このCDはトリオではなくナスノミツル名義である。帯には"コレが21世紀からのブライアン・イーノに対する回答なのか!?"という一見的外れに見えるコピーが書かれている。
しかし内容は間違いなくナスノミツル、灰野敬二、石橋英子のトリオによる演奏であり、ベーシストのソロ・アルバムという感じではない。今まで見た限りではこのトリオでのライヴの中心は灰野さんだが、本CDでは三者対等の演奏になっている。よって灰野さんもライヴでの過激なギターではなく、アブストラクトな響きの抑えたプレイをしている。灰野ファンには物足りないかもしれない。そういう意味ではこれはナスノさんが主催したセッション・アルバムなのだ。
全編静謐な雰囲気に包まれた演奏で、爆発することはない。ブライアン・イーノまで行かなくても一種のアンビエント・ミュージックといえよう。灰野さん関係の作品では「慈み」や「やらないが できないことに なっていく」に通じる静寂に支配されたアルバムだ。石橋さんが演奏するフルートやピアノの響きを味わうのも一興か。全編インストである。
アルバム・タイトルは「リバーブ」と読む。作品の内容を見事に表している。
空間に
三者の音が
浮遊する
このCDの一般発売は11月6日だが、ナスノさんや灰野さんのライヴの物販で既に販売されている。
しかし内容は間違いなくナスノミツル、灰野敬二、石橋英子のトリオによる演奏であり、ベーシストのソロ・アルバムという感じではない。今まで見た限りではこのトリオでのライヴの中心は灰野さんだが、本CDでは三者対等の演奏になっている。よって灰野さんもライヴでの過激なギターではなく、アブストラクトな響きの抑えたプレイをしている。灰野ファンには物足りないかもしれない。そういう意味ではこれはナスノさんが主催したセッション・アルバムなのだ。
全編静謐な雰囲気に包まれた演奏で、爆発することはない。ブライアン・イーノまで行かなくても一種のアンビエント・ミュージックといえよう。灰野さん関係の作品では「慈み」や「やらないが できないことに なっていく」に通じる静寂に支配されたアルバムだ。石橋さんが演奏するフルートやピアノの響きを味わうのも一興か。全編インストである。
アルバム・タイトルは「リバーブ」と読む。作品の内容を見事に表している。
空間に
三者の音が
浮遊する
このCDの一般発売は11月6日だが、ナスノさんや灰野さんのライヴの物販で既に販売されている。