午前6時です。
薄曇りのお天気で気温はプラス16度。
きょうは曇り時々晴れのお天気、日中の最高気温26度だ。
少しじめじめしてますが、北海道らしい夏の1日になりそうです。
そんなきのうのこと、
中国の大手自動車メーカーBYDがニッポンで乗用EV(電気自動車)3種類を発売すると発表した。
これまで世界トップクラスの自動車販売を誇ったニッポンの自動車メーカーですが、いよいよ中国の本格攻勢にさらされるわけ。
そもそも、ガソリン車に比べて、圧倒的に簡単な構造とされるのがEVだ。
一方、ガソリン車は部品数が多く、中小の下請け企業が多数必要という、すそ野の広い産業だ。
だからニッポンの自動車メーカーはおいそれとEVにシフトできない事情もある。
とはいえ、いよいよ世界は本格的なEV時代。
これはニッポンの自動車メーカーが占めてきた世界シェアをひっくり返そうという動きの一環でもある。
去年のメーカー別EV販売台数によると、世界一はご存じイーロン・マスク氏が率いるアメリカ「テスラ社」
2位が今回のBYDで、ニッポンはトヨタが最高でなんと16位だ。
時価総額で世界の自動車産業のトップを続けたトヨタですが、2020年にテスラ社がこれを抜いた。
販売台数はトヨタの30分の1に過ぎないというのに…
豊田社長は「全部本気!」とテレビCMで申しておりますが、テスラは去年、EVを96万台売っており、BYDは59万台。
トヨタ自動車は11万台に止まる。
しかも、BYDはすでにニッポンの「EV バス」のシェアで7割も占めているそうだ。
2月には韓国の現代自動車もEVを引っ提げて12年ぶりにニッポン市場へ参入した。
ガソリン車やハイブリッド車で世界を席巻してきたニッポンの自動車メーカーですが、EVでは後塵を拝する。
世界に誇ったニッポンの自動車は、EVの登場で存亡の危機を迎えておる。
国が積極的にEV導入に動けないのは、自民党と経産省が自動車産業を支える中小零細企業をおもんばかってのことだろう。
だけど、いまは大転換点だ。
古い産業と会社はちゃんと潰す。
その一方、従業員はしっかり職業訓練して、新規産業に振り向ける。
これが北欧の国々で成功しているビジネスモデルだ。
あっちもこっちもがんじがらめのニッポン国では、この先さらに衰退の一途を辿る。
岸田さんよ、右派にそんたくして、評価の分かれる安倍さんの国葬なんぞしてる場合かよ!!
…と思うニセコのおぢだった。