【クリトリック・リス prezents 栗貴族】
出演 クリトリック・リス、寺嶋由芙 、藤岡みなみ&ザ・モローンズ
下ネタのナポレオン、クリトリック・リス(CLITORIC RIS)初の東京自主企画。女子力の高すぎる対バンイベントに満場の観客は男子率80%。パフォーマンスもフロアも120%熱くて濃いライヴ現場と化した。
●藤岡みなみ&ザ・モローンズ
パンダ好きの女子タレントにしてシンガー藤岡みなみ率いる3人組(+サポートドラム)、キャッチコピーは、「中央線に乗ってきみの街へ!藤岡みなみ&ザ・モローンズ参上!日本のインド高円寺から、ちょっとおちゃめな3人組がデビュウ!。まさにこの日デビューミニアルバム『はじき』がリリースされたばかり。テレビ生出演のオファーを蹴って先に決まった栗貴族に出るという律儀さが潔い。キャチー&ポッピー女子ロックに、ウィスパーゆるふわヴォーカルと勝ち気なMCにギャップ萌え。愛を誓った相手(えいたそ)に心の中で詫びながら、甘い誘惑に身を任せるしかなかった。
1.脱水少女
2.おねがい徒歩圏内
3.同じマンション
4.ウインクキラー
5.スリーコードの大冒険
6.どうすりゃいいぜ
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●寺嶋由芙
真面目なアイドルゆっふぃーは5月20日のメジャーデビューへ向けてテンション高め。フランス人形ひらひらドレスは、チェック柄制服/ミニスカ&ヘソ出し/パンチラコスプレ主流の現アイドル界には異彩を放つ。水を飲む時後ろを向く仕草ひとつで男を落とす、生まれながらのアイドル気質で、数十人のヲタの燃え滾るコールに微笑みで対峙する対自核オーラは、カリスマロッカーにも負けやしない。新曲お披露目は3/29とのこと。
1.だいすき
MC
2.80デニールの恋
3.初恋のシルエット
4.猫になりたい!
MC
5.好きがはじまる
6.好きがこぼれる
⇒公式サイト
●クリトリック・リス
場末のライヴハウスで何度か観た栗トリック栗鼠はスギム45歳のワンマンスカムユニット。一度観たら忘れられない強烈なパフォーマンスと自虐ネタギャグの中の哀しさにシンパシーを感じて泣き笑い。二度観るのは忍びない気もしないではない。ところが観る度に現場のテンションが高まって行く。記念すべき自主企画のこの日は、始まる前からフロアの前半分が一斉に腕振り上げて主に頭髪に関する罵声を浴びせるハイテンションに。女子バンとアイドルを対バンに起用したスギムの狙いは、敢てアウェーな状況を創り出し、最後に爆発を起こす結果になった。客席乱入・観客巻き込みで観る観られるの一歩通行な関係性をぶち破る、真の共感ロッカーぶりに心から喝采を送りたい。歌やラップに気を取られがちだが、バックトラックの完成度は、デジパンクの超進化形。
1.萌えるゴミの日
2.バーブラックナイト
3.ライス&ライス
4.その時、俺は
5.陽の当たらぬ部屋
6.ロングヘアーファットボーイ
7.最低な男
8.ゾンビ
9.思い出のカラオケBOX
10.くまのアーノルド
11.バンドマンの女
アンコール
12.阿部ちゃん
12. don't look back in anger(oasis)
⇒公式サイト
テレビでは
観れない凄さ
魅せてくれ
拡大せんといて