CD&DLでーた別冊girls-pedia presents 「女の子図鑑 vol.1」
出演:吉川 友/さくら学院&科学部 科学究明機構ロヂカ?&帰宅部sleepiece/PASSPO☆
新世代アイドルたちによるスペシャル・イベント。女の子図鑑というそそるタイトルがナイス。第一回は星の数程いるローカルアイドルに比べて格段にメジャー感のある3組の饗宴。アイドル界の次代を狙うブレイク寸前の期待と情熱に満ちた彼女たちはロック史でいえば東京ロッカーズやネオGS的存在といえる。フジロックならばROOKIE A GO-GOだろう。
アイドルオンリーのオムニバス・イベントは実は初めて。DD(=誰でも大好き)と呼ばれる複数推しのファンが多いのかと思ったら「誰のファン?」との司会者の質問に推し模様の色分けが明確になった。門外漢からは現在のアイドルブームは限られたヲタクによる現象と思われがちだが各アイドルに別々のファンがついている現状はこのブームが想像以上の広がりがあることを示している・・・・などとめんどくさい分析をするのは止めよう。この時この瞬間を目一杯楽しんじゃえ!という出演者と観客の意識の共有があるからアイドル・イベントは素晴らしい。
●さくら学院&科学部 科学究明機構ロヂカ?&帰宅部sleepiece
AKB48関連やハロープロジェクトの無数の派生ユニットに目眩がするのはベンジー&チバのロケンロー近親相姦図と同じ。アイドル/アニメ/ゲームなど共通の趣味を通してアイドル同士交流が生まれ大学の音楽サークルで複数のバンドを掛け持ちするように女子社会で順列組み合わせ的にユニットが生まれるのは必然である。小中学生による成長期限定ユニットさくら学院は名前の通り学校生活がテーマでクラブ活動がいくつもある。もちろん編入・卒業もあり、今年3月に重音部BABYMETALのSU-METALこと中元すず香など2名が卒業した。そんな背景を知ると少女たちの今だけの輝きがより眩しく感じられる。
●吉川友
アイドル戦国時代の一匹狼きっかは5月1日が誕生日なのでこの日は20歳ラスト・ライヴ。他の2組のファンを虜にするチャンスであると同時にファンを奪われるピンチかも等ぼっちネタの自虐トークとは裏腹に本人は全く意に介さず逆にその状況を楽しむ天然アゲアゲっぷりが最高。それにしてもピンヒールでステージを走り回り飛び跳ねる運動神経の良さには頭が下がる。2ndアルバム「Two YOU」をリリースした喜びと自信に裏打ちされた現代アイドル界最高の歌唱力を堪能した。
●PASSPO☆
アイドル界の楽天ゴールデンイーグルスと呼ばれるダークホース的ガールズロックユニットPASSPO☆が表記をひらがなからローマ字に変えたのはロック道を極めるとともに海外進出への野望もあるのかも。3月末にリリースされた2枚のベスト・アルバムを聴くと彼女たちがスタート当初からギャルバンの伝統の正統な継承者だったことが判る。激しくもキュートなビートに会場全体がヘドバン状態に変わる様子を目の当たりにした。アイドルだからと甘く見ない方がいい。観客を踊らせずにはおくものかというパッションはそこらの自称ロケンローラーよりも遥かにROCKである。新曲PVの80年代パーティーロックテイスト満載のカラフルな弾けっぷりが最高にアガる。
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<LIVE SCHEDULE>
さくら学院 「さくら学院 2013年度 ~転入式 ~」
2013.5.5(日) 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
吉川友 「(仮) 吉川友 デビュー2周年&21歳バースデー記念ライブ」
2013.5.11(土) 東京IMAホール(光が丘IMA)
14:00/18:30 start 2回公演
PASSPO☆ 「ワンマンフライト SHIBUYA-AX便」
2013.5.11(土) SHIBUYA-AX
BussinessClass Flight 13:00 start
FirstClass Flight 19:00 start