先週の日曜日、超・久しぶりに、ジオパーク研究会のフィールド勉強会に参加しました。
島内の広報誌に載せているので、会員ではない一般の方も参加されていました。

で、出発前に避難壕で、簡単な目的とコース説明がありました。
大島は島の真ん中に、過去の大きな噴火でできた「カルデラ」という大きな凹地がありますが…

複数の噴火でできた凹地なので、少しずつ円が重なったような、いびつな形になっています。
(赤い線の内側がカルデラ。伊豆大島火山地質図より)
カルデラを取り囲む崖は、ゆるいカーブを描いた垂直な崖になっていて一目で「カルデラ壁」だとわかる所もありますが、その後の噴火で溶岩に覆われたり、火山灰や小石が降り積もって、ほぼ消えてしまっている所もあります。
その「見えないカルデラ壁」の跡を辿ろう!というのが今回のテーマでした。

私にとって初めて訪れるコースでもあり、出発前からワクワクしていました😃
風はかなり強そうですが、雨の心配はなさそうです。
都道から細い道を中に入り、しばらく歩いてからみんなで「ペレの毛」さがし。

「ペレの毛」は、粘り気の少ない溶岩が空中で細く引き伸ばされてできるもので、火山灰の層と穴だらけの小石の層の境目で見つかります。
ありました!

かなり短毛!(笑)
キョン(小型の鹿)の骨も、落ちていました。

この辺りでは、所々でキョンの骨が見つかるそうです。
低木と黒い地面が混在する場所を歩いて、開けたところに出ました。

遠くに見える山の左端に、黒と緑に色分けされたような景色が見えます。
ジオ研事務局のT氏によると「下見で歩いたルートのGPSデータを、地質図に落としてみたが、黒と緑の境目が、見えないカルデラ壁と一致するのではないか」とのことです。
色がしっかり分かれているのは前から不思議でしたが、カルデラの内側と外側だからなのでしょうか?(今度、時間を見つけて、地面の様子を調べに行きたいです)
山を左手に見ながら進み、草が点在する場所にやってきました。

すると…
今まで平らだった地面に、溶岩の小山が現れました!

表面はゴツゴツで、何かが積もったようにも、下から溶けた状態でひび割れを作りながら出てきたようにも見えます。

う〜む…

過去にここで、ナニガオコッタノダロウ?
「たぶんここがカルデラ壁だと思うんですよね」とT氏。

そういえば、黒い小石が積もってできた地面に、溶岩が並んでいるような…
(写真は撮れていませんが(^◇^;))
溶岩に囲まれた通路や…

イグアナの頭みたいな岩が出てきて、気分は盛り上がります。

そして「カルデラ壁」と思われる場所よりやや内側(三原山寄り)に、突然2つの小山が現れました。
大きい方(高さ6〜7mぐらい?)と…

小さい方。(高さ3mぐらい?)

(目分量なので、正確な高さではないです(^◇^;))
両方とも、同じような形状の溶岩で覆われていました。

これは一体、何なんでしょう?
ハワイの写真絵本で「音もなく静かに赤々とした山が地面から盛り上がる」写真と文を見たことがありますが、これもそうやってできたのでしょうか?
過去に流れた溶岩の上に、その後の噴火で降ってきたものがつもり、さらにその上に植物が生えて、地形はどんどん変わっていきます。

わずかに残った証拠から過去の出来事を想像するのは、推理小説や難解なクイズに挑戦するような面白さがあります。正解が分からないこともあるので、さらにワクワクします。
「見えないカルデラの縁を探せ!」
楽しいフィールドワークでした😃
ジオパーク研究会は、ほとんどのフィールドワークを一般公開しています。
島内の方はもちろん、島外の方も参加できますので、機会がありましたらぜひご参加ください!
…と言いつつ、週末が多いため私はほとんど参加できませんが(^◇^;)
そして、いつもまとめ役をしてくているメンバーに感謝です。
(下見をして安全を確かめてから、企画してくれています😃)
(かな)
島内の広報誌に載せているので、会員ではない一般の方も参加されていました。

