グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

豊かな時間

2024年02月11日 | ツアー
昨日、視覚障害のあるお客様二人&同行の方一人とで、裏砂漠まで歩いてきました。

椿の花の蜜を舐め

幹に触って、椿を体感❤️


足元の穴だらけの石は

かつては「泡の入った溶けた岩」だったことを、想像しながら撫でてみました😄

お客様は杖を使って、森の木の高さを確認。

そうか! こうすれば、目視よりも正確に樹高を測れますね!!(今度私もやってみよう!)

お客様の表現力が新鮮で、なんども立ち止まりました。
たとえば、足元の土がぬかるんでいる場所では、「水溶き片栗粉みたい」

マグマの飛沫が積もった場所は、「パン粉みたい」

オオバヤシャブシの雄花のツボミは、「指みたい」などなど。

(面白かったので、指と一緒に撮影🤣)

サルトリイバラのツルが這い回っている場所では

「針金みたい」という感想に、大いに共感しながら、みんなで触りまくりました。

😄

森の中のヒサカキの葉と

溶岩地帯に生えているヒサカキの葉に触って

溶岩地帯の方が、「薄くてまだ若い感じ」と、鋭い観察力を発揮されていました!

噴火後の大地に、いち早く生えてくるハチジョウイタドリ。

風に飛ぶ「翼」を持っているハート型の種子を紹介したかったのですが

軽くて小さいので、触って確認するのは少し難易度が高かったです。

足場の悪いところもある道を、せっせと歩いて、2時間弱で裏砂漠に到着!

風を感じた後は、みんなで「マグマの飛沫の上の寝心地」を楽しみました。

😄

色々お話ししながら歩いたら、お客様のうちのお一人は、なんと東京・浜松町にある「対話の森」のスタッフをされている方でした。
3年前に私自身が体験し、「光のない世界」がとても豊かであることを知って、感動したのでした。(その時のブログはこちら

そして昨日も、とても素敵な時間を、お客様と一緒に過ごすことができました。
幸せな時間の共有を、ありがとうございました!

(かな)
コメント
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