グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

オオシマザクラ物語(2022)

2022年04月15日 | 植物
毎年会いに行っている1986年溶岩流上のオオシマザクラ。
今年も4月11日(月)に、時間を作って行ってきました!

温泉ホテルから坂を下っていくと、眼下に白い花がたくさん咲いているのが見えました。

2本が捻れあいながら成長している桜も満開!

この状況であれば、目的の桜も咲いているはずです。


目的地へ向かう途中に生えている別のオオシマザクラ。

3年連続で葉を毛虫に食べ尽くされて、2年連続で花をつけられなかったのですが今年は?

葉の数が激減し、ますます弱った感じでした😅

目的地に到着。

1年ぶりに再会する友人(のような存在のオオシマザクラ)が、無事にシャンと立っているのを見て安心しました。

でも、なにか花が少ないような…?

数を数えたら、蕾と花を合わせて、7個しか見つかりませんでした!
昨年は、40個以上の花と蕾が見つかったのに…。どうしたのでしょうか?(昨年のブログはこちら

さらにスケールで樹高を測ったら、190cm!
昨年は、210cmだったので、低くなっています!
身長(樹高)が低くなって、花も少なくなるってどういうことでしょう?
強風の日が多かった?
雪が降って寒かった?
それとも他に何か大変なことがあったのでしょうか??

そしてこの日も、相変わらずゴォ〜!と強風が吹き付けて、花も葉も絶え間なく揺れ続けていました。

葉はみんな、同じ方向(風下側)に向かって生えていました。

まるで風になびく鯉のぼりみたいでした。

こうやって風の抵抗を受けないようにしないと、いつも風が強いこの場所では生きていけないですものね。
野生の桜が生きていくのは、本当に大変だなぁ〜と思います。

最後に、来年も互いに無事で再会できることを祈りつつ、桜と一緒に記念写真を撮りました。

「でも靴って何だかなぁ〜」と思った時、良いものがあるのを思い出しました!

78年前の有珠山噴火でできた溶岩ドーム「昭和新山」の麓で行われる雪合戦の軍手でピース!

軍手のイボイボと、ガサガサゴツゴツの溶岩がちょうど良い具合で、強風にも飛ばされませんでした(笑)

がんばれオオシマザクラ❣️
来年まで元気でね〜💖

(かな)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする