A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

白波多カミン/クウチュウ戦/never young beach@渋谷O-nest 2015.8.27(thu)

2015年08月29日 01時01分38秒 | ロッケンロール万歳!


CINRA presents 『exPoP!!!!! volume80』

LINEUP
クウチュウ戦
白波多カミン with Placebo Foxes
never young beach
The Wisely Brothers

INFORMATION
OPEN: 18:30 / START: 19:00
※入場無料!!!(2ドリンク別)

exPoP!!!!!は、カルチャーニュースサイト『CINRA.NET』を運営しているCINRAが開催している入場無料の音楽イベントです。「ライブハウス」という、足を運ばない方にとってはちょっと行きづらい場所の魅力や、そこで活動する多くのアーティストたちの表現を生で体感して頂きたいと思い、2007年10月より入場無料でイベントを開催しています。

こうした「場」や「アーティスト」の魅力は、メディアではなく、人が人に口コミで伝えていくことで着実に広まっていくと思います。もし「面白かった!」と思って頂けたら、是非また、ご友人などを連れて、exPoP!!!!!へ遊びにきてください。


2週間前にCINRAのメルマガで白波多カミンの名前を見てオオッと申し込んだきり忘れかけていた。カレンダーのメモを見て思い出し、他に誰が出るのかとググってみたら、先日InterFMで聴いて気になっていたクウチュウ戦。これは美味しい!とO-nestへ向かった。会場に着いたら最初の出演のThe Wisely Brothersが丁度終わったところだった。20~30代中心にサラリーマン風も混じり満員盛況。

●白波多カミン with Placebo Foxes


「元初音階段」と書いたら怒るかもしれないが、初めて観たのが似合い過ぎる初音ミク・コスプレ姿だから仕方ない。JOJO広重との親子以上恋人未満の微笑ましい図と非常階段とタイマン張る破天荒パフォーマンスが印象に残るが、その後に知った凛としたソロ・シンガーとしての神通力は、あどけない容姿を超えた魅力がある。そのカミンが結成したロックバンドは、ダイナミズムとシャープネスを兼ね備え、言葉の力を二乗する。特にギター・プレイと顔の表情がシンクロするギタリストのエモいフレーズが、クールなカミンの歌と好対照で面白い。大森靖子&ピンクトカレフを戸川純とヤプーズとするなら、白波多カミン with Placebo FoxesにはPHEWが在籍したアーント・サリーの香りがした。


公式サイト

●クウチュウ戦


挑発的なアーティスト写真に偽りはない、プログレ歌謡の異彩バンド。最初から何拍子か数えられないリフの応酬。キーボーディストはリズムと無関係にヘドバン&ジャンプを繰り返す。Bo Ningen風女装ベーシストもかなりのテクニシャン。歌が始まると突然ムード歌謡に変化する。前川清よりも尾崎紀世彦。西城秀樹よりも郷ひろみ。歌の切れ目に意味なく変拍子のキメ。初めて聴くと置いてけぼりを喰らうが、筆者的にはかなり好物。歌のバックに「青い影」や「サテンの夜」や「墓碑銘(エピタフ)」のような大袈裟なストリングスやメロトロンを入れたらもっと泣けるだろう。サイケな牛久大仏の話も良かった。


公式サイト

●never young beach


バンド名だけだと青春パンクっぽいが、出てきたメンバーはちょっとレトロな昭和フォーク風。「西海岸のはっぴいえんど」と呼ばれているそうだが、筆者的には「サニー・デイ・サービスをバックに歌うつのだひろ」。以前何処かで書いたが「南方志向はロックの敗北」と信奉する偏向愛好家の筆者にとって、レゲエや沖縄民謡やレイドバックはロックじゃない。それに比べてこのバンドは、民俗音楽化しておらず、ユルいけれどタルんではいない、ギリギリのところでロックンロールしている希有な存在である。「地球って本当に素晴らしい」「みんな幸せになればいい」というポジティヴヴァイブレーションがクセになりそう。


公式サイト

新羅には
森羅万象
信頼感

余計なお世話を焼かせていただきます。

白波多カミン♥aunt sally-ラストライブ


クウチュウ戦♥The Moody Blues - Nights In White Satin


ネバーヤングビーチ♥つのだひろとスペースバンド - メリージェーン
コメント
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