A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【NYハードコアジャズ最前線】クリス・ピッツイオコス11月度最新動画4連発!!!

2015年11月12日 02時45分26秒 | 素晴らしき変態音楽




NYハードコア・ジャズ・シーンの活況ぶりは相変わらず注目に値する。US音楽コラム『Jazz Right Now』ではブルックリンで夜な夜な開催される刺激的なライヴの数々がレポートされるし、YouTubeに投稿されるライヴ動画の数は増える一方である。1年前は余り知られることのなかったNYシーンの情報がネットやSNSで拡散されるようになり、決して数は多くないが、良心的なCDショップでNYの知られざるミュージシャンの作品が販売されるようになった。その中でも、筆者のNYハードコア・ジャズの案内役である1990年生まれのアルトサックス奏者、クリス・ピッツイオコスの八面六臂の活躍は凄まじい。2015年も残すところ2ヶ月に突入した11月の第一週の彼のライヴアクションを証明する動画が連続アップされた。夜ごと様々な共演者と素晴らしい演奏を繰り広げるピッツイオコスの姿に、創造の神神の微笑みを垣間見ることが出来るに違いない。

11月1日(日)
Nate Wooley / Paul Lytton / Chris Pitsiokos - at JACK, Brooklyn


Nate Wooley - trumpet
Chris Pitsiokos - alto saxophone
Paul Lytton - drums

英国即興ジャズ界のベテラン・ドラマー、ポール・リットン(1947年生)と、NY即興シーンでピーター・エヴァンスと並び称されるトランペット奏者ネイト・ウーリー(1974年生)と共演。三代に亘るジェネレーション・ミクスチャーが産み出す豊潤な香りに酔い痴れたい。

11月2日(月)
Chris Pitsiokos - solo alto saxophone - Downtown Music Gallery, NYC


ブルックリンで唯ひとつ創造的音楽作品の配給を一手に手がけるCDレコードショップ「ダウンタウン・ミュージック・ギャラリー」でのインストアライヴに出演。店員であると共に、創造活動の花形でもあるピッツイオコスの存在は、決して楽観できない小売店業界に於けるメシア(救世主)と言えるだろう。

11月4日(水)
Brandon Lopez & Chris Pitsiokos - Manhattan Inn, Brooklyn


Chris Pitsiokos - alto saxophone
Brandon Lopez - bass

傑出したベース奏者ブランドン・ロペスとのデュオ。ドラムレスの室内楽的な演奏を展開。この二人に巨漢ドラマーのタイショーン・ソウリーを加えたら、ピッツイオコスのもうひとつのトリオ「アンダーマイン・トリオ」になる。密度の濃い理知的なクロスプレイは、新世代の香りを運んでくれる。

11月5日(木)
Chris Pitsiokos Quartet - at Muchmore's, Brooklyn



Chris Pitsiokos - alto saxophone, compositions
Jaimie Branch - trumpet
Max Johnson - bass
Kevin Shea - drums

今年『ゴーディアン・トゥウェイン』で衝撃的なデビューを飾った「クリス・ピッツイオコス・トリオ」=ピッツイオコス(as)、マックス・ジョンソン(b)、ケヴィン・シェイ(ds)に、カナダ生まれのトランペット奏者ジェイミー・ブランチを加えたカルテット。演奏が進むにつれて激しい化学反応を起こし、オーネット・コールマンとドン・チェリーの姿が重なり合う。小柄ながら重厚な体格で吹き鳴らすペットの音は、何倍にも拡散され、創造性の宇宙へ肉迫して行く。

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