黄金週間の肝は五月五日の端午の節句のハズだが、筆者のTLには一向に男子ネタが揚がってこない。これは一体何故?とググってみて驚愕の事実が判明した。
mixiニュースアクセスランキング(2014年04月26日)
1位 中川翔子 2歳下ヒーローと交際♀
2位 元モー娘。吉澤と小川がキス♀
3位 工藤静香がショートヘア姿披露♀
4位 ここが嫌 母親のイラつく言動♀
5位 SP番組で「いいとも!」復活?
6位 ラムちゃん新フィギュアに賛否♀
7位 からあげフェス 26日から開催
8位 「卵子の老化」響く夫婦の慟哭♀
お分かりのように、♀マークはすべて女子ネタ(8位は女性の不妊治療について)。5位はTVネタ、7位は食ネタだから、ランキングに男子ネタはゼロである。即ち、GWだろうがこどもの日だろうが、世間一般の関心はもっぱら女子に集中しているという事実。戒厳令下に寿司以外に大した成果の無かった某国大統領が去った後の解放感に浮かれているとはいえ、日本国民の大半が男子に興味を示さない現状は、消費税増税に次ぐアベノミクスの重大な失策ではなかろうか?少子化で若年労働者人口が減少し、外食産業が人手不足で苦境に陥っている現在、派手な話題性のある男子の育成が急務であることは間違いない。
まあそれは御上に任せるとして、上記のマーケティングリサーチ結果により、常日頃から女子ネタを大量投下し、地下音楽を愛好する読者の洗脳に精を出してきた当ブログの正当性が証明された訳である。この路線をさらに強化する為に、大手を振って女子バンド特集第三弾をドロップすることにしよう。
●キノコホテル
ジュリエッタ霧島加入後初のオリジナル・アルバム『マリアンヌの呪縛』をGW後5月14日にリリースする菌糸類女子バン、キノコホテル。ジャケットに写るのは、本物の蛇(ジャングルカーペット・パイソン)を巻きつけたマリアンヌ東雲。PV曲は全裸の男性がキーボード・スタンドやマイクスタンドになるというまるで「家畜人ヤプー」の世界を思わせるシーンや、生肉が飛び散ったりとホラー映画さながらのシーンもある。蛇と絡み合うマリアンヌと緊縛マリアンニャに胞子は昇天するばかり。実演会映像には大雪の中わずか数十人のオーディエンスの前で敢行された新代田FEVERでのエレクトリック・プルーンズ・サポート映像を含む。
●きゃりーぱみゅぱみゅ
9thシングル「ファミリーパーティー」は映画『クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』のテーマ曲。映画のコンセプトに合わせて「家族の絆」をテーマにしたWKTK(ワクテカ)なエレクトロチューン。お子様マーケティングに定評のあるKPP印だけに、オリコン初登場2位と自己最高位をマーク。レコードストアデイに限定リリースされた「にんじゃりばんばん」7インチシングルを求めて、幼児連れのファミリー層がレコード屋に並ぶ珍現象を巻き起こした。最近テレビ出演時に割と普通のワンピースを着ていて驚いたが、そろそろ年齢的に奇天烈路線からの脱却を図っているのかもしれない。
●中川翔子1985年5月5日(28歳)
レベル29からのロマンス報道がアクセスランキングNo.1と話題沸騰中のしょこたんの3年半ぶりの4thアルバム『9lives』。「A cat has nine lives. 猫に九生あり」という諺に因むだけあり、ネコ愛全開のラヴアルバム。一般から公募したネコ写真&動画満載のPVに「ネコ愛転じてリア充」の秘密が隠されていると目され、某理研を辞任した科学者に鑑定依頼中(USO)。
●中ノ森文子1985年4月4日(29歳)
しょこたんと同学年。SCANDAL以前の女子バンではチャットモンチーの次に推してた中ノ森BANDのボーカルAYAKOこと中ノ森文子がソロでメジャー・デビュー。福岡出身しゃがれ系ボーカルを武器に女子ロックのど真ん中を突き進む。雑誌モデルもこなすキュートなルックスも強力。曲名から♪ゲッゲッゲッザグローリッ!♪という30年前のパンクアンセムを思い出してしまうおっさん殺しチューン。
●シシドカフカ1985年6月23日(28歳)
こちらも同年齢。本名・宍戸佑名。自慢の長身を活かしモデルとしても活動するドラム女子の急先鋒。オールナイトニッポンなど音楽以外の活動には接していないが、自信満々の歌詞や毎回強い女を演じるPVから伺えるように、花粉症以外には非の打ちどころの無いパーフェクトネスが何だか近寄り難いオーラを放つ。
●黒木渚
昨年メジャー・デビュー時にはバンド名でマリアンヌ東雲風の片目ヘアスタイルだった「黒木渚」は、現在は金髪に変えてソロ歌手として活動する。今年4月にデビュー・アルバム『標本箱』をリリース。しょこたんや中ノ森よりも5歳は若い筈だが、キリッとした横顔やジャンヌ・ダルクのようなPVは貫禄ありあり。
●パスピエ
2012年きゃりーぱみゅぱみゅと同じunBORDEからメジャー・デビューした印象派バンド。昨年の1stアルバム『演出家出演』に続く2ndアルバム『幕の内ISM』を2014年6月リリース。先行シングルを聞く限りでは、ポスト相対性理論から脱皮したロッカホリック&ボカロチックなサウンドになっている。
●ふぇのたす
ナンバタタン(南波志帆)や寺嶋由芙に楽曲を提供し、注目を浴びるヤマモトショウ率いるスウィート系音楽グループ、ふぇのたすが前作『2013ねん、なつ』より約10カ月ぶり、通算2枚目のミニ・アルバム『胸キュン'14』をGW明け5月14日にリリース。新曲はまだ公開されていないが、ライヴでお馴染みの曲が多く楽しい内容間違いない。先月公開されたC-C-B.のカバー曲は見事にふぇのたす色に染まっている。
女子ばかり
追いかけていたら
面白い
GW男子ではこの男に注目。
●マヒトゥ・ザ・ピーポー
GEZANのヴォーカル/ギターのマヒトゥ・ザ・ピーポー2dソロ・アルバム『POPCOCOON』はイマドキ女子の高い支持を得ながら、性別国籍年齢関係なく絶賛アピール中毒。4月上旬から始まったレコ発ツアーのラストランがGWに京都・大阪・東京で開催。心が震える時間を共有したければぜひ。
マヒトゥ・ザ・ピーポー『POPCOCOON』発売記念ツアー
5月3日(土) 京都 拾得
5月4日(日) タワーレコード梅田NU茶屋町店(インストアライヴ)
5月8日(木) 渋谷7th FLOOR