A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

永遠の18歳~ブライアン・アダムス「11」

2008年03月21日 01時02分31秒 | こんな音楽も聴くんです
白いTシャツにジーンズ、ギターをかき鳴らしてポップの王道のメロディーをハスキーな声で歌う。ブライアン・アダムスは80~90年代のアメリカン(カナディアン)ロックの象徴的存在だった。"死ぬまで18歳!"と宣言しヒット・チャートを駆け抜ける姿は爽快だった。「想い出のサマー」「カッツ・ライク・ア・ナイフ」「ヘヴン」「ラン・トゥ・ユー」「アイ・ドゥ・イット・フォー・ユー」など初期のヒット曲は私のカラオケの十八番だったりする。当時は決して好きではなかった。青春を絵に描いたような明るさは当時の私には眩しすぎた。だけどラジオをつけると流れてくる彼の歌声が心に強く残った。
そんなブライアンが通算11作目のアルバムその名も「11」をリリースした。ハスキーで哀愁漂うブライアン節は少し枯れたが健在である。現在48歳の彼のロックンロール宣言といえる作品だ。もう30年近いキャリアを誇るがそんな大上段に構えたところはない。気さくな街の兄貴という感じの人懐っこい曲に溢れている。絵に描いた青春が蘇る。それは今の私には安らぎに満ちた心地よさを与えてくれる。
恐らく人気もセールスも90年代に比べたらだいぶ下がっていることだろう。それでもブライアンは走り続ける。永遠のロックンローラーとして。また来日してヒット曲満載のガッツ溢れるライヴを観せてもらいたいものだ。

永遠の
18歳も
歳を取る

それにしてもジャケットやブックレットの精悍なオヤジ顔には昔の青春小僧の面影はない。年輪の刻まれたいい顔をしている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする