A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

最高のロック・パフォーマンス~映画ザ・フー「ライヴ・アット・キルバーン」

2008年11月08日 01時28分48秒 | ロッケンロール万歳!
ザ・フーが1977年12月15日に映画「ザ・キッズ・アー・オールライト」用に1年ぶりにキルバーンで行なったライヴは、一部が映画に使われただけで全貌は30年間封印されていた。それがこの度コンサート完全収録で公開されることになった。
Inter FM主催の試写会に当選し一足先に観てきた。場所は虎ノ門のポニーキャニオン。DVDのプロジェクターによる上映だったが大画面で観るパフォーマンスは物凄く迫力があった。
ロジャー・ダルトリー、ピート・タウンゼンド、ジョン・エントウィッスル、キース・ムーンのオリジナル・メンバーによる最後のステージ・パフォーマンスだ。
「I Can't Explain」に始まり1時間強、ピートは風車プレイやジャンプやりまくり、キースも滅茶苦茶に叩きまくり、ロジャーのヴォーカルもジョンのベースも唸りまくりの驚愕のライヴである。1977年といえばキースの死の1年前、メンバーもまだ30代前半の脂ののった頃である。ジョン作の「My Wife」が異常に盛り上がったり、「Behind Blue Eyes」の前半にキースが楽屋へ引っ込んでしまったり、キースのリクエストで即興で「Fiddle About」をやったり、まだ未完成の「Who Are You?」をやったり、見所が多い。当時決して派手なイメージのなかった彼らが、ハードロックもパンクも超越した孤高の存在だったことが実感出来る映画である。こんなにカッコいいバンドが日本で無視されていたことは理解出来ない。

キルバーン
燃えるザ・フーの
ロック魂

来週からの来日公演に続いて、11月下旬には様々なアーティストがザ・フーに付いて語ったドキュメンタリー「ザ・フー:アメイジング・ジャーニー」も劇場公開される。いい時代になったものだ。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする