク運動やランニング運動をゆっくりと行うのがいいでしょう。ただし、ランニングやバイク運動では息が切れるほどの運動は必要ありません。私たちの体は、あせらずゆっくりとした運動さえすれば、赤筋が発達し、ミトコンドリアが増えるようにできているのです。長く運動が続けられるのは、その人が持つ限界の60%程度の運動量です。運動量の60%と言われてもピンとこない人もいるでしょう。ランニングやバイク運動など、トレーニングの運動量の「ほどよさ」を測る基準がひとつあります。それが「心拍数」です。「ほどよさ」の運動量がわかりにくければ、最大心拍数の60%になるように抑えながら行うとちょうどいい具合になります。

・ミトコンドリアは体の機能を動かすエネルギーをつくる、とても大切な場所です。それだけに、ミトコンドリアを増やすのには1年、少なくとも1ヶ月くらいはかかるのではないかと思われる方が多いようです。ところが、ミトコンドリアの変化は、意外と短時間で起きます。どのくらいかと言うと、ミトコンドリアは1週間もあれば増えてくれるのです。60%の運動量のバイク運動を毎日2時間ほど続ければ、わずか1週間で1.3倍、1ヶ月後には2倍にまでミトコンドリアが増えるという結果もあるくらいです。

・瞬発的な力を鍛えると思われがちな「筋トレ・ウエイトトレーニング」も、やり方を間違えなければ立派な持久力のトレーニングになります。むしろ、一番効率的にミトコンドリアを増やすにいあ、少し強めの力、筋肉の80%くらいの力を出すことです。1分間くらいでいいですから、80%の強さの力を出し、それを1日10回繰り返すだけで、1~2週間もすれば、効率よくミトコンドリアが増えてくれます。赤筋はとにかく長時間運動をすれbあ効果的と誤解してしまうかもしれませんが、ミトコンドリアを増やすには短時間で少し強めの力を出すほうが効果的なのです。

・じつはミトコンドリアは、筋肉の中でも姿勢を保つための筋肉、もっと具体的に言うと、「背筋」と「太ももの筋肉」にたくさん含まれています。ですから、背すじを意識すれば体は健康になり、見た目にも内面的にも自然と若くなるのです。スクワットなどが健康にいいのも、中腰の姿勢になると太股の筋肉が使われるためと言えますし、背すじをのばすことを重視する社交ダンスは、社交やスポーツとしてだけでなく、健康法としても優れているのです。

・マウスには体毛があり、人間には体毛がないので単純に比較するのは難しいのですが、マウスの例を人間にあてはめると、摂氏12度の水の中に10分いるだけでミトコンドリアが増えると考えられます。「12度の水の中に10分も!?」そう思うかもしれませんが、これはあくまで「水の中」というデータです。ちなみに、実際私たちは古くから「体を寒いところに置く習慣」を続けています。その代表的な例が「寒中稽古」です。剣道や柔道などの武芸スポーツでは寒中稽古をよく見かけますが、古い知恵なのでしょう、実践したことがある人であればわかると思いますが、寒中稽古を1週間続けると、体がポカポカしてきます。また、寒中水泳を毎年続けていらっしゃる方もいると思いますが、その水温は初級者でも約12度で、運動後は同じように体がポカポカしてきます。これはミトコンドリアが活発化しているためです。そのまま寒い状態が続けば、体は機能できず死んでしまいますから、一生懸命ミトコンドリアを増やして、エネルギーの量産態勢に入るのです。ですから、「寒いところで運動をする」ことがミトコンドリアを効果的に増やす方法のひとつと言えます。でも、寒いところで運動をするのは少し骨が折れる、という人も多いと思います。そんな人にはもっと手軽な方法もあります。それが「サウナに入った後に水風呂に入ること」です。

・実験の結果、70%にカロリー制限をしサルではしわや白髪が少なく、体毛も抜けていなかったのです。目の輝きも違います。カロリー制限の食事をしていたサルは精悍な顔つきですが、一方で普通のサルはボーッとした感じです。人間ですと若いか年配かは一目見れば誰でもわかります。これはサルでも同じことで、一目見れば若々しいか、老けているかは一目瞭然なのです。さらに、カロリー制限をしたサルでは、生活習慣病や老年病で亡くなる数が3分の1にまで激減したのです。当然、平均寿命もカロリー制限をしたサルのほうが長くなっています。サルは人間ともっとも近い動物ですので、人間も70%のカロリー制限で長寿になると考えられます。

・ここで言う必要な栄養とはミネラル、ビタミン、アミノ酸です。ではどのようなバランスで食事をすればいいのかと言うと、カロリー源としての炭水化物とタンパク質と脂質を「3:1:1」くらいの割合で摂ればいいのです。カロリーを減らすからといって、脂質を完全に除いてはバランスがよくありませんので注意してください。

・動物を用いた最近の研究でも、総カロリー量を減らすというよりも、空腹感を与えるほうが、寿命をのばすことができるという結果が出ています。空腹になると体はもっとエネルギーをつくらなければいけないと認識するため、ミトコンドリアを増やしてエネルギーをつくろうとするのです。一日断食し、その次の日は思う存分食べても、効果があります。

・ミトコンドリアを増やすならば、運動前に食べ物を口にしてはいけません。むしろ、積極的におなかを空かせて運動することでミトコンドリアを増やすことができるのです。

・内臓脂肪をため込んだメタボが生活習慣病を引き起こすのは間違いありませんし、カロリー制限によって、生活習慣病を予防できるのも本当です。一方、やせすぎの人、コレステロールの少ない人の死亡率が高いのも本当です。このふたつの比較は、じつは「病気になりやすい」か「死亡率が高い」かの違いだったのです。そしてその違いは年齢によってはっきりと分かれています。メタボにより糖尿病になる平均年齢は約50歳、一方、やせすぎにより死亡率が高くなるのは、男性で70歳から、女性で75歳-ということなのです。私たちは65歳を境に、血液中のコレステロール濃度が自然に下がってきます。ですから、65歳以下では、食べ過ぎないことで内臓脂肪をため込まないようにし、生活習慣病にかからないようにする必要があります。そして65歳を過ぎたら、無理に食べる必要はありませんが、栄養たっぷりの食事をとって体力をつけ、やえすぎによって筋肉が衰えないようにすべきです。コレステロール濃度が下がると免疫機能が低下して、がん、脳血管疾患、呼吸器疾患の死亡率がいずれも高くなってしまうのです。

・食事と生活の質について、大変興味深いことがわかりました。血液中のカロテンの量が多い高齢者は生活の質が高い、つまり介護なしで元気に生活ができていたのです。血液中のカロテン量の多い人は、カロテンを多く食べている傾向があるので、カロテンをたくさん食べるほど老化の割合が少なく、元気に暮らしているという証明がなされたのです。カロテンはにんじんや赤ピーマンの色のもとにもなっている抗酸化物質です。ちなみに抗酸化物質とは、活性酸素を減らし、遺伝子を守ってくれる物質を総称した言葉で、ミトコンドリアを活性化させる役割もあります。ビタミンをはじめ、トマトに含まれるリコピン、鮭のピンク色のもととなっているアスタキサンチンなども同じ抗酸化物質です。なぜ野菜や果物が体にいいのかというと、植物には多くの抗酸化物質が含まれているからなのです。

・同じようにほかの抗酸化ビタミンもサプリメントで摂りすぎると、がんになりやすいなどの弊害が出ることがわかってきましたので、摂りすぎには気をつけてほしいと思います。以前まで、ビタミンCはいくら摂っても害はないあと信じられていたので、これ以上摂取すると体にyくないという上限値は定められていなかったのですが、現在は、一日1グラムを上限値として定めています。一日1グラム以上摂ると体に害があるかもしれないという基準です。風邪をひいたときなど、免疫機能を上げなくてはならないときは、ビタミンCをたくさん摂る必要はあります。しかし、必要以上に摂れば、ビタミンCでも害が生じてしまうのです。

・もっとも重要なことは、普段の生活をどのような気持ちで送るかということなのです。活性酸素が生まれる場面をひとつひとつ読み返してみれば、あることに気がつきます。
 ○活性酸素がつくられるのは、ストレスが多いとき
 ○活性酸素がつくられるのは、エネルギーが急に必要となったとき
 ○活性酸素がつくられるのは、急に酸素が入ってきたとき
 ○活性酸素がつくられるのは、早食いのとき
 おわかりでしょうか。急な変化を生んだとき、また、心に余裕がないときに活性酸素は生じてしまうのです。そうではなく、ゆっくりとしたときこそ、豊富なエネルギーをつくるように私たちの体はできています。「ゆっくり」「ゆったり」とした生活が、活性酸素を少なくし、ミトコンドリアを増やすのです。ただし「ゆっくり」という言葉に甘えてなにもしなければ、活性酸素の発生は抑えられるかもしれませんが、ミトコンドリアを増やすことはできません。ミトコンドリアを増やすには、「エネルギーが必要だ」と感じさせることです。それは、「心のエネルギー枯渇状態」をつくればいい、ということです。人生を楽しんでいる人はエネルギーがあるから若く見える・・・ように感じますが、じつはそうではありません。人生を楽しむことによって、心に「エネルギーが足りない」と感じさせるからこそ、体がエネルギーをつくろうとし、その結果、若くなるのです。つまり好奇心をもって、とにかく人生を楽しんでみる。その姿勢を忘れないでほしいと思います。本書の最後の総仕上げとして、焦らず急がず、ゆっくりとした生活を送ること、そして、心に「エネルギーの必要性」を訴えかけるべく、もっと人生に「欲張り」になって生きることを実践してほしいと思います。




<目次>

プロローグ
第1章 健康で長寿の人ほど「体内」が若い
 なぜ「鶴は千年、亀は万年」なのか
 マラソン選手の体は限りなく「鳥」に近い
 「ファイト一発!」は仕事の後で役に立つ
 食用油は「中鎖脂肪酸入り」を使いなさい
 人間の寿命は、はるか昔から120歳と決まっている
 元ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリが受けた誤解とは
 老いは「体を休めた人」からやってくる
 お酒に強くなった人は「食道がん」に気をつけなさい
 ミトコンドリアは「認知症」も予防する
 「がん」の原因と「老化」の原因はまったく同じ
 最後の防衛本能「アポトーシス」のはたらきとは
 男性の大厄は、科学的にも「42歳」である
第2章 「老いる仕組み」と「若返る仕組み」
 浦島太郎は「おじいさん」ではなく、「病人」になっていた!
 私たちの遺伝子は「1日に10万カ所」も傷ついている
 人間は生まれつき老化しないようにできている!
 地獄の沙汰も金次第、体のことはエネルギー次第
 なぜ女性は男性よりも長生きするのか
 「加齢臭」は健康状態を知らせるサインである
 正座をした後、すぐに立ち上がってはいけない
 なぜ脳梗塞は2時間以内の治療が必要なのか
 早食いは「老いる仕組み」への第一歩と心得よ
 ストレスが活性酸素を発生させる
 香さんが告白したバセドウ病の症状とは
 エネルギーとは「貯金のできないお金」である
 90歳からでも基礎代謝を増やすことはできる!
 体にとって食べ物は「電気の素」である
 「運動をすると短命になる」というウワサは本当か?
 呼吸で取り込んだ酸素は、1~2%が活性酸素となる
 マイルド・カップリングが活性酸素の発生を防止する
 ミトコンドリアの「量」が「質」をつくり出す
第3章 メタボはエネルギー代謝の病気である
 内蔵脂肪を減らす「唯一の方法」とは
 「やせ体質」か「太め体質」かは、思春期までに決まっている
 なぜ三谷幸喜さんは徹夜仕事で「げっそり太る」のか
 メタボは体によくないが、「やせすぎ」はもっと悪い
 脂肪細胞はやせている人の味方をする
 食事は30分以上を目安に食べなさい
 満腹ホルモンも、体内時計で動き出す!
 糖尿病も「ミトコンドリアの不調」からはじまる
第4章 ミトコンドリアを増やす運動習慣
 まずは「マグロトレーニング」をはじめなさい
 最大心拍数は60%がちょうどいい
 「筋肉痛にならない」は、体が衰えきった証拠である
 「短時間」で効果を出す有酸素運動とは
 「社交ダンス」に隠された超健康法の秘訣とは
 古来より伝わる動きほど健康にいい
 「不自然な姿勢」を習慣化すれば若くなる
 確実にやせて、確実にリバウンドのない方法とは
 高齢になったら、ちゃんと「少量の活性酸素」を出しなさい
 サウナに入った後は、水風呂に入りなさい
第5章 おなかを空かせて若くなる
 不老長寿の極意は「摂らないこと」にある
 長寿の研究は、「パン酵母」からはじまった
 寿命をのばす「長寿遺伝子」とは
 サルもひと目見れば「若い」か「年配」かがわかる
 栄養バランスは「3:1:1」で摂りなさい
 「週末断食」が眠っていたミトコンドリアを呼び覚ます
 運動はおなかを空かせてはじめなさい
 「やせないこと」と「空腹になること」はどう使い分けるのか
 緑・赤・黄色の野菜を食べなさい
 ビタミンCの摂りすぎはがんになる!?
 「生殖能力」を招くカロリー制限の危険とは
 もっとも理想的な食生活は「感謝」によってつくられる
 ミトコンドリアは「ゆっくり」の先にあらわれる
エピローグ


面白かった本まとめ(2011年下半期)

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ブラッカウズ(恵比寿)でハンガーガー等を堪能しました!

2012年03月14日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

ZAGATお値打ちレストラン22位のブラッカウズでハンバーガー等を楽しみました!

食べログでもTOP5000に選ばれていますね!

場所は、JR恵比寿駅西口から北へ約徒歩7分のところにあります。

店頭には、おおきく「BLACOWS」の看板があり、目立ちますね。

バイクも並べられていてテイクアウトもできます。

1img_0622
↑店構え

店内は、清潔で綺麗で高級感がありますね。
さすが恵比寿です。

2img_0635
↑店内

さっそく、メニューを見て注文します。

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↑ハンバーガーメニュー

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↑トッピングメニュー

ハンバーガー1300円に、どうしてもトマトを食べたかったので100円でトマトをトッピングで追加します。

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↑アラカルトメニュー

アラカルトからは、グリーンサラダスモール550円を、飲み物はオレンジジュース380円を注文しました。

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↑グリーンサラダとオレンジジュース

 さっそく、グリーンサラダとオレンジジュースが運ばれますが、ベビーリーフ・ルッコラ・クレソン・ブロッコリー・アスパラがふんだんにあり、結構ボリュームがあります。プチトマトもあり嬉しいです。新鮮野菜が健康的で嬉しいですね!ドレッシングはビネグレットです。

そして、ハンガーバーの登場です!

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↑トマトハンバーガーとピクルス、ポテト

 かなりボリュームがあり、テーブルに置いてある紙の中に包んで、トマトケチャップとマスタードを付けてほおばって食べます!
美味い!!
このソースが堪りませんね!
バンズは、「MAISON KAYSER」とのコラボレーションで生まれたオリジナルで、お肉は黒毛和牛100%、自家製のフレッシュ野菜をふんだんにつかったトマトベースのBBQソースに、自家製タルタルソースが入っているようです。
美味しいハンバーガーを堪能しました!

ブラッカウズは、雰囲気良いお店で、美味しいハンバーガーを食べれて、とてもオススメです!!

ブラッカウズ
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関連ランキング:ハンバーガー | 代官山駅恵比寿駅中目黒駅



美味しかったものまとめ(2011年下半期)

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Jリーグ開幕戦(2012/3/10等々力陸上競技場)で川崎フロンターレ応援を楽しんできました!

2012年03月12日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 以前このブログで紹介した「僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ」という本を読んで、ぜひ日本サッカーJリーグの川崎フロンターレを応援したいと思い、等々力陸上競技場で2012年3月10日(土)に開催されたJリーグ開幕戦の川崎フロンターレvsアルビレックス新潟を試合観戦してきました!

 17時試合開始だったのですが、初めてということもあり、早めの15時頃に到着しました。
 JR南武線の武蔵中原駅から徒歩約15分の場所に川崎フロンターレのホームである等々力陸上競技場があります。
 JR南武線の武蔵小杉駅などからは直通バスが運行しているようです。

  競技場の近くでは、いろんな屋台が出ていました。
 特に気になったのは、大相撲の春日山部屋の川崎ちゃんこ400円で、さっそく食べてみましたね。
 この日は寒かったので、温かいちゃんこがうれしいです!
 塩味スープで、うどんが入っていました!
 行列ができていましたね。美味しいです!オススメです!