で、出発前に避難壕で、簡単な目的とコース説明がありました。
大島は島の真ん中に、過去の大きな噴火でできた「カルデラ」という大きな凹地がありますが…

複数の噴火でできた凹地なので、少しずつ円が重なったような、いびつな形になっています。
(赤い線の内側がカルデラ。伊豆大島火山地質図より)
カルデラを取り囲む崖は、ゆるいカーブを描いた垂直な崖になっていて一目で「カルデラ壁」だとわかる所もありますが、その後の噴火で溶岩に覆われたり、火山灰や小石が降り積もって、ほぼ消えてしまっている所もあります。
その「見えないカルデラ壁」の跡を辿ろう!というのが今回のテーマでした。

私にとって初めて訪れるコースでもあり、出発前からワクワクしていました😃
風はかなり強そうですが、雨の心配はなさそうです。
都道から細い道を中に入り、しばらく歩いてからみんなで「ペレの毛」さがし。

「ペレの毛」は、粘り気の少ない溶岩が空中で細く引き伸ばされてできるもので、火山灰の層と穴だらけの小石の層の境目で見つかります。
ありました!

かなり短毛!(笑)
キョン(小型の鹿)の骨も、落ちていました。

この辺りでは、所々でキョンの骨が見つかるそうです。
低木と黒い地面が混在する場所を歩いて、開けたところに出ました。

遠くに見える山の左端に、黒と緑に色分けされたような景色が見えます。
ジオ研事務局のT氏によると「下見で歩いたルートのGPSデータを、地質図に落としてみたが、黒と緑の境目が、見えないカルデラ壁と一致するのではないか」とのことです。
色がしっかり分かれているのは前から不思議でしたが、カルデラの内側と外側だからなのでしょうか?(今度、時間を見つけて、地面の様子を調べに行きたいです)
山を左手に見ながら進み、草が点在する場所にやってきました。

すると…
今まで平らだった地面に、溶岩の小山が現れました!

表面はゴツゴツで、何かが積もったようにも、下から溶けた状態でひび割れを作りながら出てきたようにも見えます。

う〜む…

過去にここで、ナニガオコッタノダロウ?
「たぶんここがカルデラ壁だと思うんですよね」とT氏。

そういえば、黒い小石が積もってできた地面に、溶岩が並んでいるような…
(写真は撮れていませんが(^◇^;))
溶岩に囲まれた通路や…

イグアナの頭みたいな岩が出てきて、気分は盛り上がります。

そして「カルデラ壁」と思われる場所よりやや内側(三原山寄り)に、突然2つの小山が現れました。
大きい方(高さ6〜7mぐらい?)と…

小さい方。(高さ3mぐらい?)

(目分量なので、正確な高さではないです(^◇^;))
両方とも、同じような形状の溶岩で覆われていました。

これは一体、何なんでしょう?
ハワイの写真絵本で「音もなく静かに赤々とした山が地面から盛り上がる」写真と文を見たことがありますが、これもそうやってできたのでしょうか?
過去に流れた溶岩の上に、その後の噴火で降ってきたものがつもり、さらにその上に植物が生えて、地形はどんどん変わっていきます。

わずかに残った証拠から過去の出来事を想像するのは、推理小説や難解なクイズに挑戦するような面白さがあります。正解が分からないこともあるので、さらにワクワクします。
「見えないカルデラの縁を探せ!」
楽しいフィールドワークでした😃
ジオパーク研究会は、ほとんどのフィールドワークを一般公開しています。
島内の方はもちろん、島外の方も参加できますので、機会がありましたらぜひご参加ください!
…と言いつつ、週末が多いため私はほとんど参加できませんが(^◇^;)
そして、いつもまとめ役をしてくているメンバーに感謝です。
(下見をして安全を確かめてから、企画してくれています😃)
(かな)