いいね~おいしいね~

食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

「ドライブインいとう豚丼名人(新千歳空港)」の豚丼はとてもオススメ!

2017年08月30日 01時00分00秒 | 外食
 北海道旅行を終えて新千歳空港から帰る際に、北海道の最後に空港で何を食べようかと悩むと思いますが、十勝産の豚肉を使用した豚丼が美味しかったのでドライブインいとう豚丼名人というお店を紹介したいと思います♪

 道内で海鮮やカニ、ジンギスカン、ラーメン、スープカレーなどを堪能してしまい、違ったものを食べたいと思った際に有効かと思います^_^;)

「ココミル 札幌 小樽」という旅行ガイドブックに掲載されていたため行ってみました♪

 場所は新千歳空港国内線3階にあります♪

店構えや店内がかなり綺麗でオシャレなのには驚きました♪
豚丼屋さんとは思えない内装です♪


↑店構え


↑店内

メニューを見て「とろーり温泉たまご豚丼」1080円が特に美味しそうだったので注文します♪
漬け物、味噌汁付きです♪


↑メニュー

そしてしばらくして肉厚の豚肉が乗った「とろーり温泉たまご豚丼」が運ばれます♪
これは色合いといい、インパクトがあります^_^)
食欲をそそりますね!


↑とろーり温泉たまご豚丼など

 さっそく食べてみますが、甘辛タレを絡めて焼いた十勝産の柔らかく厚い豚肉が、道産米のご飯やとろとろ卵とマッチして柔らかく想像以上に美味しい♪

 お好みで生姜パウダーや山椒も利用でき、これをかけると新たな味を堪能できて美味しい♪


↑生姜パウダーや山椒

 特に想像以上に山椒が良かったですね♪
美味しさが増します♪

「ドライブインいとう豚丼名人」の豚丼は、綺麗な店内でリーズナブルに美味しい北海道の十勝名物の豚丼を堪能できて、良い思い出ともなりとてもオススメですね♪


美味しかったものまとめ(2017年上半期)

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北一ホール(小樽市)のカフェはとてもオススメ!

2017年08月29日 01時00分00秒 | 外食
 「ココミル 札幌 小樽」という旅行ガイドブックに、小樽ではレトロカフェがオススメと掲載されていたため、その中の「北一ホール」へ行ってみました♪

 場所はJR小樽駅の南東で海岸近くのみやげ店が軒を連ねる「堺町通り」にあり、北一ホールは明治34年創業の「小樽ガラス」の老舗である「北一硝子」の三号館内にあります♪
この建物はかなり時代を感じます♪


↑店構え

また、建物の前には「本日ピアノ演奏を行います」と看板があり、しかもちょうど開演の14時の5分前くらいでジャストタイミングでした!


↑ピアノ演奏の案内

 北一ホールの建物に入る際には昔の鉄道レール?があって驚きましたね♪
船までの運送にこのレールを以前は使用していたのでしょうか♪
これはすごい!


↑北一ホール前の鉄道レール

 また店内に入ると想像以上に広い店内は真っ暗で、しばらく店内を把握できずに驚きました♪
 しかし目が暗闇に慣れてくると、広大な空間に167個の石油ランプが灯っていることが分かり、その幻想的な美しさにはとても感動しました♪
これは素晴らしい♪
美しい!!
これは凄いですよ!
これには相当驚きましたね♪


↑入口から店内の様子

 その幻想的な美しさに心打たれながらも、最初に入口近くでホットコーヒー400円を注文してチケットをもらい、右奥カウンターでコーヒーを受け取り、そのままコーヒーを持って好きな場所に座ります♪
セルフサービスとなります♪
ピアノの近くの演奏者の座席の後ろに座りました♪

席から入口方面を見ると、大きな世界地図が幻想的に浮かび上がっていました♪
この幻想的な美しさも素晴らしいです♪
これも凄い!


↑入口方面の世界地図

写真では分かりにくいですが、スタインウェイの黒い大きなグランドピアノもありましたね♪


↑スタインウェイのグランドピアノがある方向

 席に座ると目の前にお洒落な石油ランプが灯っていました♪
美しい♪
ほのかに石油が燃える香りもするのがポイントですね♪
独特の良い雰囲気を醸し出しています♪


↑目の前の石油ランプ


↑石油ランプとコーヒー

 ちょうどこの時、女性ピアニストがスタインウェイのピアノに座り、生演奏が静かに始まりました♪
ポピュラーやクラシックなど柔らかくて美しい演奏が多く、この幻想的な雰囲気に合い感動です♪
30分間十分堪能しました♪
これは素晴らしい♪
しかも美味しいコーヒーを楽しみながら、この素晴らしいピアノ演奏を聴けて幸せでしたね♪
後で、この女性ピアニストと少し話をしましたが、このスタインウェイのピアノは素晴らしいようです♪

後日談ですが、北海道在住の別の知人が、昔、この北一ホールで2年間このピアノ演奏のバイトをしていたと伺い驚きました♪
こんな素晴らしい空間でピアノを弾けるとは素晴らしいですね♪

 北一ホールは、素晴らしい広大で幻想的な空間で、コーヒーも美味しく、またピアノ生演奏も堪能できて、とてもとてもオススメです♪

美味しかったものまとめ(2017年上半期)

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「江戸ぶらり古地図ウォーキング」【深川】(②深川江戸資料館編)はとてもオススメ!

2017年08月28日 01時00分00秒 | イベント・外出
前回の「①富岡八幡宮~えんま堂編」の続きとなります♪

そして仙台堀川を渡ります♪


↑仙台堀川

仙台と名がついている通り、仙台の伊達家がこの堀を造ったから仙台堀川と呼ばれたようです。
またその伊達家の下屋敷もこの仙台堀川の上流にあったようです。
ちなみに大名には上屋敷だけでなく中屋敷、下屋敷もありましたが、上屋敷とは江戸城近くにあり、元々幕府から与えられた土地とのことです。
中屋敷は上屋敷から離れたところにあり、江戸は火事が多かったことから、上屋敷が焼けた際に中屋敷で住んでいたようです。
下屋敷は隅田川や海岸近くにあり、主に地元から運んだものを保管していたようです。
当時は船が大量に物資を運べたので、川や海岸沿いに下屋敷を建て、すぐに船から運び入れることができるようにしたとのことです。
なるほど♪

ちなみに松尾芭蕉は、この仙台堀川をこの写真の先の隅田川方面へ船で行き、それから隅田川上流の千住大橋まで行って、それから東北の奥の細道へ歩いて進んだとのことでした♪

 それから途中に滝沢馬琴誕生の地の説明がありました♪
この辺りに下級武士の五男として生まれたようです。
南総里見八犬伝が有名ですね♪
実際に滝沢馬琴が創作した著書を積み上げたものがありましたが、かなりの量ですね♪
すごい!


↑滝沢馬琴誕生の地の説明


↑滝沢馬琴の著書を積み上げたもの等

 そして紀伊国屋文左衛門の碑と墓がありました♪
江戸でみかんが不足して高騰していた際に、今の和歌山県の紀伊から嵐の中を船でみかんを運んでボロ儲けしたということで有名です。
その後は吉原で豪遊したり、富岡八幡宮が大火で消失した際には建立費用を寄進したり、総金張りの御輿三基を奉納したりもしたようです。
この深川で材木問屋をやって、明暦の大火の際もかなり儲けたようですね。


↑紀伊国屋文左衛門の碑と左側に墓

それから深川江戸資料館へ行きました♪


↑深川江戸資料館

その入口には東京都交通局とトリップアドバイザーによる東京の人気スポット「TOKYO100」で深川江戸資料館が52位に選ばれましたと案内がありました♪
そんなに人気なんですね♪
100位まで見てみると結構行っていますが、まだ行ったことがない場所にはこれからぜひ行きたいですね♪


↑東京都交通局とトリップアドバイザーによる東京の人気スポット「TOKYO100」

その深川江戸資料館ですが、江戸の町並み再現が本格的でリアルでとても驚きました♪
江戸時代末(天保年間)の深川佐賀町(隅田川近く)の町並みを実物大で再現したものとのことです。
しかも、夜や昼等の一日の移り変わりを音と光で演出し、季節ごとに展示内容を替えているとは素晴らしいですね♪
確かに春だったので、屋根に菖蒲?の緑が挟まれていましたね♪
長屋の屋根の上の猫もニャーっと鳴いて響いていました^_^;)


↑江戸の町並みの夜と猫


↑江戸の町並みの昼と猫


↑江戸の町並みを歩く


↑八百屋


↑大木戸

町の入口には大木戸があり、門限があったようです♪


↑猪牙舟

猪牙舟(ちょきぶね)は高速船ですね。
これで深川や吉原の花街へ行ったようです。
猪牙舟は横揺れしやすかったようですが、粋な乗客は手を使わずにバランスを取っていたようで、それが格好良かったようです^_^;)


↑天ぷら屋

当時の天ぷらは食べて見たかったですね♪


↑28そば屋

それから江戸時代を通じて「かけそば」や「もりそば」はインフレにも関わらず16文だったようです♪
小麦粉等とそば粉の割合が2割と8割で28(にはち)蕎麦と呼ばれ、2×8=16なので16文だったようです^_^;)

ガイドさんが当時の食べ物の立売りの値段を説明してくれましたが、寿司は卵や刺身、コハダは8文で、天ぷらは4文、天ぷらそばは倍の32文、いなり寿司は6もん、ウナギ1串12~16文だったようです。
当時の寿司はシャリやネタはかなり大きかったようです。


↑江戸時代の立売りの値段

それから、企画展示室では歌舞伎がテーマだったようです♪


↑歌舞伎ゆかりのある深川の地


↑歌舞伎ゆかりの地一覧


↑深川を描いた歌舞伎演目

それから、大相撲と江東関連マップもありましたね♪


↑大相撲と江東関連マップ


↑大相撲と江東関連マップ

次回は「③霊厳寺~清澄庭園編」です♪

お勧めなお話(2017年上半期)

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北海道大学札幌キャンパス内の歴史的資産や並木等見学はとてもオススメ!

