午前6時を回りました。
きょうもどんよりしたお天気です。
気温はプラス13度で、日中の最高気温25度の予想だ。
異常な暑さの本州を逃げ出したお金持ちの高齢者が、ご当地に次々やってくる季節でもあります。
写真は初夏に咲くバイカウツギ!? らしい…
さて、
本州の電力不足が続いております。
ひっ迫の一因は、ニッポンの西から東へ、電力の融通に制約があるためだそうです。
ようするに「2011年の東日本大震災後に指摘された東西を結ぶ送電線の脆弱さは依然解消されていない」というのだ。
日経新聞電子版が伝えております。
6月29日、中部、北陸、関西の3電力管内はいずれも8.3%の余裕があった。
数字上は中部、北陸、関西の3電力から融通できた。
東西を結ぶ連系線の容量次第では、東電の予備率をさらに改善できて、全国で5%以上を確保できた可能性がある。
…などと日経新聞は伝えております。
つまり、「東西を結ぶ連系線の容量」に問題があったのだ。
羽鳥モーニングショーで玉川徹さんご指摘のように、
「ヨーロッパでは国同士で電力の融通が容易にできるというのに、我がニッポン国では国内でもスムーズに電気が融通できない」異常事態が続いているのです。
そもそも、明治時代に電気がやってきた際、東日本はドイツ製の発電機で周波数は50Hz。
西日本はアメリカ製の発電機で周波数は60Hzだ。
それがいまも解消されないままというからおかしな話だ。
これって国の「安全保障上のリスク」ではないのかね???
そんなもんが、フクシマの事故を経ても旧態然と変わらず、それも東西の電力が容易に融通できない要因のひとつだとしたら、バカってことだ。
ですが周波数統一の可能性については「発電所の周辺機器を総取っ換えしなければならず、費用と時間の面から難しいのではないか」とのこと。
東西の周波数が違うという、おかしな状態は今後も延々と続くらしい。
街で空を見上げれば電線が網の目のように走るのがニッポン国。
後進国にありがちな風景だ。
一方、電線を地中化し、景観にも配慮しているのがヨーロッパ。
そんなことで、ニッポンの電力会社が電線地中化にカネをかけてこなかったのは明々白々。
ここは熱中症での死亡を減らすためにも、ここはまず「東西を結ぶ送電線の強化」って話だと思うけど、どうよそのあたり???