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↑春日山部屋の川崎ちゃんこ

 それから、キッチンブラジルのソーセージ300円も美味しそうで、いただきました!
粉をまぶすのがめずらしいです。そのほか1300円の巨大ホットドッグも魅力的でしたね。
 席に着いてソーセージを頂いたのですが、買ってすぐに食べるべきでしたね!
 これは温かいうちに食べた方が良いです。

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↑キッチンブラジル

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↑ソーセージ

 それから、創業明治42年の川崎堂本というせんべい屋があり、久助400円というおせんべいの詰め合わせを買いました。
これが美味しい!試合中にバクバク食べてしまいました・・・。
 さすが、老舗で川崎でも有名なんですかね。

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↑川崎堂本

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↑久助など

それから、15時ころ競技場入口に寄ってみると、すでに応援団が、フロンターレの応援歌を絶叫していました!
 すごい熱気だなぁと思っていると、選手たちが乗ったバスがやって来ました。選手たちを待っていたんですね。

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↑競技場前での応援

そして、競技場に入ります。
 マクドナルドの割引券や、バナナ2本などをもらいました。
このバナナは嬉しかったですね!
Doleが協賛しているので、一人2本もらえます。
かなり立派なバナナで美味しくいただきました。

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↑もらったDoleのバナナ


 なお、入場チケットは、ホーム・Aゾーンというチケットを前日にセブンイレブンで購入しました。大人2200円、小人800円です。当日券だと大人2500円、小人1000円のですね。
 また、後援会会員になると、このホーム・Aゾーンが大人1800円、小人500円になるようです。
後援会会員の場合はローソンで買わなければいけないようです。
 ちなみに、この後援会年会費は大人3000円・小人500円で、大人の場合は2枚(小人は1枚)のホーム・Aゾーンチケットが付くのでかなりお得です。
この日は入会金500円無料最終日のキャンペーンをやっていたので、後援会会員になってみました・・・。
 これから会報も送られるようで、楽しみです。そのほか、会員限定イベント参加、シーズンチケット購入、フロンターレグッズ割引、優先入場などの特典があるようです。

 ホーム・Aゾーンは、1階席と2階席があるのですが、2階席が見やすそうなので、2階に行きました。
 すでにかなり席が埋まっていて焦りましたが、なんとか席を確保できました。
 席の横には、水色や黒色のビニールが丸めて筒状に置いてあり、これは席取りで置いてあるのかと当初勘違いしましたが、これは後で試合開始前のイベントで使用するもので、あらかじめ主催者が置いたものです。
 従って、初めて訪れた方は、席の横にある水色や黒色の筒状のビニールは気にせずに、ぜひ席取りをしてください!

 2階席からは、グラウンドの緑色の芝生がきれいに見えましたね!
この日は入場者が18,900人ほどあったようで、ほぼ満席でしたね。

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↑等々力競技場

それから、川崎フロンターレのフロン太くんや陸前高田市のマスコットが現れていました。
川崎フロンターレは東日本大震災にあった陸前高田市に寄付をしたりしたようで、この日は陸前高田市と中継したり、その陸前高田市から応援してくれていたようです。

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↑マスコット

それから、お笑いの「あかつ」も、応援に駆けつけていましたね。
寒い中、まわしをつけて競技場内を笑顔で歩いていました!

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↑お笑いの「あかつ」

それから、選手の紹介などがありましたね。
私はあまりJリーグは詳しくないのですが、あらかじめ詳しい方に聞いた情報によると、川崎フロンターレには日本代表の中村憲剛選手が有名なようです。
あと、以前ワールドカップで活躍した稲本潤一選手もいました!

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↑選手紹介での中村憲剛選手

そして、始球式があったのですが、なんと元プロ野球選手の桑田真澄さんが出てきたのには、驚きました!
見事、なんとか^_^;)ゴールを決めました!

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↑始球式の桑田真澄選手

それから、座席横にある青色や黒色のビニールシートを、手で持つイベントが始まりました。
競技場を見渡すと、かなりきれいです!
1階席ではドラえもんの絵などが出てきたのには驚きましたね!
もうすぐ映画が始まることから、そのプロモーションのようです。

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↑ドラえもんの絵

そして、いよいよ17時から試合開始です!
1階席の応援団は、かなり盛り上がっています!
水色のユニフォームを着て、ジャンプしながらの応援はかなり目立ちますね!
フ・ロ・ン・ターレ!
と太鼓などに合わせて大声で絶叫しています!
かなり楽しそうです!
新潟アルビレックスのチームも負けずに大声で応援しています。

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↑川崎フロンターレ側1階席の応援団

そして、開始早々、約10分で、コーナーキックから見事ゴールを川崎フロンターレが決めます!
これは盛り上がります!
周りは狂喜乱舞でしたね!

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↑川崎フロンターレのゴール

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↑サッカーの試合中

何度か危ないシーンがありましたが、結局そのまま1:0で川崎フロンターレが新潟アルビレックスに勝利しました!
ホームで川崎フロンターレが勝って良かったですね!

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↑1:0で川崎フロンターレの勝利

 想像以上に、サッカーJリーグの応援は盛り上がり、楽しむことができました。
せっかく後援会会員にもなったことだし、これからも応援に行ってみたいと思います!

サッカーJリーグの応援は、とてもオススメです!

あぁぁ頭の中で「フ・ロ・ン・ターレ」の応援歌がずっとリフレインする・・・^_^)

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「カヨ子ばあちゃん73の言葉(久保田カヨ子)」という本はオススメ!

2012年03月09日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「カヨ子ばあちゃん73の言葉(久保田カヨ子)」の購入はコチラ

 「カヨ子ばあちゃん73の言葉」という本は、脳科学の成果を取り入れた育児法などでテレビにもよく出ているカヨ子ばあちゃんが、0歳からの育児にぜひ心がけてほしい73の項目について紹介したものです。

 どれもほぼ納得できる前向きな育児法ですので、育児をしている方にはとてもオススメです!

 また、巻末には子どもの”野菜嫌い”に悩むお母さんたちに向けて、大人も子ども喜んで食べられる野菜レシピ14品も収録されています。

とてもオススメな本です!

以下はこの本のポイントなどです。

・そして、子育てでイライラし、帰宅した夫に「もっと早く帰ってきて、子どもをお風呂にでも入れてよ!いつもいつも私ばっかり」と不満をぶつける。私に言わせたら、「なんともったいないことを!」です。今後の日本の将来を担う子どもを育てることは、何よりも大切な”社会活動”。それに、泣いたり笑ったり、お母さんの働きかけの一つひとつに素直に反応して、日々成長していく赤ちゃんを育てるのは、とてもやりがいのある仕事です。その子の将来が、お母さんの手のかけ方で違ってくるのですから。これは自分の代わりはいくらでもいるという、会社の一歯車として働く以上の喜びです。私の夫も研究ひとすじでしたが、「こんな面白いもん、ダンナなんかに取られてたまるか!子育ては女の特権だ」と思っていました。”好いた男”の子じゃない、”自分の”子だ、と開き直ってみてはどうでしょうか。

・3歳まで暗闇で育てられた赤ちゃんは、その後、光を与えても視力を100%回復させることはできません。赤ちゃんの目は、適切な時期にいろんなものを見せることで見えるようになります。耳も同じ。いろんな音を聞かせることで聞こえるようになります。言葉についても、周囲の人がたくさん話しかけることで、覚えていくのです。よく「でも、いったい何を話したらいいのかわかりません」と質問されますが、何でもいいのです。「昨日はステーキを食べたから、お母さんのオッパイ、上等な味がしない?」「さあ、おむつ替えて、気持ちよくなろうねー」「今日はいいお天気だから、選択終わったらお散歩に行こうねー」など、心のなかで思っていることをただ口に出せばいいのです。

・生まれて間もない赤ちゃんは、まだ目がよく見えません。なるべく赤ちゃんの顔に近づいて、目線を合わせて話しかけましょう。この「目線を合わせて話しかける」というのは、言葉だけではなく、お母さんやお父さんがどういう表情で言っているのかを伝えるために、とても重要なのです。赤ちゃんは、最初は言葉がわからなくても、お母さんやお父さんが笑っているのか怒っているのか泣いているのかを見て、話していることを感じます。お座りができるようになればその目線の高さに、ハイハイや立ち上がることができるようになればその高さに目線を合わせて話しかけてください。

・どこか身体に不調があって泣いているのでなければ、放っておいてかまいません。大声で号泣できるのは、しっかりと呼吸している証拠です。泣くことで肺の機能も強くなります。むしろ、1日1回は大泣きさせなさい。

・脳の指令塔”前頭前野”が、どの指を使ってどのくらいの力をいつ出すか、という指令を出すと、それが脳の運動野というところに伝わり、そこから手や指へその情報が伝達されて、手が動くようになっています。何かをつかもうとしたときだけでも、脳内ではこのような情報のやりとりが瞬時に行われているというわけです。ですから0歳のときから、「にぎる、つかむ、ひねる、つまむ」といった手や指の運動を、くりかえしやらせてほしいのです。手先を器用に動かす訓練をすることで、集中力も高まります。