2017年08月25日 01時00分00秒 | イベント・外出
 とあるクレジットカード会社の月刊誌に北海道大学札幌キャンパス内の美しい歴史的資産や並木道等の案内があったので行ってみました♪

 それにしても、札幌駅北側にある北海道大学のキャンパスの広大さには度肝を抜かれます^_^;)
南北に約1.5km、東西に約700mほどでしょうか。


↑北海道キャンパスの地図

 札幌駅の東に隣接の「エキチャリ」で1日500円で自転車をレンタルしておいて助かりました♪

 札幌市の地下鉄北18条駅から西の方に歩いて環状通エルムトンネル入口横から大学内に入ります♪


↑環状通エルムトンネル近辺地図


↑環状通エルムトンネル入口横

まず環状門から入ってすぐ右(北)に曲がり、重要文化財の「札幌農学校第2農場」へ行きます♪

近くの白樺の並木通りや緑が美しいです♪


↑白樺の並木通り等


↑重要文化財の説明

この「札幌農学校第2農場」の建造物9棟はW.S.クラーク先生の大農経営構想を基に明治10年から11年にたてられた模範家畜房(モデルバーン)を中心とした農場施設を明治42年から44年にかけて現図書館北側から現在地へ移築・新築したものとのことです♪


↑重要文化財「札幌農学校第2農場」のあらましや配置図

入場無料で、無人受付で氏名などを記入して、パンフレットなどをもらいます♪


↑もらったパンフレット

建物がある方向に歩きますが、中心地は広場となっていて、大学関係者?の方がお弁当を広げたり、絵画をしている方もいましたね♪


↑札幌農学校第2農場

まず製乳所がありました♪
生乳をチーズ等に加工する施設だったようです♪


↑製乳所


↑製乳所の説明

それから放牧舎がかなり大きくて立派でしたね♪
サイロや緑飼庫を併設した近代酪農技術を採用して建築されたようです♪


↑放牧舎


↑放牧舎の説明

 この放牧舎の中には色々と説明があり、牛がつながれた所の再現や昔の農機具等も展示されていましたね♪
なかなか興味深いです♪


↑札幌農学校第2農場の歴史年表


↑牛がつながれた所の再現


↑昔の農機具

それからキャンパス内に南北にある道を通って南の方へ進みます♪
それにしても南北に続く道が果てしなく長い!!
しかし並木道が緑で美しいです♪


↑キャンパス内に南北に続く道

しばらく南に向かって歩くと左側に歯学部があり、その先にイチョウ並木がありました♪
これも緑が美しいですね♪
秋の紅葉時には黄色に染まり、さぞかし美しいことでしょう♪


↑イチョウ並木

そして南方向に少し歩くと右側に大野池がありました♪
ここを整備した工学部の大野和男教授にちなんで名前が付けられたようです♪


↑大野池


↑大野池の説明

ちょうど7月上旬だったので、スイレンが咲いていました♪
ピンク色の花が美しい♪


↑スイレン

そして南北の道に戻り、右に曲がってしばらく進むと、右側にポプラ並木がありました♪

このポプラ並木も緑が美しい♪
これは素晴らしいですね!!


↑ポプラ並木


↑ポプラ並木奥


↑ポプラ並木の説明

しかしながら平成16年9月8日の北海道に上陸した台風18号の最大瞬間風速50mの強風により、ポプラ並木の51本のうち19本が根元から倒れ、8本が幹だけを残し傾くなど大きな被害を受けたようです。
その後、フロンティア精神に満ちあふれた再生を行っているとは素晴らしいですね♪

そしてポプラ並木の近くに、何と新渡戸稲造の像がありました!
あの旧5千円札の方ですね♪
札幌農学校(後の北海道大学)の二期生で、名著「武士道」を英文で書き上げ、国際連盟の事務次長を7年務めたようです♪
日本の教育者・思想家で、農業経済学・農学の研究も行っていたとのことです。


↑新渡戸稲造の像

そして南北のメインストリートに戻り、南へ進むとクラーク像がありました!
あの「少年よ、大志を抱け!(Boys,be ambitious)」で有名なクラーク博士です♪
クラーク博士はアメリカの教育者で農学教育のリーダーで、札幌農学校
(現北海道大学)の初代教頭(実質的には校長?)とのことです。


↑クラーク像 


↑クラーク博士の説明

それから大学内にはきれいな小川も流れる芝生の広場もありましたね♪
素晴らしい環境だと思います♪


↑北海道大学内

北海道大学キャンパスや札幌農学校第二農場跡でその歴史を学べますし、美しいイチョウ並木や大野池、ポプラ並木を楽しめ、また新渡戸稲造やクラーク博士の像もありとてもオススメです!

大学生としてこんなに環境の良いところで勉学するのも良いのではないでしょうか。

お勧めなお話(2017年上半期)

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「おたる日本橋(小樽市)」のお寿司はとてもオススメ!

2017年08月23日 01時00分00秒 | 外食
 札幌在住の方も小樽では寿司がオススメとのことなので「ココミル 札幌 小樽」という旅行ガイドブックにも掲載の「おたる日本橋」へ平日にランチで行ってみました♪

場所は小樽駅南側の寿司屋通りにあります♪


↑店構え


↑店の入口

 この小樽の寿司屋通りでも屈指の人気店とのことなので、予約が必須ではと危惧しましたが、平日だったためか、13時前に到着した際には、大きなカウンター席が空いていてラッキーでした♪

 ただ他に団体客はたくさん入っていたようで、帰る客は多く、店の前で団体客が記念写真を撮影していましたね♪

また、私がカウンター席に座った後に、この13時過ぎの時間にも関わらず3組の客が埋まり、やはり人気店のようでした♪
横浜からの観光客と地元のお医者さんのようでした^_^)

 店内の大きなカウンター席は店の入口と比べるとかなり綺麗で明るく、またネタ箱には新鮮で美しいネタがたくさん並べられていて、これは期待が持てます♪


↑ネタ箱

 既に注文は決めていましたが、店の前にも掲げられていた店長おすすめ握り9貫2916円を注文しました♪


↑店長おすすめにぎりのメニュー

 板前さん(店長?)は若く気さくで「開店前にこの店を見に来たでしょう?」と鋭いツッコミを入れられました(^_^;)
そう、朝の早い時間に小樽に到着し、徒歩で運河近くを観光する前に、この寿司屋通りを歩いて事前にチェックしていたのです^_^;)

 このお店の前では水撒きをしている方がいて、おぉぉきちんと掃除など行き届いていているなぁと感心しましたが、その板前さんが実は水まきをしていたとは驚きです♪

 板前さんとしては事前にチェックしていた客が結局来てくれて、とても嬉しかったようです^_^;)
それはそうかもしれませんね。

 「日本橋」という店名は創業者が決めたとのことで、寿司の始まりは江戸の日本橋だからその名前に肖ったとのこと♪
ナルホド♪

 この「日本橋」のネタは小樽で8割ほど仕入れ、残りは日本各地や海外とのことで驚きましたね♪
 ネタはすべて小樽かと思っていましたが、マグロなどは海外から仕入れざるをえないものがあるようです。

「ココミル 札幌 小樽」には、小樽市内には「祝津」「塩谷」「忍路」の3つの漁港があい、揚がったばかりの鮮魚が寿司ネタに使われ、また市民の目と舌が肥えているので職人も技術を磨く必要があり寿司のレベルも高いと書いてありましたね。

 特に小樽のおすすめネタは、シャコが4~6月と10~12月、ウニが5月中旬~8月、ニシンが2月上旬~3月下旬とのことです。
ニシンとは小樽ならではですね♪

 まず頼んでいた熱いお茶が運ばれます♪
この日は7月で暑く、徒歩で汗だくだったので冷たい水も何度か運んでくれます。
さすがのサービスです♪


↑お茶など

 かなりゆっくり間を置いて寿司が握られて行きます♪
シャリやワサビの量を調節して出すこともできると最初に説明があり、素晴らしいサービスだと思いましたね♪
私にとっては銀座の九兵衛以来の申し出です^_^;)

 最初に中トロでしたが、大トロ並に脂が乗っていて、色も素晴らしく驚きました♪
トロが口の中でとろけます♪
これは美味しい♪
これはかなり熟成されていますね♪
いきなり最初からガツンと美味しい攻撃を受けました^_^;)


↑中トロ

次のカンパチもかなり脂が乗っている♪
同じカンパチとは思えないお味です。
この脂の乗りには驚きましたね♪
これは旨い♪


↑カンパチ

そしてボタンエビも上質さを感じ美味しい♪


↑ボタンエビ

ここで赤出汁が運ばれますが、もちろん出汁がよく効いていて美味しいです♪
寿司屋の汁物は特においしさを感じますね♪


↑赤出汁

それからシャケ、ホタテも少し大振りで上質で、特に北寄貝が肉厚でこの独特のしっとりとした柔らかさが素晴らしい♪
こんな美味しい北寄貝は初めて食べましたね♪


↑シャケ


↑ホタテ


↑北寄貝

カニ、イクラも良く、そして生のムラサキウニも想像以上に濃厚で新鮮で美味しく絶品♪
やはり北海道の生ウニは旬だし、とても美味しいですね♪


↑カニ


↑イクラ


↑生のムラサキウニ

 小樽の寿司屋通りのお寿司はネタが新鮮で上質で美味しかったですね♪
寿司屋が集積し、味を競い合っていう結果だと思います♪
素晴らしいですね♪
また小樽でお寿司を堪能し、この「日本橋」にも訪れたいと思います♪
とてもオススメです♪

美味しかったものまとめ(2017年上半期)

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「夜パフェ専門店 パフェテリア パル(札幌市)」の締めパフェはとてもオススメ!

2017年08月22日 01時00分00秒 | 外食
 札幌等へ旅行した際に「ココミル札幌 小樽」という旅行ガイドブックや札幌在住の方によると、何と札幌では飲み会の締めなどにパフェを食べるのが流行っていて、「夜パフェ」や「締めパフェ」とも呼ばれているようです♪
 さっそく「ココミル札幌 小樽」に掲載されている「夜パフェ専門店 パフェテリア パル」へ行ってみました♪

ガイドブックにこの店は以下のように紹介されていましたね♪
これは期待が持てます♪

「旬のフルーツで作るパフェが好評な夜パフェ専門店。自家製ジェラート手作りのパーツすべてが味、ビジュアルともに創意工夫されていてる。食べ終わるまで、次々変わっていく味わいを楽しんで。」

 場所は、札幌の「すすきの駅」と「豊水すすきの駅」の間でビルの6階にあります♪

 3人で訪れました♪


↑店の入口

 お店は2016年12月にリニューアルされたようで、席も42席と拡張されたようです♪
かなり店内は綺麗でオシャレでしたね♪

 パフェは7種類あり基本的には1250円で、アルコール含めた飲み物が250円で、併せて1500円となります♪
ただ1種類だけパフェが1500円で、同様に飲み物を追加すると+250円で、併せて1750円となります♪
ドリンクが250円というのは安いと思いますね♪
但し、高級なドリンクは追加料金が必要でしたね♪


↑パフェ7種類の解説

 一番人気はチョコレートがベースのピスタチオとチョコレートのパフェ1250円とのことでした♪

 どれを選ぶか非常に悩みますが、宮崎マンゴーが美味しそうだったのとチョコレートベースも食べたかったので、「宮崎マンゴーとフロマージュゴランのパフェ」1500円を選びました♪
飲み物は、赤ワインです♪

まず赤ワインが運ばれますが、さすが夜の札幌という感じでオシャレなグラスです♪


↑赤ワイン

 そして「宮崎マンゴーとフロマージュゴランのパフェ」が運ばれますが、おおおぉぉぉ縦にかなり長くて立体的にゴージャスで美しい!
しかも赤いテントウムシが2匹乗っている^_^)
これは凄いですね♪
さすが、夜パフェ!
想像以上のゴージャスさに驚きました♪
これはワクワクします!
夜の締めにふさわしいですね!


