A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

Drop's@東京キネマ倶楽部/灰野敬二+狩俣道夫+森重靖宗@Bar Isshee 2015.3.27(fri)

2015年03月30日 00時28分45秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


Drop's Presents SHOWCASE LIVE TOUR

2ndEP「さらば青春」が12月3日にリリースされるのに先立ち、Drop'sが<SHOWCASE LIVE TOUR>を2015年春に東京・大阪・札幌で開催することを発表した。<Drop's Presents SHOWCASE LIVE TOUR>と題された今回の企画は、完全招待制・入場無料で行われるもので、招待券は2nd EP「さらば青春」の初回限定仕様分に封入されている応募用のシリアルナンバーを獲得したのち、専用フォームから必要事項とともに応募すればOKだ。抽選のもと「優先入場招待券」としてプレゼントされる。(Barksニュースより)



2013年初頭に存在を知って以来応援し続けてきたDrop'sだが、イベントやインストアライヴは何度か見たが、ワンマンは初めて。とっくに二十歳を過ぎプロミュージシャンとして活躍している彼女達にたいへん失礼とは思うが、「札幌の女子高生ブルースバンド」というかつてのキャッチフレーズが未だに筆者の心に染み付いていて、ライヴを観れるだけでラッキー、ましてやワンマン公演など恐れ多い、という処女崇拝に似た気持ちがあるのは嘘ではない。それ故キノコホテル、アーバンギャルド、八十八ヶ所巡礼など数々の推しバンドのライヴを経験した鶯谷の魅惑的な会場に於ける今回の無銭ライヴは、CD購入に対する正当な対価ということもあり、ワンマン初体験には絶好の機会であった。



オヤジ好みのブルース・ロックを標榜するだけあり、前列を占めるコアファンは年齢層高めの男性メイン。かく言う筆者も最前を取ったので後列のオーディエンスの様相は知り得なかったが、キノコホテルに近いノリを感じた。キネマ倶楽部の売りのステージ下手2Fテラスをさりげなく活用した以外ステージ進行には一切演出はないが、数曲毎に行うチューニングや朴訥としたMCに伺える、音楽好き・楽器好き女子のひたむきな姿勢が好感度大。演奏中に見せない笑顔が、曲間に弾ける一瞬が春の曙光のように眩しい。歌唱力・演奏力の高さ、心に染みる歌詞とメロディー、ロケンローへの憧れと愛情。素直な気持ちをストレートに発散できる「今ここにあるロケンロー(R&R Right Now)」ならではのキラメキに心奪われた一夜だった。



Set List
01.太陽
02.泥んこベイビー
03.メトロ・ランデブー
04.ダンス・ダンス・ブラックホール
05.恋は春色
06.カルーセル・ワルツ
07.テキサスの雨
08.ちっちゃな時から
09.天使の雲
10.ドラキュラ・サマー
11.アイスクリームシアター
12.JET SPARK
13.さらば青春
14.未来
15.コール・ミー
EN1.ためいき
EN2.ウォーキン
WE.かもめのBaby

▼4枚同時会場限定発売のアナログ盤は思い切った買い物だったが、ファンだけでなくメンバーにとっても一生の宝物に違いない。


アナログ盤
重みが嬉しい
宝物



灰野敬二 with 狩俣道夫 & 森重靖宗

千駄木に移転したBar Issheeに灰野が初登場。長年のパートナー狩俣と初共演のチェリスト森重とのトリオ演奏。灰野はパーカッション(OTO、タラブッカ等)、フルート、ヴォイス等、狩俣はオーボエ、フルート、ヴォイス等。アコースティックに徹した室内楽的アプローチは、静寂に近づくが故に剥き身の魂の交歓を色濃く感じた。このユニットの今後の進化を楽しみにしたい。



コメント
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