・家庭にいる場合は、そうそう無理に午後9時前に寝かせなくてもよろしい。仕事で疲れて帰ってきたお父さんだって、無邪気な子どもと少しは遊びたいでしょう。子どもだってそうです。午後9時に帰宅したお父さんと、1時間か2時間おしゃべりしたり、お風呂に入ったりして、午後11時にお母さんと一緒に寝たらよろしい。自然な寝つきと自然な寝起きが健康な子どもをつくるのです。

・たとえば、それまで母乳しか飲んでいなかった赤ちゃんが、離乳食を食べ始めたときは、集中してもっともっと食べようとします。このとき、お母さんは声をかけたり、口元についたものをふき取ったりして邪魔をしてはいけません。変な横やりを入れずに見守っていればいいのです。遊びでもそうです。その子が夢中になるものが見つかり、目を輝かせて遊び始めたら、それはその子が”ぐんぐん成長している瞬間”です。多少服が汚れようと、気にせず遊ばせてあげましょう。子どものやりたい気持ちをうまく利用して、発達を促すのです。

・赤ちゃんの頃は、授乳やおむつ替えなど煩雑なことが多いので、その間は細かいことによく気がつくお母さんに任せておけばいいのです。でも、もう少し大きくなると、お父さんの出番。たとえば、ボールを投げて、それがどこに落ちてくるかを予測して取るというようなことは、お父さんが教えたほうがいい。古風といわれるかもしれませんが、男の子には男の子らしい価値観を、女の子には女の子らしい価値観を、それぞれの親が教えたほうがいいと思うのです。

・子どもに何かさせたいときは、親が同じ方向を向いて見本を見せることが大切です。たとえば、鉛筆やお箸を持つ、といったときも、親が子どもと向き合ってやってみせるのではなく、子どもの後ろに親が座り、同じ方向を向いて持って見せないと、同じようにマネすることができません。

・いろいろ見せる、聞かせる、触れさせる、味わわせることで、赤ちゃんの脳は発達していくわけですが、同様に”匂い”についても、できるだけ多くの匂いをかがせてほしいと思います。せっかく人間に生まれながらに備わっている嗅覚です。使えるものは何でも使えるようにしとこう、というのが私の流儀です。

・赤ちゃんにはできるだけ、いろんな景色を見せて、さまざまな音を聞かせて、刺激をたくさん与えてあげていただきたいのです。デパートや商店街、公園などには、ふだん家のなかでは見られないものがいっぱいあります。赤ちゃんはキョロキョロと目を動かし、興味津々で見入り、疲れない限り、グズることはないはずです。まだ話すことができない赤ちゃんでも、お母さんのほうは外でも積極的に話しかけてください。見たまま聞いたままのことを話せばいいのです。デパートなら、「いっぱい靴があるね、お母さんに合うのはどの靴かしら」。公園なら、「小鳥が鳴いてるね」など。赤ちゃんが直接触れることのできる砂場や水遊び場は、皮膚感覚を鍛える絶好のチャンスです。汚れることなど気にせず、思いっきり遊ばせましょう。

・何でも「いけません」と言う親がいますが、私は「よほど危険なことでない限り、逆に何でもやらせてみてください」と言います。いろんな刺激を受けることで、脳は発達します。たとえば、紙を破る面白さを見つけた子どもには、破られてもいい新聞などを与えて破らせましょう。「破る」「引き裂く」「ちぎる」は、手や指の動かし方や力の入れ具合のいいトレーニングになります。

・「失敗も経験のうち」というのは確かにありますが、それは3歳をすぎてからのこと。無用な失敗経験を3歳までの子どもにさせないようにしたいものです。それよりも、うれしいこと、楽しいことをたくさん経験させて、基礎をしっかりと固めておくほうが重要です。そうすることで、3歳以降、失敗を前向きに受け止める下地ができるのです。そのために、遊びや着替え、お手伝いでも、9割はお母さんが準備しておきます。そして、最後の1割を子どもにやらせます。最初からハードルの高いようなことはさせません。少し簡単すぎるようなことでいいのです。

・子どもにはできるだけ、”本物”に触れさせましょう。たてば、リンゴなら、写真で見せるより本物のリンゴを見せてさわらせてあげてください。写真ではわからない匂いや手触り、質感まで実際に感じさせてあげましょう。ゾウやキリンも、図鑑で見るだけでなく、動物園で実物を見せます。その存在感や動きを身体で感じることで、「ゾウ」や「キリン」だと認識します。音楽もCDだけではなく、できるだけ演奏会に連れていって聴かせましょう。CDでは伝わらない、音の振動を感じるはずです。

・一つの料理がテーブルに並ぶまでには、いろんな工程が必要で、お母さんが手間ひまかけてつくっていることがわかれば、「食べてあげよう」という気になるものです。見学させるだけでもいいので、ぜひ食事つくりに子どもを参加させてください

・外は車や自転車など危険がいっぱいです。靴をはいて外を歩くようになれば、何よりも「止まれ!」と言ったら止まれることが自分の命を守ることにもつながります。「止まれ!」を教えるには、まず家の中でボールを置いて、そこまで歩き、ボールを取らせるとか、お母さんのいるところまで歩かせるといった”目的地に着いたら止まる”練習をします。それができるようになれば、先のほうに目標を置いておき、その手前で「止まれ!」とか「ストップ!」とお母さんが声がけし、それに合わせて止まる練習をします。音楽をかけて歩かせ、音楽が止まると「ストップ!」と言って止まるのでもいいですね。外出の際の危険防止にとても重要な動きですので、何度もくりかえし、真剣に取り組んでください。きちんと止まれたら、ほめてあげましょう。

・お母さんは、毎日トイレ掃除から食事、おむつの世話まで、すべてやっています。それなのに、たまにしかいないお父さんが怒って、子どもがそれを素直に聞いていたら、お母さんとしてはおもしろくないに決まっています。お母さんが「私がどれだけ言っても聞いてくれないから、お父さん言ってちょうだい」と言ってからでないと、お父さんは怒ってはいけません。お父さんが、お母さんに促されたときにだけ叱ることで、子どもは家庭におけるお母さんとお父さんの関係性を知り、言うことを聞くようになるのです。

・嫁と姑の板ばさみになったとき、自分を育ててくれた母親を擁護したい気持ちはわからないでもありません。それでも、嫁姑のいざこざには、夫はあえて嫁の側に立ってやってください。育児中の嫁に解決策を求めるのは、酷とおいうものです。そうして、母親と二人になったときに「おふくろ、ごめんな。俺からまた言っておくから」と母の機嫌を取っておけばいいのです。嫁は「姑を上手に利用しよう」、姑は「人生経験が長い分、妥協せよ」、そして夫は「嫁をフォローしろ」と言いたい。

・子育ては何度でもやり直しがききます。今日、本書に書いてあることと反することをしてしまっても、また明日から気をつければいいのです。日々のちょっとした「まずかったかな」ということはるかもしれませんが、子育てに失敗など、絶対にないのです。子育てが失敗だったなんて言うと、自分の子どもが失敗昨みたいになってしまいます。子どもは大人が思っている以上に親のことを見ています。ネガティブな気持ちは極力なくし、前向きに楽しく子育てしていただきたいと思います。

・「いない、いない、ばあ」は、赤ちゃんの記憶力を鍛えるトレーニングとして、とても有効です。「いない、いない~」と言っている間、そこにお母さんの顔があったことを覚えておく(短期記憶=ワーキングメモリー)わけですから、おもちゃを隠す、お母さんがカーテンに隠れるなど、いろんなバージョンを楽しんでみてください。子どもがしゃべれるようになったら、「あれ、今日の朝ごはん、何だったっけ?」とか、「昨日の夜、読んだ本は何だったかなあ?」と、わざと忘れたフリをして尋ねるのもいいですね。どんどん子供の記憶力を試してみましょう。

・もし、お子さんが車のタイヤを黄色で描いたら、あなたならなんと言いますか?「車のタイヤが黄色いわけないでしょう」でしょうか?私ならこう言います。「あら素敵だねえ。自転車のタイヤはカラフルな色があるから、自動車もきっともっとカラフルになるね~!」と。子どもは無限の可能性を持って生まれてきます。黄色のタイヤが描けるなんてすばらしいことではありませんか。そのような感性は多くの人の場合、大人に近づくにつれて、残念ながら自然となくなっていくものです。せめて想像力豊かな3歳くらいまでは、自由でのびやかな発想を静かに見守ってあげてほしいと思います。

・歩き始めてか3歳ぐらいの間に、何でも「ぼく(わたし)がやる!」とやりたがる時期があります。親からすると、「ちょっとまだ難しいのでは?」ということでも、「やりたい」と言います。私は危険がないものは、積極的にやらせました。そして、少しでも成功すると、大げさにほめました。「すごいねえ、お母さんでもここまではできないよ」と。そして案の定、失敗したものについては、「もっとここをこういうふうにするとできたんじゃないかな。次はがんばろうね」と客観的に教え、励ましました。こういうときは、ほめるばかりではなく、誠実な批判も大切です。子どものやりたい気持ちを抑えつけては、不満が募っていくだけです。危険がないよう工夫して、やらせるようにしましょう。