↑宮崎マンゴーとフロマージュゴランのパフェ


↑「宮崎マンゴーとフロマージュゴランのパフェ」の拡大

もちろんパフェは甘くて美味しく、上からフロマージュゴラン、チョコレートジェラート、ココナッツソルベ、宮崎マンゴー、チーズスフレ、マンゴーのコンカッセ?、タピオカなど盛りだくさんで、いろんな味を楽しめて豪華です♪

さすが宮崎マンゴーも上質さを感じましたね♪
これは幸せなひとときです♪
何だかワインとも合いますね^_^;)


 他の二人のパフェも凄い!
おそらく「リンゴとリコッタチーズのパフェ」と横に長い「ラベンダーとハスカップパフェ」だったと思います♪
特に縦に長いパフェは存在感がありますね♪


↑リンゴとリコッタチーズのパフェ?


↑ラベンダーとハスカップパフェ

 二人とも初の夜パフェの豪華さに興奮して、そして美味しくてとても喜んでいましたね♪
一人は札幌在住でしたが、初めての経験のようでした♪

札幌の夜の締めに、夜パフェはとてもオススメですね!
「ココミル 札幌 小樽」には他に3店紹介があったので、今度札幌に行った際には、ぜひまた食べてみたいですね♪

「夜パフェ専門店 パフェテリア パル」の締めパフェはとてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2017年上半期)

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「江戸ぶらり古地図ウォーキング」【深川】(①富岡八幡宮~えんま堂編)はとてもオススメ!

2017年08月21日 01時00分00秒 | イベント・外出
 阪急交通社が日帰り旅行で企画する江戸ぶらり小地図ウォーキングの「深川」へ参加してきました!

 前回「両国」編「吉原」編に参加して良かったので、今回は「深川」編に参加しました♪

 午前9時30分に東京メトロ門前仲町駅出口に集合し、まず古地図と今回のコース説明資料が配られます♪


↑古地図

 次に古地図を見ながら簡単に説明があり、今回は富岡八幡宮や成田不動、えんま寺、採茶庵(松尾芭蕉)、深川江戸資料館、霊厳寺、清澄庭園に行くコースになるとのことでした♪


↑コース説明資料

 さっそくウォーキングが始まります♪

 参加者はイヤホンでガイドの説明が聞けるので、ガイドからかなり離れていてもその説明内容が聞けるのは素晴らしいですね。
今回のガイドもかなり詳しく調べているようで、手書きの説明書で時々説明してくれました♪
素晴らしい♪

まず富岡八幡宮に行きます♪
天気が良く、また鳥居が立派で素晴らしい♪
中が工事中だったので迂回して入ります。
またこの日は骨董市をやっていましたね。


↑富岡八幡宮の鳥居

そして富岡八幡宮の境内に伊能忠敬の像があるので、ガイドがその手作りの説明書で説明してくれます♪
伊能忠敬は50歳から天文学や測量学を学び、日本全国を歩き、没後に日本最初の実測図ができたようです♪
ちなみに伊能忠敬は深川生まれで永代橋の近くに住んでいたとのことでしたね。


↑伊能忠敬の説明

実は富岡八幡宮には何度か来たことがあり、鳥居近くに大関力士碑があるのは気づいていましたが、その近くに手形足形碑や巨人力士身長碑があるのは気づきませんでした♪

手形足形碑には力士の手形や足形があるのですが、さすが手形がでかい!
私は結構手が大きい方なのですが、手を合わせてみるとその巨大さを実感します♪


↑手形足形碑


↑手形足形碑に手を合わせる

そして巨人力士身長碑もかなり見上げてしまいます!!
2m20cmを超えているとはすごい!


↑巨人力士身長碑


↑巨人力士身長碑

それから奥には横綱力士碑がありました♪
初代からの歴代横綱の名が現在まで刻まれています♪
曙や貴乃花、若乃花もありますね♪


↑横綱力士碑


↑横綱力士碑の説明


↑横綱力士碑

それから晴天で富岡八幡宮は後ろの木々の緑をバックに映えていましたね♪


↑富岡八幡宮

それから、力比べの石もありましたね。
55貫目と書いていますね。
江戸時代には1貫3.736kgだったようです。
ということは205.48kg!!
それはスゴい!
持ち上げると名前を刻んでいたようです♪


↑力比べの石

それから近くの成田不動堂にも行きました♪
正面が旧本堂で、左側が本堂とのことで珍しい形ですね。
近代的!
バリアフリーとのことです。


↑成田不動堂

そしてえんま堂へ向かいますが、途中左側に昔の面影を残す飲み屋街として辰巳新道が紹介されていました♪
といっても昭和20年の東京大空襲で焼け野原となり、その後に出来た横町です♪
その中でも、以前私のブログでも紹介しましたが、禁煙で「ゆうちゃん」というお店はリーズナブルで美味しくてとてもオススメですね!


↑辰巳新道

そして法乗院へ到着します。
えんま寺や「深川えんま堂」として知られています。
江戸三えんまの一つとのことです。


↑法乗院

驚いたのは本当に怖そうで巨大なえんま様がいたこと!


↑えんま様

しかも、下の方を見ると色んな願いが書いてある筒があり、そこに100円玉を入れると、ありがた~いえんま様のお声が聞ける仕組みになっているとは更に驚きました♪


↑色んな願い

とりあえず、一番右側にオールマイティな「祈願成就」というのがあり、それで世界がさらに良くなるように願いました♪
録音のようですが^_^;)低い大きな声でお言葉を聞くことができました。
舌を抜かれることはありません^_^;)
それにしても「怨敵退散」はありそうですが、「ぼけ封じ」「いじめ除け」は当世を反映しているのでしょうか^_^;)

 それから採茶庵に行きました♪
まさに松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立とうとしている銅像があります♪
ここから実際に旅立ったそうですが、実は元々住んでいた隅田川と小名木川沿いの屋敷は売って路銀にして住めなくなったため、ここから出発したようです。
ちなみに奥の細道は厳密にはフィクションだったようです。
といのは後でその弟子が綿密に書いた日記が見つかったのですが、出発が一週間ほどずれたりいろいろと誤差があったようです^_^;)
ちなみに奥の細道では3/27出発ですが、弟子の日記では3/20出発だったようです。


↑採茶庵の松尾芭蕉の銅像


↑採茶庵の説明

 それから、この採茶庵の裏側を見て驚いたのですが、建物はセットだったんですね^_^;)
これはなかなか気づきません!
せめて本物っぽく藁葺き屋根風にして欲しかったと思います^_^;)


↑採茶庵の裏側

次回は「②深川江戸資料館編」です♪


お勧めなお話(2017年上半期)

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「東京どこに住む?(速水健朗)」という本はとてもオススメ!

2017年08月18日 01時00分00秒 | 
「東京どこに住む?」の購入はコチラ

 「東京どこに住む?」という本は、東京は関東大震災後に郊外化が西に進んで東京の住宅地人気は西高東低と言われたが、東日本大震災後は自宅近くにあるバルが人気でそういった行きつけの店があるような地域が好まれ、アメリカでもポートランドのように食べ物を重視した街が人気であること、そのほか具体的な東京での引っ越し例、これまでの日本の都市政策、それから会社と家までが「2駅ルール」の職住近接が会社の業績アップにつながる等について書かれています。
 
 東京に住むなら皇居を中心とした5キロ以内で、食文化が豊かで今まであまり注目されなかった東側や北側が良いのかもしれません。
またIT会社に勤めるなら、それら会社がある渋谷や六本木、五反田の近くが良いようです。

 そして、脱都市という考えも人気ですが、小さな経済圏を実行するにもある程度のまとまった人口が必要で、地元の食やコミュニティに根付いた生活を送るのに適した場所は地方や農村部ではなく都市で、また大局的に考えても、人類繁栄のための技術の集大成が都市ということになるようです。

 「東京どこに住む?」という本は、東京だけでなく住むべきところについて考えさせられる良書だと思います。
とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・これからの時代に、日本人は「引っ越し」を余儀なくされる。人口減少でこれまでどおりの経済活動の規模が維持できなくなる時代、東京一極集中という名の人口移動が起きている。さらに、都市人口が増えるということは、人口流動が増えるため、日本人の平均生涯移動回数は確実に上がっていく。さらに人口減少が進むことによる不動産価格の変化がある。住宅需要はこれまでどおりには維持されなくなる。東京の都区部の中でも、すでに人口減少に突入している地域がある一方、都心3区は2030年までは人口増が続くと推定されている。こうした傾向から見ても、人口が減る地域の地価は下がり続けるし、都心の価格はしばらく上がり続ける。不動産価格が変動する時代に、人々の移動が起こるのは必然である。こうした環境の変化において自発的にそこから移動をするか、または定着を選ぶかで、人生は大きく変わってくる。経済学者のエンリコ・モレッティは、現代は「都市間格差」の時代へと変化しており、職業選び以上に住む都市が人生の格差を生む時代であるということを指摘する。現代においては、自分の置かれた状況を改善する手段として、住んでいる場所を変えることができるかどうかが問われていくのである。移動は、その人が持つ能力が試される機会でもある。職業的能力、経済力、コミュニケーション力、テクノロジーへの適応力。これらが高い人であれば、どこに住もうが生きていけるだけではなく、より自分の生き方の好みに見合った場所を探し、楽しく生きられる場所を探して移動を続けていくことができる。いや、備わった能力の問題ではない。むしろ重要なのは、ここぞという時期を見極めて「えいやっ」と移動することのできる勘や行動センスかもしれない。

・東京の中にも都心と郊外があり、マンション価格の傾向だけを見ても、都心のマンションのニーズは高く価格は下がらない傾向が強いが、郊外は全般的に価格も下がっているという傾向にある。一方、不動産仲介業者によると、かつては駅近物件の目安は、駅から徒歩10分以内だったが、いまは5分以内になりつつあるのだという。人はかつてよりも、住む場所に対してユーティリティー(利便性)を重要視するようになっている。ただしコンビニに近いかどうかは、かつてほど便利さの指標にならなくなった。なぜなら、コンビニの数が飛躍的に増えたかたである。逆に減ったのがレンタルビデオ店だろう。いまどきはレンタルDVDは宅配や有料動画配信のスタイルに移り変わり、住む場所とは無関係になりつつある。そもそものニーズが減ったのかもしれない。また最近では、人が住む街を選ぶ際には、コンビニやレンタルビデオの有無などよりも、スターバックスのような街の雰囲気を左右するチェーン店、また個性的でくつろげるカフェやワインバルがあるかどうかのほうを重視するという。これらはユーティリティー以上に街の個性が重視されているということかもしれない。

