午前5時半です。
西の空がどんよりしておりますが、あとは晴れ。
気温はプラス6度で、新緑も芽吹きだしたり濃くなったり。
よそよそ春風も吹いております。
さて、
ゴールデンウイークも終わって、いよいよ全国各地で高齢者のワクチン接種が本格的に始まります。
全国津々浦々の65歳以上には接種券が4月中に届いている。
写真は3月下旬、おぢに届いたワクチン接種券だ。
3月下旬ですから、ご当地の接種券到着はずいぶん早かった。
問題は、フツーの65歳以上がいつから接種できて、いつ終了するかだ。
実は、小さな町や村ほど、トットと接種が終わる。
先日、全国すべての市町村にワクチンが1箱届いた。
この1箱で1瓶5回接種で975回分だ。
1瓶6回接種の注射器なら1170回だけど、そんないい注射器は今んとこ届いていない。
お近くの真狩村は人口2000人ほどで、65歳以上の高齢者人口はこの半分で約1000人。
接種したくない人もいるでしょうから、最初の1箱で高齢者は1回目の接種がほぼ終了する。
もう1箱届けば、高齢者接種は終わる勘定だ。
村民すべての接種も、あと2箱あれば終了する。
ですが、ご当地倶知安町は人口が約1万5000人ほど。
このうち65歳以上は約3800人いる。
なので4箱ないと1回目の接種が終了しないのだ。
それでも4箱あれば高齢者は1回接種できるということ。
ところが大都会はこれがもっと、ややこしい。
例えば東京都江東区だ。
ここでは集団接種が5月16日から6月5日までの3週間で最大約2万6400人できるという。
なんだかすごい感じがする。
これ以外に区内180か所の医療機関の個別接種で、週3万回接種できる体制と江東区は申しております。
「ひぇ~すごい数」と一瞬思う。
ですが、集団接種の盲点は「最大」と謳っていること。
そして180か所の医療機関で週3万回というのも「体制を整える」と申していることだ。
ようするに「最大」「体制は整っている」けど、問題はというと、そんなにワクチンがぎょうさん外国から届くのか? って話なのだ。
この江東区には、65歳以上の高齢者が、なんと12万人も住んでいる。
体制としては16日から22日までの1週間で集団接種が8450人、それにプラス医療機関の3万人=3万8450人だ。
1週間で3万8450人ってことは、ワクチンが40箱もないとダメなのだ。
「そんなにたくさんのワクチンが、いっぺんに届くのか?」ってことでもある。
都会のあちこちでは、役場に行列が出来たり、予約で大混乱したりがニュースになる。
全国の6割の自治体では、7月末までの高齢者の接種完了はムリと申しておる。
翻って真狩村は、たった4箱あれば全村民の接種が終了する。
新型コロナウイルスのワクチン接種は、大都市ほど甘くないのだと申しておきましょう。
田舎に住んでてよかったワン!!
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