A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

三半規管の不思議~耳の日によせて

2008年03月03日 23時11分09秒 | 妄想狂の独り言
今日は3月3日、耳(ミミ)の日だ。この世は様々な音に囲まれているが、音というのは空気の振動であり、あらゆる周波数がある。人間に聴こえる音の周波数は20Hz~20kHzくらいであり、それも年齢とともに変わっていく。年を取ると高音が聴き取りにくくなるとか。また動物は人間に聴こえない周波数を音として認識しているらしい。犬や猫は人間とは違った音の世界に生きているのだ。ビートルズが「サージェント・ペパーズ」の中に人間に聴き取れない音を収録したというのは有名な話だ。灰野さんのライヴが私を惹き付けてやまないのは実際の音以外に不可聴な周波数の音が直接身体へ伝わるからかもしれない。ミュージックコンクレートなどの現代音楽制作者はこうした人間の聴覚の不思議を研究し続けている。
大学で心理学を学んでいた私は卒論で"どういう音列がメロディーとして認知されるか"を研究した。無響室と呼ばれる床・壁・天井一面をマットで敷き詰めて音が反響しない部屋でコンピューターによりランダムに並べた5つの音列を被験者に聴かせ、どれがメロディーらしく聴こえるか、を判断させた。結果は西洋音階に沿っていて三和音(ドミソ)の音を多く含むものがメロディーらしく聴こえる、というものだった。当たり前といえばその通りだが、もし同じ実験をガムランやインド音楽に親しんでいる人たちに行ったら違った結果になっただろう。メロディー認知は後天的な文化背景によるものだと思われる。ということは生まれてからノイズ以外聴かせず育てれば、ノイズをメロディーと感じる人間に育つってことか?私がノイズを快感と感じるのはノイズの中の分析不可能な周波数の音が脳内麻薬の分泌を促すからに違いない。
面白い聴覚テストのサイトがあったので紹介しよう。
大人には聴こえない音

耳の日は
耳の掃除を
いたしましょう

特に女性の膝の上で耳掻きしてもらうのは至上の快感である。カラータイツを履いていれば別の意味でも萌えである。

コメント
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