・現在の人口集中は、これまでのそれとは性質が違っている。かつての東京への人口流入h、東京の周辺部、つまり郊外への人口拡散を伴うものだった。だが現在の人口集中は、都心部の人口増、つまり最都心部への集中である。またこうした都心部への人口集中の傾向は、世界的にも見られる傾向なのだ。

・5kmという距離は、都市の集積を考える上でも重要な目安であり、都市の集積に注目する森ビルグループも、中心から5kmに都市の重要施設がいかに集中しているかを重要な指標として考えている。皇居を中心から5kmという距離でくくることで、様々な実態が見えてくる。皇居から半径5kmで区切った東京都は、渋谷や新宿がぎりぎり入るエリアであり、同じ副都心でも、池袋はやや外れている。湾岸部の勝ちどき、晴海は完全に圏内だが、豊洲やお台場になると、ギリギリかすめるといったくらいになる。東京の南部を見ると、新幹線が止まる品川は都心のイメージがあるが、少しだけ5km圏外。北部になると、文京区より北にある板橋区、北区は圏外。荒川区は区の一部、日暮里駅でちょうど5kmである。東京東側は、東京スカイツリーが建っている押上が5kmに入るか入らないかのギリギリの線ということになる。23区の平均年収を取り上げて比較してみると、その上位5区のうち、目黒区を除く千代田区、港区、中央区、文京区はどれもが5km圏内に位置していることに気づく。また人口の増減予測の区ごとの数字を見ても、2030年まで人口増加が見込まれる地域のベスト5にランキングするのは、前述の5区の中から渋谷区を引いてかわりに江東区を加えたものという結果になる。「東京一極集中」とは言われているものの、外周に当たる板橋区、北区、足立区という区ともなれば、他の人口減少に脅かされている地方自治体とさほど変わらないということになるのだ。

・東京が「西高東低」になった時期は案外と古い。大正時代の前後に始まる住宅地の郊外化にそのきっかけがある。1923年の関東大震災で東京の東側は、壊滅的な状況となった。東京の住宅地が西に向かったのは、その復興以降のことである。西に向かって郊外化した背景には「地形や風土の違い」があるというのは、政治思想史の研究者で鉄道と都市に関する著書の多い原武史だ。「東京の東部は西部よりも川や運河が多く、当初は水上交通が発展した」から「首都圏の鉄道は東京の東部よりも西部で発達した」というのが、郊外化が主に東京の西側に向かった理由である。そして、こうした郊外鉄道の発展とともに郊外に移住した人々は「新中間階級」ともいうべき階層の人々でもあったという。

・一方、東京の東側とは、城東地区と呼ばれる葛飾区、墨田区、江東区、江戸川区、台東区のことを指す。明治末期から大正にかけて、東京の東側の城東地区一帯に住んでいたのは、元々貧した地方から東京に仕事を求めて来た流入者たちである。彼らは、「日雇・土方から車夫・運送業」など多様な職種から構成された「都市下層民」とでもいうべき人々。当初は東京全域に点在していた彼らは、明治の中頃から「下谷・浅草区」に集まり、明治の後半か次第に「本所・深川区」といった地域に定着して「貧民窟」を形成した。だがそんな「貧民窟」の住人たちの生活は大正時代に大きく変わる。第一次世界大戦を機に、日本は造船業などを中心とした産業の発展期を迎え、本所、深川周辺は町工場が建ち並ぶようなエリアに変化する。これまでは多種多様な雑業に就いていた「都市下層民」の多くは、工場労働者となって東京下町の産業化を下支えする存在になっていった。こうした町工場の近くには、その労働者が住み、その町には商店街が発生した。これがいわゆる下町である。西が「新中間階級」が住む郊外の住宅地、東が「労働者階級」が住む下町という大まかな社会階層の違いが東京の「西高東低」の原点だったのだ。

・戦前の1941年の大都市住宅調査によると当時の持ち家率は22%に過ぎなかった。「戦前の都市部では住宅の大半は賃貸住宅」だったという。それが、戦後に急速に持ち家率が高まり、1958年には、その割合が最大値を示す71.2%に跳ね上がる。こうした持ち家率の上昇を現実化した「持ち家政策」とは具体的に何を指すのか。それは「住宅領域に対する政府の介入」のひとつとして、持ち家取得に対して長期の固定金利の住宅ローンを供給する住宅金融公庫の存在を規定する「住宅金融公庫法(1950年)」の施行であると指摘する。またその目的は中間層への「公的援助」だったという。日本住宅公団も「賃貸住宅だけでなく、住宅宅地分譲の事業を進め、中間層の持ち家購入を促した」一方で、「低所得向けの住宅供給は残余的な施策とされた」のだ。一方、当時の都市住民はどのようにこれを受け止めたのか。1960年代には理想の結婚相手の条件として「家付きカー付き婆抜き」などということが言われていた。つまりは一軒家に住み、クルマを所有し、夫婦と子どもだけの核家族。それが理想の結婚像になっていた。そのマイホームが建つ場所とは、現実には都心ではなく郊外だった。

・正確には東京で人口が増えているのは、東京東側というよりも、正確には中心部及びそこに近い範囲の一部東側である。東京の23区内だけで見た場合、人口増加率が高いのは千代田区(5.1%)、中央区(3.9%)、港区(2.4%)の3区である。これらの区の特徴は、増加しているだけではなく、転出率も高い(千代田区1位、港区4位、中央区7位)。その上に、さらに人口増が起こっているのである。都心部は人口の増減、つまり新陳代謝が活発なのだ。そして人口増加率の上位は、千代田区、中央区、港区に次いで、墨田区、文京区、江東区と中心から東側の区が続く。新宿から西の郊外へと中央線が通過する沿線である中野区は17位、杉並区は20位と振るわない。4位の墨田区は、東京スカイツリーの建っている区である。これを見ると東側の発展は事実なのだろう。スカイツリーの誕生がそれに貢献しいているかはわからない。それ以前に東京メトロ半蔵門線が水天宮からスカイツリーのある押上まで延伸(2003年)し、錦糸町などの墨田区の街から都心へ出るのが便利になったという理由のほうが大きいかもしれない。同じ東京の東側の区でも江東区の人口増には偏りがある。湾岸部の人口増加率が33%、内陸部は4%。発展しているのは豊洲など都心に近い湾岸部。江東区の発展は中心部の発展に近い。東京は西側から中央にシフトしている。それに加え中心部に近いやや東側、たとえば中央区の日本橋の東側に広がる日本橋人形町、東日本橋、日本橋浜町といった都心部に近い街の発展がめざましいことを考慮すると、東京の発展が西から東へとシフトしているといった場合のニュアンスは、むしろ中央及びそのちょっと東の発展というイメージが正しいのかもしれない。

・街が飲食で変わる。その中でもバルで変わった街として挙げられる街に八丁堀がある。株式会社ワンズが発表した「首都圏乗降客数上位200駅/「2020年人口成長駅商圏ランキング」トップ5」(2013年)によると、「2020年に成長性が高いと推計される駅商圏」で、1位の月島、2位の人形町に次いで、3位にランキングされているのが八丁堀である。これは、「2020年の推計人口という将来の人口データを基準として、現在の人口からの増減数データに着目し、駅商圏の将来性を分析」したものである。八丁堀は東京駅からほど近い都心の中の都心である。銀座も有楽町も完全に徒歩圏内だ。ただしこの辺りは住宅地としてのイメージは薄く、むしろ京橋地区というオフィス街に属するエリアである。だがこの八丁堀は都心回帰という流れの中で、顕著に人口が増えているエリアの代表であり、住むための場所と働く場所のハイブリッドの街へと変わりつつある。

・「行きつけの店」がつくれる街、歩いて楽しい街の姿が現れてくるような指標が「センシュアス度」である。「センシュアス」とは官能的という意味だが、これは都市生活における身体性に関わる項目で都市住民へのアンケートを行い住民のアクティビティーの豊かさで都市の魅力を測る物差しを提案しようという趣旨のものだ。具体的にポイントとされる項目、及びアンケートの中身は以下のような具合で、かなりユニークなものである。
1.共同体に属している:ボランティアへの参加度やなじみの店の有無など
2.匿名性がある:1人だけの時間を楽しんだり、昼間から酒を飲んだ経験など
3.ロマンスがある:デートやナンパの機会、路上キスの経験など
4.機会がある:知人ネットワークから仕事につながった経験など
5.食文化が豊か:地ビール、地元食材を使った店の有無
6.街を感じる:街の風景を眺めたり、喧噪を心地よく感じた経験
7.自然を感じる:公園や水辺、空気などに触れて心地よく感じた経験
8.歩ける:通りで遊ぶ子どもたちの声を聞いた経験や寄り道の誘惑の有無
これらのポイントの合計点で示されるのが、街の「センシュアス度」ということになる。そのランキングは以下である。
1位:文京区
2位:大阪市北区
3位:武蔵野市
4位:目黒区
5位:大阪市西区
6位:台東区
7位:大阪市中央区
8位:金沢市
9位:品川区
10位:港区
11位:千代田区
12位:静岡市
13位;横浜市保土ヶ谷区
14位:盛岡市
15位:渋谷区
16位:荒川区
17位:福岡市
18位:仙台市
19位:那覇市
20位:大阪市都島区

・古いコミュニティがあり、昔からの居酒屋がたくさんあるなかに、若い人が経営するカフェやビストロができる。そんな多様性がある街がいい街です。東京の中心に近い場所にこそ、そういった街はたくさんあります。実はそういう街を好むのは若い世代。シェアハウスなどの文化に親しんだ若い世代ほど、街に根付いた暮らしの価値を理解しています。流動性が高い世代こそ、都市にコミュニティーを求めているのです。地元住民感が味わえる街で、根付いて暮らす感覚が、住む場所として最近新たにニーズを高めている。かつて若い世代が住みたい場所は、その街のステイタスと結びついていたが、それは古いものになりつつあるようだ。例えば門前仲町である。富岡八幡宮の門前町として古くからの店も多いが、1本裏の路地に入ると新しい店も多い。あらゆる要素が入り交じっている。すぐ近くには住宅地域も広がっている。東京の下町的な地域でありながら、新しい町という要素を兼ね備えている。総合設計制度による再開発事業で失われるのは路地ですよね。そして商業ビルの飲食フロアは、チェーン店しかない。チェーン店でない飲食店がある路地が失われると、街の魅力は失われます。でもチェーン店があるからダメではないということも、センシュアス調査でわかりました。個人店もあって、チェーン店もある。それが魅力ある街の条件です。チェーン店が必要なのは、人は生活の中で「匿名性」も重視するということだろう。「ただいま」と言って帰ることができる行きつけの店が生活の中で求められるのと同様に、そうではなく自分が誰かが問われない空間が都市の良さでもある。基本的に「都市」が持っている「匿名性」と「地元」が持っている「根付いて暮らす」感覚、この両者を併せ持った場所が、今どきの住みたい場所の理想形ではないだろうか。