・父親がいないときに私は、「パパが今日も遅くまで仕事をしてくれているおかげで、ご飯を食べたりお洋服を買ったりできるのよー」といったことを、事あるごとに子どもに教えていました。不在がちでも、”お父さん”は家族の一員で大黒柱なのです。そのことを子どもに言わないから、子どもが父親になつかないようになってしまうのです。私は、子どもが朝寝坊できる幼稚園や小学校にあがる前は、夫がどんなに遅く帰っても、子どもが起きているときは玄関で、「おかえりなさい」を言わせていました。家族のために働いているお父さんを、絶対ないがしろにしてはいけません。

・私は一人目の赤ちゃんが生まれた、と聞いても「あ、そう。おめでとう」と言うだけですが、二人目の赤ちゃんが生まれたときにはお祝いを持って、できるだけ行くようにしています。”赤ちゃん誕生祝い”ではなく、”お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったお祝い”です。折り紙や絵を描く道具など一人で遊べるものを選んで、「おめでとう、お兄ちゃん(お姉ちゃん)」と渡します。

・小学校に行くようになり、自分から「これを習いたい」と言い出した場合は別です。でも、未就学児については、できれば親がよく知っていること、親ができることを習わせるほうがいいと思います。親も一緒にできますし、子どもにいいサジェスチョンをしてやることができます。そうして親の尊厳を見せるわけです。「お母(父)さんみたいに、上手にできるようになりたいな」と思わせるような習いごとを選びましょう。

・ですから、子どもに習いごとをさせる経済的余裕はありませんでした。でも、そんなことは親の努力次第でなんとでもなるものです。夫の留学に同行して外国生活を体験させたり、国内でも動物園や植物園などいろんなところに連れていき、実物を見せて絵を描かせたりしました。リンゴを切り分けながら分数の概念を教える、時刻表を見ながら目的地までの到着時間の見当をつける、食事をつくりながら段取りを教えるなど、自宅で親が教えられることは山ほどあります。習いごとをさせてやれないことを悲観する必要はまったくないのです。


<目次>
はじめに
 1 子育てほど面白いもんはない!これぞ女の特権や
 2 ”らくして子育て”をどんどん取り入れるべし
 3 お母さんの声がけだけで、赤ちゃんの脳はどんどん発達する
 4 夫婦ゲンカは”笑顔で”しよう
 5 お母さんがおおらかでいれば、表情豊かな子に育つ
 6 「いない、いない、ばあ」の数くらい、自分で決めい!
 7 赤ちゃんを大事にしすぎちゃ、アカン
 8 便利だからと、何でも市販品を利用しない
 9 「目線を合わせて話しかける」と新たな発見がある
10 育児は「お母さん」、家事は「おばあちゃん」、お金は「ひいおばあちゃん」
11 1日1回は、大泣きさせなさい
12 0歳から共働きで働くお母さん、お父さんへ
13 「にぎる、つかむ、ひねる、つまむ」は0歳から
14 イライラとうまくつき合えば、お母さん自身が成長する
15 感情をコントロールしながら、叱る術を見つける
16 なぜ、わざわざ離乳食をつくるんですか?
17 6ヶ月で卒乳させると、あとがらくになるんよ
18 離乳食は「アウン、アウン、ゴックン、アーン」
19 夜9時前に寝かせなくてもよろしい
20 ”ぐんぐん伸びる瞬間”に声をかけたらアカン
21 お母さんとお父さんには、しっかりした役割がある
22 遊んで「あげる」やない!「子どもに遊んでもらう」んや
23 「抱っこ」よりも「おんぶ」がいい理由
24 ”泣き落とし”に屈しちゃ、アカン
25 ”匂い”の感覚を覚えさせるコツ
26 テレビは好きな番組だけ見せる
26 テレビは好きな番組だけ見せる
27 スプーン一つで、脳がぐんぐん発達する
28 どんどん外に出かけよう
29 ”かむ力”は、スルメやリンゴで鍛える
30 「やってはいけません」は、言ってはいけません
31 「わあ、できたね!」と大げさにほめる
32 本物に触れることで、本物を見分ける
33 子どもと知恵比べして、ともに賢くなるのが”育目”や
34 歯みがき嫌いは”海苔”で直す
35 ”赤ちゃん言葉”は使うな
36 季節感を教えるにも、ワザがある
37 足音や泣き声で苦情を言われたら、こうする
38 ジジやババも賢く利用する、らくちん子育て
39 ”子どもと一緒に料理”で、好き嫌いをなくす
40 「歩く」より「止まれ!」を覚えさせよ
41 お父さんは、お母さんに促されたときにだけ叱る
42 単語だけではなく、必ず”文”で話す
43 嫁は姑を利用し、姑は妥協し、夫は嫁をフォローしろ
44 子育てに失敗など、絶対にない
45 「どっちが好き?」「どうして?」は、自分の意見を主張するための訓練
46 3歳mでに、ものの名前を覚えるよりも大切なこと
47 子どもと同じ目線で、喜ぶ
48 子どもがお風呂でおしっこをしなくなる方法
49 数学の教え方は、子育てにも役立つ
50 日常生活で、数学的センスを身につける
51 おもちゃを次々と与えるのは、子どもをアホにするだけ
52 記憶力は、鍛えても鍛えすぎることはない
53 つまらない既成概念が、子どもの才能をつみ取る
54 親の前で、自分の気持ちを出させる
55 ”子どもの言いなり”では、母の資格なし
56 「ぼくがやる」は成長のしるし
57 ゲームは、子育てに一石三鳥の効果
58 数を覚えるより、「だいたいこれくらい」が先
59 下手な親なら、おらんほうがマシ
60 「脳」を使うと「悩」まない
61 「苦しいときの神頼み」でもいい
62 お父さんが家族の大黒柱であることを、子どもに教える
63 下の子へのジェラシーは、妊娠中に芽生える
64 とにかく上の子をほめる
65 子どもをほめるのは、家に帰ってからにしなさい
66 自分ができなかった夢を子どもに託すな
67 習いごとをさせてやれないことを、悲観する必要はない
68 受験に失敗したとき、次のステップに進めるのが”賢い”子
69 男の子は、その場の状況によって自己主張すべし
70 一人っ子の場合、”子どもの要求をすんなり通さない”ことが大切
71 夫婦それぞれ、意見が違うことだってある
72 下痢のときには、カヨコ式”こんにゃく温湿布”
73 野菜嫌いをなくすために、工夫していますか?
特別付録 お母さんも子どもも笑顔になる!カヨ子ばあちゃんのらくチ~ン! 野菜レシピ14

面白かった本まとめ(2011年下半期)

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再び「カリーサロン さむくら」(国立市)でカレー等を堪能しました!

2012年03月07日 01時00分00秒 | 外食
<水曜は食べ物のおはなし>

 再びJR国立駅の南口から徒歩約5分の富士見通り沿いにある「カリーサロン さむくら」で、オードブルやカレーなどを堪能しました!

 前回「カリーサロン さむくら」へ行った際には、室内は綺麗で料理がとても美味しく感動したので、今回は記念日ということで、予約をして相方と訪れました。

相変わらず、室内はゆったりとしてきれいで、今回はショパンピアノではなく、ジャズの音楽でした。
かなり、いい音を出すのでその理由をマスターに訊くと、なんと床下に16個ものウーハーが埋め込まれているとのこと。
さすがのこだわりですね。

今回は記念日ということもあり、5000円のコースを注文しました。5つの前菜とカレー、デザートがあり、ソフトドリンクは記念日のため無料にしてくれました。
そのほか、山口県 旭酒造 獺祭【だっさい】750円と赤ワイン1200円も注文しました。
マスターによると、食べ物も飲み物も自分が気に入ったものしか置いていないとのことです。
少数精鋭でさすがですね。

さっそく、次々とオードブルが運ばれます。
まずイカの燻製?で、黒胡椒がいい感じで、日本酒に合います!

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↑イカの燻製

そして、豚肉と野菜が美味しい美味しい!
新鮮な野菜と、ニンニクで焼いた脂の乗った豚肉が旨い!

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↑豚肉と野菜

そして「いぶり鴨」が柔らかくて美味しい!
ここで、赤ワイン投入で、ワインと鴨が合います!
美味しくて感動ですね。
野菜も厳選したもののようで、とくにプチトマトは名前を忘れてしまいましたがブランドとのことで、確かに甘くて良かったです。

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↑いぶり鴨と野菜

エスカルゴも相変わらず美味しいです。

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↑エスカルゴ

そして、ホタテ貝柱が程よく焼かれて美味しい!

