昨日は日本の誇る異能小説家、夢野久作の命日だった。小島よしおのことなど書いている場合ではなかった。
学生時代、夢野久作、江戸川乱歩、小栗虫太郎など日本の怪奇小説の古典にはまったことがある。
中でも夢野久作はお気に入りで、長編「ドグラ・マグラ」は何度も読み返した。というか何度読んでもストーリーが理解できないほど複雑怪奇なのだ。
精神病院に収容された記憶喪失の男が主人公。その男に精神科医が異常極まりない妄想(?)を植え込む。男は自らの呪われた出生を推し量る。自らの家系記録や犯罪歴の数々を発見し、挙句の果てには「ドグラ・マグラ」なる書物を手にする。そこには彼の今までの行動が逐一記されていた。このあたりで読者の脳髄もハレーションを起こしストーリーは有耶無耶のうちに霧散してしまうのだ。。。。たしかこんな内容だったと思うが暫く読んでないので定かではない。角川文庫版の米倉斉加年によるエロい装丁が小説の雰囲気にピッタリで気に入っている。
この小説は小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」、中井英夫「虚無への供物」と並んで推理小説三大奇書とされている。
身に恐怖
ドグラ・マグラと
称すなり
本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす、と言われているが何度も読んだ私はもう手遅れだろう。久々にまた読んでみたくなった。
映像はYBO2の「ドグラ・マグラ」
学生時代、夢野久作、江戸川乱歩、小栗虫太郎など日本の怪奇小説の古典にはまったことがある。
中でも夢野久作はお気に入りで、長編「ドグラ・マグラ」は何度も読み返した。というか何度読んでもストーリーが理解できないほど複雑怪奇なのだ。
精神病院に収容された記憶喪失の男が主人公。その男に精神科医が異常極まりない妄想(?)を植え込む。男は自らの呪われた出生を推し量る。自らの家系記録や犯罪歴の数々を発見し、挙句の果てには「ドグラ・マグラ」なる書物を手にする。そこには彼の今までの行動が逐一記されていた。このあたりで読者の脳髄もハレーションを起こしストーリーは有耶無耶のうちに霧散してしまうのだ。。。。たしかこんな内容だったと思うが暫く読んでないので定かではない。角川文庫版の米倉斉加年によるエロい装丁が小説の雰囲気にピッタリで気に入っている。
この小説は小栗虫太郎の「黒死館殺人事件」、中井英夫「虚無への供物」と並んで推理小説三大奇書とされている。
身に恐怖
ドグラ・マグラと
称すなり
本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす、と言われているが何度も読んだ私はもう手遅れだろう。久々にまた読んでみたくなった。
映像はYBO2の「ドグラ・マグラ」