・アメリカの変化がもっとも早くに表れ、模範の対象となっているのは、「最も住みやすい都会」と呼ばれ日本でも知名度が高くなっているオレゴン州のポートランドである。こちらも「食べ物のレベルは全米屈指」という食べ物で変化した都市だ。ここで起きていることとは何か。それはこれまでの衣食住の習慣を考え直そうという流れです。少数でもいいから本当にいいものを作りたいという作り手をはじめ供給側の努力と、環境や体により優しいものを身につけたい、よりクリーンな食材を口にしたいという消費者の欲求が融合し、現在、食やファッションといった文化の様々なエリアで、エコ、ハンドメイド、オーガニックといった要素を鍵に変革が進んでいるのです。

・ポートランドを日本に広めた一人でもあるバウムの宇田川裕喜は、この街が食を中心とした街づくりを、住民自治の強い意思として選び取ってきたことを指摘する。「東京でもビルやマンションが建つときに、1階部分にお店を入居させますよね。ポートランドでは、それを決めるときに必ず近隣の住民たちが集まってこの街には何が必要かを議論するんです。だから、こうした場所には、大手のチェーン店よりも個人の経営する個性的な店舗が選ばれることが多いんです。」東京の街では、マンションやオフィスビルが街のにぎわいを阻害しているケースが多い。マンションやオフィスビルの1階にテナントを入れているケースでも、コンビニエンスストアやチェーン系の店舗が入るケースが多いが、ポートランドでは何の店舗がふさわしいかを住民の合議によって決めるのだ。従ってポートランドでは、全米の有名チェーン店であってもそう簡単には出店ができないという。アメリカでは良心的な食料品スーパーのチェーンとして知られるトレイダージョーズも市民の反対で出店できませんでした。この街で何か変化が始まるときは、大きな資本ではなく、個人の事業やショップがきっかけになるのであって、その良さを見つけるのは、センスのいい個人なんだっていう思いが共有されているんです。こうして街が開発されたとしても、にぎわいが途切れないような街づくりがポートランドでは実現しているのだという。

・ポートランドが魅力を高めた最大の要因について、「都市成長境界線」の策定にあったということを指摘している。ポートランドは、都市の範囲を「維持しやすい規模」に留めて郊外化を防いだという。それは「周辺地域の農業や林業を守ろうという意図」でもある。実際にポートランドの都心部のサイズは「だいたい自転車で15分もあれば到着する程度の広さ」なのだ。アメリカの大都市が郊外化を続けた1950年代以降の時代にそれを防ぎ、都市の集積を維持したポートランドがいつの間にか「最も住みやすい」場所になったということだ。ポートランド的な生活を考える場合に、人は自然と密接な環境を思い浮かべるが、重要なのはポートランドが集積した都市である部分だ。むしろこの街はにぎわいを逃さないための努力を行っているのだ。ポートランドの教訓とは都市は拡散ではなく集積の論理で生み出されるということである。

・ポートランドが21世紀的な都市の最先端だとすると、これからの東京でポートランド的な場所になり得る地域はあるのだろうか。「15年前でいうと中目黒だったと思います。古くからの建物が残されている街で、安い家賃で面白いことをやろうとする若い人たちが集まってくる街。でも今は家賃も高くなり十分開発されてしまっている」むしろ注目は古いビルのリノベーションなどが進む東京の東側だ。「岩本町とか、蔵前、清澄白河なんかはまだ古い建築物も多くて、期待できる街ですよね。清澄白河はこだわりのカフェが多くてコーヒーを1日に何度も飲むような生活には向いていますし」東京の中心部から東側のエリアに古いビル物件が多いことを利用し、リノベーションで事務所や飲食店、ギャラリーなどに変えていこうという「セントラルイースト東京」という運動があった。これは東京の東側を劇的に変えたわけではないが、十数年という長い年月をかけてようやく点が面に展開するようなスローな都市の再生が起きている。

・宇田川の事務所があるのは、日本橋小網町。東京駅の東側、距離にして約1キロという都心といっていい立地だが、街路が狭く小規模の飲食店が建ち並ぶ下町、日本橋人形町のすぐ近くである。「この辺は、安くて美味しい食べ物屋さんが多い地域です。小さい焙煎機があるコーヒー屋を若い人がやっている例もありますし、ちょっと離れていますけど、小伝馬町にはブルックリンから帰ってきた日本人が開いた店なんかもあります」小伝馬町、人形町、東日本橋、馬喰町。これらは、徒歩で歩き回るエリアとしては少し広すぎるが、個性的なカフェやバー、レストランが増えており、夜に出歩いても「おひとりさま」女性が多い場所である。株式会社ワンズの発表によると「2020年に成長性が高いと推計される駅商圏」で、日本橋人形町は第2位である。まさに日本橋人形町は、住宅地と活気のある商店街が隣接し、個性的な飲食店が並ぶ街でもある。古いコミュニティーのある街でありながら、近年は外からの流入があり、古い店と新しい店とが混在している。これは島原万丈が指摘していた「センシュアスな街」の条件も備えてもいる。かつてであれば、東京西側の東急線沿線にステイタスを感じていたような人々が、むしろこの辺り、つまり「真ん中よりちょっと東」を狙って独り暮らしを始めるケースも多いという。日本橋人形町の界隈であれば、都心の便利さを享受できる。東京駅を中心としてみた場合の距離は、約1キロでしかないのだ。

・東京には多くの横丁が存在するが、その多くは元々、青空市・闇市だったという歴史があり、その名残もまだ残っている。戦後、主にターミナル駅の前に新興市場空間として始まった闇市が、次第に一時的な許可、その後に発生した占有権などのゆるい管理の下、バラック状態の低層の建築物として残り、現代では横丁と呼ばれる存在になった。新宿のゴールデン街のような駅から少し離れているような横丁の場合は1950年代以降、駅前整備とともに代替地へ移動したケースであり、戦後そのままの横丁とは違う「第二世代」の闇市ともいうべき存在だと指摘する。

・これらの横丁が支持されるのは、それらの店が提供する飲食の安さとも関係している。急速な地下高騰は飲食文化にとっては大敵である。東京の都心部は賃料の高騰も激しい。個人経営の店舗ではその高騰について行けず、残るのは大手チェーンばかりということになってしまう。その中で「占有」という歴史的経緯によって暴力的な不動産市場の原理から守られる「横丁」は、安いままの飲食物を提供できるというメリットを持っている。これは一種の既得権益でもあるが、食文化を守るための図らずしもの「飲食街経済特区」となっている側面もある。もちろんこれが都市住民にとっては歓迎すべきことであるのは間違いない。

・北千住は「住むのにいい街は、まず活気のある商店街が近くにあること」という今どきの住みたい場所の傾向と合致している。駅周辺には、マルイなどがある大きな駅前商店街を含めて、4つのにぎやかな商店街がある。そして北千住飲み屋横丁が駅西口を出てすぐの左手方向に伸びている。この横丁に軒を並べる店は、古くからの味のある一杯飲み屋といまどきのワインバル的な「リノベ」店舗が混合しており、客層は女性の割合が多い。その一角には風俗街も存在するが本当に治安が悪いのであれば女性客はこんなには多くないだろう。横丁に新しい店が多いのは2000年代に入ってこの辺りに大学のキャンパスが増えたことも関係しているだろう。東京芸術大学や東京電機大学を始めとした5つの大学がこの近くにキャンパスを構えている。

・都心への人口流入が増えているということは、イコール電車通勤をしない生活を選ぶ人は増えているということでもある。職住近接。ある意味では、東京のような大都市以外では当たり前に享受できる生活が東京でも選ばれ始めているのだ。

・Yahoo!が社員に向けた説明にはこうある。「在宅勤務により、スピードと品質が犠牲になります。私たちはYahoo!として一つになるために顔を合わせる必要があるのです」どれくらいこれが本音なのかはわからないが、企業が在宅勤務を避ける傾向に向かっているのは、従業員が自宅作業ではまじめに仕事に打ち込まないと考えているからではない。現代の知識集約型産業における中心的な業務は遠隔化できないということをYahoo!は認識しているのだ。彼らが重視するものは、人と人の距離の近さによって生まれている。だからこそ、遠隔地での個別の作業は、最小限に留める必要があることを理解しているのだ。それを理解せず在宅勤務禁止を批判するのは議論の方向が違うというべきだろう。

・チームラボでも「ノマド」「在宅勤務」は禁止である。なぜなら「ネット会議も含め、一緒に仕事をするメンバーが離れた場所にいる形態はチームで成果を上げるには不向きだから」だという。経済学者のハーフォードのいう「産業の知識集約度が高ければ高いほど、その産業は小さなエリアに集中する」というのは、IT企業のオフィス内、人と人の接点のレベルでも起こっていることなのだ。

・GoogleにせよYahoo!にせよ、日本での彼らのオフィスは、六本木の極めて都心の一等地に置かれている。どちらもオフィスを見せてもらったことがあるが、広いフロアを占拠しているとはいえ、シリコンバレーのような郊外とはほど遠い都心のオフィスビルである。社員一人当たりの面積が広いということはない。むしろ狭い場所で顔をつきあわせて仕事をしえいるという印象を受ける。特にGoogleの会議室は狭い。Googleは、会議の質と時間に哲学を持っている企業だ。より緊密な距離での緊張感のある会議を進めるために、あえて会議室を狭くしているのだろう。

・組織としての一体感や仲間意識。そういったものが大事であるというと身も蓋もない話に聞こえるが、彼らが大切にしているのは、フェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションである。電子会議では伝わらないプロジェクトメンバーとのちょっとしたコミュニケーションの機微、休憩時間やランチタイムなどで発生するちょっとした普段の会話。そうした中からも、プロジェクトの進行を左右するようなことが起こりえるのだ。最新の都市の知識集積型産業が高い生産性を獲得している時代。それはアイデアからしか価値が創造されてこない時代でもある。そしてそのアイデアは人と人との接触からしか生まれてこない。ちなみにアイデアは同じ知識、同じ言葉しか持たないもの同士がいくら顔をつきあわせても生まれるものではない。「アイデアは交差点から生まれる」の著者、フランス・ヨハンソンは「メディチ・エフェクト」を起こすことで、アイデアは生まれてくると説く。15世紀のイタリアに花開いたルネッサンスは、銀行業で繁栄したメディチ家の下に集まった文化人や芸術家たちが、分野を超えた交流を行うことで生まれたものであるとして、「異なる専門分野や文化が相互に出会う場」からアイデアが生み出されるのだと説く。つまりアイデアは専門性と多様性が出会う場において生まれるのだ。それもまた都市でしか起こりえないものの一つである。

・ITジャーナリストの林信行は、2010年代に入ってからIT系のベンチャーが集まる中心地が、シリコンバレーから大都市のサンフランシスコに拠点を移し始めたということを指摘している。その代表的な存在がツイッター、ドロッポボックス、ピンタレスト、ウーバーなどの企業である。サンフランシスコからGoogle本社があるマウンテンビューまでは約60キロ、さらにシリコンバレーと呼ばれるエリアの最南東部のサンノゼになると80キロ以上。アメリカ人の距離感覚での郊外といってもそれなりに遠い。なぜ都心でなくてはいけないのか。林は、創造性がビジネスにとって大事になっている傾向の中で、「クリエイティブなインスピレーションにあふれた街には、優秀なデザイナーなどクリエイティブな人が集まりやすい」とITベンチャーの都心回帰の理由に対する分析を行っている。それだけではない。有力なITベンチャーが、サンフランシスコに拠点を移しているのは、仕事のできるソフトウェアエンジニアたちを、もはや給料の額だけで会社につなぎ止めておけなくなっているからだ。有名なベンチャーで働くようなソフトウェアエンジニアたちは、とてつもない給与をもらっている。それでもまだ引く手はあまたなので、転職率は極めて高い。彼らは次々と転職を繰り返し、さらに高額の給料を得ていく。どこの企業も彼らを引き留めておくためには、高いコストを支払わざるを得ない状況になっている。シリコンバレーには、広大な敷地があり、社員一人一人に与えられるスペースにも余裕が生まれる。その環境の良さが人を集めているわけだが、いまではそのメリットが逆に遠いと敬遠されるようにもなってきている。郊外の会社のデメリットは、通勤の距離だ。エンジニアたちは、便利で遊ぶ場所も多い都心部、つまりはサンフランシスコを住む場所として選ぶようになっているのだ。そして、彼らはそこから長い通勤時間をかけて、シリコンバレーに通う。中には社員向けにバスを運行させている会社もあるが、主に自動車を使って通わざるを得ない。考えてみれば、郊外の自宅から都心のオフィスに通うというのが、従来のよくある通勤だとすると、これは郊外への逆通勤である。ITベンチャーは家賃の高い都心部、サンフランシツコへ移転するというのは、この状況をふまえたものでもあるのだ。オフィスが都心に移動することは、働くエンジニアたちに通勤をさせないための施策なのだ。むしろ会社が従業員の通勤にかあるコストを立て替えている。このように職住近接の状態をつくることで企業の魅力を高め、優秀なエンジニアたちを引き留めているのである。

・話を聞いているうちに気がついたことがある。それは日本のIT企業で働く人たちは、会社と近い場所に住み、仕事とプライベートが地続きの生活を送っているという事実である。その理由には、簡単に行き着くことができた。東京に拠点を置くITベンチャーは、近くに住む社員になんらかの家賃補助制度を導入しているケースが多いのだ。最初にオフィスの近くに住む社員への住宅補助を制度として広めたのはサイバーエージェントである。この成功を見て多くの(少なくとも十数社以上)ITベンチャーが制度として導入していったのだ。サイバーエージェントは、オフィスから2駅以内に住む社員に3万円の補助を出すという制度を2005年頃に福利厚生の一環として導入した。この制度は「2駅ルール」と呼ばれている。元々は通勤のストレスを軽減しようという人事からの提案がその導入の理由である。しかしこの制度を導入したことで予想外に生まれたメリットは大きいのだという。「2駅ルール」を導入して生まれたメリットとは、社内コミュニケーションの活発化である。職住近接の生活の中で、社員同士が仕事終わりに飲みに行く。「恵比寿会」や「三茶会」といった近所に住む同士で仕事終わりに飲みに行く社内グループが生まれているのだ。こうした現象はむしろ今時の会社からは失われつつある昭和の家族的日本企業の悪しき風習の復活のようにも思える。だがチームごとに個別化した業務が多く、隣の部署はなにをやっているかも知らないようなIT企業の中では部署の垣根を越えた情報交換の場の貴重度が増している。現代の企業全般が抱える問題として、社内コミュニケーションの円滑化は重要なものになりつつある。一般に社員の離職理由でもっとも多いのは人間関係である。それはITベンチャーであっても変わりはない。またエンジニアという分野においては、常に技術の最新動向を知っておくための勉強会が自発的に行われている。サイバーエージェントは、それを日常的に行える環境を整備するためにエンジニア・クリエイター職を対象にしたシェアハウスを開設している。

・渋谷、六本木に続く新しいITベンチャーの集積地として人気を集めているのが五反田である。エンジニアたちがベンチャーとして始めたチケットの二次流通を扱うチケットストリート、モバイルサービスのモバイルファクトリー、キュレーションサービスのU-NOTEなど、多くのITベンチャーがこの界隈に集まりつつある。五反田は東京駅からは8キロと本書が定義する都心からは離れているが、東京の中央環状線の山手線の駅であり、新幹線が止まる品川からも近い。

・五反田にオフィスを構えるITベンチャーのfreeeでも会社から近い場所に住む社員への住宅補助制度を設けているが、その近さの条件は会社から2キロ以内という条件なんだという。2駅ルールに近い趣旨の制度だが、2キロだと2駅よりも近さを要求する距離でもある。代表の佐々木大輔にこの制度導入の理由を聞くと、会社の近くに住むことで生まれるゆとりや通勤での疲弊をやわらげるものだという。また同時に重要なのは、彼らのライフスタイルに沿った仕組みであるという部分である。佐々木は「ソフトウェアエンジニアというのは、通常のサラリーマン、労働者とは少し違った人種」であるという。彼らは「やりたいことをやっている、好きだからやっている」に近いのだというのだ。そして「テクノロジーの力で社会にインパクトを与えるということを、なによりのモチベーションにしている」のだという。こうしたモチベーションに基づく働き方は、遊びと仕事を特別に切り分けたりしないものになる。freeeのオフィスの見た目はカフェのようである。卓球台があり、ゲーム機も置いてある。こうした自由で遊び場のようなオフィスづくりはfreeeに限らず、ITベンチャーではよく見られる。趣味と仕事の境目が極めて曖昧。そんな業種であるからこそ、食住が近接し、どこまでが業務でどこまでがそれ以外の行動なのかがわかりにくいエンジニア特有のライフスタイルが生まれているのだろう。

・経済学者エドワード・グレイザーは、むしろ情報技術の発達が人と人の間の直接的なコンタクトの需要を生んでいるのだという。なぜなら、実際に人と人が対面して会う時間とは「電子的なコミュニケーション時間を補うものだから」だ。つまりFacebookやTwitterを通じたコミュニケーションは、人間関係の重要性を高めている。そこで深まった関係性がリアルな現実の場で以前よりも補完されるのである。FacebookやLINEでの複数である話題が盛り上がると、その議題をもって、のちにディナーや飲み会の場を借りてじっくりと議論が行われる。そういう人間関係がソーシャルネットによって日々生み出されている。

・近年の若者たちの間では、地元から遠く離れた高校や大学に進学しても、あるいは就職したあとでも、小学校や中学校までの地元つながりがそのまま保たれる傾向にあるという。かつて、一度なくなりかけた地元つながりが、電子ツールの普及と共に再び再構成されているというのだ。

・経済学者「年収は「住むところ」で決まる」の著者であるエンリコ・モレッティは「移住には投資と似た面がある」という。投資とは、将来的に自らの生産能力(資本)を高めるために、現在の資本の一部を投下する行為のことだ。都市で暮らすということが、自分を成長させる機会になる。または、いい仕事に巡り会う機会の確率を高くすることになるということだ。住む場所が自己投資だという考え方は、新しい考え方として浸透しつつあるのだろう。

・都市社会学者のリチャード・フロリダも、「人種、教育、職業、収入と並んで場所が持てる者と持たざる者を分かつ要因」になっていると指摘する。ニューヨークは、世界でももっとも家賃の高い都市のひとつだが、この地域に住む富裕層たちの間では、子どもの進学に有利な公立学校の学区への転居という理由での移住が盛んになっている。超富裕層は学区など関係のない名門私立に通わせるのだろうが、私立は極めて学費が高い。しかし公立学校は学区制で、学区によってレベルは大きな格差がある。そしてそもそも移民も多く、極めて人口の流動性が高い地域でもあり、優位な学区も短いスパンで変わる。そして、それに伴って人気の住む場所が移り変わってもいくのだ。ニューヨークのような所得水準がきわめて高い場所では「教育」が移住の原理になっているのだ。

・東京でも、公立学校の「学区」に狙いを定めた転居は、もはや当たり前になっている。国立幼稚園の受験の資格を得るために移住をするという話は、子どもを持つ層にとっては、常識的な話。不動産屋の物件案内にも「駅まで○○分」などの情報とともに「○○小学校学区域」といった公立学校の学区情報が載っているのもよく目にする。公立の学校なのに、その格差は大きい。おそらくは教師のレベルに差があるということではない。むしろ進学にいどむ親、生徒の間に「進学」に対する意識の差が生まれており、それが進学率に大きな差を及ぼすようになっているのである。

・実際のところ「小さな経済圏」を実行するにも、ある程度のまとまった人口が必要になる。アメリカのポートランドなどを例に取り上げたように、地元の食やコミュニティに根付いた生活を送るのに適した場所は地方や農村部ではなく都市なのだ。また同じような話だが、都市集中は自然環境破壊につながるという誤解も多い。実際には都市生活の方がエコである。大都市部に住む人の方が、一人当たりの住居面積は狭い。そして自動車の1世帯当たりの所有率も都市部と地方では大きく違う。

・そもそもなぜ都市が重要なのかを大局的に考えてみよう。地球上で、人類が繁栄を謳歌できている理由について人類生態学者の大塚柳太郎は、「食物の入手効率を高めるなどして面積当たりの人口すなわち人口密度を高めるのに成功した」からであると指摘する。人口密度を高くするためには、その人口を賄えるだけの食糧生産、流通、保管の技術が必要になった。こうした「繁栄」のための技術の集大成がつまりは都市ということになる。

良かった本まとめ(2017年上半期)

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「お食事処 積丹の幸 みさき」(北海道 積丹半島)での生ウニ丼はとてもオススメ!

2017年08月16日 01時00分00秒 | 外食
 北海道在住の方に、北海道に夏へ行くなら積丹(しゃこたん)半島の生ウニ丼はオススメと聞いていたし、「ココミル札幌 小樽」という旅行ガイドブックに掲載されていたので、札幌駅近くでレンタカーを借りて、「お食事処 積丹の幸 みさき」まで行ってみました♪

 具体的には、7月の日曜の朝8:30頃に札幌駅近くのオリックスレンタカーでレンタカーを借り、高速道路を小樽まで使い、それから、たまたまですが祭などの渋滞に巻き込まれながら積丹半島の「みさき」には3時間後の11:40頃に到着しました♪

 余市の辺りの渋滞が大変で、結構遠かったですね!