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↑ホタテ貝柱

すっかりメインのカレーが到着する前に、お腹が膨れてきました。
しかし、100時間煮込んだというカレーが、ツヤツヤのご飯とマッチしてGreat!!
こりゃ、本当に美味しいですよ。
すっかり大満足です。
相方も感動して喜んでくれて本当に良かったです。

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↑さむくらカレー

そして、最後にお洒落なワイングラスにフルーツとヨーグルトが美味しい!

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↑デザート

マスターとも、会話が弾み、また色々とヨイショして頂き、良い記念日を迎えることができました。
マスター含めて3人で涙ぐんでしまいましたね。
大感謝です!

さむくらカレーはとてもオススメです!!

国立市のオススメ食事・レストランまとめ

美味しかったものまとめ(2011年下半期)

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昭和館(東京 九段下)で昭和を学び・楽しみました!

2012年03月05日 01時00分00秒 | イベント・外出
<月曜はお勧めなおはなし>

 東京メトロ九段下駅4番出口からすぐのところにある昭和館に行って来ました!

かなり大きなビルでびっくりします。

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↑昭和館のビル

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↑入口

 昭和館は、戦没者遺族をはじめとする国民が経験した戦中・戦後(昭和10年頃から昭和30年頃まで)の生活に係る歴史的資料・情報を収集、保存、展示し、労苦を後世代に伝える国立の施設とのことです。
平成11年3月に開館したようです。

 6~7階が有料展示室となっていて、5階が無料の映像・音響室、4階も無料の図書室、3階が研修室、2階が広場、1階が無料のシアターと資料公開コーナーとなっています。1階の無料シアターは30分の番組で、エンドレスで流れているとのことでした。

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↑昭和館の案内

 1階の自動券売機で切符を買い、一番上の7階から下に降りて行くと良いかと思います。閉館が17:30ですので、17:00までに1階の無料シアターに行けばよいと思います。

 入館料は、大人一人300円で、小中学生は80円、高校大学生は150円、65歳以上は270円とかなりリーズナブルです。
 係の方が優しくいろいろと教えてくれます。

エレベーターで7階に上がります。
係の方に切符を渡すと、説明機が必要ですか?と問われたので、必要と答えると、細長い棒状の説明機を渡されました。
耳に当てて聞くタイプです。大人用と小学生用があるようでした。
 無料ですので、ぜひ使ってみてください。

 この常設展は、7階では昭和10年~昭和20年8月15日(終戦)までの暮らしを、6階では終戦から昭和30年頃までの戦後の暮らしを伝えています。

まず、①家族の別れで、徴兵令の内容や千人針の説明がありました。あの赤紙もありましたね。
②家族への想いでは、軍事郵便の内容です。

そして③昭和10年頃の家庭の展示があります。
氷を入れて冷やす氷冷蔵庫や蓄音機がありましたね。
また、各ブースには当時の映像を選択して見ることもできます。

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↑昭和10年頃の家庭の展示

④統制下の暮らしでは、配給制度や代用品に興味を持ちましたね。

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↑統制下の暮らしの展示

昭和15年には砂糖・マッチ、昭和16年には米・小麦粉・酒・木炭・食用油・魚類、昭和17年には塩・衣料品・みそ・醤油・パン・青果物、昭和18年には洋傘・氷が配給になったんですね。

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↑配給制度

また、当時は金属を兵器として使用するため回収され、その代わりに陶器などで、栓抜きやナイフ・フォーク、ボタンが作られていたとは驚きです。

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↑代用品

⑤戦中の学童・学徒では、疎開先の分布や当時の学校体系に興味を持ちました。かなりの人数が疎開していたんですね。
また、「サイタ サイタ サクラ ガ サイタ」の有名な教科書もあり、カラー印刷だったんだぁと感動しました。

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↑戦中の学童・学徒

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↑疎開先の分布

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↑昭和18~20年までの学校体系

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↑教科書

⑥銃後の備えと空襲では、防空壕で空襲を体感というコーナーもあり笑ってしまいました^_^;)暗くて狭いところで、飛行機の音と爆弾が爆発する音を聞くのは嫌な気分ですね。

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↑防空壕で空襲を体感

⑦昭和20年8月15日では、終戦を伝える写真や新聞が展示されています。

 6階へは階段で下ります。
⑧戦火を越えてでは、銀座や新宿、広島、長崎の様子を、戦前・戦中(終戦前後)、現代と見比べることができるのは面白かったですね。

⑨廃墟からの出発では、DDT散粉器には興味を持ちましたね。
米軍がこれを持ってき、ノミやシラミ退治をしたというのは有名ですね。

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↑DDT散粉器

⑩遺された家族では、昭和21年、22年、23年の物価比較があるのは興味深かったですね。かなりのインフレです。

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↑昭和21~23年の価格一覧表

⑪子どもたちの戦後では、紙芝居がありましたね。

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↑紙芝居

⑫復興に向けてでは、当時のテレビや炊飯器、冷蔵庫もありました。
また、昭和30年の物価にも興味深かったですね。

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↑当時の電化製品

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↑昭和30年の主な値段

⑬移りゆく世相では、当時の写真や雑誌等があり、⑭慰霊の旅では慰霊事業についての説明がありました。

⑮体験ひろばでは、当時のグッズの紹介はクイズ形式で面白かったですね。あれは分かんないよ・・・。」
また当時の服を着たりできるのは面白いと思いました。

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↑着てみよう

それから、5階の映像・音響室へ行きました。
タッチパネル式のパソコンとヘッドホンがセットでたくさん用意されていて、好きな席で映像や写真、音楽を楽しむことができます。
その膨大な量には驚きましたね。
 映像では、終戦直後の日本の風景や当時の人々を記録したもの、戦中・戦後のニュース映画、アメリカ公文書館等から提供された日本の動画などがあり、すぐに1時間以上経ってしまいました^_^;)
 そのほか、写真や4万枚のSPレコードは聴いて見たかったですね。

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↑5階の映像・音響室

それから時間がなくて行けなかったのですが、4階は図書室となっていて、かなり蔵書があるようです。ただ、貸し出しはしていないようです。

昭和館は、昭和10年~30年代の展示や映像・図書などが豊富で、リーズナブルもしくは無料で学び・楽しめ、とてもオススメです!



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「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか(竹田恒泰)」という本はとてもオススメ!

2012年03月02日 01時00分00秒 | 
<金曜は本の紹介>

「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか(竹田恒泰)」の購入はコチラ

 この「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか(竹田恒泰)」という本は、国際化が進むなか、日本人が日本とは何か理解できるように、また「日本の底力」を感じてくれるように書かれたものです。

 具体的には、33カ国の世論調査の結果、日本のマンガ・アニメ、日本の食やミシュランガイド、日本や各国での日本人によるモノづくり、もったいないの和の心、日本の外交や和の心、大自然との調和、天皇などについて書かれていて、とてもオススメな本です!

また北野武さんとの対談もあります。

以下はこの本のポイントなどです。

・平成18年(2006)、英国のBBC放送が33カ国で約4万人を対象に世論調査を行った結果、「世界に良い影響を与えている国」として、最も高く評価されたのが日本だった。この調査では、33カ国中31の国で、日本の影響力について、肯定が否定を上回り、うち20カ国で肯定が50%を上回った。全体では肯定が55%、否定は18%だった。ちなみに日本に対する評価で否定が肯定を上回った二カ国は、中国と韓国である。また、日本を最も高く評価しのはインドネシアの85%、次いでフィリピンの79%であったことは記憶にとどめておきたい。

・一方、この調査で「世界に悪い影響を与えている国」とされたのは、第一位がイラク、第二位が米国だだった。「ならず者国家」と罵る国と罵られる国が共に最も否定的に評価されたことは興味深い。同調査はその後、毎年実施されていて、日本は三年連続で「良い影響を与えている国」第一位の座を維持してきた。平成21年(2009年)の調査では、ドイツ、カナダ、英国に続き、日本は4位に順位を落としたが、同年はむしろ5年間の調査のなかで最も日本を肯定する比率は高かった。そして、平成22年の調査ではドイツに続き、日本は二位に評価された。

・日本好きといえば、まずはじめに台湾を挙げるべきだろう。もともと台湾には親日家が多いといわれているが、さらに「ハーリーズー」と呼ばれる、日本のポップカルチャー好きの若者たちが急増し、台湾の日本贔屓に拍車をかけているといわれて久しい。

