A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ももクロのステージサポートでにわかに脚光を浴びるバンド『人間椅子』とは?

2013年05月13日 00時35分25秒 | 素晴らしき変態音楽


[5/13写真追加]


★ 当ブログの読者には改めて説明する必要はないかと思われるが、たいへん喜ばしいネタなので紹介したい。

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2013年5月11・12日の両日、千葉・幕張メッセでロックイベント『OzzFest』(オズフェスト)が開催されました。国内外のアーティストが多数参加するなか、にわかに脚光を浴びているバンドがあります。

そのバンドとは……人気アイドルユニット「ももいろクローバーZ」のステージをサポートした「人間椅子」。バンドの実態を知らないインターネットユーザーの間で大きな注目を集めています。一体全体、このバンドは何者なのでしょう?
 
・オズフェストとは?
このイベントは、1996年から始まったロックの祭典です。ロックボーカリスト、オジー・オズボーンが自ら主宰するイベントとして創設されました。アメリカを中心に毎年開催され、過去にヨーロッパやイスラエルでも行われています。有名アーティストが多数参加するイベントとして、世界中のロックファンに知られています。
 
・ももクロの与えたインパクト
ももクロの出演は当初、音楽関係者の間で物議をかもしました。というのも、ももクロが “アイドル” であり、ロックイベントにふさわしくないと見られていたからです。ところが……実際のステージでは、思わぬサポートメンバーの出演に来場者は衝撃を受け、会場のボルテージはマックス状態に! そのサポートメンバーこそが、「人間椅子」のギターリスト和嶋慎治氏と、彼女たちに楽曲提供しているNARASAKI氏だったのです。
 
・25年キャリアを持つ「人間椅子」
大注目を集めることになった「人間椅子」は、今年活動25年目を迎えるベテランバンドです。1989年より放映されたオーディション番組、通称「イカ天」こと『三宅裕司のいかすバンド天国』(TBS系)に出演したことをきっかけにメジャーデビューし、当時全国の学園祭に引っ張りだこになりました。
 
・長く暗い低迷期
しかしバンドブームが終焉すると、彼らの人気はいつしか忘れ去られることに。また色物バンドとして見られていたためか、「一発屋」としてメジャーのシーンから姿を消します。さらに、ドラマー脱退を繰り返すことになり、長い低迷期に突入していきました。
 
・地道な活動
インディーズレーベルの活動を場を移したものの、彼らの地道な活動は続いていきます。コンスタントにアルバムをリリースし、ライブ活動を継続。そして活動20周年を迎えた2009年にはベストアルバムを発表。2011年には通算20枚目となるアルバムを発表するにいたりました。
 
・バンドの特徴、「津軽弁」と「三味線」
彼らの音楽はデビュー当時、文学的な歌詞にハードロックのエッセンスを散りばめた「文芸ロック」として形作られていました。現在はその流れを踏襲しつつ、文学にインスパイアされた独自の世界観を展開しています。とりわけ特徴的な表現としては、青森県出身であることをいかした「津軽弁」の歌詞や、三味線を思わせるギターフレーズ。積極的に「和」の文化を取り入れつつ、ロックとして表現しています。
 
・たしかなテクニック
そしてロックへのひたむきな姿勢は、彼らの楽曲から伝わってきます。テクニックを裏付けている動画が、一時インターネット上で話題になりました。キング・クリムゾンというバンドの『21世紀のスキッツォイド・マン』のカバーは圧巻の一言に尽きます。この演奏には、海外のネットユーザーも度肝を抜かれたようです。
 
低迷期を脱して、近年若い層でも支持を集める「人間椅子」。今回のももクロとの共演をきっかけに、再び飛躍することになるのではないでしょうか。今後の活躍が気になるところです。
(Rocket News 24)

▼ 2010年のライブ映像。楽曲は「りんごの泪」、津軽弁の歌詞と三味線フレーズを取り入れている



▼ 1989年「いかすバンド天国」出演時の貴重な映像。すでに独自の世界観が完成されている



▼ たしかなテクニックを裏付ける映像。楽曲「21世紀のスキッツォイド・マン」



四半世紀の
精神異常者
再開花

オヤジロッカーの人気復活にとても勇気づけられる。
BAKUも何かのきっかけで復活してくれないだろうか?



コメント (2)
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