 店の前には既にかなり待ちの人がたむろしていて、私が店の入口に到着した頃には、名前を記入する紙は5枚目に突入していましたね♪
名前をそこに書いてひたすら待ちます^_^;)


↑店構え

 おそらく60組くらいの待ちがあったと思います。
しかしながら店内は広く、回転はそんなに悪くなくて1時間10分ほど待って12:50位に席に座ることができ、さっそくメニューを見て2600円の生ウニ丼を注文しました♪

 「赤ばふん生ウニ丼」や「生ウニ丼セット」は一日限定15食なので既に売り切れているようでしたね^_^;)


↑メニュー


↑メニュー

そして念願の生ウニ丼が到着します♪
おぉぉ丼一杯に黄色の生ウニが敷かれていて美しい!!
これは贅沢な丼ですね!


↑生ウニ丼

 生ウニはとても新鮮で、潮の香りがしていて、少し食べてみると、マイルドながらも濃厚で旨い♪
これが本来のウニの味ですね♪
美味しくて感動です♪
しかもタップリウニがあるのが嬉しい♪
これは醤油など不要で、そのまま美味しく頂けます!
この量で2,600円はリーズナブルかと思いますね♪
ゆっくり味わいながら、またご飯と一緒に食べるのも美味しく頂きます♪
幸せ~♪

 なお早目に行かないと、自分が書いた紙の後ろの全部で7枚目くらい?に名前を書いていた方たちは売り切れで、生ウニ丼を食べることができなかったのでご注意下さい♪
積丹半島は遠いですが、早めに行くことをオススメします♪

「お食事処 積丹の幸 みさき」は、新鮮で美味しい生ウニ丼を堪能でき、とてもオススメです♪


美味しかったものまとめ(2017年上半期)

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「海鮮処 魚屋の台所 本店(札幌市)」の海鮮丼はとてもオススメ!

2017年08月15日 01時00分00秒 | 外食
 札幌等へ旅行した際に「ココミル札幌 小樽」という旅行ガイドブックに掲載されていたので「海鮮処 魚屋の台所 本店」へ行ってみました♪

 そのガイドブックには「その時期にもっともおいしいとされ旬の道産魚介を厳選して使用。寿司職人として腕を磨いた店主の確かな目が、人気の丼を生み出す」と書かれていて、期待が高まります♪

 場所は札幌市の大通り駅とバスセンター前駅の間の南側で、二条市場のすぐ北側になります♪
黄色い看板などで、とてもお店は目立ちますね♪

 札幌は基本的に東西南北に碁盤目状に道路が造られていて、しかも住所表記が分かりやすく、例えばこのお店は南2条東2丁目なので、大通りから南に2つ目で、テレビ塔から?東に2つ目ということでしょうか。
お店を探すのが楽で助かります♪


↑店構え

 朝7時に店内に入ります♪
朝早くからその土地の美味しいものを食べて、そして観光を楽しみたいので、朝7時から開店とはとても嬉しいです♪
二条市場近くで、東京の築地同様に市場は朝が早いので、その市場関係者のためにも朝早くからお店が開いているのでしょうか。

 店内は明るく綺麗で、一人だったのでカウンター席に座りますが、大将が明るく出迎えて、しかもフレンドリーに話しかけてくれます♪


↑店内

 後で話を伺うと、大将はバイクでツーリングが好きとのことで、天気が良い日で店が早く終われば200kmほど走るとのこと♪
確かに北海道はツーリングに最適かもしれませんね♪
このあと積丹半島に生ウニを食べに行くのですが、大将は天気もいいし、海沿いもいいなぁと嬉しそうでした♪
東京から来たという話をすると、他の板前さんは東京のしかも私の家の近くの出身とのことで嬉しそうでしたね♪

 若くこれまた美人な店員が、メニューについて大きな声で分かりやすく説明してくれます♪


↑メニュー

 オススメは生ウニ丼で、これは時価となりこの日はバフンウニで3800円とのこと♪
 この店に行ったのが7月なのでウニは旬でしたね♪
ムラサキウニより濃厚と思うバフンウニであればお得なお値段ではないでしょうか。


↑生ウニ丼メニュー

しかも、たった300円でイクラのトッピングサービスもあり、これも人気なようです♪


↑イクラトッピングのメニュー

しかしながら、この日はこの後、レンタカーで積丹半島まで行って、生ウニを堪能するのでこのお店では生ウニ丼は諦めます^_^;)


 もう一つのオススメはその「ココミル 札幌 小樽」というガイドブックにも掲載されている「おまかせ海鮮丼(上)」3240円とのことで、15~20種類もの海鮮ネタが丼の上に盛られるとのこと♪
これは凄い!
従ってこの「おまかせ海鮮丼(上)」を注文しました♪

 但しこのおまかせ海鮮丼のウニは生ウニではないとのことでした(^_^;)
まあこの奮発したお値段では仕方がありませんね♪

 なお、味噌汁をカニ汁に変更はプラス150円とのことでしたが、大将の「最初の客だし、サービスしといて」の一言には「ありがとうございますっ♪」の一言です^_^)
これこそ「早起きは三文の得」ですね♪

そして「おまかせ海鮮丼(上)」が運ばれますが、うおぉ凄いの一言!!
海鮮がテンコ盛り♪♪


↑おまかせ海鮮丼(上)

 北海道ならではのネタもあるとのことで、マツバガレイやニシンなどのほか、大きなカニ、生の車エビ、トロ、マグロ、ウニ、イクラ、シャケ二種類、ばい貝、生タコ、イカ、ホタテ、ブリ等たくさんあります♪
しかも、どれも鮮度が良く美味しい♪

実は写真では十分そのテンコ盛り状態をお見せできていないのですが、実物はもっと立体的に凄い盛りです!!

少しずつネタを楽しみながら美味しく頂きます♪

またもちろんカニ汁も、カニのまろやかな出汁が効いてアツアツで美味しい♪

 それから大将が、この他に脂が乗ったエンガワもサービスしてくれたのには驚きましたね♪
この脂の乗りは感動でした♪
素晴らしい♪
美味しい!


↑脂が乗ったエンガワ

「海鮮処 魚屋の台所 本店」は、気持ちよく美味しい海鮮丼を綺麗な店内で、朝7時から大将と楽しく会話をしながら美味しい海鮮丼等を堪能でき、とてもオススメです♪

それから、そうそうお店の方が快く記念写真の撮影をしてくれたり、声をかけてくれるのは素晴らしいと思いましたね♪

美味しかったものまとめ(2017年上半期)

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「江戸ぶらり古地図ウォーキング」【浅草~吉原~三ノ輪】(③吉原~浄閑寺編)はとてもオススメ!

2017年08月14日 01時00分00秒 | イベント・外出
今回は「②池波正太郎生誕の地~山谷堀公園編」の続きとなります♪

 そして、吉原大門近くの「見返り柳」に到着しました♪
吉原遊郭の名所の一つで、京都の豊臣秀吉が造った島原遊郭の門口の柳を模したとのことです♪
吉原で遊び帰りの客が、後ろ髪を引かれる思いを抱きつつ、この柳の辺りで遊郭を振り返ったということから「見返り柳」と呼ばれるようです♪


↑見返り柳


↑見返り柳の説明

それから吉原大門跡を通って吉原神社へ向かいます♪


↑吉原大門跡


↑吉原神社の鳥居


↑吉原神社

吉原神社は商売繁盛、芸事上達、開運、幸せを祈る女性への御利益があるようです♪
浅草七福神の一社とのことです。

昔の地図や写真は興味深いですね。


↑昔の地図


↑昔の写真


そして樋口一葉旧居跡に行き、近くの樋口一葉記念館へ行きました♪
樋口一葉はここに住み、不朽の名作「たけくらべ」などを書いたようです。


↑樋口一葉旧居跡


↑樋口一葉記念館

樋口一葉記念館がかなり立派で綺麗なのには驚きましたね♪
平成18年にリニューアルしたとのことですが、新5千円札に採用されたのがきっかけのようです。

そして「目黄不動」に行きました!
「目黄」とは変な名称だなと思いましたが、何とJR山手線の駅名ともなっている「目黒」「目白」の仲間だとは驚きました!
江戸五色不動があり、「目黒」「目白」「目赤」「目青」「目黄」の5色があるとのことです。
徳川三代将軍家光が天海大僧正の具申により不動尊を指定したようです。


↑目黄不動の説明

そして最後に「浄閑寺」へ行きました♪
1855年の安政の大地震の際に吉原の遊女が投げ込み同然にほうむられたことから「投込寺」と呼ばれるようになったようです。


↑浄閑寺


↑浄閑寺の説明

ということで、江戸ぶらり古地図ウォーキングの吉原編は、隅田川沿いで東京スカイツリーを見ながら待乳山聖天や今戸神社、山谷堀跡、吉原、樋口一葉記念館を歩き、改めて江戸時代の歴史や地理の勉強になり楽しかったですね♪
このツアーはとてもオススメです♪

次回は「深川編」a>を楽しみたいと思います♪

お勧めなお話(2017年上半期)

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「ココミル 札幌 小樽 旭山動物園」という旅行ガイドブックはとてもオススメ!

2017年08月11日 01時00分00秒 | 
「ココミル 札幌 小樽 旭山動物園」の購入はコチラ

 今回札幌や小樽等へ2泊3日でツアーではなくフリーで観光旅行することとなり、どの旅行ガイドブックを買うか非常に悩みましたが「ココミル 札幌 小樽 旭山動物園」がとても良かったので紹介したいと思います♪

 一番重視したのは、持ち運びに便利なように横15cm×縦20cmぐらいの大きさで軽いものです♪

 そしてカラーで見やすく、食が充実し、地図が見やすく、そして最新や旬なスポットなどの紹介があることですね♪

 本書はそれらを十分満たしていて、そして今回の旅で利用し素晴らしかった点は、前の方のページから順に以下となります♪
改めてみると、結構札幌や小樽、積丹半島などで、とても楽しめましたね♪

1 北海道大学キャンパス内の第2農場、ポプラ並木、イチョウ並木等
2 札幌で流行の夜パフェ(締めパフェ)「夜パフェ専門店 パフェテリア パル」(すすきの)
3 ジンギスカン ひげのうし(すすきの)
4 おまかせ海鮮丼(上)(海鮮処 魚屋の台所(札幌の二条市場))
5 小樽の金融資料館
6 小樽の寿司(おたる日本橋)
7 小樽の海鮮丼(三角市場の味処 たけだ)
8 小樽のレトロカフェ北一ホール(167個の石油ランプが幻想的で美しい!)
9 積丹半島まで1dayドライブ(ニッカウヰスキー余市蒸留所、生うに丼(積丹の幸 みさき)
10新千歳空港内の十勝の豚丼(ドライブインいとう豚丼専門店「豚丼名人」)

 特に良かったのは旬の話題の2夜パフェと、小樽が繁栄していた事実が分かった5金融資料館、幻想的で広大に石油ランプが灯る8北一ホール、9積丹半島の生うに丼ですね♪


本書の構成は以下となります♪

<旅のプロローグ>
・旅する前に知っておきたいこと
・2泊3日札幌~小樽~旭山動物園の具体的プラン例

<札幌>
(1)札幌駅周辺
・JRタワーと赤れんがテラス
・メイドイン札幌や北海道のお買い物
・北海道庁旧本庁舎
・名店スイーツ
・北海道大学

(2)大通り公園
・大通公園&さっぽろテレビ塔
・時計台
・スイーツ
・オススメスポット
・さっぽろ雪祭り

(3)すすきの
・炉端焼きの店
・しっとりBARで大人時間
・夜パフェ
・おすすめスポット

(4)札幌で味わいたい5つのグルメ
・札幌ラーメン
・寺院気好かん
・スープカレー
・寿司
・二大市場の海鮮丼
・おみやげ

<札幌郊外>
・もいわ山展望台など
・さっぽろ羊ヶ丘展望台&白い恋人パーク
・円山半日てくてくさんぽ
・円山のカフェ&レストラン、雑貨店
・モエレ沼公園&札幌芸術の森
・郊外おでかけスポット

<札幌&郊外の宿>
・札幌のホテル
・定山渓温泉


<小樽>
・小樽運河&北のウォール街
・堺町通り
・おみやげは北一硝子とオルゴール
・北運河~色内
・海鮮丼と寿司
・クラシカルな建物での洋食ランチ
・レトロカフェ
・おすすめスポット
・小樽のホテル
・小樽から積丹半島へ1dayドライブ

<旭山動物園・美瑛・富良野>
・旭山動物園
・旭川ラーメン
・1泊2日美瑛~富良野ドライブ
・ランチやスイーツが楽しめる森カフェ
・美瑛&富良野のご当地カレー
・美瑛・富良野のくつろぎ宿

<旅の基本情報>
・新千歳空港
・交通ガイド

「ココミル 札幌 小樽 旭山動物園」という旅行ガイドブックは、カラーで見やすく、食が充実し、地図が見やすく、そして最新や旬なスポット紹介等が充実していてとてもオススメです♪

良かった本まとめ(2017年上半期)

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「カリー&カフェ SAMA 北大前店(札幌市)」のカレーはとてもオススメ!

2017年08月09日 01時00分00秒 | 外食
 実は主に東京に100人以上のメンバーがいるカレー部に在籍して東京に住んでいるのですが、実は何と札幌にもカレー部は支部があり、その札幌支部のカレー部員(^_^;)がオススメとのことで、カリー&カフェ SAMAの北大前店へ行ってみました♪

 場所は札幌駅の北側で、北18条駅の近くで、北16条西3丁目になります♪
札幌は大通りを中心として南北にたとえば北~条、東西にたとえば西~丁目と信号にも表記され、しかも東西南北に碁盤目のように道路が造られているので、非常に分かりやすいですね♪

 札幌駅横のエキチャリという1日500円のレンタサイクルで自転車を借り(安い!ちなみにこの店の後にすぐ近くの北海道大学内キャンパス内をチャリで散策し素晴らしかった♪)、土曜日の開店前の11:15頃に「カリー&カフェ SAMA 北大前店」へ到着しますが、既に二人待ちと人気店でしたね♪
店の外側には「待つお客様は中のスタッフに名前と人数を伝えてくれ」と書いてあり、行列ができるほど人気店ということが伺えます♪


↑店構え

 このお店は北海道大学のキャンパス近くなので、客は若い学生が多いようですね♪

 開店の11時30分になると、これもおそらく北海道大学生だと思いますが、若いバイトの店員が元気よく店に迎え入れてくれます♪
 店員は皆キビキビと、しかも明るく大きな声で対応してくれ、好感が持てます♪
そういう教育のようで素晴らしいですね^_^)

 店内は、木を大切にした造りのようで、なかなかオシャレです♪
また「本を忘れず、末を乱さず」の額が飾られていたり、「人生はいたってシンプル!!大切にしたものから....大切にされる!!」が黒板に書かれていたりと、人生にもこだわりがあるようで、改めて良い教訓だと思いました♪
特に学生に良いメッセージだと思います♪


↑店内(本を忘れず、末を乱さず)


↑店内(人生はいたってシンプル・・・)

メニューを見て注文します♪

なお、TWITTERでこの店をフォローして、そして@以下のIDを乗せてつぶやくと(ツイートすると)ソフトドリンクもしくはトッピングチーズが無料とのことで、さっそくそれらを行って画面を見せると、快く応じてくれました♪
嬉しい♪
ホットコーヒーを頼みました♪


↑ツイートサービスのチラシ

 カレーの注文は、スープを5種類から選び、次に具材を選び、辛さ、ご飯等の量を決めるというスタイルですね♪
他のスープカレー屋もこのようなスタイルだったのですが、これが札幌等のスープカレー屋の定番なのでしょうか?


↑スープチョイスメニュー


↑具材別カレーメニュー


↑辛さやご飯等の量チョイスメニュー


↑ドリンクメニュー


 スープは5種類あり、定番のトマトスープにするか、ココナッツスープにするか、北海道らしく海老スープにするか悩みますが、最近まろやかで美味しくてハマっているプラス60円の「ココナッツスープ」を選びました♪

 カレーは、せっかくなのでチキンレッグや野菜が豊富なSAMA DXカリー1,400円を選び、辛さは辛口の3番を選択しました♪
辛さは30番まで選べますが、5番から激辛とは、辛いものが好きなお客が多いのでしょうか(^_^;)

 まずホットコーヒーが趣のある器で運ばれますが、コーヒーの表面がクリーミーで、甘くコクがありとても美味しい♪
コーヒーがとても上質で、美味しく感じましたね♪
これはカレーの味も期待できます♪


↑ホットコーヒー

 そしてカレーが運ばれます♪ 
 カレー部員がオススメとはいえ、食べログの評価がイマイチなので実は一抹の不安はありましたが^_^;)(ゴメンナサイ)、さすがカレーはココナッツミルクがマイルドで想像以上にコクがあり激ウマで感動♪


↑カレー

 しかも写真では分かりづらいですが、かなり大きな手羽先チキンがとても柔らかく煮込まれていて素晴らしい♪
身がすぐ切り離されます♪
また野菜も想像以上に大振りでタップリで嬉しい♪
恐るべし、さすがカレー部情報ですね♪
とても美味しかったです♪
特に驚いたのは、黒いツブツブがカレー表面にあったことで、当初は黒コショウかなと思っていましたが、なんとバジルを焼いたものとのことでした♪
なかなかこだわりを感じるお味でした♪

「カリー&カフェ SAMA」のカレーは、とてもオススメです♪
札幌市内だけでなく、東京の下北沢等にも支店があるようなので、ぜひ伺ってみてはいかがでしょうか。

美味しかったものまとめ(2017年上半期)

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チャントーヤ ココナッツカリー(東京 神保町)のカレーはとてもオススメ!

2017年08月08日 01時00分00秒 | 外食
 実は私は美味しくカレーを食べる100人以上メンバーがいる「カレー部」に新参者ながら所属していて(^_^;)、そのため神保町の有名なカレー屋はほぼ食べ尽してしまったと思います♪
 今回は、そんな状況ながらも食べログで行ったことがない神保町カレー店をなんとか検索して、評価が高かったチャントーヤ ココナッツカリーへ行ってみました♪


↑店構え

 神保町のカレー屋の雰囲気(^_^;)とは違って、かなり綺麗で小洒落ている店構えや店内には驚きましたね♪
店内にはオシャレな観葉植物があり、壁には映像も流れています♪
美しくて素晴らしい♪


↑店内


↑店内

BGMも静かに品が良い音楽が流れていて素晴らしいですね♪
音楽が良いのは嬉しいです♪

メニューを見て、どれを選ぶか悩みますが、チキンとほうれん草のふんわり卵カレー930円及びサラダ150円を注文しました♪
辛さは中辛(無料)でお願いします♪
サラダが150円とはかなりリーズナブルで嬉しいですね♪
それにしても、メニューも美しい^_^;)


↑メニュー

そして、そのサラダとカレーが運ばれますが、お皿とカレーも美しい♪


↑サラダ


↑サラダとカレー

そして想像以上にカレーがまろやかで美味しくて絶品♪
スープカレー状ですが、ライスとも合ってこれは美味しい♪
特にふんわり卵が入っているせいかまろやかで、あまりに美味しくてついバクバク食べてしまいます♪

これで、私の中では神保町カレーナンバー1のお店が塗り替えられました!!
素晴らしいお味です♪
チャントーヤ ココナッツカリーは、とてもオススメです♪

美味しかったものまとめ(2017年上半期)

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「江戸ぶらり古地図ウォーキング」【浅草~吉原~三ノ輪】(②池波正太郎生誕の地~山谷堀公園編)はとてもオススメ!

2017年08月07日 01時00分00秒 | イベント・外出
前回の「①隅田川沿い~待乳山聖天宮編」の続きとなります♪

それから、待乳山聖天の近くには、作家の池波正太郎生誕の地の案内がありました♪


↑池波正太郎生誕の地の案内


↑池波正太郎の説明

ここに生家があり関東大震災で焼失してしまいましたが、その後も少年期・青年期は台東区で暮らし、この辺りもたびたび舞台として描いているようです。
私は鬼平犯科帳をよく読んでいたので感慨深いですね。

それから近くには「竹屋の渡し」跡がありましたね♪
昭和3年の言問橋の架設に伴い、渡し舟は廃止されたとのことです。


↑竹屋の渡し跡


↑竹屋の渡し跡の説明


それから、今戸神社へ行きました♪
八幡宮とのことです。


↑今戸神社


↑今戸神社の由緒

また、招き猫発祥の地であり、焼き物の今戸焼の発祥の地であり、新撰組の沖田聡司終焉の地とのことです。


↑招き猫発祥の地などの説明


↑今戸神社の本殿

今戸焼とは、この地で焼かれた日用品の土器類、土人形類のことで、かつては江戸を代表する焼き物として42軒はあり繁盛していたようです。
ただ現在は1軒だけとなったようで、招き猫などを焼いているようです。


↑今戸焼発祥の地と沖田聡司終焉の地の碑


↑今戸焼の説明

沖田聡司は肺結核のためここで匿われて治療していたようですが、その甲斐なくここで没したようです。


↑沖田聡司の説明


そして山谷堀(さんやぼり)公園へ行きました♪
雨上がりの水面が葉桜の緑も映し出し、明るくて美しい♪


↑山谷堀公園

 当時は山谷堀で、水源は石神井用水(音無川)で、水流は根岸から三ノ輪、吉原大門の横を通って隅田川までつながっていたようです。
荒川の氾濫を防ぐために通した堀とのことです。


↑山谷堀公園の説明

それから吉原大門へ向かって歩きます♪
途中で奥州街道と交わっていたとのことでした♪


↑当時の奥州街道の道


↑山谷堀公園周辺の地図


↑広域地図

次回は「③吉原~浄閑寺編」です♪

お勧めなお話(2017年上半期)

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