・中国人が日本を否定的に見ているとことは、先のBBCの調査から読みとることができる。しかし、2010年に中国の新聞社が行った調査によると、中国人の若者にとっては「最も好きな国」が日本であることが分かった。この調査は中国の全国紙「環球時報」が調査会社に委託して行ったもので、北京、上海、広州、武漢、重慶の五都市在住の15歳から64歳の男女、計1350人に電話で聞いたところ、日本が「最も好きな国」の第5位に入ったという。しかも、15歳から20歳に限定すれば、日本は上位に入ったフランス、米国、韓国、英国、カナダを押さえて第1位になっている。中国では反日教育を今でも継続しているため、もしこの調査結果が正しいなら、中国の教育は失敗だったことになろう。一方、それ以外の世代では、31歳から40歳において、日本に対する好感度が最も低かった。この世代は、中国で反日教育が強化された時期に学生時代を過ごした層である。

・世界最大級のオンライン旅行会社のエクスペディアは、2009年に、世界のホテルマネージャーに対して、各国観光客の国別の評判を調査した「エクスペディア・ベストツーリスト2009」を発表した。これによると「ベストツーリスト(最良の観光客)」に選ばれたのは日本人で、しかも3年連続であるという。調査は欧州、アメリカ、アジア太平洋の地域別で集計され、日本人はすべての地域で一位に評価された。さらに、日本人は「行儀の良さ(その国のマナーや一般的なエチケットを守る)」「礼儀正しい」「部屋をきれいに使う」「騒がしくない」「不平が少ない」の項目において一位に選ばれた他、ほぼすべての項目で上位に入った。総合評価において、日本人は100点中71点を獲得し、二位の英国人(52ポイント)、三位のドイツ人(51ポイント)を大きく引き離した。

・日本の文化が世界に影響を与えた事例としては、19世紀後半に浮世絵が欧米の美術に強い影響を与えた例がある。ゴッホは浮世絵の魅力に取り付かれた画家の一人で、弟テオに宛てた手紙に「僕の仕事は、みな多少日本の絵が基礎となっている」と書き、また、浮世絵を模写した作品や、人物の背景に浮世絵を描いた作品を遺していることはよく知られている。早くも1890年にはパリで大規模な浮世絵展が開催され、「ジャポニズム」が認知されるきっかけになった。西洋の遠近法を超える用法が用いられていた浮世絵は、ルノアール、モネをはじめとする印象派画家たちを虜にした。浮世絵には北斎の作品に見られるように、近くに見えるものを強調して描き、途中を省略したうえで、遠くに見える富士を小さく描くなど、空間を自由に操る手法が用いられていた。

・従来の世界の常識によれば「アニメーションは子供が観るもの」とされてきたが、多様性のある日本のアニメが世界に紹介されると、徐々にこの常識は変化し、日本のアニメは子供だけではなく、大人も楽しむものとなった。今では日本のアニメで育った親が、子供と一緒に新しい日本のアニメを観て楽しむ時代を迎えたのである。欧米では「anime」(アニメ)といえば特に「日本の商業アニメーション」のことを意味し、他のものは「animation」(アニメーション)といって区別している。

・異邦人の生き方にまで影響を与えた例もある。女子バレーボールで、2002年の世界選手権をはじめ、北京オリンピックでも活躍した、イタリアのエースであるピッチニーニは「アタックNo.1」を観てバレーボールにあこがれ、主人公の鮎原こずえと戦うのが夢だったという。また、「キャプテン翼」の影響でサッカーを始めたというプロのサッカー選手が世界中に数多くいる。かつて「世界最高のサッカー選手」と称えられたフランスのジダンをはじめ、ガットゥーゾ、デルピエロ、トッティ、ザンブロッタなど2006FIFAワールドカップの優勝国イタリアの代表選手の多くは「キャプテン翼」のファンである。ジラルディーノは「翼が歩んでいた道こそ僕らの夢そのものだったんだ」と語ったことがある。今、物語のうえで主人公の大空翼は、スペインリーグで活躍していて、FCバルセロナに所属しているが、ライバルである同国のレアル・マドリードの幹部が「なんで翼をうちに入れさせなかったんだ」と怒ったという逸話も伝えられる。集英社によると「キャプテン翼」の世界での正規累計販売部数は約1000万部、国内発行部数は約7000万部に上るという。

・懇意にしている集英社のマンガ誌編集者から聞いた話だが、雑誌に連載するマンガに絶対に必要な条件は「正義」だという。日本のマンガ・アニメは一見ふざけているように見えても、常にその根底に「正義」があり、正直で真面目で勤勉な日本人の価値観が、マンガ・アニメを通じて世界に伝播されていることになる。

・「ミシュランガイド東京2008」が発売されると、大きな話題となった反面、日本ではどことなく冷めた空気もあった。だが、本はよく売れたようである。発売日に9万部売れたのは、ミシュランの歴史上初の快挙だったという。しかし、東京版の発売で最も強い衝撃が走ったのは欧州だった。なぜなら、星付きの店の数は2008年版東京が150軒で、同年版パリの74軒の2倍以上に上り、総星数でも東京が他を圧倒したからである。すべての地域において格付けの基準は同一というのがミシュランガイドの建前であるから、彼らの価値観によれば、二位のパリを大きく引き離したことにより、東京は世界一の美食都市としての地位を確立したことになる。そして、その地位は当分揺るぐ気配はない。しかも、「ミシュランガイド東京2010」では、東京の三ツ星が11軒となり、はじめて同年版パリの10軒を上回った。これにより、東京は総軒数、総星数だけでなく、三ツ星の軒数までも世界最多となった。

・日本料理は多様である。まず、1200年以上都であった京都には洗練された日本料理の文化が積み上げられ、特に京料理と呼ばれている。他にも日本各地に独特な地方料理がある。また、給仕の形式の違いによって会席料理、懐石料理、割烹料理(板前が客の前で料理する店の形式)、仕出し料理、卓袱料理(大鉢に盛って供する長崎の郷土料理)などに分かれる。そして、料理の種類ごとに専門店に細分化されている点を挙げればきりがない。たとえば、寿司一つとっても、京寿司、関西寿司、江戸前寿司がある。鍋料理も種類ごとに専門店があり、その種類は、寄せ鍋、ちゃんこ鍋、うどんすき、すっぽん鍋、鶏の水炊き、湯豆腐なおいくらでも例示可能だ。ま、食材の種類によって専門店が形成される場合もある。ふぐ料理、牛タン料理、まぐろ料理、湯葉料理、豆腐料理、鰻料理、泥鰌料理などがその例である。その他思いつきで並べても、天ぷら、おでん、うどん、そば、お好み焼き(広島風・関西風)、もんじゃ焼き、すきやき、しゃぶしゃぶ、焼き鳥、串揚げ、とんかつ、鉄板焼などは通常、専門店で供されるものであって、その種類は枚挙にいとまがない。それ以外にも、鯖寿司、釜めし、牛丼、まぐろ丼、おにぎりなど個別の料理の専門店すら成立する他、有職料理(宮廷料理)や精進料理といった特殊な料理もある。日本人は何にでもこだわりを持つ性質があるようだ。物事を徹底的に突き詰め、道を究めようとする姿は、料理の世界でも同じで、料理人たちが料理を突き詰めるほど、日本料理は料理ごとに専門化してきた。異邦人が16万軒の専門店が並ぶ東京の景色を見たら、驚いて当然だろう。

・世界最古の土器が青森県で出土していることは、日本人なら知っておくべきだろう。大平山元Ⅰ遺跡出土の土器は、土器に付着した炭化物などを試料にしたAMS法炭素測定年代のサンゴによる暦年代較正値が、約1.7万年前であったことで、世界最古の土器であることが判明した。しかも、土器の内側には炭化物が付着していたため、食料の煮炊きに使ったものであることが分かる。これが人類最初の調理の痕なのである。日本における調理の歴史はフランスや中国のそえより数千年長い。

・究極の美食都市は東京ではなく、京都だと私は思う。1200年間都だったことは、京都がどこよりも洗練された文化を持つゆえんである。一方、外国料理のおいしさといえば東京だろう。

・工事に手抜きをしない日本人の仕事ぶりは、カンボジアでも見ることができた。内乱が終息してから一気に復興を遂げるカンボジアには、世界各国からODAが割り当てられ、特にここ10年ほどは建設ラッシュの様相を呈している。道路や橋などは優先度の高い社会インフラとして、各国が整備を進めているが、日本が造った道はすぐに分かるのだ。車で地方を視察するときに、揺れの少ない良い道だと思っていると、日本の国旗が表示されていて、日本のODAで整備された道であることを知る機会が何度もあった。

