八+八祭~大安ナイト~
八十八ヶ所巡礼
【OA】スキッツォイドマン
8月8日と8月18日は八八の日として、新宿ロフトで八十八ヶ所巡礼のイベントが開催されることが、地下ロック欲望愛好家の間で常識となっている。同日に新作CDが発売されるのは結成以来の御約束。昨年同様、8月8日の八×八祭(はちかけるはちないと)はスルーして、8月18日の八+八祭(はちたすはちまつり)に参戦した。今年は両日「大安」に当たる眞にお目出度い夜になった。
●スキッツォイドマン
どうも、皆様こんばんわ。地獄スーパーバンド『スキッツォイドマン』です。鬼と悪魔貴族と死体からなるクールな3人組です。パンクとジャズのWパンチで皆様を地獄にさらいにやってまいりました。合言葉は『好き好き大好きスキッツォイドマン』です。
八八に通じる変態バンド。バンド名からプログレをイメージするが、むしろクランプスと人間椅子が六本木のジャズクラブに出演したような洒落たトリオだった。地獄から来たオカマで故人のベーシストと、クールで無口なギター&ドラムの設定は、八八ファンのサブカル女子にも程よく受けて、気持ちの良い30分だった。ジャジーなシティポップスが結構ハマるのは、相当なテクニシャンだからかもしれない。
⇒スキッツォイドマン公式サイト
●八十八ヶ所巡礼
二十一世紀、江戸にて集結。 マーガレット廣井(Ba.と歌と主犯格) Katzuya Shimizu(Gt.と参謀と演技指導) 賢三(Dr.と極道と含み笑い) ※ニューアルバム 『日本』(PPR-1013) 2015年8月18日発売!
SEがファラオ・サンダースのスピリチュアル・ジャズではなく、フィリップ・グラス風のミニマル・ミュージックになっていた。幕が上がるとKatzuya Shimizuがピアノとシンセをプレイ。芸達者なところを見せる。本日発売の新作CD『日本』からの新曲とお馴染みの人気曲を交えて怒涛のプレイが火花を散らす。新曲は意外に変拍子の少ないロックっぽいナンバーが多いように感じたが、力でねじ伏せるライヴではなく、アルバムを聴いたらどうだろうか。CDを聴くのが楽しみだったが、終演後の物販では品切れ。会場限定DVDを購入した。
⇒八十八ヶ所巡礼公式サイト
先勝友引
先負仏滅
大安赤口
参考音源:
King Crimson - 21st Century Schizoid Man - BBC session (1969) HQ
スキッツォイドマンの元ネタはこれかも。
ゆらゆら帝国 / 太陽のうそつき(1992年)
「憎しみに満ちた歌」と言って八八がカヴァーした。
タワーレコード札幌ピヴォ店