灰野さんの横浜トリエンナーレでの3回目にして最後のイベント。
赤レンガ倉庫1号館3階ホールで「エレクトロニクス」と題して開催された。当初1時間のパフォーマンスの予定だったが、2時間やることになったとの告知。長くなる分には大歓迎だ。
タイトルからしてエアシンセ、発振器、ドラムマシーンを使ったパフォーマンスになると予想出来たが「最後だから思い切りやってやる」との灰野さんの言葉の通り、ヴォイス、ハーディーガーディー、フルート、ヴィーナも使用した長尺の演奏になった。
凄まじかったのはオープニングのヴォイス・パフォーマンス。チベットの仏教僧のような超低音の唸り声から天使のファルセット、野獣の吼え声を思わせる絶叫まで、灰野さんの情念の塊が襲ってくる。
その後は2台の発振器のゆったりしたモワレの上にファルセットやノイズを乗せて時間感覚を麻痺させる演奏が繰り広げられる。
ハーディーガーディーを手にこれまた延々とした演奏。この楽器は個人的には苦手だったのだが、最新CDの素晴らしさに触れて楽しめるようになってきた。
後半はギター・アンプ4台に繋げたエアシンセの大音量プレイ。右耳が完全にやられる。
気がついたら3時間近いパフォーマンスになっていた。
主催者側とのすれ違いが何度もあった横浜トリエンナーレに対して、灰野さんならではの覚悟と落とし前を付けたイベントだったといえる。
エレクトロ
アコースティック
全て魅せ
昼間トリエンナーレを観たが、平日だから空いていて、人気の勅使河原三郎氏のインスタレーションもほとんど並ばずに観れた。
赤レンガ倉庫1号館3階ホールで「エレクトロニクス」と題して開催された。当初1時間のパフォーマンスの予定だったが、2時間やることになったとの告知。長くなる分には大歓迎だ。
タイトルからしてエアシンセ、発振器、ドラムマシーンを使ったパフォーマンスになると予想出来たが「最後だから思い切りやってやる」との灰野さんの言葉の通り、ヴォイス、ハーディーガーディー、フルート、ヴィーナも使用した長尺の演奏になった。
凄まじかったのはオープニングのヴォイス・パフォーマンス。チベットの仏教僧のような超低音の唸り声から天使のファルセット、野獣の吼え声を思わせる絶叫まで、灰野さんの情念の塊が襲ってくる。
その後は2台の発振器のゆったりしたモワレの上にファルセットやノイズを乗せて時間感覚を麻痺させる演奏が繰り広げられる。
ハーディーガーディーを手にこれまた延々とした演奏。この楽器は個人的には苦手だったのだが、最新CDの素晴らしさに触れて楽しめるようになってきた。
後半はギター・アンプ4台に繋げたエアシンセの大音量プレイ。右耳が完全にやられる。
気がついたら3時間近いパフォーマンスになっていた。
主催者側とのすれ違いが何度もあった横浜トリエンナーレに対して、灰野さんならではの覚悟と落とし前を付けたイベントだったといえる。
エレクトロ
アコースティック
全て魅せ
昼間トリエンナーレを観たが、平日だから空いていて、人気の勅使河原三郎氏のインスタレーションもほとんど並ばずに観れた。