・今の日本には知る人も少ないが、現在でも台湾の歴史の教科書に登場し、台湾人であれば誰でも知っている日本人がいる。日本統治時代の台湾で、大正期から昭和期にかけて農業水利事業に大きな貢献をした技術者、八田興一である。八田は広大な嘉南平野が常に干ばつの危機にさらされていることを改善するために、巨大ダムの建設を計画し、予算を取り付けること偽移行した。1920年に着工し、1930年に竣工した烏山頭ダムは、当時世界最大のダムで有効貯水量が1.5億平方m、嘉南平野一体に張り巡らされた水路は1.6万kmに及び、それらの水利施設は現在でも稼働している。これほどの事業を成し遂げた八田の墓は、八田が手がけた烏山頭ダムを見渡せる高台にあり、毎年5月8日の命日には、日本と台湾各地から数百もの人が訪れ、たくさんの花が捧げられる。2008年と2009年の命日には馬英九総裁も献花に訪れ、八田を称える演説をしている。

・大東亜戦争末期に、外地にいた約65万人の日本人がソ連に強制的に連行され、強制労働をさせられた「シベリア拘留」はよく知られるが、日本人の拘留者が中央アジアまで連行されていたことはあまり知られていない。ウズベキスタンに連行された約2.5万人の拘留者たちは、過酷な労働を強いられ、道路、工場、運河、炭坑、発電所、学校などの社会基盤の建設にあたった。厳しい気候条件、十分な食事を与えられない厳しい収容所生活、そして就労させられた危険な仕事などの結果、病気や事故などで813人に日本人拘留者がウズベキスタンの地で命を落とした。ナヴォイ劇場の建設には約500にんの拘留者が充てられ、そのうち約60人が事故などで亡くなったと伝えられている。この数字から、どれだけ過酷な環境であったか想像することができるだろう。しかし、日本人の拘留者たちは、そのような理不尽かつ非人道的な状況のなかであっても、手抜き一つすることはなかった。シベリアに連行された日本人には、旧満鉄や建設会社の技術者、そして関東軍の工兵たちなど、いわば最先端の技術者が多く含まれていた。彼らは戦争に敗れても日本人としての誇りを捨てることなく、丁寧な仕事をして、見事な劇場を完成させたのだった。入り口の天井付近などには細かい彫刻や模様があしらわれているが、それらも手先が器用で細かい作業を得意とす、日本人の技術者が作ったものである。

・「もったいない」という言葉は日本人なら誰でもなじみがある言葉だが、驚くべきことにこの言葉は英語、フランス語、中国語、ロシア語など世界の主要言語には存在しない概念なのだ。だが、今世紀の人類の主題は「環境と共生」であり、日本が育んできた和の心はその主題に合致する。その和の心が日本語の「もったいない」という言葉を媒介して世界に伝えられたことは、日本語の底力ではなかったか。

・大和朝廷の政策として特に賞賛に値するのは、日本神話を一つの体系にまとめ、「古事記」「日本書紀」に書き残したことではないだろう。記紀が編纂された8世紀には、恐らく全国各地にバラバラの神話があったはずだ。大和朝廷によって統合される前から、三輪山には三輪山、伊勢には伊勢、出雲には出雲の信仰があったと思われる。それらの、一見関連性がないとも思える神話群を、一つの流れを持つ一つの神話にまとめ上げたのが記紀だったと私には思える。その結果、全国の地域の異なった信仰が、一つの神話体系として理解されるようになった。したがって、日本ではホロコーストのような大量虐殺や、宗教弾圧は行われなかった。宗教戦争など起きるはずはない。私の知る限り、人類史上において、国を統合する手法としてこれほど鮮やかなものは他にない。もともと多神教の風土があったとはいえ、見事な国策である。和の精神文化を育んできた日本人ならではの手法だといえよう。

・日本は世界に類を見ない平和な国家を営んできた。確かに、日本列島においても数々の戦争はあった。しかし、日本列島以上の広さを持つ一地域で、200年以上戦争がなかったのは、人類のすべての歴史のなかで、日本の平安時代と、日本の江戸時代の二例しか存在しないことはあまり知られていない。中国にもインドにも欧州にも、200年以上平和が続いた地域を見つけだすことはできない。

・世界が日本人を歓迎すのは、ペリー来航により開国して以来、日本が世界の国々ともっとも多くの和を育んできた結果ではないだろうか。よく「日本の外交は三流以下」といわれる。確かに、戦後の日本の弱腰外交を見ているとそう思いたくなる気持ちも分かるが、かといって私には米国の外交が一流とはとうてい思えない。同時多発テロ事件が起きたことが、米国外交の一つの結果であって、かかる事件は日本では到底起こり得ないのである。世界中の国々と和を育むことは、一つの大きな外交成果にほかならない。

・筆者がイラク戦争直後にしばらくイラクのバグダットにいたとき、地元の大学生とこんな会話をしたことを今でも克明に覚えている。私のことを日本人だと思って近くに寄ってきた地元のある大学生は、私に英語で「I love Japan」といった。興味があったので「WHY?」と問いかけると、その学生から思いもかけない答えが返ってきた。トヨタやソニーといった異国で有名なブランド名が出てくると思っていたところ、彼が日本好きな第一の理由は「Meiji revolution」(明治維新)だという。多くのアラブやアジアの国々が列強に国を破壊され、植民地化されたなか、日本だけは独自の力で近代化を達成して国を守り、有色人種の国で唯一列強に加わることができたことをその学生は強調した。昨今の日本の大学生ですら明治維新の意義を知らない者が多い。イラクの大学生の口から明治維新という言葉が出てくること自体、驚きだった。私はその学生が特別な知識を持っていたのではないかと思い、後で数人の別の学生に問うてみたところ、やはり全員が明治維新を知っていた。私が感心していると、その学生は続けて日露戦争について語りはじめた。アラブ世界の人々にとって小国日本が巨大なロシア帝国に戦争を挑み、世界最強といわれたバルチック艦隊を撃破したことは、狂喜乱舞するほどの喜びであり、その感覚はいまだに若い世代にも語り継がれているというのだ。衝撃を受けて立ち尽くしている私に対し、その青年は次のように語りつづけた。これまでの歴史において、イラクを始め、米国に攻め込まれた国はたくさんある。しかし、あの米国に攻め込んだのは、後にも先にも日本だけだった。結果は残念だったが、その後わずか数年で国際社会に復帰し、東京オリンピック、高度経済成長を経て、屈指の経済大国にのし上がった。日本の国の歴史は驚嘆に値する、と語ってくれたのである。

・日本とトルコの友情の物語にはまだ続きがある。遭難事件から95年の月日が流れた1985年のことである。イラン・イラク戦争の最中、イラクのサダム・フセイン大統領は、3月20日午後2時(日本時間)以降、イラン上空を飛ぶ航空機をすべて撃墜する旨の声明を発した。各国は軍用機や民間機のチャーター便を派遣して自国民の保護に努めたが、日本は自衛隊を海外派遣できないうえに、政府が日本航空に救援機の派遣を求めるも、同社の組合が安全性などを理由に反対したことで、日本人の保護ができない事態に至った。そこで、イランに駐在する野村豊大使が困り、在イラン・トルコ大使のイスメット・ビルセル氏に相談したところ、なんとトルコが救援機を派遣して日本人を救出することになったのである。このとき、トルコ大使は「トルコ人なら誰でもエルトゥールル号遭難事件の際に受けた恩義を知っています。ご恩返しをさせていただきましょう」と語ったという。そして、ほんとうにトルコ航空の飛行機2機がテヘランに派遣され、215人の日本人は全員救出、トルコ経由で日本に帰国できた。日本人を乗せた救援機がイラン領空を抜け出したのは、期限の1時間15分前。少し遅れたら、撃墜される可能性もある危険な飛行だった。救援機の派遣を決めたトルコのトルグト・オザル首相(当時)は、他国民を助けるために、自国民を危険にさらす決断をしたのだ。


<目次>

この本を手に取った方へ
序章 世界でいちばん人気がある国「日本」
第一章 頂きます【いただきます】
 -「ミシュランガイド」が東京を絶賛する理由
第二章 匠【たくみ】
 -世界が愛する日本のモノづくり
第三章 勿体無い【もったいない】
 -日本語には原始日本から継承されてきた”和の心”が宿る
第四章 和み【なごみ】
 -実はすごい日本の一流外交
第五章 八百万【やおよろず】
 -大自然と調和する日本人
第六章 天皇【すめらぎ】
 -なぜ京都御所にはお堀がないのか
終章 ジャパン・ルネッサンス
 -日本文明復興
巻末対談 日本は生活そのものが「芸術」だ
 -天皇から派生する枝葉のなかに我が国の文化はすべてある!
 北野武×竹田恒泰
産霊(むすひ)-天皇不在の日本論は日本論に非ず
主要参考文献一覧 

面白かった本まとめ(2011